レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2016/07訪問 2016/07/19
Des Angesでランチの次は、人気店のこちらを訪問。実はこの日の本命はこちら、バニラビーンズさんの方です(^^ゞ
こちらのお店の由来については、多くの先行レビュアーの方々が書かれているので省略しますm(__)m
入店して左半分はショップのスペースで右半分がカフェ。スタッフの方からカフェ利用ですかと聞かれ、カフェスペースに案内されます。このスタッフの方々が畏まり過ぎてはおらず、常に笑顔を絶やさずといったスタンスで、ホスピタリティに徹している感があって、とにかく接客が素晴らしい♪
さて、注文したのは、ショコラッペ・バナーヌ648円。
ショコラッペとは、ショコラとフラッペを掛け合わせた言葉ですが、氷は基本滑らかな中に、ざらめ程度の大きさのクラッシュアイスも散りばめられたバランス。氷部分のショコラは濃厚さがありながらもとても品良く綺麗に仕上がっており、ミントを彷彿とさせる清涼感がアタックから余韻に至るまで横たわっています。ホイップクリームはとてもエレガントなまとまり。ソースはダークなショコラとバナーヌ。ショコラとバナーヌと言えば王道の組み合せですが、ショコラのダークさも、ビター度を制御しているので険しくありません。底にキャラメルのソースが沈んでいますが、これはテイスト上でふくよかさを加味する役割を果たしていて、この1品は全体として、寸分の隙もなく完成されている印象。
ごちそうさまでした(^^)
3位
1回
2016/04訪問 2016/05/01
今年のゴールデンウイークは、京都、奈良を2泊して来ました。京都、奈良を旅するのはいつものことなのですが、ゴールデンウイークに足を運ぶのは久し振り。というのも、えらく混むから今まで敢えて外してたんですよね~(^-^;
ま、それはさておき、新幹線を京都駅で降りたら、普段であればホテルに荷物を預けるのがお決まりの行動パターンなのですが、今回はすぐに改札を出ずにコンコース内の宝泉さんへ。まさかこの場所にお店を出しているとは、食べログ検索するまで全く気付かなかったですね(^^ゞ
さて、さきにゴールデンウイークと書きましたが、実際この日は最初の三連休前の木曜日に休暇を取って前倒しで出掛けたこともあってか、店内はガラガラ。
注文したのは、丹波白小豆ぜんざい1080円。
5分ほどお待ち頂きますが大丈夫ですか?とのことだったのですが、こちらは全くもって大丈夫(^-^)v
そして供されたぜんざい、白小豆のテイストが端正に立ちあがって来て、ほんのりとした甘味の品の良さも特筆もの。餅も香ばしく、下手な店の餅みたいにねちょ~っと伸びることなくまとまりがよい。
ごちそうさまでした(^^) では、これから行動開始(@^^)/~~~
4位
1回
2016/04訪問 2016/05/08
2016年4月再訪。
今回も1900円のMenu Aを。対する飲み物は、グラスワインの白880円を1杯と赤900円を2杯(税別)。グラスワインの白はエチケットが良く分からなかったですが、スペインのもの。赤はブルガリアのPetit Eniraでした。なお、内容がかぶるので、今回分のパン、コーヒー、マンゴーのエスプーマの写真は割愛させて頂きます。
スープ
他に前菜も2種類あったのですが、自分的にはシェフのスープがお気に入りなので、今回もスープで。この日は春キャベツとふぐの白子のポタージュでした。春キャベツはピューレになってスープに溶け込んでいます。白子のまったり感がクリーミーなスープと良く合いますね。
メイン
今回も肉で行きました。フランス産鴨のロースト。ナイフとフォークで切り分けるのかなぁと思ってたら、エマンセされて供されました。感謝♪ ソースは赤ワインソースにセージをあしらったもので、前回同様、このハーブの癖は抑えてありました。ガルニチュールに蕨や筍が使われているところが、日本の春ですね。
デザート
1皿目は前回同様、マンゴーのエスプーマ。2皿目はバナナのスフレとグレープフルーツのムース。ムースはシトラス感が綺麗に出ています。
--------------------以下は2011年12月のレビュー--------------------
通りにお店の大きな黒板が出ており、ビルの1階の細い通路を入っていくと、奥に入口があります。
テーブル席が数席とカウンター席が4席という小さな店内。シェフの目の届く範囲でやられているといった感じです。
サービスは、主に女性スタッフ1名が担当されていますが、時々若い見習いさんもサービスに回られます。
ランチの価格設定は3種類。
Menu A 本日のランチ1900円
Menu B ランチコース2700円
Menu C おまかせ4500円
この日は本日のランチ1900円(オードブル又はスープ、肉料理又は魚料理、デセール(2皿)、パン、コーヒー又は紅茶)をオーダーしました。プリフィクスで、サービスの女性がオードブル、スープとメインが書かれた黒板を持って来てくださいます。選んだのは、広島産牡蠣入りカリフラワーのポタージュと、蝦夷鹿のロースト、セージとグリーンペッパーのソース。
広島産牡蠣入りカリフラワーのポタージュ
ブラックペッパーとパプリカで彩りを添えています。牡蠣はソテーされているので生臭さが消え、磯の香りを上手く表現していますね。カリフラワーの柔らかい風味がしっかりと生クリームの濃厚なスープに乗っています。外が寒かったので、温かいスープは嬉しい限り。
蝦夷鹿のロースト、セージとグリーンペッパーのソース
セージというと、ややもすると薬っぽい印象が出てしまいがちですが、このハーブの癖の部分は抑えられ、ここにグリーンペッパーのアクセントが入り、鹿肉の心地良い旨味とよく合います。
デセール
マンゴーのエスプーマ
まるでスパークリングワインを食べているかのような、しゅわしゅわと面白い食感。
林檎とヨーグルトのムース さんふじのせ バナナのスフレ
ムースは林檎、ヨーグルトという、どちらも酸の目立つ食材を使いながら、酸を感じさせず、クリーミーで優しい仕上がり。
対してスフレはバナナのこくで食べさせる一品。
グラスワインは白、赤2種類ずつ。それぞれフランス産とスペイン産。どちらにしますかと言われれば、それはフランス産の方に手が伸びてしまいますね(^^ゞ
白はル・ジェ・ド・シャトー・ギロー(950円)
シェフが直々にサーヴしてくださいました(感謝!)。貴腐ワインで有名なソーテルヌのシャトー・ギローが造る辛口です。シブレットやグレープフルーツのような香りがあり、しっかりとした豊かな風味を持つワイン。
赤はギガルのコート・デュ・ローヌ(950円)
赤い果実味に溢れ、スパイシー。グルナッシュもそこそこ使われてますかね?
1900円でこの内容は、十分満足出来るものだと思いました。
5位
1回
2016/10訪問 2016/11/05
2016年10月再訪。
今回の注文は紋甲イカと長芋の塩味炒め1000円。素材の取り合わせも面白く、シンプルな塩味にすることによって、イカの甘味が上手く引き出されています。そういえば前回レビュー時は、関内勤務ぢゃなかったな(^^ゞ
-------------------以下は2014年9月のレビュー--------------------
下の初回レビュー後も、関内勤務時代は良く利用していましたが、久し振りに訪問してみて、相変わらず質の高い料理だなぁと実感(^^)
今回は、夏季限定冷やし担々麺950円を注文しました。高菜ご飯付き。
冷やし担々麺
見た目は辣油が辛そうですが、さほどではなく、むしろあっさりとした胡麻スープと相まって、スープとしてはまろやか。麺はコシがあり、つるりとした喉越しの中細。挽肉よりも、野菜のしゃきしゃきしたフレッシュな食感を楽しむ料理です。
高菜ご飯
量は丼4分の1くらい。もちろん高菜も活躍していますが、美味なザーサイももう1つの主役。割と直球勝負なご飯もの。
--------------------以下は2011年3月のレビュー--------------------
昼にお邪魔しました。
店内はテーブル席のみで、扉で仕切って個室を造れるようになっています。
明るい雰囲気の女性がサービスを担当しており、席に案内されるとジャスミン茶とおしぼりが出されます。
ライス、スープ、お新香がついて950円です。
今回は豚タンのワイン煮込み、シノワスタイルを注文しました。器も盛り付けもフレンチの趣で、赤ワインソースにはトウチも使われていており、まさに中華とフレンチの融合といった感じです。タンは箸で千切れる程ではありませんが、柔らかく煮込んでありました。
スープはコーンスープでしたが、旨味のよく出た、雑味を感じない仕上がりです。
また、ザーサイは、店によっては塩分や辛味がきつかったりすることもありますが、こちらは適度な加減で、こうしたところにも手抜きがありません。
通い続けてあれこれメニューを試してみたいお店です。
6位
1回
2016/07訪問 2016/07/11
今回、谷中をぶらついたのですが、パティシエ イナムラショウゾウさんが臨時休業だったので、谷中霊園を突っ切ってこちらのショコラティエイナムラショウゾウさんを訪問。久し振りにパティシエイナムラショウゾウさんを訪問したかったのでちょっと残念(:_;)
それはともかく、こちらショコラティエさんの方は、雰囲気もすこぶるオサレ。カフェスペースも良さげだったんだけど、まあ、でも今回はテイクアウトするかな(^^ゞ
ということで、購入したのはドームショコラ570円と涙のしずく580円。自宅に持ち帰って実食です。
ドームショコラ
いずれのケーキも先行レビュアーの方々に語り尽されている感があるので詳細は述べませんが、ショコラのムースとヘーゼルナッツのクリームが上手くハーモニーを織りなしていますね。このヘーゼルナッツのクリームが核になっていて、チェリーのコンポートがテイスト上のメリハリを付けていると思いました・・・またレビューのサボり癖出始めたな(^^ゞ
涙のしずく
こちらもレモンのドライな香りとアールグレイの気品ある香りの重ね方は見事という他なく、ムースも浮遊感のあるまろやかさで、心地良い余韻が残ります。この涙、美味し過ぎる。世の中には美味しい涙というのがあるものなんですね(^-^;
ごちそうさまでした(^^)
7位
1回
2016/01訪問 2016/01/23
京都国立博物館訪問の後は、奈良に移動。事前の食べログ検索で下御門にあるこちらのお店が気になったので、訪問してみました。
店主は凛とした空気を持っていながらも、お人柄はとてもソフトな方です。
なので、堅苦しい雰囲気はありません。店内の椅子も一つ一つがまちまちだったりしますが、こうしたところにも店主の遊び心が現れていると言っていいでしょう。
注文したのは初摘烏龍茶550円。
最初、オリエンタルな香りがふわっと現れ、温度が下がるにつれて落ち着いていきます。タンニンも大人しく、とてもエレガントで優しい一煎。そしてお湯(水と言った方がいいのかな?)がとても柔かく、浮遊感のあるような軽快な喉越し。店主によれば、水にはかなりこだわりを入れているようです。
因みに、今回の茶葉の畑は県内の都祁(つげ)で、健一自然農園のもの。これも店主から聞いた話ですが、こちらの農園は、この他、山添にも畑があり、また違った印象のお茶だそうです。都祁は大学時代に訪れたこともある地なので、そういう意味でも嬉しかったな(^^ゞ それにしても日本産の烏龍茶は初めて頂きましたが、それがこちらのお店だったのは幸運ですね。
ごちそうさまでした。お会計の時、茶器の話などもさせて頂き、楽しい一時になりました(^^)
8位
1回
2016/01訪問 2016/02/16
年に何回も関西を旅している私ですが、今回も京都・奈良を旅して来ました。と言っても、飛鳥~奈良時代の美術が好きな私にとっては、どうしても奈良中心のスケジュールとなりますが。
さて、初日の昼は京都。今更ながらですが、リニューアルした京都国立博物館を訪問しようという訳で。そして、ランチに選んだのが、博物館の向いにあるハイアットリージェンシー京都にあるこちらのトラットリア・セッテさん。一旦ホテルの建物内に入らなくても、外から直接お店に入れるのは便利ですね♪
店内奥まったエリアにある、敷地内の木立を眺められる席に案内して頂けたのは感謝です。
サービスについては申し分なかったですね。さすがハイアット。グラスワインについてもホストテスティングを経た上でサーヴしてくださいました。
注文したのは2100円のパスタ/ピッツァセット。セッテサラダ又は鱈のヴァプール アンチョビマヨネーズ(ヴァプールにしました)、パスタ又はピッツァをアラカルトから1つ選択(パスタにしてカプレーゼにしました)、パン、コーヒー又は紅茶といった内容。対する飲み物は、インツォリア1100円とゲヴュルツトラミネール1300円。これに10%のサービス料と消費税が加算されます。
鱈のヴァプール・アンチョビマヨネーズ
冷製で供されます。鱈特有の膨らみのあるテイストはやや穏やかな感じ。ソースは、アンチョビのテイストを控え目にする店もままある中、強烈ではありませんが、割りと主張させている方だと思います。塩加減が結構利いてますね。
スパゲッティ・カプレーゼ
パスタは芯は感じないものの、全体的にはやや固さがあるかなといった加減。トマトソースは結構濃厚で、こちらも塩が利いています。モッツァレラのもちもちっとしたのを絡めて頂くと、ふくよかになります。バジルは遠慮がち。
ごちそうさまでした(^^) ではこれから国立博物館へ行って来ます(@^^)/~~~
9位
1回
2016/03訪問 2016/04/05
そう言えば萬珍樓さんは、本店には何回かお邪魔したことがあるものの、こちらの点心舗さんは未訪問だったなと今更ながらに気付いたので、訪問してみました(^^ゞ
やはりサービス担当者がきちんとしているところは本店と変わらず。雰囲気は勿論高級感があるのですが、本店に較べたらこちらの方がリラックスしてる感じですね。
さて、注文したのは点心御膳2000円。対する飲み物は、いずれもグラスでシャトー・マルジョス・ブラン700円とフォジェール・トラディション・ルージュ1000円。これにサービス料10%がかかります。
トマトと豆腐のスープ
トマトの豊かな酸味と豆腐の柔らかい喉越し。やはりきちんとしたお店のスープは完成度が違うと思わせる1品。浅葱が彩りを添えるだけでなく、アクセントにもなっています。
点心
海老蒸し餃子、ニラ餃子、ショウロンポウ、香港海老シュウマイ、黄ニラと海老の餃子。海老を使った点心が多いですが、1つ1つに個性があって飽きません。点心のバリエーションの多彩さを楽しめるといったところでしょうか。
国産牛ヒレ肉キシメン炒め
この牛ヒレ肉は濃厚で美味でした。他に食材はもやしと細切りの姜が若干といった風にシンプル。キシメンにはコシはありませんが、旨味を堪能する趣向なのでしょうね。全体をバーベキューソースがまとめています。
最後に中華デザートでは定番中の定番ですが、これまた完成度の高い杏仁フルーツポンチで締め括り。
ごちそうさまでした(^^)
10位
1回
2016/01訪問 2016/01/21
京都国立博物館を見学し終え、ここで少し甘味が欲しくなったので、並びにある七條甘春堂さんを訪問。
こちらには、甘味処「且坐喫茶」(しゃざきっさ)が併設されています。お店のHPによると、且坐喫茶とは、禅宗に端を発し、茶の世界で用いられる一行物で「且く坐して茶を喫せよ」「まあ坐ってお茶をおあがりください」という意味だとか。
店内では運良く他のお客さんが誰もおらず貸切状態だったので、雪見障子越しに見る坪庭をのんびりと眺めたりなどして、京町家の風情を堪能することが出来ました。
さて、注文したのは白玉ぜんざいと抹茶1080円。
白玉ぜんざい
甘味はきちんとありながら上品さを持ち、シンプルに小豆という食材を堪能出来る一品。やっぱり小豆を味わうにはぜんざいが一番かなぁ。白玉も淡泊な中に旨味がほんのり。磯の香りが豊かで塩がシャープな辛味の塩昆布と交互に頂くと、甘味が増しますね。
抹茶
緑のトーンが凝縮していて、タンニンもしっかり。やっぱりこういうタイプの抹茶、いいなぁ。
ごちそうさまでした(^^)
普段からやれフレンチだイタリアンだと書いている私がキリ番にフレンチを持って来るのはベタな気もするんですが、今回はフレンチで行きます(^^ゞ
霧笛楼さんへは、実に15年振りの訪問と相成りました。前回は送別会の会場としての利用だったのですが、今回はお1人様、しかも普段からの無精者ぶりを発揮して予約なしで訪問(笑) 幸い、カウンター席に空席があったので、そちらへ通して頂けました。
注文したのは元町ランチコース5500円。対するアルコールは、トリンバックのリースリング2013年ハーフボトル2600円とグラスワインの赤(シャトー・サン・ミッシェル2013年)800円。これにサービス料10%と消費税が加算されます。
訪問日の料理は
オマール海老のタルタル仕立てとそのジュレ 横浜産・カリフラワーのブランマンジェ コリアンダーの風味とのコントラスト
国産・牛肉と根菜類のポトフ仕立て 茸のブルーテとそのソテー 白トリュフ油の風味 泡雪見立てと共に
仙台産・平目の網焼きと蕪のリゾット 市内産キャベツの乾燥トマト風味と甲殻類のソース サフランの香り
スペイン・カタルーニャ産 プーレ・ジョンヌ(若鶏のもも肉) 黒胡椒のソース ポテトのリヨネーズ風とLED横浜菜園サラダ添え
洋梨の白ワイン風味 フロマージュ・ブランのムース バニラのグラス 山葡萄のソース リンゴのフレッシュ・コンポートの焼きリンゴ添え マスカルポーネ掛け
といった内容。
この長い料理名に内容が語られている感もあるので詳述はしませんが、特に印象に残ったのは、ポトフの具材を茸のブルーテに絡めて頂く趣向が面白く、ポトフのブイヨン自体も牛肉の出汁がはっきりと綺麗に引かれていることと茸のブルーテに表現されたトリュフの香りの艶っぽさやシャンピニヨンから来る湿った秋の森のニュアンスも素晴らしかったし、平目の網焼きはそれ自体でもとても密度のある味わいを持っていましたが、ここにリゾットやソースが重層的に重なることによって見事な華やかさが演出されていたし、滋味豊かなプーレ・ジョンヌに赤ワインベースで品のある抑制された黒胡椒のソースがマリアージュしていたりと、やはり霧笛楼さんの名声を裏付けるだけの力を見せてくれていたなという印象を持ちましたね。
ごちそうさまでした(^^)