sakana_さんが投稿した初音鮨(東京/蒲田)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

̩

メッセージを送る

この口コミは、sakana_さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

初音鮨蒲田、蓮沼、京急蒲田/寿司

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2016/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

劇場型鮨店(兼)テストキッチン

こちらで口コミレビュー数が、2600件に到達しました。ヽ(〃∀〃)ノ
いつもコメント・いいね!して下さる皆様、ありがとうございます!これからも拙いレビューですが、宜しくお願い致します。
                                                                        sakana_
____________________________________________

とある平日の夜、大田区・蒲田にあるミシュラン2つ星の初音鮨にお誘いを頂き訪店。1893年創業の歴史あるお店ですが、昨年途中に写真撮影が解禁になってから注目度・スコアが急上昇した印象。(食べログ寿司ジャンル全国2位:4.43/115件) 
しかしながらマイレビュアー様方の口コミを度々拝見し、いつかは行ってみたい鮨店でもありました。こちらは17:30と20:00スタートの2回転制・予約が取りにくくなっている様で、通われている幹事様にて1回転目にご予約済。お店に到着後は待ち合いスペースでしばし歓談しながらその時を待って。

◉お任せ握り¥21600

▣つまみは無し。全てが握り・鮨だが手渡しなので箸も無い。よって握りの撮影時には手が映ってしまうが、他に術が見当たらず。
◙大将が“テストキッチン”と仰る様に、最高の食材を最上の仕事で供する為の仕込み・知識・提供方法で握る。それは様々な温度や旨味の引き出し方、江戸前鮨伝統の技術・科学・革新に裏打ちされた物。
▣先行レビューで劇場と喩えられているが、軽妙洒脱に繰り出される大将の話術は実に愉しくて引き込まれる。手で受け取った握りを口内・舌でネタを受けとめ5秒待って食するのは独特。
◙大将と女将さんのみの鮨店。ご夫婦の連携と手際の良さ、常連と一見を分け隔てなく応じてくれる。様々なご苦労は推察するが、従業員がいない事で実現出来ているお値段では。(4/1からは値上げされ、25000~35000円になった模様。。)
▣大将の英語力はかなりのもの。外国人客も多いそうで、鮨の仕事・素材・調理法他と説明能力も卓越している。(この日はシンガポールのお一人様が同席)

乾杯!(〃゜▽゜)oC□☆□Do(゜∀゜*)
実食!

▫︎シャリ:最初にシャリだけを頂く。酸味が強く感じるがその後の変化や調和も楽しんでいく趣向。
▫︎コハダ:千葉勝山産6日目の小肌は骨が酢で溶けて旨味に変化すると大将。一般的な皮目が表ではなく、なるほど合点がいくものだ。
▫︎鳥貝:愛知産の大きな鳥貝は茹で上げて肉厚のある歯応え。大皿に触ってみると熱々で、ネタによって最適な皿の温度にもこだわり。
▫︎真鯛(桜鯛):千葉竹岡産3キロの真鯛(桜鯛)は6日目の熟成。松皮造りの背側と腹側の身を合わせて肝をサンド。真鯛のこんな食べ方は初めて。
▫︎ハマグリ(酒蒸し):九十九里産の手掘りにこだわる大きな蛤を1日半熟成して酒蒸しに。噛み締める毎に口福が訪れ、蛤の美味しさが存分に広がります。
▫︎鰆:京都西舞鶴産3キロの鰆は12~13日目という長めに熟成。色味も仕事を感じますが舌触りも個性的。大将の「サワラ大使就任願望」の件は面白い。
▫︎ガリ:箸も皿も無いカウンターですが、これも計算からかガリも最初からは出ません。角切りで酸味・辛味・食感が好み。
▫︎本鮪赤身:静岡下田産90キロという本鮪では比較的小さい魚体で、輸送期間考慮の為に熟成はさせず握りに。鮪は特に皿の温度に注意を払うそうだ。
▫︎本鮪赤身ヅケ:同じく静岡下田90キロの本鮪を28℃の醤油でヅケに。温度と口内5秒待機へのこだわりは並々ならぬもの。
▫︎本鮪中トロ:こちらも同じく静岡下田90キロの本鮪中トロ。小さめな魚体とはいえ中トロはやはり美味しい。
▫︎本鮪中トロヅケ:前段と同じルーティンで漬けの中トロ。赤身もいいですが、やはり中トロが好みと実感。
▫︎天然鰻:琵琶湖産2.5キロの天然鰻(捌いた写真はもう少しサイズアップで仕込み中の物)を5日目熟成し関西風の白焼きで。力強い食感を鮨で頂く幸せ。
▫︎トラフグ白子:大分産トラフグの大きな白子を焼いてネタに。火を入れる事で味わいとクリーミーさの相乗効果でしょうか。
▫︎アオリイカ・カラスミ:高知産3キロのアオリイカを熟成5日目のものとカラスミを合わせて。「アオリイカ大使」になりたい位好きなので堪りません。
▫︎毛蟹(蒸し):根室産1.3キロの活きた毛蟹オスを蒸して、大将・女将さんの共同作業で殻から蟹身を外します。蟹味噌はシャリと混ぜた後に身を合わせて、握りより大きなおにぎりサイズにした物を半分カットとし2回提供で大きな一貫分。風味のいい甲羅酒もお猪口で同席者全員が楽しませて頂けました。
▫︎本鮪トロ:高知産の本鮪ははえ縄320キロの大物。サクの状態で見ても明らかに違う風格。赤身の美味しさよりもトロを好む者には嬉しい。
▫︎本鮪トロ炙り:同じく高知はえ縄320キロの本鮪のトロを炙りで。同じトロでも炙る事でシャリ・山葵と合わさる事の妙を感じる美味しさ。
▫︎増し増し巻き:供された鮪の全ての様々な部位を、どうにか巻き物に仕上げた様な贅沢の極み。とても一口は無理なので、カットされた至福の鮪増し増し。
▫︎干瓢巻き:まず海苔がかなり美味しい事も抜かりないですが、元来の江戸前の仕事と思える干瓢巻きも流石の美味しさ。
▫︎玉子焼き:カステラの様に焼き上げた芝海老入りの玉子焼き。ふわふわに焼かれたそれも確かな仕事を感じます。

(ドリンク)
◉ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム:プレミアム生ビール。これは美味しい料理に最高に合う飲み口・味わいで注ぎ方も素晴らしい。
◉緑茶割り:日本酒が飲めないので生ビール→焼酎のお茶割りで楽しみました。
◉烏龍茶割り:同じくお茶割り。品書きが無いので単価は不明だが、比較的良心的だと思われる。


お会計は¥23436でした。私の外食では普段手が届かない高価格帯の鮨店ですが、2015年度頑張った自分へのご褒美になる大満足の夜。 (≧∇≦) ご一緒頂いた幹事様・レビュアーの皆様、楽しい時間をありがとうございました。ごちそうさまでした。

  • コハダ

  • 鳥貝

  • 真鯛(桜鯛)

  • ハマグリ(酒蒸し)

  • 本鮪赤身

  • 本鮪赤身ヅケ

  • 本鮪中トロ

  • 本鮪中トロヅケ

  • 天然鰻

  • トラフグ白子

  • アオリイカ・カラスミ

  • 毛蟹

  • 本鮪トロ

  • 本鮪トロ炙り

  • 増し増し巻き

  • 干瓢巻き

  • 玉子焼き

  • 鮨の食べ方をレクチャー

  • シャリだけを最初に

  • 豪華饗宴

  • ガリ

  • ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム

  • 緑茶割り

  • 烏龍茶割り

  • お茶

2016/04/20 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ