この口コミは、ガスコーニュ青年隊さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:5.0
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~¥999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク- ]
◆恋慕渇仰していた味◆ ラストレビューPART⑪
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店外に置いてあったメニュ♪
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おにぎりどもがなんか可愛い♪奥様の字なのかなぁ?
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釜揚げうどん(450円)♪
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2016/12/06 更新
※食べログを止めた筈が色々あってレビューを書かざるを得なくなりましたが、
それらのゴタゴタも終わった今、
本当の最後におきましては、
いつまでも覚えておきたい店をいくつか再UPして、
そして〆たいと思いたちました。
己の備忘録&皆様への佳店の紹介を兼ねまして。
※過去のレビューの再更新ですので、
値段が今とは違うお店が多いと思いますが御寛恕賜りたく存じます<(_ _)>
今回のレビューはその11件目のレビューです。
ひとつ前のレビューでは、
私が京都で一番旨いと思う清湯(ちんたん)ラーメンの店を紹介しましたが、
この店は、その“うどんバージョン”です☆
うどんの有名人気店は京都にいくつかありますが、
個人的に味も接客も全く満足できませんでした。
私はこちらの『つるり』さんに出会うまでは、
うどんみたいなもんは、
本場の讃岐や稲庭くらいしか美味しいものは無いと思っていたのですが、
完全に目からウロコが落ちました。
余りに感動したので、元シェフの祇園のBARのマスターにも紹介してみたところ、
歯の弱いお婆さんも含めて御家族で常連になってしまわれました(笑)
さもありなん、それほど美味しいのです♪
食は相性ですが、
ここのうどんが不味いという人はまず居られないのではないかと思います。
皆様も是非♪
◆ここから本文です◆
『山科限定らぁ祭り』あらため『山科限定麺祭り』を遂行中ですこんにちワトソン!!(゜Д゜*)
さて、何日か前にUPしました『楓林』というお店に行った時、
その帰りにチラっと見かけて気になっていたのがこちらのお店『つるり』☆
普通の民家みたいな住宅の並びに「うどん」という表札があるのを発見し、
これは知らなきゃ見過ごすなぁと思いながら通過したのでした。
実際、府道35号を南に下って『楓林』に向かう時には全く気づいていませんでしたが、
帰りはちょうどこの辺りでプチ渋滞になったので偶然見つけたというわけです。
目印としては、府道35号を上がって行く時も下がって行く時も、
このお店の北隣にある「辻際医院」という診療所の看板がいいでしょうね。
で、その時家に帰ってから食べログでそのお店のレビューなどを調べてみました。
それによりますと、
●大将の接客態度がなってない。いらっしゃいも言わない。
●うどんは旨い。
●女将さんの接客や人柄は凄くいい。
●讃岐うどんや蕎麦も出す。
●CPはいいのに店主の態度がダメなのでもったいない。
まぁだいたいこんなところでした。
ちょっと面白そうなお店だなぁと思うと同時に、
やはり気になったのは大将の御人柄がどうのこうのという所でした。
人にもよるでしょうが、
例え料理が美味しかったとしても接客が最低なら味なんて判らなくなりますから。
色々な口コミのメニュを見てみると、
私の大好きな、しかしなかなか満足するものに出会えない「釜揚げうどん」を発見し、
で、ものは試しと行ってまいりました。
お店の開店時刻は11:00AM。
到着したのは11:10AM。
バイクや自転車はお店の前に結構置けます♪
表に出ているメニュを見てみると、ありましたありました釜揚げちゃん♪
しかも450円!
やっすぅ~。。。
「うどん」にも「蕎麦」にもこだわりをお持ちのお店さんなのに、
そのわりには余りにも安いので驚きました。
どんな大将なのかなぁ~、ちょっと怖いなぁ~と思いながら入店。
すると、ペコっと素早く頭を下げながら、小さな小さな声で「いらっしゃい」。
なるほど、先に分かっていなければ、
もしかしたらこの「いらっしゃい」は聞こえなかったかも知れません。
これは多くの方が『いらっしゃいも言わない』と仰るのも分かりますね。
実際に何も仰らない時もあるかもしれないなぁとも思いました(笑)
しかしながら、私はこの瞬間に確信しました。
『あ!俺はこの人に全く腹は立たない!むしろ好感を持ってしまう!』と。
なぜなら、私が苦手な、というか許せないなぁと思う大将や女将ってのは、
共通する『人や商売をナメた』オーラがあります。
でもこちらの大将にはそれが全く感じられなかったんです。
僭越ながら拝察しますに、
この方(大将)は凄く不器用でシャイで、
ニコニコと笑顔を作ったり、
愛想笑いなどをする事がどうしても苦手なタイプの方とお見受けしました。
もちろん商売ですから、
『それはサービス精神の欠如だ!』という向きもおありでしょうし、
私もそういった御意見を否定するものではありません。
しかし私がこちらの大将に感じたのは、
『どう思われてもしょうがないけど自分にはこうする事しか出来ないから仕方がない』
という潔さ(開き直りではなく)と、
『でも申し訳ない・・・そのかわり提供する味と価格に心血を全て込めさせて頂きます』
という覚悟でした。
目を見た瞬間、アーティストの目だと思いました。
アートも商売だったりしますが、
でもアーティストが変人でも皆さんは許せますよね?(笑)
むしろ普通の人より変わってる人の方がアーティストとして優秀だくらいに思いません?
飲食の道だって、突き詰めればアートと言える部分があるのではないでしょうか。
とにかくその目に宿る真っ直ぐな誠実さを、私は強く感じました。
要するに・・・
素朴で、
朴訥として、
寡黙で、
不器用で、
信念があって、
妥協できなくて、
優しくて、
大人しくて、
でも信念は強い・・・、
そうなんです、高倉健なんですよコチラの大将は。
この日は女将さんらしき方も他のお客さんも居られませんでしたので、
私は大将と1対1でこの空気感を満喫していました♪
私も色んな飲食店に行った際、
店主さんや従業員さんにもう少し覇気が欲しいとか、これじゃ暗いとか怖いとか、
そんな風に感じる事もままあります。
そう思う時に共通しているのが、
“彼らにその自覚が無い”ということ。
だから色々と気になってしまうんです。
しかしこちらの大将は、
見ていて絶対にその自覚をお持ちだと思いました。
だけど自分はこういう感じでしかいられない、
だからこそサービス精神は味と値段に込めさせていただく、という思いを感じます。
また、本当に美味しいうどんがお好きなんだろうなぁと感じました。
おそらく相当研究されておられると思います。
UPしたおにぎりの写真を御覧ください。
これは店内で販売されているものなんですが、どうですか皆さん、
なんだか可愛いらしいオーラがにじみ出ていると思いません?
もし大将が陰気なだけのオサーンなら、
こんな可愛い雰囲気にはなりませんって☆
でも色ペンを使ったりという工夫はゼロです。
それはでも当然ですよね、高倉健なんですから。
健さんが色ペンとか顔文字とか使ってたら逆におかしいですもん。
さてさて、
ふわ~んとツユの香りが薫ってきたらそれが釜揚げうどんの提供のタイミング、
待つ事10分、『釜揚げうどん』(450円)の登場♪
この提供の時も面白い事が起こったんですよ~♪
「釜揚げうどんです。」と仰りながら、
ツユと鉢をカウンターの上がりに置いて下さったんですが、
私はツユを先に降ろそうと手に取った瞬間「熱っ!」と声をもらしたんですが、
その直後、大将が「熱いのでお気をつけ・・・」と仰りながら、
大将も私も心の中で『その台詞、遅い!』とつっこんだに違いなく、
無言のまま2人で顔を見合わせて笑ってしまいました。
健さん、凄く愉しかったけど、
それを言うタイミングだけは早くした方がいいですよ(笑)
健さんらしく「熱いんで。。。」だけでも十分客には通じますからね☆
本当にですね、
誠実で実直なお人柄なので全然不快感なんてありませんでした。
傲慢だから寡黙なのではなく、シャイボーイなのがよく分かるんです。
この時は愉しかった、凄く。
さてさて、うどんもツユも熱々で出てきました☆
猫舌の私なんですが釜揚げうどんに関しては熱いのじゃなきゃイヤなんです。
だからこれは最高でしたね!
ちなみに最後まで熱かったですよ♪
“讃岐うどん”という事ですが、
こちらのお店のうどんをお店のHPで調べてみましたら、
『国産小麦粉(北海道・三重県産)と塩のみでこしらえた自家製麺』との事。
私はそもそも硬い芯の残ったタイプのうどんって大嫌いなので、
こちらはどうかなぁ~と思いながら1本だけチョロっと齧ってみると、
『はりゃ?・・・ふっつーの柔らかいうどんや・・・・』という感じでした。
芯もありませんし、何というか、とにかく柔らかい普通のうどんの麺。
ところがどっこい、
『まぁ硬いよりはいいや』と思って普通に食べ始めたんですが、
3、4本束ねてツユにつけてモグモグモグ~っと咀嚼するってぇとどうだい!
おっそろしく粘りのある素晴らしい弾力じゃねぇかい!!!
この麺を力士で例えるなら、
“カカトに目がある男”と言われた北葉山の強烈な粘り腰って感じです☆
これこそは、私が求めていたうどんでした。
これが本当の『コシ』ってやつだと思うんです。
塩加減もいい塩梅の麺で、本当に出来すぎなくらい美味しい麺!
もちろん食なんて相性ですから正しいとか正しくないとか無いんですが、
私にとってこの麺は大正解の麺でした♪
因みに麺だけを比較した場合、
こちらに匹敵するくらい美味しいと思うのは、
以前、マイレビュアーの肉球ちゃんと敢行した『大阪・食巡り』シリーズで訪問した、
『うだま』です。
そしてツユ!!!
これがまたウマ~~~イ!!!
提供直前にプ~ンと薫ってきた時からその美味しさが分かるようだったんですが、
実際に食してみてもやはりウマイ!
味はですね、特別な何かを感じるという変り種系ではなく、
どストレートな釜揚げうどんのツユの味♪
このツユを野球選手に例えるなら、
『変化球は少ないけど、直球で体感180キロ出せるんだから文句ねぇだろ?』
という、藤川球児みたいな感じ☆
薬味はネギとショウガなんですが、
往々にしてこのショウガってやつは、
入れすぎるともうショウガ汁になってしまうお店も多い。
そんなお店のショウガってたいてい市販のチューブショウガなので、
化学の酸味が強すぎるんです。
だから単調極まりない、酸っぱいショウガ汁になってしまう。
しかしこのお店はそんなの折込済みの筈だと思い、
私はあえて最初から全部投入したんですが、それで正解でした!
もちろん好みがありますので、
単純にショウガが少ない方が好みと仰る方は加減して下さいましな☆
で、結局このツユも麺と一緒に全部飲みほしましたぁ~┌(。Д。)┐
釜揚げのツユですから、やはり多少のケミカルは感じましたが、
そもそものおダシがとても良く出来ているとみえ、
胸焼け男子の私ですら思わず飲み干すこのうまさ♪
HPによりますと、こちらの大将は相当なこだわりをお持ちで、
中でも1番目を引いたのが、
『添加物は極力使わないようにしています。』という一言。
素材を色々言われても私にはそこまでわかりませんが、
この一言で安心の度合いがグンと上がります♪
実際に食してみても凄まじく美味しく、しかも安い。
まだ『釜揚げうどん』しか頂いてませんので今後も通い、
いちいち再訪レビューをUPするかどうかは分かりませんが、
通う度に星評価も上方修正していく事になるのではないかと思っています。
前評判通りの寡黙な大将でしたが、私にとっては健さんでした。
それを前もって理解されました上で訪問されれば、
きっとどちらさまも愉しい食事タイムになること請け合いだと思います☆
なんたってハチャメチャに美味しいですからね!
お会計の時に思わず、
「めっちゃくちゃ美味しかったです!」と言ってしまいました。
大将ははにかんで、小さく頭を下げられました。
次は何食べよっかなぁ~~~(●´3`)
美味しかったです♪
ごちそうさまでした♪♪♪
ラストレビューPART12へつづく