この口コミは、ガスコーニュ青年隊さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:5.0
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 -
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◆美味しいは幸せ・幸せは正義◆※写真追加
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外観~向かって左から~
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外観~向かって右から~
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たまたま最後に残ってたガーリックトースト♪めちゃうま!
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職場見学にて
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記念すべき第一回アビリンピックの写真(Nさん所蔵)
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うちの庭のネギ
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ナス♪
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うちはノラ猫・ノラ鼬(イタチ)が多いので、もう庭を分断して塀を建てるしか無かったです。
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2019/09/08 更新
※例により気ままに筆を走らせる随筆形式のレビュですので悪しからず※
ひょんな事からパンのレビューをば☆
突然ですが、
『アビリンピック』というものを御存知でしょうか?
これは、障害を持つ人たちが、
日ごろ培った様々な技能を競い合う大会です。
当事者さんの職業能力の向上と、
社会に、障害者への正しい認識と理解を深めてもらい、
雇用を促進する事を目的としています。
私も御縁があって10年ほど前からボランティアとして携わっているんですが、
そんな活動の中で出会った友人Nさんと、去年の春先にこんなやり取りをしました。
Nさん 「あのね、君は庭で野菜を作ってるって言うてたよね?」
私 「ええまあ、チョロっと。」
Nさん 「うちの庭でも野菜を作りたいねんけど教えてチョンマゲ」
私 「あ、僕はそんなに詳しくないよ?ナスとネギくらいだし」
Nさん 「それで結構!子供の教育にいいと思ってな」
私 「子供?Nさんの子供ってもう大人やん?」
Nさん 「あ、子供の子供や(笑)」
私 「なるほど、孫ね(笑)」
というわけで、うちの小庭の写真を余ってたポラロイドで撮って渡したんですが、
ネットも出来ない&都会しか知らないNさんにとっては、
さすがに写真と口頭説明だけでは畑を作れまへんと言うので、
めんどくさかったんですけど一緒にホームセンターに行きました。
土だのクワだの藁だのを買い、
Nさんの孫も一緒にまずは畑にする場所の小石を除くところから始め、
土を耕し、こんもり盛り上げ、
ナスやネギやプチトマトの種を植えました。
そして、根がしっかり張るまで4~5日は水を与えないとか、
乾燥に弱いからシナシナにならないように藁を敷くとか、
お水は米の研ぎ汁を与えるといいとか、
近所にノラ猫やノラ鼬が居る場合は土や作物を荒らされるので、
囲いネットや柵を造る必要がある事など、
美味しい野菜を作るためのいくつかのコツを伝授したのでした。
まぁ素人のやる事なので本職から見たら無茶苦茶かもですが、
とりあえず私はそれで子供の頃からナスとか育ててきてるので大丈夫でしょ(^^)
で、つい先日そのNさんから、
ネギが出来たので一緒に鍋でも食べないか?というお誘いがありました。
それより以前に、ナスが出来た時にも誘ってもらったんですけど、
その時は私が適当に生返事をしていた間に機を逸してしまったので、
今回はサクっと日にちを決めて行ってきました。
で、その当日にNさんから、
「手ぶらでいいけど、もし必要なら何か食べるもん買ってきてな」と言われました。
その時“なんか変だなぁ~”とは思ったんですよ。
というのは、
鍋パーティをやるのにどうして「食べるものを~」なんて言ったのか?
鍋だけじゃ足りないほど私が大食いだとでも思ってるのか?
それともNさんちって鍋が異常に少ないんかな?でもそんな家あるか??
ま、深く考えても仕方ないですし、
手ぶらで行くのも気が引けますのでこのレビューのお店でパンを買っていく事に。
こちらの「モワッソン」というパン屋さんは結構昔から知ってるんですが、
我が家でパンを買う場合は、この近くのコネルヤさんで買う習慣なので、
こちらではまだ買った事がなかったんですが、
実はご近所さんたちからは、
「コネルヤは有名やけどモワッソンもめっちゃ美味しいで!」と聞いてたんです☆
“鍋の前に他のもん食べるのはやっぱり変と違う?”と思いつつも、
もし要らなくても置いて帰ったらいいし、
わいわいと皆で食べられるだけのパンをみつくろって、
いよいよNさんの家に着きました。
まずびっくりしたのが孫が大きくなってしっかりしてる!
子供の成長速度おそるべし!!
畑を作った時はまだ幼く、
照れて挨拶もちゃんと出来なかったのに、
「あ、こんにちは!畑ちゃんとやってるで!ナスも美味しかったです!」とかハキハキと人懐こくてかわいい♪
やはり子供というのは限りなく自然に近い生物だなぁと思いました。
大人が思うよりずっと賢くて、
でもナマモノだからちょっとした事で傷みやすくて、
そしてやっぱり子供からは力をもらえる♪
子供に慕われるというのは、
自分が何か大自然と繋がっていられるという実感を得た気分になれていいなぁ♪
おっと、話がそれました。(今さら!?)
畑を作った時は仕事で居なかったNさんの息子さん夫婦とも初めて対面し、私もやや緊張。
やっぱ初対面てのは慣れないです。
で、とりあえずその場にいたNさんに買ってきたパンを見せたところ、
「おお・・・ん?・・・パン買ってきたん??」と、
“散歩から帰ってきてから家の中でウンチをする犬”を見るような目で私を見てきたので、
「いや、食べるものを買ってきてもいいとか言うてませんでした?」と私。
Nさん 「・・・あっ、言い方が悪かった!鍋に入れたい物があればって意味や!」
もうね、顔から火が出るとはこの事ですよ。
Nさんは全く何も悪くない話です。
単に私がボケてただけです。
ちょっと考えりゃわかりそうなもんやがな!
皆で鍋をやるっつってんだから、
“個人的に鍋に入れたい食材があれば買ってきてくれていいよ”という意味に決まってるやんけー!
あーーー恥ずかしいーー!!
手に持っているパンを今すぐ放り投げたい衝動にかられたんですが、
自分のうっかりミスを笑ってごまかそうとしている私に、
空気を読んだ息子さん夫婦が、
「すぐコーヒーいれますよ、鍋は遅めでもいいですし!」と優しいお言葉。
おまけにおチビちゃんまで「いい匂い~♪」と喜んでくれたので、
おやつの時間にしては遅すぎる16時半にパンを食らうという、
この小さな孫はもしかしたら鍋を全く食べられなくなるかもしれない愚行に突入。
まぁでもこうなったら仕方がない。
想像していたより立派に育っているネギを眺めながら、
開き直ってコーヒーブレイクを楽しんだんですが、
いや~~~、この店のパン、全部マイウ~!!!
うわさに違わぬ美味しさですよこれ~♪
Nさん一家もめっちゃ美味しいパンだと言ってくれた!
でもこの後の鍋を考えたら申しわけなさでいっぱい!
おチビちゃんは何も考えてなくて元気いっぱい夢いっぱい!
このおチビちゃん、「なむなむ、もんもん」言いながらドーナツなどを頬張って、
行儀が悪い!とお母さんに注意されてたけど、
気にするな全部オレが悪いんや頼むから鍋もちょっとは食べてな。
それにしてもこの店のパン、ほんっとに美味しかったです♪♪
私にとって美味しいパン屋さんというのは、まず生地自体が美味しいという事☆
ずっとモグモグしていても味がどんどん広がってゆく♪
こちらのパンも正にそうでした♪
UPした写真はガーリックパンだけなんですけど、
それはなぜかといえば、
今現在の私は食べログのレビュを書く気が無いので、
この日も店の写真もパンの写真も撮ってなかったんですが、
パンが予想以上に美味しかったのと、
このパンのレビューを書けば、ついでにアビリンピックの事も紹介出来るな!と思いついたから。
でもそう思いついた時には皆でペロっとパンを食べつくし、
まだ残っていたパンがこれだけだったんです。
あ、あとね、このモワッソンさんは全部安い!
安くてうまい!
そしてお店の人の感じが物凄くいい♪
(それも近所の人から聞いてましたが、噂通りでした)
こんな店がこんな近所にあったのに未食だったなんてもったいない事!
やっぱ食わず嫌いはだめだな~!
隣の電気店で蛍光灯を買った時についでに寄っておけば良かった!
Nさんは別に特別パンが好きというわけではないそうですが、
このパンは本当に美味しいなぁと感心してました♪
で、パンはまぁそこまで腹に溜まらないのと、
良い風に解釈すれば、
存外に美味しいパンのおかげで皆が打ち解けた甲斐もあり、
鍋は鍋で終始愉しい雰囲気の中でしっかり食べる事が出来たんです~♪
ごっつ美味しかった♪
余談ですが(今さら!?)
私とNさんとの出会いはレビュの冒頭に書きましたが、
ボラ活をしていくなかで、
知的障害者の人たちが作った工芸品などを買ったり頂いたりする事があって、
この鍋パーティでも箸置きやコースターがその工芸品である事に気づいた私は、
私 「Nさん、このコースターって西養護学校とかのやつですか?」と聞くと、
Nさん 「そうそう。ええやろこれ。前にようけ貰ったんや。」
私 「ええな~!僕にはね、いっつも箸置きばっかりくれるんですよ!」
Nさん 「ええやん?箸置きもよう出来てるやん?」
私 「そうやけど、マグカップや湯飲みはくれるのに何故かコースターをくれないんですよ(笑)」
Nさん 「え?貰ったことないか?みんなけっこう貰ってるで?」
私 「無い!ねだるわけにもいかんし・・」
Nさん 「ほんなら、うちの持って帰り。まだようさんあるさけな。」
その工芸品に記載されているそれぞれの施設名や住所などは、
今現在は若干変わってますので新リンクと共に貼っておきます。
どなたかの御参考になればと。
京都授産振興センター → 京都ほっとはあとセンター
京都市立西養護学校 → 京都市立西総合支援学校
京都市うずまさ学園 → 名称・所在地ともに現在も同じ
ハートプラザKYOTO → ハートプラザKYOTO※所在地変更
ぶらり嵐山 → ぶらり嵐山ほか2店舗
※この嵐山などのショップで工芸品が買えますし、
お菓子などの食品もありますし、喫茶店もあります☆
あと、ついでに書きますが、
眼の不自由な人が、道などで杖を顔の前に上げてじっと立っていたら、
それは「方向を見失いました、助けて下さい」という意味なので、
そんな場面に出くわしたなら、お急ぎでなければどうぞ声をかけてあげて下さい。
いや~、鍋も美味しくて愉しかったですよ~♪
そしてもうほとんど食べ終わった頃、
Nさんの息子さんが、
「父から聞いたんですけど、前にヤンチャな子を上手く諭しておられたとか?」
出会いとか縁とかって不思議なもので、
思えばその時、Nさんと一緒にヤンチャな子を説得したのが出会ったきっかけで、
そのあと喫煙所で世間話をする中で、
Nさんの息子さんと私の誕生日が同じだと判明したり、
Nさんも私もバイク乗りだと判ってバイク談義に花が咲いたり、
いちどプチツーリングをしましょうという事になり、
今こうして一緒に鍋をつついたりしている。
でもこの時、私は出会ったきっかけを完全に忘れてました(爆)
私 「え?何の話ですか?」
Nさん 「あぁ、母親と一緒にボランティアに来てた子で、ちょっとふてくされてた子やんか」
私 「もうちょっと詳しく。施設に入ったはる子?」
Nさん 「ちゃう!単に反抗期でお母さんにきつい物の言い方してた子・・・」
私 「あ、ありましたね。その辺の陰でタバコ吸いたいとか言うてお母さんが困ってた不良の子ね」
Nさん 「そうそう。」
私 「(Nさんの息子さんに)人間がなぜルールを守らなければいけないかを教えたんですよ。」
息子氏 「へ~。どういう風に教えたんですか?」
私 「簡単ですよ。たとえば人間も大昔は原始人だったでしょ?」
息子氏 「ええ。」
私 「ルールとか法律は君や俺が作ったも同然だと。
それはどういう事かというのを今から教えるから聞きなさい、
もし聞き終わって、それでも君が全然納得できないと言ったら、
黙って君に10万円あげるから聞きなさい、と。
まず、今が原始時代で、君は原始人だと想像する。
好き勝手に生きて、好き勝手に奪って、好き勝手に寝る。
そういう意味では凄く自由。
でも夜になって眠るとき、
いつ誰に襲われるか分からないから、
こっそり身を隠せる穴蔵なんかを探して、
息をひそめて眠る。
自分も好き勝手に人を襲ってるんだから、
自分もいつ襲われてもおかしくない。
ただ運のいい事に、
君は原始人の中でもとてつもなく強い身体に生まれたとする。
他の原始人に襲われても簡単に返り討ちに出来るし、
逆に他の者がいい獲物を手に入れたなら、
それをぶん殴って横取りし放題だ。
相手は君が怖くて逃げていくし、
もし向かってきたなら息の根を止めてやればいい。
宗教も善悪も何もない原始時代なんだから、
それは悪い行為でもなんでもない。
すべての獣や動物たちがそうしているように、
君も本能のままに生きているだけだ。
凄く自由でいい感じ。
強く生まれて運がよかった。
さてそんなある時、
君はメスの原始人を見つける。
そして君は本能のままに結ばれる。
これは現代の人間だって同じ。
君も学校なんかで女子に心ひかれるのと同じ。
そして君はそのメスと行動を共にする。
これまでは1人だったけど今からは2人だから、
原始人とはいえ、
なんだか嬉しい気持ちがするのを感じる。
でも心配もある。
自分ひとりならどうにでもなった他者との争いから、
今度はメスを守らなければいけない。
どういうわけかメスは力が弱いし暴力や争いに非力だから。
自分が狩りをしている時にもし他のオスが襲ってきたらと考えると怖い。
それまでは君は強いオスだったから何も怖くなかったが、
ここで初めて不安という感情を持つ。
それに、いくら一緒にいたって、
複数のオスに同時に襲われたら、
メスを護りながら戦うのも大変だ。
そんな事を考えながらも、
まずまず2人で愉しく好き勝手に生きていたある日、
君がほんの少しの時間、
1人で狩りに行って帰ってきたら、
君のパートナーは他のオスに無惨に殺されていた。
取っておいた獲物や毛皮もみんな無くなっていた。
君は怒り、悲しみ、はじめて孤独の苦しみを知る。
「かけがえのないもの」を失う事の恐怖を知る。
そしてまたある日、また心ひかれるメスを見つけ、結ばれる。
そしてまたメスを奪われてはたまらないと不安になり、
以前にも増して警戒しながら生きていくことになる。
すると今度は赤ちゃんが出来た。
これは本当に恐ろしい。
メスを守るのでさえも大変なのに、
こんな赤ちゃんまで守るのは至難のわざだ。
でも守るしかない。
また奪われてなるものか。
でも不安はつきない。
他のオスを見れば敵とみなして襲い掛かり、周りにオスが居ない時しか安心できない生活。
そんな時、今までとは違う原始人と出会う。
それはどんな原始人かというと、
向こうも君と同じようにメスと赤ちゃんを連れている。
これまでの君は他の原始人を全て敵だと思っていたが、
この時はじめて不思議な感覚を覚える。
自分と同じ状況の他者を見て『共感』という感情を知る。
例えるなら、君が始めて恋人とデートして嬉しくて胸がはりそけそうな時、
前から同じようなカップルが歩いてきたら
「お、自分もか?恋愛って最高やね?」って、そいつとハイタッチしたい気になるやろ?
そういうこっちゃ。
そいつも自分と同じように苦労しているに違いない、
自分と同じ不安を感じながら生きているに違いないという事が一瞬で理解出来た。
自分だけでなく向こうそう思っている事も瞬時に理解できた。
(人の出会いはこうして一瞬で決まる事が往々にしてあるもんだ)
同じ痛みを知る者同士の共感。
君とそいつは、お互いにおそるおそる接近する。
胸に温かい希望を感じながら。
まだ言葉も文字も知らない原始人だけど、
生まれて初めて共感という仲間意識が芽生えた事は強く感じた。
言葉なんかくても顔を見りゃわかる。
人は中身が変われば顔つきや雰囲気もガラっと変わるもの。
現代でさえそうなんだから、
原始人だったらなおさら直感は優れてるだろう。
で、それからは4人一緒に行動するようになる。
君は随分と気が楽になった気がした。
何よりもまず夜眠るとき、
オスが交代で見張りをすれば襲われても大丈夫だし、
やっと心の底から安心して眠る事ができた。
この安心だとか嬉しいだとかいう感情を、
後に人類は正義と呼ぶことにした。
でもこういう疑問がある。
もし君が眠っている間にそのオスが裏切って、
君と君のパートナーと赤ちゃんを襲ったりしないだろうか?
答えはNO。
そしてNOだという事を、
原始人の君はちゃんとわかっている。
なぜなら、
君がそいつを裏切る気持ちが全くないから。
そしてこの辺りから、
人間は獣とは違う“人間らしさ”というものを獲得し始める。
つまり、目の前の事だけを見て損か得かだけではない、
もうひとつ高い精神性を手に入れる。
君が眠りから覚めて、
そいつがしっかりと見張りをしている姿を朝焼けの中に見た時、
君の心に去来するもは何か?
そこには感謝と信頼という安心があるはず。
同時に自分が見張りをしたとき、
自分は信頼されているという誇りと喜びが芽生えるだろう。
そして、自分は絶対に裏切らないという矜持を持つにいたる。
矜持とは、自分自身に立てている誓いの事。
そしてその固い約束の事を契りという。
心で契りを交わした者同士は決して約束を破ってはならない。
そしてこの約束が、
人類で一番最初の法律でありルールだ。
だからこのルールは、
自分たちの安心や幸福という正義を守るために、
自分の心の中から自然に出てきたものであり、
お互いの安心や平和を護るために必要なものだとなる。
そしてまた同じような原始人のグループに出会う。
そしてまた一緒に行動するようになる。
共感しあう仲間が多い方がもっと安心して生きてゆけるから。
そうやってどんどん増えていくと、
今度は敵や獣に怯えて毎晩眠る場所をかえなくても、
ずっと同じ場所で生活しても大丈夫なんじゃないかと思い始める。
これだけの人数がいれば何かが襲ってきても対処できるから。
これが人類で一番最初の村や町。
するとその村で生活していくうちに、
今度はもっと色々な約束がいっぱいできてくる。
人数が多くなればなるほど、
色々と出来る事も増えてくるし、
その反面、摩擦や問題も起こってくる。
だからみんなが納得できるルールをみんなで決めていく。
1人は皆の為に、皆は1人のために。
そうして増えていった約束にともなう役割を、
皆で分担しなければいけない。
それを義務という。
その義務を果たせるのに、
自分勝手な都合で果たさないなら、
その瞬間からそいつは仲間じゃないという事になる。
そういう行為、つまり皆の安心=正義を破ることを、
人類は悪と呼ぶようになる。
逆にその約束や義務を護るという事は、
仲間たちや社会が自分を一人前だと認めてくれるという喜びに他ならない。
大人になる喜びというのはそういう事だし、
子供の世界にだって先輩後輩という関係はあるけど、
それは大人になる予習をしているみたいなもんだし、
その子供から大人になる短い期間の事を青春というけど、
その青春と呼ばれる短い期間が、
人が人生で一番成長する時であり、
傷つく事や未知の世界に飛び込んでいく事は怖いけど、
思い切って飛び込んでみる事が大事。
本当に怖いのは、
そこで勇気を失って、
自分の心にうそをついて逃げてしまったら、
一生自分に勝てない負け犬になってしまうという事。
嘘と言い訳はどちらも悪いことだけど、
より悪いのはどちらか?
それは言い訳だ。
嘘は人を裏切るけど、言い訳は自分の心をも裏切る。
そうやって青春時代に自分に言い訳をしながら逃げた人間は、
一生負け犬だ。
そのまま歳をとって大人になってしまったら、
本当にもう戻れなくなる。
なんでも思い通りにはいかない中でいかに充実できるか?
大人はみんなそれを分かってるから、
悩みながらも前を向いて生きていく。
でも若いうちに勇気を捨てて逃げた奴は大人になれないままだから、
たとえ金持ちでも、
たとえ権力を持ったとしても、
無いものねだりで上ばかり見て嫉妬に苦しんでる。
さて・・・ここまで話を聞いて、
君はそれでも子供のままでいたいか?
そんなわけないはず。
苦しかったら走れ苦しみが追いつけない速さで。
悲しかったら走れ悲しみが追いつけない速さで。
大人には耐えられない事に耐える事が出来る喜びを、
若者はみんな知るべき。
と、言ってやったんです。」
息子氏 「なるほど。」
私 「それでも10万円欲しさに“全然納得できない”とその子が言ってたら10万円あげてましたよ。」
息子氏 「それはつまり、後になってその子が10万円を貰った事を死ぬほど後悔してくれる事を信じて?」
私 「YES、高須クリニック!あなたはNさんより真人間だ!Nさんは僕がそう言った時、“え~10万やで?ほんま?”と言って信じなかったもんね!」
息子氏 「ああ、父はそういうとこあるんですよね。無駄に茶化すんですよ。」
私 「でも僕にコースターくれるからいい人ですよ。」
Nさん 「あ、いまコースターもうやらんとこかと思った瞬間に先手を打たれた。」
そんなこんなで夜は更けて、
当たり前だと思っている出会いを考えさせられたりして、
有意義な一日になりました。
このパン屋さんと出会えたのだって、
Nさんと知り合ってなかったら今も未訪のままだったろうし、
もしかしたら一生行かなかったかも知れません。
で、レビューを書くにあたって、
流石にパン一個の写真だと寂しいので(いっぱい買っていっぱい食べたのに!)、
次の日の夕方にお店の外観写真を撮ってきました☆
場所は、丸太町七本松の交差点の南東です。
味よし、CPよし、
そしてお店の人までがあたたかくて素敵なパン屋さんです♪
美味しかったです、ごっちゃん♪