5回
2025/10 訪問
君は「半熟イクラの味噌漬け」を食べたことはあるか?(私は今日食べた)
平日の昼の部、TableCheckで予約して独りで訪問。(今回も予約が取れたのは1席のみ…許せ、家人よ)
前回の訪問から2ヶ月あまりながら、当店に来る前の日から楽しみでやや浮き足立っていた。まるで小学生の遠足前日の気分。
14:30の定時少し前に席に着いて、まずは
☆ハートランド
をオーダー。10月とはいえ蒸し暑い日だったので美味い。
そして4回目の訪問にして、前回までの反省に基づいて得た教訓は
「当店ではビールとは別で料理が始まる前から日本酒は先に注文しておいた方が良い」
ということ。その教訓に従って
☆仙禽 あかとんぼ2025(半合)
もオーダー。一升瓶のラベルが可愛い。
料理の最初は
●鰆(焼き茄子のソース)
「さかなへんに春」と書くが、秋も脂がのって美味い。 焼き茄子のソースはビックリするくらい「焼き茄子」で笑ってしまった。
続いて
●鮑 小丼
ゴロゴロと乗せられた鮑は滋味深く柔らかく煮てあり、ナンボでも日本酒が呑める。下に潜んでいるシャリは肝ソースで鮑と一緒に食べたら飛んだw
3皿目は
●明石 天然真鯛 刺身
こだわりの塩が添えられており、この塩だけ舐めて仙禽を呑んでたらグラスが空になったので
☆くどき上手 備前雄町44(半合)
をオーダー。
4皿目の料理は
●淡路 真魚鰹炭焼き 餡掛け
炭火が香る真魚鰹にスライスした松茸が加わった餡で秋を感じる。
4種類のアテが終わると、当店スペシャリテの
●〆鯖サンド
焼き海苔とトーストがどうしてこんなに合うのかいつも不思議。
専用酒の
☆サバデシュ
も もちろんオーダーした(…けど写真は撮り忘れた)
続いて
●ブルーチーズの茶碗蒸し
がサーブされ、
●和風ピクルス
も準備されて、店側の寿司提供の準備完了。
今回の10貫の寿司ラインナップは
●剣先いか
●白甘鯛
●甘海老
●トロ
●半熟イクラ味噌漬け(❗)
●中とろ(さくづけ)
●秋刀魚(❗)
●雲丹
いつもの味噌汁を挟んで
●トロタク手巻き
●煮アナゴ
全てのネタが美味いのだが『(❗)』は衝撃を受けたネタ。
とりわけ、「半熟イクラの味噌漬け」は椅子から転がり落ちそうになるくらいに美味かった。
そもそもイクラは「醤油漬け」だけだと思っていたが、「味噌漬け」もあるとは知らなかった(ネット検索したら市販品もある模様)
ただ当店のイクラは自家製で筋子から作っているそうで、注意して火入れしていることもあって風味が抜群。あと3貫くらいは食べたかった。
あと、今年は秋刀魚が豊漁とのこともあってか、この日の秋刀魚も脂が絶品だった。
寿司に合わせ呑んだ日本酒は
☆九頭竜 にごり酒(半合)
☆酔鯨 吟麗秋あがり(半合)
☆風の森 秋津穂657(半合)
で、いつも通り気持ち良く酔った。
カフェタイムには
●【プリンのような】玉(ギョク)
●カフェラテ(ホット)
でほっこりして終了。
以上、これだけ食べて呑んで〆のお会計は12,240円。
ちなみに9月には今年2度目の値上げをしたとはいえ、依然としてハイコスパ。
今回も大将に外までお見送りしてもらい、本日のネタに関して立ち話して、ほろ酔いで帰宅。
さぁ、次回の予約合戦、頑張ろう!
ごちそうさまでした
2025/10/24 更新
2025/08 訪問
待望の3回目の訪問でも多くの衝撃を受ける寿司体験(愉悦)
前回の訪問から苦節8ヶ月超。
ようやく勝ち取った(?)スシコーヒーの来店予約。
ただし、今回も予約が取れたのが1席のみ………なので、家人には内緒で平日14:30の回に有給休暇を取って独りで訪問。
定時少し前に店に着くとすぐに奥の席に案内され、3回目にもかかわらず、大将から「お久しぶりです」と挨拶されて照れくさかった。
まずは
☆ハートランド
を注文。調理台の上が前回までの訪問と比べて、スッキリとしていた(気がしたけど、単なる思い込みかもしれない)
定時には予約者全員が揃い、食事がスタート。ちなみに独りで来ていたのは自分のみ。
最初の料理は
●アワビとジュンサイと紫雲丹(肝ソース添え)
美しい見た目と同様、味にどぎつさは皆無ながら、しっかりとした旨味とアワビとじゅんさいの食感のハーモニーに「愉悦」の文字がアタマに浮かぶ。
いきなりホームラン級のアテが繰り出されたので、慌てて
☆墨廼江 RICE IS BEAUTIFUL SoLiD 純米吟醸 半合
を注文し、日本酒とのマリアージュを。
これに続く、アテは
●太刀魚(黄身醤油 シャリ添え)
●千葉 鰹 一味醤油漬け
●真魚鰹の炭焼き
というラインナップ。
太刀魚はしっかりかき混ぜてリゾットのように愉しむ演出。鰹は上にかけられたアオサが、真魚鰹は横に添えられた鬼おろしが良い仕事をしていた。
このへんの組み合わせの妙が当店の真骨頂だと思う。
当然 半合のお酒では足りず、途中で
☆風の森 秋津穂 657 半合
を追加
アテが終わると、当店スペシャリテの
●〆鯖サンド
今回のは噛む音までが美味い。(海苔がランクアップしたのかな?)
☆サバデシュ
を添えて。
その後
●ブルーチーズの茶碗蒸し
がサーブされ、
●和風ピクルス
も用意されて、店側の寿司提供の準備完了。
(前回まで和風ピクルスには大根とキュウリ人参が入っていたが、今回のは大根とキュウリのみ)
大将から「メニューに載っていませんが…」と紹介された日本酒
☆飛露喜 特別純米 半合
を注文して、こちらも寿司を迎える準備完了。
そして怒濤の10貫の寿司ショーの幕が上がる
●剣先烏賊
●鰯(❗)
●鮪赤身
●甘エビ(❗)
●鮪中トロ
●琵琶鱒(天然)
●煮ホタテ(❗)
●紫雲丹(❗)
ここで温かい味噌汁を挟んで
●トロタク手巻き
●煮穴子(❗)
全て美味かったが『(❗)』は衝撃を受けたネタ。
その中でも特に鰯はとても力強い旨味で、決して「弱」い「魚」ではない衝撃。
寿司の途中には
☆ばくれん 超辛口大吟醸 半合
☆Black Jack 極辛口 半合
を追加してこれまた愉悦体験。
カフェタイムには
●【プリンのような】玉(ギョク)
●カフェラテ(アイス)
を頂いて、夢のような時間が終了。
今回の会計はこれだけ呑んでも〆て11,000円。
…そりゃあ、予約が取れなくなるほど人気が出て当然でR。
今日も大将に外までお見送りして頂き、立ち話しながら、本日の「鰯」の美味さの秘密を少し教わった。
さぁ、次回の予約合戦、頑張ろう!
(取れる自信が全くないけど…)
ごちそうさまでした
2025/10/22 更新
2024/12 訪問
初回訪問の衝撃を超える衝撃の美味さ
来店予約に関しては「偶数月20日12:00に2ヶ月分のお席をネット予約でお受け致します。」の当店。
今年4月に偶然(?)にも予約が取れて、5月に家人と共に初訪問したが、あまりの美味さ(と雰囲気・ホスピタリティの高さ)で「私的 レストラン・オブ・ザ・イヤー 2024」に即認定してしまうほどであった。
その後の6月・8月の予約合戦に挑むも全く歯が立たず破れ続けたが、10月にようやく12月の平日昼の部の予約を取ることができた……が、なんと1席のみ。
家人には泣いてもらって、12月の平日14:30の回に有給休暇を取って、独りで訪問。
まずはビール
☆ハートランド
を注文して喉を潤しながら料理を待つ。
アテの最初の一品は
●カワハギ肝和え
細切りのカワハギをクリーム状に溶いた肝で和えたもの。このようなカタチで提供されるカワハギを食べるのは初めてだったが、口に入れると優しい衝撃が走り、コレは日本酒必須と気付きあわてて日本酒
☆風の森1合
を注文。想像以上に日本酒とのマリアージュが素晴らしかった。
その後のアテは
●北海道の白子 黄身醤油仕立て
●長崎 ヤイタ鰹 一味醤油漬け
●三重 鰆 炭焼き みぞれ餡
はどれも日本酒に合うものばかりで
☆みむろ杉 半合
を追加して楽しむ。
続いては当店の代名詞でもある
●〆鯖サンド
温かい海苔と焼いた食パンに冷えたしめ鯖のコントラストが愉しく美味しい。
そして、鳥獣戯画の柄が可愛い器の
●ブルーチーズの茶碗蒸し
がサーブされたところで、奥様からオススメ頂いた
☆而今 にごりざけ生 半合
を追加(メニューには記載が無かったが、これは旨かった)
そしてガリ代わりの当店名物
●和風ピクルス
が用意されて、いよいよ鮨がスタート
●中トロ 血合いギシ (!)
●金目鯛
●セコガニ(!)
☆明鏡止水 鬼辛口 1合(燗酒)
●八戸のトロ(!)
●鰤 大根の千枚漬けのせ(!)
●雲丹(!)
☆みむろ杉 巳年限定酒 KINOTOMI【お店から「呑める方はどうぞ」ということで振る舞い酒(?)】
●赤貝 ヒモ付き
●車海老 黄身酢おぼろ締め(!)
ここで温かい味噌汁を挟んで
●トロタク手巻き
●煮アナゴ
計10品。トロが2種類出てきたのは驚きつつも、大興奮(笑)
全て美味かったが『(!)』は衝撃を受けたネタ。
初回訪問時にも感じたがネタの良さもさることながら工夫と手間と下準備が凝っていて、他の寿司店では味わったことがないネタが多いことに感心。
他の方のレビューでは「シャリが固い」と評されることもあり、当日も確かに柔らかくは無かったが、個人的には当店の『個性』だと思える許容範囲。
鮨を全て食べ終わってからは、カフェタイム。
●自家製カタラーナ
●カフェラテ(ホット)
を頂いて、終了。
本日は締めて10,780円。有名どころの日本酒を結構呑んだ割には10,000円強で収まったので、とても良心的な価格だと思う。
今後は今まで以上に予約合戦の激化が予想されるため、次の予約がいつ取れるのかの保証はまったくないが、再訪が待ち遠しい。
ごちそうさまでした
2025/10/22 更新
2024/05 訪問
「私的 レストラン・オブ・ザ・イヤー 2024」が決まりました
以前から気になっていたお店で、熾烈な予約合戦を奇跡的にくぐり抜けることができ、某日14:30スタートの回に家人と2人で訪問。
料理は6,600円のコースのみ。飲み物としてハートランドビール2本、日本酒は「Black Jack21」と「寒菊」を一合ずつ と 「サバデシュ」を一口、エルダーフラワーソーダを注文して仕上がりは17,300円
先に結論から云うと、「実に美味い」。
「6,600円の割に…」
とか
「カフェのような洒落た店構えの割に…」
とかの前置きの修飾表現は全く必要無い。
素で「実に美味い」。
飲食店の味の決め手は「料理人のセンス」と「食材の組み合わせ」という2つの要素が大きいと思うが、当店に関してはその双方に唸る部分が多々あった。
握り寿司の前に提供される「つまみ」では、ホタルイカ細かくを叩いて酢飯と合わせたものに菜の花の餡を書けてリゾット風にしたり、焼物の「鮭の幽庵焼き」に蒸したさつま芋を削ってかけたり、巻き物の「〆鯖サンド」では酢飯では無くトーストのパンを使っていたりとそのアイデアに驚かされる。
メインの握り寿司は10貫。シャリは甘味を抑えていて、ネタの特徴が明確にわかりやすく、自分の好み。
ネタには隠し包丁や、バーナーや藁で焼き目や香り付けを加えたりと工夫が凝らされている。
この日、印象的だったのはシマアジと金目鯛。
「ガリ」に相当する「和風ピクルス」も楽しい。
デザートはカタラーナアイス。
多くの種類から選べる珈琲、紅茶類からはカフェオレをチョイス。
調理を含め店内はご夫婦二人のみのオペレーションながら隅々まで気配りがされていたし、接客もカジュアルながら、こちらが恐縮するくらいの丁寧さでずっと心地良かった。
食事と会計を終えると、出口までお見送りしてもらって店を辞した。
ちょっと気が早いけど「私的 レストラン・オブ・ザ・イヤー 2024」に決定(パンパカパ〜ン!)
再訪(したいの)は確実だが、熾烈な予約合戦をどのようにくぐり抜けられるかが今から心配…
ごちそうさまでした
【追記】
2ヶ月に一度、TableCheckを使って行われる当店の予約合戦。
6月、8月ともに12時少し前から気合いを入れて待ち構えていたが、結果的には予約できなかった。(初訪問を予約した4月は混乱無く予約できた)
確定直前まで進むものの、結果的には何度やっても「お席をご用意することができません。別の日または時間をご指定ください」の表示で拒絶させられる。
同じTableCheckの他店では、日にちと時間帯で空席の有無を表形式で確認できるお店もあるが、当店に関してはそれができない。プルダウンから選択できる日にちと時間帯を選んで「確定画面へ」のボタンが出現しているのに、コレを押すと何度やっても「お席をご用意することができません。別の日または時間をご指定ください」の表示。ダメならダメで選べないようにしてくれないと延々と作業を繰り返させられる。
バグとまでは云えないかもしれないけれど、TableCheckには改善を望む。
カトラリー
ハートランド
明石の真鯛
ホタルイカのタタキ 菜の花の餡
けんけんがつお刺身 鬼おろしぽん酢
銀じゃけ幽庵焼き チーズのように見えるおぼろ状のモノは蒸かしたさつまいもを削っている
しめ鯖サンド 海苔、トースト、〆鯖、たくあんマヨネーズ、大葉 当店のスペシャリテ
鯖専用日本酒 サバデシュ
鳥獣戯画の器が楽しい
ブルーチーズの茶碗蒸し
ブラックジャック21
お酒のイメージに合わせた酒器が素晴らしい
ガリ代わりの和風ピクルス お代わり可能
スミイカ
シマアジ
金目鯛
寒菊
サクラマス
中トロ
鰆(藁で燻されたもの)
車海老
トロタク
雲丹
煮アナゴ
味噌汁
カタラーナアイス
カフェオレ
メニュー
アルコール1
アルコール2
アルコール3
食後に選べる飲み物のリスト
2025/11/02 更新
TableCheckで2ヶ月毎の偶数月20日に繰り広げられる熾烈な予約合戦。 今回も奇跡的(?)に勝利し、会社には有給をもらって12月の平日・昼の部へ訪問。(取得できたのは今回も1席のみ……家人にはナイショである)
ほぼスタート時刻の14:30に入店。まずは ☆ハートランド ☆みむろ杉 特別純米 を同時にオーダー。 ハートランドで乾きを癒しつつ、みむろ杉を待機させ、料理の到着を待つ。
握り前の料理(全6品)
● 鰤
皮目をさっと炙った後、出汁でしゃぶしゃぶ風に仕立てた一品。焼きと煮の要素を併せ持つ、実にハイブリッドな調理。
● 北海道産 鱈白子 ミニ丼
絶妙な火入れの白子に、玉子餡とアオサ海苔。アオサの香りが立ち、思わず杯が進む“呑める白子丼”。
● 白甘鯛 刺身
醤油でも十分に美味しいが、やや熟成の入った身は添えられた天日干し塩で食べると甘みがより際立つ。
● 鰆 聖護院蕪みぞれ餡
前回10月の訪問時にも焼茄子ソースと共に登場した鰆だが、今回は聖護院蕪みぞれ餡との組み合わせ。冬の鰆の実力を再認識させられる。
● 〆鯖サンド
当店のスペシャリテ。専用酒の ☆サバデシュを合わせて楽しむのが定番。
● ブルーチーズの茶碗蒸し
他店ではまず出会えない一品だが、今やすっかり“いつもの味”。茶碗蒸しとしての完成度の高さに毎回感心させられる。
そして、和風ピクルスも供され、いよいよ寿司の準備が整う。
今回の握り(10貫)
● 中トロ(塩釜)
● 金目鯛
● 太刀魚 小丼
● セコガニ(❗)
● トロ
● コハダ
● 煮ハマグリ
● ウニ
ここでいつもの ●味噌汁 を挟み、
● 鮟肝手巻き(❗)
● 煮あなご
トロが2度登場し、思わず歓喜(笑)。 『❗』は特に衝撃を受けたネタ。
セコガニは、ほぐし身だけでなくミソまで丁寧に混ぜ込まれており、ほのかなミソの風味が全体を包み込む至福の味わい。
鮟肝手巻きは、最初は定番のトロタクと勘違い。しかし一口噛んだ瞬間、鮟肝の濃厚なコクと三河海苔の力強い香りが一気に広がり、幸福感に包まれる。奈良漬けの食感と酸味のアクセントも見事。
日本酒(グラス/半合)
料理・寿司に合わせて、以下を追加でいただいた。
☆ 墨廼江(スミノエ)
☆ 大嶺
☆ よこやま
☆ サンタクロースばくれん
☆ うまから まんさく(番外品)
カフェタイム
● 【プリンのような】玉(ギョク)
● カフェラテ(ホット)
夢中で食べ飲みしたあとの余韻に浸りながら、ゆっくりと呼吸を整える大事な時間。
〆のお会計は 11,920円。(☆よこやまはお店からのサービス)
……今回も驚くほどのハイコスパで大満足。
大将と女将さんに外まで見送っていただき、少し早い年末の挨拶をして店を後にした。
昨年は2回訪問できたスシコーヒー。
今年は3回訪問できたスシコーヒー。
来年はぜひ4回(できればそれ以上)訪問したい。
ごちそうさまでした