レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2013/12訪問 2013/12/24
久しぶりに、再訪。10000円のお任せコースで。
今回はお座敷だったため、じっくりと料理を楽しめた。
次のお料理。いくつかは、思わず声が出る絶品。
握り。ぶり、かつお・もっちり、バイ。
握り。大間の中とろ、あおりいか。
ノドグロのねぎま。うまみ、脂ののり、ホロリとした食感、あっさりと素材を活かすタレ。
コウバコガニの詰め物。北陸の定番。
握り。白海老(コブ締め)と甘エビ。軍艦ではない。
変わり寿司。鱈の白子と満寿泉の酒粕を和えて酒蒸、裏ごしして醤油で味付けした変わり寿司。間にはさんだ海苔の香が効いて、すごい。
茶碗蒸し。梅と富山湾深層水だけの具のない茶碗蒸し、すばらしい。鰹の出汁の香りがすごい。
魚のアラと骨と海老のみそ等のスープ。つけ麺の出汁より濃厚。これだけで酒が進む!
握り。ひらめ、かに、マトウダイ(車鯛)、カニ以外は昆布締め。
鰻、細切りキュウリの手巻き寿司。海苔の香り、鰻のお焦げの香ばしさ、タレの味付け、最高です。
デザートのアイスクリームも濃厚。能登の有名品を取り寄せ。
お寿司も赤酢飯にとがったところがなくなってより美味しく!
大将も円みが出て、内輪に対する聞き苦しい言葉も、態度もなくなり、お客さん対応も感じよくなった。
白ワインも、ムルソー、ブルゴーニュ・ブランに加え、地元氷見のセイズファームのシャルドネが充分美味しくて、リーズナブルで。
----------------------------------------
再訪。今回は鮨だけではなく、コースでお願い。
コースは、様々な魚料理の合間にお寿司がでるという感じ。
お料理としては、
焙った、アジ、鯖、カツオの切り身。スモーキーさと素材の味がマッチして、絶品の酒肴となっている。
ミズタコとしめさばの燻し煮付け。
ノドグロのネギマ(串焼き)にコハダ鮨。ホクホクの脂ノリノリのノドグロがネギマで。ほどよい塩加減で、食べやすくて、もちろん美味しくて。
茶碗蒸しの梅ソースかけ。聞いたときは、「どんな組み合わせ?」と思ったが、食べると、すばらしい組み合わせ。絶品。アイディア・発想のすばらしさに感嘆。
香箱ガニの甲羅蒸し(半身)、スダチ添え。
全部の魚の残エキスのみそ汁。本日出された魚全部のアラから出したスープのみそ汁。さっぱりしていて、コクが深くて、旨みがあって、これも絶品。
アラのシャブぬた。アラの切り身を出しでしゃぶしゃぶしてヌタにしたもの。アラの上品な旨みが感じられておいしい酢の物となっている。
ウナギ・キュウリの海苔巻き。
餅米入りのアイス最中。
他にも出たが、忘れました。ごめんなさい。どれも、いちいち驚嘆の声があがる美味しさでした。
お寿司として、
甘エビ、シロエビ、ボタン海老のセット。
マグロ、トロ、カンパチのズケセット。
ヒラメ、バ゜イ、真鯛の白身セット。
その他。
どれも、それぞれに合わせたタレ、塩などで供される。
とにかく、全品それぞれ、そしてコース全体として、感嘆の連続。
寿司屋さんの料理と言うより、日本料理のコースに鮨が入っている感じ。
但し、これだけすばらしい料理を発想する大将は、現在ノリノリ状態なのでしょう、奥(調理場)に指示する声のテンション高過ぎて、ちょっと違和感。
また、なじみ客と他のお客さんとの接遇の差がありすぎ。他のスタッフの方が客に気をつかっている様子がアリアリ。
超一流店は、客にこんな違和感を絶対感じさせない。おもてなしの姿勢は、いまのところ、まだ二流。
お酒もワインも美味しい物があるが(満寿泉、勝駒など)、リストがない。前はあったのに。
どうも、時々に大将のノリで用意されている様子。
これでは、この料理にはあのお酒、と考える客の楽しみが奪われる。
ノリで用意の種類もあってもよいが、定番もそろえておいて欲しい。
しかし、それらの難点をはるかに乗り越えるコース料理の美味しさに、再訪確実。
お寿司の美味しさは急速に進歩している。
これにあわせて店の雰囲気・サービスも進歩期待。
---------------------------------
高級紙でも取り上げられ,全国的に有名になった店。
赤酢を使い,しゃりが赤く,「こく」が感じられ,他の店とは違う,店主のこだわりが感じられ,ただ者ではない感があふれる。
但し,鮨の味には意見が分かれると思われる。ネタの種類によっては旨みが乏しいように感じられるものがあり,それはシャリの清冽さからくるものだと思われるが,そこら辺,一工夫欲しいかな。
もちろん,ネタや仕事はいいので,酒の肴としては楽しめるのであり,にぎり鮨としてちょっと物足りなさを感じる人もあるのでは,ということ。
寿司栄の人気が高い地元の人にとっては,意見が分かれるのではないか。
店自体は定評のある地酒や,鮨に合うワインも置いてあり,楽しめる。
なお,寿司栄を低く評価する人もいるようだが,これも好み。個人的には,味についてはネタの良さも手伝って東京の2つ星,3つ星と変わらないレベルだと感じている(もちろん,数寄屋橋次郎さんの握りの完璧さには誰も及ばないが)。
3位
1回
2011/03訪問 2019/02/28
再び県外からの大事なお客さんの接待で利用。
お料理5000円、地酒の吟醸酒各種(苗加屋、羽根屋、勝駒、成政、三笑楽、満寿泉、千代鶴)飲んで合わせて7000円。
好評だった料理は、はじめの魚のスープか?、ゲンゲ唐揚げか?、〆の鯛寿司か?
他に、刺身盛り(バイ貝、甘エビ、サヨリ、イシモチ、カサゴ、クロソイ、あじ、しめさば、サクラマス等)、ポン級アイナメの焼き物他。今日もたっぷり、リーズナブルでした。
--------------------------------------
県外のお客さんを接待するために再訪。
2階に座敷(椅子席)が増えて、20人のグループまで対応できるようになったとのこと。嬉しい。
お料理5000円コースで、ブリ、鯛、アジ、クロソイ、メバル、鯖、甘エビ、バイのお造り盛り合わせから締めのおそばまで腹一杯。
締めのおそばはうまかった。
ワインから大吟醸まで飲みすぎで、一人9000円近くになったけど大満足でした。
--------------------------------------
知ってまだ間がないのに通ってます。
店構えにも,突き出しにも,料理にも,マスターのセンス,心遣い,技が感じられます。
これまでの口コミは全部正確です(日本酒をもうちょっと工夫してくれれば最高!)。
料理・酒はいいけどなんとなく野暮な富山の飲食界でキラリ光る「粋」がうり。
若いのに料理の技術も確か。もちろん新しいアイディアもいい。
センス・粋が立っているけど,店の雰囲気は気さく,暖たか。
今富山で一番の居酒屋か?
知らないと損するけど,小ていな店なので,あまり皆に知らせたくない悩みの店。
4位
1回
2012/03訪問 2012/09/04
------------------------------------
2012年9月記 ある日のふじ居
美味しい鮎を食べたくて行きました。
評判通り美味しかったです。
あとは、ある日の献立(お料理8000円で、沢山飲んで1人1万円)。
野菜の南蛮漬けとウニ。
冬瓜と鱧の椀物。
トウモロコシの炊き込みご飯。
うすばハギの造り。
新秋刀魚の炙り。
スッポンの冷製スープ。
かもあぶり・万願寺唐辛子とじゃこあえ。
蛸柔らか煮、鱧皮胡瓜和え、だだ茶豆等。
ズイキと貝柱のあんかけ。
氷見うどん。
夏、秋の鮎は是非。鮎づくしも食べたいな。
日本酒、ワインの種類も増えて。
------------------------------------
2012年3月記
小さなお祝いで再訪。
女将は不在(ご出産休暇?)で、代わりにお手伝いの方が一人。
調理助手の女性の方も相当慣れてこられた。
お料理は相変わらず美味しかったです。
出汁も鰹の香りがすばらしく出ているのに、丸くて美味しかった。
相変わらず、予約を早めにしないと満席です。
今回は写真を撮らせていただきました。
8000円のコースです。
貴重な材料も使った豪勢なお料理で、コスパは良いです。
お腹いっぱいです。
沢山飲んだので、やや高めとなりました。
ご馳走様でした。
------------------------------------
2011年10月記
近くに出来たこのお店。
和風の店名看板,小粋なのれん,入り口のメニュースタンド等外装のセンスは上品。
スタンド・メニューをみると,夜は5000円,1万円,1.5万円のけっこうな値段のコースと単品料理が書かれている。
いずれも,ただ者ではない雰囲気。
何度か店に入ったが,いつも満席で4度ふられ,今回はお昼から予約してようやく訪問がかなう。
今回は腕試しに5000円のコースを注文。
お酒は県内の地酒が20種類くらい。いずれも,純米,吟醸,大吟醸など主要なものはほとんど置いてあり,地酒へのこだわりがわかる。
ビールも,キリン,アサヒ,サントリー,サッポロの美味しいところがそろう。
食前酒に「すず音」という宮城一の蔵酒造の発泡性日本酒を頼む。珍しくて,少し甘いが美味しい。
料理は青菜のおひたしから小豆のデザートまで全部で10品くらい。どれも美味しい。
特に輪島塗の日月椀で出される蓮蒸しと鱧の吸い物,〆の菊花のお茶漬けは,本当に美味しい出汁で出色。最高の昆布と鰹節を使っているとのこと。「懐石」を標榜する資格十分。
刺身は,赤イカ,梅貝,カンパチが綺麗なしその花とすりたてのわさびを添えて供される。
八寸にも,中にチーズが詰められた干し柿,生ハムで巻いたイチジクのイチジクソース掛け,自家製?のホタルイカの沖漬け,その他思い出せないほど,いろんな食材がアイディアを凝らして,様々な料理として出される。
途中の栗ご飯も美味しかった。
いずれも地物中心で,本当の懐石料理店さんという感じ。
ただ,今回はお値段がお値段なので高級食材は含まれていない。
今度は上のコースを食べてみたくなった。それだけの味付け,腕はある。
大将は,おそらく30歳代だが,まだ不慣れに見える手伝いの人に,テキパキと指示を出して美味しい料理に仕上げていく。
若い女将は手慣れていて落ち着いている。
現在はメニューにワインがないことや,お店が簡便風で本格的ではないことは,スタートとして致し方あるまい。
今後,きっと大化けして富山の名店を作って行かれること確実。
先が楽しみ。
5位
1回
2011/09訪問 2011/09/12
チェーン店,しかし,それぞれの店に個性が。そして,富山店は・・・
〈夜のカシミール〉
子どもも食べられるチキン・パコラ。
野菜が美味しいシークカバブ。
マトンカラヒは,カレーじゃなく,肉料理。
オクラカレーは,魚醤系の味付けと調味油で格別のうまさ。
日曜日の夜に訪問しました。
隣には,2~4歳の女児2人をつれた家族連れも。
美味しそうにチキン・パコらを食べていました。
確かに,カレーっぽいファミチキと言えないこともない。子どもでもオッケーだ。
参ったのは,マトンカラヒ。カレー分というか,液状の部分が少なくて,これじゃ肉料理。
美味しいんだけど量ありすぎ。
残念ながら,数個のゴロゴロを残してしまった。不覚。
ビールがあればなー!
シークカバブは,真っ赤だけどそれほど辛くなく,野菜の旨味がたっぷり。
夜も大満足のカシミールでした。
〈ランチタイムのカシミール〉
もう,店構え・雰囲気,料理,店員さんの人なつこさなどについては十分語り尽くされているこのお店。
これに付け加えることはあまりない。
しかし,名古屋方面とのチェーン店であるとの指摘は,少数。
そうなんです,当店は名古屋市の「シティー・ハラール・フーズ」(「ハラール・フーズ」というのはイスラムの教えで許される,作法に則った食材,食事)グループの富山支店なのです。
他に,名古屋の藤が丘・金山と岡崎にも支店があるようです。
ところが,各店の口コミをみると,どうも担当するコックさんの手によって味が違うようです。
コックさんも,店によって,時期によって,パキスタン,インド,ネパールの人がいるようです。
料理の味(おそらく。ナンの形も店によって違うし。),料理の提供方法(たとえばランチビュッフェが売りの店があったりと)が,それぞれ相当違うよう。
何が言いたいかというと,富山のお店は,ビリヤニなどが入って,ナン2枚で,たっぷりのカレーなどワンセット1000円の組み合わせ,そして,コックさんが安定していて,味が変わらないのも,ベストのお店のようです。
私は,個人的には,全てオッケー。ビリヤニも,肉塊ゴロゴロのマトンやチキンも,豆たっぷりのカレーも,素材に合わせてスパイスや味付けが異なっており,みんな美味しいと思います。皆さんの大絶賛には賛成。
(但し,コスパをおいて,味の好みの点で言うと,県内では本格派としては「シャングリラ」,日本風としては「デリー」が個人的に好きです。)
6位
1回
2011/03訪問 2016/01/31
点数を見直しています。
最近の経験を踏まえた自分なりの絶対値です。
-----------------------------------------------------
とかく素材の良さに頼りがちの富山市の和食・日本料理店の中で、出汁、アミューズに富んだ工夫を凝らした料理を楽しめる店の一つ。
したがって、極上の椀物、蒸し物が味わえる !
もちろん刺身は富山の新鮮な素材、上品な組み合わせ。
のれんをくぐってはいると、富山では珍しい香のかおり。金沢か京都の料亭のよう。
料理に文句をつけるところはありませんが、 「一四代」などの美味しい日本酒も置いてあります。
ワインも本格的なものがそろえてあります。
難点は、気を張らないで飲食できる雰囲気なので、ついついお酒がすすみ、お勘定の際ほんの少し反省させられるところ・・・?
7位
1回
2011/02訪問 2016/01/31
最近経験を踏まえて点数を自分なりの絶対値で見直しています。
------------------------------------------
富山湾の魚をメイン素材にした本格的フレンチが楽しめるだけではありません。
各種ワイン教室の先生もつとめられる協会認定のシニアソムリエ,チーズプロフェッショナルのオーナーマダムが,料理,予算,好みに合ったワイン,チーズを適切な説明とともに奨めてくれます。
上質なサービスですが,気をつかうことはありません。居心地のいい,親しみやすいレストランです。
本格的なフレンチとワインが楽しみたくなったときに繰り返し訪れていますが,通い詰めている身としては,時々お料理に冒険が欲しいかな,泡のソースとか。
8位
1回
2011/11訪問 2011/11/06
近くで営まれた法要のお斉で利用。
お昼のコースの高めの方。
オードブルはホタテの変わり揚げ(?話に夢中で説明を良く聞かず、ごめんなさい)。
写真のとおり、彩り豊かで、ホタテ、サラダ、冷製ムースとも、お味もすばらしい。
魚料理は真鯛で、ふっくらと厚く、お味もバター風味で、まさにフレンチ!
肉料理は子牛で、バルサミコソースのお味が、お店の実力を存分に示している。
どれも、基本に忠実な、一級品。
デザートもキャラメル味のアイスクリームのキャラメル板ヌガー添えとフルーツのシャーベット。
アイスクリームはコクがあって味わい深く、シャーベットはさわやかで、どちらも絶品。
お店の雰囲気も、シックで落ち着いていて、天井の高い非常に上品な空間。
しかし、サービスはフレンドリーで、本当に居心地がいい。
高岡の中田という地に、このような一級のフレンチがあることに、東京から来た親族も驚嘆していた。
帰り際にレジカウンターをみると、「コパンの会」の表示が。
つまり、富山の「レストラン小西」で修行をされた方のお店。
どうりで、基本に忠実、一級のお店。
わざわざ遠くから出向く価値あり。
9位
2回
2020/05訪問 2020/08/21
新型コロナ下、どのお店もテイクアウトを始めていますが、こちらも、テイクアウト・サイトの富山ウチデリで発見。
2日前からの要予約ですが、2500円でオードブルを出しておられます。
この日は同じお値段のフレンチ御膳と2つ頼みました。
同じようなものを同時に2品で、お店にはプレッシャーだったと思いますが、写真のように作り分けていただいて、おまけに、手書きでお料理の説明も。
どうしても少量のお料理ばかり品数多数なので、保存の効く冷製が多くなっていますが、さすがのお料理。しかも、リーズナブルで、楽しめました。
頑張って!
ご馳走様でした。
最近点数を見直しています。
経験を踏まえた自分なりの絶対値です。
----------------------------------------------------
正当派フレンチの確かな技術の上に、あの素材をこんな風に・・とシェフのセンスが感じられる、伝統だけではない今の日本のフランス料理のレベルが味わえるすばらしい料理が楽しめます。
あたらしい料理の工夫、試みもみられ、富山でも全国レベルのフレンチが楽しめると感じます。
お店は格式張らず、やわらかい雰囲気ですが、料理にはきちんとした格式が感じられます。
ワインの品揃えも正当派ですが、ちょっと冒険して、ニューワールドの驚きの高品質・低価格ワインも提供してもらいたいカナ?
創業1969年,北陸での本格的フレンチ・レストランの草分けとして誕生し,その後一貫して斯界のトップの座にあり続けている店。
豊富な地元の素材を生かし,重厚な技で絶品のフレンチに仕上げる,そんな料理が,シェフ本人も含めた気取りのない,気さくなサービスでいただける。
今回は,毎日焼いているという自家製パンスライスにパテが乗っけられたアミューズにから始まった。
そして,テーブルに置かれた瞬間食欲をくすぐるスモーキーな香りが漂ってくる手作りのスモークサーモン,一口大のフォアグラ,子豚のゼリー寄せ,鴨のコンフィなどが一皿に盛られたオードブル。
次は,殻の大きさが20センチ以上ある大振りの魚津産天然岩蠣を自家製のベーコンで香り付けしてソテーしたもの。しっかりソテーしてあるので一口大にころころっとまとまっている。これに大きなホワイトアスパラが添えられた魚料理。
コニャック風とあるが,伝統的な,透き通った透き通った,味わい深いコンソメ・スープ。
そして,白エビのムース詰めの真鯛のポアレ,富山産赤米ガレット添え。
メインは,牛,子羊,イベリコ豚,鴨,小鳩のロースト・ステーキか,ほほ肉,テール,タンのシチューか煮込みの8品の中から一品を選ぶ。
デザートは,サクランボのタルトとシャーベット,そして飲み物。
この間自家製の数種類のパンと,お好みのワイン,さらに,様々なチーズも頼める。
どれも味付け,調理はフレンチの王道を十分感じさせる料理を堪能できた。
オーソドックスにこだわる。
素材の良さと,すべてに手を抜かない調理で,骨太のしっかりしたフレンチが味わえる。
泡のソースとかジュレとか驚かされるような流行の調理法のものはないが,出された料理の一品一品の美味しさに驚かされ,十二分に堪能でき,充実感が感じられた。
こんな地方都市の富山に,このような本格的,一流のフレンチ・レストランがあることが,ものすごく嬉しい。
オーナーシェフの小西謙造さんは,1996年のベルリン世界料理オリンピック日本代表リージョナルチームの団長,国際料理コンクールの審査員も長く勤められ,2011年には全日本司厨士協会北陸地方本部長に就任。
この店を巣立って店を構えたた人たちが「コパンの会」という集まりを作って研鑽をし,富山の料理界に彩りを添えている。
しかし,本家を越せる料理人は何人出られるのだろう。
そして,今回あらためて気づいたのは,料理を楽しめるサービスの暖かさ。
マダムを初め,本当に気取らない,気さくな,心遣いあふれる接遇で,まるで,自分の家の食堂で仲間と,純粋に料理と酒を楽しんでいる,そんな体験ができた。