都知事候補にと、某国民的タレントのお父様へ立候補の打診があったのはみなさんご存知かと思います。
自分としてはあの党は嫌いなので仮に立候補しても投票しませんが、氏に行政の長にふさわしい手腕があるのは間違いないかと思います。
それでも固辞したのは、国民的タレントとして活躍する子息への配慮があったはずです。
国民的な存在ですから、中立を求められますし実践している彼はさすがに賢いです。
そのようなご子息の父上ですから、国民の情緒を下支えしている彼をおとしめるなどあり得ません。
あるいは氏はすでに脛に傷を持っていたのでしょうか。
いずれにせよ、都民を、国民を、敵にまわさない賢明な処世だと言えます。
賢い人は大勢にまぎれて存在感が薄くなりがちです。
それでいいと思います。
彼は大勢にさらされて存在感を発揮していますが、
自身のスタンスをよく理解していると感心します。
全体のバランスを鑑みて自身の進退を決めるということ、
それが大局を鑑みるということなのではないでしょうか。