感銘を受けた店のレビューは筆がはかどります。
書いていて楽しくなりますからね。
逆に苦言の一言も盛り込みたい店のレビューは筆が進みません。
悪いことばかり並べると添削を促されますし、
店には不都合な本当のことも提供したいとの葛藤に陥ります。
そんなはざ間で紡ぎ出す言葉に思いを致してくだされるなら救われます。
レビュアとしての良心が、
自己満足に終わらないように細心するのもまた苦難なのです。
それでも真実を語らないわけにはいかない性分に業を感じています。
人生とは、
苦難の中にささやかな光明を見るのを幸いとしなくてはならない、
そのように感じるのです。