まだ早い、
心無い人は一様にそう言います。
虚勢を張るだけで精一杯なのです。
この春ころから料理ができなくなりました。
片付けも出来なくなりました。
老化のルーティンと年齢は必ずしも同期しないのです。
定年退職まで15年、自分には長い時間に感じられます。
途中でリタイアできるとしても死を他人任せにするのは忍びないものです。
かと言ってあるべき死の有り様をなぞることはできないのです。
断舎利さえできません。
もはや虚勢で生きる力しか持っていないのです。
もう人生に心残りはありません。
十分おいしいものをいただきましたし、
それ以上のものをいただいても感動できないと思います。
達観と言うには先達に申し訳が立たないのは承知しています。
でももう限界なのです。
やすらかにしてやってください。