3回
2019/09 訪問
三軒茶屋のビストロ
bistro Vas_y
さんへ。前回来てとても美味しかったので、ワイン好きな方と一緒に再訪。本日も、もちろんお任せコースをお願いします。
フランスのミシュランの星付き店で、スーシェフされてたシェフのお料理は、前回頂いて、大変好きなお味だったので楽しみ!本日は、
フォアグラのボンボン 韓国伝統ゆず茶と市田干し柿
夏野菜のテリーヌ 徳島産スダチ鮎のオイルサーディン、スイカと蓼のソース
鳥取県産紅ズワイ蟹とそのみそのタルタル 温泉卵とアボガド、ニンニクのヴルーテ
静岡県富士山ベビーサーモンのコンフィ マッシュルームとアンチョビクリーム
ハンガリー産マグレ鴨のロティ 広島県産牡蠣とビーツ、マデラ酒とジャマイカペッパーのソース
豚骨と愛媛県産真鯛のコンソメソーメン
栗カボチャとマスカルポーネのムースリーヌパッションフルーツ
と見事なコース。単品で頼むよりかなりのお得感がこのコースにはあります!
まずは、チュッパチャプス??と間違えてしまうような形の前菜。こちらはなんとフォアグラ。一口サイズですが、かなりの手間がかかっている一品で、フォアグラが綺麗な味わい。中には市田干し柿が入っており、優しい甘さもあり美味しい。そして、柚子の香りがアクセントになっているのが、ま良いです。
次は夏野菜のテリーヌ。その上には、徳島産スダチ鮎をじっくり六時間オイルサーディンにしたもの。頭から全て頂けます。鮎と言うと蓼を使ったソース。こちらでは、スイカソースに蓼をワインビネガーと合わせてジュレにした物で頂けます。これが、鮎の苦み以外を上手く補てんしていて、口のな中で完成される味わいが美味しい。これは、凄い。
そして、野菜のテリーヌが、無茶苦茶美味しい!これ、何種類の野菜が入っているとおっしゃってたかな??色々な味わいが切った所から味わえて、楽しいです。
本日のパンは、水を使わないでワインだけで作った自家製パン。これも美味しくて、ついつい食べてしまいます。
鳥取県産の紅ズワイ蟹と蟹みそを使ったタルタルは、ニンニクのヴルーテと言うソースで。こちらに熟したアボガドを散らし、温泉卵と。温泉卵はかき混ぜて食べて下さいとの事だったので、大胆に、かき混ぜます(笑)蟹の甘味がとても良くて旨味の中心に。ニンニクのアクセントを卵とアボガドが調和させてくれて美味しい。ちょっとした付け合わせのバケットに乗せて頂くのも美味しかった。
静岡県富士山ベビーサーモンは、海に出た事がない紅鱒です。この鱒、驚いた事に身が赤くなくて白いんです。海に出ないと白いらしいです!こちらをコンフィにして、焼きを入れて出して頂けます。
少し、ますねの水分が少ないかな?とも思いましたが、マッシュルームとアンチョビクリームと一緒に頂くと良い感じです。川魚に、このソースがあうとは驚きです。
お肉は、ハンガリー産マグレ鴨をロティに。フォアグラを取った合鴨だそうで、ただ焼いただけだと固いのだとか。そこを低温調理で、柔らかさを保ったまま火を通して、皮目はこんがり焼き目がついているから、鴨の味わいも食感も楽しめます。食感が良いのも、この鴨を美味しく頂けるし、ワインが進んでしまいます。
付け合わせも美味しかった。広島県産牡蠣は一度湯がいてから鉄板でカリっと焼き目を付けるのですが、これだけでもお酒が楽しめます(笑)ビーツやマデラ酒ソースとジャマイカペッパーのアクセントもこの鴨の味わいに良くあっていました。
藤井さんお料理で嬉しいのが、フレンチのコースに、〆を入れてくださる事。今回は、ソーメンです。豚骨と愛媛県産真鯛でとったコンソメスープがベースです。まず、フレンチで豚骨?と言うのに驚いたのと、出て来たのを見るとその透明感に驚きます。そして、飲んでみるとさらにその味わいに驚きます。本当に綺麗。しかし、豚骨の雰囲気はしっかり出てるんですよね。やったら、絶対美味しいと思っていたと言うのが、やはり凄い所。これは、食べた事のない味わいで唸ります。
デザートは、一口デザート。今日は栗カボチャとマスカルポーネのムースリーヌパッションフルーツ。カボチャ自身の甘味が柔らかく、パッションフルーツの酸味が抜群にあっています。これは、旨いです。最後の口直しにピッタリでした。
今日は、ワイン飲めるメンバーだったので、色々と飲めて本当に良かった。これから秋メニューになるそうなので、また時期変えて来たいです。
2020/01/12 更新
2019/07 訪問
センスあるシェフが作るコンロを使わないオール電化で作る新しいビストロっ!
三軒茶屋に新しく出来たビストロ
bistro Vas_y
さんへ。まだ、訪れた時点で、オープンしてから2ヶ月とちょっとと新しいお店で、近代的。キッチン前のカウンターと奥にはテーブル席と個室もあり、中は外観より広く感じます。
うん?何かがないな~と思ったら、ガス機器がないんです!!何でも、ガスの配管が通ってなかったそうで、それなら電気だけで!と言う事になったそうです。なかなか珍しいですね。さて本日は、お任せディナーコース。なんと4000円。アラカルトメニューを見ると、計算合ってないような~(笑)破格ですね。本日のコースは、
お通し
フォアグラのボンボン マンゴーとココナッツ
前菜
北海道蝦夷夏鹿のパロディーヌ 木こり風 高知県の極みえのきのベリー和え添え
スープ
高知県完熟パプリカの冷製スープ カッペリーニを浮かべて
お魚
塩漬けメカジキと加賀太胡瓜 シェーブルチーズの春巻き
お肉
ニュージーランド産羊モモ肉のロティ 焼き米茄子のピューレとミントを添えて
お米
渡蟹と赤海老のビスクカレー
デザート
高知県珊瑚樹フルーツトマトのパルフェ マイクロトマトのコンポートを添えて
なんか四国の素材が多いので、そちらの出身かと思ったら、たまたまだそうで、シェフ二人は北海道と広島のご出身で、渋谷のビストロで働いていた時にお会いしたとか。
お料理は、冷製系から。あらかじめ調理してある物を仕上げていらっしゃるし、ホールスタッフさんとの連携も良さそうで、テンポが良いですね。まずは、フォアグラ。見た目はシンプルですが、ココナッツやマンゴーを合わせて、濃いめのフォアグラの味わいにマンゴーの甘さやココナッツ風味が加わって美味しいです。
鹿は、シェフご出身の北海道の夏鹿。パロディーヌは、身もしっかりした塊もありつつ、お肉感がしっかりしていて旨い!ワインが欲しくなりますね。そして付け合わせが凄い。生のえのきは初めて食べましたが、良いですね。
パプリカのスープは、甘さの中にパプリカの苦味がほんのり来て大人の味わい。さらに、トリュフなどで味付けされたカッペリーニと一緒に頂くと味変になってさらに美味しいですね。
お魚は、塩漬けしたメカジキと加賀太胡瓜、シェーブルチーズを春巻きで包んで焼き上げてあります。メカジキ自体も塩だけで無くて、何かスパイスも入ってるのかな?味わい深く美味しい。
そして、シェーブルチーズの深い味わいが良いですね~。これはワインが進みます。加賀太胡瓜も火入れされて、美味しいアクセントに。皮もパリパリで、パイ生地のようにバターをふんだんに使わないので、しつこさもないのが、メカジキに合いますね。
お肉はニュージーランドの羊。低温調理で準備されており、仕上げに鉄板で焼きを入れて、さらにオーブンで温めてから出てきます。けっこう大きな塊で出て来るのが嬉しい。ソースは、米茄子を焼いてからピューレにしたものにミントを合わせて夏らしい爽やかな味わいに。低温調理されて柔らかくと雑味の無い羊肉に良く合います。この組み合わせありです。
ご飯ものが出るのも嬉しい。来た時から目の前に用意されていたカレーが、炊きたてご飯に赤海老の鉄板焼きが乗ります。蟹と海老の出汁が美味しく、スパイスも良く効いていて美味しいですね。なんだろう食べた事ある香り。カルダモンも入ってる??これは、もっと量を食べたくなりますね。
〆のデザートは、高知県産の珊瑚樹フルーツトマトを使ったパルフェ。一口サイズのアイスですが、旨味たっぷりで、満足感高いです。添えられたマイクロトマトもコンポートになっていて良いです。
ワインは5000円~の物をオススメされたので、色々とこだわってらっしゃいますね。南アのワインをチョイスしましたが、美味しかった。
程よい量でとても美味しく、なんと言ってもコスパが良いです。どれも美味しかったです。メニューも頻繁に変えられているようなので、ぜひまた訪れたいお店です。
2019/10/22 更新
三軒茶屋のフレンチのお店
Vas_y
さんへ。本日もお任せコースで、シェフが取り揃えてくれた美味しいワインを頂きます。
フォアグラのボンボン
赤ワインの自家製パン
鳥取の寒ブリの低温調理、聖護院大根の自家製千枚漬け、大麦添え
ポワロー葱のグリエ 黒毛和牛のラメル添え
銀鱈のブランチャ あさりとパルメジャーノのカプチーノ
ホロホロ鳥と豚足のルーラードと茸のソテー ソースヴァンジョンヌ
イベリコ豚とポルチーニのグリーンカレー
さつまいモンブラン
最初は、いつものボンボン。秋バージョンも今週で終わりだそうで、すでに冬バージョンのも見せて頂き、そっちも食べたいと、思ったのは、私だけでないはず(笑)
中は、ポルト酒で漬けたレーズン、フォアグラ、77%チョコ、六種類のナッツとこの可愛いボンボンにたくさんの味わいが詰まっています。しかし、食べてみると驚くほど味わいが馴染んでおり、噛み締める度に味わいの変化があり美味しい。
今日のワインは、ボジョレーヌーボー前の忙しい酒屋に、無理を言って集めて頂いた、かなり優れたワインの数々。ロレーヌの微発泡ワインから。これのワインが美味しくてボンボンにもピッタリでした。
二品目は、秋メニューが切れてしまい、冬のメニューから。こらまた凝った一品。寒ブリの塊を低温調理して、生感を残しつつ、ツナのようにしている絶妙なテイスト。これは、凄い。ミキュイとも違うし、低温調理の見事な所。しかも、これを出すための手間も色々とかかっており、本当に凄い。
そして、聖護院大根は、白ワインビネガーと秋田のしょっつるに浸けたものらしく、この酸味がブリにぴったり過ぎて驚きます。下に敷いてある大麦も、ブリの骨から取った出汁を使って煮込んでおり、完璧に料理が一体化しており素晴らしい。上からかけてもらったシェフの故郷の山わさびのアクセントも良かったです。
次は、ポワロー葱。これを、オーブンで焼いて表の一枚だけめくって中の蒸し焼きにらされた葱の甘い部分を頂きます。上には、黒毛和牛を塩漬けしたラメル添え。そして中には、ツナの油を使って作った自家製マヨネーズを挟んであります。
ネギだけでも美味しいのでは?と思いつつも頂いてみると、凄い味のハーモニーが!ネギの甘さ、肉の旨味と塩気、ツナのマヨネーズの濃厚さが一体となっていて旨い。そして、これは、美味しくてもったいないとチビチビ食べるよりも、大きめなポーションで頂く方が美味しいっ!これは、やられました。
銀鱈は、塩漬けして表面を、軽く鉄板で焼き目わ付けているのかなと思っていたら、見事に厚切りの銀鱈に火が入っており、お見事。そして、ソースはあさりとパルメジャーノのソースで、これをエスプーマーでカプチーノ仕立てに。このソースがまた美味しくて、パンを使ってしっかり頂きました。
メインは、ホロホロ鳥で巻いた料理。こちらには、知床鳥のささみとフォアグラの脂を使ったムースと豚足のルーラードが巻かれていて、複雑な味わいのコンビネーションが素晴らしい。こちらと一緒に頂くのが、10種類の茸のソテーとソースヴァンジョンヌで。濃厚なキノコの味わいがまた良くて、鶏肉に良く合います。このソースも美味しい。
Vas_yさんは、〆のご飯が出てくるのが嬉しいっ!本日は、イベリコ豚のポルチーニのグリーンカレーは、カレーと言うより、贅沢な煮込み料理。辛味はそこまで強くなく旨味と香りが素晴らしい。かわいいサイズの〆ですが、もっと食べれる気がする(笑)あ、肝心の中の写真は撮り忘れました。。。
デザートは、さつまいモンブラン。リキュールの利いたアイスが中に入っており、このアイスが意外とさっぱりしていて、また美味しい。上には紅芋がと芋のチップスがかかっていて見た目にも味にも良かったです!!まさにコースの〆にぴったりのデザートでした。
いや~、今夜も美味しかったです。