16回
2025/05 訪問
ごちそうさまでした これからもよろしく
静岡産生しらすのブルスケッタ
赤ピーマンと玉葱のムース 黒毛和牛 色々なお野菜 鶏のコンソメのジュレ
赤ピーマンと玉葱のムース 黒毛和牛 色々なお野菜 鶏のコンソメのジュレ
フォアグラのフラン グリーンピースのポタージュ サマートリュフ
フォアグラのフラン グリーンピースのポタージュ サマートリュフ
スズキのポワレ レタスとアンチョビと自家製ドライトマトの自家製フレンチソース
スズキのポワレ レタスとアンチョビと自家製ドライトマトの自家製フレンチソース
野田鴨と岩手豚のパイ包み焼き にら キャラメルとビネガーのソース
野田鴨と岩手豚のパイ包み焼き にら キャラメルとビネガーのソース
鮎とひとめぼれの炊き込みごはん きゅうりとサワークリーム
鮎とひとめぼれの炊き込みごはん きゅうりとサワークリーム
メロンのスープ クリームチーズのムース添え 白ワインのジュレ
ジンジャーレモンティー
2025/06/17 更新
2025/04 訪問
愛されてきたレストラン
週末のディナーに伺いました。
栗原シェフによるフレンチベースのディナーコース 税込10,000円です。
ディナーは桑原シェフのスパニッシュかと思っていましたが、閉店を惜しむ声に応え、暫くはランチもディナーも栗原シェフが仕切るとのことでした。
初期のスペシャリテであったフォアグラのプリンアラモードを、久しぶりに頂きました。もしかしたら時々出されていたのかもしれませんが、この日集まった常連様たちにとっても思いがけない再会であったらしく、拍手と歓声が上がりました。
愛されてきた『シャテーニュ』。喜びを共有する一体感。これからもこんな雰囲気が継承されていくと嬉しいです。
○交雑牛のイチボとホッキ貝とお野菜のタルタル
○フォアグラのプリンアラモード
○国産ホワイトアスパラのポシェ
○甘鯛鱗焼き ホッキ貝のスープ
○野田鴨 赤ワインソース 葱のクリームソース 椎茸
○筍と桜海老の炊き込みごはん
○パイナップルのアイス スパイス
○カモミールティー
本日もごちそうさまでした。
予約は、残すところあと1回になりました。
交雑牛のイチボとホッキ貝とお野菜のタルタル
フォアグラのプリンアラモード
フォアグラのプリンアラモード
国産ホワイトアスパラのポシェ
甘鯛鱗焼き ホッキ貝のスープ
野田鴨 赤ワインソース 葱のクリームソース 椎茸
筍と桜海老の炊き込みごはん
筍と桜海老の炊き込みごはん
筍と桜海老の炊き込みごはん
パイナップルのアイス スパイス
2025/05/21 更新
2025/03 訪問
残り少ない時間を胸に刻む
平日のランチに伺いました。
5月末で閉店と聞き、その前にと短期間に予約を複数入れたため、同じ月2回目のランチとなりました。
前回に続き、春の食材が栗原シェフの魔法にかかり、7品の絶品コースとなって私たちを楽しませてくれました。目玉となる高級食材は使われなくとも、思い出深い料理もあり、新しい料理もあり、「美味しい」「楽しい」が止まりませんでした。
本日も、栗原シェフによるフレンチベースのランチコース 税込7,000円と、5杯のハーフサイズのペアリング6,000円です。
○ブランダード 鱈 マッシュポテト パルメザンチーズ
○三重県サクラマスと黒毛和牛とお野菜のタルタル
○新玉葱と人参のポタージュスープ
○鮃のソテー マッシュポテトとフレッシュトマト 焦がしバターのソースグルノーブル
○鳥取県大山鶏のカツレツ トマトソース 菜の花の粒マスタード和え
○鰯とピーマンと新生姜の炊き込みごはん
○パンナコッタ フレッシュ苺 苺のソース スパイス 白ワインのジュレ
○コーヒー
鮮魚とお野菜のタルタルとは久しぶりの再会。
永遠の定番だと思っていたアミューズ3種盛り合わせも最近は登場しなくなり、スペシャリテだったはずのブイヤベースもフォアグラのプリンアラモードも見なくなって久しい。
形を頑なに守り続けるタイプではないようですが、形は変えてもシェフが最適と思う方法で、美味しいものを素直に生かすコンセプトは変わらず。今日は今日の美味しさがありました。
残り少ない時間を噛みしめます。
本日もごちそうさまでした。
ブランダード 鱈 マッシュポテト パルメザンチーズ
三重県サクラマスと黒毛和牛とお野菜のタルタル
新玉葱と人参のポタージュスープ
鮃のソテー マッシュポテトとフレッシュトマト 焦がしバターのソースグルノーブル
鳥取県大山鶏のカツレツ トマトソース 菜の花の粒マスタード和え
鰯とピーマンと新生姜の炊き込みごはん
鰯とピーマンと新生姜の炊き込みごはん
鰯とピーマンと新生姜の炊き込みごはん
パンナコッタ フレッシュ苺 苺のソース スパイス 白ワインのジュレ
コーヒー
2025/04/05 更新
2025/03 訪問
名残惜し
週末のランチに伺いました。
5月末で閉店してしまうとは。残念ですが、早速複数の予約を入れました。
栗原シェフは上階の『奥神楽坂商店』を引き続き切り盛りしつつ、新たなチャレンジを計画しているとのことです。
地階の『シャテーニュ』のスペースは、こちらのディナーを仕切っていた桑原シェフに譲られる形でレストランを継続するとのこと。店名は変わるかもしれませんが『シャテーニュ』のDNAが良い形で引き継がれていくと嬉しいな、と期待しています。
ここ数年、業態変化が目まぐるしいと思っていましたが、栗原シェフは嵐のように次なるステージへ踏み出されました。
本日は、栗原シェフによるフレンチベースのランチコース 税込7,000円と、5杯のハーフサイズのペアリング6,000円です。
○ブランダード 鱈 マッシュポテト パルメザンチーズ
○野菜のギリシャ風マリネ
○新玉葱のポタージュスープ
○鰆のポワレ あさりの出汁 ウド 菜の花
○宮城県産野田鴨 胸 手羽元 豚のソース 葱のピュレ
○鰆の炊き込みごはん 鰆の尾
○パンナコッタ フレッシュ苺 苺のソース 白ワインのジュレ
○カモミールティー
初めは、炊き込みご飯にスープを注ぐ画像に魅せられて訪問し始めたこちら『シャテーニュ』さん。他にもたくさんの美味しいものたちとの出会いがあり、忘れ難いお店のひとつです。
桑原シェフがスパニッシュとして再出発されてからも、時々この炊き込みご飯を限定復活させてくれると嬉しいのだけど、とここに書き置きしておきます。
閉店まであと数回の予約がありますが、本日はごちそうさまでした。
ブランダード 鱈 マッシュポテト パルメザンチーズ
野菜のギリシャ風マリネ
新玉葱のポタージュスープ
鰆のポワレ あさりの出汁 ウド 菜の花
宮城県産野田鴨 胸 手羽元 豚のソース 葱のピュレ
鰆の炊き込みごはん 鰆の尾
鰆の炊き込みごはん
鰆の炊き込みごはん
パンナコッタ フレッシュ苺 苺のソース 白ワインのジュレ
パンナコッタ フレッシュ苺 苺のソース 白ワインのジュレ
カモミールティー
2025/04/05 更新
2024/06 訪問
本日は桑原シェフのスパニッシュ
平日のディナーに伺いました。
本日は、私には初となる、桑原シェフによるディナーコース 税込8,000円と4杯のハーフサイズのペアリングです。
流れは栗原シェフのコースに近いです。フィンガーフードのアミューズに始まり、多皿構成。自家製のパンやデザートなど、そのまま踏襲しているメニューもあります。
でもそこは、スパニッシュを専門とする桑原シェフ。フランス仕込みでボーダーレスな栗原シェフの味とは別世界の、スペイン色を良く感じられるコースでした。ソースの全てがスパニッシュ、締めは炊き込みご飯に代えてパエリアです。
○アミューズ4種盛り合わせ フレッシュトマトとバジルとオリーブとケッパー 豚の血のブーダンノワールに林檎のジャム 鴨のリエット チーズのモザイク仕立て
スパニッシュならばピンチョスと呼ぶべきか。お馴染みの3種盛り合わせのアミューズに、少しスパニッシュらしさを感じる1種が加わりました。
○鱒のマリネ
ミキュイなのかマリネなのか。生に近い鱒の旨さをシンプルに生かした前菜に、舌鼓を打ちます。
○淡路島産鱧のベニエ ガスパチョ
クスクスと青唐辛子を浮かべたガスパチョのスープに、炭酸水を使いさっくりとフリットにした鱧を乗せたもの。本当に軽くふんわりした食感はいつも通り。
○自家製パン
魚料理のソースを拭うことをお勧めされるパンは、始め一切れです。ほんのり甘くふんわりとしたパンそのものが美味しくて、お代わりをお願いする人続出です。
○真鯛のポワレ ロメスコソース
パプリカとナッツが重厚なロメスコソース。スパニッシュって結構胃に来るな、と思い始めたのがこの頃。
○山形豚肩ロースのロースト グリーンチリソース
ツルムラサキ、玉葱、ハーブを添えたグリーンチリソース。比較的さっぱりとしたタイプのグリーンチリソースで仕上げられていたのは、嬉しかったです。ここまでの魚料理のソースが、なかなかの重量級に感じられたので。
○メヒカリのパエリア
メヒカリ、に聞こえましたが自信がありません。お焦げができるほどの水分の少ない焼き飯を想像していると、裏切られました。質感でいえばリゾットに近いでしょうか。出汁の水分を良く残した、これまでに経験のないほどしっとりとしたパエリアでした。お代わりもできます。炊き込みご飯のように出汁をかける味変がない代わりに、2杯目はレモンを絞って、魚介の風味を更に引き立たせます。
○桃のスープ クリームチーズ ワインのジュレ
メロンのスープの姉妹のようなデザート。これは間違いのない天上の美味しさです。
○ハーブティー
桑原シェフのスパニッシュはお腹にずしりと来ました。また、パエリアの質感は個性的で新しい出会いでした。品数だけでなく、味や楽しい時間も併せて、総合的にこの価格はお値打ちです。
ごちそうさまでした。
アミューズ4種盛り合わせ フレッシュトマトとバジルとオリーブとケッパー 豚の血のブーダンノワールに林檎のジャム
アミューズ4種盛り合わせ 鴨のリエット チーズのモザイク仕立て
鱒のマリネ
淡路島産鱧のベニエ ガスパチョ
真鯛のポワレ ロメスコソース
自家製パン
山形豚肩ロースのロースト グリーンチリソース
パエリア
パエリア
桃のスープ クリームチーズ ワインのジュレ
2024/09/28 更新
2023/12 訪問
不変も挑戦も応援します
平日のディナーに伺いました。
ここ2、3年、業態変化が目まぐるしいこちら2店です。
地階の『シャテーニュ』は、いつの間にかコース価格が変動していたり、栗原シェフのフレンチコースの日もあれば、桑原シェフによるスパニッシュコースの日もあったり。
上階の『奥神楽坂商店』は、これまで桑原シェフがメインで仕切っていたと記憶していますが、今後はこちらに栗原シェフの主戦場が移行するとか。
隣り合わせた常連様に聞けば、栗原シェフの貪欲なチャレンジ精神により、ひとところに留まることが無いとのこと。だいぶエネルギッシュですね。
私も訪問の間隔を開け過ぎると、期待していたコースやお料理を頂けるか、予算が想定内か、確認する必要があります。
とはいえ、栗原シェフの新たな試みも楽しみで上階にも行きたくなり、まだ頂いたことのない桑原シェフが仕切るスパニッシュも是非味わいたいと思っています。
本日は、栗原シェフによるフレンチベースのディナーコース 税込20,000円と、4杯のハーフサイズのペアリング 4,000円です。
○フォアグラのテリーヌ 黒トリュフ
○鰆のマリネ キャビアとサラダ仕立て
○ラヴィオリを浮かべたコンソメスープ
○ボラの白子のベニエ ビーツとマヨネーズのソース
○タリアテッレ 玉葱のソース
○自家製パン
○金目鯛のポワレ 蕪とアサリのスープ
○みかんのシャーベット
○鹿のロースト トリュフとマッシュルームとマデラ酒のソース
○鰆と野菜の炊き込みご飯
○苺のモンブラン
○カモミールティー
もう全ての料理を語ることも、特に美味しかった料理を挙げることも、少し前からしなくなった私の薄いレビューですが、不定期訪問を継続していることでご理解ください。
ライブ感とア・ラ・ミニッツ感がありながら、時間の無駄なくテンポ良く出てくる多皿の見事さ、栗原シェフの適時で的確なプレゼンテーション、いつも通り楽しませて頂きました。
ごちそうさまでした。
フォアグラのテリーヌ 黒トリュフ
鰆のマリネ キャビアとサラダ仕立て
ラヴィオリを浮かべたコンソメスープ
ボラの白子のベニエ ビーツとマヨネーズのソース
タリアテッレ 玉葱のソース
金目鯛のポワレ 蕪とアサリのスープ
みかんのシャーベット
鹿のロースト トリュフとマッシュルームとマデラ酒のソース
鰆と野菜の炊き込みご飯
鰆と野菜の炊き込みご飯
鰆と野菜の炊き込みご飯
苺のモンブラン
カモミールティー
2024/09/28 更新
2023/06 訪問
四周年おめでとうございます
週末のディナーに伺いました。
四周年記念スペシャリテディナーコース 税込10,000円です。
お任せなので、何が出てくるかの楽しみがありながら、何が出て来ても嬉しい『シャテーニュ』さんのコースです。
今回は特に、私達家族にとって当たりとなった記念コースでした。私よりやや好き嫌いのある家族にも、好みの料理が多かったらしく、私も心待ちにしていた料理が揃いました。
○アミューズ3種盛り合わせ 鰆の卵の燻製 鴨と豚のリエット チーズのモザイク仕立て
○天然カンパチと季節の野菜のタルタル アムールキャビアのせ
○フォアグラのフラン トウモロコシのクリーム 焼きトウモロコシ
○スペシャリテ ブイヤベース 金目鯛 剣先イカ カマス
○スイカのグラニテ
○山形豚の酒粕塩釜包み焼き
○鮎の炊き込みご飯
○メロンのスープ クリームチーズのムース添え
○アイスコーヒー
キャビア缶に盛り付けられる鮮魚と野菜のタルタルは2度目の今回、国産のアムールキャビアがふんだんに乗せられていました。大粒の卵膜を弾けさせながら、豊かな魚卵の旨味を堪能できます。
上品で洗練されたフォアグラのフランには、日により様々なスープが合わせられています。今回はトウモロコシの香ばしさを引き立て役にしていました。
スペシャリテのブイヤベースは、揚げた3種の鮮魚に、旨味凝縮の出汁を合わせています。家族は、ブイヤベースと名乗るからにはスープの割合がもう少し多くあるべきだと言うのですが、これは魚料理。ブイヤベースをたっぷりのソースとして熱々に揚げられた鮮魚を楽しむ一皿です。
定番の炊き込みご飯は、夏の幕開けを実感する鮎でした。周年記念コースは夏にあたるので、脂の乗った鮎の炊き込みご飯に出会う可能性が高いです。こちらでは鮎には、香りの合うきゅうりのクリーム和えを合わせることが多いです。
メロンのスープは、私お待ちかねの好物です。メロンのシャーベットや白ワインのジュレに彩られたクリームチーズのムース。その爽やかさが濃厚な鮎の後には嬉しい限りです。
また今回は、居合わせたお客様の慶事を祝福して、カウンター地続きで喜びを共有するという、温かい一体感が生まれたディナーになりました。
ごちそうさまでした。
アミューズ3種盛り合わせ 鰆の卵の燻製 鴨と豚のリエット チーズのモザイク仕立て
天然カンパチと季節の野菜のタルタル アムールキャビアのせ
フォアグラのフラン トウモロコシのクリーム 焼きトウモロコシ
スペシャリテ ブイヤベース 金目鯛 剣先イカ カマス
スイカのグラニテ
山形豚の酒粕塩釜包み焼き
山形豚の酒粕塩釜包み焼き
山形豚の酒粕塩釜包み焼き
鮎の炊き込みご飯
鮎の炊き込みご飯
鮎の炊き込みご飯
メロンのスープ クリームチーズのムース添え
2024/09/28 更新
2023/02 訪問
初訪問からもう四度目の春
平日のランチに伺うのは2回目です。
初訪問から丸3年、9回目。私の中ではかなり通った方です。
一斉スタートの12時に、揃った客は全員女性で、私を含め1名客もいます。始めより益々女性率が上がってきたとは思いましたが、こんな日は初めてです。そしてこちらにはいつも常連さんが半数ほどいらっしゃいます。
いつでも何か美味しいものがあると分かっているし、日常的に伺っても飽きるどころかもっと好きになりそう、ときっと皆思っています。私と同じように。
ランチコース 税込6,000円です。
○アミューズ3種盛り合わせ 鴨と豚のリエット 鮮魚の燻製とアボカドのサラダ チーズのモザイク仕立て
○神経締めヒラメと季節の野菜のタルタル
○新玉葱のポタージュ
○北海道産鱈の白子のベニエ 春菊のソース
○真鯛のポワレ ホンビノス貝のスープ
○みかんのシャーベット
○山形産豚肩ロースのロースト 豚肉のジュ
○鰆と野菜の炊き込みご飯
○ガトーショコラと自家製バニラアイスのクレープ包み とちおとめのソース
○コーヒー
全員がカウンターを囲み、同じコース進行を共有するという一体感に、栗原シェフが時々楽しく話を振って下さる和みが加わり、ひとりランチも、いえ敢えてのひとりランチが、一層豊かな時間になります。
目の前に人数分のお皿が並べられ、盛り付け、仕上げの工程を見守ることができるのも楽しみのひとつです。お店で出されているメニューを料理教室で習うことができるなど、手の内を見せてしまえる自信と垣根の無さに、ファン増殖中です。
フレンチのお店なのに、炊き込みご飯のファンは多いそうです。私も炊き込みご飯にスープを注ぐ画像に引き寄せられて、こちらと出会いました。初めての炊き込みご飯も、鰆と野菜の炊き込みご飯でした。鰆の旨味が最強です。柔らかい身を炊き込むとべたっとしないか、という心配は無用です。刻まれた根菜や茸の歯ごたえが良いリズムになります。
前回から間が空いてしまいましたが、いつも頭の片隅にある、お気に入りのお店です。
ごちそうさまでした。
アミューズ3種盛り合わせ 鴨と豚のリエット 鮮魚の燻製とアボカドのサラダ チーズのモザイク仕立て
アミューズ3種盛り合わせ 鴨と豚のリエット 鮮魚の燻製とアボカドのサラダ チーズのモザイク仕立て
アミューズ3種盛り合わせ 鴨と豚のリエット 鮮魚の燻製とアボカドのサラダ チーズのモザイク仕立て
神経締めヒラメと季節の野菜のタルタル
新玉葱のポタージュ
北海道産鱈の白子のベニエ 春菊のソース
真鯛のポワレ ホンビノス貝のスープ
みかんのシャーベット
山形産豚肩ロースのロースト 豚肉のジュ
鰆と野菜の炊き込みご飯 カイワレ
鰆と野菜の炊き込みご飯
鰆と野菜の炊き込みご飯
ガトーショコラと自家製バニラアイスのクレープ包み とちおとめのソース
コーヒー
2024/09/28 更新
2022/08 訪問
三周年おめでとうございます
週末のディナーに伺いました。
三周年記念ディナーコース 税込8,800円です。
6月に行われていた三周年記念ディナーコースが、8月にも行われていると知り、滑り込みました。お料理8品と自家製パンと飲み物です。8品には炊き込みご飯も含まれている嬉しいコースです。
常連が多い神楽坂にあってもひと際多くのご常連様をお持ちの『シャテーニュ』さん。それもお店としてはまだ若く3年目だというのに。3年間の殆どは飲食店にとって忍耐の日々でしたでしょう。それでも本日は流石の満席でした。
私もぽつりぽつりと8回目。8月に8品、8,800円。おめでとうございます。88888888
○昆布〆 テリーヌ風
○マダコのグリル タプナードとフレッシュトマトのソース
○チミチュリでマリネしたマナガツオのポワレ
○徳島産鱧のベニエ マヨネーズと大葉のソース
○甘鯛の鱗焼き ツブ貝とオクラのナージュ
○山形豚とつるむらさき ジュ
○自家製パン
○鮎の炊き込みご飯
○福島産桃のスープ クリームチーズのムースと白ワインのジュレ
○カモミールティー
連れは、甘鯛の鱗焼きのナージュ仕立てが気に入ったとのこと。私は鱧のベニエが好きでした。素材が形あるままお皿に乗るような、シンプルな仕上げが私達好みです。
一方で、鮎の炊き込みご飯は、「鮎は塩焼きに勝る物無し」と思っていた私達を唸らせるに十分な重厚感でした。鮎のコクを、旨味を、ほろ苦さを、余す所なく一段も二段も引き上げる炊き込みご飯。『シャテーニュ』を語る際に欠かせない要素のひとつです。鮎も最高でしたが、これまでのカマスもホタルイカも牡蠣も鰆も絶品でした。炊き込みご飯ひとつとっても、何度でもわくわくできるとは。
季節が変わったらまた伺わねばなりません。
昆布〆 テリーヌ風
昆布〆 テリーヌ風
マダコのグリル タプナードとフレッシュトマトのソース
マダコのグリル タプナードとフレッシュトマトのソース
チミチュリでマリネしたマナガツオのポワレ
徳島産鱧のベニエ マヨネーズと大葉のソース
甘鯛の鱗焼き ツブ貝とオクラのナージュ
山形豚とつるむらさき
山形豚とつるむらさき
自家製パン
鮎の炊き込みご飯
鮎の炊き込みご飯
鮎の炊き込みご飯
鮎の炊き込みご飯
福島産桃のスープ クリームチーズのムースと白ワインのジュレ
カモミールティー
2024/09/28 更新
2022/04 訪問
本日はふたりで
週末のディナーに伺いました。
気に入ってひとりで何度か訪問してきた『シャテーニュ』さん。
自分だけならお店選びに失敗しようと、他人に理解されない味覚であろうと、一切気になりませんが、お気に入りのお店に誰かを誘うとなると、口に合うかどうか気をもみます。ひとこと「美味しい」を聞きたくて、本日はいつもと違う緊張感で伺いました。
ディナーコース 税込15,000円です。
○空豆と鮑のジュレ寄せ
○豊後水道の牡丹鯛とグリーンアスパラのサラダ仕立て
○新玉葱のフリット 桜海老のソース
○フォアグラのプリンアラモード
○ホワイトアスパラのポタージュ キャビア
○ホワイトアスパラのポシェ スミイカ
○白甘鯛の鱗焼き
○台湾パインのグラニテ
○鳩
○筍とカマスの炊き込みご飯
○苺のスープ クリームチーズのムース
○カモミールティー
連れは、新玉葱のフリット、鳩、筍とカマスの炊き込みご飯を特に気に入ったようです。もっと食べたい、というくらいの少量ずつが印象を濃くするのだと。栗原シェフによる説明も興味深く伺い、会話も弾み、約2時間をくつろぎ楽しみ過ごせました。
フルコースでもこってりお腹いっぱい、となり過ぎない、適度な軽やかさが、会話と時間を充実させます。お料理の描写が薄くなり所々抜け落ちてしまいましたが、ひとときの食体験として総合的に満足しています。
ごちそうさまでした。
空豆と鮑のジュレ寄せ
豊後水道の牡丹鯛とグリーンアスパラのサラダ仕立て
新玉葱のフリット 桜海老のソース
フォアグラのプリンアラモード
ホワイトアスパラのポタージュ
ホワイトアスパラのポシェ
白甘鯛の鱗焼き
台湾パインのグラニテ
鳩
筍とカマスの炊き込みご飯
筍とカマスの炊き込みご飯
筍とカマスの炊き込みご飯
苺のスープ クリームチーズのムース
カモミールティー
2024/09/28 更新
2022/02 訪問
本日は昼公演
週末のランチに伺いました。
現在はランチもディナーも一斉スタートです。
いつからかよく見かけるようになったこの方式、初めの頃は前日から緊張していました。
しかし慣れてくると意外な心地良さを発見します。早めに伺い食前酒で胃を整えたり、続々と到着する常連さんとお店の方の会話に期待感を高めたり。
開宴前のひと時の会話や抜栓の音。私の好きな、オーケストラのチューニングや空港の呼び出しチャイムに並ぶ幸せな音色です。
ランチコース 税込6,000円です。
○ホッキ貝とはっさくと三つ葉のサラダ仕立て
○ワカサギのエスカベッシュ ルッコラ
○フォアグラのフラン 新玉葱のポタージュ
○寒ブリの腹身のフライ 金柑のフライ 自家製タルタル
○淡路島鮮魚のブイヤベース ヒラメ 真鯛 鱈の白子 ヤリイカ
○白ワインのグラニテ
○まるみ豚のアンドゥイエット
○ホタルイカの炊き込みご飯 玉葱 ニンニク
○ガトーショコラと自家製バニラアイスのクレープ包み とちおとめのソース
○カモミールティー
淡路島産の魚介を始め、フォアグラやまるみ豚。こちらでよく使われる定番食材が今日はどのように調理されて登場するのかと、毎回わくわくが尽きません。先鋭的過ぎない親しみやすさ、品数豊富でもテンポ良く駆け抜ける軽やかさ。何度も伺いたくなる所以です。
毎月通う常連さんの気持ちが分かります。神楽坂には常連さんに支えられているお店が多くありますが、常連さんの多さには、気後れするどころか自分の選択眼の確かさへの自信に満たされます。
お箸の用意があり、パンも美味しく、サービス料も無くてリーズナブル。好きな点はたくさんありますが、気軽に訪問していつも何か美味しいものが待っている、という安心感が、ありそうで他にはそう多くは無いのです。
ごちそうさまでした。
ホッキ貝とはっさくと三つ葉のサラダ仕立て
ワカサギのエスカベッシュ ルッコラ
フォアグラのフラン 新玉葱のポタージュ
寒ブリの腹身のフライ 金柑のフライ 自家製タルタル
淡路島鮮魚のブイヤベース ヒラメ 真鯛 鱈の白子 ヤリイカ
白ワインのグラニテ
まるみ豚のアンドゥイエット
ホタルイカの炊き込みご飯
ホタルイカの炊き込みご飯
ガトーショコラと自家製バニラアイスのクレープ包み とちおとめのソー
カモミールティー
2024/09/28 更新
2021/12 訪問
詳細説明不要の美味しさ 5回目のレビュー
週末のディナーに伺いました。
緊急事態宣言解除後営業日が増えて、夏よりも直前予約を取れる可能性が出てきた『シャテーニュ』さん。年内にもう一度伺いたいと、年の瀬が迫る前に予約しました。
ディナーコース 税込15,000円です。私がアルコールを気持ち良く飲めるのは、頑張っても一食につきワイングラス軽く2杯程度。他のお客さんは初めての方も常連らしき方も、皆さんたくさんお飲みになります。お酒も進む美味しさなのですが、キャパの大きい方が羨ましいです。
○アミューズ3種盛り合わせ
○鱧と蕪のフリット
○メジナのマリネ サラダ仕立て
○フォアグラのプリンアラモード
○ポルチーニ茸とフォアグラのラビオリ コンソメスープ
○鱈の白子と菜の花のグラタン
○淡路島鮮魚のブイヤベース 伊勢海老と高知県産帆立のムース
○みかんとカルダモンのグラニテ
○フランス産青首鴨のロースト
○カマスの炊き込みご飯
○南瓜のモンブラン
○コーヒー
おまかせでメニューシートもありませんので、記憶と写真を頼りに記してみました。間違いがあれば申し訳ありません。
数回目ともなると、以前頂いて美味しかったアレとか、ソレをアレンジした物とか、新しくお目見えしたコレとか、新旧入り混じったコースに驚いたり安心したりできます。
珍味でもなければ突出した個性的な味という訳でもないのに、バリエーション豊かで、期待に応える美味しさがいつもそこにあります。
キッチンの中が見渡せて、焼く音、揚げる音、栓を抜く音、全て聞こえます。そうして期待を高められて、出来立ての熱々の一皿が目の前にさっと出される、そういう臨場感が好きなのだと思います。また今更ですが、カウンターと椅子の絶妙な高さも私はかなり気に入っており、これも居心地の良さの大きな理由です。
今回もごちそうさまでした。
アミューズ3種盛り合わせ
アミューズ3種盛り合わせ
鱧と蕪のフリット
メジナのマリネ サラダ仕立て
フォアグラのプリンアラモード
フォアグラのプリンアラモード
ポルチーニ茸とフォアグラのラビオリ コンソメスープ
鱈の白子と菜の花のグラタン
淡路島鮮魚のブイヤベース 伊勢海老と高知県産帆立のムース
みかんとカルダモンのグラニテ
みかんとカルダモンのグラニテ
フランス産青首鴨のロースト
カマスの炊き込みご飯
カマスの炊き込みご飯
カマスの炊き込みご飯
南瓜のモンブラン
南瓜のモンブラン
コーヒー
2024/09/28 更新
2021/05 訪問
私好みの何か美味しいものたち
週末のランチに伺いました。
緊急事態宣言下の少ない営業日に、増々人気も高まってきて、すぐの予約がなかなか取れない『シャテーニュ』さん。以前は急に思い立った時の選択肢などと、行き当たりばったりだった私も、計画的な予約を考える必要が出てきました。
こちらは、土地柄か、感じの良さそうな大人のお客さんが多いのも何となく好きなポイントです。
全ての席がカウンターでキッチンから見渡せることもあり、シェフと他の方の会話が聞こえてきます。他のグループが思わず「美味しい!」と感嘆する声をよく聞きます。適度な一体感というか、キッチンとカウンター、客同士、それぞれ心地良い距離感がある気がします。
ランチコース 税込5,500円と、ノンアルコールのスパークリング、bottle greenを頂きました。
○ホワイトアスパラのムース 白ワインのジュレ寄せ
○鯵のマリネ ハーブのオイル
○本鮪と長芋 醤油
○スミイカのカッペリーニ 鮑の肝ソース
○人参のポタージュ
○鹿児島産車海老のフリット エビフライ 頭は米粉でフライ ゆで卵とニンニクのソース
○淡路島産魚介とスープドポワソン 真鯛
○山形産豚肩ロース
○メロンのスープ クリームチーズムース添え
○コーヒー
今回は、定番であった「アミューズ3種盛り合わせ」や「フォアグラのプリンアラモード」が無いコースになっています。一方、野菜のムースのジュレ寄せや、淡路島産魚介のスープ仕立てのお料理は健在です。
定番の一部が控えに回っても、元の有力選手と新たな素晴らしいメニューとでいつでも最強オーダーが組めるとは、何と素晴らしいことでしょう。
どのような食材が登場しても、枠に囚われない、でも奇をてらわないやり方で、きっと素晴らしく良さを引き出してくれるはず、という安心感があります。
定番のあれが食べたい、という目的を持って訪れるお店ではなくなりました。おまかせのコースとはそもそもそういうものかもしれませんが、何か美味しい私好みのものを、必ず食べさせてくれるお店、と思って訪れています。
今回もごちそうさまでした。
bottle green エルダーフラワー
ホワイトアスパラのムース 白ワインのジュレ寄せ
鯵のマリネ
本鮪と長芋
スミイカのカッペリーニ 鮑の肝ソース
人参のポタージュ
鹿児島産車海老のフリット
淡路島産魚介とスープドポワソン
山形産豚肩ロース
メロンのスープ クリームチーズムース添え
コーヒー
2024/09/28 更新
2020/12 訪問
カウンターフレンチの醍醐味
平日のランチに伺いました。
カウンターのみ10席の内訳は、今まで大人2名が数組、ということが多かったように思いますが、この日はおよそ半数がおひとり様だった模様です。平日のランチだからか、今年ならではの風景か。
お店から断られない限り、1名で入りやすいか否かは利用する側の心の持ちようだと思っている私ですが、今年を機に、美味しいものがおひとり様に更にオープンな世の中になってほしい、と密かに願っています。
9品と炊き込みご飯を味わえるランチコースを頂きました。
○アミューズ3種盛り合わせ
焼いたパンの上に、鶏の白レバー、まるみ豚のリエット、チーズのモザイク仕立てを乗せたカナッペ。
○ジャガイモと鱈のコロッケ マヨネーズと生クリームを和えたソース
○カリフラワーのムースとホタテ アサリのジュレ寄せ
○パテ・ド・カンパーニュ 人参と牛蒡のマスタード和え
○自家製 鴨の燻製 クミンオイル
鴨の滑らかさは言うまでもなく、燻製の芳香にスパイシーなクミンオイルの風味が、初めてで魅惑的な組み合わせ。ワインも進む前菜、気に入りました。
○フォアグラのフラン 人参のスープ添え
定番と思っていたフォアグラのプリンアラモードはなく、今回のフォアグラは茶わん蒸しとなって登場しました。温かさで感じるフォアグラの旨味と口当たりもあらためて良いものです。
○淡路島産魚介とフォアグラを使ったロールキャベツ
ポワソンはいつも、淡路島産の複数の魚介を用いた料理です。これもまた定番と思っていたブイヤベース的な料理ではなく、今回は魚介のロールキャベツをいただきました。こちらにもフォアグラが忍ばせてあります。食感のあるキャベツの中に旨味がぎゅっと詰まっています。
○国産牛ホホ肉の赤ワイン煮込み マッシュポテト添え
秋トリュフをたっぷりかけられて、牛ホホ肉が隠れてしまうほどです。ほろほろとした繊維が崩れるような牛ホホ肉に舌鼓を打ちます。創作料理のお店といいながら、正統派な料理の仕上がりも的確で、ちゃんと美味しいどころか絶品という喜び。これひと皿でも記憶に残るというのに、9品コースの中のひとつとは贅沢です。
○牡蠣と野菜の炊き込みご飯 鶏のブイヨン
ココットの炊き込みご飯。刻まれた牡蠣や野菜からの旨味をご飯がしっかりと受け止めています。シャテーニュさんに行ってみたい、と思ったきっかけは、炊き込みご飯にスープを注ぐ画像を見たからでした。ご飯が好き。そしてスープ状のものをかけるご飯が更に好き。これを叶えてくれるフランス料理店を他に知りません。食べきれない場合は持ち帰りにもしていただけますが、できればこの場で鶏のブイヨンのスープと共に食べ尽くしたいです。
○チョコレートとみかんのムース はっさく
2回目以降は、前回とメニューが重複しないよう調整してくださっています。時間差で来店する客に並行しておまかせコースを提供しつつ、少しずつ変化球を入れる、という見事なオペレーションを目の前にしながらいただく時間は、また至福です。
ごちそうさまでした。
アミューズ3種盛り合わせ
アミューズ3種盛り合わせ
ジャガイモと鱈のコロッケ
ジャガイモと鱈のコロッケ
カリフラワーのムースとホタテ アサリのジュレ寄せ
パテ・ド・カンパーニュ
自家製 鴨の燻製
フォアグラのフラン 人参のスープ添え
淡路島産魚介とフォアグラを使ったロールキャベツ
国産牛ホホ肉の赤ワイン煮込み マッシュポテト添え
牡蠣と野菜の炊き込みご飯
牡蠣と野菜の炊き込みご飯
牡蠣と野菜の炊き込みご飯 鶏のブイヨン
チョコレートとみかんのムース はっさく
チョコレートとみかんのムース はっさく
2024/09/25 更新
2020/07 訪問
そうだ シャテーニュ、行こう。
週末のランチに伺いました。
本日現在、急に美味しいものが食べたい、と思い立った時に候補の五指に入ってきます。自宅や駅からのアクセス、予約方法、など自分にとっての都合の良さというアドバンテージもありますが、シンプルにお料理が好きなのです。
9品のランチコース、税別サ無し5,000円を頂きました。
この品数、質にして、破格と言えます。
○アミューズ3種盛り合わせ
焼いたパンの上に、まるみ豚のリエット、パテ・ド・カンパーニュ、チーズのモザイク仕立てを乗せたカナッペ。
○淡路島産タコのグリル オリーブとトマトのソース
聞いただけで美味しさは想像できますが、裏切られません。
○フォアグラのプリンアラモード
フォアグラを嫌いな方でなければ、ぜひ味わってみて頂きたい逸品です。お店のスペシャリテのひとつと言って良いと思いますが、フォアグラ自身のコクに組み合わせの妙、そしてビジュアル。きっと感嘆の吐息が洩れることでしょう。
○焼きナスの冷製スープ
ナスの皮が黒くなるまで焼いて冷製スープに仕立てた一皿。
○鮎のパスタ
鮎を丸ごとコンフィにしフードプロセッサにかけ、フェデリーニに合わせた上に、きゅうりのクリーム和えを乗せた一皿。鮎独特の苦み、旨味を堪能できます。あらためて自然の恵みへの感謝の気持ちが沸き立ちます。
○淡路島産ハモのフリット モロヘイヤのソース
ハモは梅雨前後にお目にかかるとやはり、夏到来を実感するアイコンのひとつです。さっくりふんわりのフリットが、儚くも美味です。
○淡路島産鮮魚のポワレ 自家製ベーコンと夏野菜のミネストローネ仕立て
真鯛、スミイカ、カサゴなど、淡路島産の魚介をふんだんに使った、こちらのお店のポワソンは特に、いつも充実しています。
○まるみ豚のパイ包み焼き 新生姜の香り
好相性の豚と生姜です。パリパリしっとりのパイ生地にナイフを入れると、ジューシーな旨味をしっかり抱え込んだまるみ豚がお目見え。安心王道の組み合わせがコースを引き締めている点も、好きな理由です。王道を昇華させてあらためて納得させるとは、凄いこと。
○メロンのスープ クリームチーズのムース添え
メロンのシャーベット、クリームチーズのムース、白ワインのジュレ、メロンのソース、ミントの葉。もう幸せの味です。
○カモミールティー
好みの分からない誰かに、「美味しい『フレンチ』を教えて」または「素敵な『フレンチ』を紹介して」と聞かれたとしたら、こちらを推すかは分かりません。その人の求めるフレンチがここにあるかは分かりません。
でも、私は好き。そしてまた伺います。
アミューズ3種盛り合わせ
淡路島産タコのグリル オリーブとトマトのソース
淡路島産タコのグリル オリーブとトマトのソース
フォアグラのプリンアラモード
焼きナスの冷製スープ
鮎のパスタ
淡路島産ハモのフリット モロヘイヤのソース
淡路島産鮮魚のポワレ 自家製ベーコンと夏野菜のミネストローネ仕立て
まるみ豚のパイ包み焼き 新生姜の香り
まるみ豚のパイ包み焼き 新生姜の香り
メロンのスープ クリームチーズのムース添え
メロンのスープ クリームチーズのムース添え
カモミールティー
2024/09/25 更新
2020/02 訪問
大人が唸る 和が仄めく上質な創作料理
平日のディナーに伺いました。
神楽坂は新旧の魅力的なフレンチのお店が犇めく街。風情と親しみやすさと清潔感が、バランス良く共存していると感じる、私の好きな街のひとつです。
こちらは新の方、2019年6月にこの地に移転してきたお店です。ドアに描かれた栗のシンボル、シャテーニュという店名、どちらも栗原オーナーシェフの名前から来ています。地下への細く急な階段を降りると、スタイリッシュなカウンターキッチンに迎えられ、隠れ家を訪れるような高揚感のある空間でした。
ランチは5,000円、ディナーは10,000円のおまかせコースのみ。どちらも税別、サ無し。
本日のディナーは、スペシャルコース 11皿 10,000円です。
○アミューズ スペシャルアミューズ三種盛合せ
あちらこちらのスペシャルという形容詞に意気込みを感じます。カナッペ3種はそれぞれ、豚肉のリエット、豚の血のブーダンノワール、チーズとナッツのモザイク仕立て。ついワインが進んでしまう、小さいながら味わい深い導入です。
○冷前菜1
クレープのような生地に白子や野菜が包まれ、下にエビのマヨネーズが添えられた一品。だったと思いますが、失念。間違っていたらごめんなさい。食感が楽しかったです。
○冷前菜2 人参のムース ロマネスコ 野菜のコンソメジュレ寄せ
シェフが以前いらした『ル・マノアール・ダスティン』のスペシャリテを彷彿とさせる一品ながら、作り方は同じではないそうです。上品な甘みのムースと深みのある野菜のコンソメジュレに、一同、美味しい、旨いと唸っていました。
○冷前菜3 サヨリのサラダ仕立て
バルサミコ酢で和えたサヨリと根菜のさっぱりとした一品。ここまでナイフとフォークの出番無く、皆さん箸をお使いになっていた様子。調理は和ではないですが、和を頂いているような気分です。
○冷前菜4 フォアグラのプリンアラモード
本日一のビジュアルの一品。チョコレートのスイーツではありません。いえ、ある意味スイーツなのかもしれません。フォアグラにカラメルソースを合わせるのが、私には新鮮でした。フォアグラの苦みと塩味と力のある動物性のコク、カラメルの苦み甘み、フルーツの仄かな酸味、これらがこんなに相性が良いなんて。これもまた感嘆の声が上がっていました。
○温前菜1 エビとアボカドのラビオリ フヌイユのカプチーノ
エビとアボカドという好相性の具を包んだラビオリに、フヌイユ(フェンネル)の香りを纏ったミルクのムースを添えた一品。鉄板の組み合わせを活かしたシンプルな味付けです。ひとつでは物足りないと思わせる勿体ぶり。
○温前菜2 下仁田葱 自家製ベーコン
くたくたになるまで煮て魅力を最大限引き出した下仁田葱にベーコンを添え、葱油をかけた一品。箸をつける前から美味しいと想像できる、好相性の具材たち。あらためて驚かされる地野菜の底力です。
○パン バゲット
○魚料理 淡路島鮮魚のブイヤベース
ヤリイカや揚げた鮮魚に、複雑な旨味を凝縮したブイヤベース。揚げの香ばしさと、トマトと魚介の出汁の滋味深さを堪能できる一品です。
○肉料理 鴨胸肉のロースト 胡椒のソース
ジューシーな鴨胸肉のローストの良さを引き立てる、胡椒のソース。コースのメインを終えるまで重さを感じない点は私には嬉しいです。旨味の記憶がより鮮明に残ります。この後、食べ応えのある炊き込みご飯が控えています。
○ご飯 鰆と野菜の炊き込みご飯
鰆と、茸など食感のある野菜とを、鶏の出汁で炊いたご飯。鰆で間違い無いと思いますが、これほど力のある旨味が発揮される魚だったとは驚きました。途中、鶏の出汁をかけてお茶漬けのようにしてさらさらと頂きます。食べきれない場合は持ち帰りにもできます。
○デザート 焼き立てクレープ 南瓜のチーズケーキ カスタードクリーム 金柑のコンポート
この一口サイズが私には良かったです。コースの余韻を邪魔しない程度のポーション。そして甘過ぎず美味しい。
○食後のお飲み物 カモミールティー
「これはフレンチなのか」と尋ねる方もいました。フレンチをベースにした、栗原流のお料理です。とはいえ奇をてらった風ではありません。箸の用意や器などの形式的な点だけでなく、魚介と出汁の使い方がお上手なため、仄かに和を感じるのだと思います。
30代の若いシェフの作る料理は、両親や目上の方にも喜ばれそうな、上質な大人の為の創作料理でした。
ごちそうさまでした。
アミューズ スペシャルアミューズ三種盛合せ
冷前菜1
冷前菜2 人参のムース ロマネスコ 野菜のコンソメジュレ寄せ
冷前菜2 人参のムース ロマネスコ 野菜のコンソメジュレ寄せ
冷前菜3 サヨリのサラダ仕立て
冷前菜4 フォアグラのプリンアラモード
温前菜1 エビとアボカドのラビオリ フヌイユのカプチーノ
温前菜2 下仁田葱 自家製ベーコン
魚料理 淡路島鮮魚のブイヤベース
肉料理 鴨胸肉のロースト 胡椒のソース
ご飯 鰆と野菜の炊き込みご飯
ご飯 鰆と野菜の炊き込みご飯
ご飯 鰆と野菜の炊き込みご飯
デザート 焼き立てクレープ 南瓜のチーズケーキ カスタードクリーム 金柑のコンポート
食後のお飲み物 カモミールティー
2024/09/16 更新
平日のランチに伺いました。
栗原シェフによるランチコース 税込7,000円です。
常連と思われる方も、常連の方に連れられた初めての方もいらっしゃいました。
押さえていた最後の予約でした。
『シャテーニュ』の閉店は寂しいですが、この場所は残り、栗原シェフのお料理を頂くことも最後ではありません。そう思うと、『シャテーニュ』最後の実感がありません。
これからは、同じ場所に新しくオープンする桑原シェフの『ペリカン』も、栗原シェフが切り盛りする地上階の『奥神楽坂商店』も、追い続けられたらと思います。
本日のメニューは以下。
○静岡産生しらすのブルスケッタ
○赤ピーマンと玉葱のムース 黒毛和牛 色々なお野菜 鶏のコンソメのジュレ
○フォアグラのフラン グリーンピースのポタージュ サマートリュフ
○スズキのポワレ レタスとアンチョビと自家製ドライトマトの自家製フレンチソース
○野田鴨と岩手豚のパイ包み焼き にら キャラメルとビネガーのソース
○鮎とひとめぼれの炊き込みごはん きゅうりとサワークリーム
○メロンのスープ クリームチーズのムース添え 白ワインのジュレ
○ジンジャーレモンティー
本日もごちそうさまでした。
『シャテーニュ』の文化がこれからも続くことを期待します。
いくつになっても美味しいものを食べられる身体でありたいと願うと同時に、私たちの未来のために栗原シェフが奮闘されることを応援したいと思います。
ありがとうございました。