が、一体いつになったらイタリアに行けるのか、2週間の隔離期間はいつ解除されるのかなどと先の見えないストレスフルな話題になったので、じゃあローマでこれまで食べたcacio e pepeの中で一番旨かった店はどこか、という楽しい話題に切り替えました(笑)。
これまでローマには20回以上訪れていますが(我ながらよく飽きないものだと思います)、毎回美味しいものの発見があり、ローマに行けば必ず顔を出す店&よく来たね〜!と出迎えてくれる店もあり、なんだかんだで50軒もしくはそれ以上の店でcacio e pepeを食べてきたと思います。 もちろんcarbonaraもamatricianaもpagliata(pajata)もsaltinboccaもcacciatoraもarrabiataもsuppliもtrapizzinoもcarciofiもfiletto di baccalàもtellinaもporchettaもcoratellaもcicoriaもpuntarellaもabbacchio allo scottaditoもtrippaもcoda alla vaccinaraもpizza alla romanaもalla griciaも数え切れないほど食べましたけど、きっとcacio e pepeを一番食べているんじゃないかな。 いやamatricianaか?まあいいや。
ということで、ワイフのTonnarelli cacio e pepeです。 以前の写真しか見つからず、antipastoに何をもらったか不明ですが(どうせいつもと一緒でしょうけど)、cacio e pepeとrigatoniが記録として残っていました。 ワイフが頼んだcacio e pepeには、ペコリーノを振りかける専門職人(笑)として店内を巡回している先代のお父さんが、Dimmi che va bene:(適当に)もういいよって言ってね、と言いつつチーズ用のgrattugia:おろし器でガリガリ削り始めます。
で、まあまあ掛かって来たのでワイフがva bene, grazie:ありがとう大丈夫ですと答えるとnon lo so!:わかんないなぁと言い、stop!と言えばnon riesco a sentire!:聞こえないよとニヤニヤ笑って削り続けます。 そのうちお父さんは自分でancora, ancora, ancora:もっともっとと言い出して楕円の皿はペコリーノの新雪が積もって何も見えなくなりました(笑)。 それからお父さんがquindi, mescola!:じゃあ混ぜて!と言って良いというまで混ぜろと。 ワイフも面白がって混ぜまくります。 そうするとトロットロになってきて、ペコリーノの香りも立ち上り、絶対にうまいでしょこれ状態になります。 さらに混ぜ続けてようやく完成。 お父さんがbuon lavoro:よくやったねと言ってくれました(笑)。
ということで私のRigatoni con paiata di agnello:仔羊のパイヤータ(小腸)入りのリガトーニです。 トマトでしっかり煮込んである濃厚なソースがたっぷりとリガトーニに乗ってます。 こちらにもお父さんがいっぱいペコリーノを降らせてくれましたが、男には素っ気ないです(笑)。 同じようによく混ぜてと言われて混ぜたのに bene としか言われませんでしたよ。 それでも目を剥くほどの旨さだったので、コントルノに冬の味覚の代名詞であるpuntarellaをいただいて、あっという間に平らげました。
セコンドにはManzo con sedano, carota e prosciutto all’interno:セロリと人参とハム入りの牛肉焼きとCoda di manzo alla vaccinara:牛テールの煮込みが並んでいます。 なんで似たようなもん頼んだんだろう(笑)。 きっとお父さんのオススメなんだと思います。
当時の無邪気に?食べているヴィデオを観ていると、余計行きたくてうずうずしてきます。 ワイフなんて涙ぐんでますよ(笑)。 猥雑で活気があって楽しくて美味しいローマのantico e tipicoな店でした。
昨晩はローマに行った際のヴィデオを観ながらワインを楽しみました。
が、一体いつになったらイタリアに行けるのか、2週間の隔離期間はいつ解除されるのかなどと先の見えないストレスフルな話題になったので、じゃあローマでこれまで食べたcacio e pepeの中で一番旨かった店はどこか、という楽しい話題に切り替えました(笑)。
これまでローマには20回以上訪れていますが(我ながらよく飽きないものだと思います)、毎回美味しいものの発見があり、ローマに行けば必ず顔を出す店&よく来たね〜!と出迎えてくれる店もあり、なんだかんだで50軒もしくはそれ以上の店でcacio e pepeを食べてきたと思います。
もちろんcarbonaraもamatricianaもpagliata(pajata)もsaltinboccaもcacciatoraもarrabiataもsuppliもtrapizzinoもcarciofiもfiletto di baccalàもtellinaもporchettaもcoratellaもcicoriaもpuntarellaもabbacchio allo scottaditoもtrippaもcoda alla vaccinaraもpizza alla romanaもalla griciaも数え切れないほど食べましたけど、きっとcacio e pepeを一番食べているんじゃないかな。
いやamatricianaか?まあいいや。
ちなみにamatriciana:アマトリチャーナはスパゲッティで作ることが多いので(イタリアではソースによって合わせるパスタの種類が概ね決まっていますコンサバなんです)Spaghetti all'Amatriciana:スパゲッティ・アッラマトリチャーナが正式名称?フルネーム?なんですけど、気が短くて舌ったらずの生粋のローマ人(笑)は単に「マトリチャーナ」と言います。
トラステヴェレやテスタッチョに行った際にトラットリアで、マトリチャーナある?:Scusi, avete matriciana? などと聞くとニヤリとされること請け合いです。
巻き舌で言わないと通じないよ!と発音直されるかもしれませんけど(笑)。
で、話を元に戻すと、ローマでどこのcacio e pepeが美味かったか、夫婦でそれぞれ名前を挙げたら二人ともこの店でした。
FeliceもAgustarelloも素晴らしく美味しいんですけど、やっぱりDa Ginoかな。
とても強い印象がある店です。
まずイタリアの国会議事堂にあたるMontecitorio宮殿に隣接するようなローマの超一等地にあるのに場所を聞いただけで行ける人は地元の人以外いないだろうと思われる立地、予約しているのに何故かなかなか入れてもらえないオペレーション、なのに一旦店に入ったらultra simpaticoな雰囲気という昔ながらのトラットリアです。
なかなか入れてもらえないのは、地元の(ほぼ)毎日食事に来る人のスペースが確保できているかを毎度確認するためなんです。
そこにこの時間は空きがあれば入れてもらえるというか、常連以外は余禄というか、客として基本的に勘定されてない感じ。
変な言い方ですけど、お客様扱いされている客です(笑)。
まあ日本人はイタリアのどこにいても(大使館以外は)アウェイですから気にしないで行きましょう。
今日のテーブルも、驚くべきことにcassa:会計カウンターの前です。
要はスペースがないからcassaの前にテーブル置いたってことですね。
普段なら断るんだけど何度か来たことある日本人だからさ、特別に席作ってやったよ感謝しろ的なポジションです。
なので信じられないことですが、食べている最中にも御構いなしでワイフと私の頭の上を現金や紙切れが飛び交うことになりました(笑)。
お互いにちょっと迷惑な感じの状況・・・でもこの店ではよくあることです。
ということで、ワイフのTonnarelli cacio e pepeです。
以前の写真しか見つからず、antipastoに何をもらったか不明ですが(どうせいつもと一緒でしょうけど)、cacio e pepeとrigatoniが記録として残っていました。
ワイフが頼んだcacio e pepeには、ペコリーノを振りかける専門職人(笑)として店内を巡回している先代のお父さんが、Dimmi che va bene:(適当に)もういいよって言ってね、と言いつつチーズ用のgrattugia:おろし器でガリガリ削り始めます。
で、まあまあ掛かって来たのでワイフがva bene, grazie:ありがとう大丈夫ですと答えるとnon lo so!:わかんないなぁと言い、stop!と言えばnon riesco a sentire!:聞こえないよとニヤニヤ笑って削り続けます。
そのうちお父さんは自分でancora, ancora, ancora:もっともっとと言い出して楕円の皿はペコリーノの新雪が積もって何も見えなくなりました(笑)。
それからお父さんがquindi, mescola!:じゃあ混ぜて!と言って良いというまで混ぜろと。
ワイフも面白がって混ぜまくります。
そうするとトロットロになってきて、ペコリーノの香りも立ち上り、絶対にうまいでしょこれ状態になります。
さらに混ぜ続けてようやく完成。
お父さんがbuon lavoro:よくやったねと言ってくれました(笑)。
ということで私のRigatoni con paiata di agnello:仔羊のパイヤータ(小腸)入りのリガトーニです。
トマトでしっかり煮込んである濃厚なソースがたっぷりとリガトーニに乗ってます。
こちらにもお父さんがいっぱいペコリーノを降らせてくれましたが、男には素っ気ないです(笑)。
同じようによく混ぜてと言われて混ぜたのに bene としか言われませんでしたよ。
それでも目を剥くほどの旨さだったので、コントルノに冬の味覚の代名詞であるpuntarellaをいただいて、あっという間に平らげました。
セコンドにはManzo con sedano, carota e prosciutto all’interno:セロリと人参とハム入りの牛肉焼きとCoda di manzo alla vaccinara:牛テールの煮込みが並んでいます。
なんで似たようなもん頼んだんだろう(笑)。
きっとお父さんのオススメなんだと思います。
当時の無邪気に?食べているヴィデオを観ていると、余計行きたくてうずうずしてきます。
ワイフなんて涙ぐんでますよ(笑)。
猥雑で活気があって楽しくて美味しいローマのantico e tipicoな店でした。
それにしてもコロナウイルスは本当に厄介ですね。
世界各地で都市封鎖解除後に再封鎖を余儀なくされる例が多発していることから、感染者が減少して警戒を緩めると再び感染者が増加するという繰り返しになっています。
日本でも緊急事態宣言解除後に第二波が来ましたから、同じことが起きています。
確かに日本での死亡率は比較的低く抑えられていますから警戒し過ぎと言われることも承知で言えば、副作用のないワクチンが開発されて初めてwithコロナの期間が終了するわけで、それまでのあと1〜2年程度は我慢し続ける必要があります。
飛行機に乗れば半日くらいで到着するのに、今のローマは我々にとって遠い遠い存在です。
ということでヴィデオだと目の前にあるcacio e pepeを見つめつつ、溜息をつく日々です。
ローマに行ったら絶対に食べまくってやるぅ!