hongo555さんが投稿した鮒兼(東京/本郷三丁目)の口コミ詳細

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Mangiare è un'avventura! 美味しい&楽しい店のご案内

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鮒兼本郷三丁目、春日、水道橋/うなぎ

17

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.6

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.0
  • テイクアウトの点数:5.0

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
おすすめポイント

時間をかけて蒸し上げ、炭火で丁寧に焼いた鰻重、白焼が比較的リーズナブルに楽しめる
数代続く家族経営で庶民的な雰囲気も魅力
あっさりめのタレがご飯ともベストマッチ

2021/12/20 更新

[本郷四丁目]丁寧な仕事&庶民派を貫く我が街の鰻屋

最近急激に勢力を拡大している”一本鰻”系の鰻屋が嫌いです。

そう云うところって”うなぎという命と真正面から向き合う”とか”ごまかしの効かない素材との勝負”とか、ウェブサイトにもパンフレットにも歯の浮くような&尤もらしい御宣託を書き連ねてあるのですけれど、結局は工場で機械任せの大量生産、蒲焼にしてパック詰めして店舗に出荷するだけです。
なかには”捌きたてが一番美味しい”とウェブサイトに書かれている店もあって、まさに語るに落ちるとはこのことかとw

ということで、改めて鰻は捌きたて、蒸したて、焼きたてがベストです。
たとえどんなに品質に優れた鰻でも焼いてパック詰めしてしまったら、捌きたて、蒸したて、焼きたての養殖鰻の足元にも及びません。
美味しく鰻を食べたいなら、店で捌いて串打ちして蒸して焼いている店でいただきましょう。

ちなみに、関東の背開き&関西の腹開きについて、よく江戸は幕府のお膝元だから切腹をイメージさせる腹開きが嫌われたと云う話を聞きますが、これも真っ赤な嘘です(なんで嘘は赤w)。
それが証拠に、鯛のお造里を始めとして他の魚は全て腹開きです。
関東で鰻が背開きされるようになったのは、蒸しの工程が影響していて、蒸すと適度に脂が落ちるのでふっくらするのと同時に身が柔らかくなり、身が薄い腹側に串を打つと串を打ったところから身が割れてボロボロになってしまうからなんです。
蒸さずに焼く名古屋以西は普通に腹から捌いて串を打っても崩れません。
つまり、切腹云々は後付けなので、したり顔で切腹の話を持ち出す受売り野郎wには、思いっきりマウントしてやりましょう。
あら、今日は仰っけから辛口だなw

で、今日はテイクアウトです。
焼きたてじゃないぢゃん!と突っ込まれそうですが、鮒兼と自宅は徒歩5分もかかりませんから、時間的なロスはほぼありません。
焼き上がりの時間を聞いて、その10分前から店で待機すると云う体制で臨みました。

実は酒好きの友人が遊びに来ていて、自宅で4年寝かせた旭若松を開栓するのに、酒肴にするなら鰻が最適だろうと云うことで、じゃあ良いものをデパートで買って持っていくとかほざくのでwそんなことしたらウチの敷居は跨がせねぇ(敷居ないけど)と宣言して鮒兼に即電話した次第です。

お願いしたのは、白焼の特上、蒲焼の特上、それにワイフ用の鰻重の上です。
酒を呑むので肝吸いは敢えてお願いしませんでした。
その代わり骨煎餅とお新香はマストです。

では、石高が低くてなかなか目にすることがない徳島の銘酒、旭若松を恭しく(開けるのは普通)開栓しました。
艶々の飴色に陳馨、呑みたいのをぐっと堪えて4年待った甲斐がありました。
これだけ美しい酒に育てたんですから(時間が)、酒肴も吟味されたものでなければなりません。

創業当時&先々代から使っている地下水でしっかり泥を吐かせ、店で背開き&串打ちしてじっくり蒸し上げて、炭火で攻めつつ焼くという昔ながらの工程を経た白焼は、ふっくらと上品で適度な弾力と脂の旨味、甘味が感じられ、正統派江戸前の鰻が楽しめます。

岩塩、テイクアウトすると付けてくれる蒲焼のタレ、山葵で少しずついただきましたが、友人と3人で一口食べて呑む毎に悶えるのでwじっくり時間をかけて堪能しました。
当たり前ですけど、蒲焼と白焼にタレを少々乗せていただくのでは、全く味わいが違います。
蒲焼はタレが炙られて香ばしく弾力があり、白焼は口の中で蕩けて消え、艶めかしい香りが鼻に抜けます。
蒲焼も実に堪らんのだよねぇ。

酒呑みに生まれて本当に良かったw
一度で良いから、祖父とこうしてお酒を呑んでみたかったなあ。
飴色に輝く酒を掲げて祖父に献杯しつつ、極上の食事会を楽しむことが出来ました。

日常の極上って案外身近なものなんだなと思いました。
幸せな気分で開栓した旭若松はその日で目出度く千秋楽を迎えました(もう2本あるんだよw)。
ご馳走様でした!!
鰻に感謝です。

  • テイクアウェイも鮒兼の器です きちんと洗ってお返しします

  • こちらは蒲焼 こちらの酒は雪の茅舎の番号酒です

  • 白焼特上 焼きたてを大急ぎで(5分ほどで)自宅に持ち帰りました

  • 白焼用の味変セットw 山葵 ピンク岩塩 うなダレは白焼にちょっと付けると最高なんです

  • 蒲焼も特上で こちらの鰻はサイズの違いです

  • こちらも焼きたてふかふか これで酒が呑めると思うと喜びしかないw

  • お新香も人数分持ち帰りました

  • 店でいただくよりコンパクトお新香です

  • ワイフは鰻重の上で少しお酒を楽しんでます

  • 2020年4月BYの旭若松を遂に開栓する日がやってきました!

  • 石高が低いのでなかなかお目にかかることが少ない酒です

  • 4年でこれだけの飴色になりました 寝かせて大正解です!

2024/10/07 更新

16回目

2024/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

[FireHouse並び]普段遣い出来ちゃうのが嬉しい白焼&蒲焼

今日はワイフが飲み会で不在なので、やれ嬉しやと鮒兼へw
ワイフは夕食に鰻重だけ、天丼だけ、みたいなワンイシュー系が好みではなく、お皿がたくさん出てくる料理じゃないと夕食を摂った気にならないと言うので、なかなか夜に鰻を食べに来られませんでした。
今日は白焼で一杯&鰻重で締めるか蒲焼にしてもう一杯、っていうのもいいなぁと開店時間の17時に伺います。

いそいそと17時過ぎにきちゃったのでまだ客はおらず、皆さんにご挨拶して奥寄りのテーブルに着きます。
来店する客よりも電話注文でピックアップ&出前の多い店なので、この時間は串打ちなどしつつのアイドルタイム、何となく静かな空間です。
先ずはお酒を温燗にしてもらって、骨煎餅とお新香をいただきつつ、白焼特上をお願いしました。

こちらのお新香は予め醤油がかかっており、まあそれはそれで良いのですが、塩分が気になるお年頃の私としては少量ずつ口に運んで酒のアテにします。
骨煎餅は相変わらず美味しくて、すぐに食べちゃうのでお代わり必須ですw
カリッとパリッと骨を揚げて塩しただけで立派に酒のアテですから、鰻は本当に捨てるところがないですよね。

ホール担当の奥さんと世間話しつつ、新聞読みながら待つこと20分ちょっと、ふんわりと素晴らしい香りを纏って白焼特上様がご登場あそばされました。
おお、いつもながら神々しいお姿、箸を入れるのが憚られますが、躊躇なく入れますw
日本酒と鰻とか天麩羅とか焼鳥とか寿司とか、もうこれ以上の組み合わせは考えられないくらい相性が良いものを味わうのは、本当に幸せなひと時です。

最初は何も付けずにスフレのような食感と炭で焼かれた香りを楽しみ、二口めはつけ添えのピンク岩塩で味変を楽しみ、続いて擦り下ろした山葵とピンク岩塩を混ぜで白焼様に乗せ、酒で口を湿らせてからパクリ・・・ああ、死ぬなら今この幸せな瞬間に死にたい(迷惑だよ)w

白焼様には最近いつも鰻のタレがついているのですが、タレをつけて食べたら抑も白焼じゃないじゃないかと思いつつ、ちょっとだけ付けて食べてもまた極上です。
ああ美味い、うむ美味い、やっぱり美味い、と独言て楽しみます。
すみません、お酒お代わりお願いします今度は熱燗で。

二合徳利がこうして3本ほど空になる頃、蒲焼が焼き上がりました。
今宵は締めの鰻重ではなく、自宅でさらにお酒を楽しもうと云う魂胆ですw
支払いを済ませて蒲焼と一緒にぶらぶら帰宅、気分は大変良いです。

久しぶりに坂口安吾の「堕落論」でも読みながら、蒲焼摘みに熱燗を嗜むことにします。
時代は違いますが、人間を人間として愛おしくかつ冷徹に見つめた評論として読むべき本です。
この評論を読んで天皇制を否定した左翼って・・・どう読めばそうなるんだろうかw

ご馳走様でした!!

  • 毎度お馴染み 焼蒲 と染め抜かれた暖簾をくぐります

  • 入口脇には 活焼 との木の看板がありますがこれなんだろう

  • お品書きに白焼も蒲焼も載っていませんが注文できますからご安心ください

  • 骨煎餅登場 これをアテにゆっくり呑みます

  • 二合徳利にお新香に骨煎餅 晩酌セットの準備良し!

  • 小さい器にしっかり入れ込んであって美味しいお新香

  • 20分ほど経って白焼特上様の御成です

  • 小姓にはピンク岩塩を従えていますw

  • 露払いは鰻のタレです あっさりキレの良いタレなので白焼の風味を損いません

  • 厨房は昔の相撲取りの手形などが飾られています 先代が好きだったんだよね

  • 奥で背中を丸めて焼いているのが現在の店主 出前もしてくれます

  • 持ち帰った蒲焼 酒のアテに最高です

2024/04/21 更新

[真砂坂上]近所にあって幸せ 本郷で美味しい鰻

今日は朝から異常に忙しくて、早朝から海外の某機関投資家との会議で始まり、分刻みのスケジュールをこなしていたらあっという間に夕方、とっくの昔に陽が暮れて、私は途方に暮れるとw

空きっ腹を抱えていてもまだ全然仕事が終わらないので、こういう時は出前に限ります。
ウーバーなんかじゃなくて、昔ながらの電話一本宜しくねーのアナログな、顔の見える関係性での注文方法が出前。
間に入って手数料を掠め取る効率だけの世界の配送業務とは考え方が根本的に異なる仕組みです。

オンラインMTG中に届いた鰻(リモートワークあるあるw)は、帰宅直後のワイフが対応してくれて危機一髪セーフでした。
ビジネスはどんどん効率化して行くべきですが、食事に効率は求めない、オンとオフとの違いです。
可能であれば極限まで効率化して空いた時間を、ゆっくりのんびり食事に使いたいものです。

では仕事を強制終了して鰻w
先ずは白焼で一杯です。
新聞紙と風呂敷でしっかり包んであって全然冷めていないふんわり鰻を口に運びつつ、悦 凱陣の丸尾神力の温燗を飲ると仕事の精神的な疲労が一気に消えてなくなります。
ヴィタミン&ミネラル豊富で美味いんですから理想的な食事です。

付け添えのピンク岩塩と山葵を和えて(彩りが美しい)白焼の脂と馴染ませてからいただくと、酒が無限に行けそうです。
日本酒と鰻、焼鳥、寿司、蕎麦、天麩羅は永遠ですね。
偶然ですが全部好きですw

白焼で四合ほど酒が進み(お新香と骨煎餅も活躍してくれました)、続いて鰻重です。
蓋を開けて吃驚、あら鰻が一枚多い⁉︎
特上はいつも3枚はみ出し系なんですけど、4枚乗ってるヴァージョンなんでした。
特上の上(うえ)って何て云うのかなw最上?最特上?
いずれにしてもサービスしてもらって感謝感激です。
いつももうちょっと食べたいなというところでなくなっちゃうことが多いので、酒肴にしてまだご飯のおかずにもなるなんて最高ですw

本郷に鮒兼があって本当に良かったです。
今日はフィレンツェに居ますので、キアニーナのビステッカいただきますけど、鰻が恋しいですw

ご馳走様でした!!!


  • 白焼特上にはピンク岩塩と卸したての山葵がついているんですが、鰻のタレも用意されていてちょっと味変に使えるのが嬉しい

  • いつもの特上なのにいつもの特上じゃない! 鰻がもう一枚入って最特上になってましたよ!

  • 白焼セット一式ですw

  • 鮒兼の美味しい美味しいお新香でしたw

  • この器は屋号が美しく染め抜かれていて格好良いです

  • 出前でもお店の器で持ってきてくれるのが嬉しい

  • お、こっちは何だと開けてみると

  • こちらはいつもの鰻重特上

2023/12/18 更新

14回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

[真砂坂上]日常の極上 其の一 鰻重特上

今日は朝から鰻モードw
ランチは鮒兼に行こうと決めています。
鰻って突然脳裏を過るっていうか鼻に匂って来ることがあって、そんな時は矢も盾も堪らずです。
もう身体が鰻を、蒲焼を欲してる感じです。

ということで午前中の仕事を早めに切り上げてとっとと本郷三丁目の交差点から春日通りへ。
ファイヤーハウス(有名なハンバーガー屋ですが一度も入ったことないw)の並びが鮒兼です。
ガラガラと引き戸を開けて、奥さん、お姉さん、ご主人にご挨拶。
さて今日も美味しい鰻をいただきましょう!

今日は何となく気分でビール中瓶、中瓶だとキリン一番搾りです。
ちょっと甘いんだけど昼前だからこれで許してやろう。
骨煎餅が食べたくてビールを頼むようなもんですが、先日ご高齢のご婦人にも出してましたから、酒呑む呑まないに拘らず提供してるのかな。

盛り沢山&良く漬かったお新香もビールのアテにちょうど良い。
この儀式のように定番の摘みが、20分後くらいに出てくるであろう鰻重特上への期待を高めてくれるという寸法です。
骨煎餅がなくなっちゃったんで、ビールもう一本もらって骨煎餅もお代わり。
どんだけ骨煎餅好きなんだかw

奥さんと四方山話をしながら待つことしばし、肝吸いとお新香が置かれましたからそろそろです。
これも判で押したような流れなんですけど、毎回ワクワクします。
今朝からずっと(毎朝3時には起きているのですでに8時間ほど)食べたいと思っていた鰻重がもうすぐ目の前に来るのかと思うとワクワクしないわけないw

お待たせしました〜と奥さんの声とともに鰻重登場\(^o^)/
このお重の蓋を開ける時が一番ワクワクしますよねw
立ち昇る湯気と馨しい炭とタレの香り、食欲全開ですなw

ふっくらと蒸され、箸で切らなくても勝手に切れるくらいふわふわの鰻をタレが程良く沁みたご飯と一緒に口に運ぶと、日常の極上が訪れます。
ああ、美味しいね、これを幸せと言わずして何を幸せというのだw
口の中で消えてしまう蒲焼と弾力のあるご飯を噛み締めながら、勝手に幸福感に包まれてます。
これで幸せなんだから、安上がりだよね。

香り高い肝吸いもビールのアテにもなるお新香も、鰻重の良き友です。
やっぱりビールじゃなくてタレの沁みたご飯との相性が素晴らしい。
特上は鰻が3枚乗っていますから、食べ応えも十分あって、ご飯と蒲焼のバランスが1:1です。
隙間なく敷き詰められてご飯が見えないお重は宛らパウンドケーキのようですし。

以前は特上をお願いしてご飯大盛りにしていたんですけどwちょっとやんちゃなので控えています。
もちろん食欲旺盛で食べられちゃうんですが健康に留意しないとね。
でも鰻はもう少し味わいたいので、白焼きの特上を追加。
これは今晩のアテにしますw

今日も満足&晩酌の友もゲットできたし。
ご馳走様でした。
この店が近所にあって本当に良かったw

  • 植え込みや鉢がいい感じな店先 こういう雰囲気もあるようで少なくなった気がします

  • この古い木の看板に蒲焼とだけ書かれているのが潔い

  • お待ちかねの骨煎餅 これが食べたくてビール注文するようなもんですw

  • 定番のビールと骨煎餅セット

  • お新香は鰻重にもつきますがビールを頼むと出してくれます

  • 骨煎餅食べちゃったのでビールお代わり 烏賊の小皿を鰻屋が使うんだねw

  • さて肝吸いとお新香が出てまもなくですワクワク

  • 鰻重特上のお出ましです!拍手拍手!w

  • 隙間なく敷き詰められた鰻が3枚 ああ幸せ

  • 汗をかいた鰻重の蓋まで美味しそうに見えるw

  • こちらは肝吸いの蓋 こちらにもきちんと店名が入っています

  • お持たせの白焼き特上は夜のアテになりました

  • 沖縄のやちむんグラスと春雨で白焼きいただきました あう〜!w

2023/10/29 更新

13回目

2023/07 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

[ここは本郷四丁目]ランチビールと骨煎餅と鰻重特上

酷暑が続くけば、やはり恋しくなるのは鰻です。

土用丑の日に鰻を食べる人って、鰻好きじゃないと確信していますw
だってわざわざ一年で一番鰻屋が忙しい日に食べるなんて迷惑かけているとしか思えない。
鰻屋のことを&そこで働いている人のことを慮れば、他の日、普段の日に鰻を食べましょう。
最近は土用丑の日をお休みにする鰻屋も増えているそうですから、需要の集中は迷惑でしかないということですね。

ということで、鰻が恋しくなるとやって来る近所の鰻屋です。
もちろん近所の蒲焼パックを温めるだけの鰻屋には行きませんw
今日も明日も毎度のことながらテレワークですから(会社に毎日行かなくなって3年半以上経過していますが出社は全くの時間の無駄だと思っています)ランチは好きなものをしっかりいただきます。

こちらのビールは大瓶がキリンラガー、中瓶が一番搾り、小瓶がヱビスと決まっているので(理由は不明:一番搾りを大瓶で呑みたい人が来たらどうするんだろうw)ラガーいただいて、骨煎餅と鰻重についてくるお新香を摘みます。
毎日暑くて本当にしんどいですが、日式中華を食べて暑気払い、にんにく料理で暑気払い、お寿司で暑気払い、そして今日は鰻で暑気払いと払いまくっているので、実は夏バテ知らずですw
日中はエアコンを切って窓を開けていますが、風が通り抜けてかなり涼しいです。

ビールを呑んで、骨煎餅とお新香を摘み、奥さんが出してくれた新聞を読みながら(新聞出してくれるのがおっさんになって一番嬉しいことです)鰻重の特上が出来上がるまでの時間を楽しみます。
待つ時間が楽しいなんて、食事の時に思えるのは幸せなことですね。
鰻が炭火でじわじわと焼けていく香りが鼻腔を擽ります。
それを肴にビールを飲むのも乙なもんですw

待つこと20分ちょっと、鰻重の特上がもうすぐ出来上がることを知らせる肝吸いとお新香(再)がテーブルに運ばれて来ます。
ここからはまだかなぁ〜っていう顔をしながらw神妙な面持ちで御重が目の前に置かれるのを待ちます。

奥さんのお待たせしました〜ぁという声と共に鰻重特上登場。
箸を合わせて拝んでから、先ずは蓋を開けて肝吸いを一口、そして鰻とご飯を一緒に箸で一口。
ああ、至福の時です・・・

蒲焼ってさぁ、何でこんなに美味しいんだろうね。
ホロホロの柔らかさ、程よい脂と炭の香ばしい匂い、硬めに炊かれたご飯と鰻とをきれいにまとめあげるタレ、アツアツの温度、全てが渾然一体となって抜群の美味さを奏でます。
食のオーケストラや〜(やめとけw)

キリンラガーはとっくの昔に胃の中に収まってますから、肝吸いとお新香をお供にして蒲焼とタレが沁みて極上の美味さになっているご飯をガンガンと頬張ります。
大切なのはよく咀嚼すること。
美味しいものはついガッついて一気に食べてしまいがちですけど、頬張ったご飯と蒲焼をしっかり噛みしめて、味と香り、そして食感を心行くまで味わい尽くします。

今日もいつものようにとても美味しかった。
大満足です。
ご馳走様でした!!

  • 最近来るたびに少しずつ値上げしてますね CPIが上昇していますから仕方ないか

  • キリンラガー大瓶と骨煎餅 この風情が良いですよね

  • スナック感覚で摘めるように短くカットしてある骨煎餅

  • ビールを頼むとお新香の盛り合わせも出してくれます

  • 間も無く鰻重出来上がり!のサインで肝吸いとお新香が再び出て来ます

  • 肝吸いなんですが肝が見えないw

  • いつもの特上です この蓋を開ける時が至福ですね

  • 特大は1尾半 ご飯が見えないですが米も美味しく炊けてるんですw

2023/10/05 更新

12回目

2023/02 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

[春日通り真砂坂上]普段遣いできる美味しい鰻屋

今日はワイフが友人と北海道旅行に出掛けているので、休日の一人ランチ。
偶にはこういうのも良いなぁw
ということで最近鮒兼の鰻をいただいていないことを思い出し、ランチタイムに出かけました。

いつもはビールから焼酎なんですが、休日だから日本酒にします。
櫻政宗の330mlをいただいて、アテの骨煎餅とお新香を頂戴します。
鰻屋の骨煎餅ってなんでこんなに美味しいんだろうねw
カルシウム豊富ですからご高齢の女性にぴったりです。
ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンEも含まれている健康食品です。
しかも酒のアテになりますしw

お酒を楽しんでいる間に特上もそろそろ焼き上がりです。
香ばしい&食欲を刺激する匂いが焼き台から漂って来ます。
お姉さんがお重にご飯を盛り付けて少しタレを回しかけ、準備万端。
焼き上がったほろほろの鰻を素早く盛り付けて、私のテーブルにやってきました。
お新香は改めていただけるので、お酒もお代わりしちゃいましたw

相変わらずふっくら柔らかい焼き上がり、先代を継いだばかりの頃はやや焼きが甘いことがありましたが、今では十分に火入れして素晴らしいです。
身が厚くて大ぶりの鰻が乗った鰻重は、最近1万円弱する店も少なくありませんから、こちらの店のコスパは最高です。
いつものように硬めに炊かれたご飯とタレの旨味が堪らない鰻を頬張ると幸福感がじわじわと高まりますw

ワイフは本日私が代わりに予約した旭川の寿司屋に行く予定ですから、ランチから美味しい鰻重をいただいても全く罪悪感なしwむしろ・・・あそうだ白焼き特上テイクアウェイでお願いします。
今晩の夜のアテにしよう。

鰻の蒲焼が3枚乗った特上鰻重を頬張りながら、特上白焼きが焼き上がるのを待つのは幸せでしかないw
食べたらなくなりますけど、晩酌用に白焼きがあれば安心ですw

ということで、食べ終わってお会計を済ませ、ホカホカの白焼きを持って帰宅。
香りにつられて食べてしまいたい誘惑と戦いw今度は夕方の晩酌です。
今晩は出張で行った富山の酒が自宅に届いて一晩休ませましたので、早速試飲します。
購入したのは弥久(びきゅう)と有磯曙の初嵐、成政の魂を醸すと書かれた玉栄特別純米、曙純米吟醸の4本です。

先ずは有磯曙の初嵐を友にして白焼きをピンク岩塩山葵でいただきます。
上品でキレの良い酒ですね。
淡麗ですが旨口で、白焼きのさっぱりした山葵塩味と抜群に合います。
あ、これ大正解。
思いついて白焼きテイクアウェイした自分を褒めたいw

鮒兼の鰻重も白焼きも、店先の竈門でしっかり炙って美味しく仕上げてくれます。
庶民的で気取らないご近所の頼もしい食の味方ですw
今日は昼と夜お世話になってしまいましたが、どちらも素晴らしく美味しかった。
いつも感謝してます。

ご馳走様でした!!

  • ワイフのいない休日ランチは日本酒でスタートw

  • 昼酒をのんびり楽しんでいたら特上登場

  • いつものふっくら柔らかく焼けた美味しい鰻重です ご飯も好み

  • 自家製のお漬物 これが酒のアテにも鰻重のお供にもなります 2皿もらえるからさw

  • お重は店名が誇らしげに入ってます 結構年季入ってるけどきれいです

  • テイクアウェイしてきた白焼き特上 夕方まで食べたい気持ちを抑えるのが大変でしたw

  • 白焼きにはすり下ろした本山葵とピンク岩塩に蒲焼のタレも付いています 白焼きをタレで食べるって贅沢かも

  • 富山の駅裏にあった酒屋から送って貰った有磯曙の初嵐のお供にしました これが大正解!

2023/06/17 更新

11回目

2022/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

[真砂坂]ふっくら柔らかい坂上の特上鰻重

突然食べたくなるものってありますよね。
私の場合は、とんかつ、カレー、鰻、蕎麦などが頻繁に食べたくなります。
今日は朝から鰻モードで、ランチをどこで食べようか散々考えて鮒兼へ。
なんだ結局いつもと一緒じゃんwでも落ち着くからそれで良いんです。

ということで、いつものように店に入って・・・今日は午後から仕事がないからビールだ!
大瓶をいただきたいところですが、中瓶の一番搾りをもらって骨煎餅と一杯。
こういう昼下がりは本でも読みながら昼寝したい気分だね。
まだテレワークなんですか?と奥さんに聞かれ、そうなんです会社から来なくて良いと言われているもんでと答えます。
最近、近所の店ではこの手の会話ばかりしているような気がするw

四方山話をしつつ、お新香をもらってビールをまた一杯。
こちらのお新香はしっかり漬いていてとても美味しいし酒のアテにもなります。
鰻重じゃなくて蒲焼で一杯っていうのもありだなと思い始めた頃、鰻重が届きました。
そういう腰を据えて飲む系は鰻屋ではご迷惑です。

いつもの特上は横横縦の鰻が三枚で重箱を隙間なく埋めています。
これもまたいつものように山椒をぱらりとかけて早速一口。
ああ、旨いね、いつもの味だ。
あっさりめのタレが蒲焼に適度にかかって風味を引き立てています。

ご飯は若干硬めに炊き上げてシャキッとした食感ですが、そこにじわじわとタレが沁みてきてちょうど良い塩梅になります。
これもいつもの味わいですね、お米が甘く感じるタレです。
鰻はふっくらしていますが柔らかすぎることはなく、適度な弾力もあります。
炭火で焼かれて身が膨らむ感じっていうのか、張った感じが旨さの秘訣かも。

お新香は鰻重と一緒にもう一つ出してくれましたから、これを合間にポリポリ。
とても良い箸休めですね。
鰻と米とタレとお新香、それに近所の鵜飼商店の鰹節で採った出汁が効いている肝吸いだけで、素晴らしく贅沢な時間が過ごせます。
日常の極上ってこういうことを言うんだよね。

美味しく楽しくのんびりといつもの鰻重がいただけて満足です。
今日は私が夕食を作る日なので、これからメニューを決めて買い出しです。
こういう気分の時は何か凝ったものが作りたくなりますw
思案しながらの帰り道がまた楽し。

ご馳走様でした!

  • 初夏の陽射しに店先の鉢植えも元気です

  • 昭和の昼下がりのような風景・・・奥にいるのが奥様wです

  • お品書きです 白焼きもあるんだけど載ってないなぁ

  • ビールの頼もしい友達 よく漬かったお新香です

  • 肝吸いが出てきたのでまもなく鰻重の登場です

  • 鵜飼商店の鰹節をたっぷり使った旨味の強い肝吸いです

  • 特上なのにちょっとお重が地味かなw

  • 大きい鰻が三切れぐいぐい詰まってます

  • ふっくらつやつや 日常 極上 特上です

2023/10/24 更新

10回目

2021/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

鰻って夏より秋のほうが美味く感じませんか?

今日はワイフもテレワーク、ランチは鰻推しです。
秋田から戻って来て食べたかったのが鰻だったからさw

そうと決まれば早めに自宅を出ます。
ランチタイムが自在に調整できるのもテレワークの良いところですね。
時間の融通が効くことは、仕事の効率化には欠かせない条件だと思います。

店に着いたら、あら午前中だというのに満席。
ご老人の団体さんが店を占拠していたのでしたw
素晴らしい、ご高齢でも鰻をがっつり食べて英気を養っているわけですね。
我々はほぼお隣のFIRE HOUSEの盛況ぶりを眺めながら、そういえば一度も食べたことないよね&いつかは食べようっていうと来ないもんだね&それってC.C.RのSomeday never comesじゃんwみたいな四方山話をして待ちます。

待つこと暫し、ご老人がわらわらと店から出て来ました。
まあお待たせしちゃってごめんなさいねぇ美味しいからつい長居しちゃって、と店先で話しかけられお達者クラブに参加させてもらったような状況で店内へ。

ご挨拶して鰻重の特上と上を注文し、またのんびり待ちます。
飲み物はどうしますか?と一応聞かれますw
いつでも飲む客だと思われているからですね\(^o^)/

テレワークでオンとオフ両方を自宅で過ごすようになって2年近く経ちますが、オンの中にもオフがあるし、オフでもオンをイメージして行動している時がありますから、生活という意味ではオン豆腐は、あれオンとオフは切り離せない関係なのだと実感するようになりました。
これまでオンとオフを強制的に切り離す手段として通勤という物理的な移動があったわけですね。
完全な無駄とは思いませんが、もったいない時間です。

お新香が出て来たのでまもなく鰻重の登場です。
お待たせしました〜と奥さんの明るい声と一緒に出て来た鰻重は重箱にびっしりと詰まってとても美味しそう。
早速無言で(黙食が基本ですからね)ガツガツいただきます。

脂が乗って大変な美味です。
ふっくらと蒸し上がった鰻を炭火でじっくりと焼いた、文句なしの旨さ。
この時季の鰻は脂を溜め込んで太ってますから旨味も強いです。
やっぱりランチを鰻重にして良かった。

食べたいものを食べたい時に食べると、美味しさも格別です。
肝吸いもお新香も堪能して、鰻重完食。
満足満足、オンの中にもオフがあるのがテレワークです。

ご馳走様でした!

  • 店先の貼り紙がやかましいのはコロナだから仕方ないよねぇ

  • お新香は盛り沢山 つい呑みたくなるんですよw

  • 特上鰻重やってきました!

  • お重の蓋を開けるとびっしり隙間なく乗ったうなぎの蒲焼さんがお目見えします

  • この蓋を開けた瞬間が鰻重を食べる時の一番の幸せです

  • ここの肝吸いも旨いんだよ〜!

2022/03/16 更新

もちろん店で食べたいけど今日は呑みながら食べたいからさ

と言い訳しつつ、鮒兼の白焼と蒲焼をテイクアウトできるよう電話でお願いしました。
可能な限り焼き立てをいただきたいので、出来上がり予定時間の5分前に店に行き、即ピックアップ&保温袋に入れて自転車で猛ダッシュ帰宅後、予め用意しておいた酒器に酒を注いですぐいただきますできるように準備です。
あ、骨煎餅と自家製のお新香もお願いしますね日本酒のアテに抜群なのでw

ということで、極私的○ber Eats開始!
店で待機し会計を済ませて自転車で戻るのに数分、エレベーターで自宅に戻るのに更に数分、パッケージを開けて白焼と蒲焼を盛り付けて乾杯するまでに同じく数分、ということで受け取ってから10分後には私の食道を白焼が通過していく作戦を立てましたw
一糸纏わぬ、あれ一糸乱れぬ作戦が奏功して、予定通り鰻一式を受け取ってから9分後には自宅でいただきます!と乾杯できました。

悦 凱陣のオオセトと興は既にテーブルに準備万端で後は呑むだけw
口を酒で洗って、早速白焼の特上をいただきます。
お、ピンク岩塩と擦り下ろしたばかりの山葵に店で使っている醤油もついていますよ。
自宅でも店と同じ状態でいただくことができますねありがたい。

うーむ、ふっくらふわふわの白焼美味し過ぎる。
甘くて香ばしくて滑らかで脂の口当たりも素晴らしい。
ピンク岩塩と山葵を合わせて練って、白焼の上に乗せていただくとまた美味です。
これにすかさず酒がついてくるんですから堪りませんね。
もちろん鰻は食事として素晴らしく美味しい食材ですが、やはり酒肴として堪能してから締めにご飯というのが理想かなと。

悦 凱陣は香川の酒ですが興は広島県産の八反錦100%です。
オオセトは麹米も掛米もオオセトですね。どちらも鰻に合います。
合うなんてもんじゃない。
日本の食事には日本酒がベストです。
私は寿司や焼鳥、鰻、蕎麦、天麩羅、料亭や割烹での食事の際は日本酒原理主義ですw
焼鳥にワインも悪くはないですけど、ベストなものが目の前にあるのに敢えてベターをチョイスする意味は全く見出せません。

では蒲焼もいきましょう。
こちらは鮒兼のタレがしっかり沁みているのでそのままいただくのがベストですが、もちろん追加のタレもついています。
ご飯を炊いてこのタレをご飯に回しかけ、上に蒲焼を乗せれば自宅でも鮒兼の鰻丼が味わえます。
でも今日は純粋に酒のアテです。

こちらもふっくら焼けていてタレの香りと味わいが堪らん。
白焼ほどの自由さ?はないですけど、定番の旨さがありますよね。
どちらもテイクアウトして正解だ。
店でいただく時は白焼で一杯飲ってからの蒲焼の鰻重に肝吸いですけど、こうして酒のアテにしてじっくり鰻の脂と香ばしさを堪能するのも大変満足度が高いです。

店で食べてもテイクアウトしても鮒兼の鰻は美味しいんですけど、店で酒が呑めるならテイクアウトしなくてもねと思います。
もちろん自宅で好きな酒を呑みながらいただくのも格別なので、どちらも捨てがたいですけど。

ということで、今日はテイクアウト&ご飯なしで鰻だけにフォーカスして堪能しました。
日本酒と鰻は、日本酒と焼鳥の次、いや日本酒と蕎麦の次の次くらいに相性が良いと思います。

ご馳走様でした!!

  • 先ずは骨煎餅で一杯です この軽い塩味とカリカリ食感とじわじわと染み出す脂が美味過ぎます

  • 白焼です ピンク岩塩+山葵でも生醤油+山葵でもそのままでも実に美味しい

  • 蒲焼です タレはあっさりとしていて鰻の脂を引き立てます

  • 追いタレしてから悦 凱陣オオセトと合わせるなんてもう最高だね

  • オオセトです R1BYは酸度が少し高めです

  • 悦 凱陣のR2BY興です まろやかで特徴的な旨さにここ10年くらいずっとハマりっぱなしです

2021/09/07 更新

8回目

2021/08 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

先代から本格的に受け継いで2年 腕を上げました

ご近所の鰻の名店、鮒兼です。
毎日酷暑が続くと蒲焼が乗った&タレの沁みたご飯と肝吸いが恋しくなります。
今日はワイフがテレワークなので、一緒にランチです。

換気のため少し開けてあるドアを入ると、お、結構な客の入り。
やはりコロナでもしっかり美味いものを食べさせる店は客足が落ちないという見本のような店です。
先客が食べ終えたばかりのテーブルをとてもチャーミングな奥さんに片付けてもらって着席。
いつもなら瓶ビール!なんですけど、この時期は昼と雖もアルコールの提供はしていません。
なので、大人しく鰻重の上と特上に肝吸いをお願いして待ちます。

それでも骨煎餅が出てくるっていうのはちょっと拷問に近いよねw
次回はテイクアウトして自宅で飲みながら白焼きいただこうかなぁ・・・
テーブル席でのんびり待っていると、結構テイクアウトの客が来ますね。
店頭で注文して30分後くらいに取りにくるみたいなことを言っている人がちょくちょく入って来ます。
このちょっとした会話が心和むんだよね。

デリバリーだの何だのより、ご近所の馴染みの店に足を運んで買って帰ってくるほうが楽しいに決まってます。
感染防止の観点からは○ber ○atsとか出●館のほうが接触機会が少なくて良いのでしょうけど、作ってから時間が経っちゃって美味しくないし、そんなこと気にする必要もないチェーン店とかコンビニからの配送だし、精神衛生上も味覚上?も絶対ご近所テイクアウトですよね。
皆さんよくわかってらっしゃるw

ということで、お新香がテーブルに置かれて(このお新香が美味しくて呑めるんだよ)、お待たせしましたという奥さんの声とともにお重がやって来ました。
お重の蓋を開ける瞬間ってワクワクするよね。
おお、美しくテリがあるお重いっぱいの蒲焼の登場です(拍手)。

早速一口いただくと蒸しも頃合いで適度に脂が落ち、ふっくらと膨らんだ身がほろほろと解けます。
おお!これは旨い。大将腕を上げましたね。
厨房で堂々と煙草をふかす先代wが店に出なくなって早2年余り、当初は焼きが甘いというか恐々焼いていたような印象がありましたが、最近はしっかり火入れして見事な焼き上がりです。
しかもこのふっくらした食感は、先代よりいいかもしれない。
かなり好みの美味しい蒲焼です。

いつも多めにかけてくれるタレがしっかりご飯に沁みて何とも言えず香ばしいです。
ガス釜でふっくらたけたご飯とふっくら蒲焼のふっくらコンビが大変美味しいですよ。
少し山椒を振りかけて香りと味にアクセントをつけるのもいいよね。
肝吸いも鵜飼商店の鰹節を使っていますから素晴らしい味と香りだし。
美味しいものが全部近所で調達できるのもすごいことです。
コロナ禍の暑い夏を乗り切るのにぴったりな美味しい鰻重、いただきました。

これだけ美味しい鰻がご近所でいただけると、テレワークがやめられなくなっちゃうよw

ご馳走様でした!!

  • 緊急事態宣言中はビールすら飲めません ビールって酒じゃないよねw

  • 酒が飲めないのに骨煎餅は出してくれる・・・これは辛いよ

  • このお新香もビールお願いすると先に出してくれるんです ああ一杯飲みたいw

  • お椀新調したのかな とてもきれいです

  • こちらの肝吸いは本当に美味しい

  • この重箱の蓋を開けると幸せがやって来ます

  • ほら幸せが目の前にありますよw

  • ふっくら蒸しのふっくら焼きでふっくらした鰻の蒲焼です

  • 帰りがけに花屋の店先の花にきれいな蝶がとまっているのを発見 この幸福感&満足感をお裾分けしたい気分w

2021/08/28 更新

7回目

2021/05 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

テレワークのお供に美味しいご近所ランチ♫

最近、皆さんのレビューを拝見しているとカレー、カフェ、ラーメン、パンがとても多い印象があります。
やはり緊急事態宣言中で夜の外食をされていないのだなと皆さんの克己心の強さに感心しています。

もちろん私も夜20時まで&お酒は飲みませんが、堂々と「店内で飲めます!」などと掲出してある居酒屋などを見かけるにつけ、行政の「お願い」っていうやつは中途半端で不公平感を助長するだけだなと感じます。
結局、路上飲みが減らずに警官が出動したりしている訳ですから、不要不急の外出自粛なんて言っていないで、もっと強い措置を発動して感染拡大を短期間で抑制し、新規感染者と重症者を急激に減らすことを考えてもらいたいものですね。
これでは「お願い」を守っている飲食店が気の毒です。

で、GW明けはまだ仕事に余裕があってランチタイムをしっかり取れています。
こういう時に午前中から何食べようかなと考えるのは結構楽しい。
これもGW期間中に自宅に篭って真面目に原稿書いていたおかげですw

今日はワイフもテレワークなので、一緒に鮒兼でうなぎランチです。
ちょっと昼から贅沢な感じが良いんです。どうせ夜に飲みに行けない訳ですから。
暖簾を潜ると、先客3組。
皆さん考えることは同じらしく、ランチタイムにウナごを食べに来ているようですね。
出前の注文も結構入ってきていますよ、素晴らしい。

さて、ワイフは鰻重の上と肝なしのお吸い物、私は鰻重の特上と肝吸いを頼んで、あとはじっくり待つだけ。
途中に出前なんかも入っていますからそれなりに待ち時間がありますが、今は酒も飲めないから(昼から飲まないけど)仕事のメールなどをやっつける時間に当てます。
不本意ですがお互いに会社の携帯も持参したので忙しないですw

待つこと20分強(お陰で午後の仕事の段取りも調整できました)お待たせしました〜とチャーミングな若奥さんが鰻重を持ってきてくれます。
この待つ時間が長ければ長いほど、期待が高まるってもんですよね。
お重の蓋を開けるのが堪らない。
いつものように横に半身2枚、縦に1枚がびっしり敷き詰められている鰻重のお目見えです。

鰻重の幸福感って特別のような気がする。
お寿司も天麩羅も一貫ずつ一種ずつ置かれていきますからゴージャスな感じはないですし、ステーキもフランベした後すぐに切り分けられちゃうのでちょっとボリューム感に欠けます。

でも鰻はこの蓋を開けるという作法というか一手間が美味しさの要素ですよね。
あ、そうか、天重も同じか。
なぜかかつ丼とか天丼とか天重とかに縁がないんだよなぁ。

そんなことより目の前の鰻重です。
まずは山椒をかけずにそのままご飯と一緒にパクリ。
ああなんという幸せ。
鰻の香ばしい香りと甘味のある脂、さらっとした上品なタレの味が広がってご飯と一緒に咀嚼する喜びを感じます。
鰻重って日本の食べ物の中でも芸術品に近いと思うよ。
特にこういう蒸しも焼きも申し分ない美味しい鰻をいただいた時はそう感じます。
お寿司も天麩羅も焼鳥も素晴らしいけど、鰻を食べる高揚感は格別です。

今度は山椒を少しふりかけてまたパクリ。
香りって食欲を確実に増進させるものだと実感します。
鰻と山椒を最初に合わせた人(ってもちろん日本人だよね)に感謝状を贈りたいものです。
誰だか知らないけど感謝しつついただきます。

肝吸いは眼の疲れに効くと子供の頃に祖母に教わってから、初めは気持ち悪かったですがw好んでいただくようになりました。
鰻って骨煎餅(最初にもらって食べたらお酒飲みたくてうずうずしましたw)も作るし、頭(半助)は焼き締めて出汁に使ったり酒のアテにしたりと全く捨てるところがないですよね。
しかもビタミンA&B、EPA、DHA、カルシウムが豊富ですから全く大した食材です。
美味しくて健康に良いんですから完璧です。

なんてことはどうでも良くてwただ只管に美味しい。
時節柄無駄口をきくような時間もないので、食べたら徐にお会計です。
若奥さんに相変わらずテレワークなんですかと聞かれ、そうなんです太っちゃってというお約束の会話を少しだけ交わします。
太っちゃったの気にしてたらランチに鰻重特上なんて食べませんが、気にしてないので食べますw

ということで今日も美味しいご近所ランチ終了。
こんなことしてたらコロナが明けても出社できなくなっちゃうかも・・・
まあいいか。

ご馳走様でした!!

  • あれ値上げした・・・と思ったら税込み表示にしただけでしたw

  • 気をつけます!なるべく話さないようにします

  • この箸袋が何とも歴史を感じます

  • 飲まなくても出てくる骨煎餅w これはスイッチ入るからやめて欲しいけど美味しいからいただきます!

  • いつものお新香盛り合わせ これでも十分飲めちゃうんですから困ります

  • なぜ鰻重は蓋を開ける時が一番楽しいのか

  • もちろん開けた瞬間が一番楽しい訳ですけど

  • 肝吸いは蓋を開ける瞬間のワクワク感はないですw

  • 肝吸いって誰が考えたのか知りませんけど本当に感謝しています

2021/06/02 更新

6回目

2020/09 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

明日も食べに来たくなる鰻重

在宅勤務の楽しみ、自宅周辺でのランチです。

今日は朝から蕎麦の気分だったので、角萬にするか森のにするかで迷って角萬に行ったらまさかの臨時休業、ならばと森のに行ったらすでに暖簾が下りてました。
ショック・・・壱岐坂で立ちすくむ自分。

あてが外れた時は何となく歩くことにしています。
行き当たりばったり歩いて目についた店に入って当たったことはあまりないので、Abats.が奇跡でも起こして開いてないかと前まで行ったらやっぱり閉まってました(笑)。

ということで、路地を折れて春日通りに出ると目の前に見慣れた鮒兼の暖簾がまだ下がっているじゃありませんか。
ランチの神様は私をまだ見捨ててはいらっしゃらなかった・・・ありがとうございます。

時間が時間なので信号待ちしている間に暖簾が下げられはしないかとヤキモキしながら青になった途端ダッシュ(笑)。
店に入ると息子さんが焼き台で、お姉さんが厨房で、息子さんの奥さんが店内で、いつものようににこやかに迎えてくれました。
店内にはまだ食事している客がいました。良かった。

奥さんに、あれ今日は・・・お一人ですか?と聞かれたので、今日は(も)在宅勤務なので一人なんですよと答えて、一番入口近くのテーブルに座ります。
まあワイフが一緒だったら昼から呑んじゃいますから一人で良かったです(笑)。

今日はランチですから白焼きも肝焼きも飛ばして鰻重特上だけお願いして、おっさんの嗜みであるスポーツ新聞でも読みながら待つことにします。
奥さんがいつものように骨煎餅を出してくれました。
あ、これがあったんだ。

う〜ん、酷暑の中ぐるりと本郷界隈を歩いてきた私に(奥さんがそんなこと知る筈もないけど)骨煎餅を出すとは・・・飲めということか。
どうしようかなと考えるまでもなく、勝手に口がじゃあビール!と言っていました(笑)。
昼だからせめて中瓶にしておきます。
ワイフがいてもいなくても一緒でした。

キンキンに冷えたキリンラガーをコップに注いでクイっと一杯。
今日は蕎麦じゃなくて良かった、やっぱり鰻だったのね。
奥さんがすぅっとお新香も出してくれます。
素晴らしい間合い、もっと飲めということですか(笑)。

骨煎餅とお新香でビールを飲んで待つこと20分ほど、お重にご飯が盛られましたからもうすぐです。
もうビールも骨煎餅もお新香も胃に収まってますから準備万端、鰻重の到着を待ちます。
お待たせしました〜という奥さんの声とともに鰻重登場。
肝吸いをお願いしたらまたお新香をいただきました。お心遣い感謝です。

早速蓋を開けると重箱全体を覆うように敷き詰められた鰻の蒲焼が鎮座しています。
香りが素晴らしい。丁寧にタレを何度も付け焼きした香りをまとってます。
しばし鼻腔を大きく広げて香りを楽しんでから、徐に箸を入れます。
鰻重をいただく際の至福の瞬間です。

さっくりふわっとした身に箸が入り、タレが沁みたご飯と一緒に口に入れると、ああ今日は蕎麦の日じゃなかったんだ、鰻に呼ばれてたんだとわかりました。
角萬が臨時休業で本当に良かった。
焼きはしっかりしていて香ばしく、皮目はパリッと身はふわふわっとして最高の食感。
以前はやや焼きが弱いというか、あと少しだけ焼いて下さい的な印象でしたが今日は抜群です。
息子さん、きっちり修正してきてます。

相変わらずご飯はふっくら固めに炊けていて間違いないし。
ご近所の鰻屋がこれだけ旨いというのは本当に幸せなことです。
鵜飼商店の鰹節で取った出汁の効いた肝吸いもとても美味しい。
ご飯大盛りにすれば良かったよ、これじゃあっという間に食べ終わっちゃう。

ということであっという間に食べ終わりました(笑)。
食後に熱いお茶をいただいて至福のランチタイム終了。
また明日も食べに来たいなと思うほど美味しかった・・・

ご馳走様でした!!!

  • 黙って出てくる骨煎餅・・・飲めってことね(笑)

  • で、飲んじゃったビール キンキンに冷えてて今すぐ死にたいと思いました(笑)

  • ビールのアテにお新香も登場

  • 昼も夜もお値段変わらず 家族経営だからこそできる価格設定です

  • お重登場 蓋を開ける時のワクワク感が堪りません

  • 蓋の裏には屋号が なんでどこの鰻屋も必ず屋号を入れるんだろうか

  • 蓋を開けた瞬間が至福の時 ああなんて旨そうな鰻なんでしょう

  • 息子さん焼きが格段に進化 これは美味しいです

  • 肝吸いも蓋付きで登場

  • 肝が見えないくらい三つ葉がたっぷり入っています 爽やかな香りが嬉しい

  • 肝吸いの蓋にも屋号が 徹底してますね

2020/09/23 更新

5回目

2019/03 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味3.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

息子さん頑張ってね!!

今年は年初からかなり仕事が忙しく(まあ有難いことではあります)週末はなんだかヘロヘロしているうちに終わってしまうので(笑)外食する機会が随分と減っています。
もう少し落ち着いたら彼方にも此方にも行きたいなと、ここ最近は専らアームチェア食べロガーになってます(笑)。

とはいえ桜も満開ですし、気分の浮き立つ春の到来ですから、久しぶりにランチでも外でいただこうかと近所をあてもなく歩きます。

あれ、眼鏡屋さんがなくなってる!
「安庵」の店名が「山手」になってる!
焙煎珈琲店からラーメン屋に変わった店が閉店してる!
「めざせ唐揚げ日本一」って提灯出してた店が閉店のお知らせ貼ってる!
ん?巴屋の跡が蘭州ラーメン屋になってる!
あらら、菊坂の入口の焼鳥屋が閉店してる!
唐揚げ専門店が肉丼専門店に代わってる!
おや、この前開店したとんこつラーメン屋が担々麺専門店になってる!

春は出会いと別れの季節と言いますが、ほんの少し本郷通り沿いから目を離したらあっという間に浦島太郎になってましたよ。道理で髭が白い訳だ(笑)。
これまでそんなに入れ替わりの激しいエリアではないと思っていたんですが、ちょっと見ないとこれだけ店舗が変わるんだとびっくりした次第です。
閉店を示し合わせている訳はないので(当たり前だ)偶然なんでしょうけどね。

ということで、この界隈で個人的に一番なくなって欲しくないこちらのお店の前に慌ててやってきました。
良かった、普通に暖簾出してる。
ガラッと引き戸を開けて中に入るといつもの光景&いつものいらっしゃい!という元気な声。ホッとします。

春なのにまだまだ寒いねと季節のご挨拶を交わしつつ、飲んでもいないのに出てくる骨煎餅をポリポリしながらお茶を啜ります。
相変わらず親戚の家に寄ったようなこのアットホームな雰囲気、大好きです。
この辺もお店が結構入れ替わってますねと話したら、一時期よりは減ったものの、相変わらずこの土地売ってくれ的な話を切り出されることがあるんだそうです。並びの蕎麦屋もつい最近閉店したんだとか。そういえばシャッター上がってなかったな。
関係ないですけど平成も終わりますから、時代も少しずつ移り変わって行くということなんですね。

いつもはこちらでビールを頼んで骨せんべいをいただきつつ白焼きと肝焼きを待って、それをいただいて焼酎でまったりしていると鰻重がお出ましになるというゴールデンコース(笑)だったんですが、今日はランチタイムも終わりかけですからそんな迷惑なことしていられないので、すぐ鰻重をお願いしました。

カウンターの中では大将が串打ちをしていて、息子さんが焼いてます。
以前から焼き場に立つこともありましたが、ついに息子さんに焼き場を譲ったんでしょうかね。
これも時代の流れです。微笑ましく焼き上がりを待つこと暫し、いつものように自家製のお新香と肝吸いがテーブルに並べられると鰻重のご登場間近です。
「お待たせしました〜!」と声と共に出てきた鰻重はいつもの香りを漂わせており、お重の蓋を開けると艶やかにタレで化粧した鰻の蒲焼さんが鎮座されています。
おお、いつもの景色、変わらないことが良い事もたくさんあるんだなと思いつつ、早速お箸を入れます。

うん、美味しい。
でもほんの少し焼きが足りない感じです。もう少ししっかり火を入れないと蒸した鰻の柔らかさだけが強調されて、焼き締めた鰻の旨味がやや足りない感じです。
あの焼き加減だからこそ、こちらの甘み控えめのタレがベストマッチするんですが。
う〜ん、息子さんにはもう少し修行してもらわないとね。
でも大将の薫陶宜しきを得ている訳ですから、しばらくすれば以前のように香ばしく焼き上がった鰻重をいただけるようになるでしょう。

ご飯は相変わらずふっくらつやつやに炊きあがっていて、申し分のない美味しさだっただけにいつもの鰻が食べられなかったのがちょっと残念ではありました。

でもこれだけ店舗の入れ替わりがある本郷界隈で、変わらず美味しい鰻を食べさせてくれるこちらのお店は本当に貴重な存在です。
ぜひこれからも末長く続けて鰻好きの客を喜ばせて欲しいと願っています。

ご馳走様でした!!
息子さん、頑張ってくださいね!!

  • 自家製の骨煎餅 お酒をお願いするとお摘みに出てきます 私には飲まなくても出てきます(笑)

  • 同じく自家製のお新香 こちらも酒のあてにぴったりなんですが今日はランチタイムが終わりかけなので我慢

  • 肝吸いをいただいて口の調子(笑)を整えます

  • このお重の蓋を開けると幸せが待っています

  • 綺麗な焼き上がりです でももうちょっとだけ火入れして欲しかったなぁ

  • お重の蓋の裏には屋号が入っています

2019/04/01 更新

4回目

2018/06 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

涙腺が緩むほど美味しい白焼 サッカー協会は出前とって日本代表を慰労しましょう

突然の連続猛暑日。既に真夏並みの暑さと陽射しです。
まさか6月中に梅雨が明けるとは思いませんでした。
こうなるとうなぎを食べないとやっていられませんよね。
前回から2週間と置かずに鮒兼に駆け込みました。

今回の目当ては白焼です。
ここの白焼、本当に美味しいんですよ。
炭火で香ばしく焼き上げられた白焼が大好物なんですが、前回は大盛況で食べ損なったので、今回は鰻重食べなくても白焼食べるぞくらいの勢いでお邪魔しました。
ワイフも食べたいとのことですので意見が一致。
白焼は特上を1人前ではなく、上を2人前お願いしました。
そうしないと子供のように喧嘩になりますから(笑)。

まずはキリンラガーの大瓶を骨煎餅とお新香をアテに、白焼の焼き上がりを待ちます。
奥のお座敷でのんびり鰻の焼き上がりを待つのって何とも長閑で幸せな時間です。
骨煎餅の塩気と脂の旨味がビールによく合いますから、カリカリしながら(って骨煎餅食べる音ね)仕事の話などをすると、お互いの置かれている現状を理解しているようで案外理解していないことに気がついたりするので、有意義な時間が過ごせました。
自宅でじっくり話せよって言われればその通りですが(笑)話さないものですよね。

と、白焼が到着。ワイフの顔も一気にほころびます。
美味しいものって人を幸せにしてくれるパワーを持っていますから、さあ美味しいもの食べてまたしっかり頑張ろうと前向きな気持ちにさせてくれます。
ではいつものように山葵醤油&ヒマラヤの岩塩でいただきます。
私は山葵と岩塩を和えて白焼に乗せていただきます。これがこちらの白焼に一番合います。
程よく蒸されて脂と臭みが抜けた白焼は、炭火で表面を炙られて大変香ばしく、またふわっとムラなく柔らかく仕上がっていて、うっかり食べると美味しすぎて涙腺が緩んでしまうくらいの出来です。
う、旨い!じ〜ん・・・
鰻の有名店にもちょくちょく足を運びますが、結果的にここの白焼が一番旨い!と確認して帰って来ることばかりです。
きっと口に合うんですね。

白焼をいただいて至福の時を過ごしていると(何で美味しいものは食べるとなくなってしまうのかと不毛な議論していました 馬鹿です)、鰻重がやってきました。
白焼はもちろん大好物ですが、タレをまとってご飯で蒸された鰻重の誘惑には勝てません。
っていうかあっさり負けます(笑)。
それに蒲焼にはタレ以外に山椒という強い味方がついていますから、ふわふわサクサクの蒲焼にタレの浸みたご飯を山椒の香りとともにいただくと、至福の2乗状態になります。

さっきまで仕事の方向性やら部下へのアプローチ&育成方法、今後の出張日程の確認など様々業務メニューをこなしていた家庭会議の場は、あっさりと幸せごはんの空間に変わります(笑)。
まあこんなもんです。
それだけ鮒兼のうなぎは美味しいってことですね。

今日も昼から大満足です。
充実したランチタイムMTGでした。
美味しすぎて何話したか忘れちゃうのが困りものですけど(笑)。

数えてみたら、タイトル含めてレビューに14回も白焼と書いていました(これで15回)。
どんだけ好きなんだか。

ご馳走様でした!!!


ーーー


本日早朝の日本対ベルギー戦、日本代表は本当によく戦いました。
最後はロスタイムに日本のCKから一気にカウンター喰らって決められてしまいましたが、日本の選手の幾人かは延長戦をイメージして最後の局面に望んでいたかもしれません。
ベルギーはゴールキーパーからの速攻を意図していましたね。もし延長戦を意識していたとすれば、あれだけ選手を上げないでショートコーナーからボールキープするという方法もありました。
勝負にたらればは禁物ですが、最後の最後に点を取りに行くのか、それとも延長戦にフォーカスするのか、最終局面での意思統一ができていたかどうかが勝敗を分けたのではないかと思えてなりません。
ゴール前のルカクのスルーにはやられました。お見事としか言い様がないです。
西野監督が率いる日本代表がブラジルと対戦して、スポーツ新聞の一面に「マイアミの奇跡カザンで再現!!西野マジック炸裂!!」っていう文字が載る絵面が一瞬、目に浮かんだんですが・・・

それでも日本代表は素晴らしい戦いをしてくれました。後半開始直後の2点は見事なパスワークと連携でしたし、ベルギーが猛攻を仕掛けてきても冷静にポジション取りをして容易に抜かせない守備を展開していました。勝つんだという強い意志が感じられる本当に素晴らしい試合でした。
残念です。悔しいです。悔しいですが本当に頑張ってくれました。
心からありがとうと言いたいです。

ロシアから帰ってきたら、日本代表&スタッフ全員に鮒兼の白焼と鰻重食べてもらいたいなぁ。ビールはキリンから提供してもらえるから心配要りませんし(笑)。
ここからサッカー協会まで5分で出前できますから、日本サッカー協会からの大口注文、出してください!!
日本代表には鮒兼の鰻を食べてスタミナつけてもらいましょう!!


1度で良いですから、私が死ぬまでにW杯で優勝して欲しいと願っています。
決して無理なお願いじゃないと思っているんですが。
これまでにW杯で優勝したのはウルグアイ2回、アルゼンチン2回、ブラジル5回、(西)ドイツ4回、イタリア4回、スペイン、フランス、イングランドの8カ国だけです。
今回のダークホースはコロンビアかなと。9カ国目になる可能性を秘めています。
もしそうなったら、唯一黒星をつけた日本は歴史に名を刻むことになります。
メキシコを赤子の手を捻るが如くまさに一蹴したブラジルは本格的にエンジン掛かってきましたね。
お楽しみはこれからです!
準々決勝、準決勝、3位決定戦、そして決勝戦とまだまだスペクタクルは続きます。
4年後のために、世界水準を目に焼き付けて日本代表を叱咤&鼓舞し続けましょう!!
頑張れ!ニッポン!!


  • キリンラガー大瓶と骨煎餅にお新香 完璧&鉄壁のビジュアル(笑)

  • ああもう他のことはどうでも良くなる 白焼さまの御成りです 配下には山葵と岩塩と醤油を従えています

  • 香りが素晴らしい 口に入れるともっと素晴らしい ホロホロと溶けます

  • 鰻重って蓋を開けた時の香りで決まりますよね

  • 鰻の質の良い脂とタレが混ざった香りと味は本当にヤバイです 脳内麻薬出まくりです(笑)

2021/12/10 更新

3回目

2018/06 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

地元で愛され続ける鰻屋さん いつも賑わってます!

じわじわと暑くなってくると食べたくなるものってありますよね。

私の場合は、冷やしたぬき、それに鰻の蒲焼&白焼です。
昨日は上野で冷やしたぬきチャンスを逃したので(中休みのない筈の店が15〜17時休んでました)想いが募ってます(笑)。
さらに暑さのピークになると、冷やし中華とかしわざるうどんも良いですね。

ということで、まず鰻です。

土用の丑の日に鰻を食べる習慣が定着したのは、ご存知の通り、夏に売り上げが落ちて困っていた鰻屋から相談を受けた平賀源内が、暑さのピークを迎える夏の土用期間(立夏&立秋前のだいたい18日間くらいを指します もちろん立冬&立春前にもあります)に夏バテしないように鰻を食べようとの趣旨の看板を出すことを思いつき、奏功してその鰻屋の売り上げが回復したので、噂を聞きつけた他の鰻屋も真似をしたためと言われています。

しかも「本日、土用丑の日鰻の日」という言葉は日本初のキャッチコピーだとか。
宣伝=人に広く知らしめるという行為は商売を軌道に乗せる上で重要な要素であることがよくわかるエピソードです。
もちろん美味しくなければ、宣伝しても逆効果ですけど。

2018年の土用丑の日は7月20日と8月1日です。今年も昨年に続いて2回あるんですね。
因みに人知れず土用丑の日に鰻を食べたい方は10月24日か11月5日に食べましょう。
いずれも土用丑の日ですが、特に混まない筈です(笑)。
最近、個人営業の鰻屋さんは土用丑の日に客が集中することを嫌気して臨時休業するところも増えています。土用も丑の日も関係なく、コンスタントに鰻屋さんに行きましょう!って前回も同じこと言ってましたね。成長がないなぁ(笑)。

さて本日は、土用でもなく己卯(つちのとう)先勝というごく普通の日ですが、店内賑わってます。
聞くと、昨日は暇だったのに今日は急に(笑顔)とのことでした。そういう日ってありますよね。
ご近所さんの鰻モードの波長が重なったんだと思いますよ。呼ばれた感じでしたから(笑)。
筋向いのハンバーガー屋さんに並んでいる人も、この匂いに釣られて来ちゃうかも知れませんね。

ということで焼き上がりまでは時間がありそうですから、昼ビール(正確には昼前ビール)とお新香と骨煎餅で喉を潤しつつのんびり待ちます。
こちらのお新香、美味しいんですよ。特にきゅうりが。
醤油は予め掛かっていますが、糠漬けのちょっと酸っぱい香りが良いのでなくてもいいかな。
骨煎餅は胡椒がピリッと効いていて、脂が適度に抜けていて香りも味も良いので気に入ってます。
偶に多めに作ると持たせてくれるので、自宅に持ち帰って日本酒のアテとして活躍してもらっています。ありがとうございます。
キリンラガーの大瓶なのも嬉しいです。
あ、小瓶も中瓶も用意があります。気分に合わせてどうぞ。

こうして一杯飲りつつ鰻の焼き上がりを待つのって、個人的には何故かちっとも苦痛ではありません。
以前、江戸川橋の鰻屋で1時間半待ったこともありますが、その時は座敷に誰もいなかったので、ぬる燗とうざくを友にしてのんびり本を読んでいました。
美味しいものは食べたい気持ちが逸りますが、まだかなぁなんて思いながら待つのも一興というか、美味しさを増してくれる調味料だと思えばまた楽し、ですね。

待つこと暫し、我々の前に鰻重がお出ましになりました。わーい!
こちらのご飯パンパン盛り(笑)は毎度のことながらすごいです。
鰻丼のお重の擦り切れまで、もしくはそれをちょっと超える高さまで盛られていて、鰻がその上に乗りますから当然蓋は閉まりません(写真参照)。豪快にガツガツ食べましょう。
普通のお茶碗3杯分は軽くある筈です。
「タレが足りなかったらどうぞ」と追加でタレも出して下さいました。
食いしん坊のハートをつかむ術をよくご存知の鰻屋さんですね。
あ、ご飯パンパンは100円増しになったそうです。ご留意下さい。

こちらのタレはさっぱり系で、醤油と味醂と出汁のバランスが大変良いです。
よく継ぎ足し継ぎ足しでドロドロになっている店もありますが、鰻の脂と焼けた表面の香ばしさによく合うタレはどちらかというとさっぱり系ではないかと。
ドロドロは白焼に添えてもらって、山椒と一緒にアクセントに使うのが好きです。
白焼はわさびと塩がベストですけど。

肝吸いもさっぱりした清汁仕立てで、カツオ出汁が旨味をしっかりまとめてくれています。
ご近所に、都内の有名料亭や星付き料理店に鰹節を卸している専門店があるんですが(我が家もお世話になっています)、そちらの品質抜群の鰹節を使っているので、美味しさは保証します。

ああ、食べちゃった。
美味しいものって後引きです(笑)。

今日も大満足でお店を後にしました。
満席&立て込んでいている時には敢えて出さない暖簾もそろそろ出す頃合いですね。
これからも元気に続けて欲しいご近所の名店です。

ご馳走様でした!!


  • 店内満席&出前で大忙しの時は暖簾が出ません その時は潔く出直しましょう 私はお構いなしですけど(笑)

  • 以前のお店で掲げていた看板だそうです 年季が入っていますね 遺跡から出土する木簡並みです(笑)

  • 特上は大きい鰻が1.5匹、上は中よりもかなり大きい鰻が1匹、中は普通サイズの鰻が1匹です 白焼も美味しいですが今日は混んでいるのでまた次回

  • 正しい鰻重前セット キリンラガーの大瓶ってなんでこんなに頼もしく見えるんでしょうか

  • お新香です 胡瓜がとても美味しいですが、この時期は刻んだ生姜も素晴らしいです 三切れ入れるなんて無粋なことはしません

  • 鰻の骨煎餅です もちろん店内で揚げています 胡椒が効いていて大変美味しいです

  • はい お待ちかねのご飯特盛りの特上鰻重

  • 蓋を開けるとこんな感じ お隣のテーブルの女性が瞠目してました(笑)

  • こちらがワイフの上鰻重 いたって普通に見えますが結構なボリュームです

  • 肝吸いは出汁が最高なので大変美味しいです さっぱりしたこちらのタレとも相性抜群です

2018/06/25 更新

2回目

2017/07 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

ふっくら柔らかく仕上がったうなぎを「ゆっくり咀嚼する」喜び

今年も土用丑の日がやってきました。
2017年は夏の土用が7月19日から8月6日までの19日間、そのうち丑の日は7月25日と8月6日の2回です。
2016年は1回でしたから、今年はうなぎ屋さんの搔き入れ時が1回増えます。
頑張って儲けて下さいね(笑)。

チェーン店や大箱はともかく、町場のうなぎ屋さんでは土用丑の日は忙しすぎるので店を休んだり、普段おつきあいのあるお客さんの注文しか受けないというところもあるそうですね。
うなぎは焼き上げるのに時間もかかりますし、串打ちも数をこなせば時間を取られますから、労働集約産業であるうなぎ屋さんはこの暑い時期に炭火の前に立ち続けるオーバーワークに陥りますので、理解できる話です。
まあ土用の丑の日に限らず、コンスタントにうなぎを食べましょう!
以上、日本養鰻漁業協同組合連合会にかわって勝手にお願いしました(笑)。

で、その土用丑の日を来週に控えた7月22日、当日は混んで大変だからちょっと早めに・・・と考える人も多いんですね。
昼から満員でお店は暖簾も引っ込めっぱなしです。
満席で入れない&これ以上注文を受けられない時は暖簾を出さないのだとか。
11時半の開店時間にはすでに満員でした。

こういう時はランチビールをうなぎの骨せんべいで楽しみつつ、ゆっくり焼き上がりを待ちましょう。
キリッと冷えたキリンラガーの大瓶が、骨せんべいのスパイシーな辛味を引き立ててくれます。
そうそう、肝焼きも注文しないとね。
今日の状況だといつ上がるかわからないけど、この店のタレと相性抜群なので、あればマストです。

さて、待つこと暫し(20分くらいかな)白焼きさんのご登場です。
こちらの白焼きは山葵醤油かヒマラヤのピンクソルト(以前は岩塩でした)でいただくのですが、実は一番美味しいのが「山葵ピンクソルト」です。
白焼きの香りに山葵の緑の香りが相俟って、サクッとふわっと口の中でとろけていきます。
ビールがあっという間になくなりますね。
このとろける舌触りを楽しむためにゆっくりゆっくり何度も咀嚼するのがうなぎの醍醐味ですね。
白焼きの美味しさでこの店の実力がわかります。本当に美味しいです。

そしてお待ち兼ねのうな重がやってきました。肝吸いも一緒にお願いします。
こちらのお店はご飯パンパンが注文できます(お値段は変わりません。並びの店とは大違いです)から、うなぎをタレで心行くまで楽しむために、ご飯パンパン(写真の通り蓋が閉まらないほどの盛りです)でお願いしました。
タレも「お好みで追加してくださいね」と小器で下さいました。優しいお心遣い感謝です。
タレはさらっとしていてキレが良く、甘味は控えめでこちらのうなぎと本当に良く合います。
普段はご飯をそれほど食べないワイフも、ここのうな重だけはいつもご飯パンパン&完食です(笑)。

今日もご飯一粒残さず、完食しました。
美味しくて大満足です。ごちそうさまでした!!

  • キリンラガーの大瓶と骨せんべいと肝焼き

  • 特上白焼き

  • 特上白焼きアップ!

  • 特上うな重 ご飯パンパン(笑)でお願いしました。フタが閉まってないのがたまらないです。

  • 奥がワイフの上うな重 うなぎの枚数が違うだけですからお腹と相談してご注文ください

  • ふっくら美味しそうな特上うな重アップ

  • ご飯パンパンの断面ショー(笑)

2017/10/17 更新

1回目

2015/04 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

実直&真面目そして美味しい こういう店が永く続く店なんだよね

2015年4月某日
本日は自宅に東京ではなかなか手に入らない地酒があるので、白焼をお土産にしてうな重をいただきました。
このところ相変わらず鰻の高騰が続いていて値上がりしているそうなんですが、こちらは値上げも僅かに抑えています。
早く鰻の生態が明らかになって、完全養殖できるようにならないかなぁ。

ということでうな重が上がるまで麦焼酎のお湯割りで骨煎餅とお新香を楽しみます。
骨煎餅は作り立てが美味しいと言われますが、冷えても胡椒の香りが立って美味しいですね。
お新香はこちらの女将さんがつけているもので、特にきゅうりが美味しいです。
お酒のアテにいただいて、うな重にも付いてきますからお得ですね。
でもちょっと塩分控えめを指導されている身としては、我慢のしどころでしょうか(笑)。

いつものようにうな重をいただいて、ふと思ったのが、こちらの鰻の香りの良さです。
ふっくらと焼き上がった食感も素晴らしいですが、まずは香ばしいたれの香りを楽しんでからいただきます。
鰻って焼き上がりを待つ楽しみがあり、目で見て食欲が刺激され、香りで幸福感が増し、さくっ&ふわっという食感で喜び、味に感動する五感で楽しむものなんですね。
あ〜美味しかった。

で、帰宅後、早速白焼で一杯です。
今日は広島の地酒がありまして、旭鳳酒蔵の土居さんという杜氏さんがこの時期にお造りになる「気醸極酒(きじょうごくしゅ)」という味がたっぷり乗ったうまうまのお酒なものですから、白焼のような強い酒肴と相性が良いと考えた訳です。

結果は大正解!白焼のくせのない脂と「気醸極酒」は全く喧嘩せず、大変美味しく楽しむことができました。
自宅でも楽しめるなんて、鮒兼さんありがとうございます。
わさび塩と白焼と日本酒って本当に相性が良いです。
日本人に生まれて本当に幸せだと思える瞬間ですね。
大満足でした。
御馳走様でした。


2014年10月某日
どこにでもありそうなごく普通の佇まいの鰻屋さんです。

店内は入口右脇に焼き台があり、5人程が座れるカウンターと、小さめの4人掛けテーブルが4つ、奥に座敷があります。
本当にアットホームな家族経営の店なので、店のお子さんが(恐らく中休みの最中に宿題やったりするのでしょう)使う鉛筆
削りや児童図書や漫画なども置いてあって、まあ悪く言えば生活感丸出し(笑)ではあります。

大将も暇になるとカウンターの中でタバコをくゆらせたりするので、「お客様!いらっしゃいませ!」という営業バリバリの風情は微塵もなく、かなりというか相当緩い雰囲気がこの店の特徴です。
でも私が子供の頃の鰻屋、蕎麦屋、ラーメン屋で町場の家族経営の店は例外なくこういう感じでしたから、ある意味今では貴重な存在です。
この雰囲気で好き嫌いがはっきり分かれるかも知れません。
私は大好きですけど。

でも大切なのは鰻の焼きとタレの味だという人には、是非足を運んでもらいたい。
とにかく真面目に鰻を吟味して、しっかり泥を吐かせて、程よく蒸して、継ぎ足し継ぎ足し使ってきたエッヂの立ったタレでしっかりと焼くという「基本」を絶対に外さない店だからです。
白焼もふんわりとした食感を壊さないようにさっと焼いて、わさび醤油もしくは岩塩でいただきます。
私は個人的にわさび塩がお酒に合うので好みです。
それと、きも焼きは是非食べていただきたい。
タレがしっかり効いたお酒にぴったりの肴になっています。
もちろん呑み屋ではないので、酒肴らしいものは他に骨せんべいとお新香くらいですが、酔わない程度に白焼で楽しんで、とっととうな重に進みましょう。

並、上、特上とありますが、鰻の大きさの違いでから、お腹と相談して選べば美味しい鰻が、ほら、あなたの目の前に運ばれてきます(笑)。
タレは甘みを抑えて焼きの香ばしさをしっかり引き立てる濃いめの味です。
ここも好みですが、私はこのタレに嵌ってしまい、うな重がテーブルに置かれても、お酒の肴にしてしばらく楽しみます。
酒飲みは何でも酒肴にしてしまうのがいけませんね(笑)。

あ、それからお腹の減っている方は是非「すみません、ご飯大盛りで」と頼んでみて下さい。
うな重のすり切れまでご飯を盛ってくれますよ。
そのご飯に鰻を乗せて蓋を閉めるものですから、当然閉まりません。
浮いた感じを横から見るのも楽しいです。
近くに東大があるので、たまに自分にご褒美出したい学生さん向けかと思ったら、結構サラリーマンもガッツリ食べたい人がおおいようで、需要は相当あるみたいです。
そのご飯もガス釜でしっかり炊いてあって、粒立ちの良い、弾力がある大変おいしいご飯ですから一粒残さず召し上がって下さい。

あ〜、美味しかった。
満腹満腹。
御馳走様でした。
またきま〜す。

本郷界隈で、すっごくお腹が減っている時に是非。
炭水化物と香ばしく焼けた鰻をお腹いっぱい食べられます。
幸せは案外身近にあるものですね(笑)。

  • 白焼 特上

  • うな重 特上

  • うな重 特上のアップ

  • タレのパンチが効いた肝焼き

2017/10/17 更新

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