ミスターオクトーバーKさんが投稿したおかもと(東京/神谷町)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

ミスターオクトーバーKのレストランガイド

メッセージを送る

この口コミは、ミスターオクトーバーKさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

おかもと神谷町、六本木一丁目、虎ノ門ヒルズ/日本料理

7

  • 夜の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
  • 昼の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
7回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

 進化を遂げる「おかもと」のお料理

9月下旬の夜に伺いました。
8月に鱧をいただいて、仕入れている鱧がグレードアップして素晴らしかったです。
今回は、鱧・松茸・海鰻でコースを組んでいただきました。

最近はとみに、客層を鑑みて自分の源流である京料理に変化をいれているようです。

先附:海老出汁 サバイヨンソース 車海老・蓮芋・キャビア;やわらかめのキャビアの塩気が、車海老とサバイヨンソースの優しい甘味を引き締めてくれます。
   黒舞茸天ぷら 焼き茄子ピューレ;黒舞茸の香ばしさと茄子のピューレの酸味が、バランス感
が素晴らしく、これからのお皿への期待感が増してきます。

替:大間産漬け鮪・ズッキーニ・赤芽しそ酢立豆腐掛け;最近は鮪を献立に入れるようになったようです。何より酢立豆腐掛けが、単体でも何て旨いんだ・・・。ゲストも大好きな鮪と豆腐が同じお皿で味わえたのが感動だった模様。
  煮鮑・しまささげ・とびこ・とろろ肝ソース・山椒けずり;鮑と肝ソースで終わらないのが、期待を裏切らないところです。しまささげととびこが入ることによって、ともすれば鮑の単調な食感に変化を与えてくれます、肝ソースにとろろが入ることによって濃い単調な味からの脱却が見事に成されています。

椀物:焼甘鯛 岩手産松茸どびん蒸し;松茸がザクザクと豪快に入っており 香りとお出汁の調和が最高に仕上がっています。お客さんの年齢等を鑑みて、お出汁の濃さの濃淡を変えているそうです。一斉スタートのお店だとなかなか難しい対応でしょうね・・・。

向替:からすみ蕎麦;いわずもがな定番のお皿
   鱧寿司;これもこの時期に自分がオーダーしている定番のもの(1本からのオーダー可能のようです)

焼物:新鱧松茸焼き 酢立ち;これは長いこと供していた幸村スペシャルを、思い切って卒業して、この素晴らしい鱧を活かしたバージョンに進化させたとのこと。この最上級の鱧であればこそ、鱧のお味が前面に出る形が、いいでしょうね。いやー火の通し方が絶妙で、鱧ってこんなにジューシーなんだと思えるのは非常に稀少な機会です。

   天然海鰻白焼き 粒マスタード 辛子しょうゆ;海鰻の焼き加減が、素晴らしいです。皮がべた付かず、カリッと香ばしく相変わらず素晴らしいです。唸る・・・。

中皿:フカヒレ万願寺・卸し蓮根春巻き・生雲丹乗せ フリーズドライ醤油;春巻きを献立の途中に入れていただけたらという願望を叶えていただきありがとうございます。経験値と感性が、図抜けていますからあっという間に季節ごとの春巻きを完成させるあたりは、恐れ入ります。恐れ多いのですが、ここで雲丹をのせるのが、客層の若返りが背景にあるようです。以前であれば、絶対になかったであろう重ね技です。雲丹ありversionと雲丹なしversionで食してみましたが、後者の方が好みでした。もはや若い舌ではないんでしょうね。
   ブラウンマッシュルーム茶碗蒸し・栗・黒胡椒;この黒胡椒も以前であれば入ってなかったのかなぁと思いました・・・。
中皿のこの2品と鮪の献立への常連化が、些少な変化を感じた部分です。

   焼パン鱧肝生姜煮枝豆・蕪・こうとう葱;
   アオリイカ・つる菜・菊の花・もずく和え・胡麻・針このこ;
   子持ち鮎煎り出し・針茗荷たて酢;
   この3品は以前からのおかもとさんのお料理の踏襲で小生の好みでありますし、お皿ごとの完成度が素晴らしいです。

御飯:天然海鰻みぶ菜 赤出汁 香の物;これはもう言葉はいらないでしょう、素晴らしい海鰻に素晴らしい焼き手にかかれば、最高の逸品に仕上がっています。

水物:ビターキャラメルアイス・梨・オレンジピール・ミント

菓子:生姜蕨餅;京都の前田さんは柔らかいのは蕨餅ではない(笑)と遠方から突っ込みが入っているようですが、おかもとさんの蕨餅は冗談抜きで完成度が非常に高いです。

以上つらつらと書いてしまいましたが、麻布幸村時代から通っている方は大分年齢を重ねて(御多分に漏れず自分もです)らっしゃるようで来客として減少しているとのこと。
移り変わりの激しい東京で和食を長年やっていくことの難しさなどを教えていただきました。
京都でやっているなら、この「変化」は取り入れなかったであろうとも仰っていました。
東京は、素材を重ねてくる料理が多いですからね。一見、豪華に見えるんだけど一つ一つの素材はB級であったり、お皿として「何がやりたいんだ」と疑問を持つような、まやかし重ね芸が跋扈していてなんだかなぁとイタイ経験します。

お料理屋さんは大変ですよね、不特定多数のお客さんを相手にして意図していないことを書かれたりで、口コミなど気にしていたらやっていけないでしょうが・・・。

最高の食材を使っているのは自明でありますし、誠実なお人柄の岡本さんは原価率が高くて大丈夫かと思うこともしばしばです。

是非、「京料理」+東京テイストを加えて益々の進化を遂げていただきたいと思います。


2025/10/13 更新

6回目

2025/05 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

花山椒の季節に伺いました

 この季節は花山椒鍋目当ての方が何回も訪問するようです。それぐらい、質と量をしっかり堪能できます。

今回は、関西からわざわざこのディナーのために弾丸で来訪した友人とともに。

先附:南蛮酢 稚鮎煎り出し、こしあぶら、ホワイトアスパラガス 粒マスタード
外はサックリ・中はホクホクとした食感の稚鮎の淡い苦味と南蛮酢で引き締める 中間色のホワイトアスパラガスが入ってきますが、粒マスタードは辛味はいい意味で他の食材を邪魔しない程度のスパイスであり酸味の部分を感じました。好みで量を加減してもいいでしょう。
これからの、食事を期待させてくれる食欲の脳の中枢を刺激してくれます。

替:
鯖寿し のり巻き 
からすみそば
おかもとさんの定番スペシャリテです。

椀物:焼細魚 焼よもぎ麩、蕗、蕨、木の芽
椀だねのメインはサヨリで、口の中でほっくり絶妙に崩れるような食感と出汁がしみ込んでいて素晴らしい仕上がりです。焼よもぎ麩が香ばしさをほんのりと感じさせ、蕗、蕨、木の芽が、淡い酸味・苦味系の引き算の役割を演じ、計算し尽された熟練の技術を感じます。

向替:
本鮪 切り干し大根、うるい、青のり、吉野ポン酢;熟成した本鮪の味わいに対して、酸味系の食材を加えています。
浜防風 車海老 大葉胡椒 豆腐ソース;豆腐ソースが素晴らしい仕上がりですね。派手さを好む向きからすると凡庸に感じるかもしれませんが、この二品の優しい仕上がりにうなるばかりです。

焼物:
焼筍 木の芽味噌;筍の鮮度も申し分なくこの季節の定番である木の芽味噌が食欲をそそります。
丸アナゴ塩焼き;アナゴの塩焼きも定番化しているといえます。食材の品質がダイレクトに伝わるお皿です。アナゴも当然ながら一級品を使用されており、食材の仕入れへの妥協を許さぬ店主の矜持を随所に感じます。

中皿:
茄子 茗荷ソーメン 胡麻酢;ソーメンシリーズ(勝手にそう命名しております、スイマセン)このシリーズはいつも楽しみにしています。
鮑 ふかひれ うど 白七味 ふぐ白子ソース 茶碗蒸し;全体として優しいお皿です。しかしお酒のあてにとして意識された白七味のパンチが効いています。
春野菜クリームコロッケ キャビア・ふきのとう・紋甲イカ・おかき揚げ・生雲丹・明太子
鯛の子煮 空豆 飯蛸煮 針生姜;一見地味に見えるこのようなお皿が、そのお店の仕込みの手の込み様が伝わってくるというものです。
どれも独立した一品として供される極上の仕上がりと手の込み様なのですが、中皿としてまとめて
惜しげもなく一挙に供されるあたり嬉しい限りです。

焚き合わせ
豚ロース
牛ロース 
花山椒しゃぶしゃぶ
これは師匠の幸村純さんのレシピと全く変えていないようです。私も他店で多くの花山椒鍋を食べましたが、オリジナルを超えることはできていないんですよね。あくまで、私の舌の感覚でありますが。
初めて食べたのが、20年以上前の麻布幸村での花山椒鍋でしたので、それが強烈な印象でありました。幸村さんにしては、出汁が出色の強さでありますが、半端な花山椒の質と量ではこのお出汁は生かされません。花山椒が少なかったりすれば、お出汁が勝ってしまいバランスが崩れることに繋がるゆえこの量を常に維持されているんだろうと思っています。
他に幸村さんのお弟子さんが、鍋の出汁のレシピをアレンジして供した花山椒鍋を供されましたが、自分の満足度ではイマイチでした。やはり聖域をいじるのはリスキーなんだと素人ながら勝手に腑に落ちるものがありました。
おかもとさんの花山椒鍋は5月がベストシーズンを思われ、芳醇な香り、清涼感、時間差でくる舌へのシビレ感などは5月ものが最高です。
連れは、4回おかわりをして、お店の肉を空っぽにした挙句、予定通り花山椒牛丼をお土産として持ち帰りました。

御飯
蛤、筍、ふきめし 赤出汁 香の物
春は貝の季節ですよね、最後締めに相応しいお味でした。
おかわりでは、先ほどの煮込んだ花山椒をかけて楽しませてくれます。

水物
ラズベリーアイス
小豆
オレンジ・ブルーベリー

菓子
さつまいもレモン煮 くるみ 春巻き

お菓子で春巻きが出てくるのが、おかもと流だと思いますが、凡人としては中皿あたりでも強烈な春巻きを見せていただきたいなと・・・あくまで願望です。(スイマセン)

最後に、世間話をするのですが、外食もインフレ傾向が顕著で、便乗値上げとも思えるような店もあるし、料理人ではなく商人が料理を供しているような店で痛い代償を支払わされることもあります。そのような文脈で「自分は料理が好きで、料理人になったのであくまで、妥協することなく美味しいものを創造していくことに頑張っていきたい」というようなことを仰っていたのが印象に残っております。

その目には、強い光が宿っていたように見えました。

2025/06/08 更新

5回目

2025/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

1月に真鴨とぶりを堪能しました

 1月に真鴨と鰤(ぶり)をいただくために、メニューを組んでいただきました。

 客のわがままリクエストにサラリと応えていただけるあたりは流石、岡本さんです。お客さん全て同じメニューに揃えたほうが楽だというのは百も承知でいつもこの調子で恐縮です。

 先附:ふきのとう吉野酢 白甘鯛煎り出し 淀大根 堀川牛蒡 そら豆;白甘鯛の淡いお味とふきのとう吉野酢の酸味、堀川牛蒡とたらの芽の淡い苦味とそら豆の一体となった温かいハーモニーが今後の料理の期待の序章となっています。先附から新作でしょうか嬉しいですねー、

 替:
・鯖寿し のり巻き;定番ですが、このサイズの鯖が入手困難になるとのことで今後新展開が予想されます。
・カラスミそば;定番です。これが欠品にならないことを祈ります。そばの実が香ばしく食感にアクセントを加えます。
・鮑炙りふぐ白子ソース 菜の花 蕪酢漬け、キャビア;鮑の炙りが淡い甘味を呈します。蕪酢漬けの酸味 菜の花 キャビアの塩気 さらに贅沢なふぐ白子ソースを惜しげもなくを使うことによって優しい味に仕上がっています。一皿をどのようにまとめるかを計算し尽しているのかな・・・と素人ながら想像しました。

 椀物:海老芋おかき揚げ・ふぐ・芽かぶ・結び紅白・辛子 白味噌仕立て;1月らしい見た目にも縁起のいい逸品です。海老芋おかき揚げも単品で大好きなのですが、白味噌仕立ての優しいお味の中でもしっかりと存在感を放っています。椀だねにふぐが入っており嬉しい驚きでした。

 1回目のハイライトです。
 向:鰤 焼霜 辛味大根 吉野ポン酢;この名皿は、岡本さんが銀座で独立された時に供された逸品で、私はいたく・いたく感動しました。寒鰤の特上品のとろに相当する部分を使用しないと味わえないのが大前提でしょう。また、岡本さんの鰤の下処理と絶妙な焼霜という技術と辛味大根の文字通り辛味が鰤の臭みを取ってくれており、鰤に対する価値観がまるで変わったといえるでしょう。
 
 2回目のハイライトです。
 焼物:滋賀県産 真鴨九条葱焼き 銀杏 実山椒ソース
 真鴨を提供されるのは、ごく限定的な季節です。真鴨は、いいもの食べてるんでしょうね。肉の赤身の部分の旨味が合鴨とは別の生き物だと思います。脂身の部分も全くしつこくないんですよ。
これも小生の中では名皿として位置づけられ、視界に入っただけで胸躍るという・・・不思議な感覚です。

 中皿
・雲子、フカヒレ・蕗 車海老出汁 茶碗蒸し
・マグロ青のり吉野 茄子煮 山芋 木の芽;マグロをあまり使わない印象がありましたので驚かされました。
・カニ、こごみ、自家製からすみ天ぷら;カニはゲストに奪われ食べることができず・・・。
・うるい、まいたけ、針このこ、焼百合根、白酢和え
・柳蓮田 蓮根揚げ焼き 生雲丹乗せ;生雲丹も鮮度は抜群で、一口食べた後またしてもゲストに奪われ・・・。

 3回目のハイライトです。
 焚合せ:鴨団子 鴨治部煮 芹 かぶらゾーメン 粉山椒;素晴らしい真鴨を使った鴨団子・・・贅沢で芳醇な味がしますねー。食感も軟骨が少々入っていて素晴らしい食感です。これは、言わずもがな名皿です。ちなみにゲストは我儘リクエストでかぶらゾーメンの代わりにうどんバージョンとなっております。どこまでも迷惑な団体客でスイマセン・・・。

 4回目のハイライトです。
 御飯:鰤丼 みぶ菜 もみのり 切り胡麻 生姜;これを読んでいる方は何回も鰤食べさせるんだねー?不思議な感覚をお持ちでしょうけど、これも小生の我儘リクエストです。とろ鰤の焼霜があまりにも美味であったので、どうか丼でお腹いっぱい食べれないでしょうか?と頼み込んで実現した逸品です。やはり岡本さんだけあって、みぶ菜 もみのり 切り胡麻 生姜の引き算がまた効果的で、お腹いっぱいになりかけているのにいけちゃうんですよね。切り胡麻の食感もまた最後に引き算とは異なる脇役ですね。
 赤出汁・香の物

 水物:スダチシャーベット あずき、りんご、くるみ

 菓子:渋皮栗・シナモン 春巻き

 1~4回目のハイライトと記載したのは全て、小生の我儘リクエストなので岡本さんの献立を無視しております。この季節は、やっぱりカニでしょうと仰る方も多いでしょう。そこを敢えて、鰤と真鴨をリクエストしていますが、圧倒的なクオリティに仕上げていただけるあたりは恐れ入りましたというしかありません。そこにアジャストしていただける心の寛容さが有難いです。
 
 さらには、料理人としての経験とセンスに裏打ちされた引き出しの豊富さ、そして食材へのこだわりは圧倒的です。いつ訪問しても最高の食材を使ってるなあとうなるばかりです。このお店から商魂が透けて見えないので信用して通えるんだろうと思います。

 今後も、新たな名皿を供し続けていただきたいものです、ありがとうございました。


  • 先附

  • 鮑炙りふぐ白子ソース 菜の花 蕪酢漬け、キャビア

  • カラスミそば

  • 椀物

  • 焼物

  • 中皿

  • マグロ青のり吉野 茄子煮 山芋 木の芽

  • 柳蓮田 蓮根揚げ焼き 生雲丹乗せ

  • カニ、こごみ、自家製からすみ天ぷら

  • うるい、まいたけ、針このこ、焼百合根、白酢和え

  • 焚合せ

  • 御飯

  • 御飯・赤出汁・香の物

  • 水物

  • 菓子

2025/02/24 更新

4回目

2024/10 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

秋雨の夜に、感動のお料理の数々で胸を打たれました

 10月の秋雨の夜に伺いました。
自分自身が多忙となってしまい、外食に訪れることもできず5月の花山椒以来の久しぶり訪問となりました。

先付:
吉野胡麻酢・天然車海老・鮑炙り ズッキーニ・揚げ銀杏・赤芽じそ・岩茸煮・線長芋
のっけから、新作を供して頂けるとは食べる前から期待が膨らんでしまいました。
天然車海老と鮑の淡い甘みに、ズッキーニ・揚げ銀杏のほのかな苦み、吉野胡麻酢・赤芽じその酸味が混じり合い、岩茸煮が中間的な緩衝材となっています。線長芋がシャキシャキとした食感で脳を刺激してくれます。絶妙な調和で名皿で感動・感動です。

替:
鯖寿し海苔巻き:
定番のスペシャリテ あまりの美味しさにゲストが3個もおかわりしていました。おいおい・・・。温暖化の影響で、近海で一等級の鯖の漁獲高激減しているとのことです。
鯖寿しの供給が困難になる可能性があるとのことで岡本さんも表情を曇らせてらっしゃいました。

特別オーダー
鱧の棒寿司:
団体で入ったので1本注文したのですが、皆さん手が止まらず、汗・・・。鯖寿司も素晴らしいのですが、この季節は、これをオーダーするに限ります。いろいろ食べ歩きましたが、最高峰だと思います。

琵琶湖産子持ち鮎、山芋掛け:
子持ち鮎の揚げ物をダイレクトに供さないところは流石です。子持ち鮎の微妙な苦みに対して、甘いタレのついた実山椒をかけるところから、今回は変化球で山芋という酸味で引き算をされてきました。計算し尽くされていて凄いことです。

もどり鰹焼き霜、卵黄粒マスタード・酢蓮根・こうとう:
これもこの時期のスペシャリテとして定着しております。卵黄の甘み、こうとうの苦み、酢れんこんの酸味と粒マスタードの細やかなスパイシーさで、鮮度の高いもどり鰹の焼霜を包みこんでくれ、絶妙なハーモニーに仕上がっているなあ。いやあ、素晴らしい感嘆の溜息、フゥー。

椀物:
鱧・山形県産松茸の土瓶蒸し
麻布幸村の時代は土瓶蒸しを供することはありませんでしたが、銀座おかもとに独立されてから無理をお願いしてこの形にしていただいております。中に松茸と鱧がザクザク入っていて、とても幸せな気分になれます。この時期はこの形態が質・量ともに最高ではないでしょうか。同席のゲストも、もっと欲しいのリクエストが・・・。

向替:
からすみ蕎麦・蕎麦の実
これは、麻布幸村の定番のスペシャリテで、岡本さんが独立されて蕎麦の実を入れるようになった
アレンジされたお皿です。私は、蕎麦の実が入って香ばしいこちらが好みだなぁ。

焼物:
松茸・鱧巻き焼き
これも麻布幸村の定番スペシャリテで、いつもながらスゴイ量の松茸が鱧に巻かれております。
鱧のクリスピーな食感、松茸の芳醇な香りと噛むと素晴らしいジューシーさが、絶妙です。
一年に1回の感動ですね。純粋に継承されている岡本さんと発明された師匠の幸村純さんに感謝です。

中皿:
春菊・栗・明太子・菊花・蓮根 お浸し

実山椒茶碗蒸し・キャビア

いかこのわた炙り・落花生・鱧肝生姜煮・蘇(古来チーズ)

白ずいき、炒めブラウンマッシュルーム、ブランマッシュルームサバイヨンソース

雲丹・金時草・蓮根・フリーズドライ醤油・湯葉包み揚げ

松茸フライ
どれも素晴らしい一品なのですが、仕込みの段階で凄まじい手が込んでいるのが伺えます。


焚き合わせ:
万願寺・木茸・百合根・蕪 飛竜頭おかき揚げ ふかひれ・伊勢海老・しまささげ・針葱 白味噌仕立て
飛竜頭のおかき揚げの食感と針葱の引き算あり、優しい白味噌仕立てのお出汁が、全体を包み込んでくれます。

御飯:
天然岡山県産海鰻丼 赤出汁 香物
何回もタレを塗りながら丁寧に炭火で焼いてくださっている時に発する香ばしい匂いがまた、たまらないんですよね。皮はパリパリで、中身はふっくら、海鰻なので臭みもなく適度な脂のノリなんですよね。焼の技術と仕入れ物が最上級だからここまでのお味になるのでしょうね。
海鰻の焼物も、やはり他のお店とは完成度のレベルが違いますね。

水物:
梨赤ワイン漬け ラムレーズンヨーグルトアイス

菓子:
蕨餅 黒蜜掛け 玉露
蕨餅も毎回おかわりしたくなるレベルですよね・・・。

今回も、初っ端から新作で感動させていただきました。
名残の鱧・松茸・天然海鰻・天然鮎とこの季節の最高の逸品をいただき明日への活力になりました。
岡本さんはかれこれ20年レベルのお付き合いになるのですが、誠実な人柄はいうまでもなく、カウンターならではのリクエストに可能な限り応えてくれます。また、食材への妥協は絶対にしないので季節ごとに最高の食材をボッタくり価格ではなく供していただけます。
師匠の料理の差別化もはっきりしてきました。ここでは書くのは避けますが・・・、食べ比べれば判るでしょうし、どちらが好みということも分かれるかもしれません。

西は京都祇園前田さん 東は神谷町おかもとさん で決まりです。
11月に弾丸で前田さんに伺います!

進化をやめない天才料理人の全盛期到来です!


  • 吉野胡麻酢・天然車海老・鮑炙り ズッキーニ・揚げ銀杏・赤芽じそ・岩茸煮・線長芋

  • もどり鰹焼き霜、卵黄粒マスタード・酢蓮根・こうとう

  • 琵琶湖産子持ち鮎、山芋掛け

  • 鱧・山形県産松茸の土瓶蒸し

  • 鱧・山形県産松茸の土瓶蒸し

  • からすみ蕎麦・蕎麦の実

  • 鱧の棒寿司

  • 松茸・鱧巻き焼き

  • 春菊・栗・明太子・菊花・蓮根 お浸し 実山椒茶碗蒸し・キャビア いかこのわた炙り・落花生・鱧肝生姜煮・蘇(古来チーズ) 白ずいき、炒めブラウンマッシュルーム、ブランマッシュルームサバイヨンソース 雲丹・金時草・蓮根・フリーズドライ醤油・湯葉包み揚げ 松茸フライ

  • 万願寺・木茸・百合根・蕪 飛竜頭おかき揚げ ふかひれ・伊勢海老・しまささげ・針葱 白味噌仕立て

  • 天然岡山県産海鰻丼

  • 梨赤ワイン漬け ラムレーズンヨーグルトアイス

  • 蕨餅 黒蜜掛け 玉露

  • 蕨餅 黒蜜掛け 

2024/10/13 更新

3回目

2023/05 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

比類なき高みへと誘う

 梅雨入り前の陽気のいい5月、花山椒で書き入れ時の日に伺いました。

 地下一階の入り口をくぐると、大将とお弟子さんが威勢のいいかけ声をかけてくださいます。高級店にありがちな圧迫感がなく気後れすることはありません。単身男性をよくお見かけするのも、お一人様でも入りやすい雰囲気がある故でしょう。

 ○大間のまぐろ中トロのたたき みょうがを添えて 蕗のとうの佃煮 卵黄につぶマスタードソース 中とろだけに筋がなく単体でも素晴らしい旨味ですが、そこに蕗のとうの繊細な苦みと卵黄とつぶマスタードソースは辛さが一番にこないように酸味が合体して、引き算のハーモニーを奏でてくれます。初っ端から感動レベルで次への期待感が増幅してきます。

 〇白魚と空豆の茶碗蒸し とらふぐ白子ソースがけ 上品な一皿ですが黒胡椒でアクセントをつけているようです。
 
 〇鯖寿司 岡本さんの定番 一年中これが食べられるのはファンには嬉しい限りです。
 〇牛すじ、百合根、きくらげの飛龍頭をおかきで衣揚げした後、さらに蒸して供された。山椒の実と芽ネギを添えて 飛龍頭の内側のシャキシャキ感と衣側のもっちり感のコントラストが絶妙だし、牛すじがパンチがあるものの、ここでも引き算でこってりしないように計算し尽されているのでしょうか。

 〇カラスミ蕎麦 蕎麦の実を添えて 岡本さんの定番 蕎麦の実をまぶすということで、師匠のオリジナルからさらに進化させた一品。実が入ることによる食感と香ばしさで、品格がこんなに上がってしまうのかと・・・。オリジナルよりも好みであります。


 〇お椀 白あまだい、冬瓜、クチコ、じゅんさい あおさのりの仕立て クチコ以外に塩分要素は殆ど感じません。あおさで全体を包み込んでくれていますが、繊細なピリピリ感を後味で感じたので後でお尋ねしたら、しぼりしょうがという隠し味が潜んでいたとは、いやはや驚きです。

 〇ホワイトアスパラガスを岡山県の海鰻で巻いたもの 胡桃豆腐ソースは別皿で
500g程度の海鰻を豪快に蒲焼にしているのですが、タレを幾重にも塗りさらに炭火でじっくり焼き上げて供される。ここでもホワイトアスパラガスで引き算が成されているが、海鰻のふっくらとした食感と厚みのある旨味です。別皿の引き算である胡桃豆腐ソースを忘れそうになる。感動レベルですね。

 〇八寸:とうもろこしと桜エビのかきあげ 
     あおりいかとキャビア
     飛鳥の蘇
     ごりの生姜煮
     明太子の炙り
     長いも田楽
     宮古島の茶豆
     ナスともずくの酢の物
 とうもろこしと桜エビのかき揚げは、予想通りで大好きな一品。アオリイカもいいねっとり感と旨味を感じさせる。飛鳥の蘇は、小生がわざわざ生産元に購入しに行ったほど素朴で味わい深い。ごりは金沢の郷土料理には欠かせない魚でありますがここでは脇役となっている。長いも田楽は、初めて供されたような・・・、この中では一見地味であるが八寸の中では不可欠な一品です。

 〇花山椒鍋:後味でどのくらい痺れさせてくれるかが個人的なバロメーターなのである。
4月に訪問した際は、京都・和歌山・奈良ブレンドで予想を上回る痺れで、5月の岐阜の高山産の花山椒への期待がいや増したのであります。
 さっぱりとした豚肉からスタートで、岐阜の花山椒の後味が凄まじく、いい意味で勝利してしまうのですが、試合前から読めるこの予定調和とオチがなんともいえないのであります。
 和牛ロースの脂分のブロックを削ぎ落してから状態で鍋にドボンされます。サーロインとかロースをそのまま鍋にドボンする店が多いが、この和食店にはそのような霜降り信仰は相容れないので有難いです。
 脂分を削ぎ落としているため和牛ロースも全くくどさを感じることなく、甘い出汁に優しく包まれてからサッと引きあげられます。初っ端は、和牛ロースがガツンとくるのですが、しかしリミッターなしの大量の花山椒を含んでいるので流石ミカン科の清涼感がやってきて、さらには次の瞬間には舌をこれ以上ない位ヒリヒリさせてくれます。幾重にも連なる重層的なお味なのです。
 ちなみに自分は、牛ロースを2回おかわりするのがお約束となっております。
 
 改めて5月のおかもとさんの岐阜の花山椒鍋は質量ともに圧倒的ですね。毎年恐れ入ります。京都の和食店や中華料理店でも使用する店が増加し、単価も恐れ入るレベルになってきましたが・・・。

 〇御腹もはちきれそうになってきましたが、岡山の海鰻のうな丼 花山椒を添えて
 海鰻の皮はパリパリで、実はふっくらで旨味が凝縮されております。岡本さんの完成された特級焼き師ぶりに、もう陳腐な形容詞はやめておきます。

 〇マナガツオと蕗の炊き込みご飯はオミヤへして頂きました。

 〇アップルマンゴーとベリーのアイス オレンジピールの春巻き

 麻布幸村の料理長時代からかれこれ20年弱、彼に料理を供していただいているが、最高の食材へのこだわりは独立されてから自己実現の発露の場として遺憾なく発揮されており、客として有り難く享受し明日への活力に転化させてもらってきました。

 最高の食材を小皿レベルではなく、充分な量で提供するんだという意地がおありになるようで、たまに<なんちゃって花山椒の和食店>の私の経験談を振っても、苦笑するのみでそういった類いのお店をディスるなんてことは一度も聞いたことがありません。
 
 季節の料理については、花山椒も大好きなのですが、鱧と松茸の奇跡の出会い、秋の海鰻、冬の真鴨・寒ブリ・・・季節の名皿は挙げたらきりがないのですが、最近は真鴨の季節が特に楽しみであります。
 
 最後にお人柄について触れさせていただくと、裏表がなく、我が儘な己のような客に対する包容力と優しさに敬服するばかりです。

 
     

  • 大間のまぐろ中トロのたたき みょうがを添えて 蕗のとうの佃煮 卵黄につぶマスタードソース

  • 牛すじ、百合根、きくらげの飛龍頭をおかきで衣揚げした後、さらに蒸して供された。山椒の実と芽ネギを添えて。白魚と空豆の茶碗蒸し とらふぐ白子ソースがけ

  • お椀 白あまだい、冬瓜、クチコ、じゅんさい あおさのりの仕立て

  • ホワイトアスパラガスを岡山県の海鰻で巻いたもの 胡桃豆腐ソースは別皿で

  • 八寸:とうもろこしと桜エビのかきあげ。あおりいかとキャビア。飛鳥の蘇。ごりの生姜煮。明太子の炙り。長いも田楽。宮古島の茶豆。ナスともずくの酢の物

  • 花山椒 鼻腔を拡げる清涼感

  • 花山椒と豚肉・牛ロース

  • 大盛り花山椒と豚肉

  • 大盛り花山椒と牛ロース

  • 岡山の海鰻のうな丼 花山椒を添えて

  • アップルマンゴーとベリーのアイス

2023/05/27 更新

2回目

2023/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

2023/05/27 更新

1回目

2017/02 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.3
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

おかもと 神谷町にて 

 まずは、新店開店本当におめでとうございます。ロケーションは、銀座から移して神谷町の地下鉄2番地上出口から数歩で到着します。

 岡本さんの料理は、麻布幸村の料理長として腕をふるっていた時代に、別フロアの<心月>でお世話になったり・・・から10年以上、彼の料理に魅せられています。

 彼の紡ぐ料理の足跡は、麻布幸村の料理の継承から端を発して、銀座おかもと時代にも着実に、彼の感性と技術に裏打ちされた岡本英嗣色が随所に散りばめられ・膨らみ、昇華したとえるでしょう。

 師匠の料理は、唯一無二の感性からきた、幸村スペシャルとも言われる後世に残る名皿を完成させた圧倒的な存在感と受け手を見ながら供されるコース料理の柔軟な構成力・・・で、東京で独自の道を開拓されました。
 師匠の料理を眼前で見ながら、自分ならこうしたいという感情が醸成されていたことでしょう。それを自分のステージで思い切り発露できているわけで、さぞかしやりがいを感じているでしょう。

 板場での凛とした佇まいは、まさに歌舞伎役者さながらであります。

 しかし、分け隔てなく親しみやすく、時に客に分かりやすく説明してくれるので安堵と一体感を感じることができます。

 別の分かりやすい切り口でいうなら、麻布幸村よりもボリュームのある構成は、男性志向かもしれません。いつ伺っても、食材の質・量は客を裏切らないのは、誠実さゆえのものでしょう。
 
 移転先でも、しつらえがシンプルであります。しつらえに投資するコストがあるならば、食材に注力して供したいという料理人としての矜持は、料理を純粋に堪能したい硬派な方には向いているといえます。

 2月下旬のおまかせコース 
・先附 鰆のたたき、白子ソース
・白魚、筍、タラの芽の天婦羅  かにの内子、身の和え物、鯖寿司
・椀 揚げ甘鯛とごぼう 蕪のすりながし
・唐墨蕎麦(蕎麦の実入り)
・焼き物 ふぐの白子ともろこ
・焼き物 間人蟹
・菜の花といくらのおひたし 鴨ロース
・炊き合わせ 鮑の唐揚げと大根 白味噌仕立て
・氷魚の炊き込みご飯 カキフライ
・黒豆のわらび餅 いちごソースのヨーグルトシャーベット
 表記・内容が、多少アバウトになっているのと、好みで変更していただいているので違っている部分があるのでご容赦ください。
 食材が、ややもすると何を4番打者に据えるか、悩ましいこの季節に十分な満足感が得られ、次回への切望を感じました。

 個人的には、天然鰻のクオリティが比類ないレベルであること、優れた焼き師であることから、天然鰻の季節が最も好みであります。

 春は花山椒鍋、夏は鱧、秋は丹波の松茸、冬は間人蟹と季節のメインの幸村スペシャルをふまえながら、彼のオリジナルの皿をどのように進化させて、コース全体として調和させて演出家として紡いでいくのか期待は膨らむばかりです。
 

  • 鰆のたたき 白子ソース

  • 蟹の和え物、白魚、タラの芽、筍の天婦羅

  • お椀 揚げ甘鯛とごぼう 蕪のすりながし 

  • 蕎麦の実入り唐墨蕎麦

  • 焼き物 もろこ 白子

  • 焼き物 間人蟹

  • 鴨ロース 菜の花といくらのおひたし

  • 炊き合わせ 鮑と大根 白味噌仕立て

  • 氷魚の炊き込みご飯 カキフライ

  • 黒豆いり蕨もち いちごソースのヨーグルトシャーベット

2017/02/26 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ