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2位
4回
2017/11訪問 2018/01/04
いつ訪ねても満足して帰る店です.今回はやや大人数でしたが,テーブル席が予約できずカウンターに横に並びます.そこまでしても,ここで食べることには意味があります.何を食べても美味しいんだから.ビールを飲みながら,ピリ辛のコブクロをつまんで料理を待ちます.牡蛎,イカなどの海鮮をおまかせで料理して貰うのも楽しみです.四川料理なのでどれもやや辛めですが,ビールに合いますね.白菜と貝柱の煮物で少し舌を休めて酢豚を味わい,最後はチャーハンで締めました.美味しくてリーズナブルなお値段なので文句のつけようがありません.
相変わらず九眼橋にはお世話になっています。これは2017年1月の訪問です。実のところ私が岡山で一番好きな店と言ってもよいでしょう。美味しくてリーズナブルなお値段なのですから文句がありません。今回は3名で牡蛎、フグ、アオリイカを四川風のやや辛めのおまかせの調理法で、あと酢豚や白菜と貝柱の煮物?、麻婆豆腐、前菜盛り合わせなどを頂きました。この中では前菜盛り合わせは正直なところ無くても良いかもしれません。料理が出来てくるまでの時間つぶしですからね。四川風と言っても凄く辛いわけでは無く、日本人に合わせた辛さなので美味しく頂けます。
最近も2015年12月,2016年1月と通っています.
鶏肉とカシューナッツを炒めたの,水餃子,焼きめし,
胡麻団子の写真を追加しました.
胡麻団子は通常3個入りですが,4人で行ってたので
4個入りにして貰っています.
2015年10月に相方と訪問.
ヨダレ鳥,バイ貝,黒酢酢豚,回鍋肉,青葉の塩スープ炒めを注文.
魚は太刀魚をおまかせで料理してもらいました.
ヨダレ鳥の辛酸っぱいソースが美味い.
黒酢酢豚にはレンコンとイモが少し入っています.
回鍋肉は味噌っぽい味が強いですね.
回鍋肉と黒酢酢豚はしっかりと味がついていてビールが進みます.
濃いめの味付けですが,くどくはないので酒を飲まない相方にも
好評です.
青葉の塩スープ炒めは味が薄いので箸休め.
太刀魚はあんかけになりました.四川らしい辛めの味付けです.
辛いだけで無くて旨味も感じるちょうどいい感じ.
この日一番美味いと思ったのはバイ貝でしたね.
マスターは東京,四川,ハワイなどで料理していたと聞きました.
予約が取りづらいのがこの店の難点ですが,2回転はとらないので
21時過ぎには空きがでるとのことです.
以下は2015年4月の投稿です.
岡山で評判の高い四川料理の店です.場所は柳川の交差点から
やや奥まった場所にあります.店の雰囲気は中華料理屋と
いうよりもカウンター席のある和食の店みたい.
九眼橋とは,中国四川省の成都にある橋で,マスターは近くに住んで
いたそうです.アーチが9個ありそのため九眼橋と呼ばれていた
ようですが,今は橋が新しくなりアーチは3個しかないとのこと.
まず私はビール,同僚はウーロン茶を頼む.前菜は,ヨダレ鶏と
クラゲの酢の物.ヨダレ鶏にかかったタレは赤いけど,見た目より
辛くなくて安心.黒酢の酢豚は初めて食べる味.少し酸っぱいけど
コクのある味.赤坂の四川飯店の黒酢の酢豚よりも旨い.
メバルをおまかせの料理で注文.メバルを油で揚げた後にピリ辛の
餡をかけた料理でした.文句なく旨い.ビールは終わってワインに進む.
ハチノスと他のホルモン料理は,シチュー感覚.
ホタテもおまかせで料理してもらいました.ピリ辛に炒めてあります.
羊もも肉のクミン炒めですが,クミン炒め自体初めての体験です.
コブクロの山椒と辣油和えは前菜ですから,最初に頼んでもよかったな.
〆は汁無しの担々麺.四川料理ですから全体的に辛めではありますが
全部おいしさが判る範囲の辛さです.日本人向けにアレンジした味なの
でしょうが,その加減が素晴らしい.
もう次回行くことを考えています.
3位
3回
2022/10訪問 2022/10/16
天神そばへはもう何十年通っているでしょうか。通っていると言っても、営業が平日の昼のみとなってからは訪問も非常に困難になりました。他の用事で仕事を休んだついでに行くのがやっと。年に2−3回行くのが精一杯です。店内に入るとお姉さんが3番?と尋ねてくれましたが、もう若くないので大盛りは無理です。並の1番をお願いしました。店の佇まいや店内の雰囲気は昔と変わりませんが、最近変わったことがひとつあります。10月から値上げして1番の普通の天神そばが870円から920円に値上がりしていました。粗刻みの唐辛子をふりかけてスープを飲む。やっぱり美味い、味は変わっていません。
営業時間が平日の10時半から14時半ですから、普段の仕事をしているときにはとても行けません。7月になって夏休みを取ったので、堂々と行けます。天神そばの近くには駐車場がいくつかありますが、どれも満車か満車に近い状態です。なんとか車を駐めて開店の、少し前に到着しました。この日は1番乗りのようでした。外で開店時間が来るまで待っていましたが、少し前におばちゃんにどうぞと呼ばれて中に入りました。天神そばを食べ始めて30年以上経ちますが、おばちゃんの外見はあまり変わらないような気がします。天神そばには抗老化作用があるのでしょうか。カウンターに座り1番の普通を注文。いつもと同じように粗めの唐辛子を入れて食べました。
営業時間が短すぎて訪問がほぼ不可能な状況は変わりません.
10月も無理して時間を作り訪問しました.
前回の投稿時に示したように,「肉多め」のメニューは消えていました.
注文はいつも通りの1番,普通盛りです.
中仙道の「かたやま」は天神そばとほぼ変わらない味だと思いますが,
このボロくて狭い店で食べるとなおいっそう美味いような気が
するので無理をしてしまいます.
以下は2015年8月の投稿です.
とても好きな店なのですが,営業時間が短すぎて訪問するのが
ほぼ不可能という状態が続いています.
それでも約1年ぶりに少し無理をして行ってきました.
というのもこの2015年8月3日からラーメンのメニューが変わり
「肉多め」のメニューが消えるからです.
肉多めのメニューの番号はは6番で950円.
おばちゃんが丼にスープを注ぎ,麺を茹でます.
盛りつけは隣に立つおねえちゃん.カウンターで見ていると
「肉多め」はチャーシューを8枚載せていました.
これで「肉多め」の見納めかと思うと残念ですが,おいしく
いただきました.天神そばのチャーシューは昔からちょっと
癖のある味だったのですが,この日のチャーシューは全く
癖の無い素直なものでした.
以下は2014年9月の投稿です.
天神そばは、昔から好きな店なのですが、平日の昼間のみという
営業時間の短さがネックです。
10時半から14時半では、昼に何かこちら方面に用事がないと
伺うことができません。ということで約2年ぶりの訪問です。
朝、10時半の開店のあとに冨士麺ず工房が麺を届けに来ました。
この時間はまだ行列は出来ていません。
二十数年間見てるけど、おばちゃんも店の中も姿は変わりませんね。
番号で注文するメニューも変わらないけど、値段は高くなったなあ。
昔は3番の大盛りを食べたものですが、今は1番の普通を注文。
味は、なつかしい味でした。スープも麺も変わらないし、
少し妙な香りのあるチャーシューもそのままだ。
ただ味だけだと、この天神そば系では『かたやま』のほうが
今は好きかな。雰囲気と歴史込みでの高評価です。
以下は2012年11月の口コミです。
昔は,よく通っていました.
この店の問題は,どんどん短くなる営業時間です.
通い始めた頃は,定休日は日曜のみだったので,土曜に伺うことが多かった.
そのうち,店は土曜も休むようになり,平日の昼や夕方に
なんとか時間をみつけるしかなくなりました.
次に,平日の営業時間が短縮され,夕方も行けなくなってしまいました.
ただ,その頃は土日は定休日でしたが,祭日は店を開けていたため,
月曜が祭日の時などは家族で訪れたりもできました.
おじさんが亡くなり,店を閉めたときは落胆しましたが,
おばさんが店を再開すると聞いたときはうれしかったです.
なぜなら,私はおばさんが作るラーメンを狙って食べに行っていたからです.
おじさんは,キャラが立って話し好きで,ラーメン以上に目立つ存在でしたが,
作るラーメンは,話に夢中で麺がのびていたり,スープも味が濃すぎたり,
薄すぎたりと問題が多すぎました.
それに比べると,おばさんの作るラーメンは安定しており,いつもおいしいのです.
何度も通っているうちに,あることが判りました.
開店してすぐの時間は,おじさんは店に出てこず,必ずおばさんがラーメンを作るのです.
それに気づいてからは,おじさんが店に居ない時間を見計らって,天神そばに通っていました.
さて,その再開した店のおばさんが作るラーメンですが,食べたいと思っても
営業時間が,平日の10時半から14時半では,職場が遠くなった今では,不可能というものでした.
それが,このたび昼にこちらに来る用事ができて,何年ぶりかで,天神そばを頂くことができました.
久しぶりに食べる天神そばは,昔の味と同じでした.
十分,満足いたしました.
4位
3回
2017/12訪問 2018/05/11
昼間にひとりでふらっと訪問することが多かったのですが、今回は3名で夜に行きました。この朱塗りのL字型カウンターは何度見ても良いですね、独特の雰囲気があります。本日も中に立つのは大将ひとり。もう先代の姿を見ることも無くなりました。ここはとにかく寿司の数が半端なく多いので、最初に寿司は少なめでつまみを多くとお願いしました。私はビール、連れのふたりは酒を飲まないのでお茶です。先付けはアミ、続けて蟹、カツオ、〆鯖などが出ます。寿司を少なめとお願いしましたが、それでも多種出てきます。特に気に入ったのはサワラのタタキ、イカミミ、キスにヅケ。先代の時はヅケはあまり見なかったようにも思いますが、どうなんでしょう。お造りとして鯛、赤貝、サワラも出ます。途中でシイタケの焼いたのが出てくるのも面白いですね。寿司自体は昼のものと特に変わらないと思います。他の寿司は海老、赤貝のヒモ、タイラギ貝、ウニ、サンマ、イクラ、中トロ、イカ、ヒラメ、穴子、玉子などでした。デザートはたっぷり蜜を含んだ林檎。名物の穴子と玉子は先代のほうが好みだけど、大将もこれから自分のスタイルを確立されていくのでしょう。寿司自体は端正な感じは無く、驚くほど繊細な味があるわけでもありませんが、気軽に寿司を楽しめます。今回もお腹いっぱいになってしまいました。御馳走様でした。
2016年12月の訪問です。何度か訪れていますが、訳あって12月に訪問することが多い店です。大将は先代のお母さんが店に出てたときには遠慮がちに動いていましたが、今ではもうすっかり大将としての風格が出てきましたね。寿司の形はかなり適当です、まあそれは先代のお母さんも同じ。西国一の寿司と謳われた先々代も勤め人からの転身ですから綺麗な形の寿司を握っていたとは思えません。しかしそんなことが気にならなくなるのが最後に待ち構える、熱々ふかふかの穴子の一本握りとふわふわの玉子。どちらかというと他の寿司は食べなくても良いからこのふたつは味わって欲しいです。とにかくこの店のコースは量が多い。寿司が20カンくらい出ますから、舎利を小さめにお願いしてもお腹がパンパンになります。私が行ったときも女性客が途中でギブアップしていました。〆は胡瓜巻きです、皆さん最後まで頑張ってください。この度は、昼に寿司のコースとビールで9070円でした。毎年、少しずつ高くなっているような気がします。
2015年12月の昼に伺いました.
今日カウンターの中に立つのは大将の長男さんのみ.
名物大将のお母さんは旅行中とのことです.
ここのところ徐々にお母さんの方は露出が減ってきており,
もう3代目に代替わりということなのでしょう.
名人と言われた初代のあとを継いだお母さんですが,
離婚していたため夫では無く自分で握るしかなかったようですね.
当時,女性が寿司を握るのは珍しかったと思いますが,
いろいろな事情があったのでしょう.
現在の魚正の玉子焼きはふわふわですが,初代の頃は
初代の妻が裏で焼いており現在よりも堅いものだったそうです.
寿司屋に生まれると毎日美味い物が食べられて羨ましいと
思いがちですが,子供にとっては肉が食卓に出ないという
難点があったようです.
週に一度の休みの日はすき焼きと決まっており楽しみだったそうです.
さて,長男さんの握りですがコースの構成は今までと同じです.
先付けのあとは握りが次から次に出てきます.
最後は胡瓜の1本巻きを手渡しでいただいてお腹いっぱいです.
コースにビール,穴子をお替わりして9070円でした.
以下は2015年8月の書き込みです.
久しぶりに家族で昼に伺いました.
店の前に道路を挟んでコインパーキングがあるので車で行くには便利です.
今回は初めて大将(女将)の息子さんに握って頂きました.
まず,突き出しが2品.まあこれはあまり印象に残っていません.
握りに移って,煮蛤,アジ,トロ,車海老,鮪のヅケなどがどんどんと
出てきます.ウニは愛媛のもの,アワビも近海ものでした.
握りかたは大将と同じくかなりおおざっぱなタイプ.
江戸前の端正な寿司とはだいぶ異なります.
地方には地方の寿司があると考えていただければと思います.
全体的にネタとしては,夏よりも冬の方が美味しいような気がしました.
その中で,穴子だけは夏のほうがうまい.脂ののりも最高で,寿司を
20カン食べて満腹でしたが最後にお替わりをお願いしました.
魚正の穴子と玉子はいつ食べても美味しいですね.
コースの終盤に大将(女将)さん登場.
〆の胡瓜巻きの一本巻きをつくって貰いました.
胡瓜巻きの一本巻きは,中がほぼ胡瓜で周囲のご飯は少なめです.
2015年12月にも伺いました.
そのため満腹感があっても食べられるようです.
西国一の寿司屋とも評された大将の父親は昭和61年に亡くなったのですが.
大将を長年支えてくれた母親はこの3月に亡くなられたそうです.
大将ももう70歳.寿司以外にもやりたいことがいろいろとあるようです.
徐々に代替わりをしていくのでしょうが,大将のキャラが強い店なので
長男さんもたいへんかもしれませんね.
以下は2014年12月の書き込みです.
久しぶりに家族で12月に訪問.お昼を食べに行きました.
電話での予約時に昼は寿司のコースで20カンですと言われたと思う.
先客は2名で,長男さんが握っていました.
大将(女性)は,元気でざっくばらんな感じも変わりません.
60代後半の年齢だと思いますが,正確なところは存じません.
60歳過ぎてから水泳を習い始めて,今では毎日500mをクロールで
泳ぐそうです.大将のお母さんは現在95歳.93歳までは大将と
一緒に海外旅行に行っていたそうなので,元気者の家系なのでしょう.
大将は,あと1−2年で辞めようかと思う,などとも言われてましたが,
まだまだ続けていきそうな感じがします.
さて,大将の握りですが,ざっくりというか割と適当というか
そのあたりの判断・評価は難しいところです.江戸前の寿司だと
端正で見た目も美しいものが多いですが,そういう物とは全く別物です.
例えば金沢の小松弥助のつかみ寿司のように,地方には地方の握り方があると
思っていただいたほうがよいでしょう.
個人的には,年寄りの職人の力の抜けきった握りは嫌いではありません.
さて,寿司ですが今回美味いと思ったのは鮪の漬け.お替わりしました.
赤貝のひもやおおぞう海老も面白い.たっぷりと空気をふくませた玉子や
一本握りの穴子は定番の美味さですね.
ネタは少しずつ変わっていっているそうで.先代が使っていなかった〆鯖を
現大将が使い始め,長男さんが煮蛤を始めたとのことです.
寿司の最後は胡瓜の一本巻きを手渡しでいただきます.
江戸前の寿司を食べ慣れている方から見ると,ここの握りに
かなり違和感を感じるところがあるかもしれません.
しかし,岡山県外から来られたらのなら観光に行くつもりで寄って
いただくのもよいかと思います.
以下は2013年2月の口コミです.
岡山では知られた老舗の鮨屋さんです.
先代の時代は,昭和47年から50年にかけて文藝春秋に連載された,丸谷才一の「食通知ったかぶり」に詳しく,
今の女将については,里見真三の「いい街すし紀行」(もう10年以上前の本ですが)などに出ています.
そのほか,雑誌の特集などでは,今でもときどき見かける店です.
ただ,その知名度のわりには,周りでは「ひさ田」のような高評価は受けていないように思われます.
まあ,食い物は食べてみないと判らないということで,昼に伺いました.
外観は,ご存じのように寿司屋というより料亭みたいな門構え.
中に入ると目につくのが,赤い付け台.これは,輪島塗だそうです.
カウンター内部の後ろは緑のタイル貼り.客席の盆は,烏城彫り.
しばらくすると,寿司を握る女将さんが出てきてネタ箱をひろげます.
ビールを飲みながらの突き出しは,アミの塩からとべらたのぬた,ままかりの焼き物.
寿司に入ってもらい,次々と握って貰う.寿司は,醤油で食べるものと塩で食べるものがあります.
近海の白身の魚が中心ですが,まあ,普通かなという感じ.
その感想が,少し変わってきたのは,海老の頭を入れた吸い物が出てきてくらいから.
穴子の一本握りは,食べる前に七輪で炙ってから出てくるので,口の中でも熱々です.
それを芽ネギでさっぱりさせたあとに,これも作りたてのふわふわの玉子焼きを頂き,〆は胡瓜巻きでした.
穴子と玉子が気に入って,お代わりをお願いしました.
お勘定は,飲み物がビール1本で,寿司に追加が二つで,9350円.まあ,昼だからこんなものかな.
実は,私は丸谷才一のファンでして,好きな作家の追体験というか,そういうことも含めて満足した一日でした.
味だけなら他にもいい店はたくさんあります.しかし,物語としても楽しめる店はそう多くはありません.
「魚正」の名前が気になっているかたには,岡山での思い出として悪くはないと思います.
5位
1回
2015/05訪問 2015/06/07
新潟に出張の際に同僚数名と訪問しました.
場所は,古町のはずれの繁華街では無いほうにあります.
ホテルオークラ新潟からは歩いて数分の距離.
真っ暗な中,人通りのない寂しい通りを歩いていきます.
外観は普通の街の寿司屋.中に入るとL字型のカウンターと
小さな小上がりがあるだけの狭い店です.
まずは,瓶ビールを注文.出てくるのはサッポロビールです.
寿司は,「極み」3000円をお願いする.「極み」とは
2007年4月政令指定都市新潟の誕生を祝って新潟のすし職人が
作ったメニューです。「極み」は、新潟の地魚+ウニ・トロ・イクラの
特上1.5人前。寿司10カンと椀ものが付いたセットで,新潟県内の
多くの寿司屋にあるお得なメニューです.
まずは,寿司に入る前にリクエストして名物のカステラ玉子を頂く.
山型に切れ目が入れてあり,半分はそのまま,半分は酢飯と一緒に
食べる.玉子の中に見える赤いのが海老で,と大将の解説入りです.
握りは白身の魚から入っていきます.他のレビュアーの方も
書かれているように,「うちは全部天然物だから」は大将の口癖です.
南蛮海老というのは甘エビのことなんですね.特別な醤油をつけて
食べます.日本酒も追加,越州はいい酒ですね.
舎利は癖が無くて食べやすいものです.
3000円の寿司のネタとは思えない寿司でしたが,圧巻は大トロ.
たっぷりと脂ののったトロにわさびをこれまたたっぷり載せる.
食事中は,大将のダジャレが連発します.ダジャレのレベルは
寿司に比べると低いので,聞き流してあげてください.
日本酒は,次に越の寒梅に変えました.
「極み」は最後に味噌汁が出て終了です.
追加で,新潟ではよく食べるという,くるみ入り稲荷と
同僚の誰かが頼んだ鉄火巻きも頂きました.
勘定はひとりあたり7千円ほど(飲まない同僚もあり).
コストパフォーマンス的にも満足出来ました.
6位
1回
2015/03訪問 2015/04/05
家族が蟹好きなので,年に1度は城崎に泊まり蟹を食べています.
今までは,西村屋ホテル 招月庭を使っていましたが,今回は
西村屋 本館に泊まりました.
西村屋ホテル 招月庭は街の中心部から少し離れた場所に
ありますが,西村屋 本館はメインストリート?に面しており
趣と歴史のある雰囲気で偉容を誇示して建っています.
入ってすぐのフロントからはガラス越しに中庭が見えます.
老舗の旅館らしく,見事な庭ですね.
部屋は平田館でしたが,これがフロントからすごく遠い.
しかも段差多数,右に曲がったり左に折れたりと建築としては
趣があるのは判るが,膝の悪い高齢者連れだと非常に困る.
西村屋ホテル 招月庭みたいな感覚で予約していたのですが,
旅館はホテルとは違う.バリアフリーなどという言葉とは縁遠い
存在であることがよく判りました.
料理は松葉かにのフルコース,本生かにづくしです.
膝の悪い高齢者がいるためテーブルを希望すると,食事前に部屋の
座卓をテーブルに替えてくれました.
蟹は城崎に近い港で水揚げされる「津居山かに」で蟹にはピンクの
タグがついていました.ひとりあたり蟹は2杯見当です.
茹で,はオーソドックスですがさすがに美味い.
お造りだと蟹の甘味がダイレクトに感じます.
焼きは,味噌がいいですね.ビールが進みます.
蟹のしゃぶしゃぶもは,ダシの甘さでいい感じ.
最後の蟹すきでは,もうお腹いっぱいですが,なんとか雑炊は
食べました.
まあ,美味い蟹はどんな調理法で食べても美味いですね.
非常に満足しました.これで1年間は持ちそうです.
朝食は,ごく普通のものです.西村屋ホテル 招月庭の朝食は
バラエティに富んでいて豪華なものですから,朝食は招月庭
のほうがいいかな.
ご馳走様でした.
7位
1回
2015/05訪問 2015/06/13
新潟に出張に行く前に少し新潟の雑誌を買って研究しました.
そのなかで気になったのがこのジャンヌです.
シングルモルトを飲ませるバーですが,何よりも「新潟粋人」
に載っていた,このバーのカウンターに一目惚れしました.
ホテルから古町までタクシーで向かいます.
正確には西堀前通の冨士館というビルの3階です.
到着すると冨士館という意味が判りました.ビルの壁面に
大きな富士山の絵が描いてあります.
ビルは古い雑居ビルです.人通りも少なくて寂しい感じ.
エレベーターで3階に昇ると入り口が見えます.
思い切って入ってみると,ありましたあのカウンター.
女性のフォルムをモチーフとしたセクシーな曲線美.
全体にかなり年季が入った内装ですが,いい味を出しています.
マスターは御年73歳.この店は父親が始めて,マスターが二代目.
店も以前は別の所にあったのが,移転してきたのだそうです.
もともとの店のカウンターは父親が日大の先生に頼んで設計したもの.
今の店のカウンターはそれを真似して作ったものと言われていました.
まずは,マスターお勧めの樽のボウモアを頂きます.
つまみは黙っていても出てくるシステムのようです.
マスターは明治大学のレスリング部だったそうで,プロレスで
活躍したサンダー杉山やマサ斉藤と一緒だったとのこと.
次にいただいたのが,グレンモーレンジ.
初めて飲んだのですが,爽やかだけど奥行きのある味と香りに参りました.
子供さんは娘のみで,嫁に行ったのでこの店を継ぐひとはいないそうです.
このカウンターが消えるのはもったいないです.
誰か継いでくれないでしょうか.
8位
1回
2015/04訪問 2015/04/29
今回は,うちの相方と初めての来店です.
昼間に伺いました.ちょうど本店のテーブル席が空いており
うな重の菊2900円をふたつ注文.奉仕料というのが別につくので
支払いは二人で6380円でした.
相変わらず,あっさりした鰻です.相方はここの鰻を食べるのは
初めて.少しご飯の量が多めのように感じたみたいでした.
ここの鰻はしつこくなくて,この味なら毎日食べても大丈夫だな.
高輪プリンスからタクシーで1400円くらいかかるけども,野田岩の鰻を
食べると東京に来て良かったと思ってしまいます.
以下は2014年1月の口コミです.
いつもは,一階で鰻重を食すのですが,今回は二階の個室で
鰻三楽コース6200円を頂きました.
部屋は和室ですが,テーブルに椅子です.
床の間には掛け軸があり,下には達磨が座っています.
達磨は普通は赤い張り子ですが,これは達磨の型?だそうで,
重そうなごつい黒っぽい達磨です.
達磨には賽銭が供えられており,貯まると主人が近くの神社に
持って行くのだと聞きました.
鰻三楽コースの内容は,お通しの鰻の煮こごり,志ら焼,鰻重です.
志ら焼は,塩と醤油で頂きますが,醤油のほうが好みでした.
鰻重はいつもの味で満足.
さて,お会計ですが二階は部屋代が別に10%ほど付いていたような気がします.
ビールとワインで酔っていたので,定かではないのですが.
以下は2013年10月の口コミです
野田岩に行きだしてから,どのくらいたったでしょうか.
東京に行くと,ときどき寄らせていただいています.
地方にも,もちろんおいしいものはあるのですが,
いくつかの料理のジャンルでは,東京と格差があることは認めざるをえません.
その格差のある料理のひとつが鰻.
岡山は,天然鰻の産地です.
東京の有名店に行くと岡山産の天然鰻入荷と,誇らしげに書いてあったりするので,
少し複雑な気分になりますが,岡山で食べるよりもうまいので仕方ありません.
注文は,鰻重の梅3200円.サービス料が別に10%取られるのは少し納得できない.
さて,この五代目野田岩.先日テレビを見ていたら,当主は現在85歳.
まだまだ,お元気で,一日中鰻を焼いているようですが,いつまで現役でおられるのか.
ここの,あっさりした,毎日でも食べれそうな鰻が好みなので,ここの鰻を食べると,
東京に出張してよかったと,しみじみと思います.
ところで,当主が代替わりして六代目になったら店名も「六代目野田岩」に変わるのでしょうか.
9位
1回
2015/06訪問 2015/06/21
前回はひとりで食べに行ったのですが,今回は家族と一緒の食事です.
店は,繁華街からは少し離れて後楽園にまっすぐと続くやや細めの
道路である後楽園通り沿いにあります.
まわりにはコインパーキングや駐車場が多いので助かります.
土曜の昼に予約して店に入るとカウンターは客でいっぱい.
飲み物は私はビール,ほかの家族はお茶を頼みます.
まずは,カウンターにガリと胡瓜が置かれます.
北九州の「天寿司」や「森田」は,ガリは出さずに口直しに胡瓜が出ますが
私も胡瓜好きなので,胡瓜派の寿司屋が増えてくれると嬉しいです.
ただし,今回は胡瓜が無くなっても補充はなし,ガリは補充ありでした.
前回はつまみからお願いしましたが,今回は寿司のみです.
まずは,アジから始まりました.写真はだいぶ撮ったのですが,何貫かは
取り忘れていますので実際はもう少し量がありました.
いずれも身は厚めに切ってあり食べ応えがあります.
酢飯はあまり癖がない食べやすいもの.
以前伺ったときは,大きな体の割にかなり神経質な感じで,カウンターが
少し汚れればすぐ拭き.置いた寿司が少し倒れかかると直すため,客のほう
にも緊張感が伝わりリラックスできなかったような気がしました.
今回は忙しいためか,それとも3年経って少しスタイルも変わったのか
かなりラフな感じで握りが進んでいきます.もしかして「魚正」で今も握る
お母さんのラフな遺伝子が活性化してきたのでしょうか.
全体的に以前よりも美味しくなった印象があります.これで5千円なら
コストパフォーマンスはよいと思います.前回つまみを少し頂いたあとに
寿司を食べたときは,昼間で酒もなしで8千円だったのでコスパ的にどうかな
と思っていたのですが,ランチで寿司のみなら安いことが判りました.
ただ群を抜いて美味い物はなかったかもしれません.穴子や玉子は本家の
「魚正」のほうが好きです.最後が胡瓜巻きの手渡しなのは「魚正」と同じ
ですね.もっとも「魚正」は1本巻きで,長くて少し食べるのに苦労する
のですが「山もと」は半分の長さなので食べやすいです.
今度は,夜がどんな感じなのか伺ってみたいですね.
以下は2012年7月に「体育会系にぎり?」のタイトルで投稿した
口コミの内容です.
お昼に伺いました.
外観は普通の寿司屋ですが,中に入ると清楚な感じで,
しかもひろびろとして気持ちがよいです.
大将は,肩幅が広く,がっちりとした体型で,見た目はガテン系?
寿司屋の大将には見えない.
会話も少しぶっきらぼうなのが持ち味か.
まずは,つまみから.
蛸の柔らか煮?は,寿司屋に置いておくのはもったいないほどうまい.
いくつか,つまみを頼んだ後,握ってもらう.
握りで,うまかったのは鮑.
口直しに出てくる胡瓜も好み.
来てよかったと思いました.
最後は,かんぴょう巻きで締め.
昼のためか,他の客は品のよさそうなおばあちゃんの集団.
おばあちゃんは時間もお金もあるのね.
夜にまた,伺いたいです.
和喜智は札幌で一番好きな店です。いつもは出張のときに一人で行くのですが、今回は家族3人で訪問。息子は九州に居るので今回は不在。何が言いたいかというと、ひとりぶん払うときは高いと思わなくても家族の分を入れると懐にこたえるということです。家族の中で酒を飲むのは私だけ。ビールとグラスワインを飲んで3人で89700円だったと思います。いただいたものは、最初マナカツオ?、水蛸、ブリを焼いてポン酢と辛子で、ホタテとコノワタの茶碗蒸しが美味い、太刀魚、鮑の下にご飯 濃厚ソースがいい、ナスとタイは出汁を飲む、スイートコーンのなんとか、トロ、ビールから白ワインにかえて、毛蟹は大葉で形を整えるそうです。ホッキ貝、イクラ、アジ、ああ牡丹海老が凄く美味い、バフンウニ、炙ったキンキ、味噌汁海老か蟹の殻を焼いた風味、穴子とける、玉子。デザートはなかったな。牡丹海老が美味かったのでお替わりしたかったけど、無いと言われてしまって残念。少し値が張るお会計でしたが、家族も私も非常に満足しました。
札幌に行くたびに伺っています。札幌には美味しい寿司屋が沢山あるのだとは思いますが、ここ和喜智の寿司を味わってしまうと抜け出せないのです。これだけ美味いのに、他の店に行く必要があるのだろうかと思ってしまう。札幌出張は大抵が二泊三日くらいの日程。その中で会食などもあるので、寿司を食べる時間も限られていて、和喜智ともう1軒行けるかどうか。
今回も最高でした。最初はアスパラのすり身(写真忘れた)。ウニの食べ比べ、アワビ、ホッケとアン肝、貝柱を海苔で挟む、キンキとじゅんさい、毛蟹、中トロ、鯵、ホッキ貝、巻物、ボタン海老、ボタン海老の頭の塩辛、白身何だったかな、穴子、汁物、太巻き、トロを2種類、玉子というコース。つまみも寿司も言うことなし。次回の札幌出張でもリピート確定です。今回は妻も同伴のため二人分の出費となったので懐にはこたえましたが、妻も大変満足していました。家庭の平和のためには多少の出費も仕方ないのでしょう。
出張の楽しみと言えばご当地の美味しい食事です。札幌は美味しいものが沢山ある街ですが、その中でも和喜智は別格です。出張の1〜2ヶ月前には予約を取りました。コースは2万円ですと言われましたが岡山の「ひさ田」よりは安い。小倉の「天寿し 京町店」と同じですね。夜は2回転で席をまわしています。前の客が店から出て、席を片付けるまでしばらく外で待ちます。中に通されてカウンターに座り期待に胸を弾ませます。ここのところ写真は禁止されていて残念でした。しかしこのたびは隣に超常連さんが座り写真を撮らせて貰っていたオマケで、私も全部ではありませんが写すことが出来ました。食べた後にメモをつけていたのですがどこに置いたのか見あたらず寿司の説明は困難です。写真を見て頂ければこの店の良さの一部が判っていただけるのではないかと思います。この度の最大の驚きは蟹の寿司をピスタチオのソースで頂くという奴でした。私にとってこの店はやはり5点満点の店です。次の予約も取っていて、もうすぐ行くので楽しみです。
2015年10月に5年ぶりに札幌にやってきました.
札幌に来たからには和喜智に行かないわけにはいきません.
5年前にこの店に来るまでは,寿司なんてどこで食べても
たいして変わらないのではないかと思っていました.
でもこの店で衝撃を受けて,それからは出張のたびに
それぞれの地方の寿司屋をいくつかまわるようになりました.
5年ぶりの訪問なので期待もたかまります.
前回は場所がよく判らなかったのでタクシーで伺ったのですが,
今回は地下鉄で円山公園駅まで行き,そこから歩きます.
駅からは歩いて数分.隣はクリーニング屋,これは変わらないねえ.
店は18時からと20時からの完全二交代制をとっています.
20時からを予約していました.
店内は5年前に比べて少し変わったようにも思います.
カウンターに座り,まずはビールを注文します.
寿司はおまかせなので,あとは出てきた物を食べるだけ.
まずは肴が出てきます.アワビを蒸したの,ツブ貝のキモをまぶしたの,
どちらも当然ながら美味い.
次から寿司だったかな.
この大将は,今よりももっと美味いものを作りたいという
気持ちが強くてどんどんと見たことが無い物が出てきますが,
どれもが美味いというところが凄い.
寿司は毛ガニをほぐしたもの,イカを細切りにして上にゴロを載せたもの,
サンマをスモークしたもの,キンキを干したあと少し炙ったもの,
鮪とウニの細巻き,海老のすり身を入れた玉子,鮪の上にカマの身を載せたもの,
ボタン海老,カワハギ,ブリ,ホッキ貝を頂きました.
うろ覚えなので順序とかは判りません.抜けているものもあるでしょう.
途中つまみとして甘鯛とタコの柔らか煮もあったな.
とにかく大将の握りは攻めて攻めて攻め抜くような印象があります.
このひたすら前に進む姿勢が好きです.
最近は寿司の熟成に関心があるようで,1週間くらい置いた魚が美味いとのこと.
会計は19600円でした.これは5年前より数千円上がったかな.
次に札幌に来るのは何年先か判りませんが,そのときも和喜智に
予約を入れるのは間違いありません.
(おまけ)
大将に岡山から来たというと,最近「縁」が来たと言われてました.
以前,唐津の「つく田」に行ったときにも「縁」が来たと聞きました.
寿司屋さんというのは,あちこちへ勉強に行くのですね.
前に「縁」に伺ったときは,好みとは全然違うなと思ったのだけど,
和喜智の味を取り入れたのなら行ってみるかな.
以下は2010年10月に最初の訪問時の書き込みです.
札幌の繁華街からは離れているので,行きも帰りもタクシー使用.
隣はクリーニング屋さんだったかな.
ロケーションはもうひとつだが,寿司はうまいから,わざわざ来る価値はある.
以前に小樽や札幌で食べた寿司が好みで無かったので,あまり期待していなかったのだが.
頂く寿司が,どれもこれもおいしくて感動しました.
何貫かのうちいくつかおいしい店はたくさんあると思いますが,ほぼ全てに満足したのは初めての経験でした.
北海道には数年に一回くらいしか行けないけど.必ず再訪したい店です.