仕事の関係でユジノサハリンスクを訪問することになりました。
ロシアへの渡航は初めてです。
ビザの申請もバタバタ。
ユジノサハリンスク州政府の方の支援を得ながら、出国日の前日に
何とか全員札幌のロシア領事館で済ませました。綱渡り状態です。
キャッシュのルーブルは北海道銀行の外国為替専用プラザで、
15,000ルーブル(約5万円)購入しました。
全額1,000ルーブル紙幣で交換されました。
電圧変換プラグはC型。
今回は復路がソウル経由になるので、B型と2種類用意しました。
<4月23日(水)>
新千歳空港の国際線はこじんまりとしています。
仲間と11時の待ち合わせ。
フライトはオーロラ航空13時10分発です。
新千歳⇔ユジノサハリンスクは水曜日と土曜日に就航しています。
ソウル⇔ユジノサハリンスクは毎日就航。
水、木、金の午前中までユジノサハリンスクに滞在。
金の午後にソウルへ。
土の昼にソウルから羽田、というスケジュールです。
出国審査の後 、フードコートへ。
軽く食事を済ませて、boardingを待ちます。
飛行機はボンバルディアのプロペラ機。
よく胴体着陸や墜落事故を起こすので有名な機体です。
50人乗りで、席は4B。
プロペラの真横でした。
離陸する時は、振動が半端じゃありません。
ようやく上空の安定航行になって振動は落ち着きました。
新千歳空港を離陸したのが13時30分頃。
14時10分頃に稚内上空を抜けてオホーツク海へ。
14時30分にはシートベルトサインが点灯。
あっという間でした。
ユジノサハリンスク空港からは車でホテルへ。
道路は充分に舗装されていません。
しかも速度制限がないのか、無視しているのか、
猛スピードで走ります。
でこぼこ地がところどころあるので、乗り心地は最悪。
それに加え、花粉が飛んでいるのです。
白樺です。
4月中下旬~6月一杯がシーズン。
サハリンは杉がないから花粉症セーフと言われて期待して
いたのに、裏切られてしまいました。
花粉症の方はこの時期要注意です。
ホテルはサンタホテル。
山の中にあります。
立派なリゾートホテルです。
部屋は広く、トイレにはなんと!
ウォシュレットがついています。
これは嬉しい驚きです。
TOTOの社員が頑張って営業されたそうです。
翌日は朝からハードスケジュールなため、
今晩の夕食はホテル内のロシア料理にしました。
食前に必ずロゼワインのようなジュースが出されます。
飲みやすいですが、好んで飲みたい味ではありません。
牛肉は出されません。
豚肉がポピュラーです。
この豚肉、生ハムのような味わいでとても美味しいです。
いくらでもいけます。
スモークサーモンは、スモークが足りません。
生っぽくてイマイチでした。
ニシンがオイルサーディン風に味付けされています。
これは美味しいです。
ここでパンを食べようと思い、バターをお願いしました。
キャベツの千切りのような状態で出てきました。
何となく違和感を覚えながらパンに付けてみます。
ん!! これは美味しい!!
こんな上品で味わい深いバターを知りません。
感動しました。
パンに塗りまくっていただきました。
ボルシチです。
カバーされているパンが固くて容易に剥がせません。
ナイフとフォークで思い切り力を込めて何とか取りました。
中にはニンジンがいっぱいです。
パンを押し込んで、すくって食べます。
食べても食べてもなかなか無くなりません。
食べ応えのあるボルシチです。
次には餃子のようなものが出て来ました。
中はジャガイモだけ。
肉はありません。
物足りないですが、これはこれでいけます。
もうひとつは、中が豚のひき肉。
焼売のようで、美味しいです。
最後はメインディッシュ。
オヒョウとサーモンのチョイス。
オヒョウは大味そうでしたので、サーモンをチョイス。
パサついて大味でした。
オヒョウは好評のようでしたが、
はたして実際はどうなのかわかりません。
ワインは赤のフルボディをお願いしました。
ボトルではなくグラスでオーダーするのが基本のようです。
どっしりとした赤でした。
心配していた食事は、意外にもグッド。
これなら3日間問題なく過ごせそうです。
まずまずの初日でした。
<4月24日(木)>
朝はバイキング。
驚きました。
ご飯と味噌汁があるのです。
しかもワカメと豆腐も。
しかし、箸がありません。
スープ用の食器にご飯と味噌汁を入れます。
ベーコン、ソーセージにサラダを盛り付けて、
アップルジュースを添えて、モーニングセットの完成。
ナイフ、フォーク、スプーンでいただきました。
日本に居るのと変わりません。
樺太時代に豊原市であった名残りを感じます。
タフなスケジュールのこの日を元気に立ち上げること
が出来ました。
ありがたいです。
昼は訪問先でランチをいただきました。
夜は街中のレストランで簡単に済ませる予定でしたが、
宿泊先とは別にサウナ付きのホテルのレストランを
貸切りにされていました。
5人はまずサウナへ。
残り5人でゆっくり食事を始めました。
相変わらず生ハム風な豚肉をいただきます。
それに今日はイクラがたくさん出されています。
クレープ生地に包んで食べます。
不安だったイクラの味付けは日本のものと変わりません。
大安心です。
おかわりしました。
ニシンのオイルサーディン風、パテ、サラダなど昨日と同じです。
サウナ組は2時間経っても帰ってきません。
よほど居心地がよさそうです。
こちらは完全に出来上がったので、会計を済ませてホテルへ帰ろうと
したところにサウナ組が戻ってきました。
サウナに入りながらビールを飲んでいたようで、快適だったとのことです。
最後に魚か肉のチョイスを尋ねられましたが、満腹で辞退。
因みに肉は、うさぎでした。
ひとり挑戦したところ、臭みは全くなく、鶏肉よりも上品だと言っていました。
今後、機会があればトライしたいと思います。
一日、仕事は大変でしたが、みんなでワイワイと騒いでリフレッシュできました。
<4月25日(金)>
サハリンの最終日です。
午前中に仕事を済ませて、30分ほど土産物屋でショッピング。
大したものがありません。
ほかで購入しようと思っていたら、ここしかないとのこと。
あわてて真剣に物色しました。
さてさて、サハリンらしいものは・・・。
しろくまの置き物がありました。
なんとものんびりして、いい雰囲気を出しています。
トナカイの角で作られていました。
値が張りますが、購入決定です。
もうひとつが決まりません。
通訳の2人にアドバイスをお願いしました。
2人ともジュエリーボックスがいいとのこと。
ロシアらしいデザインを選んでもらったら、2人で意見が分かれました。
仕方なく2つ購入することに。
値段を気にせず会計したら、何と日本円で6万円になってしまいました。
もの凄くショックですが、カッコ悪くて返品できません。
平静を装ってカードを切りました。
大散財です。
1ルーブルは約3.34円。
値札に付いているルーブル表示が、日本円に相当するくらいの価値にしか
見えないので錯覚してしまいます。
しろくまの置き物は、5,400ルーブル。
5,400円相当にしか見えません。
実際は、18,000円です。
注意しないといけません。
昼食はガガーリンホテルのバイキング。
美味しいとは思えませんが、ハンバーグっぽいのがありホッとしました。
こちらは1,500円/人ほどであがりましたので、安心しました。
昼食の後は、市内のスーパーやショッピングセンターの見学です。
日本食品も陳列されていますが、かなり割高です。
サハリンは2次加工業者が少なく、一旦食材がモスクワへ移動し加工されて
から戻ってくるか、主に韓国やヨーロッパから輸入されています。
このため物価は決して安くありません。
これは意外でした。
ユジノサハリンスクの人口は約18万人。
確かにこれではマーケットが小さすぎます。
2次産業として事業展開するにはややハードルが高いと言えます。
道路整備も充分でないし、物価も高い。
なのにみんな不満はなさそうです。
共産主義時代からの流れが完全に断ち切られていないように感じました。
政策によるところが大きいですが、物質的にはもっと豊かになれそうです。
ただし、それが住民のみなさんのためになるのかどうかはわかりません。
個人の選択肢を拡げるという観点では、もう少し国費の配分を多くしても
よろしいのではないでしょうか。
せめて石油産業で潤っているうちは。
ユジノサハリンスクでの全日程を終え、ソウルへ。
韓国も初めての訪問地です。
オバマが日本から韓国へ移動するタイミングとガチンコしてしまいました。
混雑に巻き込まれないか不安のうちに飛びました。
日本の成田に匹敵する仁川空港に降りました。
お願いしてあったガイドが見当たりません。
現地のエージェントに問い合わせてみます。
どうやらオバマ訪問の影響で道路が混雑。
遅れているようです。
ガイドと無事ご対面後、ホテルへ。
当然のことですが、高速道路が整備され快適です。
ユジノサハリンスクではクルマの乗り心地は最悪。
経済発展の有り難さを痛感しました。
予約してあった焼肉屋がホテルから1時間もかかるため、
ホテルから近い店に変更することにしました。
それでもクルマで15分程。
全州会館というソウルでは有名らしい店です。
1階はたくさんの客で賑わっていました。
私たち一行は、2階の広間に通されました。
掘りごたつではありませんが、貸切り状態です。
店員の方も感じがいいです。
骨付きカルビがオススメのようですが、
ミノとロースを混ぜてもらいました。
そして極め付きは、ユッケです。
日本ではパック入りになったものしか食べられません。
ソウルに来た甲斐がありました。
久し振りに食べたユッケは感動的でした。
この生の食感はパック入りでは味わえません。
肉の旨味も素晴らしい。
日本でも復活してもらいたいです。
オーダーした肉とは別に、
サラダ、キムチ、タレに代わるタマネギ主体の野菜盛りが
標準セットの如く出されます。
韓国ではタレは使用しないそうです。
肉の旨味を感じるにはよさそうですが、
こちらは慣れたタレが欲しいところです。
食は理屈では整理できません。
オススメの骨付きカルビは正直美味しくありませんでした。
一番は、ミノ。
柔らかくて上品で、これまでのトップグループに入ります。
何でもマッコリに漬けて柔らかくしているそうです。
ロースもまずまず。
骨付きカルビは要注意です。
21日(月)横浜から苫小牧へ
22日(火)札幌
23日(水)ユジノサハリンスクへ
24日(木)ユジノサハリンスク
25日(金)ユジノサハリンスクからソウルへ
26日(土)帰国
時差は日本と大差なく、移動の飛行時間もユジノサハリンスクからソウルが
3時間30分と最大で大したことありませんでした。
ですが、思いのほか疲れました。
今度は、ウラジオストックへ行く予定です。
三重県伊勢志摩の出身で雪とは縁のない人生でしたが、
北海道の次にはロシア。
自分の意志の及ばないところで、北の方角に引きつけられています。