新潟日帰り出張の疲れが取りきれないまま
急遽、北京へ出張することになりました。
中国人とのネゴではなく、中国に駐在する
オランダ人とのネゴです。
したがって、英語での交渉になります。
私の現在の英語力は10段階の5~6。
もう1人が7。
法務の専門家が10という組み合わせです。
前日に先方から不吉なメールが入り、
リカバーショットを打つべく、
今回の出張となりました。
<6月6日(金)>
羽田からの北京便をチョイス。
ビジネスクラスがbook できました。
朝9時25分発ですが、7時空港入り。
朝食場所を探索しました。
数軒が営業。
ばかでかい器で出されるうどん屋にしました。
肉うどんがありました。
写真で観ると、牛肉で関西風です。
期待を込めてオーダー。
見た目は迫力のある関西風の肉うどんでしたが、
麺もだしもイマイチ。
でも、食べられなくはありませんでした。
航空会社は全日空。
フルフラットのシートです。
往路は約4時間のフライト。
いつもなら映画を観てくつろぐのですが、
今回は真面目にネゴの事前検討に費やしました。
そんな中でも楽しみは食事です。
洋食はメインがタチウオのミルフィーユ。
和食は肉じゃがでした。
迷うことなく和食をチョイス。
これが大ヒットでした。
メインもさることながら、口取りの一品毎が素晴らしい。
切り干し大根の胡麻和え、穴子八幡巻き、蛸蒸し焼き、
鯵小袖寿司と、どれも丁寧に創られています。
さらにお造りは、梶木土佐造り。
香草類は好きではありませんが、この日はミョウガとの
調和が心地よかったです。
写真を撮るべきでした。
期待を上回る機内食に気分は上々のうちに、
初めての北京空港に到着しました。
昼なのに真っ暗。
しかも大雨で蒸し暑い。
入国審査のforeignerは長蛇の列。
相当待たされそうです。
ところが5分程したら、係官がこっちへ来いと手招きします。
手招きにしたがって、中国公民のブースに入れられブロック。
私だけ個別に審査されました。
人品骨柄で特別扱いされたのかと気分をよくしていたら、
どうやら並び方のわからない要領の悪い中国人に思われたようです。
それでもかなりの時間をセーブできました。
ホテルへチェックインした後、支店へ。
時間調整と間際の確認の後、先方のオフィスに向かいました。
心配されたネゴでしたが、首尾よく納めることができました。
3人ともホッとしました。
気分よく夕食ができます。
夕食はホテル内にある中華料理店です。
ホテルは5つ星の「ケンピンスキーホテル」。
もともとドイツ資本の会社でしたが、現在はタイ国王の王室財産局が
マジョリティを保有しているようです。
北京支店の支店長のほか4名のローカル社員を交え、8名での宴席です。
個室は円卓スペースにソファの応接室が隣接。
中国ではスタンダードのようです。
料理は全て北京支店任せ。
前菜のチャーシューから野菜、牛肉、海老、点心・・・。
どんどん出て来ます。
ベースは広東です。
サハリンでは出なかった牛肉料理(炒めたもの1品、四川風に煮たもの1品)
が美味しかったです。
ほかは横浜の中華街のレベルに及びません。
まあこんなものかと思っていたら、
度肝を抜かれる料理が出て来ました。
北京ダックです。
この時ばかりは、料理人が部屋へやって来て切り分けます。
切られた後は、ローカル社員に食べ方を教わります。
小麦粉を焼いて作った薄餅にネギ、キュウリ、ダックを盛り付け
タレを塗って巻き上げ、一気に一口で頬張ります。
日本ですと肉が無く、皮だけですが、北京では肉もしっかり付いています。
ダックの皮の香ばしさ、身の甘味、キュウリのすっきり感、ネギの風味、
これらが絶妙に調和します。
こんな美味しい北京ダックを知りません。
ん〜〜ん。
奇跡に近いと思います。
この日のほかの料理が霞んでしまいます。
驚きの北京ダックでした。
<6月7日(土)>
前日の大雨が嘘のように晴れ上がりました。
15:45発のフライトでしたので、
午前中、土曜日ということもあり万里の長城へ行くことになりました。
出張先での観光は20年振りぐらいです。
それにしても北京市内からクルマで1時間半で行けるのは意外でした。
万里の長城は一列でなく、いくつも分岐しています。
アクセスポイントも複数ありますが、
時間が限られているので、最もポピュラーなロープウェイコース
を選択しました。
一定の高さまでロープウェイで登ります。
その後は当然徒歩。
かなりきつい勾配のところもあり、そこそこ疲れます。
1時間程滞在して北京市内に戻りました。
昼食までに時間があるので、オリンピック村へ。
鳥の巣を観て時間を潰しました。
昼食はウェスティンホテルで、点心を。
ラーメンの美味い店をリクエストしたのですが、
日本のレベルには到底至らないと言われて断念していました。
代わり映えのしない味ですが、心なしか昨日より洗練されている
ような気がしました。
勢いづいて麺をお願いしました。
タンタン麺ならあるとのことでしたので、気が進みませんがオーダー。
失敗でした。
中華街のつゆ入りそばは、どうやら日本で進化したようです。
この後も何品か出て来ましたが、これといったものはありませんでした。
深セン、青島、上海でも同様でした。
日本の味覚は群を抜いているのではないでしょうか。
この思いをさらに強めることになったのが帰りのフライトでした。
往復とも全日空。
往路が美味しかったので、復路も期待しました。
往路が和食だったので、復路は洋食。
メインはヒレステーキです。
ところが、ヒレなのに硬い。
それも半端なく。
ナイフで切りきれません。
しかもまずい!
これまでで最低のステーキです。
もう少しで大声を出しそうでした。
往路があれだけのレベルなのに何でこんな差があるのか。
ここで添えられている胡椒と塩のパックを見ると中国語でした。
なるほど、中国発の機内食は中国で調理するのか。
即、キャビンアテンドに確認。
その通りでした。
帰りのフライトは出張の締めくくり。
とても大切な要素です。
中国発だからと割り切らずに、会社全体で品質の維持に心掛けて
いただきたいと切に望みます。
このまま日記を締めると味気ないので明るい話題に触れておきます。
家族への土産はいつも悩むものです。
ローマの時は80点。
サハリンは60点。
今回は90点になりました。
今年成人となる長男には翡翠にオリジナルの名前を彫った印鑑。
妻には、図らずも妻が注目していた某ブランドの化粧品。
どちらも大好評でした。
ホッとしました。