ramjetさんが投稿した二笑庵(神奈川/馬車道)の口コミ詳細

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二笑庵馬車道、日本大通り、関内/そば

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2021/01 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

和の調理に優れたマルチプルな蕎麦屋さん

2021年1月14日(木)の訪問。

新年の挨拶を兼ね、18:00にお邪魔しました。
2回目の緊急事態宣言を受けて20:00までの営業。
宣言期間中は昼も営業されているそうですが、
前回のような丼とのランチセットは提供せず。
夜メニューからの転用で対応されています。

前回の昼夜体制に比べ、20時で店仕舞いになるため
大将の負荷は軽減されているようです。
安心しました。

さて、この日、昼は比較的温かでしたが、
さすがに夜は冷えます。
ビールはスキップして日本酒から。

1杯目は秋田山本郡の「白瀑(しらたき)」。
辛口の純米酒です。
秋田の辛口は超ドライなことが多いので若干気がかり
でしたが、すっきりと程よい加減でした。

つまみの1品目は「鰯つみれのおろし煮」。
つみれはとてもやわらかなので箸でつまめません。
匙ですくっていただきます。
ほんのりと大葉の香り。
鰯の臭みを抑制します。
おろしのあっさり感とうまくコラボ。
辛口の日本酒ともよく合います。

2品目は迷いました。
最後の締めがいつもせいろなので、
この日は体を温かめる意味と変化を持たせるため
かけにしようと事前に決めていました。

最後がかけだと、2品目は汁物ではないもの。
だし巻きか、焼き物か。
逡巡しているところに目に留まったのが、
「牛すじ豆腐」。
これはリスキー。
ハーフにできればハーフと期待しましたが
フルオンリー。
「豆腐ですからそんなに負担にならない」との
女将さんの後押しがあってオーダーしました。

これが大正解。
牛すじは大振りで、しっかり煮込まれています。
驚くほどやわらかい。
コラーゲンたっぷり。
煮込んでいる出汁は蕎麦の出汁。
鰹節と牛すじのイノシン酸が相乗して
旨味が倍加します。

また、すき焼きがそうであるように、
牛肉によく合うソースは醤油だと思います。
この「牛すじ豆腐」はすき焼きとコムタンスープの
ハイブリッドのようなもの。
とても蕎麦屋のつまみとは思えません。

冬のごく限られた期間限定のようです。
必食メニューです。

「白瀑(しらたき)」が無くなったので
「亀齢(きれい)」をオーダー。
東広島の辛口純米です。

「牛すじ豆腐」の出汁まで完飲したので、
そろそろ締めに入ろうかと思いましたが、
「亀齢」がまだ残っています。

軽めのつまみを。
女将さんが盛んにPRしていた「からすみ」に。
5切れで1,500円。
良質で、ほぼ仕入れ値での提供だそうです。
産地は長崎。
からすみの本場です。

大根とのサンドは控えていただきました。
台湾でもよく大根が添えられますが、
あれは邪道。
二流品のパサつきや強い塩分、臭みを抑える
ための誤魔化しです。
品質のいいものなら、そのままか軽く炙って
いただくのがベスト。

大将は炙ってくれました。
香ばしく、臭みも全くありません。
おっしゃるとおりの品質でした。

明太子に例えるなら椒房庵。
たらこですと虎杖浜を想起させるような
小振りのサイズですが、卵の粒が細かく上品な
からすみでした。

途中から、かけでの締めはギブアップ。
いつも通り「辛味だいこんの盛り蕎麦」
となりました。

以下は前回までのレポートです。
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2020年7月24日(金)の訪問。

緊急事態宣言中は昼と夜の営業体制でした。
ランチは蕎麦と丼のセット。
特に、天丼が素晴らしく美味しかったです。

6月16日(火)から通常の夜のみ営業に戻され
ています。昼と夜の営業を大将ひとりでこなされ
て大変だったと思います。
体調を崩されないか心配でしたが、無事に乗り越
えられて安心しました。

夜営業に戻ってから久し振りの訪問です。
当日の昼過ぎに予約。
17時にお邪魔しました。
17時30分にはほぼ満席。
相変わらずの人気ぶりです。
贔屓の店が賑わうのは客としても嬉しい限りです。

現在も密にならないよう、スペースを確保されな
がらの運営です。

昼・夜体制の時には絞られていたメニューも復活。
黒板のおすすめメニューから、
私は白海老の唐揚げ。
妻は鮎の天麩羅。

定番メニューからは、
たこのやわらか煮、身欠きニシン、スルメイカの
酒盗和え、鶏の山椒焼きを。

酒はいきなり日本酒から。
「辛口純米酒 亀齢(きれい)」東広島の酒です。

白海老は大振りでサクッと揚げられ、食べ応え、
風味とも素晴らしい。

たこはどう調理すればここまでやわらかくなるの
か不思議なくらいのやわらかさ。
味付けは上品で、辛口純米酒にドンピシャです。

赤ワインに肉のマリアージュも抜群ですが、
辛口純米酒にさかなの組み合わせも素晴らしい。

「亀齢」の後は「雁木」にしました。
久し振りに入荷したそうです。

身欠きニシンと鶏の山椒焼きはいつもながらの
美味しさ。

今回、初めてトライしたスルメイカの酒盗和え
は、イカの塩辛とは違った風味。
味覚に複雑さが増します。
これも「雁木」にぴったりでした。

〆は「常陸蕎麦の十割せいろ」を辛味大根で。
益子栽培の常陸蕎麦です。

十割蕎麦の香りと食感に、辛味のしっかり効い
た大根がアクセントを添えてくれます。
二笑庵さんの蕎麦の量は、他店の大盛りレベル。
味は繊細ですが量は剛毅です。ありがたい。

そば湯は濃い目。これも飲み応えがあります。

久し振りでしたが、夜の二笑庵を堪能。
近所に美味しい蕎麦屋があるのは幸せだと
つくづく感じるのでした。

以下は、過去のレポートです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
11月1日(火曜日)二度目の訪問です。

この日は、北海道日帰り出張。
昼に、キリンビールのハウべでジンギスカン。
あの幻のラムヒレをたらふく食べていました。

先週土曜日に家族でお邪魔しようとしたら満席。
今日は何としてでもお邪魔しようと強い意志で
空き席があるか事前にTel。

かなりゆとりがありそうな返事を受けて訪問。
先客は一人だけでした。

ラムヒレがまだ消化しきっていないので、
胃に負担の少ない鮪の刺身から。

見た目は立派な中トロ。
580円というダンピングレベルの
異常な低価格です。

脂分は多くありません。
見た目は中トロですが、味は赤身。
コストパフォーマンスはまあまあです。

酒は春鹿。
春鹿に引っ張られ、つまみがショート。
ジンギスカンの呪縛から逃れられず、だし巻き玉子に。
ハーフでお願いしました。

やはり、焼き立てはほっくりとして美味。
甘さは抑えられています。

つまみが美味しいと酒がショート。

迷っていると、女将さんからご提案が。
女将さんのご出身地である岩国の酒
雁木(がんぎ)です。

レアだそうです。
純米吟醸ですが、嫌な香りはしません。
純米酒に近いシンプルな味。
スッキリとしていますが、豊かで深みがあります。
雁木に比べると春鹿は若い気がします。
雁木には艶っぽさを感じます。

素晴らしい酒なので、つまみが進みます。
好循環というか、はまってしまいました。

こうなると歯止めが効きません。
牛スジ辛煮込み。

味付けはしつこくなく上品。
辛味とされていますが、ごく普通です。
ねぎもたっぷり。
これならジンギスカン後でも支障ありません。
オーダー正解です。

さすがに酒もつまみも充分。
メインの蕎麦は、オーソドックスなせいろ。

歯応えも香りもしっかり。
蕎麦つゆは、まろやかで深みがあります。

ん〜〜ん。
やっぱり美味い‼️

名店になること必至です。


以下は、初回訪問時のレビューです。

馬車道に引越ししてから1年が経ちました。
ロティスリー、まだらやなどの優れた店を発見できました。
まだまだ、これから新しい出会いがあるのでしょうが、
今回、素晴らしい蕎麦屋さんに出会うことができました。

自宅から徒歩2分。
みなとみらい線の馬車道駅6番出口から徒歩3分です。

昼の営業は無く、16:30からの夜のみです。
1ヶ月前の9月開店。
ご夫婦(と思われます)で切り回しされています。

店に入って左側に4席のカウンター。
奥行きも充分で隣との間合いもゆとりがあります。

右側にはテーブル席。
手前が2人掛け1卓。
奥に4人掛けが2卓続きます。

さらに、奥に仕切られた半個室が。
4人掛けのテーブルが2卓有り、
人数次第では個別に利用できそうです。

店内は清潔で洗練されています。

1人なのでカウンター奥に。

まず、プレミアムモルツの中生を。

メニューを見ますと、蕎麦のほか多くのつまみがあります。
目移りしてしまいますが、さらに追い討ちをかけるように
小さな卓上黒板に「おすすめ」と書かれた3品が提示されます。

「おすすめ」のなかでは、
とりと玉子の親子くんせいが確定。
牛すじ辛味煮込みをオーダーするか迷いました。

通常メニューのなかに、栃尾があります。

最後は蕎麦で締めるとして、1人でつまみを食べるとしたら
2品との算段がありました。

できればハーフで両方いただきたいところですが、
初対面からわがままは言えません。

親子くんせいが肉系なので、栃尾に軍配。

とりと玉子の親子くんせい。
とりはしっかりと燻され、こんがりとした色が付いています。
さくらチップとりんごで燻しているそうです。

口に含むと、まず、鶏肉のやわらかな食感。
燻された香ばしさが口腔内に充満します。
これはもの凄く美味い‼️
半端な美味しさではありません。
驚愕します。

玉子は半熟状で、これまたしっかりと燻され
いい色合いになっています。
鶏肉ほどではありませんが、程よい香ばしさがあります。

いきなり強烈なパンチをくらいました。

栃尾あげ。
店主が新潟と関係があるのか尋ねましたが
特に関係はなく、栃尾あげそのものを気に入っているので
つまみとして供されているそうです。

栃尾の軽くサクサクした食感、鰹節の香り、葱の風味が
うまくコラボしています。
蕎麦屋で食べるつまみとしてぴったしです。

酒では日本酒が本醸造、純米、特別純米、純米吟醸の
カテゴリーに分けられリストアップされています。
そして各酒毎に、丁寧な解説シートが添えられる気配り
がなされています。

8種類のなかで知っているのは4種。
超辛口の春鹿にしました。
ドライです。
日本酒度が+12は、他の日本酒の約2倍。
抜群の切れ味です。

美味しいので、直ぐに無くなります。

2杯目は、静岡の開運にしました。
こちらも春鹿のような鋭さはありませんが、
新潟の酒のようにスッキリとして飲み易い酒でした。

つまみも酒も満足。

後は、メインの蕎麦へ。

冷たい蕎麦は、「せいろ」、「変りせいろ」、これに
せいろと変りせいろの「二種盛りせいろ」があります。

変りせいろは、蕎麦の籾殻の部分を一緒に挽いたものです。

ここは、二種盛りで。

見た目の色の濃さで、せいろと変りは峻別できます。
どちらも細く切られ、はっきりと手切りだとわかります。
店主の丁寧で繊細な人柄が現れています。

籾殻が入っている分、変りの方が野趣を感じますが
蕎麦の旨味ではいずれも大差ありません。
気のせいか、せいろの方がシンプルな分、
生命感というか生きのよさを感じました。

蕎麦粉は北海道産が7~8割、残りが福島ほかの東北産だそうです。
二八で打たれています。

そばつゆは角が取れてマイルド。
ほのかな鰹節の香りがします。
鯖節は混合せず、昆布と鰹の本枯節で取られているそうです。

蕎麦湯はとろみのないあっさり系でした。
陶器で供されます。

ひとりでしたので、中生1杯、酒2合、つまみ2品、蕎麦
で腹一杯になりました。

まだまだ食べてみたいつまみがたくさんあります。
板わさ、出し巻き、天ぷら、本マグロ刺し(運ばれているところを
盗み見したら、立派な中トロでした)、チーズの味噌漬け、
鳥胸ステーキ、揚げ出汁豆腐、牛すじ辛味煮込み。

やはり、3~4人でお邪魔して、いろんなつまみを分け合いながら
楽しむのがベターなようです。

か、飲んだ後にひとりでフラッと寄ってみるのもありです。

とにかく、これから頻繁にお世話になりそうです。
うれしい気持ちになってきました。

  • せいろ

  • 三点セット

  • 牛スジ辛味煮込み

  • 雁木

  • 岩国の酒 雁木

  • だし巻き玉子

  • 鮪の刺身

  • 表札

  • 外観

  • おすすめ

  • 二種盛り蕎麦

  • とりと玉子の親子くんせい

  • 栃尾揚げ

  • 蕎麦つゆ4点セット

  • 中生

  • 日本酒

  • 蕎麦湯

  • メニュー

  • メニュー

  • メニュー

  • メニュー

  • メニュー

  • メニュー

  • 白海老の唐揚げ

  • 鮎の天麩羅

  • たこのやわらか煮

  • 鶏の山椒焼き

  • 常陸蕎麦十割

  • 2021年 鰯つみれおろし煮

  • 2021年 牛すじ豆腐

  • 2021年 からすみ

  • 2021年 福井県産辛味だいこん十割せいろ

2021/01/15 更新

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