ramjetさんが投稿した瀬戸内リトリート 青凪(愛媛/大街道)の口コミ詳細

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瀬戸内リトリート 青凪大街道/料理旅館、日本料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2019/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

空間、味覚、おもてなし、至福のとき

日曜日に家族3名で。

朝の便で羽田から松山へ。
空港からレンタカー。
市内でアサヒで昼食後、松山城、
坊ちゃんの湯を経てホテル入り。

道後温泉から約20分山道を。
夜だと心細くなりそうなアクセスです。

駐車場に車を入れると、
2人のスタッフが小走りで。
即座にトランクからバックを
取り出していただけます。

安藤忠雄設計の元美術館。
無駄の無い空間にところどころ
絵が掛けられています。

ホテルからの夕焼けを見るために
16時30分にチェックインしました。
チェックインは本館の1階。
バイオエタノール燃料の暖炉の横で
ウェルカムドリンクと共に。

部屋は別館の3階。
本館から別館へは地階の通路で。
各階ワンルームの贅沢な設計です。

半露天温泉が付帯した102.5m2の部屋。
大きな窓からは瀬戸内海が一望出来ます。
ダッシュ島(由利島)も。
光がいっぱい。
大きな窓も電動で開閉可能。
テラスに出られます。

パウダールームが広い。
2つの洗面台に、ダイソンのドライヤー。
アメニティグッズが豊富でハイレベル。
石鹸の香りが素晴らしい。

付帯の温泉は下半分が殺し窓。
上半分が網戸。
寝湯が楽しめる浅瀬のエリアも。
さらに、籐のチェアも備えられています。

冷蔵庫にはエビスビール、ウーロン茶、
コーラ、伊予蜜柑ジュースなどが。
全て無料です。

貧乏性のため途中コンビニで購入した
水とお茶が無駄になりました。

ひと通りの説明を伺った後で夕食前に
フライング。
ウェルカムサービスのシャンパンと
松山市内で購入したバローロで
八幡浜のじゃこ天をいただきます。

こりゃ最高だわ。
旅の疲れが癒されます。

17時30分、いよいよ日の入り。
瀬戸内海に大きく太陽が沈む。
赤くたなびく雲の層。
瀬戸内海と対岸の陸地。
その間の茜の空間に入る太陽。
黄金色に大きく、ゆっくりと。
巧まず成せる自然の美。

これも最高。
至福のとき。

好天に恵まれたことに感謝です。

日の入りの後の夕食。
春待瀬戸路旅懐石です。

◉先付
梅二身豆腐、梅鶉玉、車海老、
黒豆、青菜

ビジュアルが控え目ながら美しい。
ふたみ豆腐は玉子豆腐と梅の香りのゼリー
との二層で構成。
出汁が燻製されたように香り高く、車海老
の余韻が長い。

先付はその後の料理への期待を高める大事
なメニュー。大いに高まりました。

◉前菜
南蛮あちぁら、焼き目長芋地雲丹、
編笠柚子、椿手毬寿司、鴨ロース、
菜花白和え

南蛮あちぁらは、さわらと太刀魚が酢で
和えられクセが緩和。
鴨ロースもクセが抑え気味。
編笠状に柚子の皮がコンフィされ、
さながらフレンチのようでした。

◉吸物
蒸し鮑、若芽しんじょ、梅人参、氷大根、
青菜、口柚子

蒸し鮑は立派な存在感。
若芽しんじょが食べ応えあり。
ここでも出汁の良質さが出ていました。

◉造里
来島平目、宇和真珠貝小柱、釣り太刀魚、
よこわ鮪

平目はまるで鯛のよう。

真珠貝はアコヤガイのこと。
三重の実家から冬に送ってもらいます。
英虞湾の真珠養殖用のアコヤガイは、
愛媛から配送していただいています。
自家製茶碗蒸しの必須アイテム。
素晴らしい旨みが得られます。
軽く火が通されていました。
酢味噌で食べると引き立ちます。

◉焼物
早掘り新筍、伊予牛ロース
松山麦味噌そえて

メインディッシュです。
肉はやわらか。
旨みも深い。
麦味噌のソースでさらに引き立ちます。

さらに素晴らしかったのが筍。
この時期なので小振りでやわらか。
特に香りが最高。
これまでのベストな筍でした。

◉煮物
媛鳥つくねと鮑ポットパイ

メインディッシュの後のサブメイン。
しっかりした和風出汁につくねと鮑が
ごっそりと。
和洋折衷な滋味深いメニューです。

◉酢物
愛南緋扇貝、出汁ジュレ掛け

緋扇貝はホタテに似た貝。
ホタテよりやや濃い目の味の貝です。
英虞湾でもよく取れます。
酢物なのでアッサリの調理でした。
照焼きがベストなのですが。

◉お食事
唐寿美茶漬け

唐墨、あられ、海苔、みつば、出汁、
ご飯。
程よい量でした。

◉水菓子
せとか、苺、メロン

愛媛産の蜜柑に苺とメロン。
スッキリ、サッパリいただきました。

給仕していただいたスタッフの方が
横浜のイタリアンに勤務経験がおありで
イタリアワインで盛り上がりました。
こういう予想外の展開も嬉しいものです。

夕食後、部屋に戻ってバスタイム。
湯温はベスト。
静寂のなかでひとり入る温泉は最高。
心身ともに癒されます。
これまた至福のとき。

風呂から上がったらソファへ。
窓の前は漆黒の闇。
テレビも音楽も不要。
何も要りません。
ただ過ごすだけ。

そう言えば、リビングにも
バスルームにもパウダールームにも
どこにも時計がありません。

ときのないホテルです。

翌朝の朝食は9時。
遅めにお願いしました。

朝食は一汁十三菜。
あさり汁、しらす、イクラ、ひじき、
サラダ、海苔佃煮、青菜、じゃこ天、
海苔玉子焼き、スルメイカ刺し、
漬物、湯豆腐、鯖焼き、ヨーグルト。

朝から豪勢です。
特筆すべきは鯖。
脂がのって香ばしく旨みが深い。
スルメイカ刺しも新鮮で素晴らしい。
食べきれるかと心配でしたが、
おかわりしてしまいました。

広々とした空間、優れた景観、
ゆっくりと流れる時間、
行き届いたホスピタリティ。

これまでのベストな宿は
定山渓のふる川でした。

こちらは文句無しのベストなホテル。
是非、また訪れたいと思います。

  • エントランス

  • 壁の絵画

  • チェックインエリア

  • 別館への通路

  • 1フロア1ルーム

  • リビング

  • ウェルカムドリンク

  • シャンパン

  • パウダールーム

  • 部屋に付帯の温泉

  • 温泉のチェア

  • 部屋からの眺望

  • ダイニングカウンター

  • ダイニングエリア

  • ダイニングカウンター

  • オブジェ

  • 壁の絵画

  • 絵画の題名

  • 沈む夕陽

  • ダイニングエリアから

  • 献立

  • 前菜

  • 汁物

  • お造り

  • 新筍と和牛

  • 煮物

  • 煮物

  • 酢物

  • お食事

  • 水菓子

  • 十六茶

  • 上の重

  • 下の重

  • スルメイカとヨーグルト

  • 湯豆腐

  • アサリ汁

  • ヨーグルト

  • カウンターから

  • コーヒー

2020/08/08 更新

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