爺-MAXさんが投稿した天寿し 京町店(福岡/小倉)の口コミ詳細

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天寿し 京町店小倉、平和通、旦過/寿司

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2014/03 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

ひとつひとつが芸術作品 感動と喜びを与えてくれる小倉の創作寿司♪

2014年3月…ついに夢にまでみた念願のお店へ訪問する事となりました。
3月は爺の誕生月で嫁から食事のプレゼント
どこに行くかは秘密にされていたので何度か口を割らそうかと試みましたが…堅いです!(笑)
訪問前日、ついに嫁からの発表で行先が判明する事に!
言われるがままカーナビに電話番語をセットすると…「天寿し」の文字が
も~テンション上がりまくりでルンルンです。。。

小倉北区京町にある「天寿し」
ご存知の方も多いかもしれませんが、こちらの特徴はなんといっても…
北九州の上質な魚の旨味を最大限に生かすためにと、塩と柑橘類の酸味で食べるスタイル
しかも握りを食べる事に集中してもらえるようにと酒もつまみも一切出しません。
いろんな意味で個性的なお店ですが、それが逆に魅力的です。

◆外 観
 小倉駅とコレットの間の通りを進んでいくと道路沿いのビル1Fに店舗があります。
 和風の佇まいで入口には白の暖簾、その横には季節の活け花と 
 余計なものは一切飾られてないそのシンプルさがオーラを感じます。
 店舗前には2台分の駐車場が完備されていますが台数的には十分です。
 その理由はこの後のレビュ~で…

◆店 内
 清潔感に満ち溢れた店内は派手な装飾は外観同様に一切なく、
 キリッと気が引き締まる様な雰囲気となっております。
 店内は決して狭い空間ではありませんが客席はカウンター席が僅か5席のみ
 その理由は店主曰く、接客する時の限界数だとか…
 光沢のある木調のカウンターは広々空間でドッシリと重厚感があります。
 そこには手洗い用の水がチョロチョロと流れこれは嬉しく・楽しい設計ですね!
 カウンター正面には金箔文字の大きな木の看板は迫力があります。
 席に座ろうとして気付いたのがカウンターの高さ…
 車イスでもそのままアプローチできる様にと低めの設計とされています。
 それだけではなくトイレ・通路も広めにとられてバリアフリー設計となっています。
 席に座ればブランケットを手渡され、適度な空調管理されている店内には欠かせないアイテム
 すでにお皿とお箸、おしぼりがセッテイングされていて、おしぼりからは柚子の香りがほのかに香ります。
 ハード面・ソフト面共に配慮が行き届いた空間づくりは、お客様に対する店主の人柄を感じとれました。

こちらは一斉スタート方式ですが少し早くついた私たちはそれまで店主と楽しく会話をさせていただきました。
その際に写真撮影の許可をいただこうとすると…
「綺麗に撮ってくださいね! もし気に入らなかったら握りなおしますので…」
とユーモアのある回答をいただきました。

いよいよ定刻の時間となり、店内に流れるBGMに包まれながらステージの開演です♪

・きゅうり
 まず初めにカウンターに提供されるのは胡瓜と塩
 味わってみると新鮮で瑞々しく、ほんのりと酸味を感じます。
 塩をつけていただくと、まろやかな口当たりでこれだけでも十分に美味いです。
 胡瓜は食べてしまうと補充していだけるシステムです。

・ガリ
 陶器に入ったガリはカウンターに置かれ甘い味付けです。

◆おまかせ(15,000円)
・生マグロ
 一瞬目を疑いましたが1貫目でいきなりトロの登場です!
 薄ピンク色でキラキラと光り輝き、とっても美しいフォルムです♪
 塩が軽くふられているので醤油をつけずにそのままいただきます。
 口に入れた瞬間…今までに味わった事のない感動と出会いました。
 キメ細やかな身からは甘い上質な脂が口いっぱいに広がり、その後スッーと溶けてなくなります。
 軽くふられた塩がアクセントとなって旨味がより一層ひきたてられていました。
 
 初っ端からこれだけのネタをブッコんできて、この後に続くラインナップに期待と若干の不安を感じます…(笑)
 
・烏賊に雲丹と飛子
 見事な程に細かい切り込みが入った、烏賊の先端はクルクルとカールしています。
 烏賊の上には雲丹と飛子がのせられ、カラフルな京の錦胡麻が散りばめられています。
 あまりにも華麗すぎて、食べるのがもったいないくらいです。
 烏賊は飾り包丁の技で程良いコリコリとした食感を生みだしています。
 またプチプチとした食感の飛子と濃厚な雲丹の相性も抜群でそれぞれの個性をいかされた作品でした。
 
・車エビ
 表面をサッと湯通しされた身はほんのりと赤く色づき、
 透き通った部分とのコントラストが絶妙なバランスになっています。
 殆ど生なのでエビ本来の甘みと旨味を感じ、プリプリと引締った食感がなんとも言えません。

・〆鯖
 軽く炙られた鯖の上には羅臼昆布とミョウガ
 鯖は酢締め具合が絶妙で思わず笑っちゃうくらい美味いです。
 正直、〆鯖ってあまり得意じゃないんですがこれは違いました…というか好きです❤

・ホタテ
 プックリとしたホタテに甘い味付けのツメが塗られています。
 貝柱本来の甘さと、ツメの相性がよく、今までに味わった事のない世界へ引き込まれていきます。
 
・平目に平目の肝
 平目の身の上には平目の肝と紅葉おろし、小葱が乗っています。
 コリコリと引締った身は淡泊ながらもしっかりとした旨味、肝はネットリして濃厚な味わい。
 ありそうでなかったこの組合せにしばらく余韻にひたりました。

・太刀魚
 肉厚の太刀魚の上には梅肉と小葱がのせられています。
 太刀魚は絶妙な加減で焼かれていて、皮の部分は香ばしくカリカリとした食感ですが
 身の部分はふっくらとしホクホクで太刀魚とは思えないくらいです。
 今まで食べていた太刀魚の味わいを見事なほど根底から覆された1貫でした♪

・マグロの漬け
 1貫目は塩味でいただきましたが今回は「ヅケ」でいただきます。
 とは言ってもビジュアルはキラキラと輝くマグロそのもの…
 一般的な醤油ベースのヅケに浸った感がまったくと言ってない!
 それもそのはず…これはマグロの出汁に漬け込んだものらしいんです。
 ツルンと口の中に滑り込んでいったマグロはヅケの優しい甘さで包み込まれ、
 赤身なんですがトロケていくひとときが堪らない!

・フグの白子
 河豚の白子が乗せられた軍艦がカウンターに出されました。
 …がすぐ口へ運んではいけません。
 白子は炭火でゆっくりと丁寧に焼かれ表面は絶妙な焼き色がついています。
 なので白子の中は火傷をするくらいの熱さなので1分ほど待ちます。
 普通ならこの待ち時間は耐えきれないと思いますが、ここまで出されたお寿司のクオリティ-の高さを考えると
 逆に待ち遠しくもあり楽しい時間でもあります。
 そしてついに待ちにまった実食の時間がやってきました。
 パクリと口に頬張ると薄い皮がプチンと弾け、中からは濃厚な白子がとろけ出し
 シャリと混ざり合った瞬間…まるでリゾットの様な味わいになりました。

・穴子
 レディーファーストという事で先に嫁さんの方からですネ!
 食べやすい様に1貫を半分にカットされた状態で提供されました。
 そうですよね大きなネタを一口でパクリなんて恥ずかしいし…なんとも女性に配慮されたサービスですね♪
 続いて大きなネタの状態で爺の方へ提供されました。
 穴子は脂がのっていて身もふっくらとして柔らかく、タレとの相性は抜群です。
 で食べ終わって聞かされたんですが…
 半分にカットされた女性向けの奴って「タレ」と「塩&梅」の2つの味を楽しめるんですって!
 いや~これはサービスし過ぎだし反則ですよ~!
 男性も同じサービスをしてほしいですよね~(笑)

・エビの頭
 先程、堪能した車エビの頭をじっくりと焼き上げたもので、風味・旨味が凝縮され濃厚な味わいです。
 海老の頭をこれほどまでに美味いと感じた事はありません。

・マグの中落ち(手巻き)
 パリッとした海苔は香りがとっても良く、マグロとの相性抜群です。
 サービス品でしたが全然レギュラー的な存在でもおかしくない逸品でした。

・お吸い物or赤だし
 爺と嫁だったので両方いただきました。得した気分❤

 吸い物には鯛が入っていて、お汁の表面にはキラキラと鯛の脂が煌いています☆彡
 なんとも上品で優しいお味の吸い物でした。

 赤だしの具はジュンサイであのヌルッとした感じがいいですね!
 出汁は濃厚だけど濃すぎないお味でした。

・玉子
 程良い甘さに仕上げられた玉子は出汁が効いて美味しいんです❤

・水菓子
 食べごろの完熟メロンはとっても甘く、とろけていく美味さ♪

最後にカットレモンが出されました。
てっきりこちらもいただけるのかと思い、念のため確認してみると…
どうやらレモンで指先を拭くと、魚の匂いが取れるそうです。粋な計らいですよね~

そういえば箸が置かれていましたが使っていませんネ~
カウンターに置かれた鮨を手で食べる仕事が施してあるので、そのままでもいただけます。
シャリは小さめで温度・硬さも丁度良く、空気を含んだ様にフワッと握られていました。
ネタとのバランスを見事に考えられた絶妙なサイズだった事に感心しました。

ひとつの作品を食べ終えた後、次へ移るまでしばらく待ち時間があります。
その時間帯は余韻にひたる時間でもあり、次の作品に期待感を高めるものでもあります。
その際にお茶も頻繁に取り換えていただけるのですが、お口と気持ちのリセットをします。
店主は完了したタイミングを見計らい絶妙なタイミングで次の作品がカウンターに出してくれます。

1時間ほどの素敵なステージでしたが、あくまでも主役はお客様…
どうすれば喜んでいただけるかを常に考え最高のパフォーマンスを披露してくれる
店主は真剣な眼差しでお鮨を握ってくれました。
お値段だけ見ると少々お高めだと思いますが、それだけの価値に匹敵する…
いやそれ以上のものを得られたのは言うまでもありません。
食べログ 全国寿司ランキング、現在1位
北九州にこんなお店が身近にある事はとても誇りであり、大変幸せな事だと思います♪

そんなお店で誕生日を迎えられた粋なサプライズをしてくれた嫁・お店の方に感謝します。
ありがとう…

  • おまかせコースの始まりです。

  • 生マグロ

  • 烏賊に雲丹と飛子

  • 車エビ

  • 〆鯖

  • ホタテ

  • 平目に平目の肝

  • 太刀魚

  • マグロの漬け

  • フグの白子

  • ハーフカットの穴子は女性向け仕様

  • 穴子

  • エビの頭

  • マグロの中落ち(手巻き)

  • 玉子

  • 完熟メロン

  • 汁物のお椀

  • 吸い物

  • 赤だし

  • 胡瓜と塩

  • ガリ

  • 指先の匂いとり用のレモン

  • 入口からのアプローチ

  • 金箔文字の大きな看板

  • 店主の天野さん

  • カウンターに手洗い用の水が流れています。

  • 湯のみ

  • 湯のみ

  • 小皿とお箸…でもお箸は使いませんでした。

  • シンプルながらも気品ある佇まい

  • 重厚感のある看板

2014/06/22 更新

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