5回
2021/10 訪問
名古屋を象徴する餃子専門店「百老亭」 餃子爆食いの締めも「スープ餃子」で!
10月中旬の出張3日目。
この日の夕食は名古屋事務所のスタッフの慰労会。
コロナ禍の慣れない仕事の仕方で苦労しただろうから「少々高くて良いよ」と言っていたのだが、
心優しい彼らは、私の事を考えてくれたのか、それともただの忖度なのか???
「前回が、同じ餃子の美味しい『呑助』だったので、今回は『百老亭』に行きたい」
と私が大好きな餃子専門店に行きたいと言う。
予約ができない人気店の上に週末という事もあって「無理じゃない?」と言ったのだが、
中のひとりが「私が先に行って並ぶので是非行きましょう」と行って事務所を飛び出していった。
ちょうど1回転目が終わったからだろうか案外すんなりと入店できた。
もう「百老亭」については何度もこのログに上げているので今更と思われるだろうが、
ここの餃子は日本一美味しい。
(あくまで個人の感想です)
何が他店と違うのかと言われてもその説明が難しい。
下味や香辛料???
野菜の種類や肉と割合???
決して「オンリーワン」というほど変わっているわけではなく、
どちらかと言えば正統派の「ナンバーワン」。
とにかく美味いのだ。
しかも同じ「百老亭」(他に2店舗有り)の中でもこの「今池店」じゃなければここまでではない。
とにかく食べ始めたら止まらない。
しかも食べ進むうちにますます食べたくなる。
他のメニューが少なく、ひとつひとつが小ぶりだという事もあるが、
私はここに来ると焼餃子だけで平均40~50個は食べる。
多い時には二人で150個食べた事もある。
いや、もっと食べた事があるかもしれない。
でもここへ来たら基本は「ぎょービー」(餃子とビール)と会話・・・それだけである。
ただ、この日の愛知県はまだ「時短営業中」。
どこかでもう少し飲んで締めにラーメンでも・・・というわけにはいかない。
そこで、スープが欲しくなった私は、
「締めに『スープ餃子』食べてみない?」
と提案して2人で1つ食べる事にした。
この店では、もし締めを食べるとしても、
素朴を絵にかいたような味の「バリそば」(あんかけかた焼きそば)がせいぜいで、
以前に一度だけ友人が頼んだ「玉子スープ餃子」をひと口だけ食べた事がある程度。
さほど期待せず「スープが飲めれば良いや」ぐらいな気持ちだったのだが・・・。
あに図らんや・・・この「スープ餃子」がとても美味しい。
元々水餃子が嫌いではない事もあるが、
バリそばでは素朴過ぎるはずのスープの優しい味がたまらない(おそらく課長さん入り)。
「これからは締めはこれですね」
スタッフ達にも好評だった。
ああ、やはり、百老亭に来て良かった・・・。
ただ・・・、餃子がまた50円値上がりしていた。
たまにしか来ていないとはいえ、最近この店に来るたびに何かが値上りしているような気もする(笑)
我々はこの後、この日は抜かりなく簡単なつまみを買い込み、
昨日高山で買ってきた「山車」と共に私のホテルの部屋で二次会を行った。
スタッフの1人(リケジョ)が慣れない日本酒でワル酔いして大へんだったけど・・・(汗)
2021/12/22 更新
2019/09 訪問
しみじみと旨い 名古屋が誇るべき「ナンバーワン」の餃子
名古屋出張の初日。
仲の良い取引先から紹介制の日本料理の店に誘われていたものの、以前に2度ほど行ったことがあった事と、その店が名古屋の紹介制の個人店にありがちな、客や料理より料理人自身が主役になってしまう店(総じて居心地が悪い)だと感じた事もあって、今回は丁重にお断りをした。
たまにしか行けない名古屋なら、そういった店に行くよりも食べ尽くせないほど豊富なB級グルメの数々や「名古屋めし」を一軒でも多く楽しみたいと思う今日この頃の私。
今夜は名古屋事務所のスタッフのリクエストに応えて私の大好きなここ「百老亭」を訪れた。
「百老亭」のある今池という所は往年の夜の繁華街で、駅や栄といった中心街からは多少離れた所にあるのだが、昔からの美味しい店が目白押しで、名古屋の人にとってはグルメの宝庫として有名な場所だ。
その一角にあるこの店も、昔ながらのこじんまりした店で、知らない人にとっては探すのもひと苦労ながら、店内に入るといつも活気に満ち溢れている大繁盛店だ。
今夜は早めに仕事を切り上げて開店前に店に到着したが、店の前にはすでに一組の先客がいた。
この店は「餃子」の専門店で、メニューも「焼餃子(鍋貼餃子)」と「水餃子(炊餃子)」(ともに一人前10個)の他には、「玉子スープ」と「カタ焼そば(炸麺=バリそば)」、「搾菜」と「皮蛋」という到ってシンプルな構成。
ここに来るお客さんは「餃子4人前」ではなく「焼き40個と・・・」といったオーダーの仕方で、圧倒的に「焼餃子」を注文する人が多い。
餃子はやや小ぶりながら、一度食べ始めると止まらなくなってしまう。
私もいつもここに来ると平均40~50個は食べてしまう。
宇都宮や浜松、福岡や店の多い東京にも名立たる店は多けれど、私はこの店の餃子が最も気に入っている。
私が知り得る限りここの餃子は「日本一の餃子」といっても過言ではない。
ただ、この店は「今池店」とあるように、「百老亭」自体はここ以外にも「大須店」(閉店)や「上飯田店」などもあるのだが、なぜかこの店のものが圧倒的に美味しい。
特に変わっているわけでもなく、「何故?」と尋ねられても困るのだが、おそらく肉と野菜と下味のバランスが良いのだろうとしか言いようがない。
モチモチの皮にニラの効いたジューシーな餡。
小振りなその姿は一度に2個食べられるぐらいのキュートさ。
今夜、我々はビールと共に一人平均40個の餃子を食べた。
また、今回は食べなかったが、締めには「玉子スープ」や「バリそば」を食べるのもよい。
両方ともとても素朴な味で奇をてらったところが全くない(それが奇をてらってるのかも・・・)
特に「バリそば」は中華料理のように大きな鍋で豪快に作るのではなく、具とスープを小さな鍋で温めて塩と醤油と胡椒で味を調えとろみをつけたものをカタ焼きそばにかけるだけのシンプルの極みのような一品だ。
ただ、外の行列がクレームになったのか、今日は店の中に並ぶようになっていた。
これまでは、特に混んでても急かされることはなかったが少し長居しずらくなった感じがした。
ちなみに、この店を後にした我々は、早めのクラブ活動の後、同じ今池にあるもう一つの有名餃子店「呑助飯店」に行った。
ここは具に何を使っているのかわからない真っ白な少ない具に、底面をカリカリに焼いた集めの皮が特徴なかなり変わった餃子ながらこれまたとても美味しい。
お菓子のような感覚で次から次へと食べたくなってしまう。
この「呑助飯店」の個性的な餃子が「オンリーワン」だとすれば、
やはり「百老亭」の正統派の餃子は「ナンバーワン」と表現するのがピッタリくる。
名古屋を離れて久しい今でも、名古屋に来るたびに必ず訪れたくなる餃子の名店です。
2019/10/04 更新
2018/11 訪問
名古屋・今池の「百老亭」それは希代の餃子専門店
私がこの店の餃子にハマって20年あまり。
この店を訪れている常連の人たちから見ればまだまだヒヨッ子かもしれない。
ただ、名古屋勤務時代はよく通ったが、名古屋を離れた今、名古屋に来た時にこの店の餃子を食べようとする執念には我ながら呆れることもある。
そもそも名古屋には出張で訪れることが多いので夜は当然会食続き。
その中で営業時間の短いこの店を訪れることがまず難しい。
また、ここ今池は、名古屋駅からはもとより、「錦三(きんさん)」や「ウォーク街(旧・女子大小路)」といった栄の繁華街からも少し離れているので「ちょっと行ってすぐ戻ってくる」とは言えない場所にある。
次に、この店は人気店で開店前から行列ができることが多い。
ちょっと時間ができたから「行ってみよう」という事はまず無理。
私はそれでも名古屋を訪れるたびにここを訪れるチャンスを模索する。
ある時は、何人かで店に行ったが行列だったので、席がバラバラになるだろうと入店を諦めて「焼き100個」のテイクアウトを宿泊しているホテルに持ちこみ、ビールを買い込みホテルの部屋で食べたこともあった。
その時は、その後のクラブ活動を終えて部屋に戻った時には餃子の匂いで眠れなかった(笑)
今回は、出張での仕事をすべて終え、翌日のゴルフのために延泊。
名古屋勤務時代の友人と行列を覚悟して訪れた。
「焼き40個ね」
この店のメイン料理は基本餃子以外何もない。
「玉子スープ」や「バリそば(かた焼きそば)」もあるが、あくまでサイドメニュー。
オーダーはこのように「何人前」ではなく「種類」と「個数」で注文するのが一般的のようだ。
餃子をつまみにひたすらビールを飲んでいる人が多い。
「飽きないの?」
と言われるが、全く飽きることなどない。
それどころか、この日も結局「焼き40個」を2度繰り返し、最後に「焼き20個」を追加して2人で計100個を平らげた。
ここの餃子はやや小ぶりなだけで見た目は普通の餃子と何ら変わらない。
具材に変わったものが含まれているわけでもなさそうだ。
でも味は他の店とは明らかに違う。
また、同じ「百老亭」でも「大須店」や「上飯田店」とも違う。
「どこがそんなに美味しいの?」
私も初めて食べたときはそう思った。
でも2度目に食べたときには私はもうこの餃子の虜になっていた。
誰かグルメの人がいらっしゃったらこの味の秘密を教えてもらいたいものだ。
また、この店は決して長居するわけではないものの居心地が良い。
おそらく家族+アルファで切り盛りしているのだろうが、一見バラバラに見えても、包む人、焼く人、作る人、見る人など、各自の役割がはっきりしているのか、口数が少なくてもパニックになることはない。
混んでいても決して急かされることもない。
例えば、私の後ろを体の大きな人が通るときに椅子を引いた時なども、店の人が「すみません」と言ってくれる。
私は名古屋だけでなく、「眠眠」や「王将」の本場大阪(京都)でも勤務した。
「鉄なべ」や「テムジン」のある福岡でも暮らしたことがある。
もちろんまだまだ知らない店が沢山あるのは分かっているが、それでも私が「日本一の餃子」を問われたら、知りうる限りで「オンリーワン」にして「ナンバーワン」のここ「百老亭」と迷わず答えるだろう。
2018/12/01 更新
2018/03 訪問
名古屋で餃子といえばココ 餃子だけで勝負するナンバーワンの専門店
東京から来た友人を初めて連れてゆくと「おいしいけど、抜群というほどではない」と多くが口にする。
でももう一度連れてゆくと皆この店にハマってしまう。
私も、名古屋勤務になって初めて連れてゆかれた時はそうだった。
でも、2度目に行ったときは友人と二人で150個の餃子を平らげた。
特に変わり種というわけではなくオーソドックスな餃子。
なぜだかわからないがとにかくハマってしまう。
同じ百老亭でも「大須店」など他の店に行ってもそんなことはなかった。
この店は、餃子以外に何もない。
正確に言えば「玉子スープ」や「かた焼きそば」があるが、締めで食べるか食べないか程度のもの。
基本的には「餃子」と「ビール」を楽しむ店なのだ。
皆「何人前」ではなく「何十個」単位でオーダーする。
私はこの店に行くと平均40個、多い時なら60個以上食べることもある。
今は値上がりして10個(一人前)520円なので決して安くはない。
持ち帰りの人も多くいる。
おかげで店はいつも行列だ。
店内で食べられず(男だけなら)持ち帰ってホテルで食べることもある。
それでも名古屋を離れた今、名古屋を訪れたときは毎回食べたいと思ってしまう。
私は「眠眠」や「王将」の本場大阪(京都)でも勤務した。
「鉄なべ」や「テムジン」のある福岡でも暮らしたことがある。
でも、私にとって「日本一の餃子」を問われたら、迷わずここ「百老亭」と答えるだろう。
2018/03/10 更新
2月中旬の名古屋出張2日目。
この日の夜は私が名古屋勤務時代に近くに住んでいたパパ友2人と夕食。
今回出張中にこのメンバーと会った理由は実は仕事がらみ。
でも、そのうちに奥さんや子供たちの話、一人にはもう孫もいるのでそんな話で盛り上がって、
とても楽しい時間を過ごすことが出来た。
次回は他のメンバーや互いの奥さんも交えて皆で会おうという話になった。
(元々は公園で子供を遊ばせていたママ友から家族ぐるみの付き合いになったという経緯がある)
***
さて食事の場所はここ『百老亭』。
もう何度も同じようなログを上げているので「またか?」と思われる方もいるでしょうが、
このお店は実は私が日本でいちばん美味しいと思う餃子の店。
(どれぐらい美味しいかは過去ログをご参照願います)
ただ今回、私がこの店にしようと言ったのには理由がある。
昨年の夏、名古屋のスタッフ達とお店に行ったら「テイクアウトのみ」の営業になっていた。
「これからずっとですか???」
「いえ、1週間ぐらいです」
私はたまたまその直前に数日後の予約をしていたレストランから、
「従業員にコロナが発生したためしばらく休業します」
と言う連絡をもらったばかりだったので、同じような理由なのかなと勝手に思い込んでいた。
でもその後、仲良くしていただいているレビュアーさんから、
「定休日が増え、営業時間が短くなった」
と聞いてとても心配していたから。
皆が仕事を終えて集合したのが夜7時前。
通常なら最も混みそうな時間帯だが店内待ち2組目。
行列だったら近くの『味仙』か『ぴかいち』に行くという「プランB」は発動しなくて済んだ。
程なく席に案内されてまずは「ビール」と「焼き40」。
「焼き40」と言うのは「焼き餃子40個(4人前)」と言う意味。
相変わらず美味しい餃子だ。
小ぶりなので一度に2個ずつ食べたので、あっという間にあと「40個」を2回追加した。
トータル3人で120個。
ここは20個が一皿で出てくるので3人の間に一皿ずつ置いて食べる。
中央に座った私は両方の皿から食べる事が出来る。
おそらく一番多く食べたと思う(笑)
締めは前回知ってとても気に入った「スープ餃子」。
これは2つ頼んで3人でシェアした。
そうこうしているうちにお客さんが減ってきた。
今まででは考えられない事だが「もう餃子が無い」と言う理由で入店を断っていた。
聞けば、やはりレビュアーさんからの情報通り、
営業時間は夕方5時から8時までの3時間のみ。
ただし、この日のように餃子が無くなったらもう閉店なのだという。
定休日も、以前は日曜日だけだったのが土・日の連休にしているそうだ。
私は、その時その日の全ての餃子を売り切って焼き場仕事を終えたこの店唯一の男性に、
ありったけの勇気を振り絞って尋ねてみた。
「どうしたの?」
「一人辞めたんですよ」
そういえば、今までこのお店は奥の2名が餃子を包み、店頭4名体制で営業していたが、
今はおばあちゃんは相変わらず奥にいるようだが、
店頭は3名(男性1名+女性2名)だけでやられている。
私は昔からこの店の、
「阿吽の呼吸」による連携作業を素晴らしいと思って見ていたのでたぶん間違いはないと思う。
しかも、むか~しからいたおじいちゃんの姿が見えず、
中心になって仕切っていた男性の姿も無い(きっと辞めたというのは彼でしょうね)。
「だから作れる餃子の数に限界があるんですよ」
確かに店の中にも、
「餃子は1日1000個程度しか作れないので営業時間を短くします」と書かれている。
私は勝手な妄想をした。
昨夏来た時はきっとコロナではなくご不幸があったのだろう。
そしてそれをきっかけに1名が店をたたもうと言い抜けた。
だから、残った4名だけで営業を続けている。
もっと深読みすれば、もしおばあちゃんに何かあったら・・・???
私は居てもたってもいられなくなってもう一度口を開いた。
「でも続けるんですよね???」
「ええ」
そのやり取りを聞いたもう一人のパパ友が、
「いろいろ思い出があるので是非続けてくださいね」
「そのつもりです」
休みが増えただの営業時間が短いなどと言っていてはいけない。
存在することがかけがえのない事。
今、『百老亭』は間違いなく家族経営ゆえの危機を迎えている。
***
米国出張は明日からラスベガス。
夜遊びの予定のため食べログも2~3日お休みの予定です。