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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.0
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| 雰囲気4.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ]
喜多方ラーメンの代表格『坂内食堂』は唯一無二
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行列のない坂内食堂
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支那そば
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麺アップ
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名物 肉そば
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2025/07/25 更新
昨年6月中旬の新潟会津出張2日目。
この日は前の会社時代の取引先からの20年以上ぶりの呼び出し。
ここはたった一度の取引ながらとても印象に残っている。
というのも、本社で東北地区をサポートしていたある先輩が、
仙台支店からこの企業との仕事への参加を頼まれた時に後輩の私にこの仕事を振って来た。
先輩曰く、
「私は山口県(旧長州藩)の出身なので会津で身元がバレたら殺される!」
と本気で怖がっていたのです(笑)
「それはいかがなものか???」と思いつつも、
喜多方の近くにこの会社の本社があるので、
「喜多方ラーメンが食べられる・・・」と考えた私はこの仕事を快く引き受けたのです。
案の定、当時のこの企業の担当者はラーメン好きの私をあちこちのお店に引きずり回してくれた。
ただ、かつて別の喜多方ラーメン店のログでも述べた通り、
喜多方ラーメンのような「太めの多加水麺」はスープを選ぶと思っていて、
いつも途中で飽きてしまう。
正直言ってさほど美味しいと思う店は少なかった。
その中で数少ない美味しい店の代表格が喜多方ラーメンの老舗にして一番人気の『坂内食堂』。
若い頃、喜多方に来ても美味しいと思う店になかなか巡り会えなかったものの、
いつも行列のこの店は意味はなく避けていたのですが・・・、
3度目に来た(通算10軒目ぐらい)時、
たまたま空いていたので入ってみたらビビビッ!
私は一撃で『坂内食堂』の虜になり、
喜多方ラーメンや多加水麺の本質と攻略法を知るに至ったのです。
(内容は後に記します。興味のある方はご覧ください)
さて、そんなこの日、
無事に商談を終えた私たちは私にしては珍しく行列覚悟で『坂内食堂』へ向かった。
ランチタイムは外しているとはいえこの店には全く関係ない。
唯一のアドバンテージは「平日」である事だけ。
店前の駐車場は案の定満車。
共用の駐車場も・・・。
この時点で私は連れのスタッフに「別の店にしない???」と言ってみたが、
喜多方が初めてというスタッフには妥協する意思が感じられない。
と思ったら、なんと第2駐車場があって数台分空いていた。
(ちなみに第3駐車場もあるようです)
車を駐めて店に行く。
すると奇跡的に行列も無い。
正確に言うと、行列していた最後の人たちが店内に入っていった。
「よし!」と勇んで扉を開けたのですが・・・そこには長い店内行列が・・・(汗)
そんなこんなでやっとありついた『坂内食堂』の「支那そば」(800円)。
初めてという連れのスタッフにはここの名物「肉そば」(1,100円)を薦めた。
相変わらず済んだスープ。
適度な油分を湛えていて胸が高鳴る。
その中に見える平打ちのちぢれ麺。
デフォでも4枚乗っているバラチャーシュー。
早速ひと口。
相変わらず美味い。
大ぶりの肉もバラチャーシューなので溶けるように抵抗なく口に入って行く。
ちなみに連れの「肉そば」はこのチャーシューが所狭しと丼ぶりを覆うように乗っている。
(写真参照)
その数12枚。
スタッフは声を出して驚いていたが「思ったよりさっぱり食べられました」と無事完食。
やはりここは喜多方ラーメンの王道にして代表。
関東に広く展開している『坂内』ともまるで違うこの店ならではの美味しさ。
帰る時にはいつもの店外行列が大発生中。
ちなみに、この日はお客さんの半分近くがインバウンドの外国人客の様でした。
さてお約束の多加水麺についてですが・・・、
北関東から東北地方に多いこの麺は、
茹で時間の影響が少なく麺が伸びにくいためチェーン店でもよく使われていますが、
モチモチした食感が得られる反面、麺自体に風味がほとんど無いため、
例えば醤油が強いなどスープの主張が強いと食べ進むに連れて麺が単調で飽きてくるのです。
喜多方の場合、
「多加水の中太の平打ち麺」のため味が薄ければ麺に負けると思うからでしょうか、
昔は濃いめのスープで提供する店が多く最初は美味しくても途中からいつも惰性になってしまう。
その中で初めて美味しいと思ったのが『坂内食堂』の隣にある『松食堂』。
松食堂:https://tabelog.com/rvwr/000638412/rvwdtl/B322944967/#78845962
ここはダシに野菜を使っているため味が優しくて深い。
(当時は無名でしたが今はこちらも並んでいますね)
ここ『坂内食堂』は塩と適度の醤油の薄めの味付けながら油分によってコクがあるため、
中太麺でも負けないちょうど良い塩梅のラーメンになっています。
味が濃ければ良いというわけではなく、
出汁が強ければ良いというわけでもない多加水麺に合うスープ。
ゆえに私は「多加水麺はスープを選ぶ」といつも申しあげているのです。
ラオタの能書きにお付き合いいただきありがとうございました(笑)
『坂内食堂』は喜多方を代表するホントに美味しいラーメンだと思います。