この口コミは、グールマンさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
「大矢知のひやむぎ」って知っていますか???
-
駐車場あり
{"count_target":".js-result-ReviewImage-302621855 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-302621855","content_type":"ReviewImage","content_id":302621855,"voted_flag":false,"count":30,"user_status":"","blocked":false}
-
あれ?ロゴがまえかわ?
{"count_target":".js-result-ReviewImage-302621898 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-302621898","content_type":"ReviewImage","content_id":302621898,"voted_flag":false,"count":33,"user_status":"","blocked":false}
-
前川さん
{"count_target":".js-result-ReviewImage-302621934 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-302621934","content_type":"ReviewImage","content_id":302621934,"voted_flag":false,"count":26,"user_status":"","blocked":false}
-
出来上がり!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-302976260 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-302976260","content_type":"ReviewImage","content_id":302976260,"voted_flag":false,"count":28,"user_status":"","blocked":false}
2025/06/05 更新
暑い日が多くなり、そうめん・ひやむぎが恋しい季節になってきましたね。
そこで、時系列を無視して個人的に「とびっきり」美味しいと思う「ひやむぎ」をご紹介します。
【ひやむぎ】
うどんとそうめんに挟まれて、あまり話題に上ることがない可哀想な「ひやむぎ」(笑)
「ひやむぎ」は、うどんほど太くなく、そうめんほど細くなく、標準的な中華麺と同じぐらいの太さのやつ。
でも、製法はそうめんや稲庭うどんと同じく引っ張りながら麺を伸ばす方法もあれば、
讃岐うどんのように平たく伸ばした生地を包丁で切るというやり方もあるようです。
全国的には「そうめん」の方がメジャーな気がしますが、
私は子供のころから「ひやむぎ」を食べる事が多かったので元々親しみを持っていました。
【大矢知】
三重県四日市市北部にある「大矢知地区」。
ここは昔から小麦の産地でもあり、鈴鹿山系から吹く風「鈴鹿おろし」が麺づくりに適していて、
多くの「製麺所」があり主に「そうめん」を作っていた。
その中でも、大矢知では何故か「ひやむぎ」が主力。
元々は「そうめん」の製法で作られていた太めのものが「ひやむぎ」としてウケたようです。
ただ「大矢知のひやむぎ」といっても、
何か定義があるわけではなく、製麺所によって形状や製法も多少異なっていて、
それらの製麺所がいくつかの協同組合を作ってブランド化しているようです。
その中でも有名???なのが「金魚印」。
愛知県などの東海地区では大手スーパーも含めて広く販売されています。
後に知ったことですが、私が幼い頃から食べていたひやむぎは、
私の母のルーツがこの「大矢知」のすぐ近くだったので、
(和牛の牧場らしい・・・恩恵全く無し(笑))
隣県・愛知に住む大叔父(祖母の弟)さんが送ってくれたものだったようです。
でも、当時は「ひやむぎ」を特に意識していたわけではなく、
それが「大矢知のひやむぎ」だということも全く知りませんでした。
【きっかけ】
そんな私が「大矢知のひやむぎ」を認識したのは名古屋勤務時代。
その頃の私は、夏は「そうめん」か「そば」を食べることが多かったのですが、
たまたま名古屋市内にある「ハロードゥ」というちょっと変わったスーパーに行った時、
これまたたまたま目に入った「ひやむぎ」を「懐かしい」と思って購入したところ、
それがたまたまたまメチャクチャ美味しくてまた「ひやむぎ」を意識するようになったのです。
名古屋ではどこのスーパーでも簡単に手に入る「ひやむぎ」ですが、
それ以降、なかなかそこまでインパクトのある「ひやむぎ」には出会えませんでした。
でも、その時の美味しさにすっかり魅せられていた私は、
その後あちこちのお店の「ひやむぎ」を購入して食べ比べてみた結果、
いろいろある「ひやむぎ」の中でも「大矢知」の「金魚印」ブランドのものが美味しく、
しかもその中でも、裏面に書かれている「製造者」によってかなり味が違うことに気づいたのです。
そして、ここ「前川製麺所」を含めた3つの製麺所のものが美味しいという結論を得たのです。
その後私が名古屋を離れてしばらくすると、
私は夏に無性にこの「大矢知のひやむぎ」が食べたくなって、
当初は名古屋出張の時に「ハロードゥ」に行って3社のどれかがあれば購入していたのですが、
(ちなみに「ハロードゥ」=「ハロードゥインターナショナル」は、
関東でいえば「成城石井」、関西では「いかりスーパー」???
他のスーパーとは違うこだわりの品ぞろえのスーパーです)
ところがやがて、この「ハロードゥ」が閉店。
その後は、当時すでに普及していたインターネットで検索して、
たまたま見つけた「前川製麺所」の「ひやむぎ」を取り寄せるようになりました。
(その頃はFAX&銀行振込のみでの購入でした・・・汗)
【前川製麺所】
ここの「ひやむぎ」は「金魚印」の中でもやや太めで密度が濃い。
コシがあり、弾力とモチモチ感が他社のものとまるで違う。
そして何より「小麦」の風味が強い。
標準の茹で時間に「プラス1分間そのまま蒸らし」よく水でしめて食べるのがお薦め。
でも標準時間で茹でるとやや硬めに仕上がるので、
かけうどんや煮込みうどんのようにそこから温かくして食べたり、
焼そばのように炒めて食べても柔らかすぎずにとても美味しい。
息子たちがいるときは、
最大サイズの40束(1束225g)で取り寄せてもあっという間になくなってしまう。
特に息子1号はお腹が空くと自分で茹でて1束をペロリと食べてしまう(汗)
実はここ数年は、名古屋出張の時に立ちよった『サポーレ』というスーパーで、
先に述べた3社の気に入った製麺所(同じ『金魚印』)のうちの別の1社の麺を見つけたので、
箱買いして自宅に送っていたのですが、
食べているうちに「やはり何かが違う。代替わりでもしたのかなあ???」と思い、
亀山の取引先に行った帰りに「前川製麺所」に立ち寄り購入してみると、
やはり「前川さん」の麺が圧倒的に美味しいと改めて気づきました。
(あくまで個人的な感想です)
ちなみに・・・、
「前川製麺所」は現在「金魚印」の協同組合を脱退し、
単独で委託及び店舗または通販のみで販売しているそうです。
「理由は???」と問うたところ、
「組合にもいろんな人がいるからね・・・」との回答でした。
それでも、その時の親父さんの表情は、
私のような顧客や口コミだけで十分やっていける自信に満ち溢れているようでした。
知る人ぞ知る「大矢知のひやむぎ」。
その中でも「オンリーワン」の逸品「前川のひやむぎ」。
いかがでしょうか・・・。