レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2017/10訪問 2018/02/25
2017年10月20日(金)のランチで訪問
この日は、我が家にとってはこの上なくめでたい日だったため、有給休暇を取得して「レッジョ・ネレミリア」を訪問した。この日は個室を利用した。駐車場は、お店の直近にはないが、2か所に7台分あるようだ。
PranzoA 2,808円(税込)を注文し、席料540円(税込)を支払った。
PranzoA
本日のお口取り
ホタテとほうれん草のサヴァイオーネソース
ホタテとほうれん草をスプーンに乗せて、その上からザヴァイオーネソースをかけてバーナーで炙ったと思われるもの
ザヴァイオーネソースは、卵黄に洋酒を加えて適度に熱をかけつつ泡立てて、カスタード状に膨らませたクリームのことのようだ。
前菜
たっぷり削ったフォワグラコンフィにセミドライいちじく、アンディーブのサラダ仕立て
質の高い食材を使ったことがしっかりと感じる前菜。フォワグラの旨味、いちじくの甘味、ルッコラ、アンディーブの苦味を取り合わせたもの
フォアグラを削ったことで舌の上で溶けやすくなり、美味しさを感じやすくさせるための工夫を感じた。同じ量を使うなら、削って表面積を大きくするほうが満足感は高いだろう。
セミドライいちじくは自家製なのだろうか。セミドライにすることで甘さがギュッと締まり、いちじくの美味しさがワンランク上がったもの
それぞれの食材に手を加え、それが美味しさにつながっていること、旨味、甘味、苦味を調和させるシェフの技量の高さを感じられるものだった。
パスタ
じっくり煮込んだ蝦夷鹿のスパゲッティ
鹿肉がたくさん入ったスパゲッティ。ソースは赤ワインとトマトソース
筋繊維がホロホロッと崩れていく食感が心地よく、クセなく美味しかった。
このお店のように次元が異なるパスタは、ソースがジャブジャブとしていないのに、しっかりとパスタには味が絡んでおり、どのようにしているのかと毎回感心させられる。
モンサンミッシェル産ムール貝とフレッシュトマト、オリーブの冷製カッペリーニ
見た目にも美しい冷製カッペリーニ
ムール貝、トマト、オリーブなどの食材の美味しさがそのまま味に反映されているパスタ
オリーブを丁寧に刻んでいて、風味、清涼感を感じるもの
ドルチェ
いちじくのコンポスタとレモンのソルベ 栗のシャンティと共に
見た目にも鮮やかなドルチェで、いちじくのコンポスタの上にレモンのソルベを乗せ、さらにその上に栗のシャンティを乗せたもの
コンポスタとはコンポート、シャンティは泡立てたクリームのことのようだ。
柔らかい食感の栗のシャンティは、栗の味の輪郭をしっかりと残したまま適度な甘さを加えたもの。
レモンのソルベは、当然のことながらレモンの酸味があり、いちじくのコンポスタは詰まった食感で甘味十分なもので、味のコントラストをハッキリさせながら全体として調和を図るもの
フランス産洋栗のジェラートと、温かいレモンのフリッタータ
フランス産洋栗のジェラートは、栗そのものを食べているかのように感じるほど栗の存在を感じるジェラート
レモンのフリッタータは、レモン風味の柔らかくて軽い食感のデザート。これまで食べたことがない美味しさで、まだまだ知らないスイーツはあるものだと感じた。
フリッタータとはオムレツ風スフレのこと、スフレとはメレンゲに材料を混ぜオーブンで焼いて作るフワッとしたデザートのことのようだ。
季節感を前面に押し出す料理とまではいえないが、鹿肉、いちじく、栗などの食材を適度に取り入れて秋を感じさせるコース料理に仕上げていた。
どの料理も見た目が美しく食欲をわかせるもので、質の高い食材に技量のあるシェフが手を加えた料理であることが伝わってくるものだ。
シェフやスタッフは気さくで、料理をゆったりと楽しめる雰囲気のお店で、値段は良心的であり、おすすめできるお店だ。
2位
19回
2018/03訪問 2018/03/28
2018年3月28日(水)のランチで訪問
この日は午前中に集中力を要する業務をこなした。食欲はなかったが、なにかを食べたほうがよいと思い、「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
「トビっ子のクリーム 生パスタ」が売り切れたため、仙台牛カレー540円(税込)を注文した。注文した後で、サクラマス卵丼980円(税込)でもよかったかなと思った。さすがにこの1週間で3度のカレーはピッチが速すぎるだろう。
途中で仙台牛カレーも売り切れたので、周りの客はサクラマス卵丼を注文していた。サクラマス卵丼は、サクラマスの卵だけではなく、蟹の身も使っているように見えた。
2018年3月26日(月)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
このお店は貸切営業になることもあり、開いているとラッキーだと感じる。
週が変わったので、ランチの内容が変わるかと思ったが、変更はなかった。
仙台牛カレー540円(税込)を注文した。相変わらず美味しかった。
2017年度の最終週に入ったのだが、実感はない。
仕事に追われているだけの日々といえる。
2018年3月23日(金)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
仙台牛カレー540円(税込)を注文した。
仙台牛カレー
仙台牛がけっこう入っていた。柔らかくて上質な肉だった。
バターライスとライスが半々だった。バターライスが美味しかった。
ピリッと辛いカレーとバターライスの程よい甘さが合っていて、あっという間に食べ終わった。
2018年3月22日(木)のランチで訪問
トビッ子のクリーム 生パスタ540円(税込)を注文した。
トビっ子の朱色、麺の桜色が春を感じさせるもの
トビッ子とは、トビウオの魚卵を塩漬けにしたもののことのようだ。
魚卵とクリームソースは合わないだろうと思っていたが、トビっ子の塩味とソースがうまくマッチしていた。トビっ子の弾けるような食感が独特で心地よかった。
2018年3月13日(火)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。この日はかなり暖かい日だった。上着は必要なかった。店主の住む地域では桜が咲いているようだ。早咲きの種なのだろう。
アサリスープ 生パスタ540円(税込)を注文した。浅蜊は春の季語であり、春が旬の食材だ。年度末の忙しさで余裕がないなかで、気候や料理から春を感じられてよかった。
2018年3月9日(金)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
海鮮丼980円(税込)を注文した。ときおり、店主の考えでメニューの数が増えることがある。
海鮮丼
ボストン産の鮪の漬け、中落ちの漬け、いくら、蟹の海鮮丼
手間をかけたであろう漬けは、程よく醤油が染みわたっていた。
手間や労を惜しまない店主の料理に対する姿勢は、職業人として見習わなければならないと改めて感じさせられた。
2018年3月7日(水)のランチで訪問
上着なしで自転車移動した。肌寒かった。暖かい日とそうでない日を繰り返して春が訪れる。
バジルクリーム生パスタ540円(税込)を注文した。
バジルクリーム生パスタ
バジルが大きく主張することはなく、それでいてクリームの風味が豊かなパスタだった。
2018年3月6日(火)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。春を感じさせる暖かい日だった。自転車移動も苦にならない。
仙台牛カレー540円(税込)を注文した。
仙台牛カレー
仙台牛の柔らかさと美味しさを感じられるカレー。仙台牛は多くはなかったが、質の低い肉がたくさん入っているよりも満足度ははるかに高い。
年度末が近づき、来年度に向けた計画を策定しなければならない。期限が決められた業務となり、この日は遅くまで残業することになった。
2018年3月2日(金)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
トマトスープのパスタ540円(税込)を注文した。
トマトスープのパスタ
スープには、イタリアの唐辛子が入ってピリッと締まった辛味を感じるもの
フルーツトマト、細かく刻んだベーコンが入っていた。
桜色の麺が新鮮だった。仕事に追われて季節を感じる余裕がなかったが、パスタの色から春を感じることができた。もう春なのだ。県外異動者の内示も出て、年度末に向けて引継ぎなど、さらに忙しくなるだろう。
2018年2月27日(火)のランチで訪問
ビジネスランチで、「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
ツナクリーム生パスタ540円(税込)を注文した。
2月23日(金)に訪問したときに注文したのもツナクリーム生パスタだったが、あしらいに変化が見られた。同じメニューであっても微妙にアレンジされており、店主の繊細さを感じた。
辛味を感じるソースで、小さめの唐辛子が入っていた。辛味をどのように出しているのかと尋ねたら、イタリアの唐辛子を使っているとの返答だった。この唐辛子でペペロンチーノを作ると美味しいらしいが、ランチ営業では提供しづらいとのことだった。ランチはサラリーマンやOLが多く、当然といえば当然なのだろう。
通常、同じメニューを短期間に続けて食べると飽きるものだが、アレンジもあってか2度とも美味しく食べることができた。
2018年2月23日(金)の夜に訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。前回の訪問以降、何回か訪問したが、貸切営業していたり、休みだったりとタイミングが合わなかった。
ツナクリーム生パスタ540円(税込)を注文した。
ツナクリーム生パスタ
料理名から受けるイメージは平凡だが、想像よりもはるかに美味しかった。ツナが旨味を生むのはわかるが、それ以外の複合的な味が口の中に広がり、ピリッとした辛味も感じるものだった。
膨らみと広がりのある味をどのように創り出すのだろうか。これからの私の人生において、これだけ印象に残る料理を提供する料理人は、ほとんど現れないだろう。
高級食材でなくても、料理人の腕と創意工夫があれば、美味しい料理はいくらでも創り出すことはできるのだと、このお店に足を運ぶようになってから感じ続けている。
2018年2月6日(火)のランチで訪問
久しぶりに「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
店外のメニュー看板を見て、バジルクリーム生パスタと松阪牛キーマカレーのどちらにしようかと悩みながら店内に入った。三重県産本マグロ漬け丼980円の表示を店内に見つけた。それを注文することに決めた。結論から言うと、この決断は失敗だった。このお店にしては珍しい。餅は餅屋、生魚は寿司職人ということだろうか。マグロはボリュームがあったが、ややクセが気になり、山葵を使う必要があった。
今回は評価を下げたが、生パスタとカレーは定番メニューなので、次回訪問すれば再び評価を上げることになるだろう。
2018年1月19日(金)のランチで訪問
この日は遅い時間帯に「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
松阪牛のキーマカレー540円(税込)を注文した。
遅い時間帯に入店したためかご飯が少なかったようで、カレーはサービスとなり、アサリのクリーム生パスタが提供された。
このお店でキーマカレーが提供されたのは初めてのことだった。定番のジビエカレーの肉もそれほど大きなポーションではないので、キーマカレーといっても見た目に大きな違いはなかったが、使っている肉がなんといっても松阪牛なので、美味しさのあまりあっという間に食べ尽くした。
アサリのクリーム生パスタは、クリームソースの量に驚いたが、アサリのクセはなく砂抜きも見事だった。生パスタのモチモチ感もたまらない。
仕事に追われる毎日のなかで、この日のような幸運があると嬉しい気持ちになる。この日のことを妻に伝えたが、税込540円でカレーの具材に松阪牛が使われていることをなかなか信じてはもらえなかった。
2018年1月10日(水)のランチで訪問
この日も報告書類の作成で出張することはできなかった。「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
ジビエカレー540円(税込)を注文した。
ジビエカレー
口の中でいろんな風味を奏でるカレー。ジビエの肉の旨味がルーに溶け込んでいるのだろう。スパイスの風味、辛味もある。身体を温めてくれるので寒い日にはちょうどよい。
仕事を片付けるためにササっと食べて職場に戻ったが、午後からも頑張ろうという気にさせてくれた。この日、午後9時頃に書類は完成した。
2018年1月9日(火)のランチで訪問
この日は、報告書類の作成で出張することはできなかった。出張しなければ件数は上がらないが、書類作成も重要な業務だ。出張しなかったので、休憩時間内に戻って来ることが出来る「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
椎茸のクリーム生パスタ540円(税込)を注文した。
椎茸のクリーム生パスタ
相変わらず美味しかった。パスタに椎茸は珍しいが、肉厚のもので美味しかった。
クリームソースはマッシュルームをすりつぶしたものと生クリームを合わせたものだろう。マッシュルームかなにかのキノコをソースに使ったのかと店主に聞いたところ、肯定する返答があった。マッシュルーム以外のキノコだったかもしれないが、キノコ類だったことに間違いないだろう。キノコ類であれば、椎茸との相性はよいだろう。
スプラウトをあしらって彩りを加えたりと540円の料理とは思えない相変わらずの出来栄えだった。
2017年12月18日(月)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。通りからビル内の通路を見ると、このお店が営業しているときは、看板が点灯しているので分かる。
ズワイガニクリーム生パスタ540円(税込)を注文した。
ズワイガニクリーム生パスタ
赤色と緑色の色鮮やかな生パスタを使ったもの。赤色のパスタはトマトを、緑色のパスタはほうれん草を練り込んだもの。生パスタだけに、店主が練り込んだ可能性は否定できないが、さすがに値段を考えると可能性は低いだろう。
やや塩気が強いようにも感じられたが、ズワイガニのほぐし身を使ったパスタは美味しかった。
ジビエカレーは定番のようだが、パスタは毎回違うメニューで飽きさせない。もうすぐ2017年は終わるが、今年1年間で最も印象に残るお店となることは間違いないだろう。
2017年12月1日(金)のランチで訪問
ランチで訪問した。メニュー看板に「魚のラグークリーム 生パスタ」の記載があり、これに決めた!と思って店内に入った。すると、「本日のおすすめ ズワイガニのあんかけ丼」650円(税込)の表示があるのを見つけてすぐに変更した。
ズワイガニのあんかけ丼
想像以上にカニの身が乗せられ、想定外のことにイクラまで乗せられた丼
カニの身とイクラをそれぞれ味わってみたが、この値段では考えられないほど質の高いものだった。
あんかけは、柚子かなにかの柑橘の風味も感じられ、とろみ、風味ともに間違いのない味だった。
「炭焼創作割烹 旬」は、現在、最もおススメできるお店だ。ランチ営業してもしなくても賃料は変わらないので、ランチ営業したほうが合理的ではある。しかし、店主の疲労は溜まるのであり、この値段でのランチ営業は、本当に料理が好きであるか、夜の営業につなげる目的でないと出来ないことだろう。店名が炭焼創作割烹とあるように、料理は変幻自在で、どれもが素晴らしい味だ。
このお店を訪問するときの唯一のリスクは、夜の準備のために、ランチ営業を取りやめることがあることだ。私としては残念だが、予約過多のときは、夜の顧客のために手を抜かずに準備する姿勢も評価すべきだろう。
2017年11月21日(火)のランチで訪問
「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。このお店は、夜は高級料理を提供しているようだが、ランチタイムは破格な値段(税込540円から)で料理を提供する。破格な値段だからといって味が伴わないのではなく、むしろ美味しい。さらに、料理はカレー、パスタ等なので、提供時間が早く、サラリーマンやOLのランチとしては最高峰だろう。
この日は、トマトクリーム生パスタ540円(税込)を注文した。
トマトクリーム生パスタ
ソースは、トマトよりはクリームを感じるもの
生パスタのモチモチ感が際立っていて、乾麺との違いが鮮明で印象に残るもの
デフレチェーン店と同程度の価格設定だが、味の違いは明らかであり、職場からの圏内であるうちは何度でも訪問したい。
2017年11月7日(火)のランチで訪問
出張業務のついでに、「炭焼創作割烹 旬」を訪問した。
ジビエカレー540円(税込)を注文した。
ジビエカレー
スパイシーな辛さを感じるカレーで、全体としては品のある味にまとめたカレー
会計時に、使っている肉を店主に聞いたら、鹿、タン、マグレ鴨をミンチにしたものだという回答だった。
このカレーが税込540円とは非常にお値打ちだと思った。カレーショップは世の中にいくらでもあるが、独創的な味で、その味が美味しいうえにお値打ちなカレーはそれほどないだろう。
ぜひまた近いうちに訪問したいと思った。
3位
1回
2017/07訪問 2017/12/24
2017年7月29日(土)のウェディングパーティで訪問
従弟の結婚式に出席のため、ホテルニドムを訪問した。「ザ ニドム リゾート」は、苫小牧市に広大な敷地を有するリゾート施設で、ホテルニドム、教会、コテージ、ゴルフ場、テニスコートなどを備える。都会の喧騒と暑さから離れると、昨日までの仕事を忘れて穏やかな気持ちになれた。日差しの強さは本州と変わらないが、北海道は湿気が少なく過ごしやすい。
新千歳空港から送迎バスに揺られてホテルニドムに到着した。森の教会で人前式を挙げ、その後に水のテラスにてパーティーは開催された。
どの料理も北海道の旬の食材を使ったもので、北海道の自然の豊かさを感じさせるものばかりだった。「大助」とはなんだろうと思ったが、北海道の近海で獲れるキングサーモンのことらしい。「そい」も馴染みがないが、「クロソイ」は北海道の鯛と呼ばれるらしい。牡丹海老も久しぶりに食べたが、甘みがあって美味しかった。
そしてなんといってもキンキ!とにかく脂肪の量が多くて脂が美味しかった。キンキと間違えがちなのが金目鯛だ。キンキは北海道や東北地方で獲れるカサゴ科の魚、金目鯛は千葉や伊豆で獲れるキンメダイ科の魚であり全く別の魚だ。
パーティーの途中で、弦楽四重奏により「トリセツ」、「LOVE LOVE LOVE」、「LA・LA・LA LOVE SONG」などが演奏された。妻に駅まで送ってもらうまでの車内で「トリセツ」が流れていたのを思い出した。
盛大なパーティーの後、送迎バスで札幌まで送ってもらった。札幌大通公園は、イベントでも開かれていたのか、驚くほど多くの人で溢れていた。ビアガーデンを見かけたが、ビールを飲むには涼しすぎるような気がした。
4位
1回
2017/07訪問 2017/08/06
2017年7月30日(日)に宿泊
「フラワーランドかみふらの」、青い池を訪問後、「ホテル ナトゥールヴァルト富良野」にチェックインした。その後、熱気球体験フライト(係留)を楽しんだ。バーナーを噴射するときは、思った以上に熱を感じた。
「ホテル ナトゥールヴァルト富良野」の夕食はビュッフェだった。たいていのビュッフェは、食事が動くことが少ないのだが、たこ、つぶ貝などの刺身は安心して食べられる鮮度で、特に帆立貝は肉厚で立派なものだった。帆立貝を注文すると、スタッフが焼いてテーブルまで運んでくれるという方式だった。あまりに見事な帆立貝だったため、4個食べた。日本酒を飲みながら、この帆立貝を食べ続けるだけで十分に満足できるだろう。
別の会場になるが、スイーツビュッフェも用意されていた。この方式は、「ラズベリーファーム」、「プロヴァンス」でも経験したことがあるのだが、スイーツ好きにはたまらない。美味しいビュッフェにスイーツビュッフェと満足できる内容だった。
翌日の朝食もビュッフェだったが、こちらの満足度は前夜のビュッフェよりもさらに高いものだった。「なまらめし」がとっても美味しかったからだ。なまらめしは、数種類の魚の漬けをご飯に乗せて食べるもので、特製出汁で漬けこんだイクラもかけ放題であり、聞くだけでヨダレが出てきそうな料理だった。
フレンチトーストは、これまで食べたフレンチトーストの中で最も美味しいと感じたもの。豊かな風味が口の中に広がっていった。
どれもこれも美味しい料理ですっかり食べ過ぎてしまった。この日のランチもビュッフェだったのだが、お腹がいっぱいで食べることがほとんどできなかった。
この日はあいにくの雨で、富良野チーズ工房、ジャムおばさんのジャム工房を巡った後、ノーザンホースパークを目指した。
5位
1回
2017/03訪問 2018/01/21
もっと早く訪問すればよかったと感じた料理、雰囲気ともに素晴らしいカフェ
2017年3月20日(月曜日、春分の日)のランチで訪問
この3連休は天候に恵まれたが遠出はせず、休日のランチで「尼ヶ坂」を訪問した。開店時間に合わせて予約していた。日曜日、祝日は、このお店の信号交差点の北側に3台分の駐車場が確保されているようだ。
店内のスペースはかなり広く、テーブルはゆったりと配置されていた。遊び心にあふれたインテリアは気持ちを高めてくれた。こういう雰囲気は好きだ。落ち着く喫茶店よりも華やかなカフェが好きで、スタッフから煙たがられるようになるまではカフェの扉を開きたいし、カフェが似合う老紳士になりたいと思っている。
牛タンとトリッパのトマト煮2,000円、キッシュのプレートランチ1,800円(いずれも税込)を注文した。
牛タンとトリッパのトマト煮
木製の板に、キャロットラペ、赤キャベツ、サラダ菜などのボリューム感のあるサラダ、コッパ(生ハム)、バゲットが乗せられ、牛タンとトリッパのトマト煮が赤い器で供されたもの。以前、「ボン ガルフォ」の料理も木製の板の上に乗せられて提供されたことがあったが、なんともいえない温かみを感じた。
牛タンとトリッパのトマト煮は、牛タンとトリッパがゴロゴロと入っていた。牛タンとトリッパの旨みが詰まった煮込みは、トリッパの独特の弾力のある食感が心地よく、飲み込むのが惜しくてずっと噛み続けていたいもの。ピリ辛で酸味のあるスープは牛タン、トリッパとこれ以上ないほど調和していた。少し間違えると臭みで食べられない臓物をここまで洗練された味に仕上げたものだと感心させられた。
キッシュのプレートランチ
キッシュは、ほうれん草とクルミを使ったもので、上部がほうれん草、下部がクルミと2段に分かれたもの。
レンズ豆の上に乗せられたサルシッチャは、オーガニックハーブ、マルサラ酒で漬けた自家製のもの。これまで食べたことのない独特の食感と味で、もちろん美味しかったのだが、その味を言葉では形容しがたい。
スープは、コーンスープでパプリカの粉をかけたと思われるもの
カフェの中には料理ではなく雰囲気重視のお店があるが、「尼ヶ坂」は料理、雰囲気ともに素晴らしいカフェでゆっくり過ごすのにおすすめできる。ぜひ再訪したいと思った。
6位
1回
2017/07訪問 2018/01/21
2017年7月14日(金)に訪問
この日は猛烈に暑い日で、炎天下をフラフラになりながら自転車を運転した。折衝業務で実績を上げた帰路、所定の休憩時間を取っていなかったこと、なにより熱中症になってはいけないと思ったことから、「甘味処 相生」を訪問することにした。身体を冷やすために訪問するかき氷屋で、屋外で待つことほどバカバカしいことはないだろう。待つことになるなら帰ろうと思ったが、すぐに店内に入ることができた。
大量の汗をかいたからか、酸味のあるものが欲しくなり、レモンミルククリーム680円(税込)を注文した。
レモンミルククリーム
半分がレモン、半分がミルクの味のかき氷にクリーム(アイスクリーム)を乗せたもの
職人が作るかき氷は、削り方の技量によるのだろうが、空気をうまく含ませているからかフワフワだった。そして、フワフワであることによるのだろうか、頭がキーンとなる症状が起きなかった。
うーん、かき氷の醍醐味は、かけられるシロップよりも、このかき氷自体の滑らかな口当たりを楽しむものなのかもしれない。美味しかった、美味しかった、美味しかった、Yes!(AKB48の「会いたかった」)と口ずさみたくなるほどの美味しさだった。
温かいお茶も用意してくれる。お茶で味覚を回復しながら食べれば、最後までこのお店のかき氷の味を楽しめるだろう。
クリームは、どうやらアイスクリームのことを指すようだ。かき氷の味を楽しむにはクリームは不要かもしれない。なによりクリームがかたすぎた。クリームを乗せるのなら、すぐに食べられる状態にするよう温度管理などが必要かもしれない。
いずれにしても、かき氷がこんなに美味しいものだとは思わなかった。これまで食べてきたかき氷はいったいなんだったのだろうというほどの衝撃を受けた。今後は、スイーツとしてのかき氷を正当に評価して、新規開拓しようという気持ちが湧き上がった。
7位
3回
2018/03訪問 2018/03/22
2018年3月18日(日)のランチで訪問
本社に転勤する同期と、「フチテイ ア ヴ」を訪問した。予約客だけで席は埋まった。このお店を訪問するのは1年ぶりだった。そのときは、同期とともに広島県に転勤する後輩と食事をしたのだが、1年はあっという間に過ぎた。
モンマルトル2,160円、スープ200円(いずれも税込)を注文した。
前菜
ブーダン・ノワール 豚血の温製テリーヌ
グロテスクな色の料理で、これぞフレンチというこのお店らしい料理。普通のお店で提供されることはまずないだろう。
豚の血から作られているが臭みは感じられず、レバーのような食感だった。
鶏ささみの霜降りとレンズ豆のサラダ キャラメルバルサミコ
メイン
ソーセージ肉を包んだロールキャベツ ローズマリー風味
ロールキャベツはそれほど好みではないが、この日のおすすめ料理ということでオーダーした。 ナイフがサクッと入る色艶のよいロールキャベツで、ソースに絡めて食べると美味しかった。
本日のデザート
クレーム・ダンジュ
何年かぶりに、このお店のクレーム・ダンジュを食べた。
滑らかな食感で、相変わらず美味しかった。
ガトー・オ・ショコラ
有機エスプレッソ
2年連続で、このお店から職場の仲間を送り出すことになった。再び同期とこのお店に来る機会はあるだろうか。常に隣の席にいた同期がいなくなるのは寂しいが、同期の本社での活躍を願いたい。
2017年3月12日(日)のランチで訪問
県外異動する後輩への餞として「フチテイ ア ヴ」で昼食会を開いた。暖かい日で春が間近に迫っていると感じた。開店早々に席は埋まり店内は活気に満ち溢れた。これだけ賑やかなら子ども連れでも大丈夫な気がした。
モンマルトル2,160円(税込)を注文した。モンマルトルは、前菜、メインディッシュにデザートかチーズを選ぶもの
本日の前菜
赤キャベツ、茄子、ビーツのマリネサラダ 3種
彩り豊かで華やかなサラダ。程よい酸味が食欲を増進させるもので、前菜としてふさわしいサラダ
名古屋コーチン鶏レバムース レーズン添え
本日のメインディッシュ
三州豚ロースのグリエ ソース・シャルキュティエール
三州豚ロースのグリルに、さつまいものピューレを添えたもの
スタッフのおすすめだけあって、三州豚ロースがとてつもなく美味しかった。三州豚が上質なうえに、焼き具合が完璧で、脂身まで美味しかった。
シャルキュティエールソースは、白ワイン、ピクルス、マスタードなどで作るソースのようだ。ソースが橙茶色なのは、マスタードによるものなのだろうか。
本日のデザート
ガトー・オ・ショコラ
ギッシリと詰まったチョコレートケーキの上に生チョコレートなどを配したもの
このケーキはディナータイムだと840円(税込)で提供されるもので、ランチではお値打ちに味わうことができる。
グラス・ソルベ
約1年ぶりに「フチテイ ア ヴ」を訪問した。訪問前からデザートのクレメ・ダンジュを楽しみにしていたが、この日のデザートメニューにはなかった。
美味しい料理を食べながら楽しい時間を過ごすことができた。きっとよい思い出になるだろう。勤め人にとって転勤は避けられず、それぞれの場所で頑張るしかない宿命だ。日本は狭いようで広く、広いようで狭い国だ。同じ国の中で同じ目的を持って仕事をする仲間として、お互いがこの日のことを思い出すこともあるだろう。
2015年2月22日(猫の日(日))のランチで訪問
「フチテイ ア ヴ」に、妻と友人と1年ぶりに訪問。昨年の訪問時は大雪だったが、この日は冬にしては暖かい日だった。
モンマルトル(前菜+メイン+デザート+食後のドリンク)2,160円(税込)を注文。
前菜
名古屋コーチン鶏レバムース レーズン添え
鶏レバーの風味が濃厚なムース。下卑た臭みはない。スパイスが効いていた。いかにもフレンチという料理だ。
茸のテリーヌ
茸のテリーヌに菜っ葉、彩りに紅芯大根を添えたもの。
生ハム ハモン・セラーノ
友人が注文したもので味は不明。
本日のメインディッシュ
もち豚のロティ ソース・ムタール
クセのない旨みのある豚肉のロースト。付け合わせは、マッシュポテトにバターなどを加えて混ぜたと思われるもの。
恵那鶏のメダイヨン クレーム・ド・シャンピニオン
鶏はクセがなくて豊かな風味を感じるもの。ソースはマッシュルームをミキサーにかけて生クリームなどを加えたと思われるもの。
デザート
東郷町 和田さんのブラックベリーのクレメ・ダンジュ
ブラックベリーを使った「フロマージュブラン」とメレンゲのデザート。「フロマージュ・ブラン」とは、牛乳からつくられた フレッシュチーズのことらしい。ヨーグルトのような酸味があり、ブラックベリーとも合う。ふわっふわで口当たりが滑らかなデザートだ。見た目も綺麗で、手が込んだデザートだ。
前回、訪問したときは焼きりんごのデザートだったが、毎回、経験したことのない味との発見がある。
ガトー・オ・ショコラ
友人が注文したもので味は不明。
紅茶、コーヒー、アイスコーヒー
特筆すべき点なし。
お値打ち価格でフレンチを楽しめるお店だ。一つひとつの料理にしっかりと料理人の手が加えられていて、正攻法のフレンチという印象を受ける。特にデザートが印象的なものが多く、他のお店ではなかなかお目にかかれないものが多い。
来るたびに、何かしら新しい発見があり、また訪問したい。
2015年11月27日(金)の夜に訪問
誕生日のお祝いで妻に予約してもらった。クリスマスツリーが置かれた店内はほぼ満席で、来店客の会話で活気があふれていた。手の込んだ料理を出すお店だが、かしこまった雰囲気はなかった。鶏レバと豚のパテ、ブーダン・ノワールなどの本格的な料理、シャラン産鴨、北海道産エゾ鹿などのジビエ料理も提供するフレンチのお店で、気さくなスタッフが馴染みのないメニューについて丁寧に分かりやすく説明してくれた。このお店のスタッフは、「フチテイ ア ヴ」というお店がどのような食材をどのように手を加えてどのような料理を提供しているのかをしっかりと理解したうえで客に説明し、それでいて本格的な料理を出すお店にありがちな気取った雰囲気を感じさせることはなく、生き生きとして仕事に取り組んでいること、客に満足してもらいたいという想いが伝わってくる。
愛知産豚のフロマージュ・ドゥ・テート1,000円、帆立のファルスと茸のテリーヌ1,000円、渥美産三州豚の骨付きロースのロティ2,900円、ガトー・オ・ショコラ800円、グラス・ソルベ(フランボワーズ)500円、ハウスワイン(赤)680円、ぶどうジュース(白)580円(いずれも税別)を注文した。
愛知産豚のフロマージュ・ドゥ・テート
フロマージュからチーズを連想したが、豚の頭の肉から作る煮凝りのような料理との説明を受けて、フチテイらしい料理ということで注文したもの。
見た目はなかなかグロテスクな料理だが、取り立てて臭みは感じられず、独特な味と食感だ。酸味のあるマスタードソースをたっぷりつけて食べたほうが美味しかった。フレンチは、ソースも含めて味が完成する料理なのだと思う。
帆立のファルスと茸のテリーヌ
帆立の風味をふんわりと感じられる料理。
渥美産三州豚の骨付きロースのロティ
巨大な肉のかたまりでインパクトを受けた。これだけのかたまりの肉だと、骨の周りの肉、赤身の肉、脂肪の多い部分の肉など、それぞれの部位の肉の味と食感を堪能できる。肉の味は、クセというかこの豚の特徴というか独特の味だが、脂身から臭みは感じられなかった。塩、こしょう、スパイス、ハーブが使われていて豚肉に負けない風味づけがされていて、ソースも深みのある味で、このソースをたっぷりとつけて食べたほうが美味しく感じられた。
付け合わせはカブ、いんげん豆
ガトー・オ・ショコラ
チョコレートケーキの上にチョコを積み重ねたインパクトのあるスイーツ。異なる食感と味わいからチョコレートの美味しさを再発見できるもの。
グラス・ソルベ(フランボワーズ)
これでもかというくらいフランボワーズを感じるシャーベット。粒々感があって、酸味が強烈なもの。先ほど食べた肉の脂っぽさをすっきりと洗い流してくれた。口直しのデザートとしてソルベはちょうどよかった。
何度訪問しても、毎回新しい発見があるお店だ。メニューからは想像できない料理が多く、少しづつ開拓していくような感じだ。
「ブーダン・ノワール」は、豚の血と脂の黒色のソーセージ、「エスカベーシュ」は洋風の南蛮漬け、「ムタール」はマスタード、「カスレ」は土鍋に肉と白いんげん豆を入れて煮込む料理、「ココット」は鍋、「シュークルート」はザワークラウトのことらしいが、第二外国語としてフランス語を選択していたのに自分はいったい何をしていたのだろうかと思った。
8位
2回
2017/11訪問 2017/11/12
2017年11月10日(金)のランチで訪問
この日は、営業部員の大半が出払ってしまったため、出張業務を見合わせることにした。営業業務以外にも、やらなければならない事務作業はたくさんあったが、来客応対で時間を取られることになった。
そんな日のランチで「四季味 茜」を訪問した。
純レバ丼800円(税込)を注文した。
新鮮な鶏レバーの丼で、鶏レバーがびっくりするほどたくさん入ったもの。
鶏レバーと、ごま油、コチュジャンかなにかの甘辛い調味料などによると思われるタレとの相性がよかった。
タレ、ネギがびっくりするほどかかっていて、生卵もつくのでご飯が足りないくらいだった。
このお店の純レバ丼は絶品だと思う。また訪問したい。
2017年10月12日(木)のランチで訪問
純レバ丼なるものがあるのを知り、「四季味 茜」を訪問した。このお店は、ちゃんこ料理のお店のようだ。店内に入ると、相撲界に関係していたと思われる店主らしき体格のよい人物がいた。関取の手形が入った額が壁に掲げられていた。
純レバ丼800円(税込)を注文した。
純レバ丼
これでもかというほど鶏のレバーが入った丼。キャベツと油揚げの味噌汁がついた。
鶏なので、もともとサイズが小さいのか、食べやすいように切ってあるのか、レバーがたくさん入っていて、箸ですくうと必ずいくつかが引っ掛かるもので食べごたえがあった。
ただ単に量が多いだけでなく、クセのない上質のレバーだった。やや量が多い甘辛のタレは、このレバーを美味しく食べるのに必要なもので、意味のあるものだった。
レバーに、ネギ、生卵との相性もよく、あっという間に間食した。
とっても美味しい純レバ丼で、絶品と表現する以外に表現方法は見当たらず、もっと早く訪問すればよかったと悔やまれた。
9位
3回
2020/01訪問 2020/02/09
2020年1月14日(火)に訪問
研修の帰りに、「ラヴニュー デ シャンゼリゼ」を訪問した。
翌日、職場のメンバーと飲みにいくことにしており、スイーツでも買って環境作りをしておこうと思った。そしてなにより、私自身が美味しいスイーツを食べたいと思ったのだった。
ブルーベリーとマスカルポーネのタルト760円、丹波栗のモンブランタルト810円(いずれも税込)を注文した。
相変わらず美味しいのだが、以前よりもカットが小さくなったような気がしないでもない。最も気になるのが、一般的なお店よりも明らかに値段が高いのにもかかわらず、パッケージが貧相なことだ。スイーツ店は夢を売るお店でもあり、パッケージにまでこだわって欲しいと感じるのは私だけだろうか。
このお店のタルトは美味しいことは間違いない。しかし、値段を考えると、もう少しお金を払っても「菓酒店 jira」に行きたいと思ってしまうのだ。
2018年4月26日(木)に購入
この日は役職者が出席する会議があった。この日は精神的に疲れ、職場に戻って仕事をする気にはならなかった。まっすぐ帰宅するのもなんなので、「L'Avenue des Champs-Elysees(ラヴニュー デ シャンゼリゼ)」でタルトを買って帰ることにした。
ブルーベリーとマスカルポーネのタルト756円、クリームチーズとサワークリームのタルト702円(いずれも税込)を購入した。いろんな種類のいちごのタルトが並んでいたが、いちごのタルトはシンプル過ぎる気がした。
このお店のタルトは、一般的な洋菓子店のプティガトーに比べると明らかに高い。その割にパッケージが簡素で華やかさが感じられない。しかし、一番重要な味はとってもよい。だから、この日もわざわざ立ち寄ったのだ。ローケーションだけ考えれば、栄地区のデパ地下のほうが断然アクセスは楽だろう。久しぶりに食べたが、相変わらず間違いのない美味しさだった。
2017年9月13日(水)に購入
前日の特殊業務が夜間に及んでいたこと、この日の業務の区切りをつけたことから、時間単位の有給休暇を取得した。有給休暇を取得したからといって、ライン製造工のように業務そのものがなくなるわけではなく、ただ単に業務を先送りしているだけであり、役職者の私に時間外割増賃金が支払われるわけではないので、実際のところ、有給休暇取得の意味合いは乏しいだろう。
と言いながら時間休暇を取得したのは、前日の帰宅が遅くなった埋め合わせをしようと思ったからに他ならない。途中下車して、「L'Avenue des Champs-Elysees」を訪問した。店内に入ると、「キルフェボン」を思い出させるタルトが並んだ冷蔵ショーケースが目に入った。思ったよりも種類があり、思ったよりも値段が高かった。
ブルーベリーとマスカルポーネのタルト756円、クリームチーズとサワークリームのタルト702円(いずれも税込)を注文した。クリームチーズとサワークリームのタルトにするか、モンブランのタルトにするか迷ったが、栗はまだ時季が早い気がして見送った。
ブルーベリーとマスカルポーネのタルト
包装袋と包装箱からは、高級感、デザイン性は感じられず、値段だけが高いタルトかなぁと思ったが、食べてみると、質の高い食材を使った完成度が高いタルトだと評価が変わった。
ブルーベリーの甘酸っぱさ、マスカルポーネの上品で洗練された風味、程よい甘さの柔らかいタルト生地とのバランスがよく、見た目からでは伝わらない技術や個性を感じさせるものだった。
クリームチーズとサワークリームのタルト
上部の層がサワークリーム、下部の層がクリームチーズのタルト
料理を食べるとき、食材の質を知るため、最初に個々の食材を少しずつ食べてみることが多い。このタルトを食べるときも、上部の層がなにか、どれくらいの質なのかを見極めるために味わってみた。おそろしく酸味のあるクリームであるのに驚いた。サワークリームであることは間違いなかった。下部のクリームチーズが美味しいことを確認し、サワークリームの酸っぱさは何なんだと思いながら、サワークリームとクリームチーズとを一緒に食べてみたら素晴らしい味になった。
ケーキはフランス菓子であり、フランス料理の影響を受けているのだろう。フランス料理は、肉、魚とソースが一緒になって初めて料理として完成するものであり、肉、魚だけを食べても美味しくないことがある。それと同じように、全体を一つのものとして食べたときに、初めて美味しさのバランスが取れたタルトになるのだろう。
それなりの値段のタルトなので、包装袋、包装箱にもう少し高級感を持たせてもよい気がしたが、肝心のタルトは見た目を超える美味しさで、技術や個性を感じられるものだった。
10位
1回
2017/07訪問 2017/08/05
2017年7月29日(土)の朝食で利用
苫小牧市にあるホテルニドムでの従弟の結婚式に出席のため、中部国際空港から新千歳空港を目指した。7時15分のフライトだった。始発の地下鉄だとギリギリの時間となるため、名鉄神宮前駅まで送ってもらった。全車特別車だったが、思ったより乗客がいた。
9時頃に新千歳空港に到着した。案内板によると、大半の店は10時オープンのはずだったが、休日のためか夏休み期間中だからか、「北海道ラーメン道場」のほぼ全てのラーメン店は営業していた。北海道ラーメン道場には、相当数の北海道を代表するラーメン店が入っているので迷ってしまうだろう。ここに来れば北海道のラーメンを食べ尽くすことができるといえ、ラーメンマニアにとっては聖地のような場所だ。
魚介スープのラーメン、味噌ラーメンがあり、具に刺身昆布を使っていて、北海道旅行ではなかなか行けそうにない場所のラーメンである「弟子屈ラーメン」に決めた。
弟子屈味噌800円、魚介しぼり醤油(スモール)600円(いずれも税込)を注文した。
弟子屈味噌
北海道といえば味噌ラーメンということで注文したもの。挙式後にパーティが予定されており、ラーメンをスモールにしようか迷ったが、せっかくなので通常サイズにした。
スープは、クドさはないのにコクがあって味噌とのバランスもよく美味しかった。
麺は中太でやや縮れているもので、いかにも味噌ラーメンに合いそうなもの。
具は、角煮に近いチャーシュー、刺身昆布、肉味噌、玉子、キャベツ、もやし、ねぎ。具材の数が多いのにバランスが取れていた。おろし生姜がチャーシューの傍に配されていたのは、サッパリと食べられるようにとの工夫だろうか。
ラーメンの具に刺身昆布は珍しい。柔らかい食感で北海道の自然の豊かさを感じさせるものだ。
魚介しぼり醤油(スモール)
魚介スープというと、煮干し、魚粉などの風味をイメージするが、ホタテ干し貝柱などを使っているからか、もっと洗練された風味を感じるスープだった。飲み干しても胃に負担のかからなさそうなスープで、母も気に入った様子だった。
具は炙りチャーシュー、玉子、メンマ、のり、ねぎ。チャーシューには焼き目がついていて、食欲が増すもの。一杯のラーメンを食べるのに丁度よい分量の具が乗っていた。
空港に入っているお店なので、失敗するかもしれないなぁと思ったが、とっても美味しいラーメンで満足した。北海道ラーメン道場に入るお店は、それなりのレベルでないと入れないのだろう。
北海道に着いて初めての料理だったが、美味しいラーメンを食べることができてよかった。ラーメンはどこも似たり寄ったりの印象を持っていたが、美味しさを持ち合わせた個性のあるお店に出会えたのは久しぶりのことだ。スープ、刺身昆布の美味しさは、北海道の自然の恵みを感じさせるものだった。
私の2017年を彩ってくれたお店をピックアップしました。
今回ピックアップしたお店は、過去に「マイ★ベストレストラン」に選んだことのあるお店、私の定番になっているお店を外し、人生におけるイベントで訪問したお店を優先させるなど、私がこれまで評価したお店の順位とはなっていません。
しかし、どのお店も私の思い出の舞台となり、美味しいものを食べたときの衝撃と喜びを与えてくれたことに間違いなく、自信を持っておすすめできるお店ばかりです。