グルメさむらいさんのマイ★ベストレストラン 2018

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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 私の2018年を彩ってくれたお店をピックアップしました。
 今回ピックアップしたお店は、過去に「マイ★ベストレストラン」に選んだことのあるお店を外し、人生におけるイベント、旅行で訪問したお店を優先させ、スイーツ、ラーメンなどジャンル別の特別枠を設けるなど、必ずしも私がこれまで評価したお店の順位とはなっていません。
 しかし、どのお店も私の思い出の舞台となり、美味しいものを食べたときの衝撃と喜びを与えてくれたお店だったことに間違いなく、自信を持っておすすめできるお店ばかりです。
 久しぶりに訪問して良心的な値段設定を再確認した「アンティカ オステリア バーチョ」、2018年に何度となく訪問した「竹亭にしき」の選定を優先させたため、洋食の「キッチン兆」、ホルモンの「小鐵」、カレーの「ディムのスリランカカレー」、「ALLAN」を選定から外しました。

マイ★ベストレストラン

1位

名古屋マリオットアソシアホテル (名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋 / ホテル)

1回

  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/02訪問 2018/02/18

演出も料理も感動しました

 2018年2月17日(土)の披露宴で訪問

 静岡赴任時代の友人の結婚式、結婚披露宴に出席した。愛知県人なら誰もが一目置く名古屋マリオットアソシアホテルで行われた。人前式であり、一般客に見守られての式となった。式場の大きな窓ガラスからは、モード学園スパイラルタワーズが見えた。用意された椅子には座り切れず、静岡赴任時代の友人達と式の進行を見守った。
 新郎新婦、両親、親族、上司、友人と、それぞれ胸に抱く想いは微妙に異なるだろう。友人の幸せな未来を祈るのは当然のこととして、それと同時に自らの家族を大切にしなければという想いに駆られるのだ。昨年、従弟の結婚式に出席したときにも同じように感じた。披露宴での主賓挨拶での、パートナーの言葉に耳を傾けることが大切だとの贈る言葉は、新郎新婦にだけでなく、私自身にも向けられているような気がした。
 無事に式が終わり、披露宴が行われた。この日は、平昌オリンピックのフィギュアスケート男子で、羽生選手が金メダル、宇野選手が銀メダルと二重におめでたい日となった。

 披露宴の料理は、さすが名古屋マリオットアソシアホテルと感じさせる素晴らしい料理ばかりだった。一皿ひとさらの料理が芸術作品のようで、崩すのが惜しまれた。デザートだけで3皿提供されたのには驚いた。料理は、ただただ美味しいのだが、味の表現は難しいので、用語だけを記すことにする。
 
 本鮪の”づけ”キャビアのせ 金箔飾り

 車海老・紅ズワイ蟹のゼリー寄せ クリュスタッセのクリームソース添え
 クリュスタッセとは、甲殻類の殻を野菜とともに炒め、魚の出汁を加えて煮て生クリームを加えて煮詰めたものらしい。

 鮑のステーキ 香草バター和え 南米産キヌアのカリフラワーライス添え 海藻のサラダ コキヤージュの泡
 コキヤージュは、貝のことのようだ。焼いた貝から出るエキスをエスプーマで泡状にしたものだろうか。

 鱸と帆立貝のムースのスフレ仕立て オマール海老と共に 赤と黄のパプリカとズッキーニのブリュノワーズ 雲丹ソース
 ブリュノワーズとは、野菜を1~2mm角のさいの目切りにすることのようだ。

 国産黒毛和牛フィレ肉とフォアグラ デュクセル ほうれん草のクレピネット包み焼き 五種の彩り野菜添え ペリグーソース
 デュクセルとは、玉ねぎやマッシュルーム、セロリなどをみじん切りにして炒め、ブラウンソースを加えたもののことらしい。ブラウンソースは、小麦粉とバターを炒めたルーを、 ブイヨンで溶かしのばして作るソースのことのようだ。
 クレピネットは、豚肉の網脂のことらしい。
 ペリグーソースとは、牛肉を煮込んで作った出し汁に、マディラ酒を加えて煮詰め、みじん切りしたトリュフを加えたソースのことのようだ。

 季節のフルーツとシャーベットのスープ仕立て エキゾチックミントの香り

 ミクニが贈る 三種のガトー盛り合わせ

 コーヒー&ミニャルディーズ

  • 「本鮪の”づけ”キャビアのせ 金箔飾り」のアップ
  • 車海老・紅ズワイ蟹のゼリー寄せ クリュスタッセのクリームソース添え
  • 「鮑のステーキ 香草バター和え 南米産キヌアのカリフラワーライス添え 海藻のサラダ コキヤージュの泡」のアップ

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2位

とんかつ マンジェ (八尾 / とんかつ)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2018/09訪問 2018/10/08

次元の異なるとんかつ料理

 2018年9月8日(土)のランチで訪問

 この日は雨だった。7時7分前に「とんかつ マンジェ」に到着した。すでに7人が並んでいた。暗澹たる気持ちになった。7人待ちは7人を意味しない。7組であって、17人にも27人にもなりうる。7分待つと3人組の外国人が新たに列に加わった。情報の拡散スピードには驚くべきものがある。このお店の評判は、単に日本人だけのものではない。
 雨脚は徐々に強くなっていった。雨だと出かけようという気にはならず、せめて美味しいとんかつを家族と食べようという気にもなるだろう。7時7分の時点で7人待ちというのは、前情報を上回る待ち状況であり、私のように遠隔地から来た者でなければ、そのように解するしかない。地元民に支えられていることは、7人の格好からも窺えた。半袖、短パン、サンダルなど、近隣からフラッと来たとしか思えなかった。7人以外に雨合羽姿の男性がいた。男性は誘導員で、私が到着したときにはすでにいた。つまり、常態として(少なくとも休日は)7時頃から並ぶお店ということだ。そうでなければ誘導員の募集はできないだろう。
 8時30分前に女性スタッフが出勤した。名前と人数を記し、いったん宿に戻った。チェックアウト後、することもないので、新世界界隈をぶらつくことにした。奇声を発する呼び込み、朝から営業する居酒屋、ガチャガチャ売場など、雑多で猥雑な感じで、大阪の縮図といえそうなエリアだ。時間を潰した後、「りくろーおじさんの店」でチーズケーキを買い、「とんかつ マンジェ」を目指した。
 12時前には注文し、席に案内された。上ロースチョイス定食2,160円(税込)を注文した。上ロースチョイス定食は、上ロースかつと、シーフード2品を選べる定食だ。天然エビフライとカニクリームコロッケを選んだ。
 最初にタレと漬物が提供された。その後に塩だけが振りかけられた皿を提供されたのには驚いた。続いてサラダが提供され、揚物、ご飯、味噌汁が提供された。

 上ロースかつ
 今回、上ロースを注文したが、それより値段の高いあじ豚、黒豚がある。つまり、上ロースは、このお店では低位の商品ということだ。揚物が提供されてすぐに美味しいに違いないと思った。盛り付けの美しさもそうだが、とんかつの断面が上に向き、衣が金網に対して垂直になっていたからだ。簡単なことといえば簡単なことだが、一片だけではなく、このお店のように全てがなされていたのは初めてのことだった。これによって衣がベタつくことが一切なく、脂のクドさを感じられなかった。下味がついていることで塩をつけなくも十分過ぎるほど美味しく、塩をつけるとさらに味わい深くなった。味を引き立てる意味のある塩だった。ソースをつけるとソース味だけとなり、なんのためにとんかつを食べるのかと言いたくなるが、このお店の塩は別モノだ。
 このお店のとんかつは、食材だけに頼ることなく、料理人ができることについて考察、研究がなされてきたことがハッキリと伝わってくるものだ。
 それは、とんかつだけではなく、味噌汁、漬物に至るまで全てに及んでいた。カニクリームコロッケ、天然エビフライは、とんかつほどの感動はないが、一般的なお店のレベルを凌駕するものだった。

 サラダ
 特筆すべき点なし

 味噌汁
 口コミによると、豚肉から出汁をとったもののようだ。山椒などのスパイスの風味を感じられ、タピオカのようなものがはいり、食感も楽しい。味噌汁というかスープというか、このお店の個性、遊び心、創造性を感じるもの

 漬物
 水ナスと大根の漬物にかつお節をかけたもの
 水ナスの風味が素晴らしく、市販の漬物とは次元の異なるものだ。会計のときに尋ねると、自家製で、泉州の水ナスを使っているとのことだった。


 噂どおり日本一並ぶ店だということは、並んでいて分かったが、この時点では味のほうは懐疑的だった。所詮とんかつはとんかつだろうと思っていたからだ。
 実際に食べてみて、このお店のとんかつは最高峰だと分かった。数種類の銘柄豚を扱うが、食材に頼るのではなく、料理人が食材に向き合い、美味しくするためにできることを考察、研究してきたことがハッキリと伝わってくる料理だ。それは、とんかつだけではなく、味噌汁、漬物にまで及んでいたのであり、わざわざ県外から足を運ぶ価値のあるお店だと言い切ることができる。
 2018年を4か月残しているが、このお店を2018年のマイベストレストランの10店に選ぶことは間違いない。

  • とんかつ、天然エビフライ、カニクリームコロッケ
  • とんかつ、天然エビフライ、カニクリームコロッケ
  • サラダ

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3位

ラ タベルネッタ アッラ チヴィテッリーナ (葭川公園、千葉中央、栄町 / イタリアン、パスタ)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/09訪問 2018/09/17

自信を持っておすすめできるイタリアンのお店

 2018年9月5日(水)のランチで訪問

 9月3日(月)から9月5日(水)までの日程で、青春18きっぷで行く関東グルメツアーに出かけた。9月3日は、早川駅の「わらべ菜魚洞」の海鮮ランチ、柏駅の「三日月氷菓店」のかき氷、大洗駅の「ちゅう心」の夕食、9月4日は、偕楽園観光、柏駅の「zoe's/ゾエス」のイタリアンランチ、鹿島神宮参拝、銚子駅(観音駅)の「観音食堂 七兵衛」の夕食、9月5日は、銚子駅(本銚子駅)の「こころ」の朝食、ヤマサ醤油工場見学、千葉駅の「ラ タベルネッタ アッラ チヴィテッリーナ (LA TAVERNETTA alla civitellina)」のイタリアンランチ、清水駅の「いわし料理 善」の夕食という旅程だった。

 ヤマサ醤油工場を見学した後、銚子駅から千葉駅に移動した。風の強さが、前日に上陸した台風21号の影響を感じさせた。「ラ タベルネッタ アッラ チヴィテッリーナ (LA TAVERNETTA alla civitellina)」を訪問した。
 プランツォA 税込1,950円(1,750円+パスタによる追加料金200円)を注文した。

 前菜盛り合わせ
 オレンジピールをかけた生しらす、鰹のオニオンソース、スプラウトをあしらったヒラメのカルパッチョ、関イサキのルッコラペースト、魚介類のゼリー寄せ
 鰹のオニオンソースは、「ちゅう心」でも食べた。この時季の太平洋側では戻り鰹が取れるのだろう。擦り下ろした玉ねぎの甘みが鰹をクセを抑える効果もあるのだろう。
 関イサキのルッコラペーストは、ルッコラペーストの発想に驚いた。口に入れたとき、舌に残った食感が印象に残った。最初はバジルかと思ったが、バジルの清涼感とは異なったゆっくりと溶けるほのかな苦みを感じるもの。
 魚介類のゼリー寄せは、サーモン、帆立、オクラ、紫蘇を取り合わせたもの。
 今回の旅で漁港の海産物を食べてきたが、それらと比べても引けを取らないどころか総じて味も上回っていた。鮮度だけでいえば漁港の海産物に軍配が上がるだろう。しかし、保存、処理を適切に行った魚に、柑橘のピール、果汁、オイル、ルッコラペーストなどにより美味しく味わえるようにきっちりと職人の手が加えられている。

 パスタ
 骨、内臓ごと柔らかく煮込んだ根室産サンマと野生ルッコラ、松の実の太いスパゲッティ
 提供されたときに、やや魚臭さを感じたが、実際に食べてみると、わずかに感じる程度だった。鮮度は間違いないのだが、内臓まで煮込んでいることが関係しているのかもしれない。もっとも、相応の鮮度のサンマに料理人が手を加えたことで成り立っている料理であり、内臓の苦みまで味わい尽くせる料理となっていた。
 以前、「Trattoria Migliaccio」で、穴あきパスタブカティーニ イワシとウィキョウのソース(松の実入り)を食べたことがあり、今回のパスタと比較的近い味だった。それがなければ、もう少しインパクトを受けたかもしれない。白海老と枝豆のリガトーニと迷い、スタッフに今回のパスタを勧められたのだが、自分の考えを優先させたほうが正解だったようだ。

 デザート2品盛り合わせ
 イタリアンメレンゲとカッサータ
 イタリアンメレンゲは、蜂蜜とレモンを使ったもの
 カッサータは、リコッタチーズを使ったもの
 シナモンパイ、ミントの葉、フルーツで飾り立て、ぶどうには熱を加えることで甘みを高めたもの

 総じてこのお店の料理は、質の高い食材が使われていて、その食材に料理人が様々な手を加えることで作り上げられていることが分かるものだ。前菜には複数の生の魚が使われていたが、それぞれ異なったアプローチで美味しさを引き出していた。
 今回の旅において、強く印象に残る料理であり、また訪問したいと感じられるお店だった。

  • 前菜盛り合わせ
  • パスタ(骨、内臓ごと柔らかく煮込んだ根室産サンマと野生ルッコラ、松の実の太いスパゲッティ)
  • デザート2品盛り合わせ(イタリアンメレンゲとカッサータ)

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4位

いわし料理 善 (清水、新清水 / 居酒屋、海鮮)

2回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2018/09訪問 2018/09/19

静岡県で最もおすすめできる海鮮料理店

 2018年9月5日(水)の夜に訪問

 9月3日(月)から9月5日(水)までの日程で、青春18きっぷで行く関東グルメツアーに出かけた。9月3日は、早川駅の「わらべ菜魚洞」の海鮮ランチ、柏駅の「三日月氷菓店」のかき氷、大洗駅の「ちゅう心」の夕食、9月4日は、偕楽園観光、柏駅の「zoe's/ゾエス」のイタリアンランチ、鹿島神宮参拝、銚子駅(観音駅)の「観音食堂 七兵衛」の夕食、9月5日は、銚子駅(本銚子駅)の「こころ」の朝食、ヤマサ醤油工場見学、千葉駅の「ラ タベルネッタ アッラ チヴィテッリーナ (LA TAVERNETTA alla civitellina)」のイタリアンランチ、清水駅の「いわし料理 善」の夕食という旅程だった。

 「ラ タベルネッタ アッラ チヴィテッリーナ (LA TAVERNETTA alla civitellina)」でのランチ後、千葉駅から清水駅に移動した。総武線で品川駅を目指すことにしたが、電車を乗り間違えた。都会ではよくあるが、同じ方面に向かう電車が一つのホームに限られず、別のホームから出発することがある。始発だと思って乗った電車は後発の電車だったのだ。結果として15分ほど到着が遅れることになったが、無事に清水駅に到着した。
 「いわし料理 善」を訪問するのは2年ぶりだった。このお店には、静岡赴任時代に何度となく足を運んだ。
 いわしのフルコース1,950円(税込)を注文した。刺身盛合せ付きいわしのフルコースは、2人から予約でなければ注文できないようだ。
 鰯の刺身は、台風が通過した日とは思えないほどの鮮度の高さだった。鰯など青魚は傷みが早いので鮮度が高くないと味わえない魚だろう。このお店の魚は、いつ来ても素晴らしく鮮度が高い。このお店の鰯を食べられなければ、もはや世界中のどのお店の鰯も食べられないだろう。
 煮魚(甘露煮)、天ぷら、マリネ(南蛮漬け)は、いずれも鰯を使ったもので、文句なしの味だ。
 後で提供された鰯の焼き魚は、内臓まで美味しかった。むしろ、鮮度が高くなければ食べられない苦味のある内臓は、とてつもなく高級な珍味のようにも感じられた。
 忘れてはならないのが、つみれ汁だ。鰯の美味しさだけが詰まり、ホロホロっと口の中で崩れるつみれは、他のお店では味わうことができない逸品だ。

 大満足の夕食後、清水駅から鶴舞駅を目指した。清水駅には、ちびまる子ちゃんとたまちゃんの案内ボードが設置されていた。漫画家のさくらももこさんが亡くなってからまだ日が浅かった。
 清水駅から浜松駅までホームライナーを利用した。18きっぷを利用しても、320円を支払えばホームライナーに乗車することができる。ホームライナーは、指定席の快速に相当する電車で、かなりの時間節約につながる。そのうえ、浜松駅で自由席に替わるのだが、そのまま豊橋駅まで運行する。つまり、豊橋駅まで乗り換えなしで座れる権利を得られるということだ。
 この日のJRの通常運賃は8,510円(税込)だった。
 2016年8月13日(土)に訪問

 2016年8月11日から13日まで2泊3日の日程で、「青春18きっぷで行く八王子の子安神社、宮城の塩釜神社、東京の水天宮を巡るツアー」に出かけた。この日の行程は、東京の水天宮を参詣、小田原の「石田商店」で海鮮料理のランチ、湯河原の温泉、清水の「いわし料理 善」で「いわしのフルコース」の夕飯というものだった。
 「お食事処 大原」でのランチ後、湯河原にある湯河原ラドンセンターで温泉に浸かり、今回のツアーの疲れを癒した。熱海には何度となく行ったので、行ったことのない湯河原を訪問することにしたのだった。熱海に比べると湯河原駅前は寂しかった。「いわし料理 善」を17時30分で予約していたので、湯河原ラドンセンターで十分に休息した。湯河原駅前には目ぼしいお店もなく、予定よりも早く湯河原駅を出発した。
 しかし、予想しなかったトラブルに巻き込まれた。清水駅と草薙駅間で人身事故が発生していたのだ。おかげで熱海駅はひとで溢れかえり、1時間近く待たさせられた。清水駅には15分ほど遅れて到着。駅前には高層マンションが建ち、あまりの発展ぶりに驚いた。懐かしの「いわし料理 善」に到着した。
 いわしのフルコース1,950円(税込)は注文してあったので、あとはお酒を注文するだけだった。2,700円コース「刺身盛り合わせ8点盛り,お通し、いわしのフルコース」もおすすめだ。700円追加するだけで、刺身盛り合わせ8点盛りが加わるからだ。
 久しぶりに、静岡勤務時代の親友と盛り上がった。生ビール、日本酒をいくつか注文して二人で7,000円強。
 いわしの刺身は全くクセはなく、旨味しかない。薬味のねぎは、その都度切っているとしか思えないほどみずみずしい。つみれ汁もおすすめだ。つみれがホロホロっと崩れていく食感、口に広がるいわしの美味しさをぜひ味わってもらいたい。その他の料理も美味しいのが当たり前で、適切に表現するコメントが見つからない。
 このお店は、静岡赴任時代に、「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」、「沼津 魚がし鮨 パルシェ6F店」と並んで、何度となく訪問したお店だ。海鮮料理において、(値段と味とのバランスにおいて)このお店を超えるお店はそうそう見つからないはずだ。今回はいわし料理しか注文しなかったが、他の魚も文句なしの鮮度で、職人の腕前もピカイチで、捌き方一つで変わる刺身の味を最大限引き出すようにしているのがわかるはずだ。
 あっという間に時間は過ぎ、18きっぷで帰宅できる時間になったため宴は終了した。

  • いわしのフルコース1,950円(税込)
  • 刺身
  • 煮物

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5位

ちゅう心 (大洗 / 海鮮、寿司、あんこう)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2018/09訪問 2018/09/11

大洗まで来た甲斐がありました

 2018年9月3日(月)の夜に訪問

 9月3日(月)から9月5日(水)までの日程で、青春18きっぷで行く関東グルメツアーに出かけた。9月3日は、早川駅の「わらべ菜魚洞」の海鮮ランチ、柏駅の「三日月氷菓店」のかき氷、大洗駅の「ちゅう心」の夕食、9月4日は、偕楽園観光、柏駅の「zoe's/ゾエス」のイタリアンランチ、鹿島神宮参拝、銚子駅(観音駅)の「観音食堂 七兵衛」の夕食、9月5日は、銚子駅(本銚子駅)の「こころ」の朝食、ヤマサ醤油工場見学、千葉駅の「ラ タベルネッタ アッラ チヴィテッリーナ (LA TAVERNETTA alla civitellina)」のイタリアンランチ、清水駅の「いわし料理 善」の夕食という旅程だった。

 東京駅の「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション 丸の内ブリックスクエア店」を訪問後、東京駅から水戸駅に移動した。宿にチェックインした後、鹿島臨海鉄道で大洗駅に移動することにした。
 鹿島臨海鉄道の車体には、よくわからないキャラクターが描かれていた。町おこしのキャラクターかなにかで、設定舞台が大洗町なのだろうか。車内の窓の下の金属部分に、削ってできた落書きがあった。通学の足になっていることがわかる。水戸駅から大洗町に移動するうちに18時を回った。外がおそろしく暗いことに気づいた。建物や照明がないので暗かったのだ。子どもの帰りを待つ親は心配になるだろう。暗闇を突き進む感じだ。田んぼの中にある駅に停まった。1時間に1,2本の列車から、それなりの人数が降りた。どのように帰宅するのだろうか。
 大洗駅で下車し、歩いて「ちゅう心」に向かった。コンビニを受け付けない昔ながらの個人商店が並ぶ通りを歩いた。
 「ちゅう心」は、魚忠という魚屋の脇の小道を進んだ奥にあった。知らなければたどり着けないだろう。
 カウンター席に案内されて、煮魚膳1,760円(税込)を注文した。

 煮魚膳
 お造り
 鮮度の高いかつお。すりおろした玉ねぎと合わせるもの

 煮魚
 この日の煮魚はきんき。浜やき膳の焼き魚が鯛だったことから、迷わず煮魚膳を選んだ。
 鮮度の高いきんきを煮魚にしたことがわかるもの。煮汁の具合、調理方法が素晴らしく、ふっくらと仕上がっていた。これだけ美味しい煮魚を食べる機会はそうそうないだろう。


 煮魚のきんき、造りの鰹ともに鮮度が高く、魚屋に併設のお店だけのことはある。造作が立派で雰囲気があり、一人で訪問するのはややもったいないと感じるほどのお店だった。煮魚などの単品と海鮮丼や寿司という組み合わせでもよかったかもしれない。

 ※この日のJRの通常運賃は8,510円だった。


 

  • 煮魚膳1,760円(税込)
  • 煮魚膳
  • お造り(かつお)

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6位

みくに茶屋 (土岐市その他 / 郷土料理、オーガニック、日本料理)

1回

  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2018/08訪問 2018/08/21

 2018年8月14日(火)のランチで訪問

 前日に「大江戸温泉物語ホテル木曽路」に宿泊した。この日は、妻籠宿を観光後、「みくに茶屋」を訪問した。周辺にこれといったものがあるわけではなく、このお店を訪問するだけのために車を走らせた。店内は茶屋のイメージにぴったりな和風の趣のある感じで、レトロな電話も置かれていた。
 じねんじょ御膳2,200円、あまご塩焼定食1,600円、五平もち250円(いずれも税込)を注文した。

 じねんじょ御膳
 じねんじょの刺身、じねんじょ豆腐、あまごの甘露煮、とろろ、ご飯などの定食
 じねんじょの刺身を初めて食べた。たいていのものは、海苔で巻いたら海苔の風味に負けてしまうだろう。芋というか土のような風味を鮮烈に放つ自然薯で、逆さにしても落ちないだろう強烈な粘りだった。
 あまごの甘露煮は、山椒の風味を効かせたもの。これだけ山椒を感じる甘露煮は珍しい。自家製だろうか。柔らかいので、頭から尻尾まで全部食べられるもの。
 とろろは自然薯から作ったもの。もとの自然薯が驚くほど粘度が高いので、多めの出汁でのばしたものだ。そうしなければご飯に乗せたときに食べにくいだろう。
 店主と思われる男性が、客の入りを見計らって、巨大なすり鉢、巨大なすり棒でとろろを擦っていた。かなりの重労働であることがわかった。自分なら食べさせるのが惜しいと思うだろう。
 
 あまご塩焼定食
 やや小ぶりのあまごの塩焼き2尾の定食
 川魚のクセは感じられず美味しかった。
 
 五平もち
 「高橋渓流」の五平餅が美味しかったため、このお店の五平餅も食べてみようと思って注文したもの。この地方の五平餅は美味しい。甘辛のタレが美味しさの肝だと思う。ご当地グルメとして五平餅を売り出しているようだ。


 自然薯、あまごの甘露煮と塩焼き、五平餅は、食べる機会がそれほどなく、山岳地方ならではのご当地グルメといえる。いずれの料理も美味しく満足感を得られるものだった。値段も良心的なものであり、また訪問したいと思った。

  • じねんじょの刺身
  • じねんじょ御膳2,200円(税込)
  • あまご塩焼定食1,600円(税込)

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7位

アンティカ オステリア バーチョ (車道、千種、今池 / イタリアン)

2回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/11訪問 2018/12/24

良心的な価格設定で居心地のよいイタリア料理店

 2018年11月14日(水)のランチで訪問

 出張業務のついでに、「アンティカ オステリア バーチョ」を訪問した。この日も業務の関係で、職場を出たのは13時を回っていた。出張先の近くのお店で、遅くまで営業しているお店は限られていた。このお店は人気店ではあるが、遅い時間帯だったためか入ることができた。このお店を訪問するのは3年半ぶりだった。
 Pranzo A1,100円(税込)を注文した。Pranzo Aは、本日の前菜盛り合わせ、本日のPasta、自家製パンという内容
 
 本日の前菜盛り合わせは、レバーペーストを乗せたクロスティーニ、豚足と豚耳のテリーヌ、白いんげん豆とツナのサラダ、炙りサーモンのカルパッチョ
 驚異的な素晴らしさの前菜盛り合わせだった。対価を支払えばこのお店のレベルの前菜を味わうことはできるだろう。しかし、税込1,100円という破格の値段で提供するお店は、このお店くらいだろう。レバーペーストを乗せたクロスティーニ、豚足と豚耳のテリーヌは、玄人好みの料理であり、ワインが飲みたくなる料理でもあった。サーモンを口に入れたときに広がった風味も格別だった。
 
 本日のPastaは、紅ズワイガニ 焼ねぎ クリームソース イカスミを折り込んだタリアテッレ(+300円)を選んだ。
 白い皿の中央に窪みがあり、その窪みにパスタが収められていた。こうした形状の皿に盛ることでソースがパスタによく絡むのだと思う。
 イカ墨を練り込んだタリアテッレが白皿に映えた。紅ズワイガニ、焼きねぎと具材はシンプルだが、クリームソースとの相性はよく美味しかった。

 追加料金のパスタを注文しても税込1,400円であり、この値段で秀逸の前菜盛り合わせを味わうことができるのはお値打ちとしか表現できないだろう。
 遅い時間であれば当日予約でも入ることができると分かったのは収穫だった。提供時間は早いので、ビジネスランチとしての利用も十分に可能だろう。
 2015年2月8日(日)のランチで訪問

 アンティカ オステリア バーチョは、地下鉄桜通線車道駅の北東方向、徒歩数分の距離にある。20年ほど前、このお店の近くにあった祖父母の家から大学に通っていた。この店の前の道路を原チャリで走っていたはずだが、記憶を手繰り寄せることができない。それでもなんともいえない懐かしさがこみ上げてくる。

 Pranzo B(本日の前菜盛合わせ、本日のPasta、Dolce,自家製パン、Caffe or 紅茶1,650円(税込)を注文

本日の前菜盛り合わせ
 北海道産キャロル7のブルスケッタ
 料理の構成が「オステリア オルカドーロ 」に似ている。どうやら「アンティカ オステリア バーチョ」は、「オステリア オルカドーロ」の親方のお店らしい。どちらのお店の前菜も素晴らしい。

 宮崎県産三元豚のモモ肉のプロシュート 
 燻蒸されたような薫りと肉の旨味を感じたが、プロシュートはイタリア式の燻蒸しない生ハムのことのようだ。

 種子島産安納芋のサラダ
 安納芋がとても甘い。自然の甘みをこれほど感じられる野菜は少ないだろう。

 三重県産しまあじのラヴィゴットソース
 しまあじにピクルス、玉ねぎをミキサーにかけたラヴィゴットソースをかけたもの。

本日のPasta
 鶏ムネ肉・白インゲン豆・パルメジャーノ・ピーチ
 さっぱりしているのに旨味があるパスタ料理。パルメジャーノのコクがあるのはわかるが、旨味をどこから生み出しているのだろうか。鶏はクセがなく、白インゲン豆、パルミジャーノとマッチしている。

 ズッキーニ・パルミジャーノを詰め込んだ焼きリガトーニ・トマトバターソース
 想像以上にさっぱりとした味のパスタ料理。リガトーニとは、「すじ」という意味の「riga」がその名前の由来で、表面にすじの入った 直径8mm~15mmほどの筒状のショートパスタのことらしい。
 リガトーニの味が強く、もう少し詰め物とトマトバターソースの味が濃くてもよいかもしれない。

Dolce
 ティラミス
 ティラミスに苺が添えられたもの。
 コーヒーリキュールを感じる大人の味のティラミス。とても柔らかい口溶け。
 苺は愛知県産の紅ほっぺで、かなり大きめのもの。

自家製パン
 いつも感じるが、フランスパンよりイタリアのパンの方が美味しい。オリーブオイルの味も楽しめる。

Caffe or 紅茶
 紅茶
 アールグレイ

 Caffe
 席の近くにビスコッティが置かれていたため、紅茶とCaffeに添えられるかもと期待してしまった。このビスコッティはナッツが入ったもので、見れば見るほど美味しそうに感じられた。うーん、目の毒、お気の毒とはこのことだろう!


 「オステリア オルカドーロ 」と同様の感想だが、非常に良心的な価格設定だ。「Pranzo A」は、「Pranzo B」のドルチェと食後の飲み物がないものだが、これを1,100円(税込)で提供していたら、利益はわずかだろう。
 お店の雰囲気もスタッフのサービスも気取らずに心地よい。

  • 本日の前菜盛り合わせ
  • 紅ズワイガニ 焼ねぎ クリームソース イカスミを折り込んだタリアテッレ(+300円)
  • 外観

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8位

竹亭にしき (栄(名古屋)、栄町、久屋大通 / 日本料理、海鮮、天ぷら)

21回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2019/12訪問 2019/12/31

海鮮どんぶりは特にオススメです

 2019年12月23日(平成の天皇誕生日、月曜日)のランチで訪問

 今月の業務のメドをつけたので、この日は有給休暇を取得した。久しぶりに「竹亭にしき」を訪問することにした。新規開拓して失敗するよりは間違いのないこのお店にしようと思った。夜に「しゃぶ葉」に行くことになっていたので、開店に合わせて訪問した。出迎えたスタッフは勤務を継続していた。良い企業、良い飲食店には従業員が定着するだろう。これからは人口減少社会であり、優秀な従業員の確保は重要となる。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。
 この日の海鮮丼のネタは、鰆、ヤイトカツオ、紋甲イカ、帆立、しらす、白子など
 説明にはなかったが、白子(鱈と思われる)が隠れキャラとして入っていたのが嬉しかった。
 いずれも鮮度が高くて魚介の美味しさだけを感じられるもので美味しかった。
 増税後も価格を据え置かれていたのには驚いた。値上げを覚悟して訪問していた。
 愛知県においては、「竹亭」はトップクラスのお値打ちで良心的なお店だと思う。

 満足のランチ後、クリスマスプレゼントを買いにラシックなどに出かけた。
 その後、「菓酒店 jira」を訪問したが、クリスマス期間のためかカフェ営業はしていなかった。急きょ、「カンノンコーヒー 本山」を訪問することにした。
 2019年3月25日(月)のランチで訪問

 本年度は、「竹亭にしき」をかなりの頻度で訪問してきた。しばらく訪問することができなくなるだろうと思いながらの訪問となった。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。
 この日のラインナップは、ホタルイカ、タコ、黒鯛、ヤリイカ、鰆、鮪、若布(ワカメ)、シラスだった。
 黒鯛は初めてだった。このところイカはヤリイカが定番となっている。鮪は部位は不明だが、脂のノリが凄かった。
 今年の2月頃から若布、蛍烏賊が海鮮どんぶりに入るようになった。どちらも春の食材だ。このお店の海鮮どんぶりを食べていると季節を感じることができる。春といえば異動の季節であり、異動となればしばらく訪問できないだろうと思った。 
 
 2019年3月18日(月)のランチで訪問

 同僚の課長と「竹亭にしき」を訪問した。4月からお互いが新天地で勤務することになったので、ランチを食べようと誘ったのだった。この日は晴天で、春の陽気に満ち溢れていた。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。
 この日の内容は、鮪、ワカメ、シラス、ホタルイカ、グレ、タコ、ヤリイカ、明太子、鰆だった。 ヤリイカと明太子は新展開だった。このお店でイカといえば赤イカだったのだが、この日は違った。ゲソではなく身の部分が提供された。滑らかな食感は、話しながらでも印象に残るものだった。
 北海道産の鮪は、脂のノリが見事で、舌の上で溶けていく感覚が心地よかった。
 2019年2月26日(火)のランチで訪問

 最近、お店をリサーチする時間がなく、間違いのない「竹亭にしき」を訪問することにした。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。
 この日の海鮮どんぶりの内容は、鮪、鰆、ホタルイカ、甘えび、シラス、赤いか、ワカメだった。 前回に比べると、ネタの種類は減っていた。その日の入荷状況、海鮮どんぶりの注文状況によって調整するのはお店の裁量であり、そのときの運であるともいえる。
 相変わらず鮮度の高いものばかりで、満足できるものだった。

 この日は、専ら部下の作文の添削作業に時間を費やした。他人の文章の添削は、最初から文章を作成するより苦労することがある。自分の仕事はほとんど進捗しなかったが、残業することになった。


 2019年2月22日(金)のランチで訪問

 「竹亭にしき」を訪問した。13時を回っていたのにカウンターは満席だった。この時間帯でこれだけ混むのは珍しかった。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。この日のネタは、メジマグロ、鰆、タコ、シラス、ホタルイカ、太刀魚、イカ、ワカメだった。太刀魚は炙られていた。メジマグロはクロマグロの幼魚のことらしい。
 毎度のことではあるが、ボリューム満点の海鮮どんぶりだった。ただ単にボリュームがあるだけではなく、鮮度が高くて満足できるものばかりだった。
 程よく脂の乗ったメジマグロは、刻みネギに隠れて沢山入っていた。メジマグロだけ最後まで残し、マグロ丼にして食べた。

 2019年2月4日(月)のランチで訪問

 出張業務のついでに、「竹亭にしき」を訪問した。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。この日の海鮮どんぶりは、鮪、真鯛、赤いか、蛍烏賊、タコ、シラス、ワカメという内容だった。前回は真鯛はなかったが、鰆と鰤が入っていた。内容はその日の状況というか運のようなものだが、この日も十分すぎるほど満足できるものだった。
 2019年1月29日(火)のランチで訪問

 出張業務のついでに、「竹亭にしき」を訪問した。海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。小鉢は青菜の煮物であることが多いが、この日は肝煮だった。
 海鮮どんぶりの内容は、鮪、鰤、鰆、赤いか、タコ、わかめ、シラス、蛍烏賊だった。小ぶりだったが、蛍烏賊が春の気配を感じさせた。暦の上ではあと数日で春となる。
 インフルエンザの影響が残っていて、いまなお食欲は乏しく、ここ数日、料理を美味しく感じられることはほとんどなかった。しかし、このお店の海鮮どんぶりは身体に染みるほど美味しかった。病気のときに食べても美味しく感じるこのお店の海鮮どんぶりは、やはり本物の味なのだ。
 2018年12月13日(木)のランチで訪問

 竹亭にしきを訪問した。海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。この日のラインナップは、寒ブリ、赤いか、鱈の白子、〆鯖、大間の鮪、シラス、真鯛だった。
 いずれのネタも、山葵や醤油は不要な鮮度だった。この値段で大間の鮪が入っているのは驚異的だ。脂のノリが強烈で、歯がなくても口内で勝手にトロけるだろう。
 ただ単に鮮度の高いネタを並べただけではない。白子、〆鯖など、職人の高度な技術がなければ生み出せない美味しさであり、このお店の海鮮どんぶりは芸術品といえるものだ。
 何度となくこのお店を訪問している上での繰り返しの感想になるが、このお店の海鮮どんぶりは職人の技術と良心が詰まったものだと思う。名古屋じゅうのお店をひっくり返しても、この値段でこれだけのクオリティの海鮮丼はないだろう。お金を積めばクオリティを上回ることができるかもしれないが、高クオリティと低コストを両立させたものはないはずだ。このお店の海鮮どんぶりを上回るモノがあれば、ぜひとも教えてもらいたいものだ。
 2018年12月7日(金)のランチで訪問

 「竹亭にしき」を訪問した。業務の都合で休憩時間が遅くなった。海鮮どんぶりを注文する予定だったが客がいなかったため、煮魚定食1,000円(税込)を注文した。客がいなければ、煮魚定食でも時間がかからないだろうと思ったからだ。煮魚は赤カレイを選んだ。
 煮魚の煮汁は、「竹亭」のほうが美味しい気がしたが、「竹亭にしき」の煮魚定食も十分に美味しかった。この日の煮汁はやや塩辛く、「竹亭」の煮汁が昆布かなにかの旨味を感じるものに対して、やや深みに欠けるような気がしないでもない。もっとも、赤カレイの白身の味わいを大切にするために薄味にしているのかもしれない。赤カレイの鮮度は高かった。
 2018年11月19日(月)のランチで訪問

 「竹亭にしき」を訪問した。
 この日は時間があったため、煮魚定食1,000円(税込)を注文した。煮魚はクロソイを選んだ。子持ちニシンとかなり迷った。
 刺身は、鰆、マツカワ鰈、赤いかで、鮮度がいずれも高くて職人の手を加えられていて美味しかった。
 煮魚は、クロソイ以外に、ブリの切身とメバルかノドグロのような赤色の魚の頭部が入っていた。お得なのかもしれないが、見栄えは良くない。
 三種類の中では、赤色の魚が最も美味しかった。ブリは血合いの部分が多かったが、クセはほとんど感じられなかった。
 クロソイは、クロソイメバルと説明を受けたが、メバルとはかなり異なる印象を受けた。メバルは弾力のある身の印象があるが、クロソイはかなり身が締まっていた。


 この日の夜、カルロス・ゴーン氏が金融商品取引法違反の疑いで逮捕された。金融商品取引法という法律があることすら知らなかったが、どうやら会社から50億円をちょろまかしたということらしい。日産を立て直したといえば聞こえはいいが、非情になり切れない日本人に代わって、下請企業を切り捨て2万人を人員整理しただけのことだ。新しい価値を生み出したわけではない。恨まれることは誰しもが嫌だろうが、その対価として支払った報酬は法外なものだったのではないだろうか。有価証券報告書に記載の報酬だけでも法外なものだったのに、さらに50億円もちょろまかしていたのには驚いた。日産という日本企業の資産が長年にわたって強欲な外人に騙し取られていたということにほかならず、憤りを感じた。
 2018年10月5日(金)のランチで訪問

 ビジネスランチで「竹亭にしき」を訪問した。業務の都合で休憩時間が遅くなったため、客はほとんどいなかった。煮魚定食1,000円(税込)を注文した。客が少なかったので、煮魚でも早く提供されるだろうと思った。煮魚はイトヨリだった。
 造りは、鰆(尾鷲)、鰤(北海道)、赤いか(師崎)だった。いずれも醤油、山葵は不要の鮮度で、保存、管理が適切に行われていることが分かる。
 煮魚は、どういうわけか、イトヨリ以外に、鰤と思われる赤身の魚が入っていた。十分過ぎるほどの量で、すっかりお腹いっぱいになった。
 2018年8月22日(水)のランチで訪問

 久しぶりに「竹亭にしき」を訪問した。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。混雑していたため、提供までかなり時間がかかった。いずれのネタも鮮度が高かったが、時間がなく味わって食べることができなかったのが残念だった。そのときどきに応じて、ネタに変化があるので飽きを感じることがないのが素晴らしい。
 2018年7月20日(金)のランチで訪問

 「竹亭にしき」を訪問した。焼魚定食や煮魚定食も気になったが、時間がかかるだろうということで、海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。この日はいつもよりも提供まで時間がかかった。時間のかからない海鮮どんぶりを注文したからといって、煮魚定食や焼魚定食を注文した客よりも早く提供されることはないようだ。
 この日の海鮮どんぶりも美味しかったが、時間に余裕がなくて一気にかきこむことになった。
 2018年7月13日(金)のランチで訪問

 この日のランチは特に予定もなく、「竹亭にしき」を訪問することにした。
 時間のかからないだろう海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。

 海鮮どんぶり
 烏賊、太刀魚、鯵、鮪、タコなどの海鮮どんぶり
 相変わらず取り扱いが素晴らしいので、山葵や醤油はなくても美味しく食べられる。
 ネギも瑞々しいもので、細かなところまでこだわりを感じられるもの
 

 本年度に入って、このお店の海鮮どんぶりをしょっちゅう食べるようになった。この日の海鮮どんぶりには太刀魚が使われていて、季節の変化を感じた。大阪赴任時代、夏場に加太沖で太刀魚を釣ったのを思い出した。
 2018年6月26日(火)のランチで訪問

 「竹亭にしき」を訪問した。海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。
 海鮮どんぶりは、鮪、鰆、シラス、赤いか、鱸、ハマチを使ったもの。鮮度が高いというより、適切に熟成、管理したという味で、それぞれの魚の旨味を感じられるもの。それぞれの魚の特徴を味わいながら食べるには、醤油、山葵はほとんど不要だろう。

 もう少しじっくりと味わいながら食べ進めたかったが、午後から緊張度が高い折衝業務が控えていた。この日は、私を含めて、部長、課長級の複数名により対応することになった。かなりのコストを使って仕事をしたということだ。理由は不明だが、地下鉄が止まるというアクシデントもあり、炎天下を歩くことになった。
 2018年6月14日(木)のランチで訪問

 ランチで「竹亭にしき」を訪問した。海鮮どんぶりの予定で訪問したが、シロサバフグという珍しい魚があったこと、この日は比較的空いていて煮魚でも時間の余裕があるだろうということで、シロサバフグの煮魚定食1,000円を注文した。数種類の中から魚を選んで煮魚か焼魚の定食とする。この日の魚は、スズキ、かます、サクラマス、シロサバフグなど。

 このシロサバフグだが、一口食べて失敗したと思った。弾力のある身が特徴的だが、気の抜けたような味だ。これだけ弾力があると、刺身にするときは薄くする必要があることがよく分かる。このお店の魚は鮮度が高いことは十分過ぎるほど理解しているので、単にシロサバフグが、私の口には合わなかったということだ。新しいものに手を出すと失敗するリスクが増えるという典型例だろう。
 2018年6月8日(金)のランチで訪問

 「ぬくみ」を訪問したが、13時を過ぎての訪問のためか、すでにランチ営業を終了していた。そこで、「竹亭にしき」を訪問することにした。
 客数が少なかったため、提供まで時間がかからないだろうと思い、焼魚定食1,000円(税込)を注文した。
 造里は、鰆、真鯛、赤いかで、毎回のことながら、熟成された魚の美味しさを感じるものであることに感心させられる。醤油や山葵は不要で、無いほうがそれぞれの魚の美味しさが鮮明になるだろう。
 焼魚は、北海道産のサクラマスを選んだ。サイズは大きく、味もよく、食べたという実感が得られた。
 その他、豆腐、漬物、味噌汁、ご飯に至るまで、いずれも素晴らしく、この日も十分に満足できる内容だった。
 2018年5月25日(金)のランチで訪問

 「竹亭にしき」を訪問した。混雑していた。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。このお店の海鮮どんぶりは特に美味しく、提供までそれほど時間がかからないので注文したもの。
 この日の海鮮どんぶりは、初鰹、鱸、鯵、しらす、あかいか、しめ鯖、鰆を使ったもの。醤油や山葵は不要な鮮度で、職人が手を加えて熟成させているのか、鱸、鰆は旨味を感じるものだった。
 税込1,000円の海鮮どんぶりとしては、群を抜いた美味しさだ。
 2018年5月9日(水)のランチで訪問

 この日は魚料理を食べたい気分だったので、「竹亭にしき」を訪問した。
 海鮮どんぶり1,000円(税込)を注文した。

 海鮮どんぶり
 初鰹、平目、シラス、イカ、蛍烏賊、鰆
 いずれも鮮度が高くて自然の恵みを感じられるもの。職人の手を加えて熟成させているのだろうか、醤油や山葵など不要で、それぞれが持つ美味しさを感じられるものだった。
 姉妹店の「竹亭」のほうが、全体的に上のように感じる。しかし、海鮮どんぶりについては、味は優劣をつけがたいが、魚の種類が多く、食べることの楽しさを感じるものだった。
 名古屋地区の海鮮どんぶりとしては、値段と味とのバランスで考えると、最高峰といえるのではないだろうか。
 2018年4月10日(火)のランチで訪問

 この日は魚を食べたくなり、「竹亭にしき」を訪問した。
 塩焼定食1,000円(税込)を注文した。黒むつをチョイスした。
 造りは、黒鯛、鰆、赤いか
 黒鯛、鰆は熟成させたのだろうか。いずれも職人の手が加わったことがわかる美味しさ。醤油、山葵は不要の美味しさだった。
 黒鯛を漁港で買って、その場で締めてもらって、自宅に持ち帰り刺身にしたことがあるが、同じような美味しさにはならなかった。
 黒むつの塩焼きは、塩加減が見事だった。やや焼き過ぎでジューシーさには欠けているように感じた。

 隣の客が注文した海鮮どんぶりが非常に美味しそうに見えた。「竹亭」の海鮮丼に比べると、刺身の種類が多く、ボリュームもあるように見えた。次回は海鮮どんぶりを注文したい。
 
 
 2017年7月10日(月)のランチで訪問

 先週末に体調を崩し、週末は養生するだけで終わってしまった。ただ寝ていただけなので、なんの楽しみもない休日だった。あっという間に月曜日が到来し、体調不良のなか出勤した。体調不良でも仕事は減らない。午後からの出張業務のついでに、「竹亭にしき」を訪問した。この日の一時的な大雨の影響か、単に訪問時間が遅かったためか、それほど混んではいなかった。

 煮魚定食1,00円(税込)を注文した。
 この日の魚のラインナップは、鯖、カイワリ、さんまの一夜干しだった。カイワリという聞いたことがない魚が出てくるところなど、伏見にある「竹亭」とは趣が異なる。カイワリは、アジ科の海水魚のようだ。
 この日のカイワリは思ったよりもサイズが小さく、それが理由だったのか、他の魚の身も入っていた。
 カイワリは、不味くもなければ極端に美味しいわけでもなかった。煮付けよりも他の調理法のほうが向いているように感じられた。煮付けで食べるのであれば、もう少し煮汁が濃いほうがよいかもしれない。カイワリは、竹亭の特徴でもある薄めの煮汁には合わないように感じられた。
 基本的な献立は、「竹亭にしき」と「竹亭」とではほとんど違いはないが、刺身が付く(刺身の量が多い)点が違っていた。
 この日の刺身は、いか、メジマグロ、スズキで、いずれも鮮度が高く、山葵や醤油が不要な水準のものだった。

 「竹亭」と「竹亭にしき」の姉妹店対決ということになると、「竹亭」に軍配を上げたい。一言でいえば、この日の魚(カイワリ)に影響を受けたということだ。魚を食べたいと思ったときに、いつも(竹亭)のような豪快なサイズを期待してしまったのと、カイワリの味が期待したほどではなかったということだ。

  • 海鮮どんぶり
  • 海鮮どんぶり1,000円(税込)
  • 海鮮どんぶり

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9位

Patisserie Chez KOBE (八事、総合リハビリセンター、いりなか / ケーキ、カフェ、その他)

2回

  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2018/12訪問 2019/05/05

やっぱり美味しかった「Patisserie Chez KOBE」のスイーツ

 2018年12月24日(月)に購入

 クリスマスケーキを「Patisserie Chez KOBE」で予約をしていた。今年の12月24日は休日だったため、駅近のお店に限定する必要はなかった。毎年当たり前のようにクリスマスケーキを買ってきたが、ここ数年満足できるクリスマスケーキを口にすることはなかった。それで、今年は思い切って「Patisserie Chez KOBE」のケーキを予約したのだった。 このお店で満足できなければ、クリスマスケーキで満足できるお店はないだろうと思った。
 満足できないというのは、値段相応の価値、つまり味を感じられないという意味だ。その理由としては、大量生産のために、お店によっては冷凍したものを解凍したり、一つひとつの作業が雑になって味が低下する可能性が高まることが考えられるが、需要超過のために値段を上げても売れるというのが根本的な原因だろう。
 何はともあれ、ノエル・シャンティ(15㎝)4,752円(税込)を予約した時間にお店に取りに行った。店内に冷蔵ショーケースには数種類のプティガトーも並んでいた。

 ノエル・シャンティ(15㎝)
 包装箱があまりにシンプルだったため、やや不安を感じた。包装箱からケーキを取り出すと、イチゴとチョコレートのプレート、装飾品で飾ったシンプルなケーキだった。イチゴはあまおうではなさそうだった。しかし、クリームの塗り方が芸術的に滑らかだったので期待が高まった。
 一見してシンプルなケーキで、パティシエの技量、食材の質がそのまま味に反映され、誤魔化しが利かないものに感じられた。
 これまで食べたクリスマスケーキとは次元の異なるものだった。生クリーム、スポンジのキメが細かくて滑らかだった。キメが細かいため、包丁やフォークが簡単に入ったのだ。ガサガサの粗いスポンジでは切っ先に強い抵抗を感じるものだ。生クリームは軽やかな風味で、しっとりとしたスポンジは、風味が薫り立つものに感じられた。
 シンプルだが気品のあるフォルムで、パティシエの技量がギッシリと詰まったケーキであり、その値段に相応しい価値があるように感じた。
 2016年11月27日(日)に購入

 この日は雨だった。「四季亭 滝の水店」でのランチ後、予約していたミルフィーユ3,456円(税込)を受け取るために「Patisserie Chez KOBE」を訪問した。駐車場に着くのと同時に、スタッフが傘を持って駆け寄ってきた。このような応対を受けたのは初めてのことで感動した。購入後も、車のドアまで傘を受け取りに来てくれた。
 慎重に自宅まで持ち帰り、おめでたいのかおめでたくないのかよくわからないことを家族5人で祝った。

 ミルフィーユ
 生クリーム、カスタードクリームともに、厳選した食材を使ったことがわかる素晴らしい味だった。
 4等分に切り分け、私の割り当てにはラズベリーがなかったが、妻によるとこれほどまでに甘いラズベリーを食べたのは初めてのこと。

  
 このお店のケーキの値段は高いが、その値段に見合った価値(味とサービス)があると思った。
 パティスリー ヴィヴィエンヌ、アヴァロンなど、八事はケーキ店の激戦区であり、今年のクリスマスケーキをどのお店で買おうか大いに悩むことになりそうだ。

  • クリスマスの準備
  • ノエル・シャンティ4,752円(税込)
  • ノエル・シャンティ(15㎝)

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10位

麺屋はやぶさ 大須店 (上前津、大須観音、矢場町 / ラーメン、油そば・まぜそば)

3回

  • 夜の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.1
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.1
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2020/02訪問 2020/03/15

創造性の高い美味しいラーメンだと思います

 2020年2月29日(土)の夜に訪問

 雨の中、麺屋はやぶさ 大須店を訪問した。毎年、究極のラーメンという雑誌を買う。この本には、クーポン券が付いている。せっかくだから利用しようということで訪問を決めた。このお店を訪問するのは1年ぶりだった。
 大潮まぜそば(クーポン価格450円、通常価格890円)を注文した。このお店のウリはオマール海老湯のはずなので、こちらをクーポンの対象にしたらと思うのだが、毎回、大潮まぜそばが対象となる。
 大潮まぜそばは、まぜそばの中では異色の部類のような気がする。刻み海苔、削り節など複数の具材を使っているのだが、刻んだ貝のようなものが入っていたりとかなり個性的な具材を取り合わせているのだ。にもかかわらず、うまくバランスを取っているように感じられるもので、魚介類が好きな私には十分に味わえるものだった。
 2019年3月16日(土)のランチで訪問

 「麵屋はやぶさ」を訪問した。
 大潮まぜそば(クーポン価格440円、通常価格890円)を注文した。

 大潮まぜそば
 モチモチの太めの麺、刻んだ玉ねぎ、削り節(粉状と粗削り)、刻みネギ、海苔、刻んだ貝(と思われるもの)、黒玉(煮干しをミキサーにかけてペーストにしたと思われるもの)、白玉(不明)
 様々な具材が入っていた。どのような味になるのだろうかと思って混ぜ合わせた。魚介の風味が大勢を占めるものだった。オレンジ色の弾力のある具材は、貝かなにかだろうか。黒玉は、煮干しかなにかをミキサーにかけて液体と合わせてペーストにしたものだろうか。白玉に至っては、原材料すら想像ができなかった。
 2018年6月29日(金)の夜に訪問

 遅い時間だったこと、傘を持っていなかったので駅近のお店にしようと考え、「麵屋はやぶさ」を訪問することにした。案の定、お店に入る直前に驟雨となった。
 オマール海老湯と迷ったが、豊潤はやぶさ890円(税込)を注文した。オマール海老湯は、実際はどうか分からないが、「スープストック」のオマール海老のビスクのような味だろうと想像ができそうな味だったからだ。
 豊潤はやぶさはラーメンにしては値段が高かったが、その値段にふさわしい味のように感じられた。
 豚骨、鶏、魚介のスープらしいが、どれに偏ることもなくバランスが取れていて雑味のない旨味のあるもの。スパイス、香草らしき風味も効いていた。エスプーマかなにかで泡立てているが、スープの温度は適温で、柔らかい口当たりを生み出していた。
 麺は自家製なのだろうか、かん水などおかしな風味はなく、スープとの絡みもよく美味しかった。
 具は、チャーシューに香草かなにかを混ぜ込んだと思われるもの、白いペースト状の旨味を感じるもの、水菜、刻み玉ねぎ、糸唐辛子、ねぎ、スパイスなど。なにをどのように作ったのか分からない具があり、興味をそそられるものだった。普通は、これだけの具を入れ込むと雑然とした味になりそうなものだが、緻密な計算のうえ調和させているものだろう。

 新しいというか、創造性の高いラーメンに久しぶりに出くわした。複雑に組み合わせたスープと具のラーメンだが、ごちゃごちゃとして雑然としたものにならず、素晴らしく調和していることには驚きを感じた。注文したときは値段が高いと思ったが、味わった後では極めて妥当な価格で、その他のラーメンも味わってみたいと思った。

  • 豊潤はやぶさ890円(税込)
  • 豊潤はやぶさ
  • 豊潤はやぶさ

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