グルメさむらいさんが投稿した菓酒店 jira(愛知/池下)の口コミ詳細

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菓酒店 jira池下、今池/バー、スイーツ

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  • 昼の点数:3.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 3.1
      • |雰囲気 3.4
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.1
2回目

2019/09 訪問

  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.1
    • | 雰囲気3.4
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.1
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

スイーツにも鮮度があることがわかります

 2019年9月28日(土)に訪問

 「菓酒店 jira」を訪問した。営業しているのかいないのかは、扉を開けなければ分からない。店内に入るとほぼ満席だった。
 ヘーゼルナッツとくるみ ドライフルーツのヌガーグラッセ りんごのロースト添え810円、アマレットジンジャー648円(いずれも税込)を注文した。

 最初にアマレットジンジャーが提供された。飲みながらヌガーグラッセの出来上がりを待つことにした。待つ時間を過ごすこと自体が楽しみなお店だ。
 ヌガーグラッセが提供されたとき、溶けやすいのでお早めにとの説明があった。当然のことながら、まさに食べごろの状態で提供された。このお店は、オーダーを受けた後にスイーツを作り始める。
 カチカチのアイスクリームを提供されて興ざめすることがある。適切な温度管理を行い、美味しい状態、食べごろの状態で提供するのが一流店だろう。

 ヘーゼルナッツとくるみ ドライフルーツのヌガーグラッセ りんごのロースト添え
 ヌガーグラッセを提供するお店はそれほど多くはないだろう。
 ヌガーグラッセは、ナッツやドライフルーツをキャラメルでコーティングしたヌガーを冷やし固めたデザートのことらしい。
 ヌガーグラッセの上にりんごのローストが据えられたもの
 ラムレーズンの風味、ナッツの風味とコク、キャラメルの甘さ、食花の苦味、ローストしたりんごの甘酸っぱさなど重奏的な美味しさのスイーツ
 ひんやりとした食感のスイーツを楽しめる季節はもうすぐ終わる。

  • ヘーゼルナッツとくるみ ドライフルーツのヌガーグラッセ りんごのロースト添え810円、アマレットジンジャー648円(いずれも税込)

  • ヘーゼルナッツとくるみ ドライフルーツのヌガーグラッセ りんごのロースト添え、アマレットジンジャー

  • ヘーゼルナッツとくるみ ドライフルーツのヌガーグラッセ りんごのロースト添え

  • ヘーゼルナッツとくるみ ドライフルーツのヌガーグラッセ りんごのロースト添え

  • ヘーゼルナッツとくるみ ドライフルーツのヌガーグラッセ りんごのロースト添え

  • アマレットジンジャー648円(税込)

2019/09/29 更新

1回目

2019/08 訪問

  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス3.1
    • | 雰囲気3.4
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.1
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

注文を受けて生み出すスイーツを酒と嗜む密やかなカフェ

 2019年8月31日(土)に訪問

 先月に営業を始めたばかりで食べログの点数がまだ付いていないカフェだ。昼間からお酒を楽しめるバーでもある。
 このお店を知ったのは、信頼できるレビュアーの情報によるものだ。そうでなければこのお店を知ることはなかっただろう。
 無数にある口コミの中で、重要なのは信頼できるレビュアーによるものかどうかだ。それとともに重要なのは画像だろう。画像は客観的なものだ。盛り付けの芸術性の有無、料理の創造性の有無は一目瞭然であり、寿司なら食材の質の高さ、職人の技量を推し量ることができるだろう。
 このお店の存在を知ってから、なるべく早く訪問したいと思っていたが、ようやく実現した。
 この場所にこのお店があることを知っていなければ、入ることが難しいだろう。店内は暗くて人の気配を感じられず、メニュー看板も出ていなかった。芸術家のアトリエを思わせる無機質なグレーの店舗は、人の出入りを拒絶しているかのようにも感じられた。しかし、看板に書かれた営業時間、定休日から判断すると、営業していることは明らかだった。思い切って扉をスライドさせた。
 照明を落とした店内のカウンターの奥には客がいた。カウンターチェアに座り、密やかな空間のメンバーの仲間入りをした。 
 いちじくとサワークリーム、ナッツとキャラメルのクリームタルト810円、ホワイトラムトニック648円(いずれも税込)を注文した。
 
 いちじくとサワークリーム、ナッツとキャラメルのクリームタルト
 完熟いちじく、サワークリーム、くるみ、クッキー、キャラメルソース、シナモンなどのスパイスを取り合わせたもの
 パティシエは、オーダーが入ってからスイーツを作り始めるようだ。ホワイトラムトニックの提供を受けた後、仕事に取りかかった。
 最高級の食材を使っていることが分かるものだった。いちじくの品のある甘さ、サワークリーム、キャラメルソースは、膨らみと気品のある風味だった。タルトの生地は、適度な抵抗感を持ってゆっくりとフォークが入るものだった。それらを統一感を持たせて複合的、重奏的な味のタルトに創り上げるパティシエの技量は素晴らしい。デパ地下のスイーツを超えた次元の違うスイーツのように感じられた。パティシエが生み出したばかりの瑞々しさも美味しさに関係していただろう。

 センスのあるひとが努力を重ねた結果の味、これを一流の味というなら、このお店のスイーツは一流の味だろう。俗世間から隔絶された空間で、最高のスイーツを食べていると、自分も特別な存在に近づいたかのような錯覚に陥りそうだった。
 3年前、新宿の「ジャニス・ウォン」のスイーツを食べた。このとき、スイーツで芸術を表現する方法があるのだと知った。そのときは、主にビジュアルに対する感動だった。今回の感動は、純粋なる味に対するものと日本酒との取り合わせの着想だ。
 スイーツに、ワインとラムは合うと、学生の頃から思っていた。ぶどう、さとうきびから作られるもので、甘さを持ったお酒だからだ。日本酒は穀物であり、合わないだろうと決めつけていた。
 この日、冷酒に合うチーズタルトがメニューにあり、冷酒が用意されていたのだった。たしかに、吟醸酒なら、吟醸香がありスイーツにも合うのだろう。このお店のパティシエは、自分の舌で確かめ、試行錯誤のうえ創り上げたとしか考えられないからだ。

 とにかく素晴らしいスイーツ店に出会った。スイーツ店であり、バーでもある。びっくりするほど美味しいスイーツを提供するバーというほうが的確なような気もする。雰囲気はカフェというよりはバーだからだ。このお店は一人で密やか時間を楽しむ場所、秘密を共有できる間柄で訪問すべき場所ではないだろうか。
 

  • いちじくとサワークリーム、ナッツとキャラメルのクリームタルト810円(税込)

  • いちじくとサワークリーム、ナッツとキャラメルのクリームタルト

  • いちじくとサワークリーム、ナッツとキャラメルのクリームタルト

  • ホワイトラムトニック648円(税込)

  • 外観

  • 外観

2019/09/01 更新

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