グルメさむらいさんが投稿したサンタキアラ(愛知/森下)の口コミ詳細

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閉店サンタキアラ森下、大曽根/イタリアン、イノベーティブ

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  • 昼の点数:-

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/03 訪問

  • 昼の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

旬の食材の個性を引き出して季節を表現するイタリアンのお店

 2015年3月15日(日)のランチで訪問

 1日遅れたが、ホワイトデーのランチということで訪問。「サンタキアラ」は、徳川園の近くにあり、閑静な住宅街にあるイタリアンのお店。

 Prannzoa A(前菜2皿、パスタ、メイン、ドルチェ、カフェ、パン)4,100円(税込)を注文。
 
 前菜
 師崎の春日子鯛 カルパッチョ
 春日子鯛の旨みと酢の酸味のバランスが絶妙。しばらく置くことで味を馴染ませて身を柔らかくしているのだろう。その名のとおり、春が旬な魚のようだ。

 渥美の浅利と大府の春野菜
 浅利は大き目のもので、雑味はなくすっきりとした旨味だけを感じた。何らかの手を加えているのだろう。
 大府の春野菜は、つぼみ菜、かつお菜、紅芯菜と初めて聞く名前ばかりだ。火を通し過ぎることなく、野菜がそれぞれの個性を主張している。シェフは、食材が持つ味や香りを大切にしているように感じられる。

 パスタ
 土岐の天然ふきのとうとアンチョビのソース イカスミのトレネッテ
 ふきのとうは、野趣あふれる大地を感じさせる力強い味だ。土岐の山野から顔を出しているところを想像出来そうだ。
 もう少しアンチョビソースが強くてもよいかもと感じられたが、ふきのとうの苦味と香りを際立たせようとしたのかもしれない。
 トレネッテは、幅が3〜4ミリ、厚さが2ミリほどの平打ちパスタのこと。
  
 メイン
 恵那のいのししのロースト
 いのししを藁で炙り焼きにしたもの。付け合わせはプチヴェール。熟成させたものだろうが、肉自体の旨味が凝縮されている。クセなど全くない。藁で炙られたことで香ばしさが加わり、まさに絶品の料理だ!
 この肉にマスタードなど不要だ。純粋に肉の旨味と風味を味わえば十分だろう。
 提供される前からなんともいえない薫りが店内に漂っていた。これほどまでに美味しい猪肉、というより美味しい肉に出会ったことはあっただろうか。衝撃を受けた!
 プチヴェールは、ケールとキャベツを交配した12月から3月が旬の野菜のようだ。

 パン
 モッチモチの食感で、表面からは塩分を感じるもの。これほどまでに特徴的なパンは初めてだ。

 ドルチェ
 ピエモンテのココアプリン”ボネ”
 なんとも表現しがたい食感と風味のドルチェ。印象に残るドルチェだ。
 ピエモンテ地方のドルチェで、アマレッティを砕いて入れたココア風味のプリンのことのようだ。アマレッティとは、メレンゲ菓子の一種で、アーモンド・プードルを使った焼菓子のことらしい。
 プリンといっても、滑らかさは感じられず、アマレッティと思われる粒々した食感があり、洋酒の風味を感じた。アマレッティは、きな粉のような風味と食感だった。
 
 いちごと赤ワインのソース グラッパのミルクソルベ
 いちごとミルクのシャーベットのドルチェ。相性がよいのは間違いない。
 赤ワインソースは、ほとんど赤ワインを感じさせるものではなく、甘いシロップに近い。
 グラッパは、ポマース(ブドウの搾りかす)を発酵させたアルコールを蒸留して作るブランデーの一種らしい。

 カフェ
 ハーブティー
 カモミールをベースにしたハーブティー。

 コーヒー


 小菓子


 メインの恵那のいのししのローストは絶品だった。ピエモンテのココアプリン”ボネ”は、初めて出会う味で印象に残るものだった。
 「サンタキアラ」の料理は、前菜からデザートまで一貫したメッセージがあるように感じられた。
 それは、徹底的に旬の食材を使って季節(この日は春)を表現すること、旬の食材を主役にして、その個性を感じられるように調理することだ。
 なんというか、これほどまでに強烈なメッセージ性を発する料理は珍しく、他のお店の料理とは一線を画しているように感じられた。
 シェフの料理を食べると、この季節に生きていることを実感させられ、そのことを素直に喜べるのだ。
 シェフはさぞかし無骨な方だろうと思われたが、私より若いと思われる方で実直そうな方だった。料理に対する内に秘めたシェフの想いは相当なものだろうと感じられた。
 このシェフが創り出す四季折々の料理を、ぜひまた味わいたいと思った。

  • 師崎の春日子鯛 カルパッチョ

  • 師崎の春日子鯛 カルパッチョのアップ

  • 渥美の浅利と大府の春野菜

  • 渥美の浅利と大府の春野菜

  • 土岐の天然ふきのとうとアンチョビのソース イカスミのトレネッテ

  • 土岐の天然ふきのとうとアンチョビのソース イカスミのトレネッテのアップ

  • 恵那のいのししのロースト

  • 恵那のいのししのローストのアップ

  • パン

  • ピエモンテのココアプリン”ボネ”

  • ピエモンテのココアプリン”ボネ”のアップ

  • いちごと赤ワインのソース グラッパのミルクソルベ

  • ハーブティー

  • ランチメニュー

  • 外観(開店前)

  • 外観(正面入口)

2017/07/16 更新

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