3回
2018/03 訪問
ラーメン彷徨記㊸〜その2〜ゴメン!個人的最高位に推奨!
【地元めし・'18.3月初】
新進気鋭の地元ラー店、前々レビューの
「ぱどる」さんが一方の雄なら
コチラはもう一方の雄の
「ナルトもメンマもないけれど」さん
(コレは個人的見解です)…
地元には他にも怪物!の「豚星。」さんも
あるけれど、アソコはアソコで置いといて…
(笑)
初訪以来、何回も来ているけれど
やはり美味しいです、ココ!
当初は
昼間「ナルトもメンマもないけれど」塩、味噌
夜間「ナルトもメンマもあるけれど」醤油
の二毛作営業をやっていたのだが
しばらくすると今度は
平日「麺屋さすらい」カレー他、創作&限定系
土日「ナルトもメンマもないけれど」塩、味噌
と曜日ごとの営業に変わった
しかし今回の訪問で店名は結局
「ナルトもメンマもないけれど」に
落ち着いた?ようで…
店主の方の〝さすらい〟もどうやら終わった
ようである…
メニュウも統合され、主力の塩&味噌、
それにカレー、創作系&限定系となり、
見た限りでは醤油はなくなった様子…
さて…
この日も僕は決めていた
カレー麺に叉焼トッピングを!と
先客は3組4名、後客2名…
奥のカウンタースツールが2席分なくなった
代わりに潰していた小上がりを一部解放、
4人が座れるようになっていた、都合、
キャパとしては2名増、ワンオペがこなれて
来たんでしょうね、ファミリー層にも配慮
したレイアウトになった。
「小上がりでもイイですよ」
そう言われたが、僕らは奥のカウンターに
陣取る、彼の調理も覗けるし(笑)
ツレはこの日は〝塩〟を所望。
麺が上がるとこの日もわざわざ
カウンターから出て来て
僕らの前に丼を置いてくれる、+1点!
カレーラーメン(+叉焼)
ピーマン、かいわれ、フライドオニオン、
ネギ、中華な叉焼(3枚)、キーマ
(ひき肉、しめじ、トマト、玉ねぎ)
まずね、見た目がイイですね、
スープを啜る、辛さは普通、ですが香辛料の
深みを感じる、僕は普段は絶対にやらない
のですが、ご飯を投入したい、さふ言ふ衝動に
駆られる。
それほどカレースープとして完成されてる
そう思う、とにかくウマい!ウマい!ので
ある。
真ん中に乗ってるひき肉のペースト、前回は
ミートソースだと思いましたが、カレーラー
と言う事を考えるとキーマかも?知れません
味わい味わいながら食べれば良いのでしょう
が、一気に啜ってしまうのでどれがどうこう
と味わってる暇がないのです。
麺のウマさは好みにどストライクなので
言わずもがな、天晴れ!な
「棣鄂 (ていがく)」さんの麺
叉焼
ちょっと甘めの味付け、外側の赤い中華な
叉焼を連想させる、カレーラーなので箸休め
にはちょうど良い、噛むと適度な歯応えが
あり、旨味がジュワーと拡がる感じ
塩ラーメン(+味玉)
ピーマン、フライドオニオン、ネギ、味玉
中華な叉焼(1枚)
見た目もカレーに比べるとシンプルな感じ
でもやはり美しいです
スープを啜らせてもらう、コチラは淡麗
スッキリ!キリッとした旨味、対照的です。
ツレに丼の真ん中に浮かぶ
黒いゲル状の物体が何だったか?
そう聞いたのですが、全く分かっとらんかった
多分、味を整える何か?だと思うのですが…
僕のカレー…
スープをレンゲで掬うのももどかしく、
丼に顔を埋めてしまい、ゴクゴクと完飲(笑)
お冷を飲むのも忘れてしまった…(^^;;
帰り、ごちそうさまを言って店を出る、
と…店前で店頭メニューを覗き込む
カップルがひと組、どうしようか?
悩んでいる様子
そこで大きな声で
「あ"ぁ〜美味しかった、美味しいね!
やっぱココ!」
すると2人、意を決したように暖簾を潜って
行った…
シメシメ、あの2人も帰る時にはすっかり
ここのファンになっている事だろう…
と言う訳でココ、評価を大幅に上方修正、
食べログを始めて久々の個人的首位、交替です
高級なフレンチやイタリアン、お寿司、和食
でもない…冒頭にゴメンと書きました…
ですが、そう思ったんだからしょうがない、
僕の中での長らくの一位「赤坂・希須林」の
坦々麺を凌駕してしまった。
これからも地元に根付いたお店であり続けて下さい、
ごちそうさま
カレーラーメン(叉焼追加)
塩ラーメン(味玉追加)
テーブルセット
ココは麺がまず良い!
ひき肉ラーとしてはこのキーマ的部分も嬉しい
対して叉焼は昔ながらの中華のイメージ
カレーラーのスープ
塩ラーのスープ
モトスミ♡
NARUTO MO MENMA MO NAIKEREDO
完食完飲してしまふ…
2018/03/14 更新
2017/03 訪問
ラーメン彷徨記㊸〜地元発!都心でも勝負出来るのでは?(行って欲しくないけれど)
【地元めし・'17.3月末】
「ナルトもメンマもないけれど」
何とも人を喰ったような店名…
このセンス、キライではないけれど
地元でかなりブイブイ言わせてる、イヤ、
コレから言わせそうなラーの新店がオープン
したとの噂は聞いていた。
ついで喰いがポリシーだけれど、
そんなに頑なな訳でもない
と言う訳で3月末のある雨の日に初訪である
雨には濡れたくはなかったけれど
このお店、昼間は味噌と塩、夜になると
店名が
「ナルトもメンマもあるけれど」
と変わり、醤油一本で勝負しているのだそう
所謂、ラーメン二毛作ってヤツ
お休みがあったり営業時間が短かったり
(昼も夜も)するので伺う際にはある程度の
下調べが必要だと思います。
僕らが伺ったのはお昼過ぎ、なのでメニュー
は味噌か塩、聞くとツレは塩を所望
こう言う時、僕は絶対、同じモノは頼まない
意地でも他のモノを頼み、レビューの
バリエーションを拡げるのだ
れっきとした食べログ病だ (^^;;
(ホントは僕も塩が食べてみたかったのだ
けれど (^^;;)
と言う訳で味噌と塩を一杯ずつ券売機で購入
する、せっかくだから両方とも特製で!(^^;;
店は爽やかな感じの若い店主が1人で
切り盛り、いわゆるワンオペだ。
彼にお昼は叉焼一枚か?麺大盛が無料になり
ますが…そう言われ、豚ラーの僕は勿論、
叉焼、ところがツレは麺増量をお願いする
(お、おい!大丈夫かぁ??でもね、残した
分は、僕が食べるのだけれど、ね…(^^;; )
店内入ってすぐ左に前店舗の名残である
小上がりがあるのだが、パーテーションで
仕切られ、座れないようになっており、客の
キャパはカウンターオンリー7席ほど
営業時間の短さなどからも分かるように
店主の方は真摯にラーと向き合ってる様な
気がした、小上がりを切り捨て1人でオペレート
出来るギリギリのラインがカウンターのみの
客席使用だと言う事なのだろう、
客に納得の一杯を食べさせてあげたい!
そう言う気持ち、
てもコレって、単なる僕の推測なのだけれど
客は僕らがいる間はほぼ満席、僕らの後ろで
ご夫婦が待ってましたが、なんだかイヤ(笑)
待ってる間にココのラーの事が書いてある
栞をチラ見、フムフム、
味噌は相当、濃いらしい…それにはスープ割が
オススメ、そう書いてあった。
ワンオペはやはり大変そうで、しかし彼の
丁寧な作業もカウンター越しに見て取れた。
味噌(特製・無料叉焼)
着丼です、まずはそのビジュアルに圧倒
される
具は白髪ネギ、ピーマン、海苔大判3枚、
叉焼4枚、フライドオニオン、マー油、味玉
あと、コレは…しいたけと鶏肉ミンチと
唐辛子?トマト?を炒めたの??
どなたかが書いていたがこれではナルトも
メンマも乗るすき間がありません。
スープ…啜る
なるほど味噌スープは超濃厚である、
しかし隠し味?カレー系のターメリックや
山椒の香り?さらにそれら香辛料+マー油と、
複雑怪奇(は表現が違うね…)、
飲み干すとあとで喉が渇く、
分かっていながらヤメられず、
スープ割を試す暇もなかったのだけれど
(^^;;
叉焼
僕のには4枚、赤くてちょっと甘めな味、
どこかで食べた、そう思ったが、あとで
思い出す、かづ屋や八雲、それに荏原町の
しなてつ、いわゆるたんたん亭系
歯応えのある食感もそう…
(でもコレ、全く関係なかったみたいだけれど…
(^^;;)
麺
麺を入れる木箱(番重と云うそうですね…)
がカウンターから見えた、しかし位置が悪く
最後の二文字…「棣鄂」の字しか見えない…
読めないよ!しかし見覚えがあるのである。
コレもあとで思い出す、以前行った東銀座の
「むぎとオリーブ」で見かけた木箱である。
「麺屋棣鄂(ていがく)」
京都の製麺所で京都はもちろん、全国の有名
店舗が好みの麺を依頼する有名な麺屋さん
なのだそう…
「むぎとオリーブ」で食べた麺があまりにも
好みで美味しく、麺を啜りながらその場で
調べた事を思い出したのだ。
低加水のボソボソ系、中細ストレート麺。
まさに僕のどストライクの麺だ!
ウンまい!こりゃイイや!
塩(特製・無料麺増量)
麺は1.5倍、その代わり叉焼が3枚、
味噌との違いはネギが刻みネギだったところ
くらいか?コレも何かしら店主のこだわりが
あるのだろう
スープ
ひと口もらう、ヤァ〜〜コレは味噌とは
打って変わって優しいスープ、ですがキレと
コクがありますね、コレもウンまい!
啜りながらこの塩と味噌のスープをブレンド
したらどうなんだろう?などと云うあらぬ事
を考えたのだけれど…(笑)
それは秘密…
ツレはやはり増量麺が食べ切れない、そう
言い出した…
(そうやろ、そうやろ?)
しかしコチラももう少し、じっくり味わって
みたかったので願ったり叶ったり、である。
汗をかきかき、二杯を完食、旨かったです
こうなると味噌のスープ割、それに夜の
営業である
「ナルトもメンマもあるけれど」
の醤油麺も食べてみたいのだけれど…
僕の夜の食癖はお酒にツマミモード、
だからなぁ〜でも是非、行ってみたいです
感想、表題の通り…
でもでも都心に打って出ないで逆に
わざわざ食べに来させるような、地元
モトスミのそんな佳店になって欲しい、
心からそう思ったのだけれど、、、ダメ?
ごちそうさま、美味しかった!
外観…この日は雨でした…
なかなかハードルの高い営業時間
テーブル、カウンターのみの店内
麺を返す、コレがウマかった!
味噌…ピーマンがイイ仕事を!
塩…ひき肉とシイタケの炒めも
味噌のスープ、濃厚複雑
塩スープは淡麗キレあり
ほぼ完飲、コレ以上飲むと…
2018/03/14 更新
【'18.5月末・地元めし】
井伏鱒二の名訳として名高いある漢詩の最後の一節、
これについて、言葉は知っていた
が、深くは知らなかった…
人はオギャーと生まれた瞬間から死に向かって
歩き出す、それは誰にでも平等に訪れる、
若い頃はそんな事考えもしなかった
が、この歳になるとこんな僕でも少しは考える…(笑)
さよならだけが人生だ
普通に読むとなんだかネクラな後ろ向きな言葉だ、
そう思う…
しかしこの言葉には実は深い意味が込められている
らしい…
この世界すべての
自然の生業がそうであるように
始まりがあれば終わりがある、
ならばその刹那刹那を大切に、
頑張る(と言う言葉はキライだ)、
一生懸命(もキライ・笑)
ベストを尽くそうではありませんか
そうして、さよならだ、そんな感じ?…
まぁ、僕のない頭での理解力ではこの程度ですが…
σ(^_^;)
……………
私的なくだらない前置きに時間を割いて
しまいましたが、地元のラー店、
いやマイベスト1であるこの店。
ナルトも麺も……ないのは困る
「ナルトもメンマもないけれど」さんが
移転する事をマイレビ諸氏から聞き、
移転3日前に慌てて訪問した、
店の表には若い店主が考え考え、書いたで
あろう、移転するに至った思いがA4用紙6枚
に手書きでしたためてあり、貼り出してあった、
最後に書いてあった
「日本で最も長い移転のお知らせ」には
笑えたし、ちょっと泣けても来た…
引き戸を開けて券売機で何を頂くか?塾考…
結果、大好きなカレーラーを叉焼トッピング
で、ツレも同じくカレーラーを味玉
トッピングでお願いする事に…
僕の食券が出て来ない!一瞬たじろぐが、
ツレが目にも止まらぬ早業で既に渡して
いた…σ(^_^;)
先客2組3名…後客4組5名
いつもは若い店主の彼のワンオペなのだが、
この日は男性、女性のヘルプが1人ずつ、
店主に負けず劣らず、笑顔の良い接客だ。
(ひょっとして新しい店はココより少し広く
なるのかな?)
そのための新しい仲間?などと
考えを巡らせていると着丼。
カレーラーメン w/叉焼
ココの基本は味噌か塩、なのだがある意味
奇を衒ったメニュウであるこのカレーラーに
僕は胃袋を掴まれた(笑)
叉焼は3枚、かいわれ、ピーマン、ネギ、
細かく刻んだフライドオニオンまで
それにこのラーのある意味、キーでもある
キーマ…ひき肉、トマト、玉ねぎ、しめじ…
叉焼
は少し甘くて噛み応えのあるタイプ、
ツレの味玉半個と1枚を取り替えられるハメに
(笑)
スープ
はそのまま啜っても充分にウマいがキーマと
混ぜるとさらに深みとコクが増す。
トッピングの野菜類も計算されてるかの如く
このラーには合う、以前のレビューにも
書いたがコレ、ご飯を投入してリゾット的に
喰ってもきっとウマい、そう思う。
麺
がまた…イケメンだ、ココの麺、
好きだわぁ、コレも何回も書いていますが
創業そろそろ90年になろうとする京都の老舗
製麺屋さん「麺屋棣鄂」さん謹製の麺、
加水率が低いボソッとした中細麺、
コレ、日本一、イヤ、世界一だと思う(笑)
イヤァウンマイ、最後は丼に顔をうずめて
これまで世話になった感謝の意を込めて…
一杯と1/5を完食完飲!
目の前に貼ってあった映画のポスター
「ラーメン食いてぇ!」
のキャッチコピーが目に入る σ(^_^;)
人生の岐路に立つ
勝負はこれからだ
これって彼の今の心境なのかも知れない…
帰りしな、彼に声をかける
「残念だなぁ〜」
「申し訳ないです、でも少し遠くはなりますが
来て頂けない場所ではないので
是非、またいらして下さい。」
「もちろん!ごちそうさま」
申し訳なくはない、彼は彼なりに考え、
出した結論、しがない客の1人である
僕には何も言えない
さよならだけが人生だ
彼にはまた新しい場所で…根を張り…
こんにちは!も人生だよ
そう言ってあげたい
頑張らなくて良い、ベストを尽くして欲しい
そう願います。