はぎりくさんが投稿した萬翠楼 福住(神奈川/箱根湯本)の口コミ詳細

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はぎりく (50代後半・女性・東京都) 認証済

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萬翠楼 福住箱根湯本、塔ノ沢/料理旅館、日本料理

2

  • 夜の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
2回目

2021/08 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

朝湯も朝ごはんも15号室も全部素敵♪

ココはひとつ朝湯を楽しもうではないかと普段はしない早起きをして5時からこちらの名物である二宮尊徳の思想にちなんだ名を持つ大浴場
「一円の湯」
に貸切で入り自噴式の源泉かけ流しの湯に浸かる。

源泉かけ流しだが熱過ぎす優しいまろやかな湯でゆっくり楽しむ事か出来るのも嬉しい。

部屋に戻り二度寝をして
ゆっくり部屋食の朝食をいただける贅沢は何にも代え難いものがある。

近海の恵み五種盛り
新鮮な生野菜
箸作り 朝引きの汲み上げおぼろ豆腐
中皿 自家製厚焼き玉子
焼物 鯵開き、魳開き、甘塩鮭、地魚西京漬より一品
食事 炊きたてコシヒカリ、味噌汁

品数も多く、新鮮食材でボリュームもバランスも良い朝食メニューに目を見張る。

豆腐は宿近くにある200年の歴史を持つ老舗豆腐店
「荻野」の品。
天然にがりと湯坂山の湧き水で作る品。
どうりで豆の甘さを感じる美味しい豆腐な訳だ。

ご飯はお櫃で登場し、ご飯に合う品々の登場によりますます美味しく頂ける幸せ♡

会話を楽しみつつ、川音と朝日を感じながらの一時は至福以外の何物でもない!!


ワタシの宿泊した金泉楼とは別館となるもう明治棟の萬翠楼にある15号室は文化的価値から今は宿泊は出来ずその代わりに当主自ら予約すると部屋を案内してくださる。

朝食の後、思いついて部屋の担当の方に見学の希望を伝えると直ぐに都合を付けて下さり希望が叶う。

食後
ロビーに向かいその部屋へと踏み入る。
天井には48種の天井画。

掛け軸は伊藤博文書。

随所に当時の大工の意匠と選び抜かれた貴重な建材使われていて圧巻!

つい最近までココに宿泊出来たと言うから驚きだ。
テレビも備え付けてあったとかw


身支度や荷造りはあったものの
それまで各々、本を読んだり寝転んだりゆっくり寛ぎ
自由に過ごすと時間の流れまでゆったり。


まさに命の洗濯を湯本の名湯、名旅館で堪能出来た。
また機会があれば是非伺いたい!!

  • テーブルいっぱいの食事

  • 天井画

  • 新鮮野菜

  • 美しい15号室

  • 近海の恵み五種盛り

  • 一円の湯

  • ご飯も進みます!

  • 朝食

  • 萬翠楼 15号室入口の柱の立派な事!!

  • 伊藤博文の掛け軸

  • 宿泊した20号室も充分に立派!

  • 建築美を感じる

  • 旅館フロント

  • 萬翠楼の入り口はお蔵の様な造り

  • 重要文化財指定書

2021/10/07 更新

1回目

2021/08 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

源泉かけ流し&重要文化財で寛ぐ非日常の贅沢

創業寛永二年(1625年)
三代目将軍、徳川家光の時代と言うから驚き!

建物は大きく3つに大分され
萬翠楼、金泉楼、そして昭和棟。
前者2つは明治初期の大工の棟梁がその当時横浜辺りにあった西洋建築の技法や意匠を直接出向いて学び取り入れた非常に貴重な建造物。

平成14年にホテル旅館建築で初めて国指定重要文化財に指定された。

コロナ禍でずっと家に籠りきりだったので
夫と娘の3人で部屋に風呂のある宿でゆっくり休んで贅沢しようとやってきた。

もちろんたまの贅沢なので明治からの由緒あるお部屋に宿泊。

金泉楼 20号室
8畳+8畳+広縁の3人には広すぎる造りに
檜の湯船の部屋風呂とトイレも付いている。

さりげなく部屋に掛けらた掛け軸はなんと
今や草なぎ君の顔とだぶる
徳川慶喜その人ご本人の直筆の品!!

有り得ない!
女将さんがその時々で
この宿に縁の深い方の掛け軸をかけているらしい。

他の部屋には
伊藤博文、木戸孝允(萬翠楼の名前の名付け親)、西郷隆盛、福沢諭吉
などなど教科書に出てくる面々の書が…


部屋に案内されると
茶菓子として
箱根湯本の和菓子の銘店「ちもと」さんの
『湯もち』!!

何たる贅沢!!
ふわっとマシュマロのような生地に角切りの羊羹がちりばめられ、口に含めば柚の香り広がる♪
和菓子の新食感!コレは美味しい!!

熱いお茶と一緒に頂き
源泉かけ流しの真綿のような湯と評される温泉に明るいうちから浸かって

いよいよ夕食!
お部屋食なのも安心&贅沢。

涼菜 いわゆる先付け 趣向を凝らした七品が並ぶ
向附け 地魚の五種盛り
先吸椀 松茸と紅ズワイガニ香る茶巾の吸口仕立て
主菜 国産和牛のサーロインステーキ
福菜 胡麻尽くしの胡麻豆腐
冷菜 アスパラと玉蜀黍のムース西京風味葛あん掛
強菜 夏野菜鮎巻き 蓼酢添え
食事 手打ち二・八蕎麦
甘味 八種の甘味盛り合わせ


主菜は鮑のバター焼きとどちらか選択出来て娘は鮑に


品数も多く、料理長の趣向を凝らした品々は素材を大切にしつつ色や調理法に様々な変化をつけて目と舌を楽しませてくれた♡

一品一品丁寧に説明をしつつ提供してくださる姿勢も好感度高い。

先付けの無花果の揚出しや地の刺身がワタシのお気に入り。

強肴の鮎に合わせた
蓼食う虫も好き好きの「蓼」の蓼酢が興味深いものあり。

蓼自体は香りも癖も強くそれだけを口にすると驚きの味だが、川魚の鮎に蓼酢が合う!
組み合わせの妙である。

食後も家族で語らいテレビ等不要。


早川の川の流れの音を子守唄に早めに休むとしよう。

  • 部屋にある檜風呂は早川を眺められる

  • 涼菜 左から 無花果揚出し、相州牛山椒煮土佐酢掛、鱧梅肉醤油掛、白瓜と茗荷つぶ貝の玉蜀黍酢掛、新丸十レモン煮、地魚真丈枝豆包揚げ、灯鬼玉子

  • 素敵過ぎる広縁

  • メインのサーロインステーキ

  • 早川を眺められる広縁

  • 鏡台ってとても便利

  • 徳川慶喜の掛け軸

  • ちもとの湯もち

  • この宿の名物の胡麻豆腐

  • 娘のメイン鮑は踊る踊る!

  • 冷菜 アスパラと玉蜀黍の優しい味の中に鮑のパンチが効いていて非常に美味♡

  • 強肴 手前にあるのが蓼酢

  • 鮎の中身

  • 二・八蕎麦

  • 甘味は迫力ありの品数だが、個人的には一品をシンプルに味わいたかったかな

  • 所々洋風な意匠も感じられる

  • 美しい匠の技

  • 部屋の装飾一つ一つが芸術作品のよう!

2021/10/07 更新

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