BillyGehryさんが投稿したRISTORANTE IL NODO(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

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ビリー下里のレストラン備忘録

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RISTORANTE IL NODO鎌倉、和田塚/イタリアン、海鮮

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2019/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

シェフ自ら足を運んで調達した魚介と有機無農薬野菜の前衛的なイタリアン@鎌倉/小町

高級店など滅多に足を運べない私はイノベーティブフュージョンな料理にありつくことなんて少ないわけだが、こちらの料理は数年前の富山の前衛フレンチ・レヴォ以来の衝撃だった。こちらはイタリアンだが。

3か月ほど前、藤沢の某鮨「K」のご主人から紹介されてチェックしていた、鎌倉小町の比較的新しい店で、あのオステリアコマチーナの上階に入っているこじんまりとした店だ。
なにやら席数も少なく予約していかないとヤバそうな雰囲気だったので、山を出る前に前日予約。18:00に先客があるので、できれば19:00にずらしてもらえたらありがたいということで、二つ返事で19:00に予約。

店を訪ねると、カウンター10席、テーブル席2卓だっただろうか、思ったよりキャパはある。そして地元のおしゃれなファミリ-が先客で食事中。この日の客は私一人とこのファミリー3名だけだったようだ。理由は素人の私にもシンプルに理解できた。スタッフがオーナーシェフ一人だからである。調理からサービスまでぜーんぶお一人でこなしているので、これだけのコース料理となれば当然そのぐらいの客数でないとさばけないだろう。というと、シェフがバタバタ黙々と仕事をこなしている様に思うかもしれないが、むしろ逆だ。しっかりすべての仕事をこなしながら、客全員との会話で楽しませながら料理を進めていく。まったく大したものだ。


少し時間がたってしまったので、細かい料理の説明については割愛する。何はともあれ写真をご覧いただきたい。一つ一つのポーションはもちろん小さいが、これだけ手のかかった皿が、これだけの数を出していただいてこのお値段は、もちろん高級魚や高級肉といった原価の高い食材を使っていないとはいえ、破格ではないだろうか。シェフの良心としか言いようがない。以前は同じコース料理で小坪産のアワビや鎌倉海老(=伊勢海老)も使っていたらしい(オレのにも入れてくれと心の中で叫びましたが)が、いくらブランド牛の様に原価率が高くないとは言っても、コレだけ食材調達に時間をかけ、手のかかった料理の数々となれば、アワビや鎌倉海老はオーバースペックだったのかも知れぬ。

この日は3つあるコースの中から一番良い8000円(税別)のコースをお願いした。一人でもコースディナーを頼めるのが実にありがたい。ほんとうにありがたい。他店も見習ってほしい。

手の込んだリストランテ仕様の料理の数々はかなりチャレンジングで試行錯誤の跡が伺える。これは立派なイノベーティブフュージョン・イタリアンである。

こちらの店の食材はまずざっくり言うと、肉メインではなく、魚介と野菜を食べさせる店と考えたい。そしてその魚介は、シェフ自ら船に乗り漁にも同行するという小坪の新鮮魚介。旨くないはずがない。そしてこの船、なんと私が飛び切り気に入った同じ鎌倉の鮮魚居酒屋、フランス語で「舟の女、青木」という名前の、某S子さんの店があるが、あそこの船と同じ船だという。

そして野菜。これもまた素晴らしい。
私は可能であれば無農薬の野菜を食べたいし、味の濃さなど味わいも全然異なってくる有機栽培の野菜が一番良いと思うのだが、まさに「有機・無農薬栽培」の湘南野菜を使っていて、畑の摘み草なども使いながら個性的な皿を構成している。

なにしろ野菜の調理方法が凝っている。
葉物野菜、例えば小松菜ひとつにしても、一つの皿の中にソテーしたもの、グリルで焼きを入れたもの、乾燥させたもの、3種類も載せられており、それぞれが独特の食感と独特の味わいのハーモニーを奏でている。特に、グリルで焼きを入れた葉野菜は、バーベキューで少し焦げたようなキャベツなどの葉物の風味を想起させるし、一番個性的なのは乾燥させたものだ。見た目これは「シワしわになって枯れている」ようなルックス自体、料理として登場したのを見たこともないし、それをこの手のリストランテの料理として登場させるチャレンジングな精神に脱帽である。

そしてこのシェフ、酸味のコントロールが上手い。酢の使い方が上手い。一歩間違えるといやらしい味になりがちなビネガーは私は難しいのではないかと常々思うのであるが、実に嫌味なく素材の旨さを引き立てる加減、塩梅が抜群だと思った。と言ったら「私は酸っぱい男なので」とイミフなことを言って笑うシェフ。

なぜか食べログの点数が伸びていないが、いずれ予約が取れない店になる嫌な予感がする。先客の食通で常連の地元ファミリーのマダムとシェフが話しているのを聞くと、相当な食通や飲食のプロも嗅ぎつけて、続々とこちらを訪問している様子だった。そして鎌倉の地元客よりも藤沢などの周辺都市や都内、そして遠く関西、九州などからの客の方が多いという。

先客ファミリーが帰った後は葉山の海回りの終バスを逃す時間まで(またやってしまった)シェフと談義が続き、いろいろな情報を得ることができた。もともと波乗り馬鹿(ってご自身で言ってました)で私の母校の前がホームだったとか、茅ケ崎のグジョの名前を言って通じる感じがなんとも親近感がわく。このシェフ、まあ食べログみる人ならおそらく知らない人は少ないであろう「某Sティーニ」出身だったのにも至極納得。しかしながら嫌味のかけらもなく温和で話好きでイケメンなシェフ。誰が行っても終始和やかに食事を楽しむことができるだろう。これもこの店のいいところだ。

しかし鎌倉という街は不思議だ。
同じジャンルの店がそれほど広くないエリアに複数存在していながら、それぞれが微妙に棲み分けされていて、客の方も使い分けられる感じが良い。こちらはイノベーティブフュージョン系のイタリアンとして、また独自の存在を確立しているように思う。

ご馳走様でした。またお伺いします。

  • シェフ、イケメンだからモザイク入れない方が女性客集まったかもねー。でも一応ねw

2019/07/11 更新

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