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粗びき三兄弟『粗びき十割』を+価格でオーダー。粒粒感と香りを楽しむ。
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幹線より一段低い場所に建つ…判り辛いかも。
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ヒノキ等の立派な一枚板のテーブルやアンティークの椅子が設えられたモダンな店内
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Bセット(満腹セット)は、せいろ+かけorなめこ蕎麦+デザートで1300円
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粗びき三兄弟。一つは必食したい!
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満腹セット1300円。粗びき十割をせいろにする事で+300円。
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お勧めされている、岩塩『モンゴルの塩』
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ちょっとガリッとするのが気になるが、旨し取り合わせ。
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蕎麦茶とお通しの蕎麦味噌
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この蕎麦味噌が、旨い!写真からも判る豊かな蕎麦の実は蕎麦への期待が高まる
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十割!喉越し・長さからして信じられない高度な技術でできた蕎麦
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この蕎麦とよく合う角が無い丁度いい塩梅のつけ汁
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2枚目は…寒かったので『温おろしなめこ蕎麦』温まる~
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デザートは…蕎麦豆腐をチョイス。実はフルーツソースバージョンもある。
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ねっとりモチモチした蕎麦豆腐。わさび醤油で風味を味わう。
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スロープの上から…判り辛い。
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11時半。
家を飛び出し、ハンドルを握ってひたすら新東名を西に向かって車を走らせていた。
時間は惜しかったがこのままでは昼食を喰いっぱぐれてしまう恐れがあったので、途中『清水NEOPASA』に入り一度車を止めた。
『藤枝は家具屋や雑貨店の激戦区』
大型家具の運び入れが今から30分ほど前に終わり、家具を運んで来てくれたドライバーの方が、新居の様子を見て(明らかに雑貨好きだと思われたに違いないが…)藤枝の家具・雑貨店を紹介してくれた。
…ぬかった!
浜松・焼津・静岡・伊豆と家具屋巡りを散々して、もう静岡県内でそうそう魅力的な所は他に無いだろう等と思っていたが…藤枝。
考えても無かった。
目的地施設にはオシャレなベーカリーカフェも併設されていると云う事だったので、そこまで我慢…もしくは…気は進まないが、このまま新清水で食べて行ってしまうか…ッと、ん~ッ??
この、へ~ンな曲り口の所に…蕎麦屋?
ナビ目的地の手前20~30mに【手打ちそば ながいけ】を見つけた。
既に腹が『カフェ用』に整い始めていたのだが…食べログ検索で状況は一変する。
評価高めの蕎麦屋。
しかも、蕎麦通マイレビュのMらいあん様が、大層褒めていらっしゃるではないかッ!
信頼するめぐ様の情報とあっては、これは素通りできますまい。
とにかく…藤枝まで、我慢だっ!!
…再び走り出す。
新東名を『岡部・藤枝JCT』で降り、藤枝バイパスを経由後国道一号線に出る。
一号線はほぼ道なりなので何の問題も無いのだが、『瀬戸川』が近づいてくると緊張が走る。
橋の中程まで来ると、右手に『平安会館ふじえだ』の看板が見え…橋が途切れた直後左折する。
(一通なんじゃないか?)と思う様な狭い道幅なので一瞬躊躇するが、無事に曲がれた余韻を感じる間もなく、背の高い鬱蒼とした木立や下草の切れ間に『蕎麦』の幟が突然視界に飛び込んで来る。
こ、ここなのか…ッ?
いきなりの出現に面食らうが…すかさずハンドルを右に切り、スロープを下ると…建物の反対側に5台程駐車できる駐車場があった。
スロープの上に2台。
下に1台…。
独立した看板は無く、建物の壁に【手打ちそば ながいけ】と書かれた看板が据え付けてあった。
小さな盆栽やらで和風に設えられた金網が貼られたガラスの引き戸の前に、暖簾が掛かっていた。
(混んでないみたいだ…よかった)
入り口でスリッパに履き替える。
一人だと告げると、快活な女性の花番さんが「真ん中のテーブルへどうぞ」と仰って下さった。
しかし…、真ん中のテーブルは6人掛け。
店内に4つあるテーブルの中でも最も大きい。
後に、やはり一人で来られた年配の女性と相席になるのだが…恐縮した。
ちょっとの差で次々と利用者がやって来て、入り口の待合席で席が空くのを待っている。
私は運が良かった。
今の状況なら、一人客は嫌がられていたかも知れない。
一枚板の立派なテーブル。
すぐ脇にある…先程下って来たスロープにあった紅葉…と云うよりは落葉に近い巨木のエノキが窓から見て取れる。
メニューを捲ると…珍しい事に、ここのお蕎麦屋さんには『天ぷら』が無い事に気付く。
辛うじて『桜えびのかき揚げ』メニューがあったが、写真で見ると既にツユの中に入ったビジュアルになっていたので、揚げ物はやめて置く。
『粗びき三兄弟』なるものがあり、メニューには予約や曜日限定の様に書かれていたので諦めていたが、花番さんが普通の蕎麦を頼む他のお客に頻りに、粗びき三兄弟のメンバー『十割』を奨めているのを小耳に挟んだので、(今日は用意できるのだ…)と心得る。
天ぷらが無いのに、せいろ一枚では余りに寂しい…。
かと言って、今日は風が強い。
せいろ2枚は…寒い気がする。
迷っていると、セットメニューB『満腹セット 1300円』なるメニューを発見。
せいろ一枚、好みの蕎麦、デザート…で1300円。
せいろを粗びき三兄弟の粗びき十割に変更すると+300円。
お~!これにしよう。
十割のせいろを一枚。
次に温かい『なめこ蕎麦』
デザートには『蕎麦豆腐』をわさび醤油でお願いした。
まさに蕎麦尽くしの内容。
待っている間に、そば茶と自家製の蕎麦味噌がお通しで運ばれて来た。
香ばしい香りのそば茶もさることながら、このティースプーン一杯にも満たない蕎麦味噌の何たる旨さ!
少し甘じょっぱい味噌の中には、プチプチとした食感の真っ白い蕎麦の実が欠けの無いそのままの粒で幾つも入っている。
今まで頂いた事のある、どこの蕎麦味噌よりずっと旨い。
もったいないので、蕎麦の実を一粒一粒噛み締める様に頂くと、柔らかい木の実の様なプチっとした食感と共に蕎麦の実事態の甘さが口に広がる。
テーブルの上には、ここでのお勧めの蕎麦の食べ方が記してある。
まず、蕎麦自体をそのまま、次に『モンゴルの塩』で、次に『つけ汁』で。
『塩』かぁ!
少し粒が大きい岩塩である。
塩で頂く蕎麦は【そば切り こばやし】で頂いた事が在る。
好みにもよると思うが、蕎麦の甘みが引き立つその食べ方が私は滅法気に入っていた。
期待が高まる…!
「十割、お待ちどう様」
提供が思ったより早い。
恐らく『天ぷら』という足枷が無いからだろう。
笊では無く、スッと刷毛で表面をなぞった様な筋が入った黒い無骨な皿に盛られている。
皿での提供は不安があったが、水切りはしっかりとされていた。
蕎麦の表面に白い粒粒が見て取れるほどの粗びき加減だが、十割とは思えない長さが蕎麦にある。
微かに緑がかっているようにも見て取れる。
写真を撮るのももどかしく、急いで1~2本つまんで、蕎麦を口に運ぶ。
するっ…
思っていた以上に喉ごしが良く、口の奥の方へスムーズに流れて行く。
めぐ様も仰っていたが、非常に強い香りの蕎麦だ。
噛むのも忘れてしまいそうな程喉ごしが良いのだが、噛み締めてみると更に蕎麦の実の食感・甘み・香りが引き立つ。
素晴らしい!
…ふと気付く。
何もまだ薬味を付けて居なかった。
一人で何故か(くすッ)と笑ってしまう。
こんなに夢中になって、何もつけない蕎麦を食べ進めたのは初めてかも知れない。
さて、塩でも食べて見たいが…小皿にとって、箸の先に塩を付けて頂くのが筋何だろうが、生憎小皿が無い。
仕方が無いので、皿の隅に塩を振って、蕎麦の先をチョンとつけて頂く。
「ガリッ…」
岩塩である。
仕方ないが、歯が浮くようなガリッとした歯応えがまれにある。
しかし、塩もやはりイイ♪
更に『塩』だけで頂いている自分にハッと気づく。
しまった…このままでは、つけ汁の出番が無くなってしまう。
変わった形の徳利に入った汁を蕎麦猪口に出して、少し舐めてみる。
こ、これはッ!
他の名店の様に際立った『枯れ節』や『鰹』の風味は其処まで強くないのだが、ホンノリと感じる甘み、角が無くまろやかな塩梅のつけ汁。
香りが強く、蕎麦自体に力強さがあるこの蕎麦を、出しゃばる事も無く…しかし、しっかりと蕎麦をホールドしている風味。
この蕎麦あっての、このつけ汁…いや、この汁あってのこの蕎麦か。
一人勝手に藤枝まで出てきてしまった私を諭すように、蕎麦が語り掛ける。
『内助の功』
…ちょっと、違うか…。
(大ボケ)
本わさび・ネギも薬味として添えられていたが、今回は余り活躍の場が無かった。
あっという間にせいろを平らげ、再び楽しみに取っておいた蕎麦味噌をチビチビと頂く。
空の皿は横へずらしたが、白濁をした濃いめの蕎麦湯を頂けるらしいので、蕎麦猪口は残しておいた。
次に頂くのは『なめこ蕎麦』。
温かい蕎麦。
先程とは打って変わった、細めのすっとした蕎麦。
大根おろしとなめこ、ネギ、ノリが乗っている。
テーブルに置いてある、特製の『柚七味』を入れると、柚の香りがぱ~っと広がる。
旨い…旨いが、やはり先程の蕎麦の余韻が舌にあるので、物足りなさを感じる。
(順番が入れ替わっていたら、良かったのだろうか…)
しかし、冷え切った体がホコホコと温まって此方もあっという間に完食。
デザートは『蕎麦豆腐』。
フルーツソースか山葵醤油が選べるというのだが…勿論『わさび醤油』をチョイス。
蕎麦シフォンケーキなるものあり、ちょっと甘いものも欲しい所だがこんなに旨い蕎麦を食べながら、最後に違う味で〆てしまうの余りにもったいない!
甘いものに目が無い私が、そう思う蕎麦。
いかにこの蕎麦が旨かった判って頂けるであろうか。
ねっとりとした…くらっとしそうな程蕎麦の香りが鼻から抜ける蕎麦豆腐の最後の一口を頂きながら思う。
(目当ての雑貨屋で買い物したら…ケーキも食べよう…)
↑ダメじゃん~
ここでは蕎麦以外食べたくないと思いながら、やはり甘いものは別腹の私の云う事では余り説得力が無いかも知れない。
(自嘲)
(=^・^=)ノ♪