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昼の点数:4.6
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.8
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|雰囲気 4.8
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 4.6
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.8
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| 雰囲気4.8
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク4.6 ]
蕎麦懐石を満喫
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看板
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入り口
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笹で囲まれたお店への通路
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お店
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2012/10/11 更新
店内は撮影禁止なので、写真は外観のみです。
前から行きたかったお店の一つです。ようやく行く事ができました。
まずは予約ですが、電話対応だけでこのお店の接客の姿勢が伝わってきました。とても丁寧で、これなら期待できると思える対応をしていただきました。
武蔵五日市駅からはタクシーを利用しました。ワンメーターで着く距離です。さすがに人気店。お店の名前を告げるだけで、とても細い路地の奥にある店先まで車を付けてくれました。
タクシーを降り、笹に囲まれた入り口を進んで行くと、とても質素な店構えが見えてきます。
この日の予約は自分達だけ。お店を貸し切り状態で、とても贅沢な空間を味わう事ができました。
初めてなので、5,000円のコースを予約しておきました。他には7,000円のコースもあります。
まずはお酒です。スパークリングの日本酒って飲んだ事が無かったので、出羽桜・咲を。クリアな切れ味と甘さが料理を引き立ててくれます。アルコールは9%と軽め。とても飲みやすいです。
最初に出されるのが蕎麦湯。お腹を温めてからの食事という気遣いです。底に塩昆布が入っていて、とても良いアクセントになっています。
料理は前蕎麦から。この日はそばがきでした。北海道産、キタワセという品種の100%そばがきで、口当たりがとてもまろやか。食感もすばらしいです。塩で食べるそばがきは絶品でした。
次に季節の酒肴点心。これがかなりの品数です。
まずは炙り味噌。へらに柚子の皮が入った味噌が丁寧に焼かれています。付け合わせは湯葉とジャコを炊いたもの。これに付け合わせとして木の葉形に切った赤ピーマンが乗っています。一気に食べたいところを少しずつ少しずつ。香りが抜群です。
次に盛り合わせ。どれもとてもおいしい。それしか言葉がありません。
インゲンの白和えにレンコンの酢漬け添え。甘鯛の煮こごり。丸十(サツマイモ)の焚き物。ごぼうの焚き物。木の葉形に切り飾ったズッキーニの煮物。椎茸の煮物。東京軍鶏の焼き物。わさびの茎。渋皮栗の焼き物。帆立のしんじょ。茄子の煮浸し。にしんの焚き物。鯡の昆布締め。梭魚の幽庵焼き。鯡のスモーク。茗荷の酢漬け。フランス産シャラン鴨のロースト。同テリーヌ。イカとイクラの小鉢。全体に木の葉形の人参が彩られています。写真を撮れなかったのは残念ですが、とても美しい盛り付けでした。
次に蕎麦粥ですが、この日は新蕎麦が入った為、更科蕎麦の冷やかけ。白い蕎麦がとても美しい。柚子胡椒がアクセントになっていて、舞茸の食感を愉しみながらいただきました。
次は出汁巻玉子。焦げ目は一切無く、とても美しい玉子でした。付け合わせの辛み大根がとても良く合います。
それから〆蕎麦。粗碾きもり、これは2枚食べられます。まずは1枚提供され、食べ終わる頃に茹でたての2枚目が出てきます。粗碾きおろし蕎麦は最初はつけ蕎麦として、途中で薬味を乗せてぶっかけで愉しめます。常陸の玄蕎麦で黒っぽい色。蕎麦の食感と風味を充分に味わえます。十割蕎麦で、かなり細麺です。切れやすいですが、これだけ細い麺を切るのは大変だと思います。とてもおいしいです。
蕎麦湯は鉄瓶で出されます。とても風味の良い蕎麦湯で、つゆで割らなくてもとてもおいしいです。残さずに飲んでしまいました。
梅の山、これは濃厚な梅のジュースです。ほうじ茶は深い香りが愉しめました。オーダーは1つでしたが、湯呑みは2つ出していただきました。
デザートに黄金桃のシャーベット。マンゴーピーチとも呼ばれるこの桃はとても上品な甘みで、〆にぴったりです。
調理場からテーブルが見えるのでしょうか。こちらからはわかりませんが、どの料理も出されるタイミングが絶妙です。早すぎず、遅すぎず、次が食べたいなと思ったところで提供されます。
BGMも店構えと合った選曲とボリューム。何から何まで細部に渡り気遣いが感じられました。
約2時間、優雅な気持ちを味わう事ができました。
お会計を済ませ、店を出て見えなくなるまで、お店を切り盛りしているお二人が深々と頭を下げてお礼を言ってくださいました。
料理はもちろん、サービス、雰囲気、空間。どれもとても満足できるものでした。
是非また行きたいお店です。