kazs59さんが投稿した神保町 傳(東京/神保町)の口コミ詳細

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移転神保町 傳神保町、九段下、竹橋/創作料理

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  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

味と意外性とおもてなしの心に脱帽です

 神保町駅A3出口を出て、靖国通り沿いを右に行き、セブンイレブン手前の細い路地を入った左手にある割烹です。

<2012年9月再訪>
 今回は娘の誕生日に訪問。香りのいい秋なすとふわふわの穴子でスタート。次にインカの目覚めという甘みの強いじゃがいもとオクラの揚げ物。オクラは花も食べられるんですね。しゃきっとしているのに噛むと粘り気があります。さんまを肝と和え、酢飯とともにいただくとふくよかな味わい。ぷるんぷるんの胡麻豆腐やいちぢくにかけられた白味噌ととうもろこしで作ったソースはしつこくない甘さ。米粉のパンで最後まで掬い取っていただきました。椀はなごりのハモ。出汁には野菜の甘さが溶け込んでいます。朝採れ野菜のサラダにはポテトフライで作ったかわいらしい顔。ご飯は鶏そぼろ。3杯食べました。デザートはいろんな素材を組み合わせて信玄餅のような味わいにしたアイス。紙の蓋の裏には「大吉」の文字。娘は「超大吉」でした。
 帰りには店主の長谷川さんにハッピーバースデーの出だしを歌っていただき、プリンのお土産をいただきました。楽しい夜になりました。

 今回は9500円のコースを3人でいただき、福岡や広島などのお酒をたっぷり飲みました。締めて一人当たり1万3000円。写真追加。
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<2012年8月訪問>
 駅からすぐそばなのですが、建物に看板はなく、入り口に小さな千社札がはってあるだけなので、地図で場所を確認してから行かないと分かりにくく、要注意です。

 妻の誕生日だった土曜日の夕方、お邪魔しました。カウンターに一番乗りです。店主の長谷川在佑さんがカウンターの中からにこやかに出迎えてくれました。

 お任せの12000円のコースです。まず、食前酒としてベルッキの辛口フランチャコルタ(発泡性ワイン)とともに、先付けをいただきました。先付けは袋に入ったもなかのようですが、実はこの中に熟成させたフォアグラといぶりがっこ、干し柿を混ぜたものが入っています。柔らかで深みのある味わいとなったフォアグラに、いぶりがっこのこりこりした食感がとても合います。もうこれだけでやられました。

 次は、旬の枝豆を寄せた豆腐にうにと生湯葉がたっぷりかかっています。一粒の枝豆にかわいらしい顔が書いてある手の込みよう。

 芝海老の春巻きはつなぎを使わず、芝海老を細かくたたいたものを代わりに使っているそうで、さくっと衣を噛むとえびの香りが鼻を刺激します。

 金目鯛のお造りには、醤油を吸わせたタマネギのこまかなみじん切りがのっています。このタマネギの食感がいい。

 ふわふわの穴子にはもっちりした古代米が包まれていて、上には風味のいい牛蒡の千切り揚げがのっています。

 この辺りで、すっきりした山形の東北泉、山口の貴(たか)、旨味の強い岡山の竹林と日本酒も進みます。ぐい飲みなどの食器は、知り合いの若い方たちがお店のために作ったものを使っているそうです。みんなセンスがよくてかわいらしい。

 この日に採れた野菜のサラダは、スイートコーンをさっと焼いて風味を強くしたり、コーンのひげを使ったりされています。イモの香りと甘みが特に気に入りました。

 イワシのつみれとトウガンの椀は、スーラータンメンのような酸味のタレが面白く、口の中がさっぱりします。最後の一滴まで飲み干しました。

 ご飯はとうもろこしと肉のざぶとんを炊き込んだものです。ほんのりと焦がしたご飯に、コーンのしゃきしゃきとした食感と甘みがよくあいます。そして厚く切られたざぶとんは真ん中に赤みが残ったレアのようですが、ご飯と炊く前に低温で4時間かけてじっくりボイルするそうです。お腹はいっぱいだったのですが、あまりにおいしくてお代わりしました。

 デザートは、本日の日経新聞をクロス代わりにしき、その上に園芸用シャベルにのったティラミスが出てきました。抹茶がまぶされ、シャベルには土に見えるようにほうじ茶の粉をつけてあります。下にしいた新聞をよく見ると、赤丸で囲まれた字が5つ。つなげると「ありがとう」となりました。こんなところまで客を楽しませようとするなんて。

 店主の長谷川さんは丁寧に料理の説明をしたり、料理に合うお酒を選んだりしながら、すでに満席になっていたお客さん全員に気を配りながら、もなかのような先付けやデザートに驚くお客さんを楽しげに見ていました。若いお弟子さんやホール担当のスタッフのみなさんもきびきびしていて気持ちいい。

 日本酒は結局5種類ほどいただいて、2人で締めて32000円(一人当たり1万6000円)。おいしい料理で楽しい3時間を過ごし、ツレも満足したようです。もちろん私も。また早く再訪したいと思いました。

  • 2012.9)朝採れ野菜のサラダ

  • 枝豆豆腐とウニと生湯葉

  • 2012.9)穴子と秋なす

  • 2012.9)インカの目覚めとオクラの揚げ物

  • 2012.9)さんまの肝和えと酢飯

  • 2012.9)胡麻豆腐の白味噌ととうもろこしのソース、いちぢくと赤こんにゃく

  • 2012.9)米粉パン

  • 2012.9)なごりのハモと野菜の椀

  • 2012.9.12)鶏そぼろご飯

  • 2012.9)これで3杯いただきました

  • 2012.9)お新香

  • 2012.9)味噌汁

  • 2012.9)デザートの包み

  • 2012.9)しんげん餅もどきのアイス

  • 2012.9)包みの裏に「大吉」

  • 2012.9)オクラの花

  • 2012.9)オクラのつぼみ

  • この中にフォアグラといぶりがっこ、干し柿を混ぜた料理が入っています

  • 芝海老の春巻き

  • 金目鯛のお造りにタマネギのみじん切り

  • 穴子とごぼうと古代米

  • 採れたて野菜のサラダ

  • イワシのつみれとトウガン

  • 楽しみなご飯

  • ざぶとんととうもろこしのご飯

  • 香の物

  • デザートのティラミス

  • 先付けはモナカ……ではありません

  • 食前酒のベルッキのフランチャコルタ

  • これです

  • 東北泉

  • かわいらしいおちょこ

  • これも素敵なぐい飲み

  • 竹林

  • デザートの下に敷いた新聞に「ありがとう」の赤丸

  • 入り口

  • ちいさな「看板」の千社札

2012/09/14 更新

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