no chaserさんのマイ★ベストレストラン 2014

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1位

来来 (新飯塚 / ラーメン)

2回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/04訪問 2019/04/27

来来

これで5回目になるかな、「来来」。(^^

前回の4回目が2年ぶりぐらいの訪問。
その時は、マイレビさんからの情報で、「来来」最近お客さん多くて、開店時間も段々と早くなっているみたいですよ、と。
そんな話を聞いたので、久しぶりに行って見るとお店の前には行列。
えぇぇ?と思いつつも列に並んだら、前に並んでいたお客さんから、もうここでスープ切れらしいですよ、と。
へっ?
割りと早く来たつもりだったが、もう終わり?
で、今度こそはともっと早く行ったら、並びはしたものの食べる事は出来たのだが、やれやれと食べていたら、お久しぶりですね、と店主に話し掛けられたので、えっ?2年ぶりなんだけど・・。
と言ったら、はい覚えていますよ、ラーメンの話とか色々しましたよね、と。
へぇ、良く覚えているなぁ、と感心したが、良く良く考えたら、ラーメンの話を色々したのは5年前の事なんだが・・。(;゚д゚)

今回の5回目はそれから約一年ぶりだったが、万全を期して朝8時に家を出る。(^^
お店に着いたのは8時50分だったが、もう既に7人並んでいた。
コインパーキングに駐めて、列に並んだのが9時前。
すると、すぐ後に2人が並ぶ。
並んでいる間に何人かのお客さんが出てきたので、私が来る前には既に入っていた様子。
お客さんが出る度に店主が出てきて、有難うございましたと、お見送り。
並んでいるお客さんにも、もう少しお待ちくださいねぇ、と。

待っている間に気づいたのだけど、何時もは掛けられている入り口横の、小さな「今日の一言」の木札が見当たらない。
忙し過ぎて忘れられたのだろうか、それとも止めたのかな?
「来来」に来る時の1つの楽しみだったので、ちょっと寂しい。(^^;
反対側の、「営業中」の更に小さな木札も「準備中」のままだったので、多分忙しくて忘れられていたのだろうなぁ。(^^
それと、以前は有った暖簾の掛け台も無くなっていた。
もっとも、以前から暖簾は掛けられていなかったし、無くともお客さんは並ぶので、有っても無くても関係は無かったけどね。(^^

並んで40分ちょっとで、どうぞ〜と案内が有り、漸く店内へ。
入り口で顔を合わせると、店主が、お久しぶりです、と。(^^
いやはや、私の顔ってそんなに覚え易いのかな?(^^;
それにしても「来来」、初めて食べた5年前を考えると、すごい人気になったものだ。

カウンターに着席してメニューを見る。
内容、価格は前回と変わらず。
ラーメン並600円を注文。

店主は何時もと変わらず。
人当たりが良く、話好きで、人柄の良さが滲み出る。
どのお客さんにも満遍なく声を掛け、話題もラーメンだけでなく、うどんや鰻、お客さんの近況等、調理しながらも話は尽きない。

5〜6分でラーメンの到着。
相変わらずの超シンプルなビジュアル。
しかも、スープの透明感が半端ない。
以前より更に透明度が高くなっている気がする。
ここまでなっているとは・・。

以前は透明度に比例して味も薄かった事が有ったので、さて今回はどうかなと、レンゲで一口。
口当たりはさらりとしているが、豚骨としての旨味はしっかりと有る。
重みは無いが、純度が高いと言った感覚。
例えて言うと、米をギリギリまで削って作られた大吟醸の日本酒の様に、極限まで削って、一切の雑味や不純物を取り去り、豚骨の旨味の中心だけを取り出し様な味。
何となく、その旨味が味覚だけでなく、視覚でも捉えれそうな錯覚を覚える。
それに加えて、元ダレの塩味が抜群の塩梅。
喉から胃ではなく、喉から直接身体中に浸み込んで行く感覚。(^^
この感覚は他では中々味わえない。
もう豚骨ラーメンと言うよりは、来来と言うジャンルのラーメンと言って良いのじゃ無いかと思う。
麺は中麺ぐらいのストレート。
綺麗に折り畳んで有るのはいつもの姿。
口当たりは、つるっ、ぐらいで、表面には柔らかい圧があり、中心に向かって緩く圧が上がる。
特にコシは感じなかったが、このスープにはこれぐらいがちょうど良いかも。
小麦の香りが上品で、スープの味とよく馴染む。
スープとの絡みも良く、麺量とスープの量がぴったりの塩梅。
チャーシューは、小振りだけど、柔らかい歯応えで、肉の旨味がしっかりと残った物で旨い。
やや塩気があって、チャーシュー単独だと十分に旨いが、スープと被ってしまったのはちょっとだけ残念だったかな。

今回は初回時のインパクトに近い印象だった。(^^
営業日や時間、駐車場の事などを確認してお店を後に。
何時もの様に店主に見送られて外に出ると、行列がずらっと・・。(;゚д゚)
数えてみると、1,2,3・・・21,22。
22人も並んでいた!!
もっとも、その内の半分以上はスープ切れですと謝られていたけどね。(^^;

1年ぶりだったけど、やはり旨いと言うか好みな味。
人によっては物足りない味に感じるかも知れないけど、1度これにハマると、何物にも代え難い味。
これで、もうちょっと豚骨濃度が上がったら、4.5を付けるんだがなぁ。(^^
3回目の訪問。2015年3月。

この日は飯塚まで、連れと娘とお雛様見学。
季節柄、九州のあちらこちらで、お雛様祭りが催されている様だが、どうせ行くなら飯塚へと。

昼過ぎに到着したが、まだお昼は食べていない。
ならば、やっぱりここでしょ。( ^ ^

お店の前を通ると、心配した行列は無かった。
例の、営業中を示す極小の木札は、何故か起き上がっていて、営業中と準備中の両方が見える状態。
どっちだ?
多分大丈夫だろうと言う予感が有って、そのまま駐車場へ。

でも、駐車場へ着くと、様子が変・・。
駐車場の一角に囲いがされていて、工事がされている模様。
でもそこは、2つあるお店の駐車位置の1つがある場所だが・・。
ん?と思い、前回停めた8番の位置を見てみると、全然違う個人の名前が書かれている。
えっ?無くなった?
あれれ?と思いながらあちこち探していたら、有った!
奥の右側2台分に変わっていた。
やれやれ、良かった。
ここに来る時は何時も、2台の内1台が空いていて、これで3回連続。(^ ^

でも、車から降りたら、駐車場は水浸し。
大した量の雨は降っていない筈だが・・。

お店に着いて引き戸を開けると、先客は2名。
ほっ、良かった。
行列は無いが、店内は満員と言った予想もしていたので、ラッキー。

カウンターに座り、連れと娘は並、私は大盛りとごはんを注文。

待つ間に駐車場の事を聞いてみると、工事されている所には家が建つらしい。

5〜6分で3人分のラーメン到着。

どんぶりの大きさは並と同じみたいだが、麺の量が明らかに違う。
2玉ぐらい?
100円プラスでこのボリュームならO.K。

スープは相変わらずの透明度。
前回とは違い、しっかりと旨味が出ている。
でも、初回の時の様な、何処までも続く様な余韻は少なく、少し早めに切れる。
卓上のラーメンコショーを試しても良かったかも知れない。

麺はチョイ柔で、太さ硬さも好みの具合。
チャーシューは前回と違って、歯応えのあるタイプ。
旨いのは旨いが、前回の方が個人的には好み。
板海苔も風味は良かったが、初回の時程ではなかった。
ごはんは、前回と比べると少し水分が抜けた感じ。
ラーメンを先に食べて後回しにしたせいかも知れないが・・。
ごはん割りにしたらスープが多かった。
もう少し減らしてから入れるべきだった。

初回のインパクトが大きいので、細かい所のアラが見えてしまうが、それでも前回よりは旨かったし、旨いラーメンである事には変わりは無い。

食べ終わって暫くして後客が有ったのだが、済みません、スープ終わりなんです・・。
・・危ない所だった。(^ ^

価格は前回より上がっていて、並が600円、大盛りが700円となっています。
ごはんは変わらずの100円。

今回の味を確認して評価点変更。
料理・味 3.8 → 4.2
CP 3.5 → 3.3 (値上がりの為)
総合   4.0 → 4.2 (旨さを再確認)


2回目の訪問。2014年9月。

ず〜っと再訪したいと思っていたのだが、流石に飯塚だと、ちょっとそこまで、とはいかない。

前回は200号線のバイバスを通って行ったのだけど、今回は遠賀川沿いの旧200号線?を通って。
バイパスと違って信号も少なく、意外とスムーズ。
今回は迷う事無く、一発で到着。

お店の前を通ると既に1人の待ち客。
開店前から大行列、と言った風景も想像していたので一安心。

駐車場、空いているかな?と思いながら行ってみると1台分空いていた。
前回と同じ8番だが、見ると名前?が変わっていた。
前回はマザコンだったが、今回は大凶・・だって。

車を停めてお店の前に来たら、いつの間にか行列が4人に。
時間はまだ11時前。

口コミで人気がでて、とうとう行列が出来る様になったか・・。
でもまあ、これくらいならどうと言う事はない。
少し待っていたら、お店が開いて店内に案内される。
時間は10時50分。

入る前に、本日の屋号をぱちり。
本日は「地球のおしり」だって。
毎度の事ながら、良く分からない。 ( ^ ^ ;

店内は既に先客が有ったみたいで、私が一番最後に入ったら、カウンターは既に満員。
あれっ?と思っていたら、奥の小上がりに案内される。
初回の訪問時には全くその存在は気付かず、後で知ったのだが、興味が有ったので丁度良かった。

そこは板張りの小上がりで、小さな低めのテーブルが一つ置いて有る。
なんか、田舎の親戚の家に遊びに来た雰囲気。( ^^
テーブルの横のポットと箸入れがいい味を出している。

先客さんが注文を入れるので、私もと、ラーメンとご飯と注文したら、済みません、後でもう一度良いですか?と聞かれる。
あっ、そうか、入店順に注文を受けるんだったっけ。
もともと待つ事は予想していたので、全然問題なし。

小上がりに上がり込み、スマホで写真を撮っていたら、見るとバッテリーの残量が11%になっている。
えっ?なんで?
家を出る時には80%ぐらい有って、来る途中でも車内で充電していた筈だが・・。
ナビをオンにして、音楽をガンガン鳴らしていたとは言え、減り方が異常。
コネクターの差し込みが甘かったのだろうか?
何れにしろ、このままでは少な過ぎ。
ここで写真撮るぐらいは大丈夫だろうが、節約するに越した事はない。
なので電源オフ。

おかげで、注文が来るまでする事が無くなった。
で、見るとテーブルの横に雑誌が置いて有る。
一般的なラーメン店の様に、漫画や週刊誌、スポーツ新聞等はなく、ラーメン関係の雑誌ばかり。
あの、「雲のうえ」16号も有った。

地域のラーメン店の紹介の雑誌が有ったので、パラパラとめくり、北九州の店の所を開いて見ていたら、聞いた事も無い様なお店の名前が一杯有って驚く。
えっ?何これ?こんなお店、聞いた事もない!
まだ知らないお店がこんなにも一杯有ったのかと驚いたが、良く良く見ると、なんか変。
既に閉店されていて、ネット上に話題も上がらない様なお店が載っている。
えっ?と思って裏表紙を見たら、2002年の日付。
なる程ね。
でも、もう見る事が出来ないラーメンの写真なので、これは撮っておかないと、と思いパシャパシャ。
お陰で残量5%。
流石にこれはまずい。
ラーメンの写真が取れなくなるので、再び電源オフ。

それから5分程して、ラーメンとご飯でしたねと確認に来られたので、ハイ。
さらに2分程して、そのラーメンとごはんの到着。

どんぶり、具は前回と同じ
スープを見ておやっ?と思ったのは、前回と比べるとさらに透明度が増した様な・・。
この透明感はちょっとやばいかな?と。
これでもし前回同様な旨々スープだったら、もう脱帽するしか無いが、一方で不安も感じる色合い。
実際の所、家に帰って前回撮った写真と比べたら、殆ど違いは無かったのだけれど、目の前で見るスープは薄く見えた。

期待と不安を胸に一口。
するとやはり、前回と比べると、豚骨風味と旨味が少ない。
塩梅の良い塩味は保たれていて、勿論旨味自体は有るが、その厚みが薄くなった感じ。
前回はスープの隅々まで旨味が詰まっていたが、今回のは7割程度に感じた。
お陰で余韻も早めに切れてしまう。
前回のスープを、スタンドまで失速せずにライナーで入るホームランとすれば、今回のはゆっくり背走してキャッチ出来るセンターライナー、ぐらいの差を感じる。
淡麗と言うには、1歩程行き過ぎた感じで、極端な表現をすれば、すこし水っぽく感じる。
前回の旨さを自分の中で美化し過ぎて、落差を大きく感じ過ぎているのだろうか?
麺は前回と同じだが、スープが薄く感じた分、麺の味も淡白に感じた。
チャーシューは旨い。
大きさ、厚さはふつうだが、肉の旨味が良く出ていて、タレの味とのバランスが良い旨々チャーシュー。これならチャーシュー麺も食べてみたいが、メニューに追加しないかな?

今回は前回と違って、旨々ラーメンとは行かなかったが、基本旨いラーメンで有る事には変わりはないと思う。
こう言ったブレはどんなお店でも有り得るし、もしかしたら私自身のブレなのかもしれないし・・。
今日はたまたまだと思うので、評価点はそのまま。
前回と同じだったら4.5を付けるつもりだったのだが・・。

一応、旨々スープ前提のごはん発注だったのだが、取り敢えずスープに入れてみる。
1人部屋なので遠慮なく。

ごはんは、つやっつやの、張りピンピンの極上ごはん。
米が良いのか、炊き方が良いのか・・一粒一粒に存在感が有り、だらしなくくっ付き合うごはんとは一線を画す。
ここまで状態の良いごはんは初めて。
これ、塩おにぎりにしたら、めちゃくちゃ旨いと思う。
たかがごはんなのだけれど、こういった所にも手を抜かない姿勢は素晴らしい。
なのに、こんな日に限ってスープが・・。
スープがごはんに負けている・・。(泣)
本来のスープなら、抜群の旨々コンビになるのに・・。
なんか、味の無いおかずでごはんを食べている感じ。
中途半端に旨味が残っているだけに、尚更つらい。
薄味を求めるならば、逆に丁度良い塩梅なのかも知れないが、やはり前回のあの・・・いや、もう言うまい。

替わりに、念の為に残しておいたチャーシューが良い仕事をしてくれた。
チャーシューを食べながら、スープに浸ったごはんを食べると、スープの抜けた旨味の部分を補ってくれて、旨々のラーメンスープ茶漬けになる。
これこれ、この味、この旨さ。
これを求めて飯塚までやって来た様な物。
これで本来のスープ(また言ってしまった)だったらどれだけの旨さになるのか・・。
最後にテンションアップで完食。

食べ終わって清算。
消費税10%に備えて、メニューの価格を600円に変えてあるらしいが、目が悪いのでぼやっとして良く見えない。流石にカウンターに座ったお客さんの後ろに入って覗き込む訳にもいかないので、確認は出来なかったが、支払いはラーメンとごはんで600円だった。

約4ヶ月振りの訪問だったが、すっかり人気店となり、行列が出来る様になっていた。

お客さんが増えて、応対が大変そうだが、前回と変わらない、ぶれる事のない姿を見て、ほっとした。
一ファンとしては嬉しい限り。
当然の事ながら、又来ます。

2回目の訪問だったが、何時も有り難うございます、の声に送られてお店を出ました。

外に出ると、お客さんが5人程並んでた。


初回訪問。2014年5月。

マイレビューアーゆっき〜さんのレビューを見て、一発で気に入ってしまったこちらのお店。
個人的な嗜好にドはまりのお店で、直ぐにでも訪問したかったが、そんな時に限って色々用が発生して、中々行けなかった。( ^ ^ :

悶々として迎えたこの日、ゴールデンウイーク中の日曜日。
この日ばかりは、有りとあらゆる用事や誘惑を振り切って、ラーメン食べに行く!宣言。

何処に行くの?
飯塚・・・。
はぁっ?

連れの、呆れた顔を尻目に、一路飯塚へ。

飯塚の町は、通り過ぎる事は有っても、立ち寄った事は無かったので、私にとっては初めての町。
グーグルマップで経路と曲がるポイントを頭に入れ、ストリートビューでお店の周りの様子を確認したので、何とか辿り着くだろう。
いざとなればナビもあるし・・。
と、お気楽な気分でドライブ。

風は有ったが、快晴の上天気。
GWの日曜日と言う事で、車が多いかと思ったが、意外に少ない。

曲がるポイントに気をつけながら走っていたが、何時まで経ってもそのポイントが現れない。
ん?もしかして、行き過ぎていないか?
道路標識の地名とナビの現在地を比べると・・・、行き過ぎてた・・。( ^ ^ ;

苦笑いをしてUターンし、ナビで確認しながらお店の近くまで。

この辺りの筈だがなぁ・・。
後続車が無い事を確認して、ゆっくり走りながらきょろきょろと探していると、目の隅に、ピンクの看板を捉える。
おっ?今のはお店の隣に有る美容室じゃなかったか?
あそこか?
急遽、一方通行の狭い道に入り込み、ここを曲がった先に・・、あれ?

見当たらない・・・。

交差点の信号で停まったまま、周りを見回すが見当たらない。
確かこの方向で良かった筈だが・・?
う〜ん、どこで間違えたのだろう?と考えていたら、ふと、停まっている交差点の角の建物に目が行く。

・・・・・えっ?

ここ?

ここだぁ!

レビューの写真やストリートビューで見た建物がそこに・・。

しかし、すぐ目の前に有ったのに、何と言う目立たなさ・・。

事前の予備知識がなければ、100人中99人はお店とは思わず、気にも留めずに通り過ぎてしまうだろうと思える、その姿。( ^ ^ :

取り敢えずお店は発見したので、駐車場に向かいたいが、駐車場は今向いている方向とは逆方向。
この狭い道ではUターンできないので、一旦左折。
少し行った先の角をもう一度左折して、狭い道を行くと、右手に駐車場が。

駐車場に入って、駐車番号を探すと・・・、有った!

8番・・ラーメン マザコン
24番・・ラーメン 剛力

う〜ん、何か良く分からないけれど・・、おもしろい。( ^ ^

8番・・マザコンに車を停め、100メートルちょっと歩いてお店の前へ。
改めてお店を見てみると、塗りつぶされたテント、地味なグレーの板壁、飾り物が何も無いその姿からは、商売っけらしきものは一切感じられないが、これで本当に商売になるのだろうか?
まあ、看板や店名の書かれていないお店や、閉店中は一切お店には見えない所は幾つか知っているけれど、営業中なのに、ここまでそれをアピールしないお店も珍しい。

疑問を感じながら入り口に近づくと、事前情報で聞いていた、毎回変わると言う屋号が入り口の左側に。
i phoneをふた回り程小さくした、手作り感たっぷりの札が見えます。

今まで、おおよそ飲食店とは思えない様な、自らを否定する、自虐的な屋号を掲げて来られているので、きょうはどんなのが掛かっているかと来る前から楽しみにしてました。

来る途中で、色々考えてみた。

「ラーメンがっかり」
「ラーメン手抜き」
「ラーメンやけくそ」
「ラーメン適当」
「ラーメン無駄」
「ラーメンやっつけ」
「ラーメン自業自得」
「ラーメン中途半端」
「ラーメン行き当たりばったり」

等々・・・。
どれか一つぐらいは当たるかな?( ^ ^

さて、わくわくしながら本日の屋号は?と寄って見ると。

・・・「五月みどり」

えっ?

予想は大外れ・・。( ^ ^ ;

しかも、今までとはちょっとパターンが違う。

「五月みどり」の・・・ファン・・・なのか?

期待していた物とは違ったので、あれれ?

ちなみに、「営業中」の下げ札もミニサイズ。それこそ、入り口の前まで来ないと、営業されているのか、閉店なのかは分かりません。
う〜ん、と思って扉に手を掛けたら、微かに豚骨臭が漂っていました。

入って左が厨房で、その前が逆L型カウンター。
先客2人。
床は板張り。
30代ぐらい?の男性1人で営業。
左側のカウンターに着席。
メニューは左の壁に。
中華そば並500円を注文。
と言っても、他は大盛りとごはんしか無いけど・・。

出来上がりを待つ間に、ご主人と常連さんと思われる先客との会話を聞いていたのだけれど、いやぁ〜ここのご主人、話の端々や仕草に、ホント人の良さが素で出た様な人で、謙虚さも有る、今時中々お目に掛からない様なお人。
こりゃぁ、地元のお客さんにも好かれるわなぁ。
この辺が、この様な隠れ家仕様のお店でも、固定客を掴んで、営業出来ている理由なのだろうか?

3〜4分でラーメンの到着。

どんぶりは少し小振りの白い色。
具はチャーシュー、ネギ、板海苔。
スープは9分目ぐらいで、透明度が非常に高い。
一見、塩ラーメン風。
一口啜ると、穏やかな豚骨風味がふわっと広がり、その後に旨味の効いた塩味が口の中の隅々まで沁みて行く。
重くは無いが、清々しいコクが有り、喉を落ちていくまで旨味を引っ張ります。
軽い口当たりと、何処までも伸びて行く様な旨味が印象的。
見た目あっさりのさっぱり味かと思ったが、どうしてどうして、しっかりとした旨味とコクを感じます。

麺は、細〜中麺のストレート。
口当たりはつるつるで、しなやかな感触。
表面はやや柔でその下からは均等な硬さ。全体に中間的な硬さです。
やわやわが好みだけれど、このスープにはこれぐらいがぴったり。
麺の味も感じられて、それもスープに良く有っている。
引っ張ってみると、意外に伸びが有り、くいんと伸びてぷっと切れます。

チャーシューは厚さ大きさとも普通ぐらいのが4枚。
がしがしでもとろとろでもない、肉の弾力を残した歯応え。
肉の味とタレの味の塩梅が丁度良くて、スープの味も壊さない。

それと板海苔。
中途半端な味付け海苔は不要派なので、一見してここのもそれかなと思っていたらちょっと、いや、かなり違った。
食べ始めて直ぐくらいに、麺を持ち上げていたら、何やら緑っぽいものがくっ付いて来る。
ん?と思ってみて見ると、海苔が溶け出して、スープに漂っている。
まだ、海苔には箸を付けていないが・・。
これは結構良い海苔を使っているなぁ。
流石に、生海苔程の風味は無いが、淡い磯の香りが有って、このスープにも良く合っています。

ちょっと怪しげなお店で、ジャンクなラーメンを想像していたけれど、好みにどストライクな旨々ラーメンでした。

私が食べている間、先客さんが帰られたのですが、その都度入り口までお見送りされます。
それが、イヤミのない自然な感じで、ますます人の良さを感じます。

さて、先客さんが帰って、店内は私1人。
チャンスとばかりに色々聞いてみます。

その前に、写真撮っても良いですかと聞いたら、はい、どうぞどうぞ。

先ずは、本日の屋号の由来を聞いてみると、あぁ、あれは、今は5月で、今日はみどりの日なので、「五月みどり」・・。( ^ ^:
毎日変えるんですか? えぇ、大体ですね。
何処かで修行されたんですか? もう今は無くなっているんですけれど、筑後の方のお店で・・。
オーブンしてどれくらい? 5月で1年ぐらいです。オープン時も、義理で食べに来てもらうのが気の毒なので、親戚にも知らせなかったんですよ。ここは、以前は居酒屋でした。
店休日は? 木、金です。
営業時間は・・聞き忘れた・・。(汗。。)
一応、暖簾を掛ける台も作ったのだけれど、1人での営業なので、お客さんが増えたら対応出来なくなるので、暖簾は掛けていないと言う事でした。
食べ歩きも結構されていて、聞いただけでも北九州、佐賀、久留米、筑後、大牟田、玉名方面と結構行動範囲が広い。
恐らくこれ以外の地区にも行かれていると思われます。
あちこち食べ歩いて、段々好みが広がったらしい。
色々なお店の名前がぽんぽん出て来ます。
出て来たお店の名前の一部が、八幅、マルケン、圭順、一真軒、ぎょらん亭、共栄軒、一貫、黒門、光華園・・。

私も色々食べ歩いている事を話したら、どこがお好みでしたか?と聞かれるので、色々あるけれど、ここは一応黒門の名前を出して見たら、おぉ!黒門!おいしいですよねぇ〜♡、大好きです、と目を輝かせて・・。話の流れから、「黒木」の話になると、あぁ!行きたかったなぁ・・。
結構知っていますねぇ。
昔からラーメンが好きで、いつかお店をやりたいと思ってたらしい。

食べ終わって、支払いもせず、居座って話ばかりを聞いているのも申し訳ないと言うか、気の毒なので、ラーメンもう一杯を注文。
一杯の量はやや少なめ(スープは満タン)だったので、もう一杯ぐらいは楽勝。

すると、スープはもう一種、白濁した分も有りますけど・・。
えっ!スープ2種類有るの!?
聞いてみると、何時でもでは無いらしいが、今日は偶々らしい。
でも、たまたまでスープ2種類も作らないだろうけれど・・。
2種類をブレンドしたりもするらしい。

ここは当然、もう一種類の方で注文。
聞くと、使用する骨の量も多くなり、炊き上げる時間も長くなるらしい。

メニューには無いが、替え玉も有る様で、先程の先客さんが注文していた。
一杯目で、その替え玉も試してみようと思ったが、スープが少なくなり過ぎたので断念。でも結果的には正解。
お陰で、2種類のスープが体験できる。( ^ ^

3分弱ぐらいで2杯目到着。
丼の大きさは同じだが、先程のとは違い、青い縁取りがあるどんぶり。
具は同じだが、チャーシューが豚バラに。
スープは一転して、白濁した、如何にも豚骨と言った風情の、淡く茶色掛かった乳白色。
先程の一杯とはかなり様子が違います。
一口啜ると、初めの一杯よりは更に豚骨風味が増し、旨味の有る塩味も一段と厚みを増しています。
見た目かなり印象が変わりますが、根っ子の部分は同じで、キレイに枝分かれした2杯と感じる。
麺も、極〜細麺に変わり、口当たりは少しザラッとしていて、クっとした歯応え。
これもスープに良く合っています。
チャーシューは、味も枚数も価格からしたらかなりCP高め。

先程の一杯とはチャーシューが変わっている事を聞いてみると、おっ?分かりますか?
良い海苔使ってますねぇ、と聞いてみると、おっ?分かりますか?
この間、佐賀に食べに行った時に買って来たものだと・・。
中々気付いてもらえないので残念に思っていたらしい・・。

会話中、時々、へたくそ(ラーメン作り)だからと謙遜されてたけれど、何の何の、2杯とも旨いラーメンでした。

でも、苦笑いしながら、この間のは酷かったなぁ・・だって。
結構ブレもあるのかもしれない。
でも、その酷かった時のも食べてみたい気がしたりして・・・。

ラーメンは持ち帰りも出来るみたいで、近所の子供がお盆を持って入って来た。
最近の、麺とスープを分けたお持ち帰りではなく、ちゃんとどんぶりに入れた状態の、今時珍しいお持ち帰り。
で、その子におつりを渡す時、「はい、◯◯万円」。
はっきりした金額は聞き漏らしたが、単位は万円。
・・・おおおっ?、こんな所でマルケン通貨!
あっ!しまった!
おつり無しの支払いだったので、私は聞けなかった・・。( ^ ^ ;

看板、暖簾、幟など一切ない隠れ家的なお店で、しかも毎日屋号が変わる遊び心が楽しい。
人の良いご主人と、ど真ん中ストライクの私好みのラーメンで、私にとっては、有る意味理想のお店。
少々ブレも有るみたいなので、料理、味評価を控え目に3,8としたけれど、次回も同じレベルだったら、4かそれ以上に。

個人的嗜好に比重を移せば、総合評価は5点!完璧です!

味、雰囲気とも大満足してお店を出ると、外まで出て見送って頂きました。
ごちそうさまでした。
また来ます!


  • 入り口。何時もの「今日の一言」が掛かっていなかった。それと、以前有った暖簾の掛け台が無くなっている。
  • メニュー。
  • 卓上。

もっと見る

2位

らーめん工房 龍 (三ケ森、永犬丸、西山 / ラーメン、餃子)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/02訪問 2014/02/18

ラーメン工房龍

2回目の訪問。

大体、休みの日が近づいて来ると、今度は何処にしようかな?などと考え出すのだけれど、今回は数日前から、こちらのお店の事が思い浮かぶ。前回の、中間3連食シリーズの時に、横目にちらっと見えた行列が思い出され、そろそろ再訪の時期かなと言った思いが湧いて来ての再訪。
前回訪問はもう2年以上前。

行列必至なので、早めにと思って行ったら、開店50分前に到着。
流石に先客はなし。
駐車場は、お店の道路向かいに10台。
まだ並ぶ迄もないので、先程ブックマで買って来た漫画を読みながら待機。

その後、ぼつぼつと後客が到着して、どんどん駐車場が埋まって行く。
ふと気付くと、まだ30分前なのに既に5人並んでいた。
あれっ?と思ったが、まぁいいや、開店してからでも良いか。
多少気温は上がったものの、外はまだまだ寒い。
回転は良いだろうから、それ程待たずに済むだろう・・、と続きを読み続ける。

・・で、はっ、としてまたお店の方を見ると、いつの間にか行列が無くなっている。
どうやら開店した見たいなので、徐ににお店へ。

外観は相変わらずのこじんまりとしていて、行列のできる人気店にはとても見えない。
暖簾が新しい物に変わっているのが、前回との違い。

外から中を覗くと、数人の待ち客の姿が見える。いつの間にかお客さんが増えていたみたい・・。
仕方がないので、寒い中外で待ちます。
結局並ぶ事になったけれど、先頭なので気は楽。
その後もお客さんは増えて、私も含めて8人の行列。
途中でお店の人が出て来て、人数の確認をされる。

犬の散歩中のおじいさんが、えらい人気やねぇ、と呟きながら通り過ぎて行きます。( ^ ^

先客1人が出たので店内に呼ばれるが、まだ1人の待ち客有り。
仕方がないので、入り口近くに立ち、写真を撮りながら待ちます。

店内は、入って右が厨房。その前がカウンター5席。左に小上がりの座敷2席の構成。
外観同様、店内もこじんまりとしている。
待っている間に注文を聞かれるので、カウンターの上のメニューを見て、ラーメン560円を注文。

それから数分して席が、小上がりも含めていくつか空いたけれど、お一人様なのでカウンターに着席。
僅か5席のカウンターだけど、肩を突き合わせて・・と言う程はなく、割りと余裕が有ります。

着席して一分程でラーメン到着。
早っ!
まあ、事前に注文が入っているので、店内の回転状況を見ながら準備をされていたのだろう。

どんぶりは普通の大きさのタイプ。
具は、チャーシュー、ネギ、キクラゲ、板海苔。
スープは、9分目位のたっぷり仕様で、やや濃いめの肌色。
トロミも感じる様な、濃度高めの装い。
一口啜ると、これぞ豚骨と言った風味が、一気に口の中から鼻に抜け、脳の味覚神経を刺激する。
豚骨の良い所だけを取り出した様な、ゆったりとした旨味が広がります。
口当たりも、余り油感はなく、さらっとしていて、舌に余分な物が残らない。
ベースのスープと元ダレの塩梅が良く、どちらも出過ぎず、引き過ぎずの好バランス。
極僅かに骨粉のざらつきが感じられるが、気にならない程度。
個人的には無い方が嬉しいけれど・・。

う〜ん、こんなに美味かったっけ?
前回食べた時はそれ程印象には残らなかったのだけれど・・。

麺は細麺のストレート。口当たりはつるりで、チョイ硬めの茹で上げを予想していたが、逆にチョイ柔目でした。
麺の表面は僅かに柔目で、その下から中心まで同じ位の硬さを保っており、噛むと、ちょっと抵抗感が有ってからグッと切れます。
弾力性は余り無く、引っ張っても、少し伸びてからプッと切れます。
麺量はそこそこ有りますが、思った程スープとは絡まない感じ。
チャーシューは、脂身はトロッとしていて、肉の部分は歯応えを残した硬さ。初めは程よいタレの味が前に出て、噛む程に肉の味が出て来るタイプ。

久しぶりに食べたけれど、旨かった。
こう言った濃厚系は大歓迎。ヾ( ゚∀゚)ノ゙
行列に並んで食べるのは嫌いな方のだけれど、この味なら再度並んでも良いなぁ、と思った。

前回の栗ちゃんと今回の龍、味の傾向は違うけれど、私にとっては、旨々の濃厚系ラーメン。
あっさり旨塩滋味系豚骨、珍竜系クリーミー豚骨を好みますが、ここに、新たな好みのラーメンを追加です。( ^ ^


  • 行列が出来る人気店とは思えない、質素な佇まい。
  • おや?暖簾が新しくなっている。以前のは、相当悲惨な状態になっていたけれど。
  • 駐車場案内。ルールを守りましょう。人気店の悩みの種。

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3位

栗ちゃんラーメン 紺屋町店 (旦過、平和通、小倉 / ラーメン、からあげ、食堂)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2014/02訪問 2014/02/17

栗ちゃんラーメン 紺屋町店

2回目の訪問。
この日は東京に遊びに行った連れと、大阪に遊びに行った娘のお迎えの為小倉へ。
[a:40032577,三味園]、藤王に続いて3軒目。

藤王のレビューを駐車場でのんびり書いていたら、いつの間にか新幹線の到着時間が近づいていた。
おっと、いけない。もう一店と思っていたのに、間に合うかなぁ・・?
慌てて車を降り、すぐ近くのこちらのお店へ。

場所は、小倉駅からモノレール沿いに南下し、平和通り交差点を左折し、陸橋の有る紺屋町交差点を右折した先の左側に有る、勝山ビルの1Fの一角に有ります。

初回訪問は約2年前。
八幡東区の本店栗ちゃんでは何回か食べた事があるけれど、塩加減が強めで、う〜ん、どうなんかなぁと言った印象。
その印象を持って初めて訪れたのだけれど、こちらの塩加減はばっちりで、それまで濃厚系のラーメンのスープは苦手だった私が、抵抗無くぐいぐい飲めたのでびっくり。
濃厚系を見直した一杯でした。

あの時は、たまたま体調が合ったのか、たまたまスープの出来が良かったのか・・、今日はその確認の為に再訪です。
本当は過去3度程再訪を試みているのですが、間が悪いと言うか、縁が無いと言うか、暖簾を潜るまでには至らず、本日漸く再訪を果たす事になります。

お店の外観は、黒い板壁と、黄色の店名と暖簾が対照的で、正面から見たら派手ですが、表通りから一つ入った所にあるので、意外と目立たない装い。

日曜午後6時過ぎに入店。
入って右が厨房、その前がL型のカウンター、左に壁向かいのカウンターの構成。
先客は丁度入れ替わりで、店内は私1人。
例によって、カウンターの角に着席。

カウンター上のメニューを見て、ラーメン600円を注文。
本当は、人気の唐揚げも注文したかったのだけれど、流石に3杯目と言う事で泣く泣く自重。
男性2人、女性1人で営業。

3分程でラーメン到着。
具は薄目のチャーシュー2枚、ネギ、キクラゲ、板海苔。
スープは8分目位で、やや茶色掛かった乳白色。背油も入っていて、見た目こってり。
一口啜ると、豚骨風味が鼻腔の奥まで一気に駆け上がる。
苦手な濃厚系のスープだと、この後必ず、うっ、となって、極端な場合、●きそうな気持ちになるのだけれど、それが無い。
がっつりとした豚骨風味と濃度が有りながら、クセやイヤミが感じられない、スープ。
なので、抵抗無く喉をどんどん滑り落ちて行きます。
濃厚系を苦手と自称する私が、ここまですんなりと飲めるスープも珍しい。
しかも、食べた後の胃もたれや気持ちの悪さなど全くない爽快感。
う〜ん、今回も旨い!

麺は細麺ストレートで、口当たりつるりの丁度よい歯応えの硬さ。
チャーシューは薄いけれど、噛む程に肉の旨味が出て来る。

流石に3杯目と言う事で少しキツかったが完食。

しかし、ここのスープと、苦手とする濃厚系のスープの何処が違うのだろうか?
今だに分からないままの私です・・。( ^ ^:


  • 外観。黄色い暖簾と言うのは、意外と入り易い雰囲気を作ります。
  • おぉ、強気。( ^ ^
  • 壁向かいのカウンターとメニュー。

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4位

津田屋官兵衛 (下曽根 / うどん)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/02訪問 2014/03/01

津田屋官兵衛

初回訪問。

お昼にうどん屋 かずで食べた後、連れの買い物に付き合い、あちこちをうろうろ。
3時頃漸く解放されて、晴れて自由の身に。

さて次はと考えていたら、こちらのお店が思い浮かぶ。
日曜が店休日で、平日もお客さんが並んでいるので、3回程行ったが、いずれもすごすごと撤退。

今日は平日で、昼の営業時間帯の終わりの方なので、もしかしたらお客さんも少ないのでは?と期待して出かけます。
家から結構距離が有るのだけれど、1度は食べておかないと、と言った義務感?が私を駆り立てます。

駐車場に車を進めると、おっ?結構空いてる。
ラッキー!今日は食べれる!

お店は、暖簾と看板が無かったら大きな一戸建ての住宅の様に見えます。
黄色の暖簾を潜って店内へ。

入って、正面から右側が厨房で、その前が逆L字型のカウンター、左にテーブルが2席。
右側の窓の前には、順番待ちのお客さん用のベンチ。
超人気のうどん店としては割りとこじんまりしている。
先客は3人で、店内はご主人と4人の女性で営業。
お冷やはセルフで、入って左側に有ります。

カウンターの真ん中に着席。

メニューは厨房前の壁と、カウンター上にパウチされたものが用意。
メニューを見て、天ザル820円を注文。
後から再度メニューを見ていたら、この店の麺類の中では一番高いメニューの一つだった・・。( ^ ^:

調理はご主人がメインでされている様で、女性陣はサポートと応対、片付け。
厨房では、キッチンタイマーのアラームがひっきりなしに鳴ってました。

出来上がる迄に、メニューの裏に有る裏打ち会のメンバーのお店を見てみると、市内では今まで5店舗行っており、本家のこちらを入れて6店目。
いずれも旨かった。

5〜6分で天ざる到着。

先ずはつゆから。
薬味は、ネギ、ゴマ、おろし大根、おろし生姜。
初めに薬味は入れず、つゆだけを一口。
使用された材料が、それぞれの旨味を互いに尊重しつつも、役目をきっちりと果たし、且つ、その存在を気付かせない様に自然に溶け込みあい、総体として別物の味に纏め上げられた、極旨つゆ。
ここまで旨いと思ったつゆは、余り記憶に無い。
一口のつもりが、思わずそのまま飲み干しそうになり、ぐっと堪える。

竹ざるに乗せられて、折り畳まれた麺は、薄い黄色の平打麺。
こんな綺麗な色のうどんの麺は初めて。
色白の素っぴん美肌麺も良いけれど、これも良い!
その色合いとしなやかさ、しっとりとした表面の潤い感は色っぽさまでも感じる。
麺量は、平打の為見た目少なそうに見えるけれど、結構有る。
先ずは麺のみを。
箸で持ち上げると、予想通りのしなやかさで、平打の麺と言う事も有るだろうが、それぞれの麺が箸に枝垂れ掛かる様な感触。
口当たりは、つるんつるんのすべすべで、口内全域でその感触が味合える。噛むと、過度にならない適度なモチモチ感が有り、噛む楽しさが有る。引っ張るとくい〜んと伸びるが、こちらも過度の伸びは抑えて、途中でプンと切れる歯切れの良さ。
平打されたしなやかな麺はつゆを挟み込んで、見た目以上に大量に持ち上げるので、麺の量とつゆの量が丁度良い配分となり、一口の満足度が高い。
喩えて言うと、醤油が丁度良い塩梅で効いている卵掛けごはんを、がーっとかき込んだ後の様な満足感・・(←ちょっと違うか?)。

残ったつゆは、そのまま全部飲んでしまった。( ^ ^;

天ぷらは、4種6ヶで、衣は薄目でさくっとした歯応え。少し甘味も感じる様な衣。
4種の中で一番印象に残ったのはエビ。
良く有る、プリップリの食感では無く、エビ本来の肉の柔らかさを残した、ほんのりとした甘味が有るエビ。
これは塩で食べたかったなぁ。

何気なく頼んだ天ザルだったけれど、麺の食感とつゆの旨さに、目がパチパチ。

これが本家の実力か。


  • 外観。
  • 営業時間と店休日の案内。
  • カウンター席。

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5位

中国料理 耕治 魚町本店 (平和通、小倉、旦過 / 中華料理、ラーメン、食堂)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/10訪問 2014/11/08

中国料理 耕治

3回目の訪問。

通常は豚骨を主体にラーメンの食べ歩きをしているのだけれど(と言うか豚骨以外のお店自体が少ないと言う・・)、有る時、非豚骨のお店に入り醤油ラーメンを注文。
で、そこで食べたものにちょっとがっかりしたので、次の非豚骨のお店でもまた醤油ラーメンを注文。
しかし、そこでも同様の結果で、あれ?醤油ラーメンてこんな物?などと不遜な事を思ってしまった。( ^ ^ ;
いや、そんな事は無い、きっと旨い店が有る筈・・と機会が有る毎に醤油ラーメンを食べ続ける・・。

そして行き着いたのがこちら、「中国料理 耕治」。
ここで食べて始めて、醤油ラーメンとは旨い物だと思ったお店です。

過去2回食べているけれど、未だレビューは上げていなかったので、そろそろと思っていたら、マイレビューアーさんから、創業59周年記念特別メニューとして、期間限定で、ねぎラーメンとチャーハンセット(1800円)を590円で提供の情報が・・。
ネタに食い付いた私は、翌日早速の訪問。( ^ ^ ;

場所は小倉駅前のアーケード街にある、鳥町食堂街の一角。
飲食店が両脇に並ぶ、狭い通路の途中にあり、老舗の高級中華料理店というイメージではなく、ちょっと上等な古いレストラン的な佇まいなので、うっかりすると通り過ぎてしまいそう。

ガラスのドアの右横には、今となってはレトロな感じに映る、料理サンプルが並べられたガラスのショーケースが有るが、お目当ての記念メニューは、左の壁にA4ぐらいの紙で、割と素っ気ない感じで書かれていて、サンプルに気を取られていたら見逃しそう。
見たら、ねぎラーメンはねぎそばで、チャーハンはやきめしの表記となっていた。

しかし、大々的にアピールする風でもないが・・。
う〜ん、どうなんだろう?と思いながら店内へ。

入った左が変形のコの字のカウンター。
右に階段で2階、3階席有り。
店内照度は低め。
掛け軸等が飾ってあり、落ち着いた雰囲気。

平日の開店直後。
先客3人で直ぐに後客3人。
カウンター中程に着席。ここは前回座った場所と同じ。

着席すると直ぐメニューを持って来られたが、注文するものは決まっていたので、表のアレを、と言ったら、はい、記念メニューですね、と通じた。( ^ ^

カウンターの中には、瓶ビールを冷水で冷やすケースや、お持ち帰り用のラーメン、その他なんたらが置いて有る。
メニューを見る前に注文を入れてしまったので、メニューはそのまま引き上げられ、写真を取る事が出来なかったのは失敗だった。

少し遅れて、ジャスミンティーの到着。
小さめな猪口とティーポット。
置かれて直ぐ注いだので、色は薄目だったけれど、香りはしっかり出ていて、温度も丁度良い具合。

3分弱で先ずはネギラーメンの到着。
意外と早い感じ。

どんぶりは白い薄手の、少し口の広いタイプ。
具は、メンマ、ネギと、豚肉。
スープは柔らかい色合いの薄茶色で、中小の透明な油が万遍なく浮いている。
一口啜ってみると、ベースの醤油味が口内に広がるが、色々な要素の味に包まれた様な柔らかな口当たり。
中華風な味付けで、複雑な味の構成。
バックに微かな辛味が万遍なく巾を効かせており、このスープの基調となっている。
色々な要素が詰まった味で、それぞれが前に出たり下がったりするが、最後までバランスを崩さない。
醤油ラーメンだが、今まで食べて来た醤油ラーメンとはちょっと違う、旨々醤油ラーメン。
過去2回食べたのはデフォの中華そばで、それも旨かったけど、今回のはそれより旨いと思う。
基本的には同じ物だろうけれど・・。

麺は、極〜細のストレート。
口当たりは、つるっ、ぐらいで余り滑らかと言う程では無い。
少しハリが残っていて、端で持ち上げても、だらっとはせず、噛むと、ククっと切れる歯切れの良さで、意外とスープにも絡む。
その食感から、余り伸びは無いかと引っ張ってみたら、伸度は低いが直ぐには切れない強さが有る。
表面から中心までほぼ同じ硬さで、全体としてはちょい硬ぐらい。
メンマはつるっとした口当たりと、シャクッとした歯応えで、スープを少し濃くした様な味付け。
ネギは白い部分を斜め切りにした物。
緑の部分を輪切りにして大量に乗せた物を想像していたら、全然違った。
後乗せでは無く、しっかり煮込んだ様な柔らかさなのだけれど、ねぎの風味はしっかりと残っていて、スープとの相性もすこぶる良い。豚肉は細く短めにカットされた物で、味は普通に旨い。

独特の中華風味のスープは、複雑な旨味を持っていて、色々な要素を取っ替え引っ替え見せてくれる。
麺やトッピングもスープに良く合っていて、個々も旨いし、トータルとしても旨々なラーメン。

チャーハンはラーメンを食べている途中に到着。
見た目の印象は、小さぁ〜・・。
丸い、縁の立った平皿の中心に、ちょこんと盛られている。
小さめなお茶碗一杯分弱ぐらい?
パラッパラではないが、程よい湿度とハリを残した御飯で、変に歯にまとわりつく様な所の無い、ハラっとしたごはん。
味付けもスープ同様色々な要素を感じ、かつバランスも崩していない様な、旨々チャーハン。
この味なら大盛りで食べてみたいと思った。

ラーメンとチャーハン、味はどちらも旨々だったけど、1800円はちょっと考えられない価格。
590円なら十分過ぎるくらいに納得、800円でもおかしくは無い。
980円でもこの店なら許容範囲かもしれないけど、1800円はどう考えても有り得ない。
CPは、味と価格のバランスから4,5としたが、もし1800円で食べていたとしたら1.0だろう。( ^ ^ ;

何れにしても味は良いので、この価格ならもう一度、いや、あと2回は食べてもいいな、と思った。( ^ ^


  • 外観。料理サンプルがちょっとレトロ。
  • 入り口左側の記念メニュー。気をつけないと見落します。( ^ ^
  • カウンター。

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6位

来々軒 (宮若市その他 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/09訪問 2014/10/02

来々軒(宮若市)

初回訪問。

先程「来来」の再訪を終えて次の目的店の「来々軒」へ。

以前、ここのお店のレビューを見た時、おぉぉ!豚骨なのに、何この透明感・・!とびっくり。
へぇ〜、こんな透明なスープの豚骨ラーメンがあるんだ!
それ以降、ずっと気になっていたのだけれど、家からはちょっと距離が有るので、行きたいとは思いながらも中々行けず、そのままになっていたお店。
その気になればいつでも(休みの日ね)行けるのだが、何かこう切っ掛けが無いと踏ん切れなくて・・・。

そうこうしている内に、「来来」の方が先になってしまった。( ^ ^ ;
距離的には「来来」の方が遠いのにネ・・。

で、その時、マイレビューアーさんから紹介を受けて、おっ、そうだ、未だ行っていなかった、と思い出す。
これが切っ掛けで、少しずつ行きたいモードが高まり、「来来」再訪と搦めて、漸く腰を上げる事に。

国道200号線を北上して県道30号線に入り更に北上。
ナビで確認しつつ行くと、有った!

外観は古い民家風で、茶色のトタン屋根がいい味を出している。
入り口を開けるとキンコンと鐘が鳴る。

入った左が厨房で、その前が逆L型のカウンター。
右の手前と奥に小上がりの座敷。

日曜午後1時半頃。
先客はカウンターに1人、小上がりに数人。
奥の小上がりでは昼間っから宴会中。
カウンターの角に着席。
30代ぐらいの男性(結構イケメン)とアルバイト?らしき若い男性2人の3人で営業。

メニューはカウンター上方の壁とカウンターに印刷された物が有り。
ラーメン530円を注文。

店内は古いラーメン店風でもあり、居酒屋風でも有る。
70代ぐらいのご夫婦での営業をイメージしていたのだけど、息子さん?

3分程でラーメン到着。
どんぶりは昔からのタイプの物。
具は、チャーシュー、ネギ、キクラゲ、メンマ。
スープは、先程の「来来」と比べると少し濃いが、一般的な豚骨ラーメンと比べたらかなりの透明度。
何も知らずに出されたら、殆どの人は豚骨とは思わない様な、透け透けスープで、8分目位の量。

一口啜ってみると、軽やかでマイルドな豚骨風味と、元タレの柔らかい旨味が一体となった所に、塩梅の良い塩味が絡む、旨々スープ。さらに鶏ガラの旨味がそれらの間を縫う様に絡んで来る。
スープの背後にはコショーが万遍なく行き渡り、スープ全体をしっかり締めている印象。
「来来」のスープも旨いが、ここのも旨い。
麺は細麺のストレート。
つるっとした口当たり。
箸で持ち上げた感想は、やや硬の少し張りが有る麺。
噛むと、ほぼ表面から中心まで同じ硬さを保った歯応えで、グツグツと切れる。
食感は悪くは無いが、個人的にはもう少し柔い方が、このスープには合うと思う。
チャーシューは油分少なめのガシガシとした歯応えで、肉を噛んでいる感は有るが、旨味は少し出た後のチャーシュー。

見た目豚骨には見えないが、これも豚骨ラーメン。
澄んだスープなのに、安定感のあるどっしりとした旨さ。
がつんとしたパンチは無いが、体の隅々まで沁みて行く様な、滋味深い味わい。

白濁豚骨ラーメンが世に出るまでは、豚骨ラーメンと言えばこう言った透明度の高いものだったらしいが、現在はその比率が大きく逆転していて、豚骨ラーメンと言えば、白濁スープのイメージが定着。
その、イメージを定着させる白濁豚骨ラーメンのブレイクが有った様に、何時か、こう言った透明度の高い、尚且つ旨味の詰まった豚骨ラーメンがブレイクする時が来ると思う。

そして、そう言ったブームが去った後も、しっかりと残っているのが、ここ「来々軒」じゃないかな。
あっ!「来来」もね。


  • 外観遠景。斜めより。
  • 外観近景。正面。
  • メニュー。

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7位

明千 (城野(北九州モノレール)、城野(JR)、片野 / ラーメン、ちゃんぽん)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/06訪問 2014/07/08

明千

2回目の訪問。

この日は、特に何処で食べようかと言う目的もなく、小倉方面を流していたのだけれど、ふと、「ラーメンキング」が思い浮かぶ。
ダイエー城野店の中に有る、北九州NO.2の激安店なのだけれど、この間の消費税増税で、価格はどうなったのだろうか?と興味が湧いたのと、早めに再訪しておかないと、もしかしたら?と言う思いに駆られての訪問。

ダイエーの駐車場のゲートの前に止まり、2台ぐらい空きが有るのを横目で確認するが、もう少し停め易い所は、とゲートを潜って場内を探して見るものの他には空きが無かったので、先程の空きの所に停めようとおもったら、後から入って来た2台に先を越されてしまった。
えっ?
他に空きは無いのに、なんで2台も入って来るの?
もしかして見落したのかと、再度ぐるっと廻って探してみるが、空きはない。
えぇ〜、何これ?
枠外に停めようと思えば停めれない事は無いが、そう言う訳にもいかない私の車は、群れからはぐれた子羊の様に場内をうろうろ。
前々回、車を停めて降りた途端、パンクに気付いた悪夢が蘇る・・。

幸い、ぐるぐるしてる間に1台出たみたいで、空きが出来ていた。
しかし、既に次の1台がゲート前に待機・・。
距離はどちらからも同じ位だが、あちらがゲートで停まった分こちらが早かった。
危ない、危ない。
空きが出来ている事に気付くのが遅かったら、まだうろうろする所だった。

あの車、同じ様に、空きが無い!とうろうろするのだろうけれど、構わず店内へ。( ^ ^ ;

久しぶりのダイエー城野店の店内。
目的のお店の前に行くと、・・・あれ?
開いていない・・。
今日は休みの日?
ダイエーが営業しているのに休みとは考え難いが・・・。

店内を覗くと、どうも雰囲気が・・・。

近くのお店の人に聞いてみると、去年の11月にラーメンは閉められたらしく、その後食堂として今年の3月まで営業されていたらしいが、今は閉鎖されていると言う事でした。

あぁ、これでまた、再訪できずに閉店されたお店の数を指折る事になる・・。


仕方がないので、次の、気になるお店、「明千」へ。
ちなみに、食べログで検索したら、明千という名前は、全国でここ一軒でした。

外観は、黄色地の看板が目立つ程度で、全体的には質素な風情。
表にはメニュー等色々貼られていはいるが、少し色褪せて来ている為か、余り目立たない。
駐車場は無し。
お店の横にそれらしき物があるけれど、他所様の分なので、停めては行けません。
ちゃんと表示もされています。
私が行った時も、駐車しかけて標示に気が付き、立ち往生してる車が有りました。

入って正面奥が厨房で、その前がカウンター。手前に木製のテーブルが2つ。

日曜の昼前で、先客は無かったが、直ぐ後から1人客入店。

カウンターに座り、メニューを見て、ラーメン500円を注文。
40代位のご夫婦?で営業。

3年振り位の訪問。
濃厚系を苦手としてた頃だったけど、珍しく旨いと思った記憶がずっと残っていた、気になるお店の一つでした。

そして、何時の頃からか、店頭に、「3周年記念祭 麺類全て100円引き」の表示が見られる様に・・。
おぉ、がんばってるなぁ、と思ってみていたのだけど、その後ずっ〜とそのままの表示が続いていて、横を通る時は閉まっている事が多かったので( 時間帯によるのだろうけれど・)、もしかして、がんばり過ぎて閉店してしまったのか?と思ってました。

店内は、割とゆったりとした間取りで、如何にも町のラーメン屋さん、と言った外観からすると、きれいに片付いています。

4分程でラーメンの到着。
どんぶりは、少し小振りの物。
具は、チャーシュー、ネギ、もやし、板海苔。
スープは柔らかい感じの黄土色。6〜7分目位の量で、割りと泡立っている。少しとろみも感じる様な表面で、ちょっと重たい印象も有る。
一口啜ってみると、しっかりとした豚骨風味がありながら、変なクセや雑味も感じない、素性の良い輪郭のはっきりとしたスープ。僅かにとろみが有り、口当たりは滑らか。濃厚だが、濃いのが自慢の、力まかせのスープではなく、柔軟性と俊敏性を併せ持つ、アスリートの様なスープ。
これに、旨さ抜群の、塩梅の良い塩味のタレが、ベースのスープの隅々まではいりこみ、それぞれの良さを十分に残しつつも、一体となってスープ全体の旨さを形成する。
ど真ん中ではないが、私の好みのツボを周りからぐいぐい押す様な、旨々スープ。

麺は、極細〜細位のストレート。滑らかさは余りない、硬めの茹で上げ。
表面がチョイ柔で、後は中心まで同じ硬さを保った麺。
ググッとした歯切れの良い歯応えで、伸びは余りなく、引っ張るとちょっと耐えてからプッと切れる。
スープとの絡みも良く、スープがおかずで、麺がごはん状態。
チャーシューは、小振りの物が2枚とちょっと寂しいが、余り具には拘らないので、私としては問題なし。
スープと麺だけだとしても、それが旨ければ文句は有りません。( ^ ^
口に入れると、噛む前に、舌と口内の圧力でばらけてしまう様なチャーシュー。
でも、柔らかい歯応えは残した繊維感は有り。
味はタレが前面に出て、肉の味は余りしなかった。でも、タレに染まった味は悪くは無かった。
板海苔は、普通の味付け海苔かと思い、最後までほたっていたのだけれど、スープに浸かったその味は、海苔本来の味が良くでた、真面目な海苔で、スープとの相性も良い。

当然の事ながらスープまで完食し、大満足で清算。

やはり、通常500円が、100円引きの400円。
500円でも、最近の市内の平均価格からしたら安いと思うのに、それが400円。
CPは半端無く良好。
割引は何時まで続けるのか聞いてみたら、はっきりとは言われなかったが、暫くは続く様子。

このまま、小倉の町中に持って行っても、十分人気を得る事が出来るのではと思える、旨々ラーメンでした。

そう言えば、小倉の紺屋町に、同じ店名のラーメン店の看板を見掛けるが、看板のみで実体はなく、何度か騙された事有り。( ^ ^ ;
ネット情報によると、そこから今の場所に移転された模様。
この味なら、今戻っても十分勝負になるとおもうが、家賃とか高いんだろうなぁ。

それにしても、500円でも十分満足出来る味なのに、何故ここまで値段を下げなければならないのだろうか?
600円でもおかしく無いよ。
いくらラーメン激戦区の城野地区とは言え、この味だったら価格で勝負しなくても、味で十分勝負になると思うけど・・。
通りに面したお店とは言え、やはり駐車場が無いのは痛いのかなぁ・・。


  • 看板は目立つけれど、全体は大人しめ。
  • お店の駐車場では有りません。
  • では、ありません。 ( ^ ^

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8位

満福ラーメン (椎田、豊前松江 / ラーメン、餃子)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/08訪問 2014/09/08

満福ラーメン

初回訪問。

この日は日曜日。
つい先日唐津方面に、プチお城巡り兼ラーメン実食を行ったばかりだが、本日もその流れで。( ^ ^
今回は京都郡苅田町にある松山城。
私も連れも初めて聞く名前で、そんなの有ったの?なのだが、かつて豊前国第一級の要塞の山城と言われた、と言う文言に惹かれて決定。もっとも、城郭は残っていなく、城跡なのだけれど。

で、一路10号線を南下。

でも、本当の目的はその先に有る、築上郡築上町の満福ラーメン。( ^ ^ ;
朝あまり食べていなく、丁度昼時と言う事も有り、先にお昼を、と満福ラーメンを目指します。
豚骨ラーメンが苦手な連れの為、チャンポンがメニューに有る事を事前に確認済み。
まあ、蒸し麺では無い確率は高いけれど。

場所は、国道10号線沿いなのだけど、付近に目印らしき物がないので、地図を参照の程を。

存在自体はずっと前から知っていたのだけど、どうもその建物の雰囲気や周りの様子から、なんか怪しい感じがしていて、寄って見ようかと思う気になれなかったお店。
でも、実際お店の前に立ってみると、駐車場も広い、何処にも有る様な郊外のラーメン店で、怪しい雰囲気など微塵も無いのだが・・。
あの感じは何だったんだろうか?

日曜お昼の12:30頃。
入った正面が厨房で、その前がカウンター。右と左に小上がりの座敷。
店内は満員で、入り口には待ち客が6人。
こりゃあ時間がかかるかな?出直そうか?と思ったが、丁度カウンターが空いたので、家族連れの待ち客を尻目にカウンターに着席。

私は当然ラーメンで、連れにはチャンポンと思っていたが、土日祭日はチャンポンは無しとの貼り紙が・・。
えっ?
何と・・。
先日の一竜軒に続いてここでもラーメンを強いる事になった。( ^ ^ ;
でも、ここのラーメンは連れにも合うと確信が有るので、ラーメンで良い?焼き飯も有るけれど・・?と聞くと、ラーメンで良いョ。

と言う事で、ラーメン600円2杯とおにぎり一皿(2個)150円、餃子(6個)300円を注文。
オーダー時には、にんにくを入れるかどうかを聞かれるが、なしで注文。

50代位のご主人と女性4人で営業。
家族営業の雰囲気。

丁度ご主人が調理をする前に座れたので様子が良く見えた。
事前に、珍竜軒系と言う事はネット上で確認はしていたが、暖簾のデザインもそっくりだし、となりのお客さんが食べているものを見ても先ず間違いないと確信。
胡椒、元タレ、2種類の調味料?も同じ事を見て更に確信を深める。
初めは聞いてみようと思っていたが、忙しいのとOPを見て確信したので聞くまでも無かった。
元タレの量が1.5倍程多い気がするが、まあ、同じ珍竜軒系と言っても、タレの濃度とか味もお店によって微妙に違うだろうから一概には言えないけれど。

約3分程でラーメン到着。
どんぶりは青い陶器製で、珍竜軒系で見掛けるタイプ。
具は、チャーシュー、もやし、ネギ、ゴマ。
スープはやや茶色が出たクリーミーな乳白色で7分目ぐらい。
一口啜ってみると、円やかな豚骨風味は口内から鼻腔奥まで一気に広がり、元タレの柔らかい風味と良くマッチしている。
クリーミーな舌触りと、少し甘さも感じる様なスープは喉を過ぎても旨さの余韻が残る。
元タレの量が多いので塩辛いかと思ったが、丁度よい塩梅。やはり、各店で微妙に違いがあるのだろうか。
ゴマの風味が良い塩梅に効いていて、後味として口内に漂う。
味は、珍竜軒珍楽一番星よりは八幡東区の春夏秋冬と良く似ていると思う。
麺は中麺くらいのストレートで、口当たりはつるつる。
表面はやや柔で、全体としては硬くも柔くも無い中間的な硬さ。
もう少し柔めで、中心に柔らかい粘りが有れば言う事なし。
後から入って来たお客さんが、バリカタで注文していたけど、やや柔くらいが絶対合うと思うけどなぁ。
チャシューは大きさ、厚さ共普通位。
蕩けるまでもなく、ガシガシでも無い程よい歯応え。
味は、やや旨味が出た後と言った感があるが、噛んで行った最後の方で少し旨味が現れて来る。
おにぎりと餃子は普通な感じでした。

食べ終わった後、連れに聞いてみたら、美味しかったって。
ん、予想通り。( ^ ^

で、そのまま更に南下して豊前市の道の駅おこしかけへ。
何度か来た事は有るので、私は車の中でレビュー書き。
連れは中で買い物。
大体書き終わる頃、ビニール袋を下げて帰って来た。
野菜や果物が安かったらしい。

帰りは10号線を北上し、松山城に向かう。
場所は、10号線を北九州空港方面に右折し、丁度道路が海に面し始める手前の、右側に見える小山がそれらしい。
確かに、松山城跡下と言う交差点が有る。
でも入り口が分からない。
山の麓をめざし、狭い道をくねくねと入って行く。
これ以上進んでも大丈夫なのか?と不安になった頃、松山城跡駐車場と言うのを発見!

ちなみに、帰ってからストリートビューで見てみたら、何とこんな所まで来ている!
一体何の為にこんな所まで来る必要が有るの?ストリートビュー?
全く理解に苦しむが・・。
まあ、グーグルさんが好きでやっている事なので別に良いんだけどね・・。

さて、その駐車場は砂利敷きだけど割とキレイに整備されていて、簡易ながらトイレも有る。
駐車場に立てられた案内板を見て城跡に向かうが、観光地化された史跡ではないので、畑の畦道の様な所を通って行く事に。
階段等は無く、山道そのままで、おまけに急傾斜。
サンダル履きの連れには無理と判断し引き返す。まあ、こんな所に来るとは思ってもいなかっただろうけれど。
流石に要塞と言われた山城、ひ弱な我々等は足元にも近づけない。
すごすごと引き返し、城跡を後にして帰りました。

  • 外観。こうやって近くで見ると、極普通の郊外型ラーメン店なのだが・・。
  • 入り口。暖簾のデザインは珍竜軒そのまま。
  • カウンター。

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9位

一竜軒 (西唐津 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/08訪問 2014/09/05

一竜軒

初回訪問。

この日は平日の休み。
久しぶりに羽を伸ばしたい連れに、何処か行きたい所は無いかと聞くと、う〜ん・・・う〜ん・・・と考えて、結局思いつかない・・。まあ、何時ものパターンなんだけれど・・。
それではと私が、唐津と呼子に行ってみようか?
唐津?呼子?
唐津城が有って、名護屋城も有るよ。ついでにイカそーめんも・・。
唐津城・・名護屋城・・。
歴女の連れは、一発で食い付いて来た。( ^ ^
私も歴史は嫌いではないが、連れ程ではない。
本音は、以前から行きたいと思っていたラーメン店が狙い。
と言う事で、私と連れの思惑が一致。
と言うか私が誘導した様な物だけど・・。
で、早速お出掛け。

でも、先日からずっと天気が悪く、この日もどんよりとした雲行き。
進行方向を見ると、黒い雲。
案の定、福岡の都市高速を走る頃になると、土砂降り。
都市高速を走るのは久しぶりなので、ナビ頼りで。
でも、古い車なので、付いているナビのデータが古い。
時々変な案内をするのだが、この時も、まだ直進で良い筈なのに、左に寄る様に指示がでる。
あれ?と思ったが、指示に従うと何故か都市高速を降りてしまった。( ^ ^ ;

それから、何だかんだ有って、結局目的地に着いたのは、予定時間より1時間も後の事・・。
やれやれ。
でも、お陰で着いた頃には小雨になっていた。

時間を見ると、まだお店の閉店時間には余裕が有る。
よしよしと思いながら唐津城へ。

唐津城の印象としては、展示物はありきたりな感じで、特に目を引く様な物は見当たらなかった。
おまけに、石垣の修復工事を行っていて、写真を撮ったらクレーン車のクレーンが写ってしまった。
面白かったのは、斜めに上がって行くエレベーターと、石垣が外された天守。お城があられも無い姿になっていた。( ^ ^

で、お城を後にして、お店に向かいます。
豚骨ラーメンが苦手な連れは、ちゃんぽんとか焼きそばとかないの?
と聞くが、残念ながらラーメン専門店でそう言うものは無い。
店を別々にして食べようかとも思ったが、臭い豚骨ではないので、多分食べれると思い一緒に向かう。

漸くお店を探し出し、お店の前まで来たら、店員さんが出て来て、暖簾に手をかけている。
えっ?もう閉店?
閉店時間まで後20分程あるけど、もうスープ切れ?
えぇ?そんなぁ・・・?ここまで来て、それは・・。次は何時になるか分からないのに・・。

お店の前の駐車場は、端の一台分が空いていたが、少し狭いのと、角度が十分で無かったので、お店の横のスペースに車を進め、様子を伺うと、暖簾を手にしたおねえさんが、大丈夫ですよ、いいですよ、とにっこり。おふたりですかぁ?はい。
あっ、チャーシューは終わりですけどぉ・・。

空いた1台分のスペースを指して、そこに停めるのかと仕草で聞いてみると、頷くが、再度車道に出て入れ直すのは面倒、と思ってくれたのか、お店の横の、多分のお店の人の車が停めてある後ろに停める様に言われます。
何度か切り返して車を停め、お店の前に。

外観は、地味で目立たない出で立ち。
シンプルな色合いと何も主張しないその姿は、余程のラーメン好きでなければ、だれもここが人気のラーメン店とは思わないだろうなぁ。

入って右側が厨房、中央に2人掛けを2つくっ付けたテーブルが2組、左の窓側に4人掛けのテーブルが2つ。
ラーメン店にしては珍しくカウンターが見当たらないが、左の窓に沿って極狭いスペースが有るけど、これ?カウンター?
イスが置いて有るけれど?
まあ、いざとなったらここでも食べれそう。

男性2人、女性2人で営業。
先客は4人で、相席になった。

メニューを見てラーメン550円を2杯注文。
おにぎり120円はガラスのショーケースから。

店内はそれ程広くはなく、それなりに年期が入った感じだが、良く整理されていて、テーブルもキレイでした。

暫くしてから、お約束の唐豆が到着。ちょっと遅れて紅生姜も到着。
連れが唐豆を指して、なにこれ?
私は食べるつもりはなかったので、食べて良いよと言うと、ボリボリ。
それから3分程してラーメンの到着。

写真撮って良いですかと聞くと、にっこりとして、はいっ。
笑顔の良い、元気なおねえさんで、店内の活気の元となっていました。

どんぶりはやや口の開いたタイプで、大きさは普通。
具は、チャーシュー、ネギ、板海苔。
スープは9分目ぐらいでほぼ満タン。やや薄目の茶色で、油多め。
既に油膜が張っている。

一口啜ってみると、角の無い円やで穏やかな豚骨風味が口内から鼻腔に抜け、塩梅の良い塩味がその後にピッタリと寄り添う感じ。
コクが有って、じっくりと味わいながら飲めるスープ。
ただ、熱々のスープなので、本来はもっと旨味に奥行きが有りそうなのに、熱さに邪魔されてそれが感じられなかったのが残念。
まあ、単に私が猫舌と言う事なんだけれど。
麺は中麺くらいで、口当たりはつるつる。
やや柔い感じだが、柔々と言う訳ではなく、全体としては程よい硬さを保っている。
芯らしき物は無いが、表面から中心に向かってグラディエーションの様に硬さが増すタイプ。
もう少しクニっとした食感が有ったらもっと良い。
チャーシューは薄目で、噛んだら自然とばらける。
やや繊維感が有り、歯応えも残っていた。
味はやや肉の味が勝っていて、その味も噛んで行った最後の方で沁みて来る。

食べ終わったどんぶりの底には結構な骨粉が残っていたが、食べている時には殆ど感じなかった。
試しに箸の先で摘んで食べてみたら、かなりキメの細かい骨粉で、これなら骨粉苦手な私でも大丈夫。

無理矢理連れて来た感の有る連れだけど、何とか麺と具は食べたが、スープは殆ど残してしまった。
ごめん。

で、そこから今度は、名護屋城址へ向かう。
近いかと思っていたが、意外と距離が有った。でも、同じ唐津市内になるらしい。
まずは、名護屋城博物館へ。
結構立派な建物で、おぉ、と思うが、入場料が無料である事をみて、もう一度、おぉ。
エントランスの雰囲気は、何となく北九州市立美術館を連想した。
展示物は二階にあるので階段を上るが、展示室に入る連れをよそ目に、私はイスに座ってレビューを書く。( ^ ^ ;

9割り程書き上げた所で、連れが帰って来る。
入れ替わりで私もざっと見て来たが、良く纏まった分かり易い展示で、もっとゆっくり見れば良かったと、後悔。
でも、帰りの時間を考えると、余りゆっくりは出来ない。

博物館をでて、すぐ近くの、名護屋城址へ。
入場料は100円。
石垣を眺めながら、ゆっくりと上って行くと、頂上の天守台址に到着。
城郭はない、石垣だけの城址だけど、下手なお城よりは雰囲気が有る。
海風が少し強かったが、心地良かった。

連れは結構満足してくれた様。
お土産に、イカしゅうまいとイカのなんたら漬けと言う物を買い、帰りはバイパスと都市高速、九州自動車道を通って、無事帰宅。

えっ?イカそうめんは?って。
一応お店は覗いてみたけれど、付けられた値段を見て、おそらく値段分の満足感は得られないだろうなと感じたのと、あまり時間の余裕が無かったので、パスしました。( ^ ^ ;


  • 外観。人気店の割には質素な佇まい。
  • テーブル席。
  • 窓際。これ、カウンターになる?イスも置いて有るけど?

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10位

留さんうどん (競馬場前、守恒 / うどん)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/09訪問 2014/10/10

留さんうどん

4回目の訪問。14年9月。

東京にいる娘が久しぶりに帰って来たのだが、毎晩地元の友達と飲み歩く始末で、まだ一度も顔を合わせていない。( ^ ^ ;
まあ、別に良いんだけど。
で、この日は遊び疲れて家いるかと思いきや、平尾台に行きたいと言いだす。
・・・・・と言う事で、あっしー君宜しく、連れと一緒に車に乗せて平尾台に向かいます。

丁度昼前だったので、車の中でお昼どうしようか?と話していたら、「資さん」のうどんが食べたいと言う。
えぇ、べつに「資さん」でもいいけど、ちょっとありきたりじゃないかと、思っていたら、連れが、そう言えばこの辺によもぎうどんのお店が有ったよね?と言いだす。
「肉よも亭」の事なのだが、既に移転していてお店はない。
でも、それだったら、と通り道に有る「留さんうどん」へ。

駐車場は丁度空いていて、車を停めて店内へ。
3人と言う事で、左の小上がりに案内される。

平日の丁度お昼時。
先客はカウンターに3人。

メニューを見たらざるうどんが目に付いた。
今までは、よもぎの肉うどんばっかりだったが、これは試してみないと、と思いざるうどん(並)500円を発注。
一緒に、ここのお店では定番となった感の有る、肉めし300円も発注。
本当は肉めし、うどんのどんぶりでできますか?と聞きたかったのだが・・・。
流石に2人の前では言いだせなかった・・。

約5分程で、ざるうどんと肉めし到着。

つゆはかなり濃い目の茶色。
口当たりは強めの醤油味で、けっこう塩気を感じる。
節系の風味は有るが抑え気味。
甘味は少なく、スッキリとしたしながらも、少し重めな飲み口。
と言う事で、薬味の登場。
ねぎは全て入れ、ワサビは半分くらい。
味は、つゆの辛味とワサビの辛味が競合。
なんだか、両方から攻められる感じ。
ワサビよりはまだ生姜の方が相性は良さそう。

ざるは、細麺のやや平打麺。
表面はつるつるで、明確な芯はないが、中心に向かって除々に圧力が増す様な歯応え。
もちっとした噛み応えで、2〜3回噛んで飲み込める様な、柔な麺では無い。
よもぎと思われる様な草系の風味がはっきり感じられた。
よもぎうどんは色々食べたけど、ここまではっきりと感じるのは初めてかな?
引っ張ってみると、ラーメンと比べると太い分、くい〜んと伸びる事は無いが、ピンと張った状態から、くう〜んと伸び、びい〜んと張った状態からブツっと切れる。

つゆに付けて食べてみるが、麺がつゆの辛味をカバーしきれなてい感じ。
生姜を入れてみると、少しは飲み易くなったけど、まだまだつゆの勢力が強い。
水で薄めようかとも思ったが、丁度つれが残したうどんのつゆが有ったので、レンゲで3杯投入。
流石に辛味は薄くなったが、旨味と言う点ではぼやけた感じになってしまった。
冷たいざるのつゆと温かいうどんのつゆなので、バランスが悪くなったのかも知れない。

まあ、少し甘めなつゆが好みなのでこう言った印象だけど、このつゆが好きな人も多いのでは?

肉めしは相変わらずの小振りな茶碗で。
肉はトロトロの柔々。
今回もやや濃い目な味付け。
天かすは今回も良い仕事をしていて、サクサクの歯応えと少し甘めな、さらっとした油感がご飯にピッタリ。
ご飯に掛かったタレもやや濃い目。もう少し薄味の方が食べ易いかな。
でも、つゆ茶漬けにするなら、これくらい濃い目の方が合うと思う。


3回目の訪問。14年7月。

2回食べて、その旨さは分かっているのだけれど、とある指令を受けて、再度肉めしに挑戦。
ただ、そのまま同じ物を食べても面白く無いと思い、秘策を抱えての訪問。

何故か営業開始時間を11時半と勘違いしていて、ゆっくりしていたら、実は10時から。
慌てて家を出る。

幸い駐車場は空いていたので、そのまま停めて店内へ。
カウンターの奥に座り、よもぎ肉うどん(並)のドギ仕様と肉めしを注文。

秘策その1。
注文を取られた店員さんに、肉めしは大盛りにできますか?と聞いてみると、はい、できます。
メニューにないのでどうかなと思ったが、あっさりO.K。
最近は肉めし2杯注文するお客さんもあるそうな。
なので、おそらく、肉めしの注文が増えて来て、こう言った対応もしなければ、と考えられていたのでは・・。

日曜日の昼前。お客さんはコンスタントに入ってきます。

約4分程で、うどんと肉めしが同時に到着。

先ずはうどんから。麺は相変わらずのつるっつるっの口当たりで、軽いもちっとした歯応えはここのつゆと良く合っている。
そのつゆは、今までの中では一番出汁の旨味が出ていて、肉から出たタレの旨味と合わさって、旨々。( ^ ^
麺だけを完食して、一旦箸を置く。

続いて肉めし。
大盛りと言う事だが、並べて比べられないので、並との違いが良く分からない。
どんぶりは少し大きくなった気もするが・・。
本当は、うどんのどんぶりに入った物を期待していたのだけれど、流石にそれは無理かな。

秘策その2。
このままだと前回と同じなので、真ん中に盛られたネギを広げて、その上におろし生姜を乗せる。
これで少しドギ度アップ。 ( ^ ^


味は分かっているので、確認の意味で端っこの方を露天掘り。
肉と天かすとごはんを一緒にパクっ。
うん、相変わらず天かすが良い仕事をしていて、タレの沁みたごはんも旨い。
今回は肉の味付けがやや濃いかったかな。
うどんに入っている肉と比べると少し色合いが濃いが、使い分けられているのだろうか?それとも、つゆに浸かってタレが溶け出し色が薄くなっているのか・・?
まあ、どちらにしても旨い事には変わらない。

で、ここからが本日の本番。
秘策その3。
前回この肉めしを食べた後、お茶漬けにしたら旨いだろうなぁ、と思っていたのだけれど、お店にはお茶は無いみたいだし、水ではねぇ、と思っていた時、おっ、そうだ!とアレを思いついた。

そう、先程残したうどんのつゆ。
肉との相性も良いので、使わない手はない。

うどん丼を引き寄せ、レンゲで残ったつゆを掬い、肉めしの上から掛け回します。
ご飯がひたひたになるまで満たし、おろし生姜を追加、さらに一味を振りかけて完成。
肉めしのつゆ茶漬け・・・NCスペシャルの出来上がり。( ^ ^

どんぶりの半分位を突き崩して混ぜ混ぜし、かき込むと・・・旨い!
つゆの旨味が全体を包み、その中で、天かすの甘味とタレの風味、肉の旨味が混じり合い、一口で色々な味が楽しめる。
あぁ、これはやっぱり、小さいどんぶりではなく、うどんのどんぶりで味わいたかった。
天かすがふにゃっとなるのは残念だが、仕方がないか・・。
できるなら、後乗せで・・。
残りの半分も混ぜ混ぜして一気に完食。

このままで無くても良いから、お店の方でアレンジしてもらって、メニュー化できないかなぁ。


2回目の訪問。14年5月。

肉よも亭のよもぎうどんにハマってた連れに、他にお店はないの?と聞かれていたので、前回食べて旨いと思ったこちらへ連れてきました。

前回同様、よもぎ肉うどんドギ(並)と、前回は気付かなかった肉めしを注文。
うどんは、前回よりは麺がしなやかだったけど、もちっとした食感は前回の方が有ったかな。
その他は大体一緒。

タマネギ天、ごぼう天。
衣はさくっとした軽やかさで、少し甘味も感じる。
タマネギは丁度良い火の通し加減で、シャクシャクした歯応え。少し甘味も出ている。
ゴボウは歯応えは有るが、硬すぎない食べ易さ。
少し塩っけが少ないかなと卓上の塩をパラパラ。
味は締まる感じだが、馴染むには時間が短いので、塩の味とは分離した感じ。

肉めしは、小振りのお茶碗に、肉を煮込んだタレが沁みたご飯と、その上に天かす、肉、ネギを乗せた物。
タレの沁みたご飯と肉は勿論旨いけれど、何故か天かすが異常に合う感じ。
サクサクした食感と甘味が、タレの沁みたご飯にピッタリ。

お店の賄いめしかな?

サイドメニューと言う事で、うどんだけでは物足りない人用みたいだけれど、通常のどんぶりで出しても行けるのでは無いかな?
盛り付けやトッピングをもう少し工夫して、見た目のインパクトを上げたら、いい感じになりそうな気がするけど。

初回訪問。
ゆう柴山に続いて、本日3軒目のどきどきうどん。
場所は、モノレール沿いに南下し、日の出町交差点と守恒交差点の間の狭い道を左折し、50メートル程行った角に有ります。
左折する角にはうどんの幟が立っていますので分かり易いとは思いますが、かなりの鋭角になっていますので曲がる時は注意が必要です。
例によってストリートビューで見てみたら、留さんうどん・・、まだ工事中! ( ^ ^
よくよく見ると、初めに行ったゆうから150メートルぐらいしか離れていないし・・。( ^ ^:

実は先週も訪れたのだけれど、駐車場が満車で、おまけに周辺の停めれそうな所は何処も満車で、うろうろしている間に閉店時間となった経緯有り。今日はどうかな?と思いつつお店の横に来ると、空いていた!
3台ある駐車スペースの真ん中に停めるとすぐ、横にもう一台駐車。
ん?先を越されるかと思ったが、まあ、いいや、外観の写真をゆったりと撮りつつ、余裕を見せながら入店。

入って正面奥の右が厨房、その前と右の窓側にカウンター、左の小上がりに2席。

厨房前のカウンター端に着席。
店内は、70代ぐらいのご主人と思われる男性と、その孫ぐらいの年齢の男性2人、奥さんともう1人の女性で営業。先客は3人。
カウンター上のメニューを見て、よもぎの並のドギ600円を注文。
外観同様、店内は明るくて綺麗。

2分程で肉うどんの到着。
どんぶりは、やや口の広いもので、その分少し大きく感じる。
具は、肉とネギ。
つゆは、透明度の高い薄茶色で、にごり等はなし。
一口啜ると、割りと軽めの装いの和出汁がゆっくりと、一枚一枚皮を剝がす様に現れるが、特に主張するでもない、おっとりとした旨味。醤油は、つゆの色の様に淡く、出汁の影に回って、その表情を余り見せないが、つゆ全体を裏でしっかり支えている感じ。
麺は、全体に満遍なく色の付いたよもぎ色。
細〜中麺ぐらいの太さで、口当たりはつるんつるん。
口の中を滑らかに滑ります。
初めに麺だけを食べてみると、もちっもちっとした歯応えがあり、噛み続けたら、それこそモチの様な食感にも似て来た。よもぎの風味は、初めのうち、それっぼい草の様な香りが微かにしていたけれど、食べ進むに連れて、次第に消えてしまい、後はでんぷん質の香りとなった。
肉は角切りの物と、不定形の柔らかいもの混じり。
不定形の方は、とろとろの柔らかさで、口の中に入れてちょっと押さえただけで形が無くなる様な柔らかさ。
味はややタレが勝った、甘辛の中間ぐらいの味で、肉の味としてはやや控え目。角切りの方は、一見筋筋しているようだけれど、噛むとホロっと崩れ、繊維感も余りない柔らかさ。

1/3ぐらいになった所でおろし生姜タイム。
おろし生姜は、プラスチックの容器に入っていたが、ふたの支点が外れ易くなっていて、危うくふたを落とす所だった。そのおろし生姜は香り新鮮でまだ新しい物。他の店と違い、繊維質が少なく、かなり目の細かいおろし金でおろしたか、後から取り除かれたものかは分からないけれど、見た目清楚なおろし生姜になっている。個人的には、荒めのおろし金でがりがりとおろした生姜が好みなんだけれど、このつゆに合わせた仕様なのかもしれない。
その生姜を投入。
ちよっと多めに入れ過ぎたせいか、最後は生姜の1人舞台となってしまった。つゆは完全に押さえ込まれ、生姜の足元でもがく感じ。
つゆの少ない時は量を考えないと・・、なかなかバランスが難しい・・。

お気に入りのにくよもと比べると、つゆの味で今回は1歩譲った感じでしたが、基本的に旨いうどんだと思います。
連れが肉よも亭、お気に入りなので、今度はこちらにも連れて来ようかなと思いました。


  • 14年9月。ざるうどん全景。
  • 14年9月。ざるうどんの麺。
  • 14年9月。麺のつゆ。

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