no chaserさんのマイ★ベストレストラン 2015

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When a man loves a wo麺 〜♪

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

テールラーメン&テールカレー よし久 西港本店 (西小倉、九州工大前、小倉 / ラーメン、カレー、牛料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/01訪問 2015/02/01

サト

初回訪問。

この日は、久し振りに連れの手を離れて、1人でお出掛け。
目指すは、牛テールラーメンを出すと言う「サト」。

以前「智屋」に行った時、場所は確認していたので、ナビなしでスムーズに到着。
前回も思ったが、まあ、何でこんな、周りに何も無い様な所でラーメンを、と改めて思う様な立地。
偶然通り掛ると言う様な場所じゃない。( ^ ^ ;

外観は、四角い横長のグレーの建物で、あまり目立たず、飲食店の雰囲気でも無い。
道路沿いに結構幟が立っているのでそれと分かるが、無かったら、通り過ぎてしまいそう。
エントランスに掛かった暖簾は裏表。
何か意味が有るのか、たまたま間違えたのか・・。( ^ ^
入り口の暖簾はちゃんと掛かっていたけど・・・。

引き戸を開けて中に入ると、直ぐ右に券売機が有り、中央に3連のテーブルが2組のみで、カウンターはなし。
右手の奥が厨房。

券売機に向かい、一応一通り見るが、予定の牛テールラーメン500円をポチッ。
券売機の写真を撮っていたら、女性が出て来られたので慌てて券を渡す。( ^ ^ ;

平日の1時過ぎ。
先客は1人。
50代ぐらいのご夫婦?で営業。

左に、サービスのせんまい、レバー、漬け物が置いて有る。
奥には肉関係の色々な商品が冷凍ショーケースに入れてあり、スーパーの食肉売り場みたい。
右には焼酎のボトルが壁一杯に並んでいて、販売もされている様。

奥のテーブルに着席。
店内は、飲食店というよりは、市場内の、精肉店の横に併設されたイートインスペースみたいな雰囲気。
ちょっとごちゃごちゃした感じだが、こう言った雰囲気は嫌いではない。( ^ ^

待つ間に、サービスのせんまいとレバーの茹でたものを試そうと行ったら、丁度奥さんが居られたので、これ良いですか?と一応聞いてみると、はい、どうぞどうぞ、こちらのコチュジャンを使われて下さいと渡される。
レバーは少なめで、せんまいはまだかなり残っていた。
お試しの感じで少量小皿に取りテーブルに戻ると、コチュジャンはテーブルにも置いて有ったので、また戻しに行きました。( ^ ^ ;
でも、コチュジャンではなく、コッチじゃん、と書かれている。(笑)

まずは、せんまいにそのコッチじゃんを少量掛けて食べてみると、ざらっとした舌触りとこりこりした歯応え。
コッチじゃんは、見た目と違って辛味は控え目で、むしろ少し甘さも感じる味付け。トウガラシの風味も自然な感じで、殆ど味の無いせんまいに良く有っている。
これは絶対ビールのつまみに最適。
もう、これの横に、良く冷えたビールのグラスが無い事自体がおかしい、と思うぐらい。( ^ ^
レバーは、どちらかと言うと苦手な方なのだけど、臭み等はなく、口内にまとわりつく様な食感と、レバーの風味が良く、これは焼酎のお湯割りに合いそう。

などと思っている所に、お待たせしました、とラーメン到着。

どんぶりはごく普通のタイプ。
具は、太目のもやし、カットされていないキクラゲ、ねぎ、繊維状のテール肉、赤い実の様な物。
スープは、薄く茶色掛かった肌色。
見た目、あっさり系の豚骨スープにも見える。
でも、香りは豚骨ではない、別の肉系の香りが立ち上がっている。
牛テールラーメンと言うのは、以前一度だけ食べた事があるけれど、味が薄く、殆ど牛らしき風味もなくて、えっ?こんなの?な印象だった。
なので、牛テール肉自体の味と言うか香りは知らないのだけど、多分これが牛テールの物かと思える香り。

一口啜ってみると、何とも言えない優しい旨味が、香りと共に口内に広がる。
ガツンと来る様なインパクトは無いが、じわじわと沸き上がって来る様な旨味。
角やイヤミな所は一切無く、負の要素を全て外して作られた様な旨々スープ。
豚骨の様な濃厚な旨味とはまた違う、しみじみと味合う様な旨味。
元ダレも、良い塩梅の塩加減で、出過ぎず、引き過ぎずのピッタリの位置。
スープとのバランスが最適な、旨塩牛テールスープ。
これでもう少し濃度が上がれば、4,0を付けたいと思った。

麺は中太麺の平打ちの縮れ麺。
口当たりはつるつるで、表面から中心までゆっくりと硬さが増すタイプ。全体としては硬でも柔でもない中間的な硬さ。
伸びはあまりなく、引っ張るとピンと張り切る前にプッと切れる。
麺自体の味はあまり感じないが、スープとの相性はバッチリ。
スープが良く絡んで、麺がごはんの、スープがおかづ状態。
キクラゲはカットされていない、丸のままの物で厚みが有る物。
良く有る、こりこりとした食感の物ではなく、ぷるんとしている。
こりこりキクラゲは苦手なのだけど、これはちょっと好み。
味が殆どないので、このラーメンの中ではちょっと浮いた感じだけど、悪くは無い。
とろろ昆布見たいに繊維状になったテール肉だが、味はしっかりと残っていて、解して麺と絡めながら食べると、こちらも、肉がおかずの麺がご飯状態。
もやしは、太目でシャクっとした歯応え。スープとの相性は悪くは無いが、ちょっと量が多めかな。

途中からご主人も出て来られて、先の常連らしきお客さんと話されていましたが、肩肘張らない、快活な印象で、奥さん共々楽しそうに仕事をされている印象でした。

帰る時に、美味しかった事を告げると、今度、醤油や激辛ものを出す予定と言われていましたので、その頃また来てみよう。


  • およそ、飲食店など有りそうも無い様な通りに、ぽつんと有ります。
  • 営業時間。
  • 元々は牛肉の卸、小売りのお店らしい。

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2位

栗ちゃん (スペースワールド / ラーメン、揚げ物)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/07訪問 2015/07/18

栗ちゃん

4回目の訪問。

入って左側が厨房で、それを囲む逆L型のカウンター。右壁際にもカウンター。
平日昼前。先客3人だったが、帰る頃には8分目位埋まってしまった。

60代位の体格の良い店主と奥さんの2人で営業。

メニューは右の壁に。

ラーメン定食(ラーメン、からあげ、ごはん)900円を注文。
前3回はラーメンのみだったが、以前から評判の高かった、からあげを試してみたかったのでセットで注文。

色々禁止事項の多いお店で、
「マナーの悪い方の入店お断り致します」
辛子高菜は「ごはん用 ラーメンに入れないでください」
が目に付く。
以前はもっと有った様な気がするが、取り敢えず目に付いたのは上記2点。
後、禁煙と携帯禁止のシールが見える。

なので、写真を撮る時はなるべく目立たない様、こっそりと・・。
とかしていたら、いつの間にか、からあげとご飯が目の前の高台に置かれていた・・。(汗。。)

千切りのキャベツにドレッシングが掛けられ、その周りにからあげが2個。
からあげは大きくて、子供のこぶし位ある。
衣はカリッカリで、油感は少なくて僅かに風味を感じる位。
つけ込んだタレと思われる味が移っていて、その味と食感で、衣だけでも旨いと思う。
これだけでもビールのつまみになりそう。
からあげは、切り分けられそうにないので、そのまま、がぶり。
柔らかくも適度な歯応えを残した肉は、ジューシーとかでは無いが、味が沁みていて旨い。
やや塩加減が強めだったけど、なんとか許容範囲内。
ごはんは、普通の大きさの茶碗で、まあ普通のふかふかしたごはん。
からあげはそのままでも旨かったが、出来上がりの本体には特に味付けはされていなかったので、卓上のからあげ用タレ?も試してみるべきだったかも知れない。

ラーメンはそのからあげを食べている時に到着。
どんぶりは一般的な形、大きさの物。
具は、チャーシュー、ねぎ、キクラゲ、板海苔。
スープは軽く日焼けした様な肌色。
9分目位の量で、結構泡立っている。

一口啜って見ると、豚骨の風味が力強く濃厚で筋肉質な豚骨。
それとがっぷりと四つに組む元ダレの、ドッシリとしたコシの座った旨味とその厚み。
どちらも1歩も引かずどんぶりの中で鬩ぎあう。
過去3回は、塩気が強過ぎて折角のスープがスポイルされていたが、今回はそれが抑えられていて、丁度の塩梅となっていた。
鎖を外された犬が喜びの余り全力で走り回る様に、塩気の鎖から解き放たれた旨味が、口の中で弾け回る。
旨味を構成する要素の1つ1つに厚み、巾、深みが有り、それぞれが束になって、全体が分厚い旨味の塊となる。
う〜ん、なんか久し振りに旨〜いと思えるスープに出会った気がする。
紺屋町の支店のスープも旨かったが、どちらかと言うと、若いフレッシュな、伸び盛りのスープで、一方本店の方はいぶし銀の様な、深いコクを感じさせる。

麺は中麺位のストレート。つるっとした口当たりで、噛むとグツグツとした歯応え。
スープにも良く馴染んでいて、絡みも良い。
麺自体にも味が有った気がするが、スープに掻き消されてしまった。
チャーシューは、やや塩気が有ったが、筋々した食感を抑えた、肉の旨味が良く出た物。

久し振りに食べたけど、やっと本来の旨さに出会った気がする。
日に依って塩気が強めに出る時が有る様だけど、今日の味だったら週一で食べても良い位。
思わずスープまで完食してしまった。

前回までの事が有るので、味・料理は3.8としたが、次回もこの味だったら、4.0かそれ以上を付けたい。


  • 外観。
  • 逆さラーメン。( ^^ ;
  • カウンター席。

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3位

みなみ屋 (片野、香春口三萩野、城野(北九州モノレール) / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/07訪問 2015/07/27

みなみ屋

2回目の訪問。

初回訪問は2年前。
すっかり夜営業のみのお店と思い込んでいたのだが、マイレビさんから、昼開いてるの見た事ありますよ、との情報で半信半疑でやって来た所・・・開いていた!
暖簾が掛かっているのを見るのは久し振り。( ^^;

場所は、国道10号線を小倉駅方面から南下し、片野二丁目交差点の手前にある、「吉野家10号線片野店」の隣の、第一片野ビルの一階に有ります。
駐車場は無い見たいなので、近くのコインPに駐車。
お店までは少し歩きます。

お店はアパートみたいな建物の一階。
少し変色した白い暖簾を潜り、風情の有る木枠のガラス戸を開けて店内へ。

入り口入って直ぐ右側に、囲われた様な狭い小上がりがあり、丸い小さなちゃぶ台が置いて有る。
う〜ん、ここに座りたいけど、店内が良く見えなくなるので、泣く泣く店内奥へ。
中央右側が厨房で、その前がカウンター。
テーブルはなし。

平日の昼過ぎ。
先客1人。
カウンター中央に着席。
40代ぐらいの男性1人で営業
メニューはカウンターの上と、カウンター上部の壁に、大きく墨で手書きされた物が有ります。
とんこつラーメン600円を注文。

店内の照明は低く、作りも居酒屋風に感じるが、実際の所夜の営業がメインの様。
昼の営業は12時から2時までと超短時間。( ^^;
なる程、開いている時に行き当たらない筈だ・・。

3分程でラーメン到着。
どんぶりは、うどんどんぶり位の大きさで、和風チックな、うどんが似合いそうなどんぶり。
具は、チャーシュー、ねぎ、もやしで、ブラックペッパーがパラパラと掛かっている。
スープはやや薄めな黄土色で、7〜8分目位の量。
表面下ちょっとまでは麺や具材が見える透明感を残す。

一口啜って見ると、濃度高めな豚骨風味だが、口当たりは柔らかく、角の無い円やかさが有りながらも、厚身と重量感が有るスープ。
豚骨濃度は高いが、臭みやイヤミな所は無い。
元ダレがその後に、寄り添いながらも半歩程前に出て控え目に主張する。
苦手な筈の濃厚スープながら、これは旨いと感じた。
一口目は旨く感じるが、段々味がボケて来る様なスープとは違い、何度も旨味が再現される。

ただ、ちょっと後味が軽くて、厚みの有る旨味から一気に薄めな、ぺらっとした後味になるのに戸惑いを感じる。
えっ?なぜ?こんな旨いスープなのに・・。
そこにブラックペッパーが入り込み、余計に後味が変になる。

麺は自家製麺らしいが、細麺のストレートでつるるっ、とした口当たり。
クツクツとした、軽く締めた様な歯応えで、密度は中位。
量的にはちょっと少なめかな・・。
チャーシューは繊維感の無い、程よい硬さだが、肉の味は余り無くてタレの味が主体。
余り記憶に無い変わった味で、表現にちょっと困る様な味。

麺と具を食べ終え、スープだけになったどんぶり。
何気なくレンゲで混ぜていると、少し斑になる事に気付く。
おやっ?と思って良く混ぜて飲んで見ると、旨味は変わらないが後味がぐっと変わる。
先程までの薄っぺらい感じとは打って変わって、旨味の余韻がゆったりと響き、すこしクリーミーで、甘味も感じる様な後味に変化する。
ベースのスープと元ダレが混じり合わないとは考え難いけど、色合いと味を考えると、そうとしか思えないのだが・・。
ブラックペッパーも影を潜めて表には出なくなり、スープのバランスが整う。
初めからこうだったら随分イメージが変わっていたのに・・。

最後に満足度をアップしてお店を後に。( ^^

駐車場まで歩いていると、胃の方から気体のお戻りが喉から鼻腔へ・・。
・・・・・・・!?
・・するとこれが旨い!
ラーメンを食べていたときよりも、2割、いや3割増し位に旨く感じる。
不要な物を取り除いて、純粋に旨味のみが駆け上がる様な・・。
もしこれが食べている時に感じられたら、4.0は間違い無しと言った味だった。(^ ^

  • 外観。
  • カウンター。
  • 卓上調味料。

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4位

久留米ラーメン清陽軒 諏訪野町本店 (久留米高校前、花畑、南久留米 / ラーメン、餃子、スイーツ)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/04訪問 2015/04/09

清陽軒

初回訪問。

午前中「丸星ラーメン」を食べて、一旦実家に帰り、夕方再び久留米の町へ。
今回は迷わず「清陽軒」さんへ。
ラーメンの評価は高いし、焼飯も半端なく旨いと言う評判を聞いていたので、それならば行かなくちゃ、となってやって来ました。
食べたい所は色々あるのだが、迷いだすとキリがないので、すっぱりと決断。

入り口(風除室)は木製のイニシエ感たっぷりの造りで、その奥というか後には、直線を基調にしたグレーのビルみたいな物がくっ付いていると言う変わった作り。なんとなく昔の銀行みたいなイメージ。
風除室は照度は低く、木の質感たっぷりな、レトロな雰囲気。
店内は、レトロ感は無いが、木の色と質感を活かした作りで、落ち着いた雰囲気。

入って左側が厨房。
正面中央に対面式の、仕切りの付いたカウンターが有り、右の窓際にもカウンター。
中央の奥にテーブル席が、更にその奥には小上がりの座敷。

日曜5時頃。
先客3人。
4〜5人ぐらいの若い男性と1人の女性で営業。

店内に入ると、お一人様ですかぁ〜?
うなずくと、お好きな席へどうぞ〜。
正面のカウンター端に着席。
すぐにお冷やが運ばれて来て、メニューを指して、お決まりになられましたら、こちらでお呼び下さい、とボタンを示される。
屋台仕込みラーメンにも惹かれたが、もっと惹かれたのはすっぴんラーメン。
それと、旨いと評判の焼飯も食べたいので、ボタンを押して3番セットをスッピンラーメン900円で注文。

2分位でまずは焼飯の到着。
楕円形の小皿の、凹んだ部分一杯にこんもりと盛られている。
セットの焼飯は通常分と同じと書かれていたが、ちょっと少なめに感じた・・。
焼飯に添えられているのは、レンゲではなくステンのスプーン。
これは嬉しい。
良くレンゲを付けて出す所が有るが、レンゲで焼飯は食べ難い。
量がある時はまだ良いが、減って来るとレンゲでは掬い難いし、口に入れてもレンゲの底に少し残ったりして食べ難いんだよなぁ。

とか思いながら一口食べてみると、香ばしい醤油の香りがふわっと来る。
味は特にメリハリを付けた様な味付けではなく、全体がグラディエーションの様に味が入り混じりつつも、1つの味として纏まっている。玉子も柔らかさが残り、甘味もはっきりと出ていて、素直に旨いと思わせる。
ごはんは特に粒立った所は無く、パラパラとかでは無く、柔らかめな、ややフカっとした食感。
でもこの味付けには合っていると思う。

やや遅れてラーメンの到着。
白地のどんぶりはお盆に乗っていて、大きさは一般的な物。
具は、チャーシュー、キクラゲ、ねぎ、板海苔。
スープは、明るめなやや白い黄土色で、7〜8分目位。
見た目、スープの成分が隅々まで行き渡った様な、隙間の無い均一な濃度。
一口啜って見ると、はっきりとした豚骨風味が立っていて、苦手な人は苦手だろうけれど、好きな人には堪らない豚骨風味だろう。
口当たりは滑らかで、舌に障るものが無く、豚骨の風味だけが滑って行く。
元タレも塩梅が良く、出過ぎず引き過ぎずの、自己主張をしっかりしつつも、全体のバランスを崩さない役割。
塩気もピッタリで、トータルバランスに優れたスープ。
こちらも素直に旨いと思う。
麺は細〜中麺ストレートのちょっと色白タイプ。
口当たりはつるっ、ぐらい。
硬さは普通で注文した通りの丁度良い硬さ。
表面がチョイ柔で後は中心まで同じぐらいの硬さを保った、噛むとクッと切れる歯応え。
個人的にはもう少し柔くても良かったが・。
麺量はそこそこ有り、スープとの絡みも良好。
チャーシューは少し薄めな物が2枚。柔らかく、トロけるまでは無いが、口内の圧力で崩れる柔らかさ。
初めにタレの風味が前に出るが、噛んで行くと肉の味が沁みて来る。

トータルバランスに優れた、豚骨の旨味が良く出たラーメンで、食べ終って外に出た後、清陽軒のラーメン、旨いじゃないか、と心の中で叫んでしまった。( ^ ^
これなら誰にでも、旨いよと素直にお勧め出来るラーメン。
久留米ラーメンの実力の一端を垣間見た気がする。

本当はもっとレトロな建物をイメージしていたけど、かなり違った。
建物全体が風除室の様な作りだったら、文句無しに4.0を付けたね。( ^ ^

  • 外観。前と後ろのギャップが凄い。( ^ ^
  • 暖簾。昭和二十七年創業。
  • レトロな風除室。

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5位

大竜軒 小倉店 (香春口三萩野 / ラーメン、餃子、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/02訪問 2015/02/21

大竜軒 小倉店

初回訪問。

場所は、国道3号線と県道265号線が交差する中津口交差点を南下し、500m程行った、神岳2丁目交差点の角に有ります。
敷地内にはリサイクルマートやオーリック(酒屋)が有って、駐車場は共同となっている様です。
駐車場から西を眺めると、小倉競輪場(メディアドーム)の巨大な建物が見えます。

その前の週、リサイクルマートへ掘り出しのを探しに来た時に見掛け、そう言えばまだここは食べていなかったなぁ、と思った事も有って、次の週に訪問。
みそ畑」、「天下一品イオンタウン黒崎店」、「足立屋源兵衛」に続き本日の4軒目。

小倉の町中でこれだけ広い駐車場を持っていると言う事はかなりなアドバンテージ。
おまけに、駐車場の入り口に設置されているゲートは開けっ放しになっていて、駐車は無料。

2013年6月のオープンなので、1年半以上無視していた事になる。
別にまずいとか聞いていた訳でもなく、門司の本店は旨かった印象が有ったので、むしろ気になっていたぐらい。
でも、何となく近寄る事もなく、時が過ぎてしまった。

平日の夕方6時半頃。
既に辺りは暗くなり始めている。
駐車場自体には灯りが無く、店内には灯りが見えるものの、ちょっと暗めな印象で、入るかどうかと少し迷った。

入って正面奥が横長の厨房、その右半分の前がカウンター。
右奥に小上がり、手前窓際にテーブル席。

先客はカウンターに離れて2人。
普段はカウンターを選択するのだが、2人の間に入ったら写真が取れなくなるのでテーブル席に着席。

30〜40代ぐらいの男女2人で営業。
BGMはJazz。
聞き慣れたイントロが聞こえて来たので、思わずおっ?と顔を上げてしまった。( ^ ^

メニューは、テーブル上にカラーで印刷されパウチされた物が置いて有る。
種類は色々有るが、初めての店ではやはりデフォで。
ラーメン590円を注文。

店内は、流石に真新しさはなかったが、まだまだきれいな感じ。テーブルもきれいに拭かれていました。
応対は自然な、割りとはきはきした感じ。
途中で、茹で玉子、一個ですがサービスですのでどうぞ、と案内を受ける。
それでは、と置いて有る所に行くと、塩がたっぷり掛った茹で玉子がどんぶりに入っていた。
小皿に一個のせテーブルに戻り、殻を剥いていたらラーメンが届く。

どんぶりの大きさは普通タイプ。
具は、チャーシュー、もやし、ねぎ、味付け海苔のきざみ海苔。
スープは、やや黄色掛かった乳白色ぽい色。
見た目、濃度高そうな、密度を感じる風情。
一口啜ってみると、キレイに風味の出た豚骨スープで、口当たりに角等は無く、すんなりと口に入って来ます。
僅かに香るニンニクと、ちょっと前に出るコショーだが、塩梅は悪く無く、このスープの1つの個性となっている。
豚骨密度は高めだが、変なクセやイヤミな感じも無く、喉の通りは滑らか。
舌に極僅かにざらつきを感じるのは骨粉。
どちらかと言うと苦手なのだけど、これくらいなら、逆にアクセントになって丁度いい感じ。
割りと濃厚なスープだが、私の苦手なタイプでは無い、旨いと思わせる豚骨スープ。
後で知ったのだけど、ここのスープは無加調らしい。
なるほど、口当たりのクリアな柔らかさと過度に誇張された様な旨味等の無い、実直なスープだった。

スープを飲み干した後のどんぶりの底には、大量の骨粉が残っていた。
あまりスープや麺はかき混ぜなかったので、舌や歯に絡まなかったのだろう。
もしそうなっていたら、また印象は変わってたかと思う。
混ぜなくて良かった。( ^ ^

麺は細麺ストレート。口当たりはつるっ、ぐらい。
硬さは普通で頼んだけれど、私にとってはちょい硬め。
でも、くっ、とした歯応えが有り、スープには合っていると思った。
チャーシューは、大きさは有るが厚さはうすめ。
柔々とかではない、しっかりとした歯応えが残るタイプで、肉の味もちゃんと残っていた。
きざみ海苔は、どちらかと言うとちぎり海苔と言った方が良さそうな、ちょっと幅広めなタイプ。
堂々と味付け海苔を使っている所が何とも言えない。( ^ ^
ちょっと味強めの、べたっとした油感の有る、所謂味付け海苔で、無くてもちっとも構わないが、不思議と、有っても特に邪魔にはならない、と言った存在だった。
初めは、味付け海苔なんて絶対ラーメンには合わないと思っていたので、意外な感じ。
このスープには有っていると言う事かな。

濃厚タイプとしては珍しく苦手感のない、旨いと感じさせるラーメンでした。
初めはちょっと価格高めに感じたが、茹で玉子のサービスと、ラーメンの味を考えると、納得の価格。
大竜軒の名を冠しているとは言え、何となく好みに合わなそうな気がして、今まで放置していたけれど、旨かった。( ^ ^

  • 外観。
  • 入り口の団扇。
  • カウンター。

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6位

丸星ラーメン (宮の陣 / ラーメン、おでん)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/04訪問 2015/04/07

丸星ラーメン。

初回訪問。

この日も3号線を南下している。(^ ^
朝は食べていなかったので、途中何処かで食べようと思いながら走っていると、ここのお店が思い浮かんだ。

お店に近づくと、道路沿いに大きな黄色い看板が見える。
そこにお店が有るかと思えば、そこは駐車場で、そこから更に先に行った右側に店舗有り。
駐車場は道を挟んで左右に有り、合わせればかなりの広さになる。
はっきりと駐車場と分かるのは3カ所で、その他にも、もしかしたら駐車場と思われる所が2カ所。
車が停まっていなかったので断定は出来ないが・・。
駐車場にはトイレが設置されていて、2カ所有った。

入って直ぐ左に券売機。右側が厨房で、その前に短いカウンター。
入り口の天井は低く、なかなか楽しい雰囲気。( ^ ^
ラーメン400円をポチッ。

そのまま進むと、左右、奥にテーブル席が有り、奥は小部屋みたいになっていて、お一人様用のテーブルが幾つか置いて有ります。
途中、ちらっと見た厨房の茹でがまの周りには、麺が多数飛び散っていて、おそらく、ちょっと前までは、かなり忙しかったのだろうと思わせる。
内部の天井は普通に高かくて、ちょっとがっかり。
入り口のままの高さの店内で、穴蔵みたいな雰囲気を期待していたのだが・・。
テーブル席近くにも券売機があり、これで2台になる。
店内には自動販売機が有ったり、おもちゃ等も販売している様で、これはやはり、ラーメン店と言うよりはドライブインの雰囲気。
奥の小部屋でも良かったが、店内が見えなくなるので、丁度先客分が片付けられた中央のテーブル席に着席。

日曜日朝10時過ぎ。
先客は10人位。
ご主人と思われる70代ぐらいの男性と、60代ぐらいのおばちゃん4〜5人で対応。
頭に白い頭巾、割烹着みたいなエブロン着用。

テーブルに座ったが、おばちゃん達は配膳に忙しく、座った私を相手にしてくれそうに無かったので、片付けの帰り道のおばちゃんに、お願いします、と券を渡す。
はい、と言われたが、券はそのままテーブルの上に。
後から麺の硬さを聞かれたので、普通で注文。

店内は、昭和の、それも初期の頃は何処もこんな感じだったのでは?と思える様な、イニシエ感たっぷりの雰囲気。
ん〜、タイムスリップ。( ^ ^
建物もそうだけど、とても今時のファミリー客を惹き付ける要素は微塵も無く、近所のおじいちゃん、おばあちゃん達がたむろしていそうな雰囲気だが、結構若い人やカップル、家族連れも居たりして、世代に拘らない人気が伺える。

とか思っていたらラーメンの到着。
早!
2分掛かっていない・・。

どんぶりの大きさは普通だが、陶器製ではなく樹脂製。
具は、チャーシュー、ねぎ、小さめな板海苔。
スープは、茶色がやや出た黄土色。油は割りと多めで、くっ付き合って浮いていた。
背脂らしき小さな白い塊も見える。
ぱっと見、あっさりと濃厚の中間ぐらい。
レンゲは入り口近くに置いて有るが、そのままどんぶりを持って一口。
熱々でも温めでもない、丁度の温度で、猫舌の私にはピッタリの温度。実に飲み易い。
これくらいの温度の方が、一番旨味が分かり易い気がする。

初めに割りとはっきりとした豚骨臭が来るが、臭みは無く、馴染み易い豚骨風味。
これに塩梅ばっちりの元ダレが綺麗に入り込み、1つの豚骨スープとして完成されている。
塩気の塩梅もばっちりで、少なからず、多からずの、ここしか無いと言ったピンポイントを押さえた塩梅。
流石に、旨味の厚みや多重性とか、何処までも続く様な余韻等は無いが、この価格でこの味なら何の文句も付けようがない。

麺は細〜中麺のストレート。口当たりはつるっ、の"つ"ぐらいで、滑らかという事は無いが、摩擦感までは無い。
ふにゅっ、とはしていないが全体に柔な麺。
表面から中心までほぼ同じ硬さで、僅かな抵抗を持って、ツっと切れる柔さ。
スープの絡みは上々。
チャーシューはしっかりと歯応えが残るタイプで、今時のトロけるタイプではない、噛み応えが有る物。
タレの味は殆どしなくて、肉その物の味だが、旨味は出た後の、ややパサッとした食感。

先日の丸幸と比べると、濃厚な方だが、思っていた様な、豚骨丸出しの荒っぽいタイプとは違い、ベースのスープと元タレのバランスが良く取れた、豚骨にあまり慣れていない人でも、旨いと思わせる様な力を感じた。

外観、内観の雰囲気、ご主人、おばちゃん達の雰囲気、価格、味共、何時までもこのままであって欲しいと思ってしまったお店でした。

  • 外観。正面から。
  • 外観。側面から。ラーメンの文字、どう見ても手書き。 ( ^ ^
  • 券売機。

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7位

来福軒 (久留米 / ラーメン、ちゃんぽん、餃子)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/04訪問 2015/04/16

来福軒

初回訪問。

例によって、本日も3号線を南下中。( ^ ^
当然、途中で久留米市を通る事になるので、必然的にラーメンを食べる事になる。(^ ^

でも、家を出るのが少し早かったので、久留米市内に入ったのが午前10時頃。
殆どのお店が11時開店なので、それまで待たなければならない。
何も無ければそのまま待てば良いだけの事だが、それだと、もう実家に着いていなければならない時間になってしまう・・。

コンビニに寄っておにぎりを一個買って、車で食べながら色々調べてみると、10時開店、10時30分開店のお店も有ったが、いずれもこの日は店休日。( ^ ^ ;
ん〜、どうした物か?
遅くなる訳にもいかないが、でも食べたい・・・食べたい・・食べ・・、・・・・・・・食べる!!
まあ、ラーメン食べていた、と言えば、なんとか苦笑いで許して貰えるだろう、と開き直る。( ^ ^ ;

だとしたら、何処に行こうか?
11時まで待つとなると、途端に選択肢が広がって、逆に迷う事に・・。
素直に、ランキング上位から選べば良いのだが、開店前から行列とかだったらいやだなぁ・・と言った思いもあり、開き直ったとは言え、あまり時間を引き延ばす訳にも行かない。
なので、順位をず〜っと下げて行って、「来福軒」を選択。
この日のランキングは11位。
この辺りなら、開店直後だったらスムーズに入店出来るだろうと思えるし、創業60年の老舗のお店というのにも惹かれる。

という事で早速ナビをセット。
案内に従って行くと、何とJR久留米駅の前。( ^ ^
何となく住宅街の外れにひっそりと佇む、と言ったイメージだったのだけど、全然違った。( ^ ^

ちらっと横目で見た感じ、駐車場は無さそうに感じたので、駅の立体駐車場に停める事に。
でも、駅の直ぐ横なので高いかな〜?
30分100円ぐらいなら仕方がないか、と思いながら見てみるとなんと60分100円!
安っ!
この立地でこの価格とは・・・利用者少ないのかな・・・?上階の方は結構空きが有ったけど・・。
一応新幹線も停まる駅なのだが・・。

駐車場を探す手間も省けて、尚且つ安かったので、ラッキー、と思いながらお店まで。
建物の側壁には、「豚骨ラーメン発祥の地、久留米」と大きく書かれている。
正面から見ると、看板にも暖簾にも、昭和29年創業と書かれているが、建物自体はそんなイニシエ感は無い。
あれれっ?と思いながらも店内へ。

入って左に小上がりの座敷、中央右側にテーブル席、左が厨房で、その前がカウンター。
日曜11時過ぎ。
先客は1人だったが、すぐに後客5人。
男性2人、女性2人での営業。

手前のテーブル席に着席。
メニューは黄色い紙に書かれた物で、パウチされている。
価格は、税抜き、税込みの両表示だが、こうやって並べて見てみると、やはり8%は大きいな、と感じてしまう。
ラーメンだけでも良かったが、久留米に来たらやはり焼き飯。( ^ ^
連食する時間の余裕は無かったので、折角だから、この際焼き飯も食べておこう。

焼き飯(小)が付いたサービスセット788円(税込)を注文。

メニューを良く見ると、痛辛ハバネロラーメン、と言うのが有った。( ^ ^ ;
辛いのが苦手な私は当然注文はしないのだが、こんな歴史のあるお店に、こんなラーメンが有るとは・・・。
どう言った位置づけのラーメンなんだろうか?

昭和29年創業という事だが、意外と店内も新しくてキレイ。
流石に出来立ての新店と言う雰囲気では無いが、29年創業とはとても見えない。
途中で改装、あるいは他から移転されて来たのだろうか。

3分程で先ずは焼き飯、少し遅れてラーメンの到着。
八角形の皿に盛られた焼き飯は、(小)サイズとしてはまずまずの量。
付け合わせのタクアンが珍しい。
ここも、レンゲではなく、ステンのスプーン。
良く分かってらっしゃる。( ^ ^
出来立てで、少し湯気が立ち上っている。

一口食べてみると、ほんのりとした醤油の風味がするが、強く前に出る感じではなく、後ろに控える感じ。
少し大人しめな、軽めな味付けで、特に主張する所は無く、全体に馴染ませた様な感じ。
個人的にはもう少し醤油の風味を前に出しても良かったかな、と思った。
ご飯は少しハリを残した歯応えで、パラパラ感は無いが、口の中で存在感を感じさせる。
味付けはやや押さえた感じだが、量は思ったよりも有り、CPは高い。
これが248円換算なら文句は無い。

ラーメンのどんぶりは、やや小振りなタイプ。
具は、チャーシュー、キクラゲ、ねぎ、板海苔。
スープは薄めの茶色が出た黄土色で8分目ぐらい。

一口啜って見ると、こちらもはっきりとした豚骨風味が立っている。
久留米ラーメンの特徴なのだろうか?
豚骨風味は有るが、臭みは無く、これぞ豚骨スープと言った香り。元ダレも結構効いていて、ベースのスープより少し前に出る感じだが、スープとのバランスは良い。
ベースのスープと元ダレが、互いの立ち位置をしっかりアピールしながらも、全体のバランスは崩していない。
口当たりはやや油感が有るが、滑らかで、すんなりと喉を落ちていく。
味のメリハリは緩やかで、大きな波長を維持しつつも、振幅は小さい。
初めの一口は旨いが最後には味がぼやけてしまう様なスープでは無い、安定感の有るスープ。
麺は中麺ストレート。口当たりはつるつる、ぐらいで表面から中心まで、ほぼ同じぐらいの硬さで、クッとした歯応え。
硬さは聞かれなかったが、食べ頃の硬さ。
量は少し少なめかな?
チャーシューは厚さ少し薄め、大きさやや小さめだが、4〜5枚入っている。
柔らかいが蕩けるまではなく、歯応えを残した硬さ。タレも肉の味も控え目で、少し旨味は出た後の感。
噛み続けると次第に肉の旨味が出てくる。

当てずっぽうで選んだお店だったが、老舗の久留米ラーメンのお店で、ここでも旨いと思わされた。
これが上位ベスト3ぐらいのお店だったら、どれだけ旨くなるのだろうか?
まあ、順位に従って味も比例するとは限らないけれど、次のお店を選ぶのが楽しみになった。( ^ ^

満足して駐車場に戻る。
エレベーター前で降りて来るのを待っていると、横の貼り紙に目が行く。
駐車場提携店舗のお知らせ、と有って、そこには「来福軒」の名前も有った。
どうやら駐車券を持って行くと、割引券を貰えるらしい。
でも、精算時には何も聞かれなかったが・・。
後で、家に帰ってから写真を整理していたら、メニューの写真に、無料サービス券有り、と書かれているのを確認。(^ ^ ;
でもまあ、100円で済んだのだから、それで良しとしよう。( ^ ^ ;

  • 外観。側面。とんこつラーメン発祥の地 久留米。
  • 創業昭和29年とは思えない外観。
  • カウンターと厨房方向。

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8位

手打ち蕎麦 㐂 (戸畑 / そば)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/07訪問 2015/07/11

手打ち蕎麦 㐂

初回訪問。

ブログでその存在を知ったものの、ラーメンではなかったので忘れていたが、マイレビさんのレビューを見て思い出したお店。
1人で出かける時の蕎麦の優先度は最下位くらいなのだけど、連れと出かける時は最優先となってしまう。 ( ^^;

場所は、JR戸畑駅前の県道50号線を北に向かい、元宮踏切横交差点を左折し、踏切を渡って直ぐ左折。
Y字になった右側のやや広い方の道を進んでちょっと行った左側に有ります。
「手打ちそば」、「摩周そば」と書かれた幟が下げられているので、見たら分かるのだけど、それが無かったら、テントはグレーで地味だし、店名も何と読むのか分からない人が殆どだろうから、幟が無かったら、存在を気付かれないだろう、のお店。
古めの民家が肩を寄せ合って並んでいる狭い通りに有るので、蕎麦屋さんが有るとは想像し難いし、おまけに電柱の影になっていて尚更気付き難い。( ^^;
お店の前に駐車場の説明の貼り紙が有ったので、それを見て引き返して駐車。
線路を渡って左側の、「元宮駐車場」の、入った正面2台分がお店の駐車場。店名が貼られています。

入って左奥が厨房で、その前に2人掛けのテーブルが1つ。
中央に分厚い1枚板の横長のテーブルが2つ合わされていて、その中央に水槽が置かれている。
キャパは10人。

平日の2時過ぎ。
先客なし。

60代位の女性と50代位の男性の2人で営業。
メニューはテーブルの上に。

御主人がそば茶を持って来られる。
そば合わせを、と思っていたのだが、時間が遅かったのでご飯類は終了との事。
仕方がないので、ざる800円、天ざる1350円を注文。
天ぷらはシェアで。

店内は白と黒を基調とした和風の作り。

6〜7分位で1枚目のざると天ぷら、少し遅れて残りのざるが到着。

蕎麦は十割と言う事だが、私には二八との区別がつかない。( ^^ ;
簀の子にきれいに盛られた蕎麦は、女性的な柔らかい色合いの、水気がキッチリと切られた凛とした佇まい。
蕎麦の事は良く分からないと言いながらも、丁寧さは伝わって来る。

極細の蕎麦を先ず一口。
僅かなザラつきの摩擦感。
噛むとすっと歯が入り、クッとした歯応え。

で、・・・味は・・・分からない・・。(^ ^ ;

初めに飲んだ蕎麦茶ははっきりと蕎麦の味がしていたのだけど、蕎麦からは感じなかった。
つゆは、醤油が前に出るが、キツくは無く、背筋の伸びた、端正な風味。甘さは控え目で、出汁は余り前には出ず、旨味の広がりを抑えた纏まった出汁。

蕎麦を浸けて食べてみるが、1+1=2と言った予想通りの味。
合わさる事で別の旨味が・・かと思ったがそのままだった。

まあ、元々蕎麦音痴なので、こんな感想しか出ない・・・と言う・・。( ~ ~ ;

天ぷらはえび天を2本。
連れがえびアレルギーなので、えびは私が食べる事に。
さくっとした触感の衣で、油の風味は抑え目で味も薄味。
えび自体はプリッでもプルンでもない、やや水分の抜けた食感だが、旨味は良く出ていた。

で、結局の所、蕎麦は良く分からない、と言う事を再認識する事となった。
仕事は丁寧で、分かる人には分かる蕎麦と思うが、分からない人には何処まで行っても分からない・・と言う事か・・。

良く分からないと言いながら、評価点をつけるのも何だけど、私が分かる人だったら多分これ位の点数を付けるだろう、の想像評価。

隠れ家的なお店で出される端正な蕎麦。
麺量もそこそこあるので、十割でこの価格なら十分ではなかろうか?


  • 外観。幟が無いと素通りしてしまいそう。
  • 入り口。十割蕎麦の表示。
  • お店の前の通り。左側の電柱の後ろです。

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9位

なかばし (黒崎、黒崎駅前、西黒崎 / そば)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2015/07訪問 2015/08/09

蕎麦 なかばし

初回訪問。

この日は、黒崎で連れのお買い物のお供・・。
でも、私は連れの買い物が終るまでの時間つぶしに、家電量販店をブラブラ。
最近のデジカメはどうかな?と見て回る。
レビュー写真は、食べログ始めた頃からずっとスマホなのだけど、もう古い機種なので、今の水準からすると、AFや手振れ補正が今いち。
家に帰って写真を確認すると、結構ピンぼけやブレた写真が有ったりする。
また、構えてからピントが合い、シャッターを押してそれが保存されるまでの時間が、結構気になる様にもなって来ている。
写真はさりげなく取りたいので、構えた格好でじっと固まるのはなるべく避けたい。
で、色々見て回るが、これっ!と思えるものはないなぁ〜。
流石に、今持っているデジカメと比べたら、コンパクト性、機能等はかなり良くなっており、価格も下がっている。
でも、スマホと一緒に持って歩く事を考えると、これっ!と思える様な機種は見当たらない。
元々、外出する時は、バッグや鞄等の手荷物は持ちたく無い方で、必要な物は全部ポケットに放り込んでいたい。
なので、スマホと一緒に持って歩くにはまだまだ厚みが有るし、重い。
当然カメラとしての機能はデジカメの方が上だが、電話は掛けれないし、ネットも使えないのなら、スマホだけでいいか、となってしまう。
スマホなら、ぱっと見、画面を見ているだけの様に見えるので、写真を取っている様には思われ難い利点が有るし・・。
今持っているスマホもそろそろ買い替え時期なので、新しい機種がでたら検討しようっと。

家電店を出て連れの所に戻る。
買い物を終えて、さぁ、お昼は?と言ったら、蕎麦!
はいはい。(^ ^;
早速食べログ検索。
やっぱり、スマホが便利。( ^^

で、検索の結果、行った事は勿論、聞いた事も無かったお店を選択。
見ると、「担々たぬき」の直ぐ近くだったので、場所も分かるし・・。

この近辺に来る時は大抵利用するコインパーキングに駐車。
道路向かいは「サンキューラーメン」。
まだ元気に営業されている様で、暖簾が掛かっていた。

お店は「坦々たぬきラーメン極」の、横の道路を挟んだ向かい側のビルの一階。

入って正面奥が厨房。
左右に2人掛けを合わせたテーブルが2つづつ。
入って直ぐ右に、壁に付けた2人掛けが1つ。
テーブルには既に、プレートが置かれていて箸がセットされている。

メニューを見て、せいろそば650円を注文。
女将さんと思われる60代位の女性と20代位の女性、厨房にもう1人の気配が有ったが確認できず。
応対は若い女性の方。

緑の壁が落ち着きを感じさせる、蕎麦屋然とした店内。

先客は女性客2人、後客男性1人。

薬味とつゆの入った徳利と蕎麦猪口が先に到着。
その後で蕎麦湯を女将さんが持って来られる。
せいろそばは4分程で到着。
 
蕎麦は、細身で、僅かに黄色み掛かった白色。
ストレートではなく、ウエーブが掛かっている。
箸で持ち上げて見ると、長さが不揃いで、20㎝位のも有れば4〜5㎝位のも有る。

初めに蕎麦のみを食べてみる。
口当たりはしっとりと水分を含んだ感じだが、表面は少しざらっとしていて、中心までほぼ同じ位の硬さを保った麺。
私としては珍しく、蕎麦の風味がはっきりと感じられた。
ここまではっきりと認識出来たのは初めて。
それを旨いと感じるかどうかはまた別の問題だが、割りとすんなりと気持ちの中に入って来る。
少しは蕎麦が分かる様になって来たのかな?

つゆは濃い目な焦げ茶色。
鰹節の風味が強く、厚みも有る。
それに小さく角を削った醤油が絡み、後を追う。
薬味は、ねぎと大根おろしと山葵。
山葵は色合いが鮮やかで、もしかしたら本山葵?
箸で摘んでつゆに入れ、良く溶かして一口。
青々とした風味の山葵がつゆにアクセントを付ける。
やや量が多かったのか、山葵が前に出過ぎてしまった。
新鮮なので少量で効く。
後で山葵のみを食べてみたが、鼻に抜ける辛味と青々とした風味、舌にぴりっと来る刺激が心地良い。
所々に粒っぽい小さな塊があるが、やっぱりこれは、本山葵だろう。

最後に蕎麦湯を・・と持ち上げたら・・軽い・・!
えっ?と思っていたら、連れが、ごめん!結構飲んじゃった・・。
蓋を開けて中を覗いてみると、底の方に少量残るのみとなっている。
結構とろみを感じる蕎麦湯で、つゆに入れても柔らかな軽い粘りを感じる。
山葵が効いてたのではっきりとは分からなかったけど、割りと旨いのでは。

蕎麦の量はちょっと物足りなかったけど、風味はしっかりと感じられたし、山葵も良かったので、結構満足でした。

  • お店の看板。
  • 入り口。
  • テーブル席。

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10位

ゲンコツハンドレッド (九州鉄道記念館、門司港、出光美術館 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 2.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/11訪問 2015/12/06

ゲンコツハンドレッド

初回訪問。

この日は、門司港レトロにお出掛け。
春と秋に開催される、門司港グランマーケット(http://www.grand-market.net/blog/about/grandmarket.html)がお目当て。
と言っても、私のお目当てではなく、連れと娘だけど・・。(^^;
雑貨大好きな2人で、以前から楽しみにしていたのだけれど、残念ながら娘は仕事・・。
なので、今回は連れと2人で。
早めに行かないと周辺の駐車場は一杯に成ってしまうので、グズグズする連れをせき立てて出発。

何時もの道を通り、門司港ホテル近くまで来たら・・・・人、人、人、人・・・!!
何この人混み!!?
有る程度は予想していたが、ここまでとは・・。
特にイベントらしき物も無い日曜日でも、結構な人通りになるのだけれど、それの3倍ぐらいに感じる。

これは・・・?と厭な予感を感じながら、何時も停める駐車場の近くまで来たら・・・・!?
レトロの中心からは少し外れるが、大体何時来ても空きが有って、料金も安いので良く利用するのだが、結構広い駐車場なのにこの日は既に満車で、空き待ちの車がざっと15台ぐらいフェンス沿いに並んでいる!
何これ?
ここまで多いのは初めてか・・。

当然待つつもりはないので、一端離れて市内の駐車場を色々探すが、何処も満車。
仕方がないので、再び会場に戻り、連れを降ろして、単身で再度駐車場探索。
どうせ空いていないだろうなぁ、と思いながら、時々利用する駐車場に行ったら、意外と空いていた。
やれやれ、と車を停めて会場へ。

特別興味はないのだが、折角来たのだからと、会場の端から端まで廻ってみる。
まあ、女性向けだね。
おっさんには縁の無い世界。( ^^;

連れに連絡を取ってみると、今半分くらい廻った所と言うので、ならばその間に・・。

何処にしようかな?と考えながら歩いていたら、「GHR」の看板が目に付く。
おぉ!そう言えばまだここでは食べていなかった。
ここに移転する前の「大勝」の時には食べてはいたものの、豚骨ラーメン(特に濃厚系)がダメな連れなので、門司港は何度も来ているのに、未だに食べれないまま。

今日は絶好のチャンス!

外観は以前の「港屋千兵衛」とほぼ同じで、看板や幟が変わっている位。
移転時は、結構派手な外観になるのかなぁ?と思っていたが、こうやって見てみると、意外と周辺の風景にも馴染んでいる。

日曜日のお昼ちょっと前。

入って直ぐ右に券売機が有り、左が厨房。
厨房前には女性スタッフが立っていてお出迎え。

券売機に向かい、取り敢えずここはデフォで、という事で、ラーメン700円をポチッ。
本当は券売機の写真を撮りたかったのだが、後ろでスタッフの女性にじっと見られている感じがして、断念。(^^;
大抵のお店では、印刷したものが卓上に有ったり壁に貼ってあったりするのだが、それもなかったので、メニュー写真はなしです。

券売機の横を通って、右に壁向かいの逆L型カウンター。
正面にテーブル席が3つ。
左に小上がり。

カウンター中央に着席。
麺の硬さを聞かれたが、いつもの通り普通で。

ここから移転する前の「港屋千兵衛」でも食べてはいるのだが、もう店内の様子は思い出せない。
何処となく食堂的な店内だった気がするが、今のお店になって雰囲気はかなり変わった気がする。

5〜6分でラーメン到着。
台形をひっくり返した様な白いどんぶり。
具はチャーシュー、ネギ、キクラゲ。
スープは明るめな黄土色で8分目位。
やや油っけが多い気がするが、スープ自体は結構濃厚そうな感じ。

一口啜って見ると、口当たりの良いクセの無い豚骨風味がしっかりと立っている。
「大勝」の時は、もっとどっしりとした濃厚な豚骨のイメージだったのだが、それと比べると、割りとあっさりとした軽めな豚骨風味。
でも、旨味自体は良く出ていて、しかも飲み易い。
前に感じた苦手なアレも無い。
非常に食べ易く、且つしっかりと味が出ているスープ。
観光客向けに調整されているのだろうか。
麺は極細〜細のストレート。
つるっとする様な滑らかさは無く、ちょっと抵抗感の有る様な麺。
クツっクツっとした歯応えで、普通で注文したが、個人的にはカタぐらいに感じた。
チャーシューは小振りで薄い種類の違う物が2枚。
柔らかい歯応えを残すもので、余りタレに染まらない。肉の味はやや抑え目。

濃厚で苦手な豚骨スープのイメージがずっと残っていた為か、意外とあっさりとした軽めなスープに感じた。
でも豚骨の旨味はしっかりと有って、良く出来たスープと感じる。

これなら県外からの観光客にも、九州で食べた豚骨ラーメンとして、自慢してもらえるのでは。

  • 外観。意外とレトロの街並にも馴染んでいる。
  • ラーメン全景。
  • スープ。

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