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三国ヶ丘駅。直ぐ近くに仁徳天皇陵が有ります。
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外観。これでも営業中です。
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表に出されない看板。
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カウンター。
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店主の後ろ姿。
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写真では分かり難いけど、煙もうもうです。
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厨房1。
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厨房2。
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100円玉が置かれます。
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箱入りの胡椒が山積み。
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チャンポン全景。
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スープ。
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麺。
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具材達。
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完食。
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初回訪問。
和歌山に別れを告げて、今日は大阪へ。
でも、大阪の中心部へ向かう前に行く所が有る。
今回の旅で、2番目に行きたいと思っていたお店の有る所。
そこは、大阪府堺市。
仁徳天皇陵がある三国ヶ丘駅で下車します。
目的のお店に行く前に、先ずは仁徳天皇陵の見学。
ほぼ一周ぐるりと歩いたので、多少はカロリー減らせたかな?(^^
一旦駅へ戻り、そこから目的のお店「九州らーめん六五六」へ。
こちらもマイレビさんのレビューを見て、一発で気に入ってしまったお店。
その時点で今回の旅の事は有る程度考えていたので、行けるかなぁ?と思っていたが、ほんとにやって来てしまった。(^^;
駅を出て北上し、中央環状線を渡って東に暫く歩くと、レビューの写真で見たお店が見えて来た。
いやぁ〜、これこれ、この外観。(^^
破れ落ちて骨組みだけになったテント、ざらついた感じに変色したシャッターの1枚は降ろされ、もう1枚も途中まで降ろされている。看板、暖簾、幟は無し。
予備知識が無ければ、住み手が居なくなって放置されたままの、小さな事務所か、車庫にも見える。
唯一、表に置かれた自転車が、人の気配を感じさせるぐらい。
大きな通り沿いとは言え、緩く曲がるカーブの内側で、お店の前に立ち木も有るので、車からも見難いと思われる。
まあ、見えても誰も営業しているお店とは思わないだろう。
いやぁ〜、想像以上に好みな外観。(^^:
しかも、入口からは薄いけむりが漂い出ているし・・。(^^
さて、店内を覗いてみると、照度低めで、ほんとに営業中?と思えたが、お客さんの姿が見えたので、ほっとして店内へ。
これでドアが閉まっていたら、めちゃくちゃ入り難いと思う。(^^
入って正面右側の厨房とそれを囲むカウンター。
平日の午前11時過ぎ。
先客4人、後客2人。
厨房には70代ぐらいの髭を生やした店主。
私が背に背負った荷物を降ろすと、あぁ、そこに置いてて良いよ、な声かけ。
明らかに、一見の観光客な私なので、じろっと一瞥されるのかと思っていたので、ちょっと、ほっとした。
カウンターの端に着席。
メニューを探して見回しても、どこにも見当たらない。
店内は煙がもうもう。
ただ単に煙たいだけでなく、ちょっと喉に刺激を感じる様なスパイシーな煙。
厨房の上には広い集煙用の囲いが有り、その中で換気扇が1つ回っているのだけど、全然追いついていない。(^^;
囲いの中は、排出されずに滞留している煙でもやっている。
後2機ぐらい追加しないと追いつかないのでは?
カウンターに座ったものの、先客さん分の調理に忙しそうなので、黙って待つ事に。
何となく頑固そうなイメージだった店主だけど、先客さんとの会話はフレンドリー。
10分程でちゃんぽんが目の前の高台に置かれる。
カウンターに座ってから一言も発していないのだが、ちゃんぽんが置かれた。(^^;
同時に100円玉が高台に置かれる。
直ぐに払った方が良いかな?とも思ったが暫くは様子を見る事に。
どんぶりは、口の広い浅めな、ちゃんぽんらしいもの。
具は、もやし、キャベツ、人参、豚肉、ちくわ、タコのげそ。
スープは白濁していて、如何にもなちゃんぽん色。
一口啜って見ると、濃厚な豚骨風味が口内から鼻腔へと駆け上がる。
濃度も有り旨味も有るスープ。
でも直ぐ、胡椒の風味と刺激が覆い被さって来る。
その胡椒の量が半端ないぐらいに多い。
いままで食べて来た麺類の中でも、ダントツの胡椒の量。
でもスープの旨味はそれには負けず、押し返して均衡する。
胡椒がめちゃくちゃ多くて、ちゃんぽんとしてのバランスはがたがたな筈なのに、何故か旨い。
旨味に厚みが有り、最後まで飽きさせない。
あぁ、久し振りに旨いと思えるちゃんぽん。
それにしてもこの胡椒の量は?
本来だったら、スープを前面に出して、自分は背後でサポートする立場の筈なのに、思いっきり前面に顔を出す。
北九州のイニシエのラーメン店でも、初めからかなりの量の胡椒を掛ける所はあるが、そんなの目じゃないよ、な位の量
唐辛子を使わない麺で此処まで辛い麺は初めて。
でも、唐辛子と違って、除々に辛味が蓄積され、最後にはどうしようもなくなる、と言った事がないのが胡椒の良い所。
。
麺は一般的なちゃんぽん麺。
つるっとした口当たりで、表面にはハリを残しながらも、全体としてはちょい柔目。
特に抵抗なく噛めるが、柔々とかでもない。
野菜はややくたっとした感じだが、シャキっとした野菜よりは、この位の方がこのスープには合っている気がする。
げそはこりっとした歯応え。
いったいどれほどの胡椒が使われているか興味があったので、辛かったが最後まで飲み干してみた。
濃厚豚骨ラーメンの骨粉みたいに底に堆積しているかと思ったが、意外と少ない。
スープに万遍なく混じっているのだろうか。
スープ自体がかなり旨いので、胡椒が半分くらいだったら、めちゃ旨いちゃんぽんだと思う。
ちょっと油ッ気もあるが、それもちゃんぽんらしくて良い。
胡椒半分なら、北九州に持って来ても人気店になると思う。
店主に、胡椒半分で、と言ったら聞いてくれるかなぁ?
その胡椒はカウンター背後の冷蔵ショーケースの所に、箱で山積みされていて、如何に大量に使用されるのかが良くわかる。
食べ終えて、高台に1000円札を置き、ごちそうさまでしたぁ、ここに置いときます。
はぁい、ありがとう。
100円玉を受け取り、お店を後に。
大阪の一杯目はラーメンでは無かったけど、旨かった。
もし、近くに住んでいたら、定期的に通って仕舞いそうな、ちょっと中毒性の有るちゃんぽんでした。