7回
2018/12 訪問
久しぶりの柳家で冬の肉祭り。
2018.12
久しぶりの柳家。
もう6回目か。
今回は写真は少なめだけど、
相変わらずの美味いの一言。
12月は肉祭り。
最初から最後まで肉、肉、肉。
熊、鹿、猪の肉は、口の中に入れる度、
違う食感と味わい。
壺に入った生姜醤油をベースにしたタレで、
味に深みが出て、旨さが登りあがる。
これぞ、口福というやつ。
自然の命に感謝です。
肉といっても赤身部分と脂身部分とで分かれるけど、
脂身が本当に美味しい。(もちろん両方美味しいけど)
脂身は焼き加減とタレの感じがマッチして、
ここまで甘く仕上がるのか。
ひと噛みひと噛み、幸せを感じながら胃の中に押し込んでいく。
例年だと、特に猪は赤身部分より脂身部分の方が大きくなったりするらしいんだけど、
今年は暖冬で脂身は薄め。
こんなところにも暖冬の影響が出てるのか。
自然とともに生きてるというのを改めて実感し、
大切にいただきました。
2019/01/05 更新
2018/02 訪問
冬の鴨づくしと猪鹿の饗宴
2018.2
冬の真骨頂、第2弾。
2月の柳家は鴨づくしと、肉祭り。
今まで鮎とか、桜鱒の刺身とか出てたけど、
一切なし。
肉のみ。
「鴨ネギま」
鴨とネギは何でこんなに相性がいいんだろうね。
鴨、ネギ、鴨、ネギ、、、
それぞれでも当然美味しいし、
一緒だともっと美味しい。
「鴨・猪・鹿の肉」
12月に食べた時より、
特に猪の脂はすごい。
肉よりも脂の方が大きく、
焼いてもそんなに小さくならない。
蓄えに蓄えた脂が発する甘みは至高。
そしてやっぱこのタレは美味しいなぁ。
「口直しの大根」
これは無限大根。
※無限に食べられるほど美味しい大根のこと。
いくらでも食べられる。
みずみずしい大根に塩が振ってあるだけなんだけど、
それだけで、それだから最高。
おかわり自由。
「コガモの半身」
コガモというのは小さい鴨ではなく、
そういう種類の鴨らしい。
鴨を半分に切って2つで一羽。
足元とかリアルだから少し気になるけど、
自然の命に感謝していただきます。
特にモモ部分が最高に美味い。
「猪鍋」
もうお馴染みの猪鍋。
最高の自家製味噌と野菜、猪肉との饗宴。
ジビエ肉って固い印象あって、
柳家で出てくる肉は当然固くないんだけど、
煮込んでも固くならない。
「自然薯ご飯」
これも冬のお馴染み。
つるっといけてペロリと食べられる。
青のりとネギを乗せて。
食べてるとたまに出会うムカゴ。
ホクホクとした食感で、出会えたらアタリ。
鴨づくしで肉づくし。
口の中もお腹の中も大満足なひととき。
次は6月。
これで一年間。
どの季節が自分にとってのベストか、
その時に考えよう。
2018/02/12 更新
2017/12 訪問
柳家の真骨頂「猪鍋」との出会い
2017.12
かなり書くの遅くなりましたが、
3回目の柳家。
10月に来た時に、冬の予約を取ろうとしたら、
12月はこの日しか空いてなかったくらい、
冬の柳家はかなり人気。
3回目にしてようやく「猪鍋」を味わう。
「桜鱒のお造り」
まずはご挨拶がわりにお刺身から。
これももう3回目。
身がつるっとしてなくて加工品とは全く違う舌触り。
「落ち鮎の炭火焼」
3回目にして1番大きいのではないかと思うほど、
鮎は落ちてもやっぱり鮎。
若い鮎も美味しいけど、落ち鮎も美味い。
というかここで食べる鮎は本当に美味しい。
「熊・鹿・猪の炭火焼」
三者三様。
冬でしっかりと脂がのっていて、
肉質も当然三者三様だけど、
柔らかく臭みはない。むしろ甘い。
それぞれに全てツボに入ったタレをつけるんだけど、
肉ごとに山葵や柚子胡椒が添えられていて、
味の違いを楽しめる。
「猪鍋」
自家製の味噌で作った猪鍋。
とても甘い味噌。優しい味付け。
野菜もたっぷり、量もたっぷり。
囲炉裏の炭火の上に吊るすから、
インスタ映えもする。
「自然薯ご飯」
これは美味しかったなぁ。
出汁を含んだ自然薯がご飯と絡んで、
つるっといける。
今年もありがとうございました。
というか、今年は出会えて良かった。
また来年、次は2月。
2018/02/10 更新
2017/10 訪問
このために生きて、このために働く。
2017.10
待ちに待った2回目。
10月の柳家は、きのこづくし。
夏のいいところと、
秋のいいところが、
両方とも合わさった感じ。
きのこ好きにはたまらないんじゃないかな。
この季節は。
「桜鱒の刺身」
夏と同様に良いお味で。
というかなんだろうね。回転寿司とかで食べるサーモンとは、
もはや別物の食感。
そりゃあ別物なんだと思うんだけど、
食感からして何もかも違う。
「鮎の塩焼き」
前回との大きな違い。
それは雄と雌の食べ比べ。
なんという贅沢。雄は白子。雌は卵。
今回も頭からガブッとかぶりつく。
雄は大きく身が柔らかく、
雌は丸々と太って卵を持ち、甘さが際立つ。
前回は細く小さい鮎だったけど、
今回は大きく育った鮎たちをいただきました。
「松茸の炭火焼き」
秋。そしてきのこの王様。松茸。
今年は松茸が不作と聞いていたけど、
こんなにも贅沢に松茸をいただけるとは。
大きくしっかりとした松茸を炭火の周りでじっくりと焼き、
良いタイミングでたまり醤油に浸して炭火の上で焼く。
傘に十字で切れ込みを入れたところから、
花開くように広がる。
それを自分たちは皿の上で割いていく。
まるで裂けるチーズのように。
※いい表現が見つかりませんでした。
すだちを少し絞って、口の中に含むと、
圧倒的きのこ感。
「香り松茸」という名に相応しい、
鼻に抜ける強い香り。
「鮎の開き」
これは確か干してあって、味が凝縮されている鮎。
夏に引き続き最高のお味。
「鹿肉のヒレ」
出てきました特製のタレ。
美味しそうなツボに入っているこのタレを、
しっかりと肉に染み込ませて炭火で焼く。
さっと表面を焼き、中はほぼレアでいただく。
、、、これは本当に鹿なのか。
知っている鹿肉とは違って、繊細で柔らかい。
昔は鹿肉を刺身なんかでも食べてたみたい。
今は禁止されてるそうだけど、食べてみたかった。
もうこれは鹿の前を素通り出来ないね。
頭下げるレベル。
「きのこの天ぷら盛り合わせ」
きのこづくしとはこのことか。
7種類の別のきのこを天ぷらにして、
一皿に並べるなんて、この店でしか出来ないんじゃないかな。
香りが弱いものから順番に食べるといいとのことで、
左から順番にいただきます。
シロハツ→柳松茸→平茸→ナメコ→紅平茸→タモギタケ→松茸。
「鹿肉のロース」
肉の周りを彩る甘く柔らかい脂身。
甘み、そして旨味が口の中に広がる。
これは美味い。
鹿、様々です。
自家製の柚子胡椒をつけて食べるとまた変わって美味しい。
というかこの柚子胡椒美味い。
辛過ぎなくて、これだけで酒が進む。
「里芋ときのこのお浸し」
優しい。
口直しする必要もないけど、
出汁の味がしっかりとついて柔らかな味に。
「アジメドジョウと桜鱒のフライ」
アジメドジョウは日本固有種で、ドジョウの中で一番美味しいと言われているそう。
絶滅危惧種で天然記念物。
そんなもの食べていいのかと思いながら、
命に感謝していただきます。
「天然うなぎの蒲焼」
長良川の天然うなぎ。
夏にもいただきましたが、こちらも最高です。
小盛りで少しタレのかかったご飯と一緒にいただきます。
「きのこ雑炊」
きのこづくしを語るときに、
きのこ雑炊がないわけがない。
松茸ご飯が来るか、きのこ雑炊が来るか、
という議論になるぐらい、待ちわびていた締めご飯。
最高でした。
様々な種類のきのこが入って、
ご飯の量は少なく、出汁にたっぷりと浸った雑炊。
溶き玉子は入ってなくて、
出汁にしっかりときのこの味が広がっている。
きのこ出汁。様々なきのこが入ってるので、
きのこ内では複雑な味がするけど、
優しく美味しく、ため息が出る程に美味い。
「スイートパーシモンとシャインマスカット」
多分、スイートという名前だったかと。。
パーシモンというのが柿の英語名というのを初めて知りました。
マスカットも種無しで爽やかに食べられる。
今回も大満足。
ここに来たくても来れない人や、
来たことない人もたくさんいる中で、
来れることへの感謝。
そしてこのためにまた頑張って働こうと思う場所。
次回は12月。冬の柳家。
柳家の真骨頂を楽しみにまた頑張って働きます。
2017/10/15 更新
2017/07 訪問
一生に一度じゃ終われない
2017.7
やっとこれた。
ずっと昔から存在は知っていたけど、
自分では行けないと思っていて、
一生に一度は行ってみたいなぁと思い続けていた柳家。
東京〜名古屋〜瑞浪〜お店、
随分と移動して着いた。
ここはお店か?と思うような場所。
お部屋に入り、目の前に広がるのは大きな囲炉裏。
この囲炉裏を囲みながらご飯を食べる。
既にそこには鮎が刺さっている。
この時期は川魚が旬の終わり頃。
鮎のオンパレード。
というか、美味しいもののオンパレード。
「蜂の子の佃煮」
初めて蜂の子食べたけど、味付けがいいからかな?全く嫌じゃない。
「桜鱒の刺身」
身がしっかりとしていて、ちゃんと身になってる。つるっとしていなくて、存在感がある。
上にはいくらを添えて。
「鮎の囲炉裏焼き」
1人2鮎。頭からかぶりついて食べる。苦味が上品で臭みがない。頭から尻尾まで余すことなくいただく。
「干し鮎の囲炉裏焼き」
干しただけでこうも違うものか。しっかりとした苦味が口の中に広がる。
「夏野菜の天ぷら」
オクラ、ヤングコーン、山ウド、インゲン、小茄子、ミョウガ、ズッキーニ。
野菜だけで美味いのに薄く纏った衣に抹茶塩を。
「鮎の開きの囲炉裏焼き」
今度は開くのか。
開いたことによって鮎のフワフワな白い身に香ばしい焼き色がつく。
味が凝縮されて最高のつまみに。
「桜鱒の揚げ物」
さっきの天ぷらとは違って、しっかりと衣を纏い、
中の身はホクホクと甘みを醸し出す。
「鴨の囲炉裏焼き」
ここで肉。
鴨の身はレバーのような食感と味の部位。
そこに本わさびをたっぷりと乗せていただく。
秘伝のタレに漬けて。
「箸休めの漬物」
ウド、キュウリ、三つ葉、インゲン、ウドの皮のきんぴら、シシトウ、生姜。
どれもこれも、これでは箸なんて休まるわけがない。
「猪の囲炉裏焼き」
夏の猪は冬に比べると脂身が2倍以上少ないとのこと。
でも、それでも十分ではないか。
それほどに厚く、甘い、脂身。
粒マスタードを乗せて。
「天然うなぎの蒲焼」
ここからうなぎなんて、本当にどうかしている。
お皿の上いっぱいに乗る、神々しい色をしたうなぎ。
少しタレをかけた小盛りのご飯と一緒に。
「鮎雑炊」
一食の中で、鮎をこんなたくさんの種類の食べ方でいただけるとは。
ご飯に対して出汁の量が多く、この澄み切った中でしっかりと味がする鮎の出汁が、満腹感と満足感をくれ、辿り着いたことのない世界に連れて行ってくれる。
そして米も美味い。
「さくらんぼ」
でかっ。
身が大きく、それに比例して種も大きい。
しっかりと熟れたさわやかな果実。
究極。
この言葉はこのお店のためにある。
一生に一度でいいからと思ったこのお店は、
一生に一度では足りないと思える、食の新しい出会いを与えてくれ、
ここを超えるためには、あとはここの店で食べる季節による違いしかないと確信して、
また次に来るその日まで我慢する。
こうやって他の店で食べられなくなる食材が増えていく。
それが幸せ。それこそが至高。
2017/07/10 更新
2019.12
恒例の柳家。
毎年これることに、
そして毎年集まれることに、
いただける命に感謝。
もう一つ一つ細かくは説明しないけども、
やはりここが一番。
雰囲気も、時間も、空間も、料理も、サービスも。
一応、出て来たものを書くと、これです。
・落ち鮎の塩焼き
・猪バラ肉のねぎま
・猪のロース
・ツキノワグマのロース
・鹿肉のロース
・猪鍋
・むかご 自然薯飯
写真は全然ないけど、
ご了承ください。
また来年も、ここに来るために頑張ろう。