2回
2018/10 訪問
内緒にしたいホスピタリティ抜群、美味しい鰻屋さん!
今日は三井寺さんに結縁灌頂会で伺ったので、前から目を付けていたう晴さんへ。
予約はちょうど一月前くらいにしました。
13時半過ぎにお電話してみると感じの良いご主人が出られて、まぁ清々しい素晴らしい応対!
行く前から期待大でした。
当日思ってたより早く結縁灌頂会が終わり、お店前に来たものの予約の30分も前…。
時間より多少早く行けるかもとは伝えていたけど、流石に早いか…。
かといって暇を潰すような場所など周りにはない。
店頭には予約満席の立て札がっ⁉︎
とりあえず入って聞いてみると、焼くのにお時間お待ちいただくかもしれませんが、どうぞとのことで入らせていただきました。
飲み物我慢してたので、喉カラカラ。
瓶ビールをまずお願いして、メニューをじっくり拝見。
ほねせんべいと肝の香り焼き、上ひつまぶしをお願いする。
焼き方等お好みに合わせますとのことでしたが、全てお任せしました。
まずは、ほねせんべい。
抹茶塩も付いてきます。
パリパリで香ばしくて美味しいっ!
ビールに合う合う。
女将さんから遠方からですか?と聞かれ、三井寺に伺うついでに伺いましたとお伝えすると有難いことに最近毎週のように東京からお客様がいらっしゃるんですと仰ってました。
池袋のかぶとさんというお店の方が勧めてくれてるらしいのですが…まだ会ったことないんですよね笑…って。
そうこうしてると、肝の香り焼きが届きます。
ご主人自ら持って来ていただいて、物凄く感じの良い方でした。
調味はしておらず、吟醸酒でふっくら焼き上げたとのこと。
岩塩、わさび、ネギが付いてきますが、まずは何も付けずに。
美味〜、ふっくらで香りよく甘さが感じられます。
わさび付けて食べるとなお美味しい。
これ噂通り最高ですっ!
ゆっくり食べながらビールも飲み終える頃、ひつまぶし登場っ!
なんかお櫃の蓋がちゃんと閉まってない⁉︎笑
ちゃんと頭付きです。
薬味もお出汁も追加できますし、更に生たまごもありますのでということで生たまごをお願いしました。
鰻が溢れんばかりに乗っているので、下のご飯をよそうことができない笑
まずは、鰻だけ直でいただいてみることに。
皮目は脂が出尽くすまでパリパリに、身はふっくら焼いてますとのことで、まさしくその通りの出来栄えです。
甘めのタレがよく合うっ!
皮目が香ばしくて美味しいです。
ご飯をなんとかよそい鰻とともに。
あ〜美味いっ!
薬味も乗せて更に美味いっ!
黄身だけトッピングして、UTKGに!
濃厚バカ美味いっ!
白身も勿体無いので、よく溶いて泡立て、追いタレちょい掛けして、これまた美味いっ!
この時点でお腹ぱんぱん笑
お出汁掛けて御茶漬けにして、あ〜美味いっ!
もうぱんぱんなんで、鰻だけは食べ尽くしました。
ご飯少し残しちゃった。
普通でも多かったので、次回伺う時は少なめにしてもらおう。
そんなわけで大満足です。
そして何より女将さんとご主人のホスピタリティが素晴らしい。
お店出た時の清々しさたるや、また絶対来ようって思いました。
2018/10/15 更新
この日は京都ステイ最終日。
チェックアウトを済ませて、向かうは滋賀県大津!
京都市役所前駅から地下鉄→京阪京津線にて、びわ湖浜大津駅まで。
駅からテクテク歩いて10分ほどのう嵐さん!
お誘いいただいたコチラ目的で、今回京都ステイをしておりました笑
それほどまでに伺いたかった!
実は、4年半ほど前にも伺っております。
その頃は、う晴さんという店名でした。
ちょうどヤバい鰻屋さんがあるよと噂が立ち始め、遠方からわざわざ食べに来る人が増え始めた頃だったと思います。
地元のお客さんが来れなくなるからと、レビュアーの皆さん、当時はレビューに点数を入れず、私もそれに倣っておりました。
その頃から味もさることながら、ホスピタリティが素晴らしく、また機会を見つけて是非訪問したいなぁと思ったものです。
時は流れ、いつの間にやら食べログアワードシルバーの名店へ。
予約も困難というか、一見不可…。
伺ったことはあるものの、予約させてもらえるのかもわからなくて、益々予約が取れない状況。
もう伺うのは無理だろうなぁと思っていたところにお誘いいただき、もう感謝しかありません!
この日は11時からの回でしたが、少し早く来てくださいとのことで10時半過ぎに店頭着。
店内に入ると皆さんお揃いで、すぐさまスタートです!
初めに店主様からご挨拶と本日の鰻のご説明がありました。
この日の鰻は宮崎県新富町産の養殖鰻で味鰻というブランドの特大サイズのもの。
まずは一尾を捌いて白焼にして下さるそうです。
あっという間に捌いて串を打って持って来て下さいました…早っ!?
鰻には皮と身の間にゼラチン質があり、それがイマイチな食感、臭いの元にもなるそうです。
如何にその部分を焼き切るかが重要とのことで、それを成すための焼き方が、う嵐さんにしかできない己蒸しという手法。
皮目を表にしてくるくるっと鰻を巻いて、輻射熱、対流熱、伝導熱を同時に駆使して焼き上げるそうです。
頭はギリギリ生きていて口をパクパクさせていますが、これが焼く上で重要なポイントとのこと。
鰻自身の持っている水分と脂で身を蒸すように焼く際、鰻の口がバルブ代わりになっているそうです。
これが息絶えてしまっていると、火が入り過ぎてダメになってしまうとのこと。
以前伺った時は、こういった説明は一切なかったので、変態な方向に思いっ切り舵を切ったのでしょうね。
ご説明の一つ一つがとても理論的で、いちいち納得して頷きながら話に引き込まれてしまいます。
変態なお話は大好物♪
では焼いてきます!と店主さんが一度離れられている間に、吟醸酒で焼き上げた肝の香り焼きが届きます!
あっ!?これ前に伺った時にいただいたやつ!
久しぶりにいただく肝はめちゃくちゃ美味しい〜♪
香りが良く、甘みが引き立って、ふっくら食感です。
食べ終えると…白焼が届きました!
早っ!?えっ、マジックなの?
焼いてきますと仰ってから、10数分なんですけど…。
鰻ってもっと焼くのに、時間が掛かるものだと思っていました。
そして、まずは何も付けずにいただきます。
素晴らしい鰻の香り!
白焼は天然物の方が美味しいものだと思っていたのですが…焼き方で変わるものなんですねぇ。
皮パリパリ、身はふっくら、脂がサラサラしている感じでとんでもなく美味しいっ!
一尾を4人でシェアするので、遠慮がちながらもパクパク、ペロリでした笑
いやぁ〜もう呆然とする美味しさ。
そしていよいよ蒲焼!
三尾を蒲焼にして下さるそうで、脂を存分に味わうために、タレを通常3度掛けするのに対して、1度掛けにしますとのこと。
蒲焼は白焼の時とは逆に身を表にしてくるくるっと鰻を巻いて焼くそうです。
タレが1度掛けなので、己蒸し白胡座という焼き方になりますと仰っていました。
待つこと25分ほどで蒲焼が着皿!
真ん中が雌で、両サイドが雄だそうです。
雌の方はふわっと柔らかく、雄の方はムキっとした感じがあります。
今までいただいた鰻の中で、多分一番美味しく、記憶に残る味わいでした。
急なお誘いでしたが、すかさず乗って大正解!
もうめちゃくちゃ感動しました。
ほんとありがとうございました!
もしこちらにお誘いいただくチャンスがありましたら、二つ返事でお受けされるのが吉かと思われます!
ほんと最高な鰻体験でした。
ご馳走様でした!