2回
2021/06 訪問
参りました!日本人の心の琴線に触れるスパニッシュレストラン!
いつも大変お世話になっている方からのお誘いで、念願のacá1°さんへ伺いました!
昨年日本橋へ京都から移転されたacá1°さん。
京都時代、ラッキーで予約が取れ、一度だけ伺ったことがあります。
日本橋へ移られてから予約を試みたものの、全く取れない…もう試みることすら諦めちゃっていました。
そんな時にお誘いいただき感謝しかありません。
まずお店のデザインが素晴らしい。
東シェフのお人柄が出ているのか、温かみがあって素敵です!
とてもリラックスできる雰囲気。
(以前デザインに関わったお店の採用されなかった方のデザインに近くてビックリ笑
個人的に推していただけに実現していたら、きっと素敵だったよなぁって思った次第笑)
以下、出てきたもの順に。
1.涙豆のカルドソ
スペインサンセバスチャン近郊でしか採れない涙型のエンドウマメ。
その涙豆をオジャというお鍋でお米と一緒に煮込んだスープ(カルドソ)。
豆の食感良く、とても優しい味わい。
いきなり素晴らしい〜!
2.小肌のボカディージョ
通常は一尾なんですが、常連さんのこの会は三尾と決まっているそうです笑
以前京都でいただいた際、最高に美味しいと感じた一皿。
しかも、三尾。
炭火でこんがり焼いたパンコントマテの上に〆た小肌を一尾乗せ、大葉を下に敷き、上にはディルがあしらってあります。
一つ食べてしまっても、まだ二尾残っている!
さらに食べても一尾残っている幸せ、最高過ぎるっ!
3.太刀魚のアラブラサ
江戸前の太刀魚を薪焼き。
薪焼きのことをアラブラサと言うそうです。
上にはナスタチウムの葉っぱとアスパラソバージュ。
薪焼きにより香りが素晴らしく、またアスパラの食感が良くて最高です!
4.鮎のフリット
上桂の鮎をセモリナ粉でフリットに。
合わせるのは山羊の生乳を使ったハードタイプのチーズ、マンチェゴ。
少し癖のある香りのチーズが鮎の苦味とソースのほのかな酸味と相まって、とても美味しかったです!
5.ハーブと白甘鯛のスープ仕立てサラダ
ハーブの下には鱗の付いた皮目をパリパリに揚げ焼きにした白甘鯛や空豆やウドなどの蒸した野菜。
そこに白いガスパチョと呼ばれるアホブランコスープを注ぎます。
アホブランコスープとは、ニンニクを牛乳で煮出したスープ(アホ=ニンニク、ブランコ=白)のことで、これにローストしたアーモンドを加え、サラダに掛けていただきます。
前に伺った際にもいただき感動しましたが、変わらず美味しいっ!
6.雲丹とホワイトアスパラのガスパチョ仕立て
薪焼きしたホワイトアスパラガスと長崎県平戸のムラサキウニにトマトのジュレを乗せてガスパチョ仕立て。
ウニたっぷりで、クリィミィな甘さが立ちます。
そこに優しいトマトの酸味。
アスパラガスの香りと食感良く。
しみじみ美味しい味わい。
7.フカヒレと車海老のアヒージョ
気仙沼産青鮫のフカヒレを使ったアヒージョ。
コレがめちゃくちゃ美味しいっ!
旨味の油を吸ったフカヒレ最強なんですけど。
一緒に出していただいた、自家製のライ麦パンがめちゃくちゃ美味しい。
オイルをパンに付けて食べると悶絶!
残ったオイルはパエリアまで残しておきます。
8.蓴菜と生ハムのスープ
ハモン・セラーノを7時間煮出したスープに秋田県産の蓴菜を浮かべて。
深く優しい旨味のスープ。
蓴菜の食感楽しくホッとする味わい。
9.ソブラサーダ
夏からのメニューだそうですが、特別に。
スペインの生ハムやチョリソーの一種で馬肉を使った生肉のパティ。
表面は炭火で焼いていますが、中はレアな状態。
燻製を掛けた卵黄、パン粉、生ハム、にんにく、パプリカウダーをじっくり炒めたものと混ぜ合わせます。
いわゆる馬肉のタルタル。
まずは大葉に包んでいただき、最後はサクサクのパンの上に乗せて。
これがよくinstagramとかで見かけたやつかぁ。
美味しくないわけがないっ!笑
10.メインのお肉
この日のお肉は神戸牛サーロインと佐賀牛雌牛ヒレ。
ヒレを普通サイズでお願いしました。
えっと、お肉への火の入れ方がかなり変態です笑
まずは炭火の端の火の弱いところで、じっくりゆっくりと内部の脂が溶けるようなイメージで温めるように火を入れていきます。
何回も丁寧にお肉を転がしています。
初め、何をされているのかと思って見ていました笑
そこから薪焼きで一気に焼き上げ。
お肉を一口いただくと、ヒレ肉なのにも関わらず、濃厚な脂の旨味が口の中に広がります。
外側はほど良く焼けている感じで、TACUBOさんのサクサク感とかまではいかない感じでした。
薪焼きでも色んな風に焼くもんなんだなぁと感心、とても美味しかったです!
添えられているのは、椎茸のピュレと塩漬けした胡椒、野菜はアピオス。
ピュレは単独でも良い香りで美味しかったし、胡椒がお肉にとてもよく合いました。
11.毛蟹のパエリア
結構お腹いっぱいなれど、食べちゃう笑
まずは何も付けず。
次はレモンを絞って。
次は添えられている山椒アイオリソースで。
最後は残しておいたアヒージョのオイルで。
はぁ〜美味しかったぁ〜。
食後は、三種のデザートと飲み物。
飲み物は、コーヒー、焙じ茶、ハーブティー。
ハーブティーは奥様が手ずから摘まれたハーブだそうです。
全て東シェフが丁寧に淹れてくれます。
私は焙じ茶を所望、これがとても良かった。
12.静岡県産メロン
13.マミヤ
バスク地方の山羊のミルクを使ったプリン。
上にはビターなキャラメルソース。
コレ、うんまっ!
14.アマゾンカカオ生チョコ
いやぁ〜、美味しかったぁ〜。
以前、京都でいただいた時よりさらに印象に残る美味しさでした。
なんとなくお寿司屋さんを感じるんですよね。
小肌が出るからって訳ではなく。
日本人の心の琴線に触れるスペイン料理なのかな?
食後に2年前くらいに京都のお店に伺った旨、東シェフにお話すると、座った席まで覚えていて下さっていて、ビックリでした笑
また伺う機会があると良いなぁ〜。
お店は近くなったけど、存在はなかなかに遠いお店。
最高でしたっ!
2025/07/21 更新
この日は休日の土曜日のお昼。
白シャツ三男の同僚さんにお誘いいただき、高校のグルメな同級生と一緒にランチをいただきに日本橋まで。
何度かお誘いいただく機会があったものの、残念ながらタイミングが合わずで…なんと4年振りのacá1°さんです!
以下、出てきたもの順に。
飲み物
・烏龍茶(東方美人)×3
1.北海道産毛蟹のガスパチョ仕立て
北海道産毛蟹にきゅうり、ガスパチョイメージのトマトジュレ掛け。
2.小肌のボカディージョ
トマトを練り込んだパン、ビネガーでマリネした小肌、大葉、ディル。
3.太刀魚のアラブラサ
薪焼きした太刀魚、上に乗ったハーブのサラダはシェリーワインビネガーで味付け。
4.稚鮎のフリット
セモリナ粉で揚げた稚鮎のフリット。
上から山羊のマンチェゴチーズを削り掛けて。
ソースは煮詰めたシェリーワインビネガー。
5.大原の賀茂茄子
焼き茄子。
上にはアホブランコ、にんにくとローストしたアーモンドを合わせたピューレです。
6.馬肉のソブラサーダ
パンの上に表面香ばしく焼いた馬肉、スモークした卵黄、ミガスを合わせた半生パティ、荏胡麻の葉、別途紫蘇の葉。
7.鱧のスープ
お口直しという位置付けの骨切りした鱧入りのスープ。
ベースはスペインの生ハム、ハモン・セラーノを90°で5時間掛けて旨味を抽出したスープ。
8.薪焼きステーキ
・山口県産雌牛フィレ
・佐賀県産黒毛和種雌牛サーロイン
隣の同級生が両方食べるというので…。
フィレには万願寺唐辛子を添えて。
サーロインはかぶりの部位もあり、濃厚な肉の旨味が感じられます。
外側カリカリ、中ジューシー。
焼きが以前伺った際より進化している印象でした。
9.鮑のカルドソ
鮑の美味しいこの時期のみパエリアではなく、スペイン風おじや。
鮑の肝をたっぷり使っているそう。
焼き海苔と酢橘を添えて。
うんまー♪
10.食後の焙じ茶
11.マスクメロン
12.山羊のミルクのアイス
上からたっぷりの岡山県産のオリーブオイル。
香りがフレッシュ!
13.アマゾンカカオの生チョコ
美味しかったです!
ご馳走様でした!