5回
2025/05 訪問
圧巻の駿河前のお魚を用いた変幻自在の日本料理!_4
この日も名古屋スタート!
午後から愛知県内の現場定例。
終えて新幹線最寄駅の豊橋駅から静岡駅へ。
俺のGW2025後半は静岡から♪
この日の夕飯は、日本料理FUJIさん!
2月に伺って以来です。
ちなみに翌日は馳走西健一さんの予定。
一昨年初めて日本料理FUJIさんに訪れた際も次の日が偶然馳走西健一さんでした。
ワクワク心踊る最高な組み合わせです♪
以下、出てきたもの順に。
飲み物
・生ビールグラス
・香川県、丸尾本店、誉凱陣、純米吟醸、ぬる燗
・福井県、三宅彦右衛門酒造、早瀬浦、純米酒
・静岡県藤枝市、杉井酒造、杉錦、特別栽培米豊栄、山廃純米、熱燗
1.先付:カマス
焼津小川港活き締めのカマス、アスパラガス。
カマスの上には醤油麹。
口の中で身が解れる快感♪
下に敷いた昆布出汁にアスパラガスの甘さ・風味が移って優しい味わいです。
2.伊勢海老
前回はアカザエビでしたが、今回は伊勢海老。
ド━━m9(゚∀゚)━━ン!!
炭火で炙った伊勢海老。
常温より温めの醤油タレで和えて、酢橘、ミソソースで。
レアでもなく焼き上げてもいない絶妙な火の入り方。
ほんのり炭の香りがして芳しく、味わいの余韻の長いこと、長いこと…最高っ♪
3.麦イカ
麦イカとはスルメイカの子供。
炭火で軽く炙り、そこに醤油タレ。
上から花山椒、下には分葱。
ワタがもうたまらん美味しさ!!!(ΦΘΦ;)!!!
もうコレ…蛍烏賊より美味しいやんかっ!
今日一の感動は、こんなちっこいイカのパワーにやられちゃいました♡
4.揚物:アカムツのおかき揚げと筍フライ
おかき揚げの上には梅肉玉葱オイルソース。
脂が乗ってトロトロのアカムツ。
梅肉の酸味と玉葱の甘さ・風味が良きアクセントになっています。
筍はもう香りがたまらんっ♪
5.お椀:メバル
椀種はメバル、木の芽、青梗菜、椎茸。
メバルの身はふわっふわ。
手火山式の鰹節の風味の力強さに引っ張られて、旨味が活きています!
6.お造り:ヒラマサ、アオリイカ
アオリイカはねっとりと甘い。
ヒラマサ、うんまー。
咀嚼する度に口の中に旨味が溢れてきます。
7.口直し:富士宮産レッドムーン
2年熟成のじゃがいも。
胡麻和えではなく、炒ってあたり鉢であたった金胡麻がパラりと掛けられています。
甘さと香ばしさとホクホク感と。
8.焼物:白甘鯛の松笠焼き
安定のスペシャリテの松笠焼き。
シラカワの鱗の香ばしさと、身のふっくら感、シラカワのアラで取ったお出汁の旨味との三重奏♪
相変わらず最高っ!
9.酢の物:白ミル貝
白ミル貝の上から発酵菜の花パウダー、黄身酢、辛子、ウルイ。
白ミル、コリコリっと抜群の食感です!
10.蒸し物:鰆
低温油蒸し煮にした鰆。
本来産卵期に入る鰆が、今年はこの時期でも抜群な美味しさっ!
トロトロでくぅー♪
鰆のアラを使って作った甘じょっぱなタレとの相性も抜群!
11.お食事、香の物、味噌汁
・煮えばな
・桜海老素揚げ乗せ
解禁したばかりの駿河湾の恵み、至宝!
獲った上澄みのみを掬った桜海老。
静岡に出向かないといただけない贅沢です。
最高に美味しかったです!
・スミイカご飯
・筍ラーメン
鰹出汁のみのラーメン。
筍と木の芽の風味を活かしたかなり優しい味わい。
12.酒粕ババロア
杉錦の酒粕を用いたババロア。
刻んだ奈良漬とわさび漬を乗せて。
食感が楽しいし、風味が爽やか。
サントリー山崎と古酒味醂飛鳥山を合わせた食後酒がこれまた最高っ♪
今回も最高に美味しかったです!
ご馳走様でした!
次回も一日違いで馳走西健一さんという組み合わせでした笑
2025/10/01 更新
2025/02 訪問
圧巻の駿河前のお魚を用いた変幻自在の日本料理!_3
この日は祝日、建国記念の日。
10日前に伺ったばかりですが、またしても静岡へ向かいます笑
今回は日本料理FUJIさん!
東京駅発10時過ぎのひかりに乗って、11時過ぎに静岡駅着。
前の成生さんがあった場所の近くのお店にぶらり寄り道して、お茶を試飲して買ったりなどしていたら、もう予約時間です♪
5分ほど前にオープン、席にご案内いただきます。
以下、出てきたもの順に。
女将さんから日本酒、ワインを含めたペアリングも可能ですが…とご提案いただき、今回は日本酒のペアリングでお願いしました。
量はそんなに飲めないので、少なめで…(^_^;
a.生ビール
一杯目はリクエストして、生ビールにしてもらいました♪
1.先付:鰤大根
焼津小川港で揚がった鰤のカマを使った鰤大根!
脂が乗って、ほろほろと口の中で解けて溶けていきます。
薄過ぎず、濃過ぎず、余白を残したお出汁の加減が絶妙!
スタートとしてこの上ない。
b.静岡県藤枝市、志太泉酒造、純米吟醸生酛ラヂオ正宗
2.メジマグロ
泳がせのメジマグロ、下には酢漬けした蕪、上には玉葱オイルで和えた大根おろしと揚げたブロッコリー。
今年初で揚がった泳がせのメジマグロのようです。
昨年Simplesさんでいただいたメジマグロの感動、再び!
赤身と脂が乗った中トロ。
玉葱オイルの大根おろしが秀逸。
メジマグロの美味しさを存分に引き立てております♪
c.和歌山県、名手酒造、純米酒黒牛、ぬる燗
3.お凌ぎ:蛤の飯蒸し
飯蒸しは蛤、餅米で。
上に乗っているのは蕗の薹の葉っぱを揚げたもの。
春の香りがしますね♪
とても情緒的。
餅米なので、食べ応えがあります。
d.静岡県静岡市、萩錦、土地の詩ナイショのかすみ酒、無濾過生原酒
4.揚物:エボダイと麻機れんこんのおかき揚げ
エボダイエボリューション再び。
手前のお塩と辛子黄身酢をお好みで。
良き塩梅のおかき衣をまとったエボダイと麻機れんこん。
エボダイの口の中で身が解ける感覚、もはや官能的。
れんこんもホクホクで甘くてたまらんっ!
e.静岡県静岡市、英君酒造、辛口純米酒
5.お椀
削り立ての手火山式の鰹節を見せて下さいます。
香りが凄いっ!
このパンチある香りは、お椀の蓋をパカーンした瞬間に最高潮♪
香りが強過ぎて吸い地大丈夫かな?って思うも、椀種の旨味を見事に引き上げてくれています。
椀種はイトヨリダイ、しめじ、下に熟成じゃがいも餅。
じゃがいも餅、甘くてとろ〜り、うんま〜♪
f.福井県、三宅彦右衛門酒造、早瀬浦、新酒槽搾り
6.お造り
手前左側が泳がせの鯵、奥右側が鯛。
見事な鯵!
鯛も抜群に美味しいのですが、それを超えて輝く、鯵!
ぶりんぶりんの食感にスーっと溶ける脂、咀嚼することで旨味の余韻がとても長く感じられます。
g.静岡県沼津市、高嶋酒造、白隠正宗、きもとぶれんど、ぬる燗
7.煮物:海老芋
今日一驚きました!
魚じゃないのかよっ!?笑
実は海老芋の生産量日本一なのが静岡県磐田市なのだそう。
海老芋を海老芋の皮で取ったお出汁で炊いたお料理。
コレが滋味深い味わいで、栗のような風味とホクホククリィミィな感じに仕上がっていて╭( ・ㅂ・)و ̑̑グッ!
上に乗っているのが醤油麹。
海老芋の甘さをより引き立ててくれます。
最高に美味しかったです!
h.静岡県藤枝市、青島酒造、喜久酔、特別純米
8.焼物:シラカワ(白甘鯛)の松笠焼き
言わずもがなのスペシャリテ!
器の下に張ったお出汁は、シラカワのお出汁。
鱗が立った皮目サクッと、ほど良き歯応えと共に、身が口の中で解けていきます。
あーうまいっ!
i.静岡県富士宮市、富士錦酒造、富士錦、旨辛純米
9.口直し:ほうれん草の胡麻和え
富士宮市産のほうれん草をその場で炒ってあたった藤枝市産の金胡麻で和えます。
ほうれん草の甘いこと!!!(ΦΘΦ;)!!!
茎のところが特に美味しい。
金胡麻の風味もたまりません。
j.静岡県藤枝市、杉井酒造、杉錦玉栄山廃純米酒、燗酒
10.蒸し物:泳がせの鯖の低温油蒸し煮
下には味噌ダレが敷いてあります。
まさに鯖味噌の再構築を貴重な泳がせの鯖で実現。
なんと贅沢なっ!
絶妙な火加減の鯖は脂が乗ってもっちり食感。
合わせる甘めの味噌ダレがまた最高っ!
11.お食事、香の物、味噌汁
・煮えばな
お米は"きぬむすめ"、しっかり甘さを感じます。
・御前崎のシラスを乗せて
シラス、でかっ!
ご飯の上にちょいとお酢を塗ってお鮨風。
・菜の花を混ぜた上に泳がせの太刀魚を乗せて
ふわふわな身の炙った太刀魚の美味いこと♪
甘じょっぱなタレで蒲焼感が出ています。
春を感じる菜の花の風味も良き。
・本日のお魚と天城軍鶏のお出汁によるラーメン
ひたすら最高っ!と連呼したい。
12.酒粕ババロア、いちごソース
酒粕の風味がしっかりする甘めなババロア。
酸味の立ったいちごソースがよく合います。
あっという間のひと時でした…。
時化が続いた中にあっても、期待していてねと前田さんからメッセージいただき、楽しみにしておりましたが、本日も素晴らしいお魚に巡り会え、漁師さん、サスエ前田さん、藤岡さんと続くリレーのバトンを受け止めました。
泳がせのお魚、口の中で身が解けていく感覚がたまらんのです。
私が静岡に通いたくなる理由。
本日も最高でした!
ご馳走様でした!
2025/10/01 更新
2024/09 訪問
参りました!お魚とお出汁を活かした変幻自在のお料理の数々!
この日は午後から岐阜県内の現場定例。
終えてダッシュで新幹線に乗り込み、久しぶりの静岡駅に降り立ちました。
ちょうど次の日は静岡県内の現場定例です。
そんな訳で、ワンチャン狙ってちょくちょくOMAKASEサイトをチェックしていると、ナイスなタイミングで一席キャンセル枠を発見っ!?
大興奮でそりゃあもう、もちろん行くっきゃないっ笑
静岡駅から徒歩10分ほど、日本料理FUJIさん!
昨年6月に伺って以来の訪問です♪
以下、出てきたもの順に。
・生ビールグラス:サントリーザプレミアムモルツマスターズドリーム
1.先付:焼き落花生豆腐、ドウマン蟹身乗せ
富士宮産の"おおまさり"という大きな落花生の品種を用いた豆腐。
焼いてあるので、とても香ばしくて美味しいです♪
浜名湖産のドウマン蟹は、この時期は雄の蟹身。
・香川県、丸尾本店、悦凱陣純米吟醸興
2.赤ムツ、梅肉タレ、ネギオイル、モロヘイヤのおひたし
この日のジャンケンで勝ち取ったという赤ムツ(サスエ前田さんのところでは、6レンジャーがこの日一のお魚を真剣なジャンケン勝負で誰が持っていくかを決めています♪)。
皮目に炭を直で当てて軽く火入れ。
皮目香ばしく、梅肉タレとネギオイルが、脂の乗り良くしっかり身味のある赤ムツの味わいを邪魔せず、ナイスアシスト♪
モロヘイヤのトロりとした、おひたしが余韻の心地良さを高めてくれます。
記憶に残る美味しさでしたっ!
3.お凌ぎ:浜名湖産天然鰻の飯蒸し、新銀杏と海苔の素揚げ
浜名湖内の鰻は、皮目は白焼のままパリパリ、身の部分はタレを塗ってふっくら仕上がっています。
飯蒸しのもっちり感とのコントラストも心地良い。
鰻の下に隠れている新銀杏と海苔の素揚げの香りも良きです♪
4.お椀
吸い地は、焼津の手火山式焙乾製法による鰹節。
薪で燻して作るこの鰹節を用いると、ほんのりスモーキーな香りのお出汁に。
椀種は、泳がせのエボダイ、じゃがいも餅。
ここ一年前田さんの泳がせのエボダイは幾度となくいただきましたが、毎度感動があります!
身はほわっほわで、小さいお魚なのにパワフルな味わいです♪
しっかりめに味付けられたじゃがいも餅を崩すとお出汁の味も変わっていって、とても面白い。
・静岡県沼津市、高嶋酒造、白隠正宗秋あがり生酛純米酒
5.お造り:御前崎産のハタ
脂、身味のしっかり乗ったハタ。
噛み締めると旨味が舌の上に立体的に広がります。
6.揚物:泳がせの太刀魚のおかき揚げ、大葉味噌ポン酢タレ
ふわっとした衣のおかき揚げ。
太刀魚もほわほわっと解れて、口の中でスッと消えてしまいます!!!(ΦΘΦ;)!!!
上にちょんと乗った大葉味噌ポン酢の風味が後味の心地良さを醸し出しています。
7.口直し:イチジクとシャインマスカットの白和え
目の前で国産の胡麻を煎り始めると、香ばしい甘い焼き菓子のような香りが立ち上ります。
それからすり鉢であたると鮮やかな胡麻の香りへと変化。
イチジクとマスカットの瑞々しさと胡麻の香ばしさと豆腐の旨味と…素晴らしいバランスです!
・静岡県藤枝市、青島酒造、喜久酔特別純米、ぬる燗
8.焼物:泳がせの白甘鯛の松笠焼き
FUJIさんのスペシャリテの白甘鯛の松笠焼き!
変わらず素晴らしい味わいでしたが、泳がせの白甘鯛を使っているからか、特に身の部分の味・食感の印象に前回と違いがありました。
ザクザクの皮目と、しっとり焼き上げられた身と、アラで取ったお出汁とのハーモニー。
最高でしたっ!
9.煮物:南瓜と茄子の冷たい煮物
上に醤油麹とおろし生姜を乗せて。
冷たいお出汁と野菜の甘さが口の中を洗い流してくれる感じ。
冷たいのでさっぱりして箸休めとして素晴らしい。
・静岡県藤枝市、杉井酒造、杉錦玉栄山廃純米酒、燗酒
10.蒸し物:泳がせの金目鯛の低温油蒸し煮、玉取茸
低温の油で蒸し煮にして、最後に一瞬炭で焼いた金目鯛の食感の素晴らしいこと。
しっかり保水されているからなのでしょう、しっとりしながらも口の中で解けるようにトロけます。
合わせるアラを使った甘辛い醤油タレがたまらんです。
米所望!って言いたいところですが、ペアリングの燗酒がまたたまらんですわ。
炭で焼き上げた肉厚の玉取茸は香りが素晴らしく、タレを拭うのに最適!
藤岡さん、食いしん坊の気持ちが分かっていらっしゃる♪
11.煮えばな
金目鯛のタレの余韻で米が進む笑
ペロリ♪
12.お食事
お食事は三種類!
もちろん三種類とも大盛りでお願いしました♪笑
お味噌汁の具材は、ワカメ、なめこ、お豆腐。
香の物は、人参、牛蒡、茗荷、大根。
12-1.削り立て鰹節TKG
上から胡麻も掛けて下さり、まずは香りに悶絶♪
あー美味い、分かりやすく美味い…最高っ!て心で想いながらいただきました♪笑
12-2.ジンドウイカと万願寺唐辛子炒めの混ぜご飯
イカと万願寺の食感のコントラスト、イカの旨味に万願寺の香りがたまらんかったです!
12-3.蛤出汁ラーメン
蛤出汁うんまー♪
はぁ〜満足ですわ。
13.本わらび餅
デザートは、目の前で作ってくださる本わらび餅。
きな粉にちょいと塩が効かせてあって、甘さが立っています。
久しぶりのFUJIさん、素晴らしかったです!
前田さんのお魚の進化に伴い、藤岡さんのお料理も確実に進化していると感じました。
やはり年内はご予約一杯らしい…くぅ〜。
でも今回みたいなキャンセル席も出ているようなので、たまに見ていると良い事があるかもしれません♪
次は冬に伺いたいなぁ〜。
ご馳走様でした!
2024/09/18 更新
2023/07 訪問
お出汁を駆使した駿河前のお魚料理の数々!
この日は休日の土曜日。
静岡にご飯を食べに行く予定なのですが…。
前日金曜日は大雨の影響で、東海道新幹線がストップ…はてさて伺えるのやら。
朝早く起きてみると、すかっ晴れ!
これは大丈夫かな?
instagramを見ると、静岡のサスエ前田ゴレンジャーのお店が軒並みランチのキャンセルによる募集を掛けている…なんかマズそうだなと調べてみると、昼まで東海道新幹線はストップの模様。
急いでEXアプリで新幹線のチケットを…30分待って下さい状態…!!!(ΦΘΦ;)!!!
なんとか接続、予定より1時間早いひかりの席を見つけて購入。
コレがナイス判断で、結局1時間半近く新幹線は遅れてなんとか静岡入り。
お店の前には予約時間の10分前に無事到着。
ε-(´∀`*)ホッ
サスエ前田ゴレンジャーでまだ伺えていない最後の砦、日本料理FUJIさん!
予約はOMAKASEの多分キャンセル席を拾って取れました(いつかの夜に見ていたらたまたま空いていて)。
元々次の日、日曜日のお昼にサスエ前田ゴレンジャーの別のお店に誘われていたので、どうせならハシゴしたいこの頃です笑
以下、出てきたもの順に。
・サントリープレミアムモルツマスターズドリーム生、グラス
1.とうもろこしのすり流し
吉田町のとうもろこし"みらい"を使ったすり流し(多分桑高農園さんのものかな?)。
メロン並の糖度のとうもろこし。
中にはアサリを刻んだもの、上にはとうもろこしのヒゲを薄衣で揚げたもの。
とことん甘い中に旨味と、香ばしい香りが煌めいて感じられます。
・静岡県菊川市、森本酒造、純米酒65前抜キ絶対生厳守
2.平貝と茄子の揚げ浸し
軽く炭で炙られた平貝は炭の香りがほんのり香って芳しいです。
上に乗っているのは自家製の醤油麹。
前田さん手当の平貝はほんと美味しい。
茄子も甘くてジューシー。
お出汁のほんのり香る鰹節の香りもたまらんです。
3.カマスの炙り焼き
定置網で獲れたカマスは、焼津小川港で締められた活き締めのもの。
身がねっちりもっちり。
胡瓜を使った冷製の餡、素揚げしたケールと花穂紫蘇を添えて。
これは独創的で、めちゃくちゃ美味しかった!
4.引き立て一番出汁
昆布出汁に藤岡さんが目の前で引いた引き立ての焼津の鰹節と鮪節。
どちらも焼津の手火山式焙乾製法によるもの。
今となっては希少な製法で作られたものだそうです。
鮪節の風味がとても良いです、うんま〜♪
5.椀物
先程の引き立て一番出汁を使ったお椀。
中はハナダイ、しめじ、チンゲン菜、じゃがいも餅。
ハナダイもカマス同様、焼津小川港にて活き締めのもの。
身はふわっとして、出汁に溶けそうな勢い。
優しい味わいですが、じゃがいも餅の塩梅がアクセントになっています。
・静岡県静岡市、英君酒造、辛口純米酒
6.お造り
この日はハタのお造り。
脂がしっかり乗って、咀嚼することで、口の中に旨味が広がりまくり。
嗚呼、素材の素晴らしさかな。
7.甘鯛の松笠焼き
甘鯛のアラで取ったお出汁と共に。
カリカリの鱗とふわっふわの身のコントラストに加えて、アラのお出汁が…もう最高っ!
スペシャリテに相応しい美味しさでした。
8.桃の白和え
胡麻を目の前で煎って下さいますと、普通の白胡麻の香りとは全く違って、クッキーのような焼菓子のような甘〜い香りが立ち昇ります。
希少な藤枝市産の国産胡麻とのこと。
すり鉢であたって、桃の白和えに加えます。
桃は静岡市内長田区のもので、全国一、二を誇る早出しの桃とのことです。
胡麻の香りと桃のジューシーさがたまらんです。
口の中、さっぱり♪
9.揚げ物
メヒカリ、ズッキーニの揚げ物。
衣には、お餅とピーナッツを使っているそう。
おかき揚げより衣が柔らかな印象です。
メヒカリは身がふわふわ、ズッキーニは噛むと水分スプラーッシュ♪
最高っ!
・静岡県藤枝市、杉井酒造、杉錦玉栄、山廃純米酒
お燗したお酒。
次の品にペアリングでオススメとのことでお願いしました。
10.鯖の味噌煮再構築
鯖のオイル煮…コンフィの下には甘めの味噌ダレ…鯖の味噌煮!?
甘めの味噌ダレにお燗したことで酸味が立った日本酒がとても良く合います、美味しい。
添えられた椎茸は、藤枝市の玉取茸(たまどりだけ)。
モーツァルトを聴いて育てられたそうです…。
香り高くとても美味しい♪
11.白ミル貝と小松菜の酢の物
立派な白ミル貝と小松菜の上に刻んだ赤玉ねぎと大根おろしを乗せた酢の物。
白ミル貝、フルーティ〜。
口の中、さっぱりです♪
12.炊き立てご飯、鰯の甘露煮
お米は、藤枝産の"きぬむすめ"という品種。
甘露煮はめちゃくちゃ優しい味付けで、鰯の味わいが立っています。
小さいのにパンチ力が凄いっ!
13.鯵の漬け乗せ、お味噌汁
ぶりんぶりんの鯵がもう最高ー!
静岡に来てこそいただける駿河前の価値ある逸品です。
お味噌汁はアオサ海苔の風味が良き。
14.桜海老とヤングコーンの素揚げ乗せ
ご飯の上に桜海老の素揚げとヤングコーンが乗っています。
桜海老は、一切の圧力が掛かっていないもの。
水揚げした際に、上澄みの部分だけを厳選して貰ったそうな…そげな贅沢なっ!!!(ΦΘΦ;)!!!
口にした瞬間、顔が惚ける美味しさ。
桜海老の風味とヤングコーンの甘さが口の中で抜群のコラボレーション♪
めちゃくちゃ美味しかったです!
15.ラーメン
この日使った魚のアラで取ったお出汁と天城軍鶏のスープによるラーメン。
究極の素ラーメンです、最高かよっ!
ほんとスープが最高に美味しかったです。
16.本わらび餅
デザートは目の前で作って下さる本わらび餅。
成生さんの前の店舗での葛餅を思い出します。
出来立ての感動があり、美味しかったです!
サスエ前田5レンジャーとは言え、同じ日本料理、焼津の茶懐石温石さんとはまた違った印象のお店でした。
お出汁の使い方が見事で、どの品もしっかり旨味が効いていて、大変美味しくいただきました。
これにてようやく5店舗5レンジャー制覇と思いきや、前田さんの秘蔵っ子、私の知る限り最強の2番手、成生にいらした中村さんが焼津で独立を果たし、6店舗6レンジャーへ。
オープン直後から電話の全く繋がらない予約困難店になってしまい…伺いたいのにぃ…。
移転したシンプルズさんにも伺ってみたいし、まだまだ静岡には通いたいと思います。
日本料理FUJIさんは、年内土日は全て予約で埋まっていらっしゃるようで、次回の予約は取れなかったのですが、また機会を見つけて伺わせていただきたいと思います。
ご馳走様でした!
2023/07/14 更新
この日は9月の飛び石連休、間のファッキン月曜日笑
暦通りですから普通に仕事をこなします。
しかーし、この日の夜はお楽しみが待っております!
どうしても連れて行って欲しいとのことで、会社の社長夫妻、同僚を伴ってサスエ前田さんの手当てしたお魚料理をいただきに静岡まで。
日本料理FUJIさん!
以下、出てきたもの順に。
飲み物
・サントリー、プレミアムモルツマスターズドリーム生、グラス
・静岡県静岡市、初亀醸造、初亀純米吟醸秋あがり
・福井県、三宅彦右衛門酒造、早瀬浦純米酒
・神奈川県、泉橋酒造、秋とんぼ楽風舞純米吟醸
・静岡県菊川市、森本酒造、森本杉樽は猶及ばざるが如し
1.はちみつソーダ
食前酒の代わりに、はちみつのソーダ割り。
華やかな甘さ!
しっかり甘いのに、キレがあってスッキリ。
2.先付:素麺
素麺の下には、下田市稲生沢川の天然鮎と焼津小川港で揚がった鰯を用いたすり流し。
魚のすり流しは初めてかも。
濃厚な味わいで心に残るお料理でした。
3.太刀魚
蒸した太刀魚、下には水菜を敷いて、太刀魚のお出汁の餡掛け、わさびと醤油麹にて。
太刀魚、身がもうふわっふわ。
口の中に入れるとホロホロと身が解ける快感♪
4.揚物:小鯵の唐揚げ
鯵の唐揚げは衣が薄く、とても軽いっ!
隣で山盛りで食べたいって言っていて…笑
伊豆の天然物の新銀杏添え。
銀杏の食感がまた素晴らしい。
5.椀物:メバル
繊細さと豪胆さを兼ね備えるFUJIさんのお椀。
吸い地を一口啜るとほんのり旨さを感じ、手火山式による鰹節の風味が追ってきます。
メバルを崩しながらいただくと花が開くが如く見事な味わいにっ!
唸る旨さです。
6.お造り:鯛と鰹
調味料なしでもしっかり旨味の立った鯛。
数回咀嚼するだけで素晴らしい旨さが口の中に溢れます。
酢橘を搾ってお塩とわさび…最早最高です。
甘みを感じる鰹も良きかな。
7.蒸物:茄子
立派な大きさの茄子。
その蒸した茄子の上にドウマンガニ雄の身、上からドライトマトと白麹の餡を掛けて。
トマトの甘さと酸味が抜群の味わいをもたらします。
8.口直し:マスカットの白和え
毎度ながら藤枝の金胡麻を使用した、香ばしい白和え。
マスカットの爽やかな甘さと水分感。
良き口直しでした。
9.焼物:鰆
残念ながらスペシャリテの"甘鯛の松笠焼き"はなく、今回は"鰆の山椒焼き"。
身がしっとりと感じられるギリギリの火加減で焼き上げられていて、タレの香ばしさ、山椒の風味、三位一体となってお見事でした!
10.酢の物:鯵
酢で洗ったぶりんぶりんの泳がせの鯵、下には空芯菜、上には玉葱オイル。
玉葱オイルの甘さが味わいを引き立てています。
空芯菜の食感もまた良い。
日本料理FUJIさんでは、青梗菜や空芯菜といった中華で見かける食材を和食に用いられているのも面白いなぁと思います。
11.煮物:鯖
鯖の味噌煮の再構築。
低温の油で蒸し煮にした鯖は、成生さんでいうところの油引きされたようなイメージ。
そこから少し炭火で炙り、火の入り加減は絶妙。
口内で脂の乗った鯖と甘めの味噌ダレとの見事なマリアージュ。
何度味わっても素晴らしいと思う逸品です。
12.お食事、香の物、味噌汁
・栗ご飯
いつもは"煮えばな"から始まりますが、今回は栗ご飯から。
栗がホクホクで、ご飯の甘さと相まって…来たる秋を感じます。
・生しらすご飯
驚くほど生しらすの生臭さとか嫌な感じが一切感じません。
ご飯の熱でほんのりしらすに火が入った状態に至るのもまた良きかな。
・舞茸ご飯
以前、焼津の茶懐石温石さんでも味わいましたが、名人の舞茸が手に入ったとのことで♪
なんと!?3kgほどもあるそうで!!!(ΦΘΦ;)!!!
味はまさに舞い踊りたくなる気分になるほど、香り良く味わいが深いものでした。
合わせて少量いただいた森本酒造さんの杉樽熟成の日本酒がナイスペアリングでした♪
・舞茸ご飯のおじや
最後はいつものラーメンではなく、本日のお魚のアラのお出汁を使って、舞茸おじや!
う、うー旨いっ!
京都の大市さんの丸鍋後のおじやにも引けを取らない旨さです。
山と海との素晴らしきコラボレーション。
13.出来立て本わらび餅
目の前で作り立てを提供。
この日は残念ながら時化の影響や波の流れが早くて定置網のお魚しか揃わなかったそうですが、それでも抜群の素材、お料理でもてなしていただけました。
前田さんも伊豆の方まで駆け回ってくれたそうで、漁師さん含め感謝しきれません。
さらに山の宝とも言える舞茸の登場で、舞い踊るような気分…最高でした。
ホスピタリティ抜群の女将さんに加えて、新しい若いスタッフの方々も感じ良く、素晴らしいひと時を過ごすことができました。
いつもありがとうございます。
美味しかったです!
ご馳走様でした!