2回
2016/04 訪問
徳島の歴史あるオーセンティックなBAR TOYOKAWA
(再訪)
今週からPCが修理に入り,
まだ1~2週間程度アップができないと思います。
よろしくお願いいたします。
皆さまへの訪問は頑張りますね。
これは写真アップは済ませていたので,
何とかレビューさせていただきました。
今回も男2人ですが,友人のリクエストで伺います。
7ヶ月での更新アップで失礼いたします。
写真5枚追加しました。
今回も豊川新二さんがカクテルを作ってくれました。
・ソルクバーノ
お気に入りのBARで,
いつもとは違うカクテルをオーダーしてみました。
それは,ソルクバーノです。
この意味はキューバの太陽晴れという意味だそうです。
ホワイトラムにグレープフルーツ,
トニックウォーターを少し加えたもの。
爽やかな味わい,甘味はくどくなく,
フルーティな酸味と苦味もあっておいしいです。
ソーダの清涼感,徳島という南国の風味とフルーツ感満載です。
日本で相当数のオーダーをされてるカクテルの一つです。
簡単なレシピほど,スキルが必要とされるカクテルです。
ソルクバーノはホワイトラムを使いますので,
情熱的な個性を主張している,
そんな味わいですね。
でも,とても飲みやすいです。
ホワイトラムの味わいと,
グレープフルーツの爽やかな甘みとほろ苦みが,
オトナの心を優しく癒してくれます。
・クライヌリッシュ(モルト)
水割り、オン・ザ・ロック、ハイボール。
ウイスキーの中にも産地や種類が色々とありますが,
飲み方に世代の傾向が現れたりします。
街の小さなバーでの感覚の粋を出ないけど,
この頃はシングルモルトウイスキーを好む女の子が増えてます。
一晩にストレートで2~3杯と・・・。
香りを楽しむのなら,そのまま常温で飲むのが最適です。
冷やすと口当たりは良くなるけれど,香りは閉じてしまう。
モルトをストレートで飲むってのは,
お酒を飲み始めたばかりの方は真似できないって思いがちだけど,
飲み方さえ覚えてしまえばなんてことはないんですよ。
優しい香りと少しワックスのような香りが立ち上がって,
すっと直線的に消えていき,最後にわずかにピートを感じる。
非常にバランス良く旨みがのっているのがクライヌリッシュです。
アタックは若干強めで辛めですが,口の中では滑らか味わいでした。
BAR TOYOKAWAさんとBAR GLANZに関しては,
必ず名バーテンダーさんである店主(TOYOKAWAは息子さんも)が,
きちんとしたカクテルを作ってくれますので,
いつでも安定したカクテルやその味わいを楽しむことができます。
他のBARに行くと,早い時間帯は店主がいないために,
作るバーテンさんによっては,安定しないことがあります。
ごちそうさまでした。
(前回)
九州のかたをお迎えして,2軒目に行こうとしていたら,
徳島で最古参のオーセンティックなBAR TOYOKAWAさんの前を歩いていると,
店外で豊川新二さんに会ってしまいました。
ということで,カクテルでもいただくことにしましょう!!
写真4枚追加しました。
今回は初めて豊川新二さんがカクテルを作ってくれました。
・オリンピック
花言葉にも色々ありますよね。
胡蝶蘭は「あなたを愛しています」とか,
実は花言葉と同じように,お酒ごとに意味の違う「酒言葉」なるものがあるのです。
オリンピックは「待ち焦がれた再会」
もっとも同行者は男ですが・・・。
店主によると,パリの有名な高級ホテル「ホテル・リッツ」で,
パリの第2回オリンピックを記念して作られたそうです。
ブランデーとオレンジキュラソー、オレンジジュースを
同量シェーカーに入れ、シェークします。
綺麗な色はまるで金メダルのようです。
口の中に広がるブランデーの風味とオレンジの甘みのバランスがいいですね。
強いけど飲みやすいカクテルで,ラグビーワールドカップのアメリカ戦への
勝利の美酒に酔うために頼んでみました。
・アラウンドザワールド
ジンベースの緑色の綺麗なカクテル。
実はかなり思い出深いカクテルだったりする。
ただの酒好きだった頃に訪れた,あるバーで,
初めて出会った,そして,初めてまともに飲んだショートカクテル。
しかしながら,とてもマイナーなカクテルだった。
ジン、ペパーミント、パイナップルジュースの三つを使って仕上げている。
ジンの押し出し,ミントの爽快感,パイナップルの甘みと酸味があります。
・ファジーネーブルのカクテル
・ヨーグルト酒
BAR TOYOKAWAさんとBAR GLANZに関しては,
必ず名バーテンダーさんである店主(TOYOKAWAは息子さんも)が,
きちんとしたカクテルを作ってくれますので,
いつでも安定したカクテルやその味わいを楽しむことができます。
他のBARに行くと,早い時間帯は店主がいないために,
作るバーテンさんによっては,安定しないことがあります。
現在では徳島ではもっとも古いオーセンティックなバーで、
心地よい雰囲気と、話しの聞き上手なバーテンダーさん。
ここでは誰にも邪魔されずに思いに深けたり、
バーテンダーとの何気ない会話を楽しむと良いと思う。
今後もBAR TOYOKAWAさんが更なる良いお店になっていく予感がします。
(前々回)
徳島では最も古いオーセンティックなBAR TOYOKAWAさん。
豊川敏雄さん,息子さんの豊川新二さんが出迎えてくれます。
ここはバラ亭の先代とともに徳島のBAR文化を牽引されてきました。
・ジントニック
トニックウォーターはフィーバーツリー・プレミアム・トニックウォーター。
英国産のキナ抽出物を含む本当のモノです。
独特の苦みを持ち、口当たりが良いですね。
昔,先輩の方々から「バーに行ったら、まずジントニックを飲め」と教えられたことがあります。
ジントニックには、その店の姿勢や方向性が最も凝縮されているからです。
数あるジンのなかからどのジンを選ぶのか、どういったタイプのグラスを選ぶのか、
ライムを使うのか、それともレモンを使うのか……など、
シンプルなカクテルなだけに、
それぞれのバーの目指す姿勢や方向性がはっきりと表れてきます。
・ギムレット
ギムレットにはまだ早すぎるね。
レイモンド・チャンドラーの名作『長いお別れ』の一節を思い出します。
ドライジンにライムを搾りシェークする。
ライムの酸味とほのかな苦み,そしてジンのキレと辛みがあります。
・エライジャ クレイグ 12年
ケンタッキーストレートバーボンです。
香りは濃厚な樽の甘い香り,
舌に絡みつくようなコクはミディアムヘビータイプで野性的です。
長く続く後味と香りに満足させられました。
ここは気楽に楽しめるので,肩肘張らずに飲むことができます。
値段もBARとしてはリーズナブルに感じます。
気のおけない親友とのシーンにも使え,
定休日は基本ありませんから,
ここは普段使いにもイケるお洒落なBAR。
徳島の夜の楽しみは,
BAR TOYOKAWAさんかなと感じます。
(主レビュー)
今夜もBARへ、
めざす酒場へ心の矢印を向けた瞬間,あのバーテンダーの顔が思い浮かぶ。
そこで繰り広げられるいくつかの好もしいシーンが思い浮かぶのである。そこに至る道程そのものがすでに楽しく,ときにはあえて迂回し,いつもと違う道をたどったりしてしまう。
栄町2丁目の協栄ビル1Fの BAR TOYOKAWA
徳島ではもっとも老舗のBARである。20年前に県外在住のときから来ていたこともあるのだが、TOYOKAWAといえばバーテン歴40年の豊川敏雄さんの顔がすぐ思い浮かぶのだ。
現在は豊川敏雄さん,息子さんの豊川新二さん,親子2代で営業中のクラシカルな本格BARである。モルトは当然に揃っているし,ブレンデッドウイスキー,バーボンはもちろん,本当のカクテルもきちんとできます。
徳島のバーテンダー最古参であるパパさんは飄々とした佇まいからは想像し難い程、剽軽でもあり、厳しくもあり、根底には徳島のバーとバーに集う客への深い愛が流れています。また1986年全国バーテンダー技能競技大会総合優勝,息子さんは2000年バカルディ・マルティニグランプリ世界大会三位という実力者です。
今回はまずブラックウオッカのモスコミュールですが,深いグリーン色をしています。次にシーブリーズ,その後のモルトは私の好きな ラガブーリン 。
重厚だが口当たりは非常になめらか。ピート臭・海藻の臭いが強烈でアイラモルトを良く表しています。モルトに慣れたかたなら,一度飲んだら病みつきになります。熱烈なファンがもっとも多いのもこのラガブーリン。スムースなモルトに飽きたら,このモルトをおすすめします。
本格オーセンティックなBARとは言え、気さくに楽しめるので、肩肘張らずに普段着で顔を出せます。
初見でも女性1人でも全然臆する必要はありません。暖かく迎え入れてくれます。ただ店主の性格上,静かに飲みたいというかたには不向きかも知れません。
更に言えば、和・洋酒問わず、様々なスピリットが所狭しと鎮座ましますので、お酒好きならばセラーを眺めているだけでも目の保養になるというか楽しくなります。
昔に神戸で出会った,阪神震災後に閉店した ルル ,閉店した高松のチロリン亭など・・・の何軒かの Good Bar・・・・・・・・・・・。この出会いがなければ,今はないだろうなと思う。時々あの懐かしいバーテンダーの風貌,所作を思い出すし,バーカウンターにたどり着いたことを思い出しては感慨に浸ってしまう。
ソルクバーノ
クライヌリッシュ(モルト)
オリンピック
アラウンドザワールド
ファジーネーブルのカクテル
ヨーグルト酒
ジントニック
ギムレット
シーブリーズ
ブラックのモスコミュール
モルト ラガブーリン
モルト ラガブーリン
2016/04/09 更新
(再訪)
徳島では最も古いオーセンティックなBAR
” BAR TOYOKAWA ” さん。
豊川敏雄さん,息子さんの豊川新二さんが出迎えてくれます。
ご無沙汰していましたが,1年ぶりの訪問でしょうか。
ここは亡くなられた「バラ亭」の先代とともに
徳島のBAR文化を牽引されてきました。
親子二代でバーを営んでいるというのは,
貴重な一軒だと思います。
ちなみに新二さんの奥さまは,
BARアルシェを経営されています。
場所は徳島市の飲み屋街である栄町。
店内は直線状のカウンター席とテーブル席,
20席ほどでしょうか。
かなりの古いBARなのですが,
清潔感があるということと,
そして重厚感を感じさせます。
バックヤードには数々の洋酒が何段にもなっており,
手前から奥まで整然と並んでいたのが,
オーセンティクなBARらしく思います。
様々なスピリットが所狭しと鎮座ましますので,
お酒好きならばセラーを眺めているだけでも
目の保養になるというか楽しくなるのです。
今回はまず対応していただいたのが豊川敏雄さん。
バーテンダーとして働き続けて50年という,
バーテンの人間国宝くらいに値するのではないでしょうか。
初見でも女性1人でも全然臆する必要はありません。
暖かく迎え入れてくれます。
ただ敏雄さんの性格上,カクテルの由来や歴史なども語ってくれるために,
静かに飲みたいというかたには不向きかも知れません。
新二さんの対応はナチュラルで気負いがありませんね。
・スーズ
ロングカクテルで爽やかなタイプのカクテル。
薬草を元に作っているお酒です。
別名「黄色いカンパリ」とも言われる,
フランス産のリキュール。
甘みの後に追ってくる苦味が絶妙な一品です。
今までの中でも一番と言っても過言ではないくらい・・。
・オリンピック
次の東京オリンピックを楽しみに感じてしまいます。
パリの有名な高級ホテル「ホテル・リッツ」で生まれたという。
オレンジリキュールの独特なほろ苦さがいい。
オレンジの味が強めに感じるかもしれませんが,
ジュースの甘味を適度に引き締め,
ブランデーの甘さがそれとマッチして,
ブランデーのコクを更に深めているカクテルです。
・ヘンリーマッケンナ10年(バーボン)
ヘンリーマッケンナは,
昔は幻のバーボンと呼ばれていたのを思い出し,オーダーしました。
そのヘンリーマッケンナのシングルバレル。
他の樽とはブレンドしないでそのまま瓶詰めしたものです。
常温でストレートでいただきます。
豊かで上品な香り,スムーズなのどごし、
深い熟成感を持つ味わいでした。
オーセンティクなBARを感じながらも,
カクテルを作り上げる腕も確かです。
安心感もありますし,落ち着いたひと時を過ごせます。
ここBAR TOYOKAWAさんとBAR GLANZさんに関しては,
必ず名バーテンダーさんである店主(TOYOKAWAは息子さんも)が,
きちんとしたカクテルを作ってくれますので,
いつでも安定したカクテルやその味わいを楽しむことができます。
他のBARに行くと,早い時間帯は店主がいないために,
作るバーテンさんによっては,安定しないことがあります。
現在では徳島ではもっとも古いオーセンティックなバーで、
心地よい雰囲気と、話しの聞き上手なバーテンダーさん。
ここでは誰にも邪魔されずに思いに深けたり,
バーテンダーとの何気ない会話を楽しむと良いと思います。
ごちそうさまでした。