酒野夢蔵さんが投稿したBistro Tableau Noir(香川/高松)の口コミ詳細

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酒野夢蔵の酒場放浪記

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Bistro Tableau Noir片原町(高松)、高松築港、高松/ビストロ

4

  • 夜の点数:4.2

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク 4.2
4回目

2020/09 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

料理も含めてセンスも溢れて,驚くほどレベル高いビストロ  ” ビストロ タブロノワール ”

今回は夏では初めてなのですが,
プロヴァンス祭りということで,
” Bistro Tableau Noir(タブロノワール) ” さんに伺います。
もう2年半ぶりの訪問になります。

三越近くの井内ビルの2階にある
カフェ的な雰囲気の可愛いお店です。
でも,料理は真っ当なビストロ料理です。

オープンして7年になるでしょうか。
街のカフェ的な雰囲気ですが,
リーズナブルに真っ当なフレンチが楽しめるビストロです。

いざ席につくと,予約しておいたので,
名前入りのカードが置かれていて嬉しさ倍増してしまいます。

わいわいとお友達と行っても,
カウンター席もあるので,
ひとりでもアラカルトを味わえます。

店名にある「タブロノワール」とは,
フランス語で黒板のことだそうです。
店内の片側の壁を黒板状に仕上げ,
そこにその日のメニューを手書きで記しています。

この黒板がパリのビストロのムードたっぷりです。
わいわいとお友達と行っても,
カウンターもあるので,
ひとりでアラカルトを味わえます。

あとはテーブルやイスも含めて,
グレーの床に木の質感と店内の内装も良く,
すっきりとあたたかい空間で居心地がいいのです。

フロアー担当の奥さまが美人でとってもかわいらしく,
厨房から時々話しかけてくれるご主人もイケメンシェフです。

それはそうと,
” Bistro Tableau Noir(タブロノワール) ”さんが,
「本物のビストロ」の証である,
2017公式ガイドブック GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS
に認定されています。
日本では4店のみしか認定されておらず,
他は 東京のルグドゥノム ブション リヨネ
ル・リオンブラッスリー・ル・リオン です。
選ばれたことが素晴らしいですね。

ワインは南フランスのプロバンス地方のロゼで,
シャトー・パラディ、テール・デ・サンジュ ロゼ 2015
クリスタルのような清らかな淡さ,凝縮して複雑な香りがあり,
柑橘のアロマとフローラルさがあります。
軽やかで円みがあり,新鮮さとミネラル感,
気品を感じさせる果実味の余韻がありました。

・セルヴェル ド カニュ
フランス・リヨンの郷土料理だそうです。
フロマージュ・ブランに生クリームを混ぜ合わせ,
ハーブとニンニクを加えた,
さっぱりとしたフレッシュチーズ料理です。
とてもさっぱりしているお料理なので,
このロゼワインもそうですし,
この季節に飲みたいワインとの相性はピッタリです。

・スープ ド ポワッソン
カサゴ,あなご,メバル,舌平目,ハゼ,鯛,鱚,
ホウボウ,コチ,カレイ,イトヨリ,黒鯛などが,
丸ごと溶け込んだ食べるスープで,
たくさんの魚種のうまみが絡み合っています。
サフラン,フヌイユ,アニス,パスティスの香り,
舌に残るこのザラザラ感がいいですね~!
濃厚で香ばしく,しっかりとするウマさです。
一緒に添えられたグリュイエールチーズ,
ソースルイユ,マルセイユのマヨネーズ,
パンでマルセイユ風クルトンを作って,
適度な量をポワッソンスープに流し込んで,
気楽に自分流の食べ方ができるのもいいですね。

・カサゴのプロヴァンサル ソースレギューム
カサゴにムースを重ねて,
パン粉をつけて,オリーヴオイルでじっくりと揚げ焼きに,
カリカリに香ばしく焼き色がついたら,
オーブンで蒸し焼きにしているようです。
レギュームは野菜なのですが,
フュメ(魚の出汁)と細かく刻んだ香味野菜,
トマト,パセリでソースもいいのです。
カサゴはサクッと,
そして,しっとりしています。

・ピエ ド ポール パネ
豚足のパン粉焼きで,古典的なフランスのビストロ料理です。
カリカリッと焼かれたパン粉の中に,モチモチの豚足。
見た目の豪快さの中に繊細な味わい深さがあり,しみじみウマい。
とても綺麗な味でして,豚足が苦手だという人も,
まったく違和感なく食べられるでしょう。

・赤ピーマンのクレームカラメル
赤ピーマンのプリンでしょうか??
クレームカラメルのふわっと感と,
完熟パプリカの香りと甘さがいいのです。

・ヌガーグラッセ
暑い夏には冷たくて美味しいデザートが食べたくなりますよね。
フランス発祥の「ヌガーグラッセ」というオシャレな氷菓。
ヌガーをメレンゲや生クリームと混ぜ,
ナッツやドライフルーツも加えて冷やし固めています。
アイスクリームよりもふんわり軽く,
ほどよい甘さがヤミツキになります。

ビストロの夏は南フランス。
私は四国水族館と瀬戸内海で少しは味わえたのですが,
今,タブロノワールさんにいると,
フランスの夏のヴァカンスという感じがしました。

ここは,素材に頼るのでは無く,素材の持つ力を最大限引き出し,
素材を出来る限り美味しくということを実践しているのです。

オーナーシェフの上玉道雄さんはグランメゾンだった,
ホテル西洋銀座のパストラル(閉店)にいらっしゃたそうです。
真っ当なリヨンの伝統料理とこれらの料理のレベルの高さになるほどと,
思わず納得してしまいました。

奥さまの接客の細やかな対応とタイミングの良さ,
頭の回転の早さ,とホントと素敵なお店なのです。
より美味しくフランスを,リヨンを味わってほしいという,
熱い想いがひしひしと伝わりますし,
かなりのフレンチを食べ慣れた方や,
グランメゾンやリストランテを食べ歩かれた大人の方には,
絶対にわかる味わいなのです。

フレンチやイタリアンでは,
おまかせという,お仕着せのコース料理になりがちなのですが,
こういうアラカルトで好きな一品を選ぶ楽しさこそが,
ビストロ(フレンチ)の醍醐味だと思うのです。
店側は料理を絶えず仕込んで提供するという大変さがあります。
こういうことを実践しているということが素敵だと思うのです。

ごちそうさまでした。

2020/09/03 更新

3回目

2017/12 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

料理も含めてセンスも溢れて,驚くほどレベル高いビストロ  ” ビストロ タブロノワール ”

(※加筆修正いたしました。)
今回はクリスマスの時期なのですが,
単品メニューもあるということで,
” Bistro Tableau Noir(タブロノワール) ” さんに伺います。
この時期にXmas限定コースのみではないというところが素敵です。

三越近くの井内ビルの2階にある
カフェ的な雰囲気の可愛いお店です。
でも,料理は真っ当なビストロ料理です。

オープンして5年になるでしょうか。
街のカフェ的な雰囲気ですが,
リーズナブルに真っ当なフレンチが楽しめるビストロです。

いざ席につくと,予約しておいたので,
名前入りのカードが置かれていて嬉しさ倍増してしまいます。

わいわいとお友達と行っても,
カウンターもあるので,
ひとりでアラカルトを味わえます。

店名にある「タブロノワール」とは,
フランス語で黒板のことだそうです。
店内の片側の壁を黒板状に仕上げ,
そこにその日のメニューを手書きで記しています。

この黒板がパリのビストロのムードたっぷりです。
わいわいとお友達と行っても,
カウンターもあるので,
ひとりでアラカルトを味わえます。

あとはテーブルやイスも含めて,
グレーの床に木の質感と店内の内装も良く,
すっきりとあたたかい空間で居心地がいいのです。

フロアー担当の奥さまが美人でとってもかわいらしく,
厨房から時々話しかけてくれるご主人もイケメンシェフです。

それはそうと,
” Bistro Tableau Noir(タブロノワール) ”さんが,
「本物のビストロ」の証である,
2017公式ガイドブック GUIDE DES BISTROTS BEAUJOLAIS
に認定されています。
日本では4店のみしか認定されておらず,
他は 東京のルグドゥノム ブション リヨネ
ル・リオンブラッスリー・ル・リオン です。
選ばれたことが素晴らしいですね。

ワインはスパークリングで,
ドメーヌ・ルイ・メテロー(ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ:6000円)
ミネラルを感じ,フレッシュさもあり,
味や香りともにクオリティが高いと思います。
赤ワインは仔羊に合わせて,グラスワインで,
ラングドックのシャトー・デュ・ドンジョン(950円)。

・リヨン風サラダ
サラダとは思えないサラダです。
メインは他にあるかのよう。
鶏のレバーとハツ,ベーコン,クルトン、ポーチドエッグ。
ヴィネガーがとてもウマく味をまとめているのです。
これはとても素晴らしい最高のサラダでした。

・トリップ グラティネ
トリップとはフランス語で牛の胃袋全部のことです。
ミノ,ハチノス,ギアラのオーブン焼きです。
食べるとアツアツ感がたまりません。
イタリアンでいうトリッパの煮込みなのですが,
トマトソースが重たくなく,さらっと感じるものです。
仕込みもきちんとをしているのがわかります。
でも,すっかり臭みがなくなってしまっては,
トリップ独特の味わいも半減してしまうので
ある程度香りが残るように,
下茹でを繰り返しているのでしょう。

・ポムフリット
フライドポテトは フランス語でポム・フリット。
とてもなじみのあるお料理ですね。
じゃが芋の甘さとホクホク感があり,
生のじゃが芋から揚げているので,
カリッと揚がっていますし,
ローズマリーの香りも味わいも抜群の相性のよさです。
スパークリング白ワインにもぴったりのおいしさです。

・セルダニョ ロティ(仔羊鞍下肉とそのジュ)
仔羊は一般的に背肉を使うことが多いのですが,
ここはひとつ腰のほうの鞍下肉です。
ジュのソースが素晴らしいです。
マディラやポルト酒は使っていないとのこと。
力強くもありながら,やさしい仕上がり。
余分な脂は感じずに香ばしい脂身がウマいんです。

そして,この「バゲット」がおススメです。
パン好きの方には,是非食べてほしい美味しさ。
料理のソースにも相性バッチリなのです。

・グラス オ ミエル
蜂蜜のアイスクリームのことです。
口に入れると,じんわりと広がり,
とろけたあとにも蜂蜜の香りを感じました。

ここは,素材に頼るのでは無く,素材の持つ力を最大限引き出し,
素材を出来る限り美味しくということを実践しているのです。

オーナーシェフの上玉道雄さんはグランメゾンだった,
ホテル西洋銀座のパストラル(閉店)にいらっしゃたそうです。
真っ当なリヨンの伝統料理とこれらの料理のレベルの高さになるほどと,
思わず納得してしまいました。

奥さまの接客の細やかな対応とタイミングの良さ,
頭の回転の早さ,とホントと素敵なお店なのです。
より美味しくフランスを,リヨンを味わってほしいという,
熱い想いがひしひしと伝わりますし,
かなりのフレンチを食べ慣れた方や,
グランメゾンやリストランテを食べ歩かれた大人の方には,
絶対にわかる味わいなのです。

フレンチやイタリアンでは,
おまかせという,お仕着せのコース料理になりがちなのですが,
こういうアラカルトで好きな一品を選ぶ楽しさこそが,
ビストロ(フレンチ)の醍醐味だと思うのです。
店側は料理を絶えず仕込んで提供するという大変さがあります。
こういうことを実践しているということが素敵だと思うのです。

ごちそうさまでした。

  • ドメーヌ・ルイ・メテロー(ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ)

  • リヨン風サラダ

  • トリップ グラティネ

  • ポムフリット

  • シャトー・デュ・ドンジョン(ラングドック)

  • ・セルダニョ ロティ(仔羊鞍下肉とそのジュ)

  • ・グラス オ ミエル

  • リヨン風サラダ

  • トリップ グラティネ

  • ポムフリット

  • ・セルダニョ ロティ(仔羊鞍下肉とそのジュ)

  • グラス オ ミエル

  • ポムフリット

2017/12/28 更新

2回目

2017/02 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

料理も含めてセンスも溢れて,驚くほどレベル高いビストロ  ” ビストロ タブロノワール ”

今回は前回の来訪時に感動があった,
” Bistro Tableau Noir(タブロノワール) ” さんに伺います。

三越近くの井内ビルの2階にある
カフェ的な雰囲気の可愛いお店です。
でも,料理は真っ当なビストロ料理です。

前回,高松の来訪時に「呼ばれていない!」ということで,
フォロワーの夕陽さまとご一緒します。

タブロノワールとはフランス語で『黒板』という意味,
大きな黒板においしそうなメニューがぎっしりと書かれています。
この黒板がオシャレというか,本格的というか,
パリのビストロのムードたっぷりです。

いざ席につくと,予約しておいたので,
名前入りのカードが置かれていて嬉しさ倍増してしまいます。

わいわいとお友達と行っても,
カウンターもあるので,
ひとりでアラカルトを味わえます。
ワインはコートデュローヌの2012年にしました。

・レンズ豆の温かいサラダ
レンズ豆オンリーには驚きましたが,
チーズで囲っているのもいいですよね~!!
マスタードのドレッシング?なのか,
意外とさっぱり感がぴったりのサラダです。
食べてみると,この前菜から始めてもいいかな・・と思いました。

・パングラタン アンチョビソース
ココット皿にパンを敷き詰めて,
ベシャメルのホワイトソースをたっぷり詰めています。
アンチョビがちょっとクセになるかもしれません。
まさにふわっとジュワッと,
とろとろ,サクサクでお腹で満喫した一品でした。

・豚耳のパン粉焼き ソースグリビッシュ
黒板をじっくり眺めていると,
このメニューに思わず二度見しちゃいます。
え? 耳??・・・,
ホルモン屋さんじゃないんだけれども,
真っ当なビストロ料理なんですね。
どんな料理ですか?と聞いてしまいました。
名前のとおり,豚の耳のパン粉焼きなのですが,
豚足とは全く違うゼラチン質と薄い軟骨の食感。
実にウマいし,コラーゲンたっぷりで相性もいいのです。
ソース グリビッシュはタルタルソースのようです。
あとは,玉葱のオーブン焼きを添えています。

・牛スネ肉のドーブ(赤ワイン煮込み)
南仏はカマルグ地方の郷土料理のドーブ。
頸肉(くび)やスネ肉などの牛の硬い部位をワインで
長時間煮込むことです。
ビストロ料理いやフレンチの原点とも言える,
牛の赤ワイン煮込み,肉をワインに漬け込んで,
そのワインごとじっくりと煮込むのですが,
コクの中にキレのある,
しっかりとした味わいになっています。

・チーズ盛り合わせ
(ポンレベック,サントモール,オッソイラスティ,ロックフォール)

・グラス オ ミエル
蜂蜜のアイスクリームのことです。
口に入れると,じんわりと広がり,
とろけたあとにも蜂蜜の香りを感じました。

・テリーヌ ド ショコラ
生チョコみたいにねっとりした食感で,
チョコレートそのものを感じました。
なめらかで口溶けの良さ,
鼻からカカオの豊かな風味が抜ける感じがたまらないです。

フレンチやイタリアンでは,
おまかせという,お仕着せのコース料理になりがちなのですが,
こういうアラカルトで好きな一品を選ぶ楽しさこそが,
ビストロ(フレンチ)の醍醐味だと思うのです。
店側は料理を絶えず仕込んで提供するという大変さがあります。
こういうことを実践しているということが素敵だと思うのです。

料理は素材に頼るのでは無く,素材の持つ力を最大限引き出し、
素材を出来る限り美味しくということを実践しています。

ごちそうさまでした。

  • レンズ豆の温かいサラダ

  • レンズ豆の温かいサラダ

2017/02/18 更新

1回目

2016/12 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

久々に大ヒット!! 雛にも稀な,驚くほどのレベル高いビストロ  ” ビストロ タブロノワール ”

今回も新規開拓してみます。
三越近くの井内ビルの2階にある可愛いお店,
” ビストロ タブロノワール ” さんへ行ってきました。

オープンして4年になるでしょうか。
街のカフェ的な雰囲気ですが,
リーズナブルに真っ当なフレンチが楽しめるビストロです。

店名にある「タブロノワール」とは,
フランス語で黒板のことだそうです。
店内の片側の壁を黒板状に仕上げ,
そこにその日のメニューを手書きで記しています。

この黒板がパリのビストロのムードたっぷりです。
わいわいとお友達と行っても,
カウンターもあるので,
ひとりでアラカルトを味わえます。

あとはテーブルやイスも含めて,
グレーの床に木の質感と店内の内装も良く,
すっきりとあたたかい空間で居心地がいいのです。

フロアー担当の奥さまが美人でとってもかわいらしく,
厨房から時々話しかけてくれるご主人もイケメンシェフです。

・パテ ド カンパーニュ
フランスの田舎風パテです。
食べるたびに食感に変化があり,
思ったより柔らかいですね。
肩ロース,レバー,バラ肉を感じます。
旨味はあるし,柔らかさがまた良いですね。
香りがいいですし,なめらかさがあり,
肉感もしっかりとしています。

・オニオングラタンスープ
提供してくれたオニオングラタンのヴィジュアルに感動しました。
オニオンを飴色になるまでしっかりと焼いています。
ジュワーっとスープが染みていて,
玉ねぎの食感と甘味,
絡んだとろ~りチーズがたまらない,
大人気の寒い時期におススメなスープです。

・リヨン風サラダ
サラダとは思えないサラダです。
メインは他にあるかのよう。
鶏のレバーとハツ,ベーコン,クルトン、ポーチドエッグ。
ヴィネガーがとてもウマく味をまとめているのです。
これはとても素晴らしい最高のサラダでした。

・カスレ
ビストロ料理の定番の鴨の腿肉のコンフィです。
コンフィは油煮,コンフィは鴨肉に塩をすり込み,
ひたひたの油脂の中で低い温度でじっくり加熱した料理。
コンフィにした肉の外側をカリッと焼いてから盛りつけるので、
見た目はシンプルに見えますが,ここのはとても手間をかけた料理なのです。
素晴らしい出来だと感じました。
また,白いんげん豆が鴨のウマ味と脂をしっかり感じるのです。

・舌平目のボンヌファム
昔々はホテルのフレンチにメニューによくあった
伝統料理というか古典料理です。
最近はめっきり見なくなりました。
舌平目に魚の出し汁と白ワインとクリームで仕立て,
サラマンダーで上から焼き色を付けています。
舌平目の身にムースや野菜などを塗って巻いています。
旨味が十分,それにソースの香り高い味わいと,
コクが舌平目を一層おいしくさせているのです。

そして,この「バゲット」がおススメです。
パン好きの方には,是非食べてほしい美味しさ。
料理のソースにも相性バッチリなのです。

・テリーヌ ド ショコラ
生チョコみたいにねっとりした食感で,
チョコレートそのものを感じました。
なめらかで口溶けの良さ,
鼻からカカオの豊かな風味が抜ける感じがたまらないです。

料理に関しては,驚きと感動が続きました。
素材に頼るのでは無く,素材の持つ力を最大限引き出し、
素材を出来る限り美味しくということを実践しているのです。

オーナーシェフの上玉道雄さんはグランメゾンだった,
ホテル西洋銀座のパストラル(閉店)にいらっしゃたそうです。
真っ当なリヨンの伝統料理とこれらの料理のレベルの高さになるほどと,
思わず納得してしまいました。

奥さまの接客の細やかな対応とタイミングの良さ,
頭の回転の早さ,とホントと素敵なお店なのです。
より美味しくフランスを,リヨンを味わってほしいという,
熱い想いがひしひしと伝わりますし,
かなりのフレンチを食べ慣れた方や,
グランメゾンやリストランテを食べ歩かれた大人の方には,
絶対にわかる味わいなのです。

生ビールはウマいです!
日々丁寧に配管やサーバーを洗っていることがわかりますし,
ワインも地方では仕入れの難しさがあるのですが,
良いのを選んでいますし,なかなかウマかったです。
美味しい料理,お酒がお好きな方には,
是非是非伺って欲しいお店です。

ごちそうさまでした。

  • オニオングラタンスープ

  • パテ ド カンパーニュ

  • リヨン風サラダ

  • カスレ

  • 舌平目のボンヌファム

  • テリーヌ ド ショコラ

  • オニオングラタンスープ

  • リヨン風サラダ

  • カスレ

  • 舌平目のボンヌファム

  • スパークリング

  • ミュスカデ

2016/12/16 更新

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