2回
2017/07 訪問
大好きな田舎そば
大石田の次年子。
本当に山のなかに家が点在するような集落ですが
美味しい田舎そばのお店が並ぶ集落でもあります。
こちらはその中でも有名店。
メニューは1080円一種類のみ。
板そばではなく椀にもって提供されますが
この椀にもったそばが食べ放題なのです。
一杯一杯が太く固めのしっかりした田舎そばが山盛り。
わんこそばと競争するわけではありませんが
ボリュームが違いすぎます。
女性なら2杯、男性なら3杯で結構お腹一杯になりますが
お店の女性はまだ食べませんかと勧めてまいります。
お腹一杯にするのがおもてなしというのが
このあたりの心意気なんです。
こちらもその意気に応えねばという気になってしまいます。
このお店は辛み大根の入ったつゆで
そばをいただくのが特徴。
激辛ではありませんが、
単調にならないように適度に刺激を与えて飽きさせません。
夏場のそば粉の状態を慮ったのか
以前と路線を変更したのか
やや太さは抑え気味だったこの日ですが
相変わらず風味は力強く
そばを食べているなという満足感にあふれています。
実は我が子の外食デビューはこのお店です。
広いお座敷、優しい言葉をかけて下さるみなさまのご好意に甘えて
1歳になる前から通わせていただきました。
この日は虫の居所が悪く、
周囲にご迷惑をおかけしないよう
途中退場とあいなった2歳児でしたが
お店のご主人が「ちゃんとたらふく食べたか?」と
笑顔で息子に語りかけてくださいました。
いつもながらのご配慮たいへん有難うございます。
8月からは若干値上がりするようですが
それでもお得なのは間違いなし。
訪問前にはお腹を空かせて行って下さい。
2017/08/04 更新
肘折の温泉に泊まった翌日の日曜日
尾根を挟んで反対側の大石田次年子へ
午前10時半前に到着、自然を満喫しながら開店を待つ
番号札は23番、一巡目で無事お座敷に案内される
前日の「きよそば」さんとは逆に野太い無骨な田舎そば
以前より値上がりして大人は1200円となったが
このバキバキのそばをわんこそばの如くおかわり自由でいただくスタイル
腹いっぱいになるまで帰さないという
山形の振る舞いは剛毅です
辛み大根の汁にそばつゆを足していただくのだが
この辛さで胃が活性化
何杯でも来いとばかりに力が沸いてくる
そばと一緒に出されるわらびやキクラゲなどのお漬物は
そばだけでなく酒も欲しくなる田舎の味
この日のおかわりバトルは
子どもとシェアした分を含めて5杯を超えました
子どもが0歳だったころお座敷で優しく対応してくださった女性陣も、
そばを打つご主人も変わりなくお元気そうで何よりでした