『はたらくのほうそく』まきまきなのねさんの日記

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【まきまきなのね的新人研修~その3~】

 先日は、みかんのお話をしましたよね。漢字で書くとイメージがはっきり浮かび上がりました。それではみなさん、今日も元気に漢字のお勉強をしていきたいと思いま~す!(笑)

さて、みなさんは「はたらく」って書けますか?じゃあ、君どんな風に書く?教えて下さい。「そうそう、人偏に動くと書きますね。由来はご存じですか?」

 「動」の「重」は「人」と「東」と「土」で出来ています。「東」は、突き抜けるという意味があるそうです。「人」が「地面=土」をつきぬくような様を示し、「重」い。さらに「力」を加えて、「人」の「足=地面=土」がうごいていく様を「動」として、「動」くという漢字が出来たようです。

 では、一体何が「動く」か?というと「人」が「動く」のです。それが、「働く」という意味だそうです。ちなみに、「働」くという字は、日本で作られた漢字だそうです。

 ところがですね、私はいつもこう書きます。「端楽(はたらく)」(大きくボードに書く)皆さん、どういう意味かわかります?まぁ、楽という文字を書きますから、楽をしたい、楽しむとかそういった感じがしますね…。

 最初の「はた」っていうのは道ばたとかの端のことですね。はたらくの「端」は、自分の周り、「楽」というのは、楽にするということです。つなげて考えると、「自分の周りを楽にする」ために動くという意識が大切なんじゃないかということです。

 自分の周りを楽にする…ということは、自分が出来る限りのことをやることで、周りの方、所謂、同僚の止まっていた仕事がスムーズに行く、そうすると重荷に感じていたことが抜けてフッと楽になりますよね。

 さらに、同僚達は別件にあたれるだろうし、何より心の余裕がでてくると思うんですよ。仕事は待ってくれませんが、何でも常にギリギリの状態でやっているといつかパンクしちゃいそうになります。

 周りに気を配り、自分の出来ることをやることで、自分の周りの人達が楽になれば、人間関係も楽になっていく、会社全体が楽しい存在になっていく。

 会社が楽しくなれば、苦をも楽と思えるようになり、当然イノベーションが起きる土台が出来てくるわけでして、会社が楽になれば、最終的に私たちにお給料として反映もされてくる、頑張ったら頑張った分だけ、WINWINになれるって寸法です。

 ひとりひとりに出来ることは小さいことかもしれません。しかし、その小さな気付きや行動が起こす心の余裕が産まれ、新たな発見をもたらす事もあるかもしれません。

 ところで、楽しそうにしている人は、脳内から特殊なホルモンを出しているそうですよ。そのホルモンは他の人も楽しくなってしまうような効能があるとか無いとかいう話のようです。

 そう言われれば、楽しそうなことをやっている人の周りには人が集まってきますし、皆が笑顔で過ごせている割合が多いような気もしますね。

 どうせやるんだったら、苦しくても苦しさを楽しむこと…これはなかなか難しいことではありますが、出来ないことでは無いと思います。勿論、自己満足ではいけません。

 自分達は楽しいけれども、独りよがりだったり、ましてやお客様に不快な思いをさせるのは言語道断です。

 ですから、言わずとも判るかと思いますが、身内受けするようなことや、自分達の失敗を照れ笑いで通したりすること、ましてや失敗を隠そうとするということは絶対にあってはなりませんよね…。

 例えばですね、自分はパソコンがそれなりに出来て簡単に出来る、けれども同僚のAくんは使ったことのないソフトだから四苦八苦している。そういう時って皆さんAくんに使い方を教えてあげませんか?まあ、これはある意味自然なことですよね。
 
 でも、こういう考え方はどうでしょう。Aくんは最初からマニュアルを開いて勉強していればそんな事態には陥らなかったと思うんですよね。勿論、人に聞いて納得することは往々にしてあります。ただ、闇雲に何でもかんでも聞いて解決するのはどうでしょうね…。

 まずは自分の力で解決しようと模索すること、その上で自分なりの仮説を立てて上司に伺ってみる。感情を押し殺さなければならないことは多々あります。この激動の時代を生き抜いていくためには、先を読み、物事を的確に捉えて行動する力が必要とされるのです。

 そんなこと学校では習わなかったよ…と仰る方々、貴方がたは間違いなく部活動やサークルでそんな場面を経験されていると思いますよ。会社は組織です。

 仕事は一人で完結できる事もあれば、チームであたることも往々にしてある訳です。一人一人が責任と自覚を持って頑張って欲しいと思います。
まきまきなのね的新人研修~その2~はこちら
まきまきなのね的新人研修~その4~へつづく
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