『私の街で一番の冷麺屋さんです～。：韓国食事情No.4（韓国食その３）』りなおパパさんの日記

ハムンネンミョン　（冷麺専門店）　星★★★★☆（４．５）

今年も暑い季節がもうすぐ終わるということで、熱い内に大好きな冷麺屋さんに行こうと
またも、ヨメを置いてけぼりにして、娘２人とやって来ました、ハムンネンミョンさん。
（ヨメはあんまり冷たいものが好きでなく、ここの凍らせてシャーベット状にしたスープが
　冷たすぎて、、、なそうです。～～；）

ここは、私の中では少なくとも市内で一番、韓国でもトップレベルと思っている冷麺の
専門店です。（と言っても、冷麺の専門店の経験値は低いです。　どっちやねん！）

今や、冷麺といえば韓国の肉関係を取り扱うところはどこでもおいて有りますし、
日本の韓国料理、韓国系の焼肉やさんでも今の時期の置いていないところはまず
無いでしょう。これは、飲んだあとの締めとしてヌルンジ（おこげのおかゆ）、トック
（韓国餅のスープ）とともに提供される（選択できる）一品としての用意が必要なためで、
特に脂っこい肉料理のあとに欲しがる人が多いためと考えられます。

ですが、本場と言われる韓国の場合でも、業務用というか出来合いのものを使っている
ところが殆どで、スープにこだわり、麺は注文を受けてから、ところてんを作るような
圧縮機で熱湯に押し出して作りたてを提供するというところは少ないのです。（＾＾）

こういうふうに冷麺にこだわっているあまり、他のメニューもあるのはあるのですが
冷麺の専門店という認識が広がったのか、冬には店を休業するようになったようです。
（韓国では、専門店えあるからこそ美味しいものを提供してくれるという認識ですので
　日本とは考え方が異なるのです。ですから、日本の韓国料理やさんのように牛、豚
　だけでなく、刺身から海産物、鍋料理までが味わえるお店はまずありえません。
　日本人的感覚からすれば、日本のほうが韓国料理を食べに行くには恵まれていると
　言えます。かなり、韓国現地からするとお高いですけどね。。。。）

さて、メニューですが

ムルネンミョン：水冷麺、一般的に日本人がイメージする冷麺です。

ビビンミョン：（水なしの）まぜる冷麺、最近は日本でも食べれます。

ムルビビンミョン：ムルネンミョンにビビンミョンの薬味を混ぜたいいとこ取り冷麺。

ソルロンタン：おなじみの牛骨スープ、コダワリスープに使うため単品でも提供

が、主なメニューで、大体が５００－６００円、焼酎やビールが２００－３００円といった
ところです。

我々は、子供用にムルネンミョン２つ、私ようにムルビビンミョン１つをお願いしました。

毎年、夏になるとテニスの帰りに汗だくになって頭から水をかぶって、ココに駆け込む
事が多かったのですが、今年は初めてです。

女将さんが「久しぶりだねー。」と声かけてくださいました。

まだ、開店時間前だったのですが、そこはおおらかな国ですから「ケンチャナヨ！」と
入れてくれたのです。（ですから、店内は我々しかいませんでした。）

まずは、牛骨スープを出してくれます。最近の冷麺はドンチミといって大根の水キムチ
のスープをそのまま使うだけのところがほとんどなのですが、ココはコダワリの牛骨
スープをブレンドしているので、まず味わってという意味と、多分、冷たすぎる冷麺に
合わせるのに暖かい牛骨スープを出されていると推測しています。（私の考えっす！）

ウチの長女が最も好きな韓国料理がソルロンタンで、次女はおっさんが入っているので
牛骨スープはパパも交えて、小さいやかんに入ったのを奪い合いとなります。（笑）
話し合いで、半分は冷麺が来る前、残りは来てから冷えきった下を温めるために３等分
するという線で合意、娘たちの妥協を得ました。（大人気なーい、パパです。＾＾）

さて、頼んで数分、ガシッがシっという凍ったスープを削る音が聞こえてきます。
そして、その後数分でムル冷麺と、ムルビビン麺の到着です。

以前はもっと、凍ったスープ全体がシャーベット状になっていた感じがしたのですが、
少し普通の冷たいスープの割合が増えたように見えます。

見た目、ムルネンミョンは辛いキムチがなくて違和感あるかも知れませんが、北の方では
キムチに唐辛子をあまり使わないようで、大根の酢漬けのようなキムチが入っています。

ムルビビンミョンの方はヤンニョンという特製唐辛子味噌がムルネンミョンにかかっている
っていうものです。
普通のビビンミョンとなると、この特製辛味噌が市販品をそのままか、チョットだけ手を
加える程度なんですが、ココのはかなり、独特で旨みのある唐辛子味噌です。（＾＾）

大きなはさみで子供が食べやすいように”十字斬りっ”をかましてから、いただきます。
麺の直径は０，７ｍｍ、さつまいもでんぷん１００％、提供してから１０分がベストの味わい
と言ったコダワリがカベに掲げられています。

言葉通り、美味しくいただけました。
最初はそのままで、途中からお酢と洋辛子を加えて、スープの味の変化を楽しみながら
補足ともコシのある（他の店では日本と違って細いがコシが無い麺が多いのです。）
麺をしっかり戴きました～！うまかった～！！

長女は完食でしたが、次女は若干残したので、当然パパの胃袋にムルネンミョンも若干
量、収まります。

これで、トータル１５００円～１８００円くらいですから、韓国食は当然韓国が圧倒的に安い
ですね～。日本があまりに高いのかも知れません。（特に焼酎とマッコリなど、、）

なにせ、美味しく戴いて大満足の３人組でしたー。お店が休暇に入る前にもういっぺん
いきたいです！