『今のとこニ番目にそれらしいイタリアン。韓国食事情No.5(海外料理その2)』りなおパパさんの日記

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りなおパパ (男性・兵庫県) 認証済

日記詳細

アルムダウンタン(イタリア料理)都市:水原(スウォン) 星★★★☆ 3.6

えー、パパの韓国食事情日記、初のイタリアンの登場でございます。
ココは、スウォンといって、ソウル周辺の都市で結構大きな街でございます。

ソウルから1時間弱ってとこですかね。(誰に聞いてんだ?)

私の住む街にはなんちゃって系しか無いもので、京畿道というソウルを含む韓国一の
都会に行くと、すぐにイタリアンとかフレンチを探しちゃうんですよね。

今回は、訪問4度目での初の男同士訪問でございます。
一緒に行った課長は、”どこでもいいっす”と言いながら自分の好きな”カムジャタン”
を狙ってたようなんですが、見つからず、私が”イタリアン行こう!”っていったら不思議
そうに従いて来ました。

ただ、入ってみて地下のちゃんとした大きな温湿度管理ができるセラー併設(写真
あるけど枚数制限で貼れないっす。)のれっきとしたレストランは初めてのようで、
完全に入店時は焦っていました。

なんでかつーと、全部カップルばかりで”韓国では、こういうところは男女で来るか
女性同士でしか来ません!”と、いかにも居心地悪そうに訴えてきました。(笑)

日本じゃぁ何十年も前はそうだったけど、今は男同士でも普通だよって言って
落ち着かせました。こっちもムサイ オッサン同士でなく、可憐な女性と来てーよ
とまではイイませんでしたが。。。。。

始めてきたのは、出張の際に街なかウォッチングしてて、おっと発見てなかんじで
ひとり様不毛の韓国ですが、わざと韓国語がほとんどわからん外人のふりをすりゃ
都会だからお一人様でも入れっだろーって入って、ちょっと困った顔で受け入れて
もらったのが3,4年前です。

その後、お祝いを兼ねて食事をしようと女性を誘って一度来ましたが、コチラでは
まだ、こういうレストランは特別な場所で互いに何の意識もしていない男女2人が
フツーに食事するということは根付いていないので、女性を誘うと誤解される可能性
もあるというので、3回めはまた、一人で行きましたがまだ時間があったのになんでか
もう閉店だと断られてしまいました。

それで、今回は2人だからいいだろうと来たら、今度は連れてきた奴がゴネだした
ってわけです。やっぱ、文化の違いってありますね~。(^^);;

まっ、それでも課長は観念したようで、私に全部任せますってんで以下の様なものを
注文しました。

1.前菜:カニとやさいのなんちゃら

2.前菜:スモークサーモンのなんちゃらかんちゃら

3.メイン1:フィレステーキ

4.メイン2:子羊のロースト

5.パスタ:トマトとモッツァレラのパスタ

パスタをもう一つ頼もうとしたら、サーブしてくれたお嬢さんがチョット量が多いのではと
いうので、じゃぁそんだけ頼むわと言ってワインリストをもらいました。

ワインはもうフツーにキャンティ・クラシコ・レゼルヴァ・ドゥカッレ2007をお願いしました。

しばらくすると、フォカッチャの代り?てなカンジのをバカでっかくしたパンみたいのがきて、
甘いソースが添えられていました。
その時、お嬢さんはなぜか外人のおっさんに緊張したのか、チョット粗相をしてしまい
その後は男性の人と交代してしまいました。
(なんでか最初っからキンチョーしてたんスよ、もしかしてホモ達に見えたんやろか?)

ナンをぶっとくしたようなその巨大フォカッチャみたいなのをかじってると、前菜の登場です。
スモークサーモンはパプリカとかの野菜を巻いたものが出てきましたが、サーモン自体の
質が良くなく、今2つでした。

でも、カニの方は刻んだヤサイとソースがマッチしてなかなか美味しくいただけました。

で、仕事の話をしながらワインを飲んでしばらくすると、メインが2つそんなに時間空ける
ことなくやって参りました。

そういえば、韓国では日本と違って焼き方が少しレア気味になるんです。

OUTBACKみたいなチェーンのステーキハウスに行っても、ミディアムレアと言ったら
ほとんどレアで出てきます。これで、ミディアムレアならレアって生じゃんって思ったん
ですが(いや、言葉通りならナマでいいんか??)、海外ではフィレンチェでミディアムレア
頼んだつもりが、日本で言うところのレア(血も滴るのを)を一度頂いただけなんで、
経験値少ないながら海外ではそんなもんなんかも?とも思え、私の基準がおかしいの
かも知れません。

ということで、今回は両方共にミディアムでおねがいして丁度良かったです。

フィレの方はもう一つ味がうすいというか、ソースもイマイチで、ちゃんと希望通りの火入れ
ミディアムなんですが、なんか焼けてるトコはぱさついたカンジがしました。

子羊のローストは見た目は悪くて量も少ないんですが、コッチの方は割に美味しかった
です。でも、なんか私の知っているのと、厚みはいいとして形が違うんですが、、、
脂の部分とかカットしてたらこんなになるんかな?
でもちょっと肉ケチり過ぎていびつだよなと考えながら戴きました。

ソウルのシェラトン・ウォーカーヒルのイタリアンレストラン(イタリアンはココが今のとこ一番)
でも子羊のローストを頼んだんですが、やはり火入れが浅すぎてウチの次女様が食べれ
ないので焼き直してもらいましたが、形の上ではそっちは日本でも食べているようなもっと
肉付きが良く厚みもありましたんで、ここのは肉をそぎ落としてんかなってカンジでした。

メインを食べてる最中にパスタの登場です。
こういう、客のペースに合わさず皿をドンドン出すトコがマダマダ改善して欲しいっすね。

とはいえ、トマトソースでモッツァレラとくればおいしいのは当たり前で、ゆで加減も
マズマズで美味しかったです。

途中で課長も慣れてきたようで、ニコニコと食べているどころか、私が写真をとっていると
自分も撮ってヨメさんに自慢げに送っておりました。
(食べてる途中のを送ったんで、食べる前に撮って送りなってーの!って言われたようっす 笑)

さて、2人ですから課長は酒をあまり飲めないといっても1本では足りず、グラスワインを
追加しましたが、まぁそれなりの(いえ決してまずくはないですよ。)ワインを戴きました。

コチラでは当然アミューズとかデセールとか言ったものはありませんので、コーヒー
を飲んであっさりと食事は終わりました。
最初のお嬢さんが言ってたような量が多いとかいうことはなく、足りないくらいでしたが
まぁ、追加するのもめんどくさかったので、私は次の知り合いの居酒屋に行って食べ直し
ました。たぶん、課長もコンビニにでも寄ったかも知れません。

ホテルレストランでなくまぁ一軒家レストランの形ですがグランメゾンではないお店です。
でも、ココのようにちゃんとしたセラーがあって、それなりの食事ができるのは貴重なので、
星3.6ってトコですかね。

ちなみに、それ基準で行くと大学路(テハンノ)のイル・マーレは星3.0、シェラトン・
ウォーカーヒルは星3.8ってトコですかね。
(コチラのレストラン、日本基準での評価に平均0.5のゲタ履かすんですが伊,仏は+0.8くらい?)

でも、また行くと思います。お一人様だと大丈夫かな?いつまでも韓国語ワカリマセーン
攻撃は通じないでしょうしね。。(^^)

2人で食べて、おおよそですが一人7.000-8.000円(ワイン含む)ってトコデス。(^^)/~
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