Net Tourerさんが投稿した梅邑BAR(静岡/沼津)の口コミ詳細

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掲載保留梅邑BAR沼津/バー

1

  • 夜の点数:3.7

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 3.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2013/03 訪問

  • 夜の点数:3.7

    • [ 料理・味3.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

沼津市内でも三指に入る老舗バー

【バー紀行より転載】

http://ra-menkikou.net/ra-men.php?sitekbn=1&misecode=24

世の中には「一目惚れ」と言う言葉がある。
私はこれまでの人生の中で2度、一目惚れをしたことがあった。
1度目は高校生の時。一つ上の先輩に一目惚れした。だが、叶わぬ恋だった。
2度目は現在乗っている車。もう10年も乗っているこの車を見る度、初めて見た時の気持ちが蘇えってくる。
長い人生の中で一目惚れをする機会などそうある訳ではない。
しかし、この歳になってまさか一目惚れをしてしまうとは思いも寄らなかった。

私がこの店の事を初めて知ったのはもう数年前の話になる。
「旅チャンネル」と言うCATVの番組で沼津のバーを紹介した事があった。
「日本百名居酒屋」という番組で有名な太田和彦氏が出演されている別番組、「バーのある街へ」で紹介していたのが今回、私が一目惚れをしたバー、梅邑である。

私がこのバーへ最初に訪れたのは昨年末。
ラーメンを通じて知り合った友人二人と初めて来店した。
屋号と大体の場所の記憶を頼りに店を探す。
通りに面した店ではなく、少し奥に入った場所に入り口があるので初めて行く場合は戸惑ってしまうかもしれない。
やっと見つけた店の看板に安堵し店内へ。するといきなり真っ暗な空間とらせん状の階段が現れた。

『これを上がるのかな?』

薄暗い階段を上がっていくと小さな空間にバーカウンターと少しばかりのテーブル席。
老人が一人、カウンターに座って静かにウィスキーのグラスを傾けている。
その相手をしているバーテンダーも歳の頃の同じくらいであろうか。

「いらっしゃい」

3人でハイカウンターに腰を下ろす。

「ジン・フィズをお願いできますか」

「はいよ。」

オーセンティックバーながら畏まった雰囲気を感じさせない接客。
初来店なのに何故か感じる事のないアウェー感。
包み込まれるような心落ち着くその所作に私はイチコロだった。

今回、やっと掲載許可を取るまでに至った梅邑Bar。
沼津市内でも三指に入る老舗のバーで知っている方も多いかと思います。
昭和51年創業と言うからかれこれ35年以上も経営されていると言う事で店内や調度品の数々も歴史の長さを感じます。

バックバーには多くのお酒が置かれていますが、特に上の方を見てみると今はあまり見なくなった様々なデザインの酒瓶が置かれています。
その中でも特に私の目を惹いたのがバランタインの酒瓶。
実はこの店の看板にもバランタインの文字が併記されています。
聞けば若い頃はバランタインがお好きだったようで当時は色々と集めたと聞いています。
そんな中から見せて頂いたのが当時、バランタインの輸入業者だった明治屋の創立90周年記念のボトル。
勿論、既に賞味期限切れで飲めないお酒も多いですが、ちょっとしたお酒の博物館のようで見ていて本当に飽きません。

店内にはレコード盤によるBGMが流れ、古き良き昭和の時代にタイムスリップしたかのよう。
レコード盤に針を置いた時の「チリチリチリ」と言う音さえ懐かしさを感じさせてくれます。
画面が映った姿を見た事のないブラウン管のテレビやダイヤル式の電話機も今となっては懐かしい。
また、店内に何気に飾られた絵画や版画、切り絵の類は著名な方の物が多く、三島市出身の増島豊治画伯やバーを題材にした切り絵で有名な故 成田一徹氏の作品等、一見の価値アリです。

メニュー表の類は用意がないのですが、バーテンダーにお任せすれば大丈夫。
歳は私の亡き父と変わらないと思いますが今でも現役で毎晩、お客様をお迎えしています。

人には時として過してきた人生を振り返りたい時がある。
そんな時にフラッと立ち寄り、ゆるりと流れる時間に身を任せてみたい時がある。

そんな一時を過すのにピッタリの場所がこう言う場所なのかもしれない。

  • カウンター

  • テーブル席

  • バックバー

  • ダイアル式の電話が老舗を感じさせる

  • 増島豊治画伯の絵画

  • この建物を見つけて、奥へ。

  • これが入り口です。

  • 店内

2013/03/29 更新

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