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私がBARを語るとしたら
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又八郎 (50代後半・男性・京都府)
この口コミは、又八郎さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数:4.0
2016/02 訪問
言葉をもって語るのは難しい……
好き嫌いの分かれる代表的なBAR、「京都サンボア」。「癒し」がもてはやされる昨今において、なお、変わらず保ち続ける「威厳」というべきか、「風格」というべきか。「躾け」とも言うべき、客に課される緊張感。寺町のこの小さな一角だけ、時の流れも避けて通ったかと思わせます。意図的に演出しようと思っても、あの雰囲気は作り出すことはできません。その点が、流行の町家BARとは異なるところです。その中で、よく磨かれたボトルとグラスが放つ輝き……「癒し」を求めて行くBARではないのでしょう。独特の雰囲気や接客に、拒絶反応を示してしまう客がいても不思議ではありません。「大人の隠れ家」「癒し」なんて生ぬるい言葉はここでは通用しない。「大人」になるために行くのだ……マスターは無駄に愛想は振りまかない。いや、はっきり言って愛想は悪い。それでも、丁寧にかけられる、「ごゆっくりどうぞ」「毎度ありがとうございます」といった言葉……モルト派の私ですが、こちらではジントニックやハイボールをいただきます。ベースのビーフィーター・ジンは冷凍庫でキンキンに冷えて……なんてことはなく。ハイボールは竹鶴12年で。どちらも、無造作に、いとも簡単に作られているように見えるのに、なぜこんなに美味いのでしょう?この、「竹鶴」のイメージが強すぎて、以前、京都の「サンボア」はどこもハイボールは竹鶴かのように書いてしまいましたが、「木屋町」は前回訪問時、たしかスーパーニッカでした。「祇園」はウィスキーを選べます。訂正しないままですみません。こちらのマスターにしても、木屋町のマスターにしても、営業しながら自らビールも飲む、煙草も吸う、っていうスタイルです。そういうところも、「癒し」を期待して来た客には、サンボア流・礼儀作法と合わせて強烈なインパクトとなるのかもしれません。しかし、むしろ、無用なのは携帯やスマホの光や音、カメラのシャッター音……先代が健在だった頃は、正直、私も小僧だったので、噂を聞くばかりでこちらを訪問する度胸はありませんでした。現在のマスターは、先代ほどは厳しくないらしく、自身でも、「今の若い人に言っても無理」とも言われてます。それでも、この、よき伝統、あるいは簡単に時代に流されない気骨ともいうべきものを、先代から薫陶を受けた常連客らがともに守ってゆこうとしているのを感じます。それを、外観、内装、品揃え、接客、客層、雰囲気……すべてに感じるので、ときに、「癒し」慣れしている現代人には、とても息苦しく、場違いな思いを抱かせることになります。一見客に厳しいと受け取られるのも無理のないことかもしれません。たしかに、記念に一度覘いてみるというタイプのBARではないでしょう。常連客たちは、先代から一人前と認めてもらうまで、叱られても叱られても通い続けたそうです。一人前と認められれば、逆にこんなに居心地の良い、癒される場はないとも言えます(ただし、その場合もマスターが別段愛想よくなるわけではない……)。そして私は、青二才の頃に先代に叱られておきたかった、などと思いながら、40歳を過ぎてから通い始めています……難しいと言いながら、けっこう語ってしまいました。
2016/03/13 更新
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好き嫌いの分かれる代表的なBAR、「京都サンボア」。
「癒し」がもてはやされる昨今において、なお、変わらず保ち続ける「威厳」というべきか、「風格」というべきか。
「躾け」とも言うべき、客に課される緊張感。
寺町のこの小さな一角だけ、時の流れも避けて通ったかと思わせます。
意図的に演出しようと思っても、あの雰囲気は作り出すことはできません。
その点が、流行の町家BARとは異なるところです。
その中で、よく磨かれたボトルとグラスが放つ輝き……
「癒し」を求めて行くBARではないのでしょう。
独特の雰囲気や接客に、拒絶反応を示してしまう客がいても不思議ではありません。
「大人の隠れ家」「癒し」なんて生ぬるい言葉はここでは通用しない。「大人」になるために行くのだ……
マスターは無駄に愛想は振りまかない。
いや、はっきり言って愛想は悪い。
それでも、丁寧にかけられる、「ごゆっくりどうぞ」「毎度ありがとうございます」といった言葉……
モルト派の私ですが、こちらではジントニックやハイボールをいただきます。
ベースのビーフィーター・ジンは冷凍庫でキンキンに冷えて……なんてことはなく。
ハイボールは竹鶴12年で。
どちらも、無造作に、いとも簡単に作られているように見えるのに、なぜこんなに美味いのでしょう?
この、「竹鶴」のイメージが強すぎて、以前、京都の「サンボア」はどこもハイボールは竹鶴かのように書いてしまいましたが、「木屋町」は前回訪問時、たしかスーパーニッカでした。「祇園」はウィスキーを選べます。訂正しないままですみません。
こちらのマスターにしても、木屋町のマスターにしても、営業しながら自らビールも飲む、煙草も吸う、っていうスタイルです。
そういうところも、「癒し」を期待して来た客には、サンボア流・礼儀作法と合わせて強烈なインパクトとなるのかもしれません。
しかし、むしろ、無用なのは携帯やスマホの光や音、カメラのシャッター音……
先代が健在だった頃は、正直、私も小僧だったので、噂を聞くばかりでこちらを訪問する度胸はありませんでした。
現在のマスターは、先代ほどは厳しくないらしく、自身でも、「今の若い人に言っても無理」とも言われてます。
それでも、この、よき伝統、あるいは簡単に時代に流されない気骨ともいうべきものを、先代から薫陶を受けた常連客らがともに守ってゆこうとしているのを感じます。
それを、外観、内装、品揃え、接客、客層、雰囲気……すべてに感じるので、ときに、「癒し」慣れしている現代人には、とても息苦しく、場違いな思いを抱かせることになります。一見客に厳しいと受け取られるのも無理のないことかもしれません。
たしかに、記念に一度覘いてみるというタイプのBARではないでしょう。
常連客たちは、先代から一人前と認めてもらうまで、叱られても叱られても通い続けたそうです。
一人前と認められれば、逆にこんなに居心地の良い、癒される場はないとも言えます(ただし、その場合もマスターが別段愛想よくなるわけではない……)。
そして私は、青二才の頃に先代に叱られておきたかった、などと思いながら、40歳を過ぎてから通い始めています……
難しいと言いながら、けっこう語ってしまいました。