『米倉』ごろ寝さんの日記

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ごろ寝のレストランガイド

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日記詳細

2014.5月再訪。7500円コース。
・先付   新緑豆腐。空豆を葛でよせた新緑豆腐の上に車海老が乗っている冷たい先付は
      暑かったこの日にはさっぱりと食べられる美味しい一品でした。
      空豆の味がしっかりする葛豆腐の食感は葛餅そのものでプルンプルンでした。
・八寸   今回もこちらの八寸は凄かった!!出てきた途端、歓声をあげたくなるような美しさ。
      サザエのエスカルゴ風、金目鯛のお鮨、湯葉のオランダ煮、トマトの酢漬け、イサキのあられ揚げ、
      稚鮎揚げ、ブドウの葉揚げ、むぎいか、水ナス、青のりしんじょう、イチボとかなり豪華な八寸。
      サザエのエスカルゴ風はまろやかな味わいでにんにくのきつさも感じず、しっかり和食の
      エスカルゴに仕上がっておりました。
      金目鯛のお鮨には生姜が添えられていたので酢飯と金目鯛の甘みにいいアクセントになりました。
      トマトの酢漬けや水ナスはたっぷりの水分をたたえていて初夏の味わい。
      イサキのあられ揚げもカリッと香ばしく揚がっていて身の柔らかさとの食感の違いを楽しめましたし、
      青のりしんじょうはふっくらふわふわ食感で大変美味しかったです。
      VIVA米倉八寸!(^^)!
・お椀   アイナメと若布のお椀。アイナメが美味しいお出汁に浸って美味しかったです。
・向付   おこぜ、いさきの炙り、アオリイカの3種類。お醤油と煎り酒で頂きます。
      おこぜは言わずもがな旨すぎますっ。程よい弾力があり一噛みごとに幸せを味わえます。
      皮目を炙ったイサキも香ばしい香りが口いっぱいに広がり、とても美味しかったです。
・焼き物  時鮭とクエのわけぎソース。眩しいほどの緑色のソースは分葱。
      特に時鮭との相性が良く身に塗りたくって食べたので食べ終えるとお皿はまっさら状態でした。
・酢の物  早いものでもう鱧です。梅とお酢の爽やかさが初夏を思わせる味わいでした。
・焚合   鯛の揚げ物、まこも茸、アスパラの焚き合せ。
      まこも茸のシャキシャキとした食感が耳にも心地よい、美味しいお出汁の焚き合せでした。
・食事   お蕎麦。相変わらず細切りのべっぴん蕎麦はお代りが欲しくなる程美味しいです。
・デザート フルーツのワイン寄せ、ザバイヨンソース。
      米倉さんお得意のザバイヨンソースはまろやかなやさしい甘さがたまりません。

まだ5月だというのに既にお節の予約はいっぱいだそうで根強い固定客を持つCP最高の和食店です。
来年移転予定ですが現時点では工事が遅れているそうで移転時期もずれ込むようです。
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2014. 3月再訪。7500円コース。
・八寸   余りの空腹に写真撮るのを忘れ気付いた時には半分程食べ散らかした後でした(^^ゞ
      相変らず嬉しくなるような前菜のお盆に生姜の効いた新もずく酢、蛍烏賊(私は鴨ロース)
      鯛の桜寿司、山うどの天麩羅、飯蛸柔らか煮、ハタのあられ揚げ、わけぎの鉄砲、
      三色団子のように串に刺さった海老とアボカドと筍しんじょうが春の喜びを運んでくれました。
      鯛の桜寿司は口の中に仄かな桜の香りの余韻が広がる素敵な味わい、ハタのあられ揚げは
      「さすがは米ちゃん!」と言いたくなる程美味しく安易な日本料理屋で出される物とは真逆の美味しさです。
      しんじょうはそれぞれの素材の味を堪能出来る優しくふわっとした食感で美味しかったです。
・お椀   サヨリの若筍椀は若布と筍とサヨリと春満喫の嬉しい一品で生のサヨリ好きの私には火を通しても
      こんなにも美味しい物か!としみじみ旨味を味わえるお椀でした。
・向付   平目薄造り自家製唐墨、赤むつ、ほうぼう。この赤むつがまぁ~美味しいこと!
      舌にねっとりとまとわりつく様な柔らかさでとにかく美味しかったですし自家製唐墨も程よい塩梅。
・温物   三浦産春キャベツの煮浸し。これ出すの勇気入るだろうな~と思いましたが米倉ファンだからOK!
・焼物   イチボと鰆の蕗味噌ソースは恐ろしいまでに美味しく鰆とよく合います。
      この蕗味噌は単体で舐めても美味しいので残った味噌を舐めまくりました。
      イチボには山葵とハワイの黒い岩塩も添えられていたので味噌と交互に楽しめます。
      鴨出汁で炊いた葱も甘く丁寧な仕事ぶりに驚かされるばかり。
・酢物   山菜と蛤の小鉢には蕗等の春の食材を優しくまろやかな酢の物に仕上げてあり酸味も控え目。
・焚合   まこ鰈と鴨肉ミンチ入りの新じゃが饅頭、、のらじゃんまという緑色の野菜が入った焚合わせは
      どの食材も少し甘い餡の中でちょうどいい味付けになっています。
      これでお料理が終わりかと思うと悲しくなります。
・食事   お蕎麦!これに関してはもう言葉もない程好き過ぎて汁も鰹がきていてパーフェクト!
・デザート くり豆とお抹茶。北海道産のくり豆はお猪口サイズの器で出され、それはまるで
      甘すぎない黒豆の様な味わいでした。デザートが和だったからか?米倉で初めてお抹茶を
      頂きましたがホッと和める嬉しい気遣いでした。
*来年移転予定でしたが少し早まるかもしれないとの事、その時には是非とも1番のりしたいものです。
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2014.2 再訪。7500円のコース。
・八寸   春らしい明るい彩りの八寸はもずく酢、蕪の葉と蕪の鰹節和え、鴨ロース、べったら寿司、
      人参しんじょう、ふきのとうの天麩羅、菜の花お浸し、浅利、飯蛸、手毬と盛りだくさん。
      相変らずこちらの八寸は目でも舌でも楽しめて、これだけで充実した気分になります。
      人参しんじょうはほのかな甘みがあって美味しかったです。
・御椀   蕪豆腐と焼き唐墨。
      淡泊な蕪豆腐と香ばしく焼いたカラスミが何とも言えず美味でした。
・向付   トラフグ、平目、鯛の3種類でしたが特に平目がネットリとした食感で美味しかったです。
・焼物1  海老の石焼き。これは自分好みに焼けるのでレア状態で頂くのが好きです。
      海老の甘味が濃厚で幸せになれる一品でした。
・焼物2  イチボと鱒の2種盛り。
      甘味全開の葱や湯葉が添えられていてバラエティ豊かなお皿でどこをつついても美味しい。
      大根おろしでサッパリと頂きました。
・蒸物   白菜餡かけ。少量のクリームソースで和えた白菜の上に餡かけが乗っていて体が温まる一品。
・焚合   丸大根と鯛の焚き合せは鯛の身がふっくらとしていて優しいお味でした。
・食事   本来ならお蕎麦ですが今回は炊き込みご飯をリクエストしていたので鶏肉、人参、油揚げの
      炊き込みご飯を頂きました。
      お蕎麦も絶品ですが炊き込みご飯も凄く美味しかったので全員お代わり頂きました。
      これならまた炊き込みご飯をリクエストしてみたいものです。
・デザート みかんゼリーのザバイヨンソース。
      こちらの洋風デザートが好きなのでリクエストしておいたのですが、やはりソースが
      美味しく皆満足して食事を終えました。
毎度の事ながらこちらのCPの良さには頭が下がる思いです。
最初から最後まで全て抜かりない美味しいお料理なので誰を呼んでも満足してもらえます。
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2013.12 再訪。
今回はクエ鍋とデザートの洋風ザバイヨンソースをリクエストしました。
クエ鍋をリクエストしたのにも関わらず、いつもの8千円弱のコースの中に取り入れてもらえました。
・先付   鯛と丸大根のふろふき。美味しいお出汁の中にほっこり柔らかい大根とふわふわとした鯛が
      少し甘いお味噌で頂くとホッと和む一品でした。先付から美味しいと嬉しくなります。
・八寸   紅葉の葉をあしらったお皿にはみぶなのお浸し、愛知の銀杏、イチボの幽庵焼き白七味、
      牡蠣の卵白揚げ、春菊の天麩羅、河豚中落ちのから揚げ、クエの手毬寿司、里芋と
      いつもの事ながら盛りだくさんのお料理が綺麗に盛り付けられておりました。
      河豚の衣の味がとても美味しく骨までしゃぶってしまいました。
      どれも美味しいのですが中でもイチボの甘い幽庵焼きにかかっていた白七味が非常に
      美味しく全体の味を引き締めていて、とても気に入りました。
・お椀   クエと豆乳胡麻豆腐、よめな、原木椎茸、人参と彩り豊かな美味しいお椀。
      豆乳胡麻豆腐は美味しいお出汁につかっているので単体で食べるとかなり豆乳の味が
      するものの、お出汁のおかげでまろやかな味わいでした。
・向付   河豚、メジマグロの昆布ジュレ、アオリイカ、カワハギの4種類。
      醤油、カワハギの肝、煎り酒の3種のつけだれでそれぞれ頂きます。
      メジマグロには昆布ジュレが乗っていたので何もつけず、そのまま頂きましたが
      この昆布ジュレが非常に美味しく大満足の一品でした。
      カワハギは当然肝で頂きましたが、これまた濃厚な肝と柔らかいカワハギの身が
      口の中で溶け合ってとても美味しかったです。
・焼物1  ボタン海老の石焼き。生でも頂けるボタン海老を自分好みの焼き加減で頂けるので
      表面だけサッと焼いて中はレア状態で頂きましたが、海老の甘味を存分に楽しめました。
・焼物2  鰆の西京漬けと若さ焼き、湯葉の付け焼き。鰆を2種類の味で楽しめる一皿。
      パサつきがちな鰆ですが、どちらも身がふっくらとしていてジューシーで美味しい。
・鍋    リクエストしていたクエ鍋はさすがにこのお値段なので身ではなくアラでしたが
      いい出汁が出てとても美味しかったです。
・食事   クエ雑炊。一旦鍋を引き取って美味しい雑炊を作ってくれました。
      アラ出汁がよ~く出ているので味わい深い雑炊でした。香の物もしっかり美味しい。
・デザート こちらもリクエストしておいた洋風デザートで苺の茶巾ゼリーに美味しいザバイヨン
      ソースがたっぷりかかった絶品のスイーツです。
      ここのザバイヨンソースが大好きなので次回もリクエストして出してもらう予定です。 
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2013.11 再訪。
今回は8千円弱のコースを頂きました。
・先付   鯛の信州揚げ。そば粉を用いた信州揚げが美味しいお出汁を吸って美味。
・飯蒸し  根三つ葉の飯蒸しには唐墨がたっぷりかかっていて塩気がきいていて美味しかったです。
・お椀   湯葉とあこうのお椀は上品なお出汁とあこうの身がしみじみ旨い。
・向付   かわはぎ、ふぐ、ブリの炙り昆布ジュレ、ホウボウ、あおりいかと何とも贅沢なお造り。
      肝醤油で頂くかわはぎは肝と身の旨味を同時に味わえる何とも言えぬ美味しさです。
      炙りブリは脂が乗っていて口に入れるととろけてしまう中トロのような口当たり。
・焼物1  ボタン海老の石焼きは自分好みの焼き具合に出来るので半生で頂きましたが
      海老の甘さがより際立って美味しかったです。
・焼物2  八寸のように盛り付けられた秋らしい焼き物のお皿にはかますの幽庵焼き、
      鰆の若狭焼き、帆立の揚げ物、フグのから揚げ、イチボが盛り付けられておりました。
      フグのから揚げは骨が多い物の身がふっくらとしていて上品な味わいでした。
・白和え  柿の白和えでしたがとてもすっきりした味わいでしつこくなく食べやすかったです。
・蒸し物  里芋饅頭の中には鴨のミンチが入っていてお腹の底から温まるお料理でした。
・食事   蕎麦と温うどん。一度おうどんも食べてみたかったので1つずつ頼みました。
      澄んだだし汁の中に稲庭うどんのように細めのおうどん。寒い時期にはいいですね。
・デザート 白胡麻と黒胡麻の葛よせ。
今回も沢山の美味しいお料理を堪能させてもらいました。 
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2013.10 再訪。
今回は1万円のコースを頂きました。
麦をあしらった前菜のお皿から月に見立てたお椀、鴨と鰆の二色の味噌ソース、
〆鯖にトンブリを乗せたお皿、松茸とイチボのすき焼き等少し遊び心のある
お料理の数々を堪能して来ました。
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2013.9 再訪。今回は都内に住んでる知人2人を呼び寄せて米倉ワールドを堪能して参りました。
    頂いたのは8千円弱のコース。
・前菜   お月見をイメージして美しく盛り付けられたお盆の上には車海老や
      枝豆を包み込んだお団子、サバの押し寿司、サンマ、南京、イチボ、
      蓮根等季節感たっぷりの見てるだけで涎が出そうなお料理が乗っていました。
      特に押し寿司には生姜も乗っていて鯖の脂のノリととても合っていて美味しかったです。
・お椀   鱧と松茸の土瓶蒸し。
      お出汁の味が物凄く濃厚で美味しくかぼすを絞るのが勿体ない位のお出汁でした。
・向付   あこう、しまあじ、地だこの3種類を梅と日本酒を混ぜた漬けだれで頂きましたが
      しまあじのねっとりとした柔らかい身が非常に美味しかったです。
      舌と上あごでとろけてしまうような柔らかさにうっとりします。
・焼物1  茄子の器にホタテや茄子、枝豆を入れて焼いた物が出て来ましたが
      これまたとても美味しい一皿でした。
      トロットロの茄子とホタテの和風グラタンといった感じのお料理でした。
・焼物2  今回リクエストしておいた子持ち鮎と松茸の揚げ物。
      蓼酢代わりの菊花酢も程よい酸味で好印象。
      子持ち鮎は太っちょに見えますが頭から尻尾まで丸ごと頂けます。
      これは塩加減もバッチリで本当に美味しかった!
      松茸の揚げ物も衣が変わっていて非常に軽やか。
・酢の物  緑酢と説明を受けた酢は胡瓜と土佐酢を和えた物。
      イカなどの上にかかっていて爽やかな味わいでした。
・蒸し物  鯛のパン粉揚げと鯛の蒸し物。
      美味しいお出汁をパンが吸ってとんでもなく美味しい蒸し物でした。
      下に隠れていた小松菜の食感も良く、お出汁を飲み干してしまいました。
・食事   お蕎麦。毎回楽しみのお蕎麦です。
      相変らず細く美しいお蕎麦で今回はお代わり分があるとの事なので
      すぐにお代わりを頂きました。
・デザート さつま芋の洋風デザート。
      これも甘さがちょうどいいクリームとお芋のモンブランチックなクリームが
      混ざり合って、とっても美味しいスイーツでした。
毎回毎回新鮮な驚きと味わいを楽しませてくれるので遠くから人を呼んでも安心して
ご主人に身を委ねられます。
ここは遠方からでもわざわざ訪れる価値のある一軒だと思います。  
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2013.7 再訪。
今回も目で口で楽しめる素晴らしいお料理の数々を堪能出来ました。
前菜のお皿には七夕の飾りが添えられていて稚鮎、えぼ鯛、新生姜おこわ、
スズキのパイ包み、茄子と牛肉の胡麻豆腐ダレ等バラエティ豊かな盛り合わせ。
どれも美味しいのですが特にえぼ鯛と牛肉のお皿は素晴らしかったです。
お椀は鯛そうめん。鯛の身がふっくらとして下に隠れていた枝豆豆腐も
美味しいお出汁がしみてホッとするお椀でした。
お造りは甘い帆立とコチの洗い。帆立の甘さがたまらなく美味しかったです。
鮑とジュンサイの酢の物は肉厚の鮑がとても柔らかく、ゼリーのようなジュンサイも
マイルドなお酢とあいまって暑い夏には嬉しい一皿でした。
胡瓜の蛇腹の歯ごたえが何とも楽しかったです♪
焼物はスズキの幽庵焼きとサゴチの若狭焼きにズッキーニの南蛮漬け、ズッキーニの土佐和え。
これまた美味しいお魚二品に添え物のズッキーニがどちらも旨いっ!
特に南蛮漬けは初めて食べましたがズッキーニとは思えぬほど美味でした。
そしてリクエストしておいたイチボには店のすぐ側で育てた茄子が添えられておりました。
この茄子も大変美味しくピリッと辛みのきいたおろしでサッパリと食べられます。
焼き茄子の香ばしさが後から後から追いかけてくる、とっても好みの味わいでした。
水茄子の浅漬けはサッパリとした味わいでお肉の後にちょうどいい口直しです。
車海老と冬瓜、南京白玉。南京白玉の中には白味噌で和えた帆立が入っていて
甘味があり、モチモチの白玉と白味噌の優しい甘さが口の中で溶け合って
とても美味しい一皿でした。車海老も甘くて川平慈英のように「クーッ」と言いたくなります。
〆は名物!?べっぴんそば。毎度の事ながら美味しいです。
デザートはとうもろこしのすり流し。
中には小豆の葛よせが入っていました。これまた美味しいデザートに大満足の昼餉でした。
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2013.04 久々の再訪です。
今回も7900円のコースをお願いしました。
相変らず胸躍る前菜のお皿には新緑の紅葉と共に幼鮎・ほうぼう・うどの天ぷら、
うどのきんぴら、車海老しんじょの揚げ物、いさきの手毬寿司、春野菜のお浸し等
9種類もの美味しいお料理が品よく盛り付けられておりました。
一見菜の花に見える野菜は白菜の花でした。
お椀は蒸し鮑のあんぺい、片栗の花でしたが蒸し鮑のしんじょには鮑が沢山
入っていて、これが柔らかくて美味しいこと!
お造りは鰈、車海老の湯引き、石鯛、初鰹の昆布のジュレがけをお醤油と
梅と日本酒をあわせた漬けダレで頂きました。
鰹に乗った昆布ジュレには味がしっかりついているのでお醤油なしでそのまま頂きました。
車海老の湯引きは甘味が濃厚で美味しかったぁ。
石鯛や鰈を合せダレで頂きましたがサッパリとした口当たりで美味。
焼物はイチボ、鱒の麹焼き、鰆の幽庵焼き、ズッキーニの麹漬け、苺の酢の物の盛り合わせ。
お肉もお魚も乗った贅沢なお皿にテンションが上がります。
葱ソースで頂いたイチボは噛む程に脂が染み出てくる美味しい柔らかいお肉でした。
お肉の合間に食べる苺の酢の物がやけに旨い!
鱒の麹焼きも鰆の幽庵焼きもそれぞれ違った味付けなので飽きる事無く
お魚料理を堪能出来ました。
蛍烏賊の酢の物に続いて新じゃが饅頭を頂きましたが、これまたとても美味しく
特に上に乗ったハタの身がふっくらとして最高に美味しかったです。
もちろん新じゃが饅頭もねっとりとしていいお味でした。
〆のお蕎麦は久々に口にするので思わずお代わりをしてしまいました。
お代わりせいろには「一枚目と同じじゃつまらないでしょう」とわさびの代わりに
大根おろしにわさびを混ぜた薬味で頂きましたがこれはさっぱりとしていいですね。
デザートは清美オレンジゼリーにザバイヨンソースをかけた洋風な物でとっても美味しかったです。
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二度目の再訪です。
前回は5千円台のコースを頂いたので今回は1つ上の7千円台のコース。
この価格でこれだけの食材を丁寧に料理して下さり、前回にも増して
こちらのお味にノックアウトされました。
もう気絶寸前です!
前菜の豪華なお皿の上に乗せられた揚げた麦。
麦の実がポップコーンになっていて素敵な一皿でした。
長くなるので詳細は省きますが、この味を堪能してしまったら
もう5千円台のコースには戻れなくなります(^^ゞ
米倉さん、素晴らしすぎでした☆
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7月のお昼に伺いました。
こちらのお店、2組しか受け付けてないので以前にも何度か予約の電話を
入れてはみたものの毎回満席で残念な思いをしてました。
今回は三度目の正直でようやく念願かなって予約出来ました!
店内はテーブル席が2つとカウンターのみ。
外観は完全に普通のお宅で、周囲の住宅と溶け込んでいるので
一瞬道を間違えたのでは!?と焦りました。
お料理は5250円のコースをお願いしました。
まずはじめにナスやふき、海老・イカ等の魚介類にお出汁のジュレが
かかっている冷たい一皿。
暑い夏でも冷たい出汁ジュレが胃を刺激してくれて食がすすむ一品でした。
八寸は夏野菜や稚鮎の揚げ物など賑やかにお皿を彩ってます。
なんて事はないかぼちゃが異常に美味しかったり、中でも鮭には
一同驚きました。
「これが鮭なの!?」と普段つましい食事しかしていない私たちには
ちょっとしたカルチャーショックを受けました(^^ゞ
何十年も生きてきたのに、鮭がこんなに美味しいとは初めての経験です。
お椀は鯛そうめん。
フタを開けた瞬間に全員で「うわぁ~♪」と嬉しい悲鳴をあげてしまいました。
ほんのりピンク色をした鯛とお豆腐とそうめん。
なんとも贅沢なお椀です。
わき役であるはずのお豆腐までメインにしてもおかしくないほど美味しくて、
こちらのご主人のこだわりを感じます。
お刺身はコチ等の白身魚。
普段あまり口にしない物ばかりでしたが身がしまっていてぷりぷりとした食感。
お好みで柚子こしょうを和えたポン酢でも頂けますので
お醤油との食べ比べも楽しかったです。
焼き物はイサキの幽庵焼き。
これがまたすこぶる美味しくて非常に気に入りました!
下世話な話、この幽庵焼きがあればご飯2膳はイケそうです。
それと添えられていた白菜のお漬物が本当に美味しかったです。
こちらのご主人、わき役にも全力投球しているので、お皿のどこを
つついても美味しい物にしか当たりません♪
カサゴのから揚げ(別注)
ふっくらした身をカラリとあげてあり、骨もバリバリとした歯ごたえに
味付けも抜群なので予約の際にオーダーしておいて正解でした。
桃とキュウリの酢の物。
桃が酢の物になるなんて意外でしたが、あまり熟れていない桃なので
歯ごたえもあり、しっかりとしたお料理になっていました。
甘いのにサッパリとしていて食べだすとクセになりそうな味です。
続いて鯛しんじょのお椀が運ばれて来ました。
大ぶりなしんじょに海苔が散りばめられてます。
ふわふわのしんじょと美味しいお出汁、このお出汁でお茶漬けや
おうどんにしても美味しいだろうな~等と思いながら全て飲み干しました。
そして〆の食事はお蕎麦。
こちらのお蕎麦、なんて美味しいんでしょう♪
ごくごく細くて白みがかったお蕎麦で、このお蕎麦だけでも食べに来たい位
すっかり虜になりました。
どんなにお腹が膨れていても、こんなに美味しいお蕎麦を残すのは罪です。
デザートはみかんゼリーのザバイヨンソース。
こちらは少し洋風で、濃厚なソースとゼリーの組み合わせが美味しかったです。
いやはや、大満足の昼餉でございました。
出てくるお料理がいちいち美味しくて参りました。
コースを通して全体的に美味しかったとゆーお店はたくさんありますが
このお店のコレが!とゆー料理があるお店を私はたくさんは知らないので
貴重な一軒です。
サービスはお弟子さんらしき人が給仕してくれるんですが若干たどたどしく
行き届かない面も多々あります。
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