1回
2011/11 訪問
感動すらおぼえるイタリアン
フォカッチャ
無農薬人参のムース ウニ添え
徳島産鱧のセモリナ粉フリット黒トリュフ風味
ホタテ貝とブロッコリーのスパゲティ プーリア風
伊勢海老のキタッラ サフラン風味のトマトソース
イタリア産フレッシュポルチーニ茸のタリアテッレ
岩中豚骨付きロースのロースト2人前
クリーミィティラミス
オレンジ風味のカタナーラ
パルマ産生ハムとこだわり野菜
鱧のフリット
白魚とポロネギのスパゲティ からすみ風味
北海道産ウニのトマトクリーム キタッラ
幼平目のロースト
大山鶏のオーブン焼きカチャトラ風
無農薬キウイとレモングラスジュレ ライチのジェラート
栗のムース ココナッツジェラート
2011/11/20 更新
11月再訪の写真をアップします。
前回のホタテとブロッコリーのプーリア風があまりにも美味しかったので
今回はそれに比べると普通な感じでしたが、鱧のフリットは相変わらず美味しく
メインの大山鶏のソースも素晴らしかったです。
冷前菜のこだわり野菜も10種類位の野菜を楽しめて、お皿をつつくのが
楽しかったし、デザートにサッパリ系の物があったのも嬉しかったなぁ。
予約は一か月前からしか受け付けなくなったそうなので週末の席を
確保するのがますます困難になりそうです。
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オープンしてちょうど一か月のこちらのお店、我が家からはだいぶ遠いですが
珍しく主人が行きたがったので10日前に予約してランチタイムに伺いました。
店内は全席カウンターとゆー造りで厨房に向かって3席ある他は全て外向き。
行きかう人を見下ろしながら食事が出来るので1人で来るにもいい造り。
外に向いてるカウンターの椅子もクッションが効いて座り心地がいいです。
席間もゆったりしているので2人で行くのがベストかと。
3人では距離がありすぎて会話しづらいと思います。
13時頃お店に入ると先客は1人のみ。
あらかじめ「混みあって来るとお出しするのが遅くなると思いますが・・・」と
断りがありましたが、2人だけでこの価格でやってるのだから仕方ありません。
「みなまで言ううな」ぐらいの気持ちで早速メニュー表とにらめっこ。
どれもこれも魅力的なお料理でコースを選ぶのすら葛藤します。
Aランチは冷菜・温菜・スパゲティ・お好みの手打ちパスタ・お好みのドルチェ・カフェの
構成で税込2500円。
BランチはAランチにお好みのメイン料理が付いて3900円。
選べる手打ちパスタもそれぞれ美味しそうなので選ぶだけで一苦労です。
せっかくなので3900円のメイン付きのランチコースをお願いしました。
まず最初にフォカッチャと短いグリッシーニが運ばれて来ました。
フォカッチャは常温ですが塩気が効いていてオイル多めで焼いてるのか?
周りがカリッとしています。
この日の冷菜は無農薬人参のムース、ウニ添え。
長野県産のトマトのジュレも添えられておりました。
滑らかな口当たりのムースと程よい酸味のトマトのジュレとウニが
口の中で幸せなハーモニーを奏でます♪
この辺りからお客さんが続々と来店して来たので、予告通りお料理が
提供されるまでに相当時間がかかりそうなので、ゆっくり飲んで待ち時間を
楽しみました。
次に運ばれて来た温菜は徳島県鱧のセモリナ粉フリット黒トリュフ風味。
厨房で調理してる最中から、いい香りが店内にプンプン広がってました。
カラッと揚がった鱧の身を覆い隠すように黒トリュフがかかっています。
ナイフを入れるとカリッといい音の次に中からぼわぁ~んと湯気が立ち
視覚と鼻孔が一気に刺激されます♪
ふっくらとした鱧の身が周囲のカリッとした食感とあいまって、おまけに
黒トリュフの香りが鼻から抜けるとゆー非常に贅沢な感覚に思わず
ため息が出ます。
ゆっくり食べようと思ってもついアツアツのうちに味わいたくてすぐに
お皿をあけてしまいました。
この日のスパゲティはホタテ貝とブロッコリーのスパゲティ プーリア風。
これ、最優秀賞あげたいぐらい美味しかったです!
一見そっけないオイル系?と思いきや、ホタテとブロッコリーのソースが
濃厚ですこぶる旨い!
初めてASOで魚介のスパゲティを食べた時以来の衝撃と感動です。
個人的な好みですが、この味には参りました。
ホタテもゴロゴロ入っていてセミドライトマトがいいアクセントになって
本当に美味しいスパゲティでした。
これはフルポーションで食べたい!!
手打ちパスタは伊勢海老のキタッラ・サフラン風味のトマトソースをチョイス。
弾力がありそうなキタッラの上には小ぶりな伊勢海老がドドーンと鎮座しておりました。
まさか昼からこの価格で伊勢海老を丸ごと頂けるとは何とも贅沢です。
美味しいトマトソースとプリッとした身のしまった伊勢海老。
美味しくないわけがありません。
キタッラの弾力も口に心地よく、パーフェクトなパスタです。
主人はイタリア産フレッシュポルチーニ茸のタリアテッレを選んだんですが
こちらはクリームソースが幅広のパスタとよく絡み、フレッシュならではの
ポルチーニの食感が楽しく、これまた美味しいパスタでした。
ここまでパーフェクト過ぎるお料理に「次いつ来る?」と相談しつつ
メインのお料理を待ちました。
メインは2名からオーダー可能の岩中豚骨付きロースのロースト。
2名分を一皿に盛り付けた豪快な豚肉ちゃん。
脂身には切れ目を入れて焼いているので、さながらイカのような脂身。
添え物はカリカリホクホクの美味しいじゃがいもです。
骨にまとわりついたお肉がたまらなく美味しい♪
最初こそナイフとフォークでせっせとお肉をそぎ落としておりましたが
後半は手づかみでそのままがぶりついてしまうほど骨周りのお肉が
ジューシーで病みつきになるお味でした。
もうね、ここまで二足歩行で来た自分が信じられないくらい野獣と化して
豚の大きな骨にむしゃぶりついてしまい、帰りはこんな自分にお似合いの
四足歩行で帰ろうと思いました(^^ゞ
食事のペースもゆっくりですし、相当お腹も膨れてはいたんですが
残すにはあまりにも惜しい一品だったので全部平らげました。
デザートはクリーミィティラミスを頂きましたが軽い食感で苦みも効いており
中にはアイスのような物も入っていて美味しいティラミスでした。
主人はオレンジ風味のカタナーラを選んだんですが、こちらも濃厚な
カタナーラをオレンジが程よく中和してとっても美味しい。
食後にコーヒーを頂き大満足なランチを終えて会計を済ませると
厨房にいた2人のシェフが笑顔で「お腹いっぱいになりましたか?」と
にこやかに問いかけてくれました。
お腹だけじゃなく心まですっかり満たされました~♪と言えば良かったと
後悔してますが、その時点では本当にお腹いっぱいで「はい」としか
答えられませんでした(^^ゞ
1つだけ、本当に1つだけ残念だったのはデザートにフルーツ系の軽い物が
なかったことです。
この日たまたまなのかもしれませんが40過ぎのしょぼくれ夫婦には
フルーツのコンポートやソルベ等、楽なデザートがあると更に有り難い。
とは言え、そんな事はマイナスポイントにもならないぐらい美味しいお料理なので
またお腹をすかせて伺います。
私事ではありますが、家から中目黒まで車で行くと高速&駐車場代だけで軽く5千円は超えます。
なので相当美味しくない限り、夫婦で都内までご飯目当てに行く事は滅多にないんですが
今回は主人も乗り気で「ここなら通って食べたい」と言うぐらいハマりました。
ここのお料理を食べなきゃ人生損してる!ぐらいの感動で本当に美味しかった!
値段も内容からすれば相当安いですし、日によって変わる料理も楽しみで
わざわざ行く価値のあるレストランでした。